JPH09311882A - 論理回路検証支援装置 - Google Patents

論理回路検証支援装置

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JPH09311882A
JPH09311882A JP8128312A JP12831296A JPH09311882A JP H09311882 A JPH09311882 A JP H09311882A JP 8128312 A JP8128312 A JP 8128312A JP 12831296 A JP12831296 A JP 12831296A JP H09311882 A JPH09311882 A JP H09311882A
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logic
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JP8128312A
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Naohiro Kobayashi
直弘 小林
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RTL HDL記述の論理検証対象部分の抽
出・最適化を図り、シミュレーション処理速度の高速化
を実現する。 【解決手段】 手段(a)により、RTL HDL記述
を解析して論理変換処理とレジスタ生成処理とを行い、
RTL HDL記述をネットリストに変換する。手段
(b−1)により、論理回路の観測点と入力点の内で定
数に固定化する入力点とを指定する。その後、手段(b
−2,3)により参照及び伝搬関係トレースを行って、
回路規模の小型化を行う。更に手段(b−4)により、
残留したレジスタの内で観測希望ではないレジスタを移
動・統合して更に最適化を実行する。その後、手段(b
−5)により冗長論理の最適化を行った上で、手段
(c)により最適化されたネットリストをRTLのHD
L記述に再変換すると共に、最適化に応じてシミュレー
ションパターンの修正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、論理回路の設計
において、特にHDL記述の論理検証対象部分を抽出す
るための論理回路検証支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】設計した論理回路記述全体の中で、ある
一部分を論理検証したい場合に、回路全体をそのままの
規模で処理すると、論理シミュレータの実行時間の長大
化を招き、また規模が限界を越えた場合には実行不能に
陥る場合がある。そのような事態を回避することを目的
とした従来技術としては、例えば特開平4−11536
5号公報に開示された「部分回路切り出し論理シミュレ
ーション方式」があり、そこにおいては、設計者が論理
検証したい部分回路だけを抽出し、論理シミュレータが
扱うべき回路規模を小型化することによってシミュレー
ション処理速度を高速にする方式が提案されている。
【0003】次に、その従来の方式について説明する。
例えば、図10に示すような運用フローにおいて、部分
回路を抽出する手順を述べる。
【0004】(1)まず、観測点指定手段5Pにより、設
計者が観測点を指定するが、これが部分回路の出力ポー
トとなる。
【0005】(2)次に、挿入パターン入力点指定手段6
Pにより挿入パターン入力点を指定するが、これが部分
回路の新たな入力ポートとなる。
【0006】(3)そして、部分回路切り出し手段7Pに
より、観測点から入力方向へ論理接続を遡り、外部入力
端子または挿入パターン入力点までの範囲を検証対象と
して切り出す(参照関係トレース)。
【0007】(4)さらに、冗長論理削除手段8Pにより
冗長論理を削除し、得られた論理回路(ネットリスト)
がシミュレータの入力となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来の方式においては、HDL記述で記述されたR
TLの論理回路記述に対しては直接適用することができ
ないという問題点がある。
【0009】また、上記従来の方式では、冗長論理削除
手段によって冗長論理の削除処理を行ってはいるが、こ
れだけでは処理速度の高速化を図るには十分でなく、そ
れ以上に高速化を図るための更なる手段が提案されてい
ないという問題点がある。
【0010】本発明は、かかる事情に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは、HDL記述を中心
として対象回路形態の拡大化を図りつつ、抽出した論理
検証対象回路の最適化を一層進めてシミュレーション処
理速度のより一層の高速化を実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の論理回路
検証支援装置は、(a)ハードウエア記述言語で記述さ
れたレジスタトランスファレベルの論理回路記述を解析
し、論理式への論理変換処理とレジスタ生成処理とを行
