JPH05239467A - 籾酢液・籾炭製造装置 - Google Patents

籾酢液・籾炭製造装置

Info

Publication number
JPH05239467A
JPH05239467A JP4042953A JP4295392A JPH05239467A JP H05239467 A JPH05239467 A JP H05239467A JP 4042953 A JP4042953 A JP 4042953A JP 4295392 A JP4295392 A JP 4295392A JP H05239467 A JPH05239467 A JP H05239467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
chaff
carbonization furnace
rice
rice husk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4042953A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07103375B2 (ja
Inventor
Tetsuo Ise
哲郎 伊勢
Shigeo Mitsui
茂夫 三井
Hiroyuki Takahashi
宏行 高橋
Katsuro Yamamoto
克郎 山本
Isamu Nozawa
勇 能沢
Yukio Tadaishi
幸夫 只石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISE KOGYOSHO YUGEN
Original Assignee
ISE KOGYOSHO YUGEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISE KOGYOSHO YUGEN filed Critical ISE KOGYOSHO YUGEN
Priority to JP4042953A priority Critical patent/JPH07103375B2/ja
Publication of JPH05239467A publication Critical patent/JPH05239467A/ja
Publication of JPH07103375B2 publication Critical patent/JPH07103375B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 籾殻から得られる籾炭や籾酢液が木炭・木酢
液と同様に農作物の育成促進用助剤として効果が得られ
るところに着目し、籾殻から効率良く且つ自動制御によ
り連続的に籾炭や籾酢液を製造し得る様に研究開発した
籾酢液・籾炭製造装置を提供する。 【構成】 筒状に形成した籾殻炭化炉1と、この炭化炉
1内の炭化された籾炭8bの堆積部分よりも炉1内上部側
に配設されその上部側温度を検知する温度センサー2
と、上部籾殻投入口11a に接続配設され炭化炉1内の炭
化設定温度に順応して該炭化炉1内に籾殻8を自動供給
する供給手段3と、下部送風口17に接続配設され炭化炉
1内に燃焼空気を送風する送風手段4と、炉1内下部側
に配設され炭化された籾炭8bを炉1外に排出する排出手
段5と、煙突7内に配設され籾殻8の燃焼排煙を冷却し
該燃焼排煙から籾酢液8aを抽出する冷却手段6と、から
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、籾酢液・籾炭製造装置
に係り、詳しくは土壌に還元することで農作物,果樹或
いはゴルフ場芝の育成促進材として土壌の活性化を図る
ために農薬や肥料等の主剤と併用する助剤として活用、
或いは下水処理場等における下水汚染の消臭剤、又は殺
虫剤等、多目的に活用される籾酢液と籾炭を製造する製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術背景】従来、土壌に還元することで農作
物,果樹或いはゴルフ場芝の育成促進用として木材を原
料とする木炭・木酢液を農薬や肥料等と併用して使うこ
とで土壌の活性化を図り有用な微生物の増殖を助ける効
果が得られ、農作物の有機栽培,無農薬栽培が盛んに行
なわれている近年において農薬の使用量をできる限り減
らして農作物の育成促進用助剤として木炭や木酢液の活
用が注目されている。ところで、現在籾殻の利用方法と
しては、堆肥を作るために他の物質(成分)と一緒に醗
酵させるか、又は焼いて融雪剤として使用するかいずれ
かである。しかし乍ら、堆肥とするには籾殻は醗酵し難
く、炭にして融雪剤として使用するには燃焼(炭化)さ
せるがその方法としては現在野焼き程度である。従っ
て、生産性の悪い前記野焼き方法では大量処理が望め
