JPH05239037A - セロトニン神経系関連疾患治療剤 - Google Patents

セロトニン神経系関連疾患治療剤

Info

Publication number
JPH05239037A
JPH05239037A JP33884392A JP33884392A JPH05239037A JP H05239037 A JPH05239037 A JP H05239037A JP 33884392 A JP33884392 A JP 33884392A JP 33884392 A JP33884392 A JP 33884392A JP H05239037 A JPH05239037 A JP H05239037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxoquinoxaline
dihydro
piperazinyl
methyl
ethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33884392A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Yaso
昌夫 八十
Yukio Suzuki
幸男 鈴木
Satoru Saito
哲 斎藤
Daisuke Mochizuki
大介 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Publication of JPH05239037A publication Critical patent/JPH05239037A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、nは2〜4の整数を、R1 は水素原子またはメ
チル基を、R2 は置換基R3 を有していてもよいフェニ
ル基をそれぞれ示す。ただし、置換基R3 はハロゲン原
子、ハロゲン原子で置換されていてもよいメチル基、ま
たは低級アルコキシル基を示す)で表される1−置換ア
ルキル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノキサリン誘
導体またはその無毒性塩を有効成分とするセロトニン神
経系関連疾患治療剤。 【効果】 本発明の化合物〔I〕およびその塩酸塩は、
セレトニン1A受容体に対し強い親和性を示し、抗不安
薬、抗うつ剤、降血圧剤、制吐剤(抗動揺病剤、抗宇宙
酔い剤、抗めまい剤等含む)等として有用である。また
アドレナリンα1リセプターに対する親和性が強いもの
と弱いものがあり、原因および治療対象の症状により、
適宜の化合物を選択し得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1−置換アルキル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロキノキサリン誘導体を有効
成分とする抗不安剤、抗うつ剤、降血圧剤、制吐剤(抗
動揺病剤、抗宇宙酔い剤、抗めまい剤等を含む)等のセ
ロトニン神経系関連疾患治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】セロトニン1A受容体に親和性を有する
化合物が、抗不安剤、抗うつ剤、降血圧剤、制吐剤(抗
動揺病剤、抗宇宙酔い剤、抗めまい剤等を含む)として
有用なことが知られており、これらの化合物について既
に多くの報告がなされている(日本臨床47巻、198
9年増刊号、第1241−128頁; J.P. Feighnev,
W.F. Boyer, Psychopathology, 22, 21(1989); P.R.S
axena, C.M. Villalon,TiPS, 11,95(1990), N. Matsuki
et al., Jpn. J. Pharmacol.Suppl., 58, 313 (1992)
等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、既存の化合物
に比べ、より優れた上記の薬理作用を有する化合物を更
に広く検索、見出し、これを提供することが望まれてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々の化
合物を合成し、それらの薬理作用について検討していた
ところ、下記式〔1〕で表される1−置換アルキルキノ
キサリン誘導体が優れたセロトニン1Aリセプター親和
性を有することを見出し本発明を完成した。即ち、本発
明の目的は、次の一般式〔1〕
【0005】
【化2】 (式中、nは2〜4の整数を、R1 は水素原子またはメ
チル基を、R2 は1またはそれ以上のハロゲン原子、低
級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基もしくは低
級アルコキシル基で置換されていてもよいフェニル基を
示す)で表される1−置換アルキル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロキノキサリン誘導体またはその無毒性塩を
有効成分とするセロトニン神経系関連疾患治療剤を提供
するものである。
【0006】本発明においてセロトニン神経系関連疾患
とは、セロトニン1Aリセプターに高い親和性を有する
薬剤によって治療される疾患を意味し、セロトニン神経
系関連疾患治療剤としては、例えば、抗不安剤、抗うつ
剤、降血圧剤、制吐剤(抗動揺病剤、抗宇宙酔い剤、抗
めまい剤等を含む)等が例示される。
【0007】本発明のセロトニン神経系関連疾患治療剤
の有効成分である1−置換アルキル−2−オキソ−1,
2−ジヒドロキノキサリン誘導体〔1〕は、既に特開昭
64−50868号に開示された化合物またはそれに類
する化合物である。しかし、上記の公開公報には、本物
質が交感神経の受容体遮断作用を示すものとの開示はあ
るものの、本物質が優れたセロトニン1Aリセプター親
和性を有することについては、全く開示、示唆さえされ
ていない。
【0008】本発明に用いられる1−置換アルキル−2
−オキソ−1,2−ジヒドロキノキサリン誘導体におい
て、〔1〕式中のnは2〜4の整数であるが、このうち
3または4であることが好ましい。また、同式中、R1
は水素原子またはメチル基であるが、水素原子である方
