JPH05239152A - 親水性重合体の骨格構造から誘導された架橋ヒドロゲル - Google Patents

親水性重合体の骨格構造から誘導された架橋ヒドロゲル

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JPH05239152A
JPH05239152A JP4243994A JP24399492A JPH05239152A JP H05239152 A JPH05239152 A JP H05239152A JP 4243994 A JP4243994 A JP 4243994A JP 24399492 A JP24399492 A JP 24399492A JP H05239152 A JPH05239152 A JP H05239152A
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ethylenically unsaturated
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transparent
methacrylate
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JP4243994A
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Merrill S Goldenberg
エス ゴールデンバーグ メリル
Ellen Rennwantz
レンウォンツ エレン
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Ciba Geigy AG
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    • C08F290/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups
    • C08F290/08Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups on to polymers modified by introduction of unsaturated side groups

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コンタクトレンズを製造するために適切な、
二つ若しくはそれ以上の懸垂若しくは末端ヒドロキシル
基を含む前駆体の重合体又は共重合体の単独重合生成物
である架橋した実質的に透明なヒドロゲルであり、該前
駆体の重合体又は共重合体が、(1)その主要部分が親
水性である一つ又はそれ以上のエチレン性不飽和モノマ
ーと;(2)モノイソシアナートの少なくとも一つがエ
チレン性不飽和部分を含む一つ又はそれ以上のモノイソ
シアナートとを反応させた重合生成物;であり、該ヒド
ロゲルは少なくとも15%の水分含量を有するヒドロゲ
ル及びそれから製造されるコンタクトレンズ。 【効果】 上記のヒドロゲルは重合収縮がなく、得られ
たコンタクトレンズは、光学的に透明で、強く、柔軟
で、高い酸素透過性を有し、湿潤性である。又、本発明
のレンズは、製造の容易さによっても特徴づけられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、懸垂ヒドロキシル基を
含む重合体の骨格構造の反応生成物と不飽和モノイソシ
アナートとの重合生成物又は該反応生成物と不飽和モノ
マーとの重合生成物であるヒドロゲルに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
に、存在する殆どのヒドロゲルソフトコンタクトレンズ
材料は、米国特許2,976,576、3,841,985 及び3,985,697
号に記載されている一つ又はそれ以上の任意のコモノマ
ーとヒドロキシエチルメタクリレート又はエチレングリ
コールメタクリレートとして知られているHEMAに基
づいている。N−ビニルピロリドン共重合体とアクリル
アミド共重合体に基づく他のヒドロゲルは、米国特許3,
639,524 及び3,929,741 号に開示されている。これらの
先行のヒドロゲル重合体は、一般的にいくつかの固有の
問題を持っている:a)比較的弱い機械的強度、低い溶
解酸素透過性又は両者の組み合わせ、及びb)殆どのレ
ンズは、コストのかかる旋盤及び研磨工程を要するもの
か、又は重合、架橋及び造形が同時に行なわれる微妙な
回転注型技術を用いるかのどちらかの手法により製造さ
れている。
【0003】ポリビニルアルコールも又コンタクトレン
ズの材料として提案されている。いくつかの試薬が、こ
の目的でPVAを架橋させると示唆されている:日本特
許72/06910号はホルマリン及び酸触媒を、日本特許出願
50/115258 号はPVAとPVAのジアルデヒド及び酸触
媒を、米国特許3,408,429 号はグリオキザールを示唆し
ている。これらのPVAの架橋された材料は、加水分解
しうるアセタール又はヘミアセタール結合から生成す
る。
【0004】Siberman及びKohn(ACS Polymer Preprint
s 24,262-3,465-6(1983)及びJ.Polym.Sci.Chem.23,327-
336(1985))は、2−ベンジルオキシエチルメタクリレー
ト(BzOEMA)を合成し、そしてそれをアニオン及
びフリーラジカル触媒によりPVAにグラフト重合し
た。コンタクトレンズに適用する膜は、ジメチルスホキ
サイド中にBzOEMAをグラフトしたPVAを溶解
し、それをテフロン表面の上に流延し、そしてそれをア
セトン中に浸責して、後に水中で膨潤するフィルムを沈
殿させることにより製造される。しかしながら、そのよ
うなグラフト重合は、一般にPVAの酸化と分解及び流
延工程においてそれにより機械的特性に異方性を助長す
る配向効果を伴う。
【0005】グラフトしたPVAは、重合体骨格構造に
ラジカルの生成を含まない方法によっても製造すること
ができる。例えば:米国特許4,085,168 号では、ヒドロ
ゲルコンタクトレンズとして有用なPVAグラフト共重
合体は、先ずポリスチレン又はポリメチルメタクリレー
トのような疎水性のマクロマーをアニオン機構で形成
し、そして重合性(メタ)アクリレートで封鎖すること
により製造される。このマクロマーは、次いでビニルア
セテートとラジカル的に共重合される。アセテート基を
加水分解した後、同様の分子量を有するPVA骨格構造
と懸垂した疎水性の鎖の櫛型様構造が形成される。この
方法により、全く透明なフィルムが製造することができ
るけれども、実際の化学は、数個の複雑な工程を含み、
それらのいくつかは水分感知予報手段を必要としてい
る。
【0006】又、米国特許4,426,492 号には、使い捨て
ヒドロゲルコンタクトレンズとして有用なある種のカル
ボキシル化PVAが開示されている。ある種のカルボキ
シル化PVAは、内面にポリ(エチレングリコール)の
ようなポリグリコールエーテルでのエステル化により可
塑化され得る。しかしながら、エステル化反応は、通
常、正確な再現性に難点があり、さらに二種の高分子量
重合体の相分離のために混合の問題が存在する。
【0007】PVAは、イソシアナートと反応してウレ
タン結合を形成する。例えば:米国特許3,776,889 号(1
973)では、PVAを、ホトレジスト印刷板配合物として
用いるために、アリルイソシアナートと十分に反応させ
ている。米国特許3,928,299 号(1975)では、イソシアナ
トエチルメタクリレート(IEM)を、ウレタン結合を
形成するポリマーを含むある種のヒドロキシアルキルメ
タクリレートと反応させ、そしてその重合体を、レリー
フ印刷板又は固い不溶性皮膜を形成する回路板で用いて
いる。
【0008】米国特許4,665,125 号(1987)及び 4,670,5
06号には、ポリビニルアルコール骨格構造にウレタン基
を通して結合した懸垂(メタ)アクリロイル単位を含む
ポリビニルアルコール誘導体が記載され、前者の特許で
は、さらに従来のビニルモノマーと反応させ、そして架
橋させてソフトヒドロゲルレンズを形成させている。
【0009】エーテル結合を有するPVAは、以下のよ
うに製造される。例えば:米国特許4,433,179 号(1984)
には、相間移動触媒条件でポリヒドロキシ化合物をアリ