ず、籾殻は副産物であり廃棄物として処理されているの
が現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は籾殻から得ら
れる籾炭や籾酢液が木炭・木酢液と同様に農作物の育成
促進用助剤として効果が得られるところに着目し、籾殻
から効率良く且つ自動制御により連続的に籾炭や籾酢液
を製造し得る様に研究開発した籾酢液・籾炭製造装置の
提供を目的とする。
【0004】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が講じる技術的手段は、筒状に形成した籾殻炭
化炉と、この炭化炉内の炭化された籾炭の堆積部分より
も炉内上部側に配設されその上部側温度を検知する温度
センサーと、上部籾殻投入口に接続配設され炭化炉内の
炭化設定温度に順応して該炭化炉内に籾殻を自動供給す
る供給手段と、下部送風口に接続配設され炭化炉内に燃
焼空気を送風する送風手段と、炉内下部側に配設され炭
化された籾炭を炉外に排出する排出手段と、煙突内に配
設され籾殻の燃焼排煙を冷却し該燃焼排煙から籾酢液を
抽出する冷却手段と、から構成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】而して、上記した本発明の技術的手段によれ
ば、籾殻炭化炉内の籾殻が下部送風口から炉内に送り込
まれてくる燃焼空気のもとで下部側から上部側へと徐々
にいぶす如く燃焼されるに連れて炉内上部側の温度が温
度センサーによって検知される設定温度を越えるとそれ
に順応して供給手段が作動し炭化炉の上部籾殻投入口か
ら炉内に籾殻の自動供給が開始する。籾殻が炭化炉内に
順次供給されるに連れて燃焼中の籾殻上に新たな籾殻の
堆積層ができて炉内上部側の温度が設定温度以下になる
と供給手段の作動が停止し籾殻の供給が止まる。燃焼中
の籾殻上を覆う如く新たな籾殻の堆積層ができると燃焼
中の籾殻から出る燃焼排煙の上昇量(熱量)が抑制され
るため、炉内の上部側温度は供給手段により籾殻が順次
供給されるに連れて徐々に下がる。そして、燃焼排煙が
煙突を通り抜ける過程で冷却手段により冷却されること
で該排煙中に含まれている籾酢液が抽出されると共に、
燃焼炭化された炉内の籾炭は排出手段によって炉外に排
出される。
【0006】
【実施例】本発明籾酢液・籾炭製造装置の実施の一例を
図面に基づいて説明すると、図1において1は籾殻炭化
炉,2は炭化炉1内の上部側に配設した温度センサー,
3は炭化炉1の上部籾殻投入口1aに接続配設した供給手
段,4は炭化炉1の下部送風口1bに接続配設した送風手
段,5は炉1内下部に配設した排出手段,6は炭化炉1
の煙突7内に配設した冷却手段であり、温度センサー2
により炉1内上部側温度を検知監視しながら該上部側温
度が温度センサー2によって検知される設定温度を越え
たところで供給手段3を作動させて炭化炉1内に籾殻8
を自動供給し、炭化室1aに供給された籾殻 を下部送風
口4から炭化室1aに送り込まれてくる燃焼空気のもとで
いぶす如く燃焼させ、その燃焼中の籾殻8から出る燃焼
排煙が煙突7を通り抜ける時に冷却手段6により冷却せ
しめて該燃焼排煙中から籾酢液8aを捕獲抽出すると共
に、燃焼炭化された籾炭8bを排出手段5で炉1外に排出
するものである。
【0007】炭化炉1は、所望の内径と高さを有する円
筒筒状に形成し、開口外周縁部に気密砂9充填溝10を備
えたその上部開口部に上蓋11を取付け金具12にて連結支
持させて着脱自在に被せる共に、開口外周縁部に炉1筒
径より大径とする連結鍔13をリング状に備えたその下部
開口部には炭化炉1の下部を構成する炉底14をネジ止め
にて連結させて着脱自在に取付けて組み立て構成する。
上蓋11は下部垂下縁を前記充填溝10内に垂下位置させる
大きさでその中央部に供給手段3を連通接続する籾殻投
入口11a を立設備え、炉底14は連結鍔13の外周縁径と略
同径とする大きさでその外周縁部を所望の高さ(幅)を
もって平面螺旋状に立ち上げて該連結鍔13とのネジ止め
連結によって籾炭排出路15を構成する排出路構成部14a
と、この排出路構成部14a の中央部分を炉1筒径と略同
径の大きさにて下方に垂下膨出せしめる如く設けた燃焼
空気送風室14b とから形成する。そして、炉底14の排出
路構成部14a の螺旋端部より斜め下方に向けて籾炭排出
口16を設ける(図4参照)と共に、燃焼空気送風室14b
の筒壁には送風手段4を接続する燃焼空気の送風口17を
設け、且つ炭化炉1の上部開口部側筒壁には煙突接続口
18を設ける。又、炭化炉1の外周略全体に断熱材を付設
せしめて炭化室1a温度が外気温度に左右されない様に、
即ち外気温度に左右されない精度の高い条件のもとで温
度センサー2による炉1内温度を検知し得る様に考慮
し、炭化炉1を図示の如く架台19上に設置して前記籾炭
