JPH05240556A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH05240556A
JPH05240556A JP4383292A JP4383292A JPH05240556A JP H05240556 A JPH05240556 A JP H05240556A JP 4383292 A JP4383292 A JP 4383292A JP 4383292 A JP4383292 A JP 4383292A JP H05240556 A JPH05240556 A JP H05240556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
cooler
power
turned
blower fan
Prior art date
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Pending
Application number
JP4383292A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Nakanishi
啓二 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4383292A priority Critical patent/JPH05240556A/ja
Publication of JPH05240556A publication Critical patent/JPH05240556A/ja
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時おけるコンプレッサの動作信頼性
の向上を図ると共に、冷凍サイクルに必要な放熱手段の
構成を簡単化する。 【構成】 電源投入後にはコンプレッサ6、送風ファン
9に通電し、所定時間ΔT1が経過したときには一定時
間ΔT2だけ送風ファン9を断電状態に保持し、この断
電状態を経た後に通常の制御を行う。送風ファン9の運
転停止期間には、冷却器と庫内空気との熱交換量が低く
抑えられて、冷却器の温度低下速度が比較的早くなる。
冷却器の温度が下がった状態では、冷却器内での冷媒蒸
発圧力が低くなるから、コンプレッサ6の吐出側圧力の
上昇度合が低く抑制されて、その吐出側圧力がピーク値
に達するまでの時間が引き延ばされる。これに応じて上
記吐出側圧力のピーク値が相対的に低くなるため、電源
投入時においてコンプレッサに加わる最大負荷トルクが
低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却器による冷気を送
風ファンの運転に応じて庫内に供給するようにした所謂
ファンクール式の冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の冷蔵庫は、良く知られているよ
うに、気化冷媒をコンプレッサの駆動によって圧縮する
と共に、この圧縮気化冷媒を放熱パイプ(コンデンサパ
イプなど)を介して液化した後に冷却器に供給する構成
の冷凍サイクルを備えており、冷却器の運転状態では、
送風ファンを同時運転させることにより、庫内の空気を
上記冷却器と熱交換させながら循環させる構成となって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の冷蔵庫にあって
は、ユーザーのライフスタイルの変化などに伴い大形化
する傾向にあり、これに伴いコンプレッサの負担(つま
りコンプレッサに加わる負荷トルク)も大きくなってき
ている。特に、夏期などのように冷蔵庫の設置雰囲気の
温度が高い状態では、冷却器の熱負荷が増大すると共に
放熱パイプでの放熱能力が落ちるため、コンプレッサの
負担が増大し勝ちであり、このような状態において、冷
蔵庫設置当初の電源投入或は長時間停電後の復電に伴う
冷凍サイクルのプルダウン運転が行われたときには、コ
ンプレッサに加わる負荷トルクが非常に大きくなり、場
合によってはコンプレッサが起動不良を起こすなど、コ
ンプレッサの動作に対する信頼性が低下する虞がある。
【0004】そこで、従来では、上記のようなプルダウ
ン運転に伴う最大負荷トルク状態を想定し、放熱パイプ
の放熱能力を、定常運転時に必要な値より20〜30%
程度大きくなるように設定しているのが実情である。し
かしながら、この構成では、放熱パイプが大形化するこ
とになるため、その分だけコストが上昇するという新た
な問題点を惹起する。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、電源投入当初においてコンプレッサ
に加わる最大負荷トルクを低減することができてコンプ
レッサの動作信頼性を向上させ得ると共に、コンプレッ
サ及び冷却器を含む冷凍サイクルに必要な放熱手段の構
成を簡単化できてコストの抑制を図り得るなどの効果を
奏する冷蔵庫を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、コンプレッサにより運転される冷却器と、
庫内の空気を上記冷却器と熱交換させながら循環させる
送風ファンとを備えた冷蔵庫において、電源投入当初に
は前記コンプレッサ及び送風ファンを同時に運転すると
共に、その電源投入後に所定時間が経過した時点から一
定時間だけ前記送風ファンを運転停止状態に保持する制
御手段を設ける構成としたものである。
【0007】
【作用】電源投入当初には、コンプレッサ及び送風ファ
ンが同時に駆動されるから、冷却器と庫内空気との熱交
換量が大きくなるが、その後に所定時間が経過したとき
には、制御手段が一定時間だけ送風ファンの運転を停止
させるようになる。このような送風ファンの運転停止状
態では、冷却器と庫内空気との熱交換量が低く抑えられ
るようになり、その運転停止期間中は、冷却器の温度が