が一般にセロトニン1Aリセプターに強い親和性を示
す。一方、生体内における移動に関し、メチル基である
方が逆に好ましい結果を与えることもある。更に、同式
中、基R2 において、フェニル基に対する置換基の位置
および置換基の数は特に限定されない。フェニル基に対
する置換基が複数存在する場合、これらは同一であって
も、また、異なっていてもよい。この置換基のうち、低
級アルキル基の例としては、炭素数1〜5のアルキル
基、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基等が、ま
た、ハロゲン置換低級アルキル基としては、1〜3個の
ハロゲン原子で置換されたメチル基が挙げられ、これら
のうち特に好ましいものとしては、メチル基およびトリ
ハロゲン化メチル基が挙げられる。更にまた、低級アル
コキシ基としては、炭素数1〜5のアルコキシ基、例え
ば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等が挙げら
れる。本発明化合物〔1〕は、例えば次の一般式〔2〕
【0009】
【化3】 (式中、nおよびR1 は前記と同じ意味を示し、Xは脱
離基を示す)で表される化合物と一般式〔3〕
【0010】
【化4】 (式中、R2は前記と同じ意味を示す)で表される化合
物を、不活性溶媒中にて反応させることにより製造され
る。
【0011】前記の一般式〔2〕で表される化合物(以
下、化合物〔2〕という)は、特開昭64−50868
号に記載された公知化合物または当該記載に準じて容易
に調製される化合物である。化合物〔2〕中、Xは脱離
基を示すが、この脱離基とは、化合物〔3〕との反応性
を高め、脱離しうる基を意味し、例えばフッ素原子、塩
素原子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン原子や、メタ
ンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、
p−トルエンスルホニルオキシ基等のアルキルまたはア
リールスルホニルオキシ基等が例示される。
【0012】また、一般式〔3〕で表される化合物(以
下、化合物〔3〕という)は、市販されており、例え
ば、アルドリッチ社、東京化成社等より入手可能であ
る。
【0013】化合物〔2〕と〔3〕との反応に用いられ
る不活性溶媒としては、反応に悪影響を与えない溶媒で
あれば特に限定されず使用されるが、好ましいものとし
ては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチ
ルホルムアミド、アセトニトリル、アセトン等が挙げら
れる。この反応においては、脱酸剤を存在させることが
好ましく、脱酸剤としては無機または有機の塩基が挙げ
られ、具体的には、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素ナトリウム、水素化ナトリウム等のアルカリまた
はアルカリ土類金属の炭酸塩、重炭酸塩または水素化
物、またはトリエチルアミン、ピリジン等の第3級アミ
ン等が例示される。
【0014】上記反応において、化合物〔2〕と化合物
〔3〕は基本的には当量反応せしめればよいが、通常は
化合物〔3〕を1〜5当量、特に好ましくは1.2〜
2.0当量用いるとよい。また、脱酸剤は、通常化合物
〔3〕と当量を用いることが好ましい。上記反応は、室
温でも進行しうるが、通常は加熱条件、例えば、溶媒還
流条件下にて行うことが好ましい。反応時間は、化合物
の組合せや反応温度等により適宜選択し、十分反応が進
行したことを確認して終了すればよいが、通常1時間か
ら数日が例示される。溶媒量は適宜の量を選択すればよ
いが、化合物〔2〕の10〜200倍の容量が例示され
る。
【0015】本発明で用いる1−置換アルキル−2−オ
キソ−1,2−ジヒドロキノキサリン誘導体〔1〕は、
必要に応じて、上述の方法により得られる反応液から精
製し、取得しても、また精製しなくともよいが、例え
ば、シリカゲルなどの担体を用いるカラムクロマトグラ
フィーなどの公知の精製方法により精製することが好ま
しい。
【0016】また、化合物〔1〕は、必要に応じて、そ
の医薬上許容される非毒性塩とすることができる。この
ような塩の例としては、塩酸、硫酸、リン酸などの無機
酸との塩、酢酸、プロピオン酸、酒石酸、クエン酸、グ
リコール酸、グルコン酸、コハク酸、リンゴ酸、グルタ
ミン酸、アスパラギン酸、メタンスルホン酸などの有機
酸との塩などが挙げられる。
【0017】これらの塩は、公知の遊離塩基から塩を得
る方法により化合物〔1〕から製造することができる。
例えば、化合物〔1〕に当量の塩酸/メタノール溶液を
加え塩酸塩を析出させ、これを回収することにより調製
される。化合物〔1〕の塩が析出し難い場合には、これ
にジエチルエーテルなどの有機溶媒を加えてもよい。
【0018】斯くして得られた化合物〔1〕およびそれ
らの塩は、後記の通り、セロトニン1Aリセプターに高
い親和性を有し、さらに動物実験によって抗不安作用等
のセロトニン神経系が関与する疾患に作用を有すること
が確認されたので、セロトニン神経系関連疾患治療剤と
なしうるものであるが、このような治療剤を調製するに
は、化合物〔1〕またはそれらの塩と薬学的に許容され
る医薬担体とを組み合わせ、公知方法により製剤化すれ
ば良い。
【0019】本発明のセロトニン神経系関連疾患治療剤
は、通常経口投与もしくは点滴を含む注射等の非経口投
与すれば良く、その投与量は、投与経路、被投与者の年
齢、体重、症状等によって異なるが、一般には成人1日
あたり、化合物〔1〕として0.1mg〜200mg/
kg程度とすれば良い。
【0020】上記製剤化のための剤型としては、注射
剤、錠剤、丸薬、散剤、顆粒剤、カプセル剤等が挙げら
れるが、その製造のためには、これらの製剤に応じた薬
学的に許容される各種医薬担体等を用いることができ
る。
【0021】例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤などの
経口剤の調製に当たっては、澱粉、乳糖、白糖、マンニ
ット、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、
