JPH0524161U - 半田鏝 - Google Patents

半田鏝

Info

Publication number
JPH0524161U
JPH0524161U JP7197391U JP7197391U JPH0524161U JP H0524161 U JPH0524161 U JP H0524161U JP 7197391 U JP7197391 U JP 7197391U JP 7197391 U JP7197391 U JP 7197391U JP H0524161 U JPH0524161 U JP H0524161U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
soldering
iron
heating
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7197391U
Other languages
English (en)
Inventor
藤 清 勝 佐
森 康 裕 小
道 泰 夫 北
川 秀 一 石
井 幸 則 永
保 拡 一 久
Original Assignee
日本電信電話株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電信電話株式会社 filed Critical 日本電信電話株式会社
Priority to JP7197391U priority Critical patent/JPH0524161U/ja
Publication of JPH0524161U publication Critical patent/JPH0524161U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接近した2箇所の半田付け処理部を1本の半
田鏝により同時に加熱することができる半田鏝を提供す
ること。 【構成】 主加熱鏝先の側面から枝分岐した熱伝導性の
良い金属材料からなる副加熱鏝先を有してなることを特
徴とする半田鏝。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、同軸コード用端子の中心導体と外部導体のそれぞれの端子固定の ように、接近した2箇所がそれぞれ半田付けされるときに、この2箇所の半田付 け部を同時に加熱することができる半田鏝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電話中継用回線などの配線工事のような電気配線工事において、同軸コ ードからなる電線の端末を端子電極に固定するようなときには、端子電極に半田 付け処理することが行われる。 従来のこのような半田付け処理に使用される半田鏝は、ヒータにより加熱され る一本の鏝先を有するものであり、一度に1箇所を加熱するものである。したが って2箇所の半田付け処理を同時に行うことはその構造上できないので、2箇所 以上を半田付け処理する場合は順次処理して行くことが行われる。
【0003】 電話中継用回線などの同軸コードは中心導体(チップ導体)と外部導体(アー ス導体)とから構成されるため、この同軸コードの各導体の端末を離隔した端子 電極に半田付け処理が行われている。例えば、図6に示されているように、従来 は同軸コード1の中心導体2と外部導体3の端末において、それぞれ同軸コード 用端子盤4の電極5と電極6とに半田付け処理され、固定されている。この半田 付け固定された同軸コード1を撤去する必要が生じた場合は、同軸コード1の端 末の両方の電極5および電極6の半田付け部を加熱してはんだを熔融して同軸コ ード1と各電極とを離隔することになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
非常に接近した位置での2箇所の半田付け部を加熱するのに、使用する半田鏝 は2本必要となり、そのため、2名の作業者が半田鏝7および8を1本づつそれ ぞれ手に持って図の矢印で示すように前記中心導体2と電極5の半田付け部およ び外部導体3と電極6の半田付け部に押付けて加熱しなければならなかった。 そして、通常電話線工事のような同軸コードの撤去作業を高所で行うような場 合には、脚立の上に2名の作業者が登って半田鏝を1本づつ手に持って作業を行 なうことになるので狭い場所で危険であるうえに作業能率が悪いという問題点が あった。 この考案は、前記従来の問題点を解決するもので、一人の作業者で簡単に同軸 コードの撤去作業ができる半田鏝を提供するものである。 この考案は、電話中継回線などの同軸コードの中心導体と外部導体の各端子固 定のように、接近した2箇所の半田付け処理部を1本の半田鏝により同時に加熱 することができる半田鏝を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は前記課題を解決するために、主加熱鏝先の側面から枝分岐した、熱 伝導性の良い金属材料からなる副加熱鏝先を有してなる半田鏝を構成したもので あり、また、ガス加熱式半田鏝において、ガスバーナーの先端部の側面から枝分 岐した熱伝導性の良い金属材料からなる副加熱鏝先を有してなるガス加熱式半田 鏝を構成したものである。 さらにまた、ガス加熱式半田鏝において、ガスバーナーの先端部から電気絶縁 体により分岐支持されてガス火炎の先端位置に設けられた熱伝導性の良い金属材 料からなる主加熱鏝先と、ガスバーナーの先端部の側面から枝分岐した熱伝導性 の良い金属材料からなる副加熱鏝先とを有してなるガス加熱式半田鏝を構成した ものである。
【0006】
【作用】
この考案の半田鏝によれば、半田鏝の先端部分に主加熱鏝先と、この主加熱鏝 先の側面から枝分岐した副加熱鏝先との2つの鏝先を配置しているので、同時に 2箇所の半田付け処理部をそれぞれの鏝先で加熱することができるものである。
【0007】
【実施例】 図1はこの考案にかかる半田鏝の第1の実施例の側面図であり、電話中継回線 などの同軸コード1の中心導体2と外部導体3の端末がメイングループ用端子盤 に接続固定している場合に使用せられるもので、内部に設けた電熱線などで加熱 される先端の加熱部分の主加熱鏝先9の側面部から枝分岐した熱伝導性の良い金 属材料からなる副加熱鏝先10を、その先端が主加熱鏝先9と平行になるように 形成し、両者を一体に構成してある。このように前記副加熱鏝先10は熱伝導性 の良い材料で主加熱鏝先9と一体に構成しているから前記電熱線などの加熱によ る熱量を良好に副加熱鏝先10に熱伝導される。なお、前記副加熱鏝先10の分 岐する位置は先端に近いほど両鏝先の温度差を生じないから好ましいが、作業性 などから、主加熱鏝先9の先端から10〜20mm位の場所から分岐して副加熱 鏝先10を設けるのが好ましい。