ルハライドで誘導して高度にアリル化したポリアリルエ
ーテルの製造方法が記載されている。分子量2,000
及び14,000のPVAが、二重結合の最大理論量の
78%及び62%で誘導されたものとして例示されてい
る。
【0010】ヨーロッパ特許出願177296-A(1986)には、
水可溶性で不飽和重合性のポリオールのメチロールアク
リルアミド誘導体の製造方法が記載されている。アクリ
ルアミドメチル基で置換されたポリマーのヒドロキシ基
の49%でポリ(ビニルアルコール)を形成することが
例示されている。しかしながら、コンタクトレンズにつ
いては、教示も示唆もしていない。
【0011】米国特許(再発行)27,401号(1972)におい
て、Wichter 及びLim は、PVA−メタクリレート、す
なわちメタクリル酸無水物で1%をエステル化し、それ
を25%水溶液になるように溶解し、その混合物を平な
金型中で開始剤として過硫酸ナトリウム及びチオ硫酸ナ
トリウムを用いて、ヒドロゲル膜を形成するように重合
させるPVA−メタクリレートを製造した。この型のヒ
ドロゲルはコンタクトレンズの用途として開示されてい
る。しかしながら、そのようなレンズは、壊れやすい傾
向がある。
【0012】又、米国特許4,347,198 号(1982)には、親
水性成分、例えばN−ビニルピロリドン、疎水性成分、
例えばメチルメタクリレート、架橋剤及び開始剤を、溶
媒、例えばジメチルスルホキサイド中で混合し、そして
混合物全体を金型中で架橋させることが開示されてい
る。水中での平衡の後、ソフトヒドロゲルコンタクトレ
ンズが製造される。同様に、レンズは、懸垂ビニル基を
有するポリメチルメタクリレートとN−ビニルピロリド
ンを混合し、その混合物を重合させて製造されることが
開示されている。さらに、コンタクトレンズ混合物の親
水性成分として、メタクリル酸でエステル化したPVA
を用いることも、広く開示されている。
【0013】米国特許4,978,713 号には、場合により通
常のビニルモノマーでさらに反応させた、次いで架橋し
て高い機械的強度、高い水含量に対する溶媒、優れた光
学透明性及び酸素透過性を有する水膨潤性のソフトヒド
ロゲルコンタクトレンズを形成できる(メタ)アクリロ
イル基を含むポリビニルアルコールエーテル誘導体が記
載されている。
【0014】日本特許公開50-144793 号には、第二の親
水性モノマーと共重合して生体医療器具、なかでもコン
タクトレンズに用いることのできる新規な親水性重合体
を与える、懸垂した重合可能二重結合基を含む親水性ポ
リマーが記載されている。この引用において、強調され
ることは、親水性でありそして目的のポリマーでの必要
成分として第二の親水性モノマーの必要性である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンタクトレ
ンズを製造するために適切な、架橋した実質的に透明な
ヒドロゲルに関する。さらに特定すれば、該ヒドロゲル
を次のように述べることができる:
【0016】コンタクトレンズを製造するために適切
な、二つ若しくはそれ以上の懸垂若しくは末端ヒドロキ
シル基を含む前駆体の重合体又は共重合体の単独重合生
成物である架橋した実質的に透明なヒドロゲルであり、
該前駆体の重合体又は共重合体が、(1)その主要部分
が親水性である一つ又はそれ以上のエチレン性不飽和モ
ノマーと;(2)モノイソシアナートの少なくとも一つ
がエチレン性不飽和部分を含む一つ又はそれ以上のモノ
イソシアネートとを反応させた重合生成物;であり、該
ヒドロゲルは、少なくとも15%の水分含量を有するヒ
ドロゲル。
【0017】ポリビニルアルコールがただ一つのモノイ
ソシアナートと反応した場合には、ポリビニルアルコー
ルは、上述した前駆体の重合体又は共重合体から好適に
除外される。
【0018】さらに詳細には、該ヒドロゲルは、二つ若
しくはそれ以上の懸垂若しくは末端ヒドロキシル基を含
む前駆体の重合体又は共重合体の単独重合生成物であ
り、該前駆体の重合体又は共重合体が、 (1)2−ヒドロキシエチルメタクリレート、N−ビニ
ル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、イソボルニルメタクリレート、メチルメタクリレー
ト、スチレン及びアリルアルコールよりなる群から選ば
れる一つ又はそれ以上のエチレン性不飽和モノマーと; (2)モノイソシアナートの少なくとも一つがエチレン
性不飽和部分を含む2−イソシアナトエチルメタクリレ
ート、スチレンイソシアナート、シクロヘキシルイソシ
アナート、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベン
ジルイソシアナート及びフェニルイソシアナートよりな
る群から選ばれる一つ又はそれ以上のモノイソシアナー
トとを反応させた重合生成物;であり、該ヒドロゲルは
少なくとも15%の水分含量を有するヒドロゲルであ
る。
【0019】上記の定義において、一つ又はそれ以上の
エチレン性不飽和モノマー類は、好適には二つ又はをれ
以上のそのようなモノマー類、さらに好適には二つ又は
三つのそのようなモノマー類を意味する。本発明は、又
上記のどちらかのヒドロゲルから製造される湿潤性の、
透明な、酸素透過性コンタクトレンズに関する。
【0020】本発明は、又コンタクトレンズを製造する
ために適切な、架橋した実質的に透明なヒドロゲルであ
り、該ヒドロゲルが、(a)二つ若しくはそれ以上の懸
垂若しくは末端ヒドロキシ基を含み、(1)その主要部
分が親水性である一つ又はそれ以上のエチレン性不飽和
モノマーと;(2)モノイソシアナートの少なくとも一
つがエチレン性不飽和部分を含む一つ又はそれ以上のモ
ノイソシアナートとを反応させた重合生成物である前駆
体の重合体又は共重合体;と(b)ヒドロゲルが少なく
とも15%の水分含量を有するように選択されたエチレ
ン性不飽和モノマー又はその混合物との共重合生成物で
あるヒドロゲルに関する。
【0021】ポリビニルアルコールがただ一つのモノイ
ソシアナートと反応した場合には、ポリビニルアルコー
ルは、上記(a)に定義された前駆体の重合体又は共重
合体から好適に除外される。
【0022】さらに詳細には、本発明は、ヒドロゲル
が、(a)二つ若しくはそれ以上の懸垂若しくは末端ヒ
ドロキシ基を含み、(1)2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、N−ビニル−2−ピロリドン、N,N−ジメ
チルアクリルアミド、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、シクロヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、
メチルメタクリレート、スチレン及びアリルアルコール
よりなる群から選ばれる一つ又はそれ以上のエチレン性
不飽和モノマーと;(2)モノイソシアネートの少なく
とも一つがエチレン性不飽和部分を含む2−イソシアナ
トエチルメタクリレート、スチレンイソシアナート、シ
クロヘキシルイソシアナート、m−イソプロペニル−
α,α−ジメチルベンジルイソシアナート及びフェニル
イソシアナートよりなる群から選ばれる一つ又はそれ以
上のモノイソシアナートとを反応させた重合生成物であ
る前駆体の重合体又は共重合体;と(b)ヒドロゲルが
少なくとも15%の水分含量を有するように選択された
エチレン性不飽和モノマー又はその混合物との共重合生
成物であるヒドロゲルである。
【0023】上記の定義において、一つ又はそれ以上の
エチレン性不飽和モノマーは、好適には二つ又はそれ以
上のそのようなモノマー、さらに好適には二つ又は三つ
のそのようなモノマーを意味する。本発明は、又上記の
どちらかのヒドロゲルから製造される湿潤性の、透明
な、酸素透過性コンタクトレンズに関する。
【0024】本発明の別の目的は、コンタクトレンズを
製造するために適切な、架橋した実質的に透明なハイド
ロゲルであり、該ハイドロゲルが、(1)少なくとも
2,000の重量平均分子量を有するポリビニルアルコ
ールと、(2)モノイソシアナートの一つがエチレン性
不飽和部分を含み、他のモノイソシアナートが疎水性モ
ノイソシアナートである二つ又はそれ以上のモノイソシ
アナートとを反応させた重合生成物であり、該重合生成
物は、該ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に