無機塩類などの賦形剤、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセル
ロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、マクロゴールなどの結合剤、澱粉、ヒド
ロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シプロピルセルロースなどの崩壊剤、ラウリル硫酸ナト
リウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソ
ルベート80などの界面活性剤、タルク、ロウ、水素添
加植物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウムなどの滑沢剤、流動性
促進剤、矯味剤等を用いることができる。また、本発明
の薬剤は、エマルジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤
としても使用することができる。
【0022】非経口剤を調製するには、希釈剤として一
般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射
用植物油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ールなどを用いることができる。さらに必要に応じ、殺
菌剤、防腐剤、安定剤、等張化剤、無痛化剤などを加え
てもよい。
【0023】
【作用】次に、本発明化合物について、その薬理作用を
検討した結果を示す。 1. セロトニン1A(5HT1A)リセプターに対する
親和性 −実験方法− (A)ラット海馬膜画分の調製 SD系雄性ラット(7週令、チャールス・リバー)を断
頭後、すばやく脳を取り出し、これに氷冷下50mMト
リス・塩酸緩衝液(pH7.4)を加えて懸濁し、ホモ
ジネートした。このホモジネートを遠心分離(4800
0g、15分)し、その沈渣を上記緩衝液で再懸濁し
た。内在性のセロトニンを分解するために、この懸濁液
を30℃で20分間保温した後、遠心分離(48000
g、15分)し、その沈渣を海馬膜画分とした。
【0024】(B) 3H−8−ヒドロキシ−ジプロピル
アミノテトラリン( 3H−8−OH−DPAT)結合能
の測定方法 上記で調製したラット海馬膜画分(約100〜200μ
g蛋白質)と 3H−8−OH−DPAT(ニューイング
ランド・ニュークレア社、NEN)(最終濃度0.5n
M)およびパージリン(pargyline、シグマ社
製)(最終濃度10μM)を30℃で30分間反応させ
た後、反応液をワットマンGF/Cフィルターで吸引ろ
過することにより反応を停止させ、フィルターに吸着し
た放射活性を液体シンチレーションカウンターで測定
し、得られた測定値を総結合量(TB)とした。上記組
成にセロトニン(最終濃度10μM)を加えて同様に反
応させたものの測定値を非特異的結合量(NB)とし
た。セロトニンの代わりに適宜の濃度の各化合物の検体
を加えて反応させ、測定値(DTB)を得た。
【0025】(C)Ki値計算法 ある一定濃度における検体の結合阻害率を次の計算式で
算出した。
【0026】
【数1】 各検体毎に適宜の濃度(高濃度から低濃度まで)におけ
る結合阻害率を求め、横軸に濃度の対数値、縦軸に結合
阻害率をプロットし、非線型最小2乗法にて曲線を引
き、各検体のIC50値(50%結合阻害する濃度)を求
めた。Ki値は次の計算式で算出した。
【0027】
【数2】 〔L〕;実験に用いた放射性リガンド濃度(0.2n
M) Kd;放射性リガンドのリセプターに対する親和性を表
す濃度(0.7174nM) IC50;リセプターと放射性リガンドとの結合を50%
阻害する薬物濃度 なお、検体とする各化合物は、予め塩酸塩としたものを
用いた。 −測定結果−
【0028】
【表1】
【0029】*参考 1: 1−〔4−(4−メチル−1−ピペラジニル)ブチル〕
−1,2−ジヒロ−2−オキソキノキサリン(後記参考
合成例1により製造) **参考 2: 1−〔4−(4−エチル−1−ピペラジニル)ブチル〕
−1,2−ジヒロ−2−オキソキノキサリン(後記参考
合成例2により製造)
【0030】2. 動物実験(抗うつ作用評価) −実験方法− ICR系雄性マウス(5週令)を用い、水車式強制水泳
法により測定した(参考文献;European Journal of Ph
armacology 83,(1982),171-173)。即ち、槽の水面に
回転可能な水車が出ており、マウスが溺れないように水
車に上がろうとしても、水車が回転して登れない構成の
実験装置を用い、この実験装置の水車をマウスが回転さ
せる数を測定した。試験の前日に、マウスをこの実験装
置に投じ、水車回転数の著しく低いまたは高い個体は除
いた。なお、一群を6匹として実験を行った。評価対象
の化合物は、化合物〔1〕の塩酸塩(10mg/kg)
を、0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム塩
(CMC−Na)に懸濁して使用し、腹腔内投与の場合
には試験の30分前に投与し、経口投与の場合には試験
の60分前に投与した。 −結果−
【0031】
【表2】 この実験の結果、本発明化合物が抗うつ作用を有するこ
とが確認された。
【0032】3. 動物実験(抗不安作用評価) −実験方法− ウイスター(wistar)系雄性ラット一群6匹を用
い、ウオーター・リック・テスト(water lic
k test)(参考文献;Psychopharmacology 104,
432-438,(1991))を行った。即ち、金属製の給水チュー
ブが装着されてるボーゲル(vogel)型実験装置で
あって、その床面はステンレススチール製のグリットで
出来ていて、金属製の給水チューブとグリットの間が電
気刺激装置に通じており、金属製の給水チューブから水
を飲むと、直流通電をすることにより罰刺激を与えられ
る構成の実験装置を用いた。この実験装置に24時間絶
水させたラットを入れ、10分間当たりの罰刺激回数を
測定した。なお、使用するラットは、予めこの試験を行
い、その回数に差のないように群分けした。評価対象の
試験化合物は、その塩酸塩(10mg/kg)を、0.