排出口16に籾炭受けタンク20を接続せしめて該タンク20
を架台19の側方位置に配設する(図3参照)。図中21は
籾殻投入口11a 真下に位置させて炉1内上部に配設した
傘状分散器であり、この分散器21によって投入口11a か
ら投入落下される籾殻8が炉1内に略平らに供給堆積さ
れる様にしてある。22は炭化炉1内所謂炭化室1aと燃焼
空気送風室14b とを仕切る如く該送風室14b の開口部に
固定又は着脱自在に配設した目皿である。23は目皿22を
配設した炭化炉1の下部壁に開口した着火口24の開閉扉
であり、25は燃焼空気送風室14b の壁部に開口した点検
口26の開閉扉である。
【0008】温度センサー2は、炭化室1aに供給堆積さ
れた籾殻8が下部側から徐々に燃焼炭化して行くに従っ
て増える燃焼排煙量により上がる炉1 内上部側の温度が
予め設定された炉内設定温度(炭化温度)、本実施例に
おいてはその設定温度を100゜Cに設定し、100゜
Cを越えた状態で長時間続かない様にそれを常時検知
(感知)監視しながら炉1内上部側温度が100゜Cを
越えたところで供給手段3に本装置の制御盤27を介して
作動信号を出力する働きをなすもので、熱電対等を用い
て制御盤27に電気的に連繋させて図示した如く炭化炉1
の上部筒壁に炉1内貫通状に配設し、燃焼中の籾殻8か
ら出る(舞い上がる)燃焼排煙熱による炭化室1a上部側
の温度を検知し、該上部側温度が制御盤27に予め入力設
定された100゜Cを越えると制御盤27から供給手段3
に作動指令が出力され、炉1内上部側の温度が100゜
C以下になると制御盤27から供給手段3に作動停止指令
が出力される様に構成してある。
【0009】供給手段3は、温度センサー2による炉1
内上部側温度の検知のもとで制御盤27から出力される作
動指令と停止指令によって作動,停止を繰り返して炭化
炉1内の燃焼中の籾殻8上に新たな籾殻8を供給する働
きをなすもので、炭化炉1の側方に位置させて設置する
内底部をホッパー状に傾斜させた籾殻収容タンク3aの内
底部から炭化炉1上部の籾殻投入口11a に亘りスクリュ
ーコンベヤ3bを装架内蔵した円筒状移送管3cを傾斜状に
取付けて両者を接続連通せしめると共に、移送管3cの傾
斜上端には制御盤27に電気的に連繋させたモーター3dを
配備し、該モーター3dからの動力によりスクリューコン
ベヤ3bを回転させて籾殻収容タンク3a内に収容されてい
る籾殻8を炭化炉1上部の籾殻投入口11a まで移送し、
該投入口11a から炭化炉1内に供給する様に構成してあ
る。
【0010】炭化炉1下部の燃焼空気送風室14b を介し
て該炉1内に燃焼空気を送り込む送風手段4は、籾殻8
の燃焼開始(初期)から常に一定の送風量(炉1内が酸
欠状態にならない程度で、しかも籾殻8をいぶす様に燃
焼させる送風量)で炭化炉1内に燃焼空気を送り込んで
籾殻8を安定させた燃焼状態で炭化させる働きをなすも
ので、炭化炉1下部の送風口17に送風管4aを介して送風
機4bを接続配設し、該送風管4aの配管途中には流量調整
弁28と不図示の流量計とを夫々配備し、流量計を見なが
ら調整弁28を操作して設定された送風量にて燃焼空気を
燃焼空気送風室14b に送り込みながらこの送風室14b か
ら目皿22を通して該目皿22上の炭化室1aに送り込む様に
構成してある。
【0011】籾炭搬出手段5は、タイマー制御等の適宜
の作動制御手段により間欠動作せしめて炭化された籾炭
8bを炭化炉1の籾炭排出口16から炉1外の籾炭受けタン
ク20内に排出する働きをなすものであり、炭化炉1の軸
芯線上に位置させたその下部に回転速度調整用の減速機
5a付モーター5bを配設し、減速機5aに一端を接続した動
力シャフト5cを燃焼空気送風室14b の底壁に取付けた軸
受29に支持させて該送風室14b を貫通させると共にその
他端(上端)を目皿22の中心より炭化室1aに突出させ
る。そして、動力シャフト5cを中心として籾炭排出路15
に亘る掻出し羽30を放射状に有する回転体5dを動力シャ
フト5cの突出端部に嵌め込み締結固着せしめて配備し、
回転体5dをモーター5bによって矢印方向Xに回転させて
炭化された目皿22上の籾炭8bを掻出し羽30により籾炭排
出路15に払い落としながら該排出路15の排出口16から炉
1外の籾炭受けタンク20内に掻出し排出する様に構成し
てある。尚、本実施例においてはタイマー制御によりモ
ーター5bを1分間作動(運転)させた後3分間停止(休
止)させる間欠動作をなす様に設定して、籾炭8bを炉1
外の籾炭受けタンク20内に掻出し排出する様にしてあ
る。
【0012】炭化炉1内燃焼排煙が通り抜ける煙突7
は、該炉1の上部側筒壁に設けた煙突接続口18に接続せ
しめて立設する第1煙突7a,この第1煙突7aの上端に接
続せしめて該煙突7aの横に立設する第2煙突7b,この第
2煙突7bの下端側に接続せしめて該煙突7bの横に立設す