基づいて、(1)と(2)との反応生成物の0.1から
90%を含み、該ヒドロゲルが少なくとも15%の水分
含量を有するヒドロゲルである。
【0025】さらに詳細には、本発明は、ヒドロゲルで
あり、該ヒドロゲルが、(1)少なくとも2,000の
重量平均分子量を有するポリビニルアルコールと、
(2)モノイソシアナートの一つがエチレン性不飽和部
分を含み、他のモノイソシアナートが疎水性モノイソシ
アナートである2−イソシアナトエチルメタクリレー
ト、スチレンイソシアナート、シクロヘキシルイソシア
ナート、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジ
ルイソシアナート及びフェニルイソシアナートよりなる
群から選ばれる二つ又はそれ以上のモノイソシアナート
とを反応させた重合生成物であり、該重合生成物は、該
ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づい
て、(1)と(2)との反応生成物の0.1から90%
を含み、該ヒドロゲルが少なくとも15%の水分含量を
有するヒドロゲルに関する。
【0026】本発明の別の目的は、上記のどちらかのヒ
ドロゲルから製造される湿潤性の、透明な、酸素透過性
コンタクトレンズに関する。
【0027】本発明のさらに別の目的は、コンタクトレ
ンズを製造するために適切な、架橋した実質的に透明な
ヒドロゲルであり、該ハイドロゲルが、(a)(1)少
なくとも2,000の重量平均分子量を有するポリビニ
ルアルコールと、(2)モノイソシアナートの一つがエ
チレン性不飽和部分を含み、他のモノイソシアネートが
疎水性モノイソシアナートである二つ又はそれ以上のモ
ノイソシアナートとを反応させた重合生成物、該重合生
成物は、該ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数
に基づいて、(1)と(2)との反応生成物の0.1か
ら90%を含む重合生成物;と(b)ヒドロゲルが少な
くとも15%の水分含量を有するように選択されたエチ
レン性不飽和モノマー又はその混合物との共重合生成物
であるヒドロゲルに関する。
【0028】さらに詳細には、本発明は、ヒドロゲルで
あり、該ヒドロゲルが、(a)(1)少なくとも2,0
00の重量平均分子量を有するポリビニルアルコール
と、(2)モノイソシアナートの一つがエチレン性不飽
和部分を含み、他のモノイソシアネートが疎水性モノイ
ソシアナートである2−イソシアナトエチルメタクリレ
ート、スチレンイソシアナート、シクロヘキシルイソシ
アナート、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベン
ジルイソシアナート及びフェニルイソシアナートよりな
る群から選ばれる二つ又はそれ以上のモノイソシアナー
トとを反応させた重合生成物、該重合生成物は、該ポリ
ビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、
(1)と(2)との反応生成物の0.1から90%を含
む重合生成物;と(b)ヒドロゲルが少なくとも15%
の水分含量を有するように選択されたエチレン性不飽和
モノマー又はその混合物との共重合生成物であるヒドロ
ゲルに関する。本発明の別の目的は、上記のどちらかの
ヒドロゲルから製造される湿潤性の、透明な、酸素透過
性コンタクトレンズに関する。
【0029】懸垂又は末端ヒドロキシ基を有する本発明
の骨格構造の前駆体の重合体を製造するために必要なモ
ノマーは、商業の問題である。そのような前駆体の重合
体は、パーオキサイド、ヒドロパーオキサイド又はアゾ
触媒のようなフリーラジカル触媒を用いる通常の付加重
合により製造される。多くの場合、この重合体それ自身
を商業的に入手できる。これは、米国特許4,978,713 号
(これの重要部分は本明細書に参考として挿入されてい
る)に記載されているように、特にポリ(ビニルアルコ
ール)について妥当である。
【0030】同じ意味で、2−イソシアナトエチルメタ
クリレートのようなモノイソシアナートも、又商業の問
題である。さらに、イソシアナート改質の前駆体の重合
体との共重合に用いられるビニルモノマーも又商業の問
題である。
【0031】前駆体の重合体とモノイソシアナートとの
間の反応は、−10℃と100℃の間の温度で非プロト
ン溶媒の存在下ウレタン形成触媒の存在又は非存在下に
行なわれる。
【0032】適切な非プロトン溶媒は、アミド類及びニ
トリル類、例えばホルムアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル
−2−ピロリドン、アセトアミド、アセトニトリル、ヘ
キサメチルホスホルアミド、及び好適にはジメチルスル
ホキサイドを含む。
【0033】適切なウレタン形成触媒は、tert−アミン
類、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、N,
N−ジメチルベンジルアミン又は有機金属触媒、例えば
オクタン酸錫もしくはジブチル錫ジラウレート又は酢酸
ナトリウムを含む。
【0034】本発明の先導パラメーターは、形成された
ヒドロゲルの物理的性質である。最も重要な目的は、親
水性の適当量(少なくと15%の水含量割合)、十分な
酸素透過性及び良好な機械的強度を具備したヒドロゲル
を製造することである。前駆体の重合体の骨格構造の親
水性はそれを作り上げるモノマーを選択することにより
調節することができるので、モノイソシアナートで改質
された前駆体の重合体と共重合させるために用いられる
ビニルモノマーの性質を、目的のヒドロゲルで必要とさ
れる親水性の程度にしたがって、親水性及び疎水性モノ
マーの間で変えることができる。
【0035】コンタクトレンズを製造するために用いら
れているヒドロゲルの重要な性質は、光学的性質が臨界
的であるので、その機械的強度及び寸法安定性である。
本発明の材料が、重合及びコンタクトレンズを製造する
ために金型に導入された場合、重合している塊の収縮は
観察されない。従って、重合した後の該材料は、どのよ
うな外形のコンタクトレンズの製造も可能にするように
金型の寸法に正確に合致している。
【0036】重合性ビニルモノマー類は、親水性又は疎
水性のモノマーあるいは親水性と疎水性の混合モノマー
であってよい。適切なビニルモノマーは、ソフト及びハ
ードコンタクトレンズの製造に一般的に用いられている
それらの従来のビニルモノマーを含む。親水性モノマー
は、従来のフリーラジカルによる重合において、水に溶
解するか、又は周囲平衡条件下で少なくとも10重量%
の水を吸収することができるポリマーを特徴的に生成す
るモノマーを意味する。同様に、適切な疎水性ビニルモ
ノマーは、従来のフリーラジカルによる重合において、
水に不溶か、又は周囲(すなわち、20℃)平衡条件下
で少なくとも10重量%の水を吸収することができない
ポリマーを特徴的に生成するそれらのモノマーである。
【0037】重合のための適切なビニルモノマー類は、
従来の疎水性及び親水性モノマーを含む。適切な疎水性
モノマーは、制限なしに、C1 −C18アルキルアクリレ
ート類及びメタクリレート類;C3 −C18アルキルアク
リルアミド類及びメタクレート類;アクリロニトリル;
メタクリロニトリル、ビニルC1 −C18アルカノアート
類;C2 −C18アルケン類;C2 −C18ハロアルケン
類;スチレン;C1 −C6 アルキルスチレン類;ビニル
(C1 −C6 )アルキルエーテル;C3 −C12パーフル
オロアルキルエチルチオカルボニルアミノアクリレート
類及びメタクリレート類;C3 −C12フルオロアルキル
アクリレート類及びメタクリレート類;アクリルオキシ
及びメタクリルオキシアルキルシロキサン類;N−ビニ
ルカルバゾール;マレイン酸、フマール酸、イタコン酸
及びメサコン酸などのC1 −C12アルキルエステル類な
どを含む。適切な疎水性モノマーの例は、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
イソプロピルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリ
レート、プロピルメタクリレート、ビニルアセテート、
ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニルバレ
レート、スチレン、クロロプレン、ビニルクロライド、
