JPH05242190A - 論理回路設計支援装置 - Google Patents

論理回路設計支援装置

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JPH05242190A
JPH05242190A JP4044587A JP4458792A JPH05242190A JP H05242190 A JPH05242190 A JP H05242190A JP 4044587 A JP4044587 A JP 4044587A JP 4458792 A JP4458792 A JP 4458792A JP H05242190 A JPH05242190 A JP H05242190A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 レジスタトランスファレベル(RTL)記述
を読み込み、解析し、データ転送先となる各回路要素ご
とに、データ転送元の回路要素とデータ転送条件を求め
る手段と、レジスタ更新条件及び参照条件を求める手段
の少なくとも1つを備えるRTL記述解析部1と、その
RTL記述解析部1から求められた情報から、RTL記
述中に陽に記述されていないドントケア情報を抽出する
RTLドントケア情報抽出部3と、そのRTLドントケ
ア情報抽出部3により求められたドントケア情報を用い
て論理回路を最適化する論理回路最適化部5とから構成
されている。 【効果】 最適化された論理回路の回路規模を縮小し、
高速にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジスタトランスファ
レベル(RTL)のハードウェア記述言語を用いて論理
回路設計を行なう論理回路設計支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のLSIの論理設計では、レジスタ
トランスファレベルのハードウェア記述言語で記述し、
論理合成システムによりゲートレベルの論理回路に自動
変換するという設計手法をとるのが一般的になりつつあ
る。論理合成に対して望まれるのは、設計期間の短縮以
外に、回路規模縮小、高速化などが期待される。このた
めに、従来から、論理回路の最適化技術の研究は活発に
行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の論理合成におけ
る最適化は、論理レベル(ゲートレベル)に変換された
後の最適化について議論される場合が多いが、このレベ
ルに変換された後では、情報が失われて最適化が十分で
きない場合がある。
【0004】RTL記述は、ある回路要素からある回路
要素へのデータ転送が、どのような条件で行なわれる
か、ということを基本にして記述される。一般に、論理
合成システムでは、1つの転送先に対して複数の回路要
素からデータ転送が起こり得る場合には、転送先の回路
要素の前にセレクタが挿入された回路が生成される。R
TL記述を記述どおりにゲートレベルの論理回路に変換
すると、生成されたセレクタのセレクト信号が冗長なも
のとなっていたり、本来無関係なはずの信号がこのセレ
クト信号の生成に使われている場合がある。
【0005】また、レジスタの更新条件についても同様
の問題がある。従来のようにRTL記述を記述どおりに
論理合成すると、レジスタの更新条件は、レジスタへデ
ータ転送が行なわれる条件と同一となる。このため、回
路規模が大きくなったり、速度の遅い回路が生成されて
しまう。しかし、必ずしも記述どおりに合成する必要が
なく、もっと小さく、速い回路とすることが可能な場合
がある。
【0006】このような回路が生成されても論理的動作
には全く問題ないが、回路規模、速度が重要な場合には
問題となる。RTL記述をそのままゲートレベルの論理
回路に変換すると冗長な回路が生成されるということ
は、RTL記述自体に論理回路へ変換するときの自由度
があるということである。すなわち、RTL記述を最適
化してから論理合成することが可能であるということで
ある。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めに、RTL記述をそのままゲートレベルの論理回路に
変換しないで、RTL記述に陽には記述されていない
が、論理回路へ変換する際に利用可能なドントケア情報
を抽出し、そのドントケア情報を用いて論理回路を最適
化することにより、回路規模の縮小及び高速化を達成す
ることができる論理回路設計支援装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、図1に示すように、RTL記述を読み込