【0008】 図2はこの考案半田鏝の第2の実施例の側面図であり、同軸コード1の端末を スーパーグループ用端子盤に接続固定している場合に適用するのに好ましい実施 例である。この実施例によれば主加熱鏝先9の側面部から枝分岐した熱伝導性の 良い材料からなる副加熱鏝先11が、その先端11aがスーパーグループ用端子 盤の取付電極相互の距離と各形状に応じて主加熱鏝先9に接近するように曲げら れて両者が一体に構成されている。さきの第1の実施例と同様に前記副加熱鏝先 11は主加熱鏝先9からの熱伝導により加熱される。
【0009】 図3はこの考案半田鏝の第3の実施例の側面図であり、ガスバーナーを利用し たガス加熱式半田鏝の実施例で、ガスの噴出口であるバーナー12の先端部12 aの側面から、熱伝導性の良い金属材料からなる副加熱鏝先13を延設してなり 、その副加熱鏝先13の先端はガス火炎14と平行して設けられている。前記副 加熱鏝先13はバーナー12の先端12aから同質材料で形成して直接延設して 設けてもよいが、先端12aの周面に熱伝導性の良好な金属材料を巻廻して先端 を延長して構成してもよい。この副加熱鏝先13はバーナー12の熱伝導または ガス火炎からの輻射熱により加熱される。従って、ガス炎先による半田付け処理 部の加熱と前記副加熱鏝先13により加熱してはんだを熔融して同軸コード1を 同軸コード用端子盤4から剥離することが簡単にできる。
【0010】 図4はこの考案の第4の実施例の側面図であり、前記第3の実施例と同じガス 加熱式半田鏝で、バーナー12の先端部12aの側面から枝分岐した熱伝導性の 良い金属材料からなる副加熱鏝先15とは別に、前記バーナー12の先端部12 aの側面から電気絶縁体17を介在して先端部分で、ガス火炎の炎先の位置に熱 伝導性の良い金属材料からなる主加熱鏝先16が設けられているものである。こ の主加熱鏝先16が電気絶縁性物質を介在してあるから電気的障害を防止するこ とができる。こうして、前記副加熱鏝先15と主加熱鏝先16とによって同時に 2箇所を加熱することができるものである。 この実施例は、半田付けの固定部を撤去作業をする同軸コードが電話回線とし て使用中であるときなどの場合の、この同軸コードの中心導体と外部導体とを電 気的にショートさせてはならない場合の同軸コード撤去作業のときに使用するの に適しているものである。 この第3および第4の実施例のようなガス加熱式半田鏝の場合、ガスの炎先に よる裸火の危険を回避するために、バーナー先端には保護用金網18を設けても よい。
【0011】 次に同軸コード用端子盤4の電極5および電極6に半田付け固定された同軸コ ードを本考案の半田鏝によって撤去する場合の態様につき説明する。 図5は同軸コード用端子盤4の各電極5、6に半田付け固定された中心導体2 と外部導体3を持つ同軸コードが接続された態様を示す斜視図である。同軸コー ド1の中心導体2と外部導体3は、それぞれ同軸コード用端子盤4の電極5、6 に半田付け固定されている。この同軸コード1を撤去するには中心導体2と電極 5の半田付け部と、外部導体3と電極6の半田付け部を同時に剥離しなければな らない。そこで、この考案半田鏝を用い、その主加熱鏝先9を外部導体3と電極 6の半田付け部へ当てがうと同時に、副加熱鏝先10を中心導体2と電極5との 半田付け部へ当てがうことにより、両半田付け部を同時に加熱してハンダを溶か して外すことができるものである。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案は半田鏝の主加熱鏝先の側面から熱伝導性の良 い材料からなる副加熱鏝先を枝分岐したから、両鏝先により、同時に2箇所の半 田付け部を加熱することができるので、同軸コードの端子の中心導体と外部導体 の両半田付け部を一本のこの考案の半田鏝により同時に溶かして外すことができ るものである。 したがって、脚立を使うような高所における同軸コードの撤去作業もこの考案 の半田鏝を用いて一人で作業ができるから、安全且つ能率的に行うことができる ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例の側面図である。
【図2】この考案の第2の実施例の側面図である。
【図3】この考案の第3の実施例の側面図である。
【図4】この考案の第4の実施例の側面図である。
【図5】この考案の第1の実施例により同軸コードを撤
去する態様の概略斜視図である。
【図6】従来の半田鏝により同軸コードを撤去する態様
の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 同軸コード 2 中心導体 3 外部導体 4 同軸コード用端子盤 5 電極 6 電極 7 半田鏝 8 半田鏝 9 主加熱鏝先 10 副加熱鏝先 11 副加熱鏝先 12 バーナー 13 副加熱鏝先 14 火炎 15 副加熱鏝先 16 主加熱鏝先 17 電気絶縁体 18 保護用金網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石 川 秀 一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 永 井 幸 則 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 久 保 拡 一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主加熱鏝先の側面から枝分岐した、熱伝
    導性の良い金属材料からなる副加熱鏝先を有してなるこ
    とを特徴とする半田鏝。
  2. 【請求項2】 ガスバーナーの先端部の側面から枝分岐
    した熱伝導性の良い金属材料からなる副加熱鏝先を有し
    てなることを特徴とするガス加熱式半田鏝。
  3. 【請求項3】 ガスバーナーの先端部から電気絶縁体に
    より分岐支持されてガス火炎の先端位置に設けられた熱
    伝導性の良い金属材料からなる主加熱鏝先と、ガスバー
    ナーの先端部の側面から枝分岐した熱伝導性の良い金属
    材料からなる副加熱鏝先とを有してなることを特徴とす
    るガス加熱式半田鏝。
JP7197391U 1991-09-09 1991-09-09 半田鏝 Pending JPH0524161U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7197391U JPH0524161U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 半田鏝