ビニリデンクロライド、アクリロニトリル、1−ブテ
ン、ブタジエン、メタクリロニトリル、ビニルトルエ
ン、ビニルエチルエーテル、パーフルオロヘキシルエチ
ルチオカルボニルアミノエチルメタクリレート、イソボ
ルニルメタクリレート、ヘキサフルオロブチルメタクリ
レート、3−メタクリルオキシプロピルペンタメチルジ
シロキサン及びビス(メタクリルオキシプロピル)テト
ラメチルジシロキサンを含む。
【0038】適切な親水性モノマー類は、制限なしに、
ヒドロキシ置換低級アルキルアクリレート類及びメタク
リレート類;アクリルアミド;メタクリアミド;C1
2低級アルキルアクリルアミド類及びメタクリルアミ
ド類;エトキシ化アクリレート類及びメタクリレート
類;ヒドロキシ置換低級アルキルアクリルアミド及びメ
タクリルミアド;ヒドロキシ置換低級アルキルビニルエ
ーテル;エチレンスルホン酸ナトリウム;スチレンスル
ホン酸ナトリウム;2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸;N−ビニルピロール;N−ビニルス
クシンイミド;N−ビニルピロリドン;2−及び4−ビ
ニルピリジン;アクリル酸;メタクリル酸;アミノ(第
4級アンモニウムを含むアミノにより)モノ低級アルキ
ルアミノ−若しくはジ低級アルキルアミノ低級アルキル
アクリレート類又はメタクリレート類;アリルアルコー
ル;などを含む。
【0039】特定の親水性モノマー類は、ヒドロキシエ
チルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、
アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチル
アクリルアミド、アリルアルコール、ビニルピリジン、
ビニルピロリドン、グリセロールメタクリレート、N−
(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)アクリルアミ
ドなどを含む。
【0040】好適な疎水性モノマー類は、メチルメタク
リレート及びビニルアセテートである。好適な親水性モ
ノマー類は、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、N
−ビニル−2−ピロリドン、アクリルアミド及びN,N
−ジメチルアクリルアミドである。
【0041】前述及び後述においての“低級”の用語
は、もし他の方法で定義しないならば、それぞれの分子
の残基又は部分において7個までの炭素原子を有する分
子の残基又は部分を意味する。従って、すなわち低級ア
ルキルは、好適にはC1 −C7アルキル、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル又はヘキシルを意味す
る。
【0042】ビニル不飽和イソシアナート類は、2−イ
ソシアナトエチルメタクリレート、2−イソシアナトエ
チルアクリレート、3−イソシアナトプロピルメタクリ
レート、1−メチル−2−イソシアナトエチルメタクリ
レート及び1,1−ジメチル−2−イソシアナトエチル
アクリレートを含む。
【0043】そのような化合物及びそれらの製造は、例
えば米国特許2,718,516 号及び英国特許1,252,099 号に
開示されている。
【0044】他の有用なイソシアナート類は、イソシア
ナトアルキルビニルエーテル類、例えば2−イソシアナ
トブチルビニルエーテル、スチレンイソシアナート及び
m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシ
アナートを含む。ヒドロキシもしくはアミノアルキルア
クリレート又はメタクリレートの1モルとジイソシアネ
ートの1モルとの反応により得られるイソシアネート類
も又有用である。有用なそのようなアクリレート類及び
メタクリレート類の例は、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、3−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート又は t- ブチルアミノ
エチルメタクリレート類を含む;適切なジイソシアナー
ト類は、イソホロンジイソシアナート、(3,3,4)
−トリメチルヘキサン−1,6−ジイソシアナート、ト
ルエンジイソシアナート、ジフェニルメタン−4,4´
−ジイソシアナートなどを含む。
【0045】最も好適なものは、2−イソシアナトエチ
ルメタクリレート及びm−イソプロペニル−α,α−ジ
メチルベンジルイソシアナートである。
【0046】本発明において有用な疎水性モノイソシア
ナート類は、フェニルイソシアナート、シクロヘキシル
イソシアナート、ベンジルイソシアナート、p−トリル
イソシアナート、m−トリルイソシアナート及びn−オ
クタデシルイソシアナートを含む;好適にはフェニルイ
ソシアナート及びシクロヘキシルイソシアナートであ
る。
【0047】懸垂又は末端ヒドロキシル基を含む前駆体
の重合体は、好適には親水性モノマーの少なくとも40
モル%から誘導される。
【0048】好適には、改質されたポリビニルアルコー
ルは、まだOH基として存在しているヒドロキシル基の
少なくとも50%を有し、モノイソシアナートで反応さ
せたヒドロキシル基の少なくとも50%は疎水性モノイ
ソシアナート、例えばフェニルイソシアナート又はシク
ロヘキシルイソシアナートで反応される。
【0049】ポリビニルアルコール類は、広い範囲で有
用である。好適には、このポリビニルアルコールの重量
平均分子量は、少なくとも10,000である。上限と
して、このポリビニルアルコールは、1,000,00
0までの重量平均分子量を有する。このポリビニルアル
コールは、好適には300,000まで、さらに好適に
は100,000まで、最も好適には50,000まで
の重量平均分子量を有する。
【0050】通常、ポリビニルアルコールは、主として
ポリ(2−ヒドロキシ)エチレン構造を有している。し
かしながら、このポリビニルアルコール出発物質は、
1,2−グリコールの形でのヒドロキシル基、例えばビ
ニルアセテート−ビニレンカーボネート共重合体のアル
カリ加水分解により得られる、鎖の中での1,2−ジヒ
ドロキシエチレンの共重合体の単位を含んでもよい。
【0051】さらに、このポリビニルアルコールは、エ
チレン、プロピレン、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、ジメチルアクリルアミド、ヒドロキシエチルメタク
リレート、メチルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレ−ト、ビニルピロリドン、ヒドロキ
シエチルアクリレート、アリルアルコール、スチレンな
どの共重合体単位の少量を含んでもよい。
【0052】市販のポリビニルアルコール樹脂は、Air
Products により製造されているVinol 107 (商標:M
W=22−31,000、98−98.8%加水分
解)、Polysciences 4398 (MW=25,000、9
8.5%加水分解)、Chan Chun によるBF14、DuPont
によるElvanol 90-50 (商標)、Unitika によるUF-12
0、Hoechst によるMowiol 10-98 及び20-98 (商標)
などが使用されてよい。他の製造者らは、Nippon Gohse
i(Gohsenol: 商標)、Monsanto(Gelvatol:商標)、Wack
er(Polyviol:商標)、同様に日本の製造者らは、Kurara
y、 Denki 及び Shin-Etsu である。
【0053】上述したように、加水分解されたビニルア
セテートの共重合体類が用いられ、加水分解されたエチ
レンビニルアセテート(EVA)、ビニルクロライド−
ビニルアセテート、N−ビニルピロリドンビニルアセテ
ート及びマレイン酸無水物−ビニルアセテ−トなどが商
業的に入手可能である。
【0054】通常、ポリビニルアルコールは、相当する
単独重合のポリビニルアセテートの加水分解により製造
される。好適な実施態様において、ポリビニルアルコー
ルは、ポリビニルアセテート単位の50%以下であり、
さらに好適には20%以下である。
【0055】ポリビニルアルコールの重量平均分子量を
粗く見積もる一つの方法は、20℃での4%水溶液の粘
度によるものである。例えば、1−2cPの粘度は、分
子量〜3,000に相当し、7cPの粘度は、分子量〜