み、解析し、データ転送先となる各回路要素ごとに、デ
ータ転送元の回路要素とデータ転送条件を求める手段
と、レジスタ更新条件及び参照条件を求める手段の少な
くとも1つを備えるRTL記述解析部1と、そのRTL
記述解析部1から求められた情報から、RTL記述中に
陽に記述されていないドントケア情報を抽出するRTL
ドントケア情報抽出部3と、そのRTLドントケア情報
抽出部3により求められたドントケア情報を用いて論理
回路を最適化する論理回路最適化部5とから構成されて
いる。
【0009】
【作用】上記構成により、この発明の作用を説明する。
【0010】データ転送に関するドントケア情報を利用
した最適化とレジスタ更新に関するドントケア情報を利
用した最適化とにわけて説明する。この2種類の最適化
は説明の都合上わけて説明するが、必ずしも別々に適用
されるわけではなく、1つの記述について両方を一緒に
適用することも可能である。
【0011】まず、データ転送に関するドントケア情報
を用いた最適化について説明する。RTL記述解析部1
により、RTL記述を読み込み、解析し、データ転送の
転送先となる回路要素に対して、転送元の回路要素と転
送条件を求める。
【0012】次に、RTL記述解析部1により求められ
た、データ転送に関する情報をもとに、RTLドントケ
ア情報抽出部3により、RTL記述中に陽に記述されて
いないドントケア情報を抽出する。このドントケア情報
としては、データ無転送時のドントケア情報とデータ転
送衝突時のドントケア情報の2種類があり、それぞれ以
下で述べるように抽出する。
【0013】まず、データ無転送時のドントケア情報の
抽出方式を説明する。データ転送先の回路要素をtと
し、tへのデータ転送条件をC1〜Cn(nは整数)と
する。ただし、C1〜Cnに対応する転送元の回路要素
はすべて異なるものとする。このとき、すべてのデータ
転送条件の論理和の否定、すなわち、 ^(C1|C2|…|Cn) (1) (|:論理和、^:論理否定) を計算し、これを1にするための条件を回路要素tへの
データ転送に関するドントケア情報とする。つまり、こ
の条件が成立するときはデータ無転送時であり、tへの
データ転送は、どの回路要素から転送されてもいいし、
何も転送されなくてもいいというように任意となる。
【0014】次に、データ転送衝突時のドントケア情報
の抽出方式について説明する。tへのデータ転送条件の
中の2個の全組み合わせについて、それぞれの論理積を
とり、そのすべての論理積の論理和を計算する。すなわ
ち、 C1&C2|…|C1&Cn|C2&C3| …|C2&Cn|…|Cn−1&Cn (2) (&:論理積) を計算し、これを1にするための条件を回路要素tへの
データ転送に関するドントケア情報とする。
【0015】最後に、論理回路最適化部5により、RT
L記述で記述された論理回路を、RTLドントケア情報
抽出部3により求められたドントケア情報をもとにして
最適化し、最適化された論理回路をRTL記述またはゲ
ートレベル記述として出力する。
【0016】次に、レジスタ更新に関するドントケア情
報を用いた最適化について説明する。
【0017】レジスタは回路要素の1つで、RTL記述
中でデータ転送が行なわれる場合にはそれ自身がもつデ
ータを入力端子に転送されたデータで更新し、データ転
送が行なわれない場合には自身がもつデータを保持す
る、という機能を持っている。まず、RTL記述解析部
1により、RTL記述を読み込み、解析し、各レジスタ
について、そのレジスタの更新条件及び参照条件を求め
る。更新条件とは、転送されてきたデータで自身のデー
タが更新されるときの条件であり、データ転送条件と一
致する。参照条件とは、自身が持つデータが転送される
ときの条件である。
【0018】次に、RTL記述解析部1により求められ
たレジスタの更新条件及び参照条件をもとに、RTLド
ントケア情報抽出部3により、RTL記述に陽に記述さ
れていないドントケア情報を抽出する。
【0019】そのために、まず、求められたレジスタの
更新条件及び参照条件をもとに、そのレジスタの更新/
参照に関する状態遷移図を作成する。図12に状態遷移
図の例を示す。円で1つの状態を表わし、円の中の2つ
の数値で2つのレジスタの値を表している。
【0020】また、状態間の矢印は状態間の遷移を表わ
している。例えば、10状態のときには、回路要素co
ndが1であれば11状態へ遷移し、condが0であ
れば01状態に遷移することを表す。各状態では、その
状態で対象となるレジスタが更新されるかどうか
(W)、参照されるかどうか(R)の情報を持つ。その
状態でレジスタが更新される場合は更新状態W、レジス
タが参照される場合は参照状態Rと呼ぶことにする。