うことにより前記レジスタトランスファレベルの論理回
路記述をネットリストに変換する手段と、(b)前記ネ
ットリストより論理検証対象部分のみを観測情報データ
に基づき抽出し、且つシミュレーション処理速度を高速
化するための回路最適化処理を行うことにより、最適化
されたネットリストを生成する手段と、(c)前記最適
化されたネットリストを前記ハードウエア記述言語で記
述された前記レジスタトランスファレベルの論理回路記
述に再変換する手段とを備えたものである。
【0012】請求項2記載の論理回路検証支援装置で
は、請求項1記載の論理回路検証支援装置において、前
記手段(b)が、論理回路の観測点と入力点の内で定数
に固定化する入力点とを、前記観測情報データとして指
定する観測対象・固定化入力指定手段と、前記観測点か
ら前記入力点の全てに向けて前記論理回路をバックトレ
ースすることにより、前記論理回路の内で必要な部分の
みを抽出する参照関係トレース手段と、前記参照関係ト
レース後に、前記固定化する入力点から前記観測点に向
けて前記論理回路を伝搬することにより、前記参照関係
トレース手段により抽出された部分の内で必要な部分の
みを再抽出する伝搬関係トレース手段とを備えるように
したものである。
【0013】請求項3記載の論理回路検証支援装置で
は、請求項2記載の論理回路検証支援装置において、前
記手段(b)は、前記伝搬関係トレース手段による再抽
出によって残留したレジスタの内、観測希望ではない前
記レジスタを移動・統合することにより抽出回路の最適
化を行うレジスタ移動手段を更に備えている。
【0014】請求項4記載の論理回路検証支援装置で
は、請求項1記載の論理回路検証支援装置において、前
記手段(b)は、論理回路の観測点と入力点の内で定数
に固定化する入力点とを共に指定しないという前記観測
情報データに応じて、前記論理回路に含まれるレジスタ
の内で観測希望ではない前記レジスタを移動・統合する
ことにより、前記最適化されたネットリストを生成する
最適化手段を備えている。
【0015】請求項5記載の論理回路検証支援装置は、
ネットリスト中に含まれるレジスタの内で観測希望では
ない前記レジスタを移動・統合することにより前記ネッ
トリストを最適化するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
(1)ハードウェア記述言語(以下、HDL記述と称す)
で記述されたレジスタトランスファレベル(以下、RT
Lと称す)の論理回路記述の適用に関して、この発明で
は、従来の回路最適化処理の前後に、それぞれ、RTL
のHDL記述の論理変換・レジスタ生成(ネットリスト
生成)処理と、最適化されたネットリストのRTLのH
DL記述への再変換処理とを施すことにより、RTLの
HDL記述の論理検証対象部分の抽出・最適化処理を可
能としている。
【0017】(2)また、この発明では、HDL記述であ
るか否かに係わりなく、回路最適化処理においてレジス
タの移動に関するレジスタ数削除処理を施すことによ
り、いかなる回路形態をも対象可能として対象回路形態
の拡大化を図りつつ、更なるシミュレーション処理速度
の高速化を図っている。
【0018】以下では、上記技術的思想の具体的な実施
の形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は、論理回路検証支
援装置1と入力装置2とを示すブロック図であり、本図
は後述する実施の形態2,3においても共有される。
【0020】同図において、入力装置2はマウスやキー
ボード等より成り、この入力装置2を用いて、回路設計
者は、後述する各種の観測情報データやHDL記述デー
タ等を上記装置1の記憶部(図示せず)に格納してファ
イルする。
【0021】図2は、図1の論理回路検証支援装置1を
構成する各機能手段およびその入力、出力データを示す
ブロック図であると共に、本装置1における各処理手順
を示す図をも兼ねている。
【0022】本装置1は、大別して、記憶手段(F1〜
F5)と、(a)論理変換・レジスタ生成手段と、
(b)回路最適化処理手段と、(c)再変換手段と、
(d)シミュレーションパターン修正手段とに大別され
る。この内、記憶手段F1〜F3は、それぞれ、図1の
入力装置2によって回路設計者より予めファイルされ
た、RTL−HDL記述データ,既存のシミュレーショ
ンパターンデータ,新規観測点用期待値パターンデータ
を格納している。他の手段は、次の通りである。
【0023】(a).論理変換・レジスタ生成手段 同手段(a)は、RTLのHDL記述を記憶手段F1よ
り入力し、構文解釈を行ない(解析)、HDL記述特有
の構文(if文、case文など)を論理式に論理変換処理す
る。また、同手段(a)は、記述中のクロック信号、イ
ネーブル信号等のデータを認識して、レジスタ(フリッ
プフロップ等の記憶素子)を生成して、HDL記述デー
タを回路(ネットリスト)データに変換する。
【0024】(b).回路最適化処理手段 本手段(b)は、ネットリストより論理検証対象部分の
みを観測情報データに基づき抽出し、且つシミュレーシ
ョン処理速度を高速化するための回路最適化処理を行う