25,000(98−100加水分解)に相当し、一
方、60cPの粘度は、分子量〜130,000(99
−100加水分解)に相当する。好適には、このポリビ
ニルアルコールは、2cPの最小粘度を有し、分子量の
上限は、空気泡の導入をせずに溶液を撹拌及び注入する
能力により決められ、その値はおおよそ60−70cP
である。製造者の分子量表示(粘度データによる)が、
かならずしも用いた標準物質に依存するゲルパーミエー
ションクロマトグラフィー(GPC)により得られたそ
れに一致しないことを知ることは重要である。表1に、
水溶液中でポリアクリルアミドを標準として測定したG
PCの結果とポリビニルアルコールの範囲を示した。
【0056】
【表1】
【0057】この開示のなかで特定されている重量平均
分子量の範囲は、DMSO中ポリエチレンオキサイドの
標準を用いるGPCにより得られたものか、又は製造者
の特定した分子量である。
【0058】前駆体の重合体又は改質ポリビニルアルコ
ールと、場合によりビニルモノマーもしくはそれの混合
物との重合反応は、エチレン性不飽和モノマーの重合反
応において従来用いられているように、活性化エネルギ
ーを与えるとフリーラジカルを生成する開始剤を用いて
行われる。フリーラジカル開始剤のなかに含まれている
ものは、従来の熱的に活性化される開始剤、例えば有機
パーオキサイド類、有機ヒドロパーオキサイド類であ
る。そのような開始剤の代表的な例は、ベンゾイルパー
オキサイド、t-ブチルパーベンゾエート、ジイソプロピ
ルパーオキシジカーボネート、クメンヒドロパーオキサ
イド、アゾビス(イソブチロニトリル)などを含む。一
般的に、熱開始剤について、重量の約0.01から5%
が、使用される。
【0059】好適には、UV−開始重合は、光開始剤を
用いて行われる。そのような開始剤は、よく知られてお
り、例えば、重合の技術において、例えばCalvert 及び
Pitts による“Photochemistry ”(John Wiley & Son
s(1966))の第2章に記載されている。好適な開始剤は、
組成物が照射された場合に重合反応を促進する光開始剤
である。そのような開始剤の代表的な例は、アシロイン
及びそれの誘導体、例えばベンゾイン、ベンゾインメチ
ルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイ
ソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル及
びα−メチルベンゾイン;ジケトン類、例えばベンジル
及びジアセチル など;ケトン類、例えばアセトフェノ
ン、α,α,α−トリブロモアセトフェノン、α,α−
ジエトキシアセトフェノン(DEAP)、2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパン、o−ニ
トロ−α,α,α−トリブロモアセトフェノン、ベンゾ
フェノン及びp,p’−テトラメチルジアミノベンゾフ
ェノン;α−アシロキシムエステル類、例えばベンジル
−(O−エトキシカルボニル)−α−モノキシム;ケト
ン/アミンの組み合わせ、例えばベンゾフェノン/N−
メチルジエタノールアミン、ベンゾフェノン/トリブチ
ルアミン及びベンゾフェノン/ミヘラーケトン;並びに
ベンジルケタール類、例えばベンジルジメチルケター
ル、ベンジルジエチルケタール及び2,5−ジクロロベ
ンジルジメチルケタールを含む。
【0060】好適には、約0.1から1.0%の光開始
剤が重合組成物中に用いられる。重合反応は、従来のバ
ルク中で又は溶媒の存在下に行われる。重合反応を行う
のに有用な溶媒は、ケトン類、例えばアセトン、メチル
エチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルイソブチ
ルケトン及びシクロヒキサノン;アルコール類、例えば
エタノール、イソプロパノール又はエチルセロソルブ;
エーテル類、例えばエチレングリコール又はエチレング
リコールジメチルエーテル;エステル類、例えばエチル
アセテート又はイソプロピルアセテート;ジメチルスル
ホキサイド(DMSO);N−メチルピロリドン;N,
N−ジメチルホルムアミド;N,N−ジメチルアセトア
ミドなどを含む。
【0061】架橋重合反応は、金型中で行われ、金型は
プラスチック、ガラス又は金属からなることができ、ど
のような型であってよい。フィルム及びシートを製造す
るには、その金型は、好適にはガラス板で作成され、MY
LAR 又は他の重合体で裏打ちされ、所望の厚さのスペー
サーを用いてクランプで共に保持される。コンタクトレ
ンズは、好適にはUV透過性のプラスチックの金型中で
製造される。
【0062】重合反応が完結した後、その重合体は、金
型から取り出され、存在する溶媒はすべて真空乾燥か、
又は水及び水溶性溶媒による、いいかえれば水−溶媒混
合物による抽出かにより除去される。有用な溶媒は、ア
セトン、エタノール、メタノール、イソプロパノールな
どである。共沸蒸留も又ある種の溶媒を除去する有用な
方法である。溶媒を除去した後、重合体を蒸留水中で平
衡させて、その水含量を重量測定により測定した。熱水
中にこの架橋された重合体を置くことは、試料の安定化
と強化に有用である。すべてのそれに続く測定は、水で
平衡させた重合体で行われた。
【0063】得られたコンタクトレンズは、光学的に透
明で、強く、柔軟で、高い酸素透過性を有し、濡れ得る
ものである。さらに、本発明のレンズは、製造の容易さ
により特徴づけられる。
【0064】この重合体フィルムで用いられた試験方法
は、以下のとおりである: a)重合収縮は、重合する前の板の間の重合体溶液の領
域(A1 )と重合した後の重合体のシートの領域(A
2 )の差から以下のように決められる:[ (A1−A
2 )・100/A1 ] 。
【0065】引張強度は、材料のシートを手で引っ張
り、次いでその結果を14Kg/cm2 であるマイクロ
メカニカルテスターにより以前に評価された材料と比較
して定量的に評価される。この”標準”にたいして同等
であると見られる測定値を、(2);より高い値を、
(1);より低い値を、(3);さらに低い値を(4)
と表示した。
【0066】
【実施例】次の例1から3は、親水性コモノマーから懸
垂ヒドロキシル基を含む共重合体の骨格構造の製造、そ
れらの共重合体と(懸垂ビニル基を形成するための)イ
ソシアナトエチルメタクリレートとの反応、そしてそれ
に続くヒドロゲルを得る重合反応を示した。 例1.表2に示したように、N−ビニルピロリドン(N
VP)と2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト(HEM
A)から、該モノマ−類をメタノール及び開始剤(Vazo
64)0.1%と混合することにより、共重合体の骨格構
造を製造した。この溶液を55℃で16時間重合させ
た。重合した骨格構造体をエチルエーテル中に沈殿さ
せ、次いでその沈殿物を粉末に砕き(又は砕くには柔ら
かすぎる場合には、小片に切断した)、エチルエーテル
で抽出した。この沈殿物を最後に真空下50℃で乾燥
し、デシケーター中に保管した。共重合体中のそれぞれ
のモノマー性化合物のモル%はNMRにより分析し、分
子量はGPCにより測定した。なお、以下の表中、用
語”ND”は測定されなかったことを意味する。
【0067】
【表2】
【0068】例2.2−ヒドロキシエチルメタクリレ−
ト(HEMA)とN,N−ジメチルアクリルアミド(D
MA)から、開始剤としてベンゾインメチルエーテルを
用いてU.V.光(3.5時間)により重合させた実験
2以外は例1同様にして、共重合体の骨格構造を製造し
た。例2の反応物の重量%及び分析結果を表3に示し
た。
【0069】
【表3】
【0070】例3.ヒドロゲルを、例1及び例2で製造
した共重合体から製造した。一般的に、NVP/HEM
A又はHEMA/DMA骨格構造体の溶液を、窒素雰囲
気下に60℃で共重合体0.5gをジメチルスルホキサ
イド(DMSO、Aldrich GoldLabel) 4.5gに溶解
し、上部から撹拌して製造した。この溶液を室温まで冷
却し、窒素雰囲気下に(表4に示されている適当なモル
%になるように)IEMをジブチル錫ジラウレート触媒
0.5μlと共に添加し、室温で一夜反応させた。IE
M改質に続いて、約0.1から0.2%の開始剤、ベン
ゾインメチルエーテル(BME)を反応溶液中に混合
し、この溶液をマイラーでライニングされた金型(0.
