JPH05240U - エナメル撚線製造装置 - Google Patents

エナメル撚線製造装置

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JPH05240U
JPH05240U JP5559391U JP5559391U JPH05240U JP H05240 U JPH05240 U JP H05240U JP 5559391 U JP5559391 U JP 5559391U JP 5559391 U JP5559391 U JP 5559391U JP H05240 U JPH05240 U JP H05240U
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traverse
enamel
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pulley
take
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JP5559391U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のエナメル線製造ラインにおける焼付炉
に直結可能なエナメル撚線製造装置を提供することによ
り、エナメル撚線の製造を1工程化し、製造コストの低
減を図る。 【構成】 基台8上に旋回台10を鉛直軸線回りに旋回
自在に支持し、旋回台10上にトラバースプーリ軸16
と巻取軸17とを上下二段に水平かつ平行に配置して片
持支持し、前記トラバースプーリ軸16にトラバースプ
ーリ19をトラバース機構20により軸方向に往復可能
に設けるとともに、巻取軸17に巻取ボビン24を着脱
自在に固設し、旋回台10の旋回軸線上でトラバースプ
ーリ軸16の上方に入口ガイドプーリ26を配置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エナメル撚線製造装置に関し、更に詳しくはエナメル線製造工程と エナメル撚線製造工程とを一工程化したエナメル撚線製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エナメル撚線を製造する場合には、次のような方法が一般に採用さ れている。すなわち、複数個の供給ボビンから焼鈍炉に複数本の導線を並行して 繰り出し、焼鈍炉で焼鈍して軟導線とした後焼付炉に送る。 焼付炉では、各導線上にエナメルワニスを塗布して焼き付け、エナメルワニス が所定厚さになるまでエナメルワニスの塗布・焼付を複数回繰り返す。製造した エナメル線は、いったん巻取機の複数個のボビンに巻き取る。
【0003】 然る後に、これらのボビンを繰出機に取り付け、各ボビンからエナメル線を繰 り出して、それらの張力をテンション調整装置により一定にしながら撚線機に供 給する。撚線機では、巻取ボビンを取り付けたフライヤが水平方向の旋回軸線回 りに所定の旋回速度をもって旋回しており、供給される複数本のエナメル線をノ ズルに通して集合した後、フライヤの旋回により撚りをかけてエナメル撚線とし 、引取キャプスタンを介して巻取ボビンに巻き取っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の方法では、いったんエナメル線を製造した後、別工程でエ ナメル撚線を製造するため、加工工数が増加してコストが高くなるという問題が あった。 本考案は、このような従来の問題点に鑑みなされたものであって、エナメル線 製造工程とエナメル撚線製造工程とを1工程にすることができるエナメル撚線製 造装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のエナメル撚線製造装置は、基台上に旋回 台を鉛直軸線回りに旋回自在に支持し、該旋回台上にトラバースプーリ軸と巻取 軸とを上下二段に水平かつ平行に配置して片持支持し、前記トラバースプーリ軸 にトラバースプーリをトラバース機構により軸方向に往復可能に設けるとともに 、前記巻取軸に巻取ボビンを着脱自在に固設し、前記旋回台の旋回軸線上でトラ バースプーリ軸の上方に入口ガイドプーリを配置したものである。
【0006】
【作用】
上記構成のエナメル撚線製造装置においては、焼付炉で製造した複数本のエナ メル線を直接入口ガイドプーリで集合し、トラバースプーリを経由して巻取ボビ ンに巻き付ける。この操作は、トラバースプーリ軸及び巻取軸を水平に片持支持 しているので、両軸の自由端側から容易に行なうことができる。 この状態でトラバースプーリをトラバース機構によりトラバースプーリ軸上を 往復させるとともに巻取軸を回転させた後、旋回台を旋回させる。入口ガイドプ ーリで集合した複数本のエナメル線は、入口ガイドプーリとトラバースプーリと の間で旋回台の旋回により撚りをかけられてエナメル撚線になる。 トラバースプーリは、エナメル撚線を巻取軸の軸方向に往復させながら巻取ボ ビンに供給し、巻取ボビンはこのエナメル撚線を螺旋状に偏巻きのないように巻 き取っていく。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。 図3は、本考案を利用したエナメル撚線製造ラインの全体構成を示している。 このエナメル撚線製造ラインは、3本撚りのエナメル撚線を製造するもので、導 線供給装置1、焼鈍炉2、焼付炉3及び本考案のエナメル撚線製造装置4から構 成されている。
【0008】 導線供給装置1は3個の供給ボビン5を備え、焼鈍炉2には3本の加熱パイプ 6が炉内を貫通し、焼付炉3にはワニス塗布装置7が布設されている。
【0009】 また、本考案のエナメル撚線製造装置4は、図1及び図2に示すように、基台 8上に推力軸受9を介して旋回台10を水平に旋回自在に支持している。旋回台 10の下面には、旋回台10を旋回させる鉛直軸11を突設し、その軸端をベル ト伝動機構12を介して旋回モータ13に接続している。14は集電用スリップ リング、15は釣合錘である。
【0010】 また、旋回台10上には、トラバースプーリ軸16と巻取軸17とを上下二段 に水平かつ平行に配置し、これら両軸16、17を旋回台10の上面に立設した 支柱18により片持支持している。トラバースプーリ軸16には、トラバースプ ーリ19をトラバース機構20により軸方向に往復可能に設けてある。このトラ バース機構20は、支柱18に回動自在に片持支持されたねじ棒21に雌ねじ部 材22を螺合させてなり、ねじ棒21の支持端がトラバースモータ23に接続さ れるとともに、雌ねじ部材22がその二又部によりトラバースプーリ19の側面 を挟持している。