【0021】さらに、すべての状態について以下の処理
を行なう。ある状態から到達可能なすべての参照状態R
について、その参照状態Rへ遷移するのに更新状態Wを
必ず経由する場合、その状態をそのレジスタの更新のド
ントケア条件とする。このような状態をレジスタの更新
のドントケア条件とすることが可能なのは、その状態で
保持されているレジスタの内容は参照されることが無い
ことが保証されるので、レジスタを更新するか否かは任
意であるためである。
【0022】ここで述べたレジスタの更新のドントケア
条件となる状態を求める処理方式の具体例として図14
に示すような方式がある。図14の処理を行なった後、
集合Dに含まれている状態が、求めるドントケア条件と
なる。
【0023】最後に、RTLドントケア情報抽出部3に
より、求められたドントケア情報を用いて、論理回路最
適化部5でRTL記述で記述された論理回路を最適化
し、最適化された論理回路をRTL記述またはゲートレ
ベル記述として出力する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を説明する。
【0025】図1で示したように、この発明はRTL記
述解析部1、RTLドントケア情報抽出部3、論理回路
最適化部5からなる。
【0026】RTL記述解析部1は、設計対象となる論
理回路が記述されているRTL記述を読み込み、解析
し、データ転送の転送先となる回路要素ごとのデータ転
送に関する情報、レジスタごとのレジスタ更新に関する
情報の少なくとも1つを求める。データ転送に関する情
報とは、転送元と転送条件の対である。レジスタ更新に
関する情報とは、レジスタが更新される条件および参照
される条件である。
【0027】RTLドントケア情報抽出部3は、RTL
記述解析部1で求められたデータ転送に関する情報また
はレジスタ更新に関する情報をもとに、RTL記述中で
陽に記述されていないドントケア情報を抽出する。
【0028】論理回路最適化部5は、ゲートレベルの論
理回路とそれに付随するドントケア情報をもとに論理回
路の最適化を行なう。
【0029】ここで、例として用いるRTL記述につい
て説明しておく。ここでの記述は、表面上はプログラミ
ング言語であるC言語に似せてあるが、C言語のように
記述順に上から順次実行されるわけではなく、基本的に
は、すべてのステートメントは同時並列に実行され、1
クロックサイクルに1回実行される。ただし、実行に関
しては、if文を用いることにより、実行条件を制御す
ることができる。if文は、C言語と同様に、 のような構成になっており、if文内の条件が1になっ
たときにはthen実行部のすべてのステートメントが
同時並列に実行され、0になったときはelse実行部
が同時並列に実行される。
【0030】データ転送は、 転送先 = 転送元; または、 転送先 :=転送元; のように記述される。
【0031】:=はレジスタへの転送の場合に用い、転
送と同時に、レジスタが更新されることも意味してい
る。レジスタへ転送されたデータは、再びデータ転送さ
れるまでは保持されている。また、レジスタのデータは
転送されたサイクルの次のサイクル以降で参照可能とな
る。一方、=は、レジスタ以外の回路要素への転送を表
わしており、転送された値は転送されたクロックサイク
ルでしか保持されておらず、そのときしか参照できな
い。
【0032】まず、図2に示すRTL記述の例を用い
て、データ転送の際の最適化を具体的に説明する。
【0033】この記述は、回路要素a,b,cの値によ
って回路要素tへのデータ転送が次のように行なわれる
ことを意味する。
【0034】(1)a&bが1かつcが1の場合、d1
がtへ転送される。
【0035】(2)a&bが1かつcが0の場合、d2
がtへ転送される。
【0036】(3)それ以外の場合は、tへのデータ転
送は行なわれない。
【0037】まず、RTL記述解析部1で回路要素tに
関するデータ転送情報を求めると、図3のようになる。
【0038】この情報をこのままゲートレベルの論理回
路に変換すると、図4のような論理回路が得られる。す
なわち、転送先の回路要素tの前にセレクタが生成さ
れ、セレクタのセレクト入力信号は、2つの転送条件a
&b&c、a&b&^cとなる。
【0039】RTLドントケア情報抽出部3において2
つのデータ転送条件の論理和の否定(データ無転送時の
条件)を計算すると、 ^(a&b&c|a&b&^c)=^(a&b) となる。この結果が1、すなわち、a&bを0とするた
めの条件が、回路要素tへのデータ転送に関するドント
ケア情報となる。
【0040】このことから、計算されたドントケア情報