5%カルボキシメチルセルロースナトリウム塩(CMC
−Na)に懸濁して使用し、試験の30分前に腹腔内投
与した。 −結果−
【0033】
【表3】 この実験の結果、本目的化合物が抗不安作用を有するこ
とが確認された。
【0034】4.動物実験(抗嘔吐作用評価) (1)実験方法 実験動物としてスンクスを使用した。スンクスはトガリ
ネズミ科の小型動物であり、動揺病や嘔吐を起こす動物
として知られている(生体の科学、42、538(19
90))。スンクスは単純な加速度刺激を加えられる
と、人での乗り物酔いに相当する症状(動揺病)を呈
し、最終的に嘔吐を引き起こす。また、シスプラチン等
の薬物を投与すると嘔吐を引き起こすことも知られてい
る。従って、この嘔吐を抑えることができれば、制吐剤
として有用であり、また抗動揺病剤、抗宇宙酔い剤、抗
めまい剤としても有用である。スンクスに被検化合物を
腹腔内投与し、その30分後に振幅4cm・頻度1Hz
の加速度刺激を与え、嘔吐の発現有無を観察した。 (2)測定結果 スンクス動揺病嘔吐に対する作用を測定した結果は次の
通りである。
【0035】
【表4】 上記の測定結果によれば、生理食塩水投与群は100%
動揺病を呈し、刺激開始後5分以内に嘔吐を引き起こし
た。ところが、本発明化合物(I)を投与すると、嘔吐
の発現は抑制されることにより本発明化合物(I)は、
制吐剤(抗動揺病剤、抗宇宙酔い剤、抗めまい剤等を含
む)として有用である。
【0036】5. アドレナリンα1 リセプターに対する
親和性 −実験方法− (A)ラット海馬膜画分の調製 SD系雄性ラット(7週令、チャールス・リバー)を断
頭後、すばやく脳を取り出し、これに氷冷下で大脳皮質
を分離した。摘出した大脳皮質は、−80℃で一昼夜以
上凍結した。凍結したこの組織を氷冷下でゆっくりと解
凍し、50mMトリス・塩酸緩衝液(pH7.4)を加
えて懸濁し、ホモジネートした。このホモジネートを遠
心分離(48000g、15分)し、その沈渣を上記緩
衝液で2回洗浄し、得られた沈渣を上記緩衝液で再懸濁
して、アドレナリンα1 リセプターの膜標品とした。
【0037】(B) 3H−プラゾシン結合能の測定方法 上記で調製したα1 リセプターの膜標品と、 3H−プラ
ゾシン(ニューイングンド・ニュークレア社製)(最終
濃度0.2nM)及びアスコルビン酸(最終濃度0.0
05%)とを全量1mlとし、25℃で30分間インキ
ュベートした。次いで、反応液をガラス繊維濾紙(Wh
atman GF/C)で吸引ろ過し、濾紙を50mM
トリス・塩酸緩衝液(pH7.4)4mlで3回洗浄
し、バイヤル瓶に移し、シンチレーターを加えて放射能
を測定して得られた測定値を総結合量(TB)とした。
上記組成にさらにプラゾシン(最終濃度0.1μM)加
えて同様に反応させたものの測定値を非特異的結合量
(NB)とした。プラゾシンの代わりに適宜の濃度の各
化合物の検体を加えて反応させ、測定値(DTB)を得
た。
【0038】(C)Ki値計算法 ある一定濃度における検体の結合阻害率を次の計算式で
算出した。
【0039】
【数3】 各検体毎に適宜の濃度(高濃度から低濃度まで)におけ
る結合阻害率を求め、横軸に濃度の対数値、縦軸に結合
阻害率をプロットし、非線型最小2乗法にて曲線を引
き、IC50値(50%結合阻害する濃度)を求めた。
【0040】Ki値は次の計算式で算出した。
【数4】 〔L〕;実験に用いた放射性リガンド濃度(0.2n
M) Kd;放射性リガンドのリセプターに対する親和性を表
す濃度(0.133nM) IC50;リセプターと放射性リガンドとの結合を50%
阻害する薬物濃度 なお、検体とする各化合物は、予め塩酸塩としたものを
用いた。 −結果−
【0041】
【表5】
【0042】なお、いずれの化合物〔1〕もマウス3匹
に50mg/kg腹腔内投与で死亡例を認めず、安全性
の高いことが確認された。
【0043】
【発明の効果】上記の結果の通り、本発明の化合物
〔1〕(塩酸塩)は、セレトニン1A受容体に対し強い
親和性を示し、抗不安剤、抗うつ剤、降血圧剤、制吐剤
(抗動揺病剤、抗宇宙酔い剤、抗めまい剤等を含む)等
として有用である。またアドレナリンα1 リセプターに
対する親和性が強いものと弱いものがあり、原因および
治療対象の症状により、適宜の化合物を選択し得ること
ができる。
【0044】
【実施例】次に、本発明の目的化合物〔1〕およびその
塩酸塩、その製造の例とその中間体に関し実施例および
製造例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。なお、本
発明の目的化合物〔1〕およびその塩酸塩の代表例を実
施例1から3に記載し、その他の化合物の製造例を実施
例4にまとめた。
【0045】製造例 1 1−(2−ヒドロキシエチル)−1,2−ジヒドロ−2
−オキソキノキサリンの製造:2−ヒドロキシキノキサ
リン7.30g(50mM,アルドリッチ社製)を5N
水酸化ナトリウム水溶液50mlとt−ブタノール15
0mlの混合液に溶解し、エチレンクロロヒドリン1
6.8ml(0.25M)を加え、60℃にて4時間加
熱撹拌した。この反応液を減圧濃縮し、得られた残渣を
クロロホルムに溶解し、水洗した。このクロロホルム溶
液を芒硝にて乾燥した後、減圧にて濃縮した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(担体;ワ
コーゲルC200、300g、溶出溶媒;クロロホル
ム:メタノール=500〜200:1)で精製して、R
f=0.3付近(シリカゲルTLC、展開溶媒;クロロ
ホルム:メタノール=20:1)のフラクションを採取
して、表題の化合物を得た。
【0046】収量7.13g(75.1%)1 H−NMR(CDCl3); 2.25(1H,t,J=5), 4.0-4.2(2H,
m), 4.49(2H,t,J=6),7.3-8.0(4H,m), 8.33(1H,s) Fab−Mass; 191, 154, 136
【0047】製造例 2 1−(3−クロロプロポキシ)−1,2−ジヒドロ−2
−オキソキノキサリンの製造:2−ヒドロキシキノキサ
リン7.30g(50mM)を5N水酸化ナトリウム水
溶液50mlとt−ブタノール150mlの混合液に溶
解し、1−ブロモ−3−クロロプロパン24.7ml
(250mM東京化成社製)を加え、60℃にて9時間
加熱撹拌した。この反応液を減圧濃縮し、得られた残渣
をクロロホルムに溶解し、水洗した。このクロロホルム
溶液を芒硝にて乾燥した後、減圧にて濃縮した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(担体;
ワコーゲルC200、1Kg、溶出溶媒;クロロホル
ム:メタノール=500:1)を行ない、Rf=0.8
4〜0.88の付近(シリカゲルTLC、展開溶媒;ク
ロロホム:メタノール=20:1)のフラクションを採
取し、表題化合物を得た。 収量6.68g(60.0%)
【0048】1H−NMR(CDCl3);2.2-2.4(2H,m), 3.