比較的早く低下するようになる。このように冷却器の温
度が下がった状態では、その冷却器内での冷媒の蒸発圧
力も下がるようになるから、コンプレッサの吐出側圧力
の上昇度合が低く抑制されるようになる。このため、コ
ンプレッサの吐出側圧力がピーク状態に達するまでの時
間が引き延ばされるようになり、その引き延ばし期間中
に冷却器の温度が十分に低下するようになる。このた
め、コンプレッサの吐出側圧力のピーク値が相対的に低
くなって、コンプレッサに加わる最大負荷トルクが低減
されるようになる。
【0008】
【実施例】冷蔵庫の縦断面構造を示す図4において、冷
蔵庫本体1は、冷蔵室2、上下二段の冷凍室3及び4、
野菜室5、図示しない製氷室を備えた構造となってお
り、各室には夫々扉(冷蔵室2、冷凍室3、4、野菜室
5用の扉について夫々符号2a、3a、4a、5aを付
して示す)が設けられていると共に、その背面下部には
コンプレッサ6が設けられている。冷蔵庫本体1内にお
ける冷凍室3及び4の背面部位には冷却器室7が形成さ
れており、この冷却器室7内に冷却器8、送風ファン
9、除霜ヒータ10などが設置されている。
【0009】ここで、コンプレッサ6が駆動された状態
では、そのコンプレッサ6から吐出された圧縮気化冷媒
が、図示しない放熱パイプ、キャピラリチューブなどを
介して液化された後に冷却器8に供給されると共に、こ
の冷却器8内で蒸発した後にコンプレッサ6に戻される
ものであり、斯様にして冷却器8の冷却運転が行われ
る。また、送風ファン9の運転状態では、冷却器室7内
の空気が、冷凍室3、4及び図示しない製氷室に直接的
に供給された後に当該冷却器室7内に戻されると共に、
冷蔵室2及び野菜室5内にダンパ装置11を介して供給
された後に冷却器室7内に戻されるという空気の循環が
行われるものであり、斯様な循環空気と冷却器8との間
で熱交換が行われるようになっている。
【0010】冷蔵庫の概略電気構成を部分的に示す図5
において、冷蔵室用温度センサ12は、冷蔵室2内の温
度に応じた温度検出信号を発生し、冷凍室用温度センサ
13及び14は、夫々冷凍室3及び4内の温度に応じた
温度検出信号を発生する構成となっており、上記各温度
検出信号は制御手段たる制御回路15に与えられる。除
霜タイマ16は、所定の除霜周期毎に除霜信号を発生し
て制御回路15に与えるようになっている。ドアスイッ
チ群17は、扉2a〜5aの各開放時に扉開放信号を発
生して制御回路15に与えるようになっている。
【0011】制御回路15は、例えばマイクロコンピュ
ータを含んで構成されたもので、商用交流電源に接続さ
れるプラグ18から直流電源回路19を介して給電され
る構成となっている。この制御回路15は、上述のよう
な各入力信号及び予め記憶した制御用プログラムに基づ
いて、前記コンプレッサ6、送風ファン9、除霜ヒータ
10、ダンパ装置11の通断電制御をリレー20〜23
を介して実行するように構成されている。
【0012】図1には制御回路15による制御内容のう
ち、本発明の要旨に直接関係した部分のみが示されてお
り、以下これについて説明する。
【0013】図1において、電源投入されたとき、つま
りプラグ18が商用交流電源に接続されたときには、コ
ンプレッサ6及び送風ファン9に通電して冷却器8及び
送風ファン9の運転を開始させ(ステップS1)、この
状態で所定時間ΔT1(例えば20分間)が経過するま
で待機する(ステップS2)。時間ΔT1が経過したと
きには、送風ファン9を断電してその運転を停止させ
(ステップS3)、この状態で一定時間ΔT2(例えば
35分間)が経過するまで待機する(ステップS4)。
時間ΔT2が経過したときには、送風ファン9の通電を
再開させ(ステップS5)、この後に通常制御ルーチン
S6へ移行する。尚、この通常制御ルーチンS6は、良
く知られた一般的なもので、冷蔵室用温度センサ12か
らの温度検出信号に基づいてダンパ装置11の開閉制御
を行い、冷凍室用温度センサ13、14からの温度検出
信号に基づいてコンプレッサ6及び送風ファン9の運転
制御を行い、除霜タイマ16からの除霜信号に基づいて
除霜ヒータ10の通断電制御を行うようになっており、
また、ドアスイッチ群17から扉開放信号が入力された
ときには送風ファン9の運転を一時的に停止させる制御
を行うようになっている。
【0014】しかして、このような制御が行われた場合
の作用について図2、図3を参照しながら説明する。
尚、図2は、電源投入後におけるコンプレッサ6の運転
時間T(分)と、そのコンプレッサ6の吐出側圧力Pd
(Kg/cm)との関係を示し、図3は、上記運転
時間Tと、冷却器8の入口側温度Da(℃)及び出口側
温度Db(℃)との関係を示すものである。但し、図2
及び図3中には、本実施例による特性を実線で示し、従
来構成による特性を破線で示した。
【0015】即ち、電源投入当初におけるコンプレッサ
6及び送風ファン9の運転時には、冷却器8と庫内空気
との熱交換量が大きくなるが、その電源投入後に所定時
間ΔT1(20分間)が経過したときには一定時間ΔT
2(35分間)だけ送風ファン9の運転が停止されるか
ら、この停止期間中は冷却器8と庫内空気との熱交換量
が低く抑えられるようになる。この結果、冷却器8の温
度低下速度は、従来構成(電源投入当初からコンプレッ
サ6及び送風ファン9を同時に運転開始させる構成)に
比べて早くなり、この後に送風ファン9の運転が再開さ
れたときには、その運転に応じて生成される循環空気と
冷却器8との間での熱交換が促進されるため、冷却器8
の温度低下速度が鈍るようになる。
【0016】具体的には、冷却器8の出口側温度Db
は、本実施例の構成では、図3に実線で示すように電源
投入後に所定時間ΔT1が経過するまでの間は、図3に
破線で示す従来の場合と同様に低下するが、所定時間Δ
T1が経過して送風ファン9の運転が停止された後に