を用いて論理回路最適化部5で論理最適化を行なうと、
図5のような回路が得られる。図4の回路と比べて、セ
レクタのセレクト信号が簡単になり、セレクト動作が速
くなり、回路規模も減少していることがわかる。
【0041】なお、データ転送衝突時のドントケア条件
は、 (a&b&c)&(a&b&^c)=0 となるので、データ転送衝突時のドントケア情報はな
い。
【0042】次に、図6に示すRTL記述の例を用い
て、もう1つのデータ転送の際の最適化を具体的に説明
する。
【0043】この記述は、回路要素a,bの値によっ
て、回路要素tへのデータ転送は次のように行なわれる
ことを意味している。
【0044】 (1)aが1のとき、data1がtへ転送される。
【0045】 (2)bが1のとき、data2がtへ転送される。
【0046】 (3)それ以外は、tへのデータ転送は行われない。
【0047】RTL記述解析部1においてtへのデータ
転送に関する転送元の回路要素と転送条件を求めると、
図7に示すような情報が得られる。この情報をもとにゲ
ートレベルの論理回路に変換すると、図8のような回路
となる。
【0048】図7のtへのデータ転送に関する情報をも
とに、RTLドントケア情報抽出部3でデータ転送衝突
時のドントケア条件を求める。すなわち、 a&b となり、これを1とするための条件(a=b=1)が回
路要素tへのデータ転送衝突時のドントケア条件とな
る。但し、見かけ上衝突が起こっていても、実際に正し
くエラー検証が行われていれば、ドントケア条件として
もよいものとする。さらに、データ無転送時のドントケ
ア条件を求める。すなわち、 ^(a|b) となり、これを1とするための条件(a=b=0)が回
路要素tへのデータ無転送時のドントケア条件となる。
これらのドントケア条件を考慮すれば、a,bが(1,
1)、(0,0)のときは、tへのデータ転送は任意と
いうことになる。求められたドントケア情報を利用し
て、論理回路最適化部5でゲートレベルの論理回路に変
換すると、図9のようになる。この図から分かるよう
に、aの値のみをセレクト信号とすれば良いことにな
る。
【0049】図8にくらべると、回路要素bの値がセレ
クト動作と無関係になっていることがわかる。したがっ
て、回路要素bまでの信号伝搬が遅い場合、図8では存
在する遅いパス自体が無くなることになり、速度向上が
達成される。また、回路要素bが不要となれば、回路規
模も小さくなる。以上のことから、回路規模、スピード
のいずれの点からも図9の方が優れていることがわか
る。
【0050】次に、図10に示すRTL記述の例を用い
てレジスタ更新の際の最適化を説明する。
【0051】この記述は、パイプライン動作を表してい
る。stage1,stage2は、パイプライン動作
を制御するレジスタで、回路要素condの値によって
変化する。stage1が1のときには、パイプライン
の第1ステージの動作、すなわち、reg0のデータを
reg1に転送する(reg0が参照される)という動
作が行なわれる。stage2が1のときには、パイプ
ラインの第2ステージの動作、すなわち、reg1のデ
ータをreg2に転送する(reg1が参照される。)
という動作が行なわれる。
【0052】このRTL記述をそのままゲートレベルの
論理回路に変換すると、図11のような回路となる。各
レジスタは、データ入力端子としてIN、データ出力端
子としてOUT、イネーブル端子としてENをもってい
る。イネーブル端子ENが1のときには、そのレジスタ
の内容は、データ入力端子INに入力されたデータに更
新され、ENが0の時には、そのレジスタの内容は更新
されずに保持される。他にクロック入力端子をもってい
るがここでは省略している。
【0053】このRTL記述中のドントケア情報を抽出
するために、まず、RTL記述解析部1でレジスタre
g1の更新/参照に関する状態遷移図を作成すると図1
2のようになる。同図において、円の中の左側の数値が
stage1の状態、右側の数値がstage2の状態
である。
【0054】次に、RTLドントケア情報抽出部3によ
ってこの状態遷移図上で、レジスタを更新するか否かが
任意である状態(更新ドントケア状態)を見つける。そ
のために図14のフローチャートにしたがって処理する
と次のようになる。
【0055】まず、ステップS1〜S3で、 D={00,01,11,10} R={01,11} S={10,11} となる。次にステップS4で、 D=D−S={00,01} となる。ステップS5で、Sに含まれる状態はすべて更
新状態Wなので、 S={} となる。Sが空集合となったので、ステップS6の終了
判定で終了と判定される。この結果、集合Dに含まれる