る第3煙突7cこれら3本を並列状に配設せしめる(図1
参照)。そして、第1,第2,第3煙突7a,7b,7cを通
り抜ける燃焼排煙中から籾酢液8aを抽出するために該煙
突7a,7b,7c内に配設する冷却手段6として、まず、第
1煙突7aの場合はその筒方向上半部側を下半部側筒部の
太さと同じ太さの外筒6a内軸芯に該外筒6aとの間に、上
端開放状で底有り熱交換空隙31を確保構成する太さで燃
焼排煙を通す内筒6bを挿入内設し、その内筒6bの外周に
は熱交換用フィン6cを螺旋状又は筒方向適宜の間隔をお
いて設けて、外筒6aに設けた接続口32に上記送風管4aに
分岐接続せしめた冷風移送管6dを接続せしめて送風機4b
からの送られてくる風所謂冷風により冷却する空冷構造
とし、一方第2,第3煙突7b,7cの場合は上部側,下部
側を除くその筒方向略全体を第1煙突7aの外筒6aの太さ
と同じ太さで上下開口部を塞いだ外筒6e内に、相互間及
び外筒6eとの間に熱交換空隙33を確保構成する太さで燃
焼排煙を通す多数の内筒6fを外筒6eの上下閉鎖部から上
下開口部を貫通臨ませた状態で挿入内設せしめて、外筒
6eの上部側に設けた入水口34より外筒6e内熱交換空隙33
に水所謂冷却水を送り込んで冷却する水冷構造とし、熱
交換された冷却水は外筒6eの下部側に設けた排水口35か
ら筒 外に排水する様に構成してある。尚、第2,第3
煙突7b,7cの水冷構造における冷却水の供給形態として
は、入水口34に工業用水や水道水等の管又はホース36を
配管接続せしめて工業用水や水道水等を熱交換空隙33に
一定の水量にて送り込みながら冷却を行ない、熱交換さ
れた工業用水や水道水等は排水口35から垂れ流す形態と
するも良いし、循環装置を設備せしめてこの循環装置か
ら入水口34と排水口35とに管又はホース36を夫々配管接
続せしめて行なう循環形態とするも良い。図中37は各煙
突7a,7b,7cの下端液取出し口38の下方に夫々配設した
液回収容器である。
【0013】次に、以上の如く構成した本実施例の籾酢
液8a・籾炭8b製造装置の使用法を説明すれば、着火口24
の開閉扉25を開いて目皿22上に籾殻8を載せ、送風機4b
を作動させた燃焼空気を送り込みながら点火する。この
初期着火時には、灯油又は廃油等の燃焼油を含ませた籾
殻を用いると良い。籾殻8が充分に着火したことを確認
した後、着火口24の開閉扉25を閉じ手動操作で供給手段
3のモーター3dを作動させて炭化炉1上部の籾殻供給口
11a から炉1内への籾殻8の供給行ない、籾殻8が炉1
内に定量供給堆積したところで制御盤27の操作部を自動
操作に切り替える。以後は炭化炉1内の籾殻8が送風口
17から炉1内に送り込まれてくる燃焼空気のもとで下部
側から上部側へと徐々にいぶされる如く燃焼されるに連
れて炉1内上部側の温度が温度センサー2によって検知
される設定温度即ち100゜Cを越えると即座に制御盤
27から供給手段3のモーター3dに作動指令が出力され、
該モーター3dが作動して炭化炉1の籾殻投入口11a から
該炉1内への籾殻8の自動供給を開始する。籾殻8が炭
化炉1内に順次供給されるに連れて燃焼中の籾殻8上に
新たな籾殻8の堆積層ができて温度センサー2による炉
1内上部側の検知温度が100゜C以下になると制御盤
27から前記モーター3dに作動停止指令が出力され該モー
ター3dの作動が停止し籾殻8の供給が止まる。炭化され
た目皿22上の籾炭8bは排出手段5のモーター5bが制御盤
27のタイマー制御により1分間作動(運転)した後3分
間停止(休止)する間欠動作のもとで目皿22上から回転
体5dの掻出し羽30により籾炭排出路15に払い落とされ該
排出路15の排出口16から籾炭受け容器20内に自動的に掻
出し排出される。そして、炭化炉1上部の煙突接続口18
から排出される燃焼排煙が煙突7の第1,第2,第3煙
突の内筒6b,6fを通り抜けるその過程で冷却され、該排
煙中に含まれている籾酢液8aは各煙突内で抽出され各煙
突の下端液取出し口38から各液回収容器37に滴下回収さ
れる。以後は前述した動作を自動制御のもとで繰り返し
て籾酢液8a・籾炭8bを連続的に製造するものである。
【0014】ちなみに、本装置の炭化炉1の大きさを、
筒内径450mm ,高さ700mm とし、前述した自動制御のも
とで略10時間稼働(運転)させた場合、籾殻8の処理能
力(炭化能力)が32.5Kg、籾酢液8aの回収量が7.0l、そ
の回収率が21.5%であった。そして、得られた籾炭8bを
組成分析した結果、籾炭8bには作物の肥料として有効な
燐酸,カリウム,珪酸,マグネシウムが80%程度含まれ
たいることが明らかになった。
【0015】
【発明の効果】本発明籾酢液・籾炭製造装置は叙上の如
く構成してなるから、下記の作用効果を秦する。籾殻炭
化炉内に供給された籾殻が下部送風口から炉内に送り込