031″シリコンコードスペーサー)に注ぎ、室温で3
時間U.V.光を照射した。重合したシートを水中で抽
出(数日)し、物理特性を測定する前に沸騰水中に10
分間置いた。 表4に示されているように、重合体の特
性は異なり、そして重合中の収縮は見られなかった。
【0071】
【表4】
【0072】次の例4及び5は、親水性及び疎水性コモ
ノマーから懸垂ヒドロキシ基を含む共重合体の骨格構造
の製造、それらの共重合体と(懸垂ビニル基を形成する
ための)IEMとの反応,そしてそれに続くヒドロゲル
を得る重合反応を示した。 例4.この例において、親水性及び疎水性コモノマーの
組み合わせを含む共重合体の骨格構造を製造した。これ
らの共重合体は、HEMAとエチルヘキシルアクリレー
ト(EHA)、シクロヘキシルメタクリレート(CHM
A)若しくはヒドロキシプロピルメタクリレート(HP
MA)との組み合わせ又は例1のようにメタノール中で
のNVPとHPMAとの組み合わせにより製造した。モ
ノマー比、製造条件及び結果を表5に示した。
【0073】
【表5】
【0074】例5.ヒドロゲルを、例4で製造した親水
性/疎水性コモノマーから例3と同様に製造した。表6
に示すように、重合中の収縮は、殆どあるいは全然起こ
らず、重合体の特性は広い範囲で変化した。
【0075】
【表6】
【0076】次の例6及び7は、親水性、疎水性及びヒ
ドロキシルを含むコモノマーからの三成分共重合体の骨
格構造の製造、この共重合体の(懸垂ビニル基を形成す
るための)IEM改質、そしてそれに続くヒドロゲルを
得る重合反応を示した。 例6.表7に示されているモノマー比で、NVP、HE
MA及びMMAから例1と同様に共重合体の骨格構造を
製造し、分析した。
【0077】
【表7】
【0078】例7.例3の方法に従い、例6で製造した
三成分共重合体の骨格構造からヒドロゲルを製造した。
表8に示すように、重合収縮は起こらなかった。
【0079】
【表8】
【0080】次の例8から11は、IEM改質、そして
それに続く懸垂ヒドロキシ基を含む商業的に入手可能な
重合体の重合によるヒドロゲルの製造を示した。 例8.例3と同様に、スチレン/アリルアルコール共重
合体からヒドロゲルを製造した。表9に示すように、重
合収縮が分子量1,150の共重合体で見られたが、分
子量3,000の共重合体では見られなかった。
【0081】
【表9】
【0082】例9.例3に従い、ポリ(ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート)からヒドロゲルを製造した。表1
0に示すように、20モルのIEMを含むヒドロゲルで
は殆ど重合収縮が見られなかった。
【0083】
【表10】
【0084】例10.例3に従い、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート(Scientific Polymer Products :分
子量300,000)からヒドロゲルを製造した。表1
1に示すように、20モルまでのIEM改質において3
%未満の重合収縮が見られた。
【0085】
【表11】
【0086】例11.開始剤が0.05から0.1%の
BMEである以外は例3に従い、分子量3,000、1
4,000、78,000及び100,000のポリビ
ニルアルコール(PVA)からヒドロゲルを製造した。
表12に示すように、一定の分子量のPVAに対してI
EM改質の増大と共に重合収縮の増大が見られた。低い
IEM改質では、重合収縮は分子量の大きなPVAで明
白に示された。
【0087】
【表12】
【0088】例12.次の例では、重合反応中に疎水性
のコモノマーを添加しない3モル%IEM改質PVAヒ
ドロゲルでの強度の増大及び水含量の減少を示した。バ
イノール325(Vinol325, Air Products: 分子量77
−79,000、98−99%加水分解されたPVA)
の試料15gを酢酸ナトリウムを除去するためにソクス
レー抽出装置中でメタノール200mlで三日間抽出し
た。このPVAを真空下90℃で一夜乾燥した。この抽
出、乾燥したPVA6gを三頚フラスコのジメチルスル
ホキサイド(Aldrich Gold Label, 純度99.9% )54g
に溶解し、(乾燥剤を充填した乾燥管を通した)窒素雰
囲気下60℃で30分間撹拌した。この溶液を1時間で
室温まで冷却した。次いで、PVAに対して3.0モル
%(0.578ml)の2−イソシアナトエチルメタク
リレート(IEM、Dow Chemical)を15分間にわたり
滴下した。IEMの添加に続いて、直ちにPVAに対し
て7モル%(0.5175ml)のフェニルイソシアナ
ート(”P−NCO”)を窒素雰囲気下に激しく撹拌し
ながら加えた。反応混合物を室温で一夜撹拌し、反応を
完結させた。対照試料を、フェニルイソシアナートを添
加せずに同様の方法で製造した。
【0089】例3の一般方法に従い、IEM及びフェニ
ルイソシアナートで改質したPVAとIEMのみで改質
したPVAを、平なサンドイッチ形状の金型中で1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン光開始剤とUV
光を用いて室温3時間光重合させた。重合したフィルム
を、金型から取り出し、水で抽出し、表13に示した物
理特性を測定する前に水中で10分間煮沸した。どの試
料においても重合収縮は見られなかった。PVAへのフ
ェニルイソシアナートの添加は、水の受け入れ可能割合
を尚維持しながら重合生成物の強度を明らかに増大させ
た。
【0090】
【表13】
【0091】例13.同様に次の例でも、重合反応中に
疎水性のコモノマーを添加しない3モル%IEM改質P
VAヒドロゲルでの強度の増大及び水含量の減少を示し
た。フェニルイソシアナートに代えて、7モル%(0.