70(2H,t,J=6), 4.43(2H,t,J=6),7.3-8.0(4H,m), 8.34(1
H,s) Fab−Mass; 225, 223, 187, 154
【0049】実施例 1 1−[2−{4−(3−メチルフェニル)−1−ピペラ
ジニル}エチル]−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
キサリン(化合物番号089)の製造:製造例1で得ら
れた1−(2−ヒドロキシエチル)−1,2−ジヒドロ
−2−オキソキノキサリン0.95g(5.0mM)
を、塩化メチレン15mlに溶解し、トリエチルアミン
0.70ml(5.0mM)を加え、メタンスルホニル
クロライド0.39ml(5.0mM)を滴下し、一夜
撹拌した。減圧濃縮した。これをベンゼン25mlに溶
解した。これに、2−メチルフェニルピペラジン1.7
6g(10mM)およびトリエチルアミン1.4ml
(10mM)を加え、23時間加熱還流した。反応後ク
ロロホルムを加え、炭酸カリウム水溶液で洗浄し、水層
はさらにクロロホルムにて抽出した。クロロホルム層を
合わせ、芒硝にて乾燥し、減圧にて濃縮した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲ
ルC−200、100g、溶出溶媒;クロロホルム:メ
タノール=200:1)で精製して表題化合物を得た。
【0050】実施例 2 1−[2−{4−(2−メチルフェニル)−1−ピペラ
ジニル}エチル]−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
キサリン(化合物番号090)の製造:製造例1で得ら
れた1−(2−ヒドロキシエチル)−1,2−ジヒドロ
−2−オキソキノキサリン0.95g(5.0mM)
を、塩化メチレン10mlに溶解し、氷冷下で、塩化チ
オニル0.42mlを滴下し、一夜撹拌した。減圧濃縮
して、粗製の1−(2−クロロエチル)−1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソキノキサリンを得た。次いで、この1
−(2−クロロエチル)−1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソキノキサリンをベンゼン25mlに溶解し、2−メチ
ルフェニルピペラジン1.6g(10mM)、トリエチ
ルアミン1.4ml(10mM)を加え、23時加熱還
流した。反応後クロロホルムを加え、炭酸カリウム水溶
液で洗浄し、水層はさらにクロロホルムにて抽出した。
クロロホルム層を合わせ、芒硝にて乾燥し、減圧にて濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ワコーゲルC−200、100g、溶出溶媒;
クロロホルム:メタノール=200:1)で精製して表
題化合物を得た。
【0051】実施例 3 1−[3−{4−(2−メチルフェニル)−1−ピペラ
ジニル}プロピル]−1,2−ジヒドロ−2−オキソキ
ノキサリン(化合物番号100)の製造:製造例2で得
られた1−(3−クロロプロピル)−1,2−ジヒドロ
−2−オキソキノキサリン1.13g(5.0mM)
を、アセトニトリル25mlに溶解し、炭酸カリウム
1.92g(7.5mM)と2−メトキシフェニルピペ
ラン0.96g(5mM)とを加え、22時間加熱還流
した。反応後、クロロホムを加え、炭酸カリウム水溶液
で洗浄し、水層はさらにクロロホルムにて抽出した。ク
ロロホルム層を合わせ、芒硝にて乾燥し、減圧にて濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ワコーゲルC−200、100g、溶出溶媒;ク
ロロホルム:メタノール=200:1)で精製して表題
化合物を得た。
【0052】実施例 4 実施例1〜3のいずれかと同様にして表6〜8に示す化
合物を得た。このものの物性は表9〜表14の通りであ
った。なお、同表中には実施例1〜3で得た化合物の物
性(遊離塩基)もあわせて示した。
【0053】
【表6】
【0054】
【表7】
【0055】
【表8】
【0056】
【表9】
【0057】
【表10】
【0058】
【表11】
【0059】
【表12】
【0060】
【表13】
【0061】
【表14】
【0062】なお、上記各実施例に含まれる化合物の化
合物名およびその化合物番号は以下の通りである。
【0063】1−〔2−{4−(3−クロロフェニル)
−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−2
−オキソキノキサリン(化合物番号069).1−〔2
−{4−(4−クロロフェニル)−1−ピペラジニル}
エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン
(化合物番号070).1−〔2−{4−(2−メトキ
シフェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−
ジヒドロ−2−オキソキノキサリン(化合物番号07
1).1−〔2−{4−(3−メトキシフェニル)−1
−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソキノキサリン(化合物番号072).1−〔2−
{4−(4−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}
エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン
(化合物番号073).1−〔2−{4−(4−クロロ
フェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1, 2−ジ
ヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化合物
番号078).1−〔2−{4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ
−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号0
81).