00,01状態がレジスタ更新するか否かが任意である
状態(更新ドントケア状態)となる。このドントケア情
報を用いて論理回路最適化部5において最適化を行なう
と図13の回路が得られる。これは、10,11状態が
更新状態で、00,01状態が更新ドントケア状態とな
ったために、すべての状態でreg1を更新することが
できるためである。但し、図13においては、reg2
についてもreg1と同様の結果が得られたものとして
いる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明では、従来有効に
利用されていなかったレジスタトランスファレベル記述
に陽に記述されていないドントケア情報を用いて最適化
するようにした。これにより、回路規模の縮小及び高速
化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図。
【図2】RTL記述の一例。
【図3】図2の記述から求められたデータ転送に関する
情報。
【図4】図2の記述をそのまま変換して得られた論理回
路。
【図5】図2の記述を本発明で最適化して得られた論理
回路。
【図6】RTL記述の一例。
【図7】図6の記述から求められたデータ転送に関する
情報。
【図8】図6の記述をそのまま変換して得られた論理回
路。
【図9】図6の記述を本発明で最適化して得られた論理
回路。
【図10】RTL記述の一例。
【図11】図10の記述をそのまま変換して得られた論
理回路。
【図12】図10で示した回路要素reg1の更新/参
照に関する状態遷移図。
【図13】図10の記述を本発明で最適化して得られた
論理回路。
【図14】レジスタ更新に関するドントケア情報を求め
るためのフローチャート。
【符号の説明】
1 RTL記述解析部 3 RTLドントケア情報抽出部 5 論理回路最適化部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジスタトランスファレベルのハードウ
    ェア記述を読み込み、解析し、データ転送先となる各回
    路要素ごとに、データ転送元の回路要素とデータ転送条
    件を求める手段と、各レジスタごとにレジスタの更新条
    件及び参照条件を求める手段の、少なくとも1つを備え
    るレジスタトランスファレベル記述解析手段と、 そのレジスタトランスファレベル記述解析手段から求め
    られた情報から、レジスタトランスファレベル記述中に
    陽に記述されていないドントケア情報を抽出するレジス
    タトランスファレベルドントケア情報抽出手段と、 そのレジスタトランスファレベルドントケア情報抽出手
    段により求められたドントケア情報を用いて論理回路を
    最適化する、論理回路最適化手段とを備えることを特徴
    とする論理回路設計支援装置。
  2. 【請求項2】 前記レジスタトランスファレベルドント
    ケア情報抽出手段は、 前記レジスタトランスファレベル記述解析手段によって
    求められたデータ転送条件の論理和の否定が1になる場
    合をその回路要素のドントケア条件とする手段と、 レジスタトランスファレベル記述解析手段によって求め
    られたすべてのデータ転送条件の対について論理積を計
    算し、その論理積のすべての論理和が1になる場合をそ
    の回路要素への転送のドントケア条件とする手段と、 レジスタトランスファレベル記述解析手段によって求め
    られたレジスタごとの更新条件及び参照条件をもとに、 ある状態から到達可能なすべての参照状態について、そ
    の参照状態へ遷移するのに更新状態を必ず経由する場
    合、その状態をそのレジスタの更新のドントケア条件と
    する手段の、 少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1に記
    載された論理回路設計支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020021318A (ko) * 2000-09-14 2002-03-20 가나이 쓰토무 논리회로의 설계방법, 논리회로의 설계지원 시스템, 및컴퓨터 판독 가능한 기록매체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020021318A (ko) * 2000-09-14 2002-03-20 가나이 쓰토무 논리회로의 설계방법, 논리회로의 설계지원 시스템, 및컴퓨터 판독 가능한 기록매체

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