【0011】 他方、巻取軸17には巻取ボビン24を着脱自在に固設してあり、軸端が巻取 モータ25に接続されている。さらに、旋回台10の鉛直軸11の軸線延長上で トラバースプーリ軸16の上方に入口ガイドプーリ26を配置するとともに、入 口ガイドプーリ26の側方に屑取ボビン27を配置している。屑取ボビン27は 屑取モータ28に接続されている。29は安全カバーで、装置全体を被包してい る。
【0012】 次に、上記構成のエナメル撚線製造ラインの操業について説明する。 導線供給装置1は、各供給ボビン5に巻き取った線径0.25mmの3本の導線 30を焼鈍炉2に繰り出す。焼鈍炉2は、各導線30を加熱パイプ6内で焼鈍し て軟導線とした後焼付炉3に送る。焼付炉3は、ワニス塗布装置7で3本の導線 30にポリエステルイミドワニスを塗布した後焼付炉3で50m/分の速度で焼 き付け、この塗布・焼付を7回繰り返して被膜厚さが19μmのポリエステルイ ミドエナメル線31を得る。
【0013】 続いて、これら3本のエナメル線31をエナメル撚線製造装置4に送り、入口 ガイドプーリ26で集合していったん屑取ボビン27に巻き取る。然る後に、3 本のエナメル線31を走行状態で集合したまま屑取ボビン27から切り離し、ト ラバースプーリ19を経由して巻取ボビン24に巻き付ける。この操作は、トラ バースプーリ軸16及び巻取軸17の自由端側から容易に行なうことができる。 この状態でトラバースモータ23及び巻取モータ25を起動し、安全カバー29 を閉じてから旋回モータ13を起動する。
【0014】 これにより、旋回台10は、鉛直軸11により500r.p.m の旋回速度で旋回 し、入口ガイドプーリ26とトラバースプーリ19との間で、3本の集合したエ ナメル線31に撚りをかけ、ピッチ100mmのエナメル撚線32を得る。 他方、トラバース機構20では、ねじ棒21が周期的に正転・逆転を繰り返し 、雌ねじ部材22を軸方向に往復させる。雌ねじ部材22は、その二又部を介し てトラバースプーリ軸16上のトラバースプーリ19を往復させる。そのため、 トラバースプーリ19は、エナメル撚線32を巻取軸17の軸方向に往復させな がら巻取ボビン24に供給する。巻取ボビン24は、往復するエナメル撚線32 を回転しながら螺旋状に偏巻きのないように巻き取っていく。
【0015】 約5時間30分操業して巻取ボビン24が満巻(約23kg)になると、旋回モ ータ13を停止させ、入口ガイドプーリ26とトラバースプーリ19との間でエ ナメル撚線32を切断して屑取ボビン27に巻き取る。エナメル撚線32の切断 と同時に巻取モータ13を停止させる。
【0016】 続いて、安全カバー29を開き、巻取軸17から満巻の巻取ボビン24を取り 外して空の巻取ボビン24を取り付ける。 以後は、既述のように、3本のエナメル線31を屑取ボビン27から切り離し て巻取ボビン24に巻き付ける操作以後の操作を繰り返せばよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように、旋回台を鉛直軸線回りに旋回させ、トラバー スプーリ軸及び巻取軸を水平かつ平行に片持支持する構成としたので、従来の焼 付炉に直結できるようになり、そのため、複数本の導線からエナメル撚線を1工 程で製造することができ、製造効率が飛躍的に向上しコストが大巾に低減する。
【0018】 なお、屑取ボビンを設けると都合がよい。また、入口ガイドプーリを旋回台の 旋回軸線上に静置したので、撚りをかける時にエナメル線がしゃくるのを防止す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すエナメル撚線製造装置
の一部切欠き正面図である。
【図2】図1におけるX−X矢視図である。
【図3】本考案を利用したエナメル撚線製造ラインの一
例を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 導線供給装置 2 焼鈍炉 3 焼付炉 4 エナメル
撚線製造装置 5 供給ボビン 6 加熱パイ
プ 7 塗布装置 8 基台 9 推力軸受 10 旋回台 11 鉛直軸 12 ベルト
伝動機構 13 旋回モータ 14 集電用
スリップリング 15 釣合錘 16 トラバ
ースプーリ軸 17 巻取軸 18 支柱 19 トラバースプーリ 20 トラバ
ース機構 21 ねじ棒 22 雌ねじ
部材 23 トラバースモータ 24 巻取ボ
ビン 25 巻取モータ 26 入口ガ
イドプーリ 27 屑取ボビン 28 屑取モ
ータ 29 安全カバー 30 導線 31 エナメル線 32 エナメ
ル撚線

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 基台上に旋回台を鉛直軸線回りに旋回自
    在に支持し、該旋回台上にトラバースプーリ軸と巻取軸
    とを上下二段に水平かつ平行に配置して片持支持し、前
    記トラバースプーリ軸にトラバースプーリをトラバース
    機構により軸方向に往復可能に設けるとともに、前記巻
    取軸に巻取ボビンを着脱自在に固設し、前記旋回台の旋
    回軸線上でトラバースプーリ軸の上方に入口ガイドプー
    リを配置したエナメル撚線製造装置。
JP5559391U 1991-06-20 1991-06-20 エナメル撚線製造装置 Pending JPH05240U (ja)

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JP5559391U JPH05240U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 エナメル撚線製造装置

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ID=13003062

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117059333A (zh) * 2023-10-13 2023-11-14 山东汇龙电工股份有限公司 一种大规格特种耐高温复合漆包圆线生产线

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JPS59136468A (ja) * 1983-01-22 1984-08-06 Fujikura Ltd 金属メッキ撚線の製造装置
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960402