は、入口側温度Daと等しい状態まで急激に低下すると
共に、所定時間ΔT2経過後には一旦上昇した後に熱交
換量に応じた値に落ち着くようになる。これに対して従
来構成では、冷却器8の出口側温度は徐々に低下するよ
うになる。
【0017】この結果、本実施例の構成では、送風ファ
ン9の運転が停止された期間には、冷却器8の温度が低
下された状態、つまり冷却器8での冷媒の蒸発圧力が低
い状態に保持されることになり、その間はコンプレッサ
6の吐出側圧力Pdの上昇が抑制された状態になる。そ
して、その後において送風ファン9の運転が再開された
時点では、冷却器8の温度が十分に低下しているから、
コンプレッサ6の吐出側圧力Pdは、相対的に低い値を
呈するものであり、一旦上昇して最大値を示した後に冷
却器8の温度に応じた値に落ち着くようになる。
【0018】具体的には、図2に示すように、コンプレ
ッサ6の吐出側圧力Pdは、電源投入後に所定時間ΔT
1が経過した時点の直後、つまり送風ファン9の運転が
停止された直後に一旦ピーク値Pd1を示した後に減少
し、この後さらに時間ΔT2が経過して送風ファン9の
運転が再開された後に再度ピーク値Pd2を示すものであ
り、このようにピーク値Pd2に達する時期が従来構成の
場合(図2に破線で示す)に比べて遅れると共に、その
ピーク値Pd2(或はPd1)自体も従来構成に比べて低く
なる。
【0019】要するに、本実施例の構成によれば、コン
プレッサ6に加わる最大負荷トルクが低減されるもので
あり、これによりコンプレッサ6の起動不良を起こす虞
が少なくなって、その動作信頼性が向上するようにな
る。また、このようにコンプレッサ6の最大負荷トルク
が低減される結果、コンプレッサ6から吐出された圧縮
気化冷媒が流入する放熱パイプの放熱能力を従来のよう
に大きくする必要がなくなり、その放熱パイプを小形化
できてコストの低減を図り得るようになる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、コンプレッサにより運転される冷却器と庫
内空気との熱交換を送風ファンの運転に応じて行うよう
にした所謂ファンクール式の冷蔵庫において、電源投入
後に前記コンプレッサ及び送風ファンを同時に運転する
と共に所定時間が経過した時点から一定時間だけ前記送
風ファンの運転を停止させた状態を保持する制御手段を
設ける構成としたので、電源投入当初においてコンプレ
ッサに加わる最大負荷トルクを低減することができてコ
ンプレッサの動作信頼性を向上させ得ると共に、コンプ
レッサ及び冷却器を含む冷凍サイクルに必要な放熱手段
の構成を簡単化できてコストの抑制を図り得るという優
れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による制御内容を示すフロー
チャート
【図2】コンプレッサの吐出側圧力の変化特性図
【図3】冷却器の温度変化特性図
【図4】全体の縦断面図
【図5】概略電気構成を示す機能ブロック図
【符号の説明】
図中、1は冷蔵庫本体、6はコンプレッサ、8は冷却
器、9は送風ファン、15は制御回路(制御手段)を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサにより運転される冷却器を
    備え、庫内の空気を送風ファンの運転に応じて前記冷却
    器と熱交換させながら循環させる構成の冷蔵庫におい
    て、 電源投入後に前記コンプレッサ及び送風ファンを同時に
    運転すると共に所定時間が経過した時点から一定時間だ
    け前記送風ファンの運転を停止させた状態を保持する制
    御手段を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
JP4383292A 1992-02-28 1992-02-28 冷蔵庫 Pending JPH05240556A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4383292A JPH05240556A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4383292A JPH05240556A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 冷蔵庫

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JPH05240556A true JPH05240556A (ja) 1993-09-17

Family

ID=12674730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4383292A Pending JPH05240556A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 冷蔵庫

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JP (1) JPH05240556A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009144969A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Toshiba Corp 冷蔵庫

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009144969A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Toshiba Corp 冷蔵庫

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