606ml)のシクロヘキシルイソシアナート(”C−
NCO”)を用いて例12の方法を繰り返した。どの試
料においても重合収縮は見られなかった。PVAへのシ
クロヘキシルイソシアナートの添加は、水の受け入れ可
能割合を尚維持しながら重合生成物の強度を明らかに増
大させた。
【0092】
【表14】
【0093】次の例14から16は、親水性コモノマー
から懸垂ヒドロキシル基を含む共重合体の骨格構造の製
造、これらの共重合体と(懸垂ビニル基を形成させるた
めの)イソシアナトエチルメタクリレートとの反応、そ
してそれに続くヒドロゲルを得るための、添加した疎水
性コモノマーとの重合反応を示した。 例14.表15に示したように、N−ビニルピロリドン
(NVP)及び2−ヒドロキシエチルメタクリレート
(HEMA)からモノマ−をメタノール及び開始剤(Va
zo 64)0.1%と混合することにより、共重合体の骨格
構造を製造した。この溶液を55℃で16時間重合させ
た。重合した骨格構造体をエチルエーテル中に沈殿さ
せ、次いでその沈殿物を粉末に砕き(又は砕くには柔ら
かすぎる場合には、小片に切断した)、エチルエーテル
で抽出した。この沈殿物を最後に真空下50℃で乾燥
し、デシケーター中に保管した。共重合体中のそれぞれ
のモノマー性成分のモル%はNMRにより分析し、分子
量はGPCにより測定した。
【0094】
【表15】
【0095】例15.2−ヒドロキシエチルメタクリレ
−ト(HEMA)とN,N−ジメチルアクリルアミド
(DMA)から、開始剤としてベンゾインメチルエーテ
ルを用いてU.V.光(3.5時間)により重合した実
験2以外は例14と同様にして、共重合体の骨格構造を
製造した。表16に示した。
【0096】
【表16】
【0097】例16.ヒドロゲルを、例14及び例15
で製造した共重合体から製造した。一般的に、NVP/
HEMA又はHEMA/DMA骨格構造体の溶液を、窒
素雰囲気下に60℃で共重合体0.5gをジメチルスル
ホキサイド(DMSO、Aldrich Gold Label) 4.5g
に溶解し、上部から撹拌して製造した。この溶液を室温
まで冷却し、窒素雰囲気下に(表17に示されている適
当なモル%になるように)IEMをジブチル錫ジラウレ
ート触媒0.5μlと共に添加し、室温で一夜反応させ
た。IEM改質に続いて、メチルメタクリレート(MM
A)を約0.1乃至0.2%の開始剤(BME)と共に
加え、溶液を十分に撹拌した。次いで、この溶液をマイ
ラーでライニングされた金型(0.031″シリコンコ
ードスペーサー)に注ぎ、室温で3時間U.V.光を照
射した。重合したシートを水中で抽出(数日)し、物理
特性を測定する前に沸騰水中に10分間置いた。表17
に示されているように、重合体の特性は異なり、そして
重合中の収縮は見られなかった。
【0098】
【表17】
【0099】次の例17及び18は、親水性及び疎水性
コモノマーの混合物から懸垂ヒドロキシル基を含む共重
合体の骨格構造の製造、IEMとのそれに続く反応、そ
してヒドロゲルを得るための、添加したMMAとの重合
反応を示した。 例17.この例において、親水性及び疎水性コモノマー
類の組み合わせを含む共重合体の骨格構造を製造した。
これらの共重合体は、HEMAとエチルヘキシルアクリ
レート(EHA)、シクロヘキシルメタクリレート(C
HMA)もしくはヒドロキシプロピルメタクリレート
(HPMA)との組み合わせ又は例14のようにメタノ
ール中でのNVPとHPMAとの組み合わせにより製造
した。モノマー比、製造条件及び結果を次の表18に示
した。
【0100】
【表18】
【0101】例18.ヒドロゲルを例17で製造した親
水性/疎水性コモノマーから例16と同様に製造した。
表19に示すように、重合中の収縮は、殆どあるいは全
然起こらず、煮沸したヒドロゲルの多様な重合体特性が
観察された。
【0102】
【表19】
【0103】次の例19及び20は、親水性、疎水性及
びヒドロキシルを含むコモノマーからの三成分共重合骨
格構造の製造、それに続くIEM改質及び付加的MMA
の存在下での、ヒドロゲルを得る重合反応を示した。 例19.表20に示されているモノマー比で、NVP、
HEMA及びMMAから例14と同様に共重合体の骨格
構造を製造し、分析した。
【0104】
【表20】
【0105】例20.例16の方法に従い、例19で製
造した三成分共重合体の骨格構造からヒドロゲルを製造
した。表21に示すように、重合収縮は起こらなかっ
た。
【0106】
【表21】
【0107】次の例21から24は、IEM改質、そし
て懸垂ヒドロキシル基を含む商業的に入手可能なポリマ
ーと(添加したコモノマーとの)それに続く重合による
ヒドロゲルの製造を示した。 例21.コモノマーとしてMMA又はDMAを、開始剤
として0.06から0.5%のBMEを用いる以外は例
16に従い、スチレン/アリルアルコール共重合体から
ヒドロゲルを製造した。表22に示すように、重合収縮
が見られ、IEM含量の増大とともに減少した。
【0108】
【表22】
【0109】例22.試料を含むコモノマーのためのコ
モノマーとしてMMA又はDMAを、開始剤として0.
1%のBMEを用いる以外は例16に従い、ポリ(ヒド
ロキシプロピルメタクリレート)からヒドロゲルを製造
した。表23に示すように、ヒドロゲルは一般に透明で
あり、20モルのIEMを含むヒドロゲルは殆どあるい
は全く重合収縮が見られなかった。
【0110】
【表23】
【0111】例23.例16に従い、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート(Scientific Polymer Products :
分子量300,000)からヒドロゲルを製造した。表
24に示すように、20モルでのIEM改質において3
%未満の重合収縮が見られた。
【0112】
【表24】
【0113】例24.開始剤(BME)が0.05から
0.1%である以外は例16に従い、分子量3,00
0、14,000、78,000及び100,000の
ポリビニルアルコール(PVA)からヒドロゲルを製造
した。表25に示すように、一定の分子量のPVAに対
しては、IEM改質の増大と共に重合収縮の増大が見ら
れた。低いIEM改質では、重合収縮は分子量の大きな
PVAで明白に示された。
【0114】
【表25】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 226/10 MNN 7242−4J G02C 7/04 (72)発明者 エレン レンウォンツ アメリカ合衆国 ニューヨーク 10591 ノース タリータウン ポカンティコ ス トリート 75

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトレンズを製造するために適切
    な、二つ若しくはそれ以上の懸垂若しくは末端ヒドロキ
    シル基を含む前駆体の重合体又は共重合体の単独重合生
    成物である架橋した実質的に透明なヒドロゲルであり、
    該前駆体の重合体又は共重合体が、(1)その主要部分
    が親水性である一つ又はそれ以上のエチレン性不飽和モ
    ノマーと;(2)モノイソシアナートの少なくとも一つ
    がエチレン性不飽和部分を含む一つ又はそれ以上のモノ
    イソシアナートとを反応させた重合生成物;であり、該
    ヒドロゲルは少なくとも15%の水分含量を有するヒド
    ロゲル。
  2. 【請求項2】 ヒドロゲルが、二つ若しくはそれ以上の
    懸垂若しくは末端ヒドロキシル基を含む前駆体の重合体
    又は共重合体の単独重合生成物であり、該前駆体の重合
    体又は共重合体が、(1)2−ヒドロキシエチルメタク
    リレート、N−ビニル−2−ピロリドン、N,N−ジメ
    チルアクリルアミド、2−エチルヘキシルアクリレー
    ト、シクロヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキシプ
    ロピルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、
    メチルメタクリレート、スチレン及びアリルアルコール
    よりなる群から選ばれる一つ又はそれ以上のエチレン性
    不飽和モノマーと;(2)モノイソシアナートの少なく
    とも一つがエチレン性不飽和部分を含む2−イソシアナ
    トエチルメタクリレート、スチレンイソシアナート、シ
    クロヘキシルイソシアナート、m−イソプロペニル−
    α,α−ジメチルベンジルイソシアナート及びフェニル
    イソシアナートよりなる群から選ばれる一つ又はそれ以
    上のモノイソシアナートとを反応させた重合生成物;で
    あり、該ヒドロゲルは少なくとも15%の水分含量を有
    する請求項1のヒドロゲル。
  3. 【請求項3】 請求項1のヒドロゲルから得られる湿潤
    性の、透明な、酸素透過性コンタクトレンズ。
  4. 【請求項4】 請求項2のヒドロゲルから得られる湿潤
    性の、透明な、酸素透過性コンタクトレンズ。
  5. 【請求項5】 コンタクトレンズを製造するために適切
    な、架橋した実質的に透明なヒドロゲルであり、該ヒド
    ロゲルが、(a)二つ若しくはそれ以上の懸垂若しくは
    末端ヒドロキシル基を含み、(1)その主要部分が親水
    性である一つ又はそれ以上のエチレン性不飽和モノマー
    と;(2)モノイソシアナートの少なくとも一つがエチ
    レン性不飽和部分を含む一つ又はそれ以上のモノイソシ
    アナートとを反応させた重合生成物である前駆体の重合
    体又は共重合体;と(b)ヒドロゲルが少なくとも15
    %の水分含量を有するように選択されたエチレン性不飽
    和モノマー又はその混合物との共重合生成物であるヒド
    ロゲル。
  6. 【請求項6】 ヒドロゲルが、(a)二つ若しくはそれ
    以上の懸垂若しくは末端ヒドロキシル基を含み、(1)
    2−ヒドロキシエチルメタクリレート、N−ビニル−2
    −ピロリドン、N,N−ジメチルアクリルアミド、2−
    エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリ
    レート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、イソ
    ボルニルメタクリレート、メチルメタクリレート、スチ
    レン及びアリルアルコールよりなる群から選ばれる一つ
    又はそれ以上のエチレン性不飽和モノマーと;(2)モ
    ノイソシアナートの少なくとも一つがエチレン性不飽和
    部分を含む2−イソシアナトエチルメタクリレート、ス
    チレンイソシアンナート、シクロヘキシルイソシアナー
    ト、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイ
    ソシアナート及びフェニルイソシアナートよりなる群か
    ら選ばれる一つ又はそれ以上のモノイソシアナート;と
    を反応させた重合生成物である前駆体の重合体又は共重
    合体;と(b)ヒドロゲルが少なくとも15%の水分含
    量を有するように選択されたエチレン性不飽和モノマー
    又はそれの混合物との共重合生成物である請求項5のヒ
    ドロゲル。
  7. 【請求項7】 請求項5のヒドロゲルから得られる湿潤
    性の、透明な、酸素透過性コンタクトレンズ。
  8. 【請求項8】 請求項6のヒドロゲルから得られる湿潤
    性の、透明な、酸素透過性コンタクトレンズ。
  9. 【請求項9】 コンタクトレンズを製造するために適切
    な、架橋した実質的に透明なヒドロゲルであり、該ヒド
    ロゲルが、(1)少なくとも2,000の重量平均分子
    量を有するポリビニルアルコールと、(2)モノイソシ
    アナートの一つがエチレン性不飽和部分を含み、他のモ
    ノイソシアナートが疎水性モノイソシアナートである二
    つ又はそれ以上のモノイソシアナートとを反応させた重
    合生成物であり、該重合生成物は、該ポリビニルアルコ
    ールのヒドロキシル基の数に基づいて、(1)と(2)
    との反応生成物の0.1から90%を含み、該ヒドロゲ
    ルは少なくとも15%の水分含量を有するヒドロゲル。
  10. 【請求項10】 コンタクトレンズを製造するために適
    切な、架橋した実質的に透明なヒドロゲルであり、該ヒ
    ドロゲルが、(1)少なくとも2,000の重量平均分
    子量を有するポリビニルアルコールと、(2)モノイソ
    シアナートの一つがエチレン性不飽和部分を含み、他の
    モノイソシアナートが疎水性モノイソシアナートである
    2−イソシアナトエチルメタクリレート、スチレンイソ
    シアナート、シクロヘキシルイソシアナート、m−イソ
    プロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナート
    及びフェニルイソシアナートよりなる群から選ばれる二
    つ又はそれ以上のモノイソシアナートとを反応させた重
    合生成物であり、該重合生成物は、該ポリビニルアルコ
    ールのヒドロキシル基の数に基づいて、(1)と(2)
    との反応生成物の0.1から90%を含み、該ヒドロゲ
    ルは少なくとも15%の水分含量を有する請求項9のヒ
    ドロゲル。
  11. 【請求項11】 請求項9のヒドロゲルから得られる湿
    潤性の、透明な、酸素透過性コンタクトレンズ。
  12. 【請求項12】 請求項10のヒドロゲルから得られる
    湿潤性の、透明な、酸素透過性コンタクトレンズ。
  13. 【請求項13】 コンタクトレンズを製造するために適
    切な、架橋した実質的に透明なヒドロゲルであり、該ヒ
    ドロゲルが、(a)(1)少なくとも2,000の重量
    平均分子量を有するポリビニルアルコールと、(2)モ
    ノイソシアナートの一つがエチレン性不飽和部分を含
    み、他のモノイソシアネートが疎水性モノイソシアナー
    トである二つ又はそれ以上のモノイソシアナートとを反
    応させた重合生成物、該重合生成物は、該ポリビニルア
    ルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、(1)と
    (2)との反応生成物の0.1から90%を含む重合生
    成物;と(b)ヒドロゲルは少なくとも15%の水分含
    量を有するように選択されたエチレン性不飽和モノマー
    又はその混合物との共重合生成物であるヒドロゲル。
  14. 【請求項14】 ヒドロゲルが、(a)(1)少なくと
    も2,000の重量平均分子量を有するビニルアルコー
    ルと、(2)モノイソシアナートの一つがエチレン性不
    飽和部分を含み、他のモノイソシアナートが疎水性モノ
    イソシアナートである2−イソシアナトエチルメタクリ
    レート、スチレンイソシアナート、シクロヘキシルイソ
    シアナート、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベ
    ンジルイソシアナート及びフェニルイソシアナートより
    なる群から選ばれる二つ又はそれ以上のモノイソシアナ
    ートとを反応させた重合生成物、該重合生成物は、該ポ
    リビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、
    (1)と(2)との反応生成物の0.1から90%を含
    む重合生成物;と(b)ヒドロゲルが少なくとも15%
    の水分含量を有するように選択されたエチレン性不飽和
    モノマー又はその混合物との共重合生成物である請求項
    13のヒドロゲル。
  15. 【請求項15】 請求項13のヒドロゲルから得られる
    湿潤性の、透明な、酸素透過性コンタクトレンズ。
  16. 【請求項16】 請求項14のヒドロゲルから得られる
    湿潤性の、透明な、酸素透過性コンタクトレンズ。
  17. 【請求項17】 湿潤性の、透明な、酸素透過性コンタ
    クトレンズを得るための請求項1のヒドロゲルの用途。
  18. 【請求項18】 湿潤性の、透明な、酸素透過性コンタ
    クトレンズを得るための請求項5のヒドロゲルの用途。
  19. 【請求項19】 湿潤性の、透明な、酸素透過性コンタ
    クトレンズを得るための請求項9のヒドロゲルの用途。
  20. 【請求項20】 湿潤性の、透明な、酸素透過性コンタ
    クトレンズを得るための請求項13のヒドロゲルの用
    途。
JP4243994A 1991-08-22 1992-08-21 親水性重合体の骨格構造から誘導された架橋ヒドロゲル Pending JPH05239152A (ja)

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