【0064】1−{2−(4−フェニル−1−ピペラジ
ニル)エチル}−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
オキソキノキサリン(化合物番号093).1−〔2−
{4−(2−クロロフェニル)−1−ピペラジニル}エ
チル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン
(化合物番号157).1−{2−(4−フェニル−1
−ピペラジニル)エチル}−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソキノキサリン(化合物番号068).1−〔2−
{4−(2−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル}
エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン
(化合物番号074).1−〔2−{4−(4−フルオ
ロフェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−
ジヒドロ−2−オキソキノキサリン(化合物番号07
5).1−〔2−{4−(2−クロロフェニル)−1−
ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチ
ル−2−オキソキノキサリン(化合物番号079).1
−〔2−{4−(3−クロロフェニル)−1−ピペラジ
ニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
オキソキノキサリン(化合物番号080).
【0065】1−〔2−{4−(4−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ
−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号0
82).1−〔2−{4−(3−メトキシフェニル)−
1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−
メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号08
4).1−〔2−{4−(3−メチルフェニル)−1−
ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソキノキサリン(化合物番号089).1−〔2−{4
−(2−メチルフェニル)−1−ピペラジニル}エチ
ル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン(化
合物番号090).
【0066】1−〔2−{4−(2−フルオロフェニ
ル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ
−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号0
94).1−〔2−{4−(4−フルオロフェニル)−
1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−
メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号09
5).1−〔2−{4−(2−メチルフェニル)−1−
ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチ
ル−2−オキソキノキサリン(化合物番号096).1
−〔2−{4−(3−メチルフェニル)−1−ピペラジ
ニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
オキソキノキサリン(化合物番号109).1−〔2−
{4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1−ピペ
ラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキ
ノキサリン(化合物番号226).
【0067】1−〔2−{4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−
ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化合
物番号229).1−〔2−{4−(2,3−ジメチル
フェニル)−1−ピペラジニル}エチル−1,2−ジヒ
ドロ−2−オキソキノキサリン(化合物番号262).
1−〔2−{4−(2,3−ジメチルフェニル)−1−
ピペラジニル}エチル−1,2−ジヒドロ−3−メチル
−2−オキソキノキサリン(化合物番号275).1−
〔3−{4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジ
ニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
キサリン(化合物番号100).1−〔3−{4−(3
−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕
−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン(化合物
番号101).
【0068】1−{3−(4−フェニル−1−ピペラジ
ニル)プロピル}−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
キサリン(化合物番号110).1−〔3−{4−(4
−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕
−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン(化合物
番号111).1−〔3−{4−(2−クロロフェニ
ル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒド
ロ−2−オキソキノキサリン(化合物番号112).1
−〔3−{4−(3−クロロフェニル)−1−ピペラジ
ニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
キサリン(化合物番号113).1−〔3−{4−(4
−クロロフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−
1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン(化合物番
号114).1−〔3−{4−(2−フルオロフェニ
ル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒド
ロ−2−オキソキノキサリン(化合物番号115).1
−〔3−{4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラ
ジニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキ
ノキサリン(化合物番号116).
【0069】1−〔3−{4−(2−メチルフェニル)
−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−
2−オキソキノキサリン(化合物番号117).1−
〔3−{4−(3−クロロフェニル)−1−ピペラジニ
ル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
オキソキノキサリン(化合物番号124).1−〔3−
{4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}
プロピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキ
ソキノキサリン(化合物番号125).1−〔3−{4
−(3−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}プロ
ピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキ
ノキサリン(化合物番号126).
【0070】1−{3−(4−フェニル−1−ピペラジ
ニル)プロピル}−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2
−オキソキノキサリン(化合物番号147).1−〔3
−{4−(2−クロロフェニル)−1−ピペラジニル}
プロピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキ
ソキノキサリン(化合物番号159).1−〔3−{4
−(4−クロロフェニル)−1−ピペラジニル}プロピ
ル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノ
キサリン(化合物番号160).1−〔3−{4−(2
−メチルフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−
1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリ
ン(化合物番号161).1−〔3−{4−(3−メチ
ルフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2
−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化
合物番号162).
【0071】1−〔3−{4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2
−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化
物番号172).1−〔3−{4−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−
1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン(化合物番
号163).1−〔3−{4−(3−メチルフェニル)
−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−
2−オキソキノキサリン(化合物番号173).1−
〔3−{4−(2−フルオロフェニル)−1−ピペラジ
ニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2
−オキソキノキサリン(化合物番号186).1−〔3
−{4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニ
ル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
オキソキノキサリン(化合物番号187).
【0072】1−〔3−{4−(4−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒド
ロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号
188).1−〔3−{4−(2,3−ジメチルフェニ
ル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒド
ロ−2−オキソキノキサリン(化合物番号277)1−
〔4−{4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジ
ニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキ
サリン(化合物番号128).1−〔4−{4−(3−
メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−
1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン(化合物番
号129).1−〔4−{4−(3−クロロフェニル)
−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2
−オキソキノキサリン(化合物番号137).1−〔4
−{4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニ
ル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オ
キソキノキサリン(化合物番号138).
【0073】1−〔4−{4−(3−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ
−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号1
39).1−〔4−{4−(3−クロロフェニル)−1
−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メ
チル−2−オキソキノキサリン(化合物番号140).
1−{4−(4−フェニル−1−ピペラジニル)ブチ
ル}−1,2−ジヒドロ2−オキソキノキサリン(化合
物番号148).1−{4−(4−フェニル−1−ピペ
ラジニル)ブチル}−1,2−ジヒドロ3−メチル−2
−オキソキノキサリン(化合物番号151).1−〔4
−{4−(2−クロロフェニル)−1−ピペラジニル}
ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソ
キノキサリン(化合物番号167).