まれてくる燃焼空気のもとで下部側から上部側へと徐々
にいぶされる如く燃焼されるに連れて炉内上部側の温度
が温度センサーによって検知される設定温度を越えると
それに順応して供給手段が作動を開始して炭化炉の上部
籾殻投入口から炉内への籾殻の自動供給を開始すると
共、籾殻が順次供給されるに連れて燃焼中の籾殻上に新
たな籾殻の堆積層ができて即ち、燃焼中の籾殻上を覆う
如く新たな籾殻の堆積層ができると燃焼中の籾殻から出
る燃焼排煙の上昇量(熱量)が抑制されて温度センサー
により検知される炉内上部側の温度が設定温度以下にな
ると供給手段の作動が停止し籾殻の供給が止まる籾殻の
自動供給を可能ならせしめ、そして、燃焼炭化された炉
内の籾炭は排出手段によって炉外に自動的に排出するこ
とができると共に、燃焼中の籾殻から炭化炉上部側に上
昇し煙突接続口から煙突を通り抜ける燃焼排煙中からは
その通り抜ける過程で冷却手段により冷却せしめて籾酢
液を抽出することが出来る。従って、本発明の籾酢液・
籾炭製造装置によれば、自動制御のもとで籾殻を炭化炉
内に供給せしめて該籾殻から効率良く且つ連続的に籾炭
と籾酢液とを製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明籾酢液・籾炭製造装置の実施の一例を
示した正面図である。
【図2】 同平面図である。
【図3】 炭化炉と籾殻供給手段部分を拡大して示した
縦断正面図である。
【図4】 第3のIVーIV線横断平面図である。
【図5】 煙突部分を拡大して示した縦断正面図であ
る。
【図6】 図5のVIーVI線横断平面図である。
【符号の説明】
1…炭化炉 2…温度セン
サー 3…供給手段 4…送風手段 5…排出手段 6…冷却手段 7…煙突 8…籾殻 8a…籾酢液 8b…籾炭 11a …籾殻投入口 17…送風口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能沢 勇 北海道上川郡東川町東町1丁目17番5号 (72)発明者 只石 幸夫 北海道旭川市豊岡5条3丁目6番18号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成した籾殻炭化炉と、この炭化
    炉内の炭化された籾炭の堆積部分よりも炉内上部側に配
    設されその上部側温度を検知する温度センサーと、上部
    籾殻投入口に接続配設され炭化炉内の設定温度に順応し
    て該炭化炉内に籾殻を自動供給する供給手段と、下部送
    風口に接続配設され炭化炉内に燃焼空気を送風する送風
    手段と、炉内下部側に配設され炭化された籾炭を炉外に
    排出する排出手段と、煙突内に配設され籾殻の燃焼排煙
    を冷却し該燃焼排煙から籾酢液を抽出する冷却手段と、
    から構成したことを特徴とする籾酢液・籾炭製造装置。
JP4042953A 1992-02-28 1992-02-28 籾酢液・籾炭製造装置 Expired - Fee Related JPH07103375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4042953A JPH07103375B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 籾酢液・籾炭製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4042953A JPH07103375B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 籾酢液・籾炭製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05239467A true JPH05239467A (ja) 1993-09-17
JPH07103375B2 JPH07103375B2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=12650388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4042953A Expired - Fee Related JPH07103375B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 籾酢液・籾炭製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07103375B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100593856B1 (ko) * 2006-01-06 2006-06-28 이도중 목탄과 목초액을 추출하기 위한 탄화로