ことにより、最適化されたネットリストを生成する手段
である。具体的には、以下の部分から成る。
【0025】(b−1).観測対象・固定化入力指定手
段 同手段(b)は、設計者が入力装置を介して本装置1へ
入力した指令(観測情報データ)に応じて、当該観測情
報データが与える、設計者が観測を希望するレジスタ
/出力ポートと、固定する入力ポートの定数値を、既
存のシミュレーションパターン(F2)から取得する。
【0026】(b−2).参照関係トレース手段 同手段(b−2)は、ネットリスト(論理回路)中にお
いて、手段(b−1)が取得したデータが与える、観測
を希望するレジスタ/出力ポートから、データの参照関
係を入力方向にバックトレースしていき、トレースされ
なかったレジスタや組合せ回路部を不活性部分として削
除する。
【0027】(b−3).伝搬関係トレース手段 同手段(b−3)は、更に、手段(b−1)の取得デー
タが与える、定数化された入力ポートの値を出力方向に
(観測を希望する出力ポートに向けて)伝搬(フォワー
ドトレース)させていき、値が固定されたレジスタや組
合せ回路部を不活性部分として削除する。これにより、
抽出すべき対象回路の回路規模が、上記2つのトレース
を経ることで、より小型化される。
【0028】(b−4).レジスタ移動手段 同手段(b−4)は、以上のトレース処理でなお残留し
たレジスタの内、観測希望ではないレジスタにおいて、
移動・統合により抽出回路の規模がより一層簡単になる
ようなレジスタをサーチし、当該サーチに応じてレジス
タの移動・統合化を行うことで回路の変換処理を行な
う。これにより、ネットリスト中のレジスタ数が格段に
低減され、回路のより一層の最適化を図ることができ
る。
【0029】(b−5).冗長論理の最適化 同手段(b−5)は、手段(b−4)による変換処理後
において残留した回路の組合せ回路部分において、冗長
論理の最適化を行ない、回路を更に簡単化する。
【0030】(c).RTLのHDL記述への変換(再
変換)手段 同手段(c)は、以上の処理で最適化された回路(ネッ
トリスト)データを、RTLのHDL記述に変換する。
その際、回路中の組合せ論理に関しては、論理式に変換
し、レジスタ(フリップフロップ等の記憶素子)に関し
ては、クロック信号、イネーブル信号等をHDLの構文
(if文、クロック待ちの記述等)に反映させて変換す
る。
【0031】(d).シミュレーションパターンの修正
処理手段 上述した回路変換処理により、入出力ポート数、出力ポ
ート数が変化(減少)するため、それに合わせて既存の
シミュレーションパターン内の入力パターン、期待値パ
ターンを修正する必要がある。そして、観測希望のレジ
スタが新たな出力ポートになる。そこで、同手段(d)
は、変換後の回路中の入力ポートに対応して入力パター
ンを修正すると共に、上記観測希望のレジスタに対する
期待値パターンデータを記憶手段F3より読み出して、
それを既存の期待値パターンデータと統合することによ
り、変換後の回路に応じた新たな期待値パターンデータ
を生成し、これを記憶手段F5に格納する。なお、レジ
スタの移動により変換されたレジスタの初期値は、それ
に関わる元のレジスタの初期値から算出する。
【0032】この後、変換された回路の記述データとシ
ミュレーションパターンデータとをそれぞれ記憶部F
4,F5から読み出して、これらのデータ用いてシミュ
レーション処理を行なう。
【0033】以上のように、本実施の形態1によれば、
次の利点が得られる。
【0034】手段(a)、(b)及び(c)を用いた
ことにより、RTLのHDL記述においても論理検証対
象部分を最適化して抽出することができる。
【0035】特に手段(b−3)を設けたことによ
り、より多くの不活性部分を削除して回路規模の一層の
小型化を図ることが可能となり、以てシミュレーション
処理速度の一層の高速化に寄与することができる。
【0036】更に手段(b−4)を設けているので、
レジスタ数を最適・最小化することができ、より一層の
シミュレーション速度の高速化を図ることができる。
【0037】(実施の形態2)本実施の形態2は、図2
に示した処理により抽出回路の最適化を実施する具体的
な1例に関する。以下、図2を基にして図3〜図6を説
明する。
【0038】図3の(a)は、記憶手段F1より手段
(a)に入力されるRTL−HDL記述を示している。
又、図3の(b)は、記憶手段F2に格納された既存の
シミュレーションパターンデータを示しており、その一
例として、初期値、入力パタン、期待値の各データを示
している。このようなHDL記述の回路に対して、入力
ポートbの値を0に固定し、且つレジスタR1のみを観
測対象とする場合の、論理検証対象部分の最適化過程
を、以下に説明する。
【0039】まず、手段(a)の論理変換・レジスタ生
成処理により、図4に示すような回路(ネットリスト)
が生成される。
【0040】次に、手段(b−1)が、設計者の入力に
応じて、観測対象をレジスタR1とし且つ固定化入力ポ
ートをbとする指定を行って、当該入力ポートbの値を
既存のシミュレーションパターンから採取する。その
後、手段(b−2)の参照関係トレース処理により、観
測対象であるレジスタR1から出発する入力方向へのト
レース処理が行なわれ、トレースされなかった部分が削
除される。ここでは、図4中の部分4が削除される。さ
らに、手段(b−3)の伝搬関係トレース処理により、
0値に固定された入力ポートbの値が出力方向にトレー
スされて、最適化できる部分を削除していく。ここで
は、図4の部分3が最適化可能部分(常に不等号が成立
するため)であるため、削除される。その結果が、図5
に示す回路(ネットリスト)である。尚、この場合に
は、手段(b−4),(b−5)を特に行う必要もない
ので、両手段の処理は行われていない。従って、より複
雑な回路例の場合には、手段(b−4),(b−5)の
処理を必要とする場合もある。
【0041】最後に、図3に示す最適化されたネットリ
スト(データ)を手段(c)によりRTL−HDL記述
に変換(再変換)し、同時に手段(d)により既存のシ
ミュレーションパターンも修正する。つまり、0値に固
定化された入力パタンb用の入力パタンと、観測対象で
はなくなった出力ポートy用の入力パタンを削除し、新
たに観測点として加わったレジスタR1用の期待値パタ
ンを、図示しない新規観測点用期待値パタンと結合す
る。
【0042】以上の処理の後、最適化されたRTL−H
DL記述と修正されたシミュレーションパターンとを用
いて、シミュレーション処理を行なう。
【0043】これにより、実施の形態1で述べた効果が
本実施の形態2においても同様に得られる。
【0044】(実施の形態3)本実施の形態3も、実施
の形態1の一応用例に関しており、特に、図2のレジス
タ移動手段(b−4)(最適化手段)による最適化の1
例である。以下、図2に基づき、図7〜図9を説明す
る。
【0045】図7は、記憶手段F1内の入力HDL記述
データを示している。図2の手段(a)がなす処理、即
ち、RTL−HDL記述から図8(a)に示す回路(ネ
ットリスト)を生成する過程は、前述の通りである。
【0046】ここでは、観測希望の変更はなし、つまり
観測は既存の出力ポートyのみとし、入力ポートの値は
どれも固定化しない、とするケースを扱う。そこで、設
計者は、そのような情報を観測情報データとして本装置
1へ入力する。これにより、手段(b−1),(b−
2),(b−3)は機能しない。従って、手段(b−
4)が最初に起動する。これにより、観測希望ではない
レジスタについては、次のようなレジスタの移動によ
り、レジスタの統合を図り、回路を最適化することがで
きる。すなわち、レジスタR1,R2,R3の3つのレ
ジスタを、図8(b)のレジスタR5の1つに結合する
ことができ、また、レジスタR3,R4の2つのレジス
タを図8(b)のレジスタyに統合することができる。
以上の処理により、図8(a)ではレジスタ数4であっ
た回路(ネットリスト)が、図8(b)ではレジスタ数
2の回路に最適化される。
【0047】以上の処理の後、実施の形態1の場合と同
様に、最適化されたRTL−HDL記述とシミュレーシ
ョンパターンとを用いてシミュレーション処理を行な
う。
【0048】上述の通り、観測希望の出力ポートを既存
HDL記述の出力全てに指定すると共に、全ての入力ポ
ートの値を固定化しない場合においても、図2に示した
運用フローを何ら変更することなく、既存HDL記述全
体について、レジスタの移動処理、および冗長論理最適
化処理によるシミュレーション処理速度の高速化を図る
ことができる。
【0049】(実施の形態3の応用例)実施の形態3で
はRTLのHDL記述に対してレジスタ移動処理を行う
ものであったが、それ以外の記述に対して同処理を行っ
て回路の最適化(高速処理化)を行うこともできる。例
えば、前述の従来技術(特開平4−115365号)に
おいて、参照関係トレース処理の後に上記レジスタ移動
処理を行うことにより、より一層の高速処理化及び対象
回路形態の拡大化を図ることが可能となる。
【0050】(まとめ)以上のように、本発明によれ
ば、HDL記述で記述されたRTLの論理回路記述に対
しても、設計者が論理検証したい部分回路だけを抽出
し、しかも論理シミュレータが扱うべき回路規模を小型
化することによって処理速度を高速にする方式を直接運
用することができる。しかも、論理回路の最適化処理に
おいて、2種類のトレース処理を施したり、レジスタの
移動に関する変換処理を施すことによって、回路の最適
化によるシミュレーション処理速度の高速化をより一層
に図ることができる。又、上記レジスタ移動処理は、H
DL記述以外に対しても実行可能であり、このレジスタ
移動処理を用いた最適化処理により、処理速度の高速化
可能な対象回路形態を拡大することができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、RTLの
HDL記述に対しても、論理検証対象部分の抽出・回路
論理最適化処理を確実に達成することができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、参照関係ト
レース処理に引き続いて伝搬関係トレース処理を行うの
で、より多くの不活性部分を削除可能として抽出回路の