【0074】1−〔4−{4−(4−クロロフェニル)
−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3
−メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号16
8).1−〔4−{4−(2−メチルフェニル)−1−
ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチ
ル−2−オキソキノキサリン(化合物番号169).1
−〔4−{4−(3−メチルフェニル)−1−ピペラジ
ニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
オキソキノキサリン(化合物番号170).1−〔4−
{4−(2−クロロフェニル)−1−ピペラジニル}ブ
チル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン
(化合物番号174).1−〔4−{4−(2−メチル
フェニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソキノキサリン(化合物番号17
5).1−〔4−{4−(3−メチルフェニル)−1−
ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソキノキサリン(化合物番号176).1−〔4−{4
−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1−ピペラジ
ニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキ
サリン(化合物番号177).
【0075】1−〔4−{4−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−
ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化合
番号178).1−〔4−{4−(2−フルオロフェニ
ル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ
−3−メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号1
79).1−〔4−{4−(4−メトキシフェニル)−
1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−
メチル−2−オキソキノキサリン(化合物番号18
0).1−〔4−{4−(2−フルオロフェニル)−1
−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オ
キソキノキサリン(化合物番号182).1−〔4−
{4−(4−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}
ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン
(化合物番号183).1−〔4−{4−(4−クロロ
フェニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジ
ヒドロ−2−オキソキノキサリン(化合物番号18
4).1−〔4−{4−(4−フルオロフェニル)−1
−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メ
チル−2−オキソキノキサリン(化合物番号189).
1−〔4−{4−(2,3−ジメチルフェニル)−1−
ピペラジニル}ブチル−1,2−ジヒドロ−2−オキソ
キノキサリン(化合物番号280).1−〔4−{4−
(2,3−ジメチルフェニル)−1−ピペラジニル}ブ
チル−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノ
キサリン(化合物番号281).
【0076】参考合成例 1 1−〔4−(4−メチル−1−ピペラジニル)ブチル〕
−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリンの製造:
2−ヒドロキシキノキサリン7.30g(50m mo
l)を5N水酸化ナトウム水溶液50mlとt−ブタノ
ール150mlの混合液に溶解し、1−ブロモ−4−ク
ロロブタン15.5ml(135m mol)を加え、
60℃にて4時間、加熱撹拌した。この反応液を減圧濃
縮し、得られた残渣をクロロホルムに溶解し、水洗し
た。このクロロホルム溶液を、芒硝にて乾燥した後、減
圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=5
00:1)にて精製し、Rf=0.85の付近(シリカ
ゲルTLC、展開溶媒;クロロホルム:メタノール=2
0:1)のフラクションから、1−(4−クロロブチ
ル)−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリンを得
た。 収量8.03g(67.9%)
【0077】1H−NMR(CDCl3); 1.8-2.1(4H,m),
3.63(2H,t,J=6), 4.30(2H,t,J=6), 7.3-8.0(4H,m), 8.3
1 (1H,s) Mass(EI); 238, 236, 201, 146
【0078】この1−(4−クロロブチル)−1,2−
ジヒドロ−2−オキソキノキサリン1.19g(5.0
m mol)を、ベンゼン25mlに溶解し、これにメ
チルピペラジン(東京化成社製)1.00g(10.0
m mol)およびトリエチルアミン1.4ml(1
0.0m mol)を加え、120時間加熱還流した。
反応液にクロロホルムを加え、希炭酸カリウム水溶液で
洗浄し、水層はさらにクロロホルムにて抽出した。クロ
ロホルム層を合わせ、芒硝にて乾燥した後、減圧濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(担体;ワコーゲルC200、100g、溶出溶媒;
クロロホルム:メタノール=200:1)で精製して参
考1の化合物1.01gを得た。
【0079】1H−NMR(CDCl3); 1.6-1.9(4H,m),
2.29(3H,s), 2.4-2.6(10H,m),4.2-4.4(2H,m), 7.3-7.9
(4H,m), 8.30(1H,s) Fab−Mass; 301, 154 なお、参考1の化合物の塩酸塩は、上記化合物を5N塩
酸−メタノール溶液に溶解し、これにエーテルを加えて
結晶を析出させて得た。
【0080】参考合成例 2 1−〔4−(4−エチル−1−ピペラジニル)ブチル〕
−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリンの製造:
参考合成例1のメチルピペラジンの代わりにエチルピペ
ラジン(東京化成社製)1.14g(10.0m mo
l)を用い、同様の処理を行って参考2の化合物0.7
8gを得た。
【0081】1H−NMR(CDCl3);1.01(3H,t,J=7),
1.6-1.9(4H,m), 2.4-2.7(12H,m),4.28(2H,t,J=7), 7.3-
8.0(4H,m), 8.30(1H,s) Fab−Mass; 315, 201 なお、参考2の化合物の塩酸塩は、上記化合物を5N塩
酸−メタノール溶液に溶解し、これにエーテルを加えて
結晶を析出させて得た。
【0082】製剤例 1 カプセル剤:下記の成分を1号カプセルに充填してカプ
セル剤を調製した。 化合物110(2塩酸塩) 20mg ラクトース 90mg 微結晶セルロース 70mg ステアリン酸マグネシウム 10mg ───────────────────────── 計 190mg
【0083】製剤例 2 錠剤:下記の成分を常法により錠剤化し、錠剤を得た。 化合物110(2塩酸塩) 25mg 乳糖 135mg 結晶セルロース 30mg ステアリン酸マグネシウム 10mg ───────────────────────── 計 200mg
【0084】製剤例 3 注射剤:化合物110(2塩酸塩)1gを注射用蒸留水
50mlに溶解し、0.22μm以下のフィルターを通
した後、バイアルに500μlずつ分注し、凍結乾燥し
て注射剤を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 大介 静岡県田方郡大仁町三福632番地の1 旭 化成工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔1〕 【化1】 (式中、nは2〜4の整数を、R1 は水素原子またはメ
    チル基を、R2 は1またはそれ以上のハロゲン原子、低
    級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基もしくは低
    級アルコキシル基で置換されていてもよいフェニル基を
    示す)で表される1−置換アルキル−2−オキソ−1,
    2−ジヒドロキノキサリン誘導体またはその無毒性塩を
    有効成分とするセロトニン神経系関連疾患治療剤。
  2. 【請求項2】 一般式〔1〕中、nが3または4である
    請求項1記載の治療剤。
  3. 【請求項3】 一般式〔1〕中、R1 が水素原子である
    請求項1記載の治療剤。
  4. 【請求項4】 一般式〔1〕中、R1 がメチル基である
    請求項1記載の治療剤。
  5. 【請求項5】 1−置換アルキル−2−オキソ−1,2
    −ジヒドロキノキサリン誘導体またはその無毒性塩が、
    1−〔2−{4−(3−クロロフェニル)−1−ピペラ
    ジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
    キサリン、1−〔2−{4−(4−クロロフェニル)−
    1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−
    オキソキノキサリン、1−〔2−{4−(2−メトキシ
    フェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジ
    ヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔2−{4−
    (3−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}エチ
    ル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1
    −〔2−{4−(4−メトキシフェニル)−1−ピペラ
    ジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
    キサリン、1−〔2−{4−(4−クロロフェニル)−
    1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−
    メチル−2−オキソキノキサリン、1−〔2−{4−
    (2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}エチ
    ル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノ
    キサリン、1−{2−(4−フェニル−1−ピペラジニ