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7197391U JPH0524161U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 半田鏝

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0524161U true JPH0524161U (ja) 1993-03-30

Family

ID=13475920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7197391U Pending JPH0524161U (ja) 1991-09-09 1991-09-09 半田鏝

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0524161U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52128930A (en) * 1976-04-23 1977-10-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Application of adhesives onto perforated plate

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52128930A (en) * 1976-04-23 1977-10-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Application of adhesives onto perforated plate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2759161A (en) Electrical connector and method
BRPI0710711A2 (pt) painel de vidro possuindo pelo menos um elemento funcional elétrico,e método de produzir uma conexão terminal elétrica para um elemento funcional elétrico em um painel de vidro
KR0145070B1 (ko) 전기적 도체접속 및 밀봉수단
TW200921068A (en) Temperature sensor with lead wires
JPH09130125A (ja) アンテナウィンドウ用多重接点
JPH02192875A (ja) 接合装置および接合方法
JPH1041021A (ja) 高速伝送線のシールド終端装置
JPH02199786A (ja) 電気ターミナル及びこれを使用する電気コネクタの製造方法
JPH11509030A (ja) 同軸ケーブル用終端構造
JP2720596B2 (ja) 定着用加熱体、定着装置および画像形成装置
JPH03127472A (ja) 電線接続方法
JPH0524161U (ja) 半田鏝
JP6941731B2 (ja) 電気デバイス用の撚り線コネクタ及び撚り線コネクタの製造方法
US11909152B2 (en) Electrical device with terminal region and method for producing a terminal region
US3126619A (en) E brent
JP4759689B2 (ja) 可撓導体の製造方法および圧縮形銅管端子の製造方法
US10328512B2 (en) Method for manufacturing an effective electric contact point at the end of an electrical line
JP3783272B2 (ja) 温度ヒューズの製造方法
CS209706B1 (cs) Zařízení pro spojování předmětů, zejména elektrických vodičů
JPH0918135A (ja) ワイヤ接続ツールとアダプタ
JP2539414Y2 (ja) アーク加工装置用電力ケーブル
EP0852077A1 (en) Method of interconnecting electroconductive wires by means of hard soldering
SU659302A1 (ru) Электрический па льник
JPS6127193Y2 (ja)
JPH0660745A (ja) フラットケーブルの製造方法