最適化を更に進めることが可能となる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、レジスタの
移動・統合処理の追加により、シミュレーション処理速
度を更に高速化することができる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、観測希望の
出力ポートを既存のHDL記述の出力全てに指定し且つ
既存のHDL記述の全ての入力ポートの値を固定化しな
いときにおいても、レジスタの移動・統合処理を施すこ
とにより、シミュレーション処理速度を高速化すること
ができる。
【0055】請求項5記載の発明によれば、レジスタの
移動・統合処理によりネットリスト中のレジスタ数を最
適な数に設定することができるので、対象回路形態の如
何に拘らず、論理回路の最適化によりシミュレーション
処理速度の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る論理回路検証支援装置と外部
との入力装置とを示すブロック図である。
【図2】 この発明に係る論理回路検証支援装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】 入力したHDL記述とシミュレーションパタ
ーンとを示す図である。
【図4】 論理変換・レジスタ生成処理後のネットリス
トを模式的に示す図である。
【図5】 最適化されたネットリストを模式的に示す図
である。
【図6】 変換されたHDL記述とシミュレーションパ
ターンとを示す図である。
【図7】 入力したHDL記述を示す図である。
【図8】 論理変換・レジスタ生成処理後のネットリス
トと最適化されたネットリストを模式的に示す図であ
る。
【図9】 変換されたHDL記述を示す図である。
【図10】 従来技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 論理回路検証支援装置、2 入力装置、(a) 論
理変換・レジスタ生成処理手段、(b) 論理回路最適
化手段、(c) 再変換手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ハードウエア記述言語で記述され
    たレジスタトランスファレベルの論理回路記述を解析
    し、論理式への論理変換処理とレジスタ生成処理とを行
    うことにより前記レジスタトランスファレベルの論理回
    路記述をネットリストに変換する手段と、 (b)前記ネットリストより論理検証対象部分のみを観
    測情報データに基づき抽出し、且つシミュレーション処
    理速度を高速化するための回路最適化処理を行うことに
    より、最適化されたネットリストを生成する手段と、 (c)前記最適化されたネットリストを前記ハードウエ
    ア記述言語で記述された前記レジスタトランスファレベ
    ルの論理回路記述に再変換する手段とを、備える論理回
    路検証支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の論理回路検証支援装置に
    おいて、 前記手段(b)は、 論理回路の観測点と入力点の内で定数に固定化する入力
    点とを、前記観測情報データとして指定する観測対象・
    固定化入力指定手段と、 前記観測点から前記入力点の全てに向けて前記論理回路
    をバックトレースすることにより、前記論理回路の内で
    必要な部分のみを抽出する参照関係トレース手段と、 前記参照関係トレース後に、前記固定化する入力点から
    前記観測点に向けて前記論理回路を伝搬することによ
    り、前記参照関係トレース手段により抽出された部分の
    内で必要な部分のみを再抽出する伝搬関係トレース手段
    とを、備える論理回路検証支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の論理回路検証支援装置に
    おいて、 前記手段(b)は、 前記伝搬関係トレース手段による再抽出によって残留し
    たレジスタの内、観測希望ではない前記レジスタを移動
    ・統合することにより抽出回路の最適化を行うレジスタ
    移動手段を、更に備える論理回路検証支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の論理回路検証支援装置に
    おいて、 前記手段(b)は、 論理回路の観測点と入力点の内で定数に固定化する入力
    点とを共に指定しないという前記観測情報データに応じ
    て、前記論理回路に含まれるレジスタの内で観測希望で
    はない前記レジスタを移動・統合することにより、前記
    最適化されたネットリストを生成する最適化手段を、備
    える論理回路検証支援装置。
  5. 【請求項5】 ネットリスト中に含まれるレジスタの内
    で観測希望ではない前記レジスタを移動・統合すること
    により前記ネットリストを最適化する、論理回路検証支
    援装置。
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