    ル)エチル}−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オ
    キソキノキサリン、1−〔2−{4−(2−クロロフェ
    ニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒド
    ロ−2−オキソキノキサリン、1−{2−(4−フェニ
    ル−1−ピペラジニル)エチル}−1,2−ジヒドロ−
    2−オキソキノキサリン、1−〔2−{4−(2−フル
    オロフェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2
    −ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔2−{4
    −(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル}エチ
    ル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1
    −〔2−{4−(2−クロロフェニル)−1−ピペラジ
    ニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
    オキソキノキサリン、1−〔2−{4−(3−クロロフ
    ェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒ
    ドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−〔2
    −{4−(4−メトキシフェニル)−1−ピペラジニ
    ル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オ
    キソキノキサリン、1−〔2−{4−(3−メトキシフ
    ェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒ
    ドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−〔2
    −{4−(3−メチルフェニル)−1−ピペラジニル}
    エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリ
    ン、1−〔2−{4−(2−メチルフェニル)−1−ピ
    ペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソ
    キノキサリン、1−〔2−{4−(2−フルオロフェニ
    ル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ
    −3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−〔2−
    {4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル}
    エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソ
    キノキサリン、1−〔2−{4−(2−メチルフェニ
    ル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−ジヒドロ
    −3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−〔2−
    {4−(3−メチルフェニル)−1−ピペラジニル}エ
    チル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキ
    ノキサリン、1−〔2−{4−(3−トリフルオロメチ
    ルフェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−
    ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔2−{4−
    (3−トリフルオロメチルフェニル)−1−ピペラジニ
    ル}エチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オ
    キソキノキサリン、1−〔2−{4−(2,3−ジメチ
    ルフェニル)−1−ピペラジニル}エチル〕−1,2−
    ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔2−{4−
    (2,3−ジメチルフェニル)−1−ピペラジニル}エ
    チル〕−12−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノ
    キサリン、1−〔3−{4−(2−メトキシフェニル)
    −1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−
    2−オキソキノキサリン、1−〔3−{4−(3−メト
    キシフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,
    2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−{3−
    (4−フェニル−1−ピペラジニル)プロピル}−1,
    2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔3−
    {4−(4−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}
    プロピル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリ
    ン、1−〔3−{4−(2−クロロフェニル)−1−ピ
    ペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキ
    ソキノキサリン、1−〔3−{4−(3−クロロフェニ
    ル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒド
    ロ−2−オキソキノキサリン、1−〔3−{4−(4−
    クロロフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−
    1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔3
    −{4−(2−フルオロフェニル)−1−ピペラジニ
    ル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキ
    サリン、1−〔3−{4−(4−フルオロフェニル)−
    1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−2
    −オキソキノキサリン、1−〔3−{4−(2−メチル
    フェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−
    ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔3−{4−
    (3−クロロフェニル)−1−ピペラジニル}プロピ
    ル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノ
    キサリン、1−〔3−{4−(2−メトキシフェニル)
    −1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−
    3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−〔3−{4
    −(3−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}プロ
    ピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキ
    ノキサリン、1−{3−(4−フェニル−1−ピペラジ
    ニル)プロピル}−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2
    −オキソキノキサリン、1−〔3−{4−(2−クロロ
    フェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−
    ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−
    〔3−{4−(4−クロロフェニル)−1−ピペラジニ
    ル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
    オキソキノキサリン、1−〔3−{4−(2−メチルフ
    ェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジ
    ヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−
    〔3−{4−(3−メチルフェニル)−1−ピペラジニ
    ル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
    オキソキノキサリン、1−〔3−{4−(3−トリフル
    オロメチルフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕
    −1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサ
    リン、1−〔3−{4−(3−トリフルオロメチルフェ
    ニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−ジヒ
    ドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔3−{4−(3
    −メチルフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−
    1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔3
    −{4−(2−フルオロフェニル)−1−ピペラジニ
    ル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−
    オキソキノキサリン、1−〔3−{4−(4−フルオロ
    フェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−1,2−
    ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−
    〔3−{4−(4−メトキシフェニル)−1−ピペラジ
    ニル}プロピル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2
    −オキソキノキサリン、1−〔3−{4−(2,3−ジ
    メチルフェニル)−1−ピペラジニル