KR100602732B1 (ko) * 2005-04-25 2006-07-20 주식회사 대원지에스아이 수직형 연속식 왕겨 탄화 제조장치
JP2013064084A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Masahide Matsuda 木酢液の抽出方法と抽出装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100824599B1 (ko) * 2006-12-27 2008-04-23 주식회사 아이디알시스템 왕겨 탄화시스템

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581780A (ja) * 1981-06-26 1983-01-07 Seiji Kibuse モミガラ、オガクズ等細片状可燃物の燻炭製造装置
JPH03258895A (ja) * 1990-03-08 1991-11-19 Kouran Sangyo Kk 燻炭・木酢の製造装置および方法
JPH0577236U (ja) * 1992-03-24 1993-10-22 敏雄 熊谷 燻炭製造機における木酢採取装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581780A (ja) * 1981-06-26 1983-01-07 Seiji Kibuse モミガラ、オガクズ等細片状可燃物の燻炭製造装置
JPH03258895A (ja) * 1990-03-08 1991-11-19 Kouran Sangyo Kk 燻炭・木酢の製造装置および方法
JPH0577236U (ja) * 1992-03-24 1993-10-22 敏雄 熊谷 燻炭製造機における木酢採取装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100602732B1 (ko) * 2005-04-25 2006-07-20 주식회사 대원지에스아이 수직형 연속식 왕겨 탄화 제조장치
KR100593856B1 (ko) * 2006-01-06 2006-06-28 이도중 목탄과 목초액을 추출하기 위한 탄화로
JP2013064084A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Masahide Matsuda 木酢液の抽出方法と抽出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07103375B2 (ja) 1995-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100602732B1 (ko) 수직형 연속식 왕겨 탄화 제조장치
JP2973085B2 (ja) 含水有機性廃棄物を乾燥及び炭化処理する装置
CN104861993B (zh) 塔式生物质连续碳化炉
JPH05239467A (ja) 籾酢液・籾炭製造装置
JP2000239082A (ja) 炭化肥料の製造方法およびその装置
CN209458949U (zh) 一种村镇废弃物处理装置
CN206846693U (zh) 转动炉排式炭基生物质燃料燃烧机
CN106010599A (zh) 低耗环保型生物炭生产设备
JP4972614B2 (ja) 燃焼装置
JP3544646B2 (ja) 生ゴミのリサイクルシステム
JP2003226513A (ja) 連続式炭化システム
CN104654316B (zh) 抗菌素菌渣能源化处理方法及设备系统
JP3698713B1 (ja) 発酵処理装置
JPH11315283A (ja) 含水有機性廃棄物を乾燥及び炭化処理する方法
CN214619623U (zh) 一种环保农业机械
CN104557192B (zh) 一种草木灰肥料集中生产设备
JP2002146360A (ja) 有機性廃棄物からの炭化生成物の製造方法
CN216898160U (zh) 一种间接式回转窑昆虫干燥机
EP0040265B1 (en) Apparatus for converting garbage into a fuel gas
JP2001040360A (ja) 有機性廃棄物の炭化装置
KR100203924B1 (ko) 하수.분뇨 슬럿지의 퇴비화장치
JPS58156586A (ja) 堆肥製造装置
JP2736750B2 (ja) 有機廃棄物炭化処理方法およびその装置
JPH0731458A (ja) 有機質廃棄物処理装置
KR20070115830A (ko) 축산 분뇨용 터보차저방식 융합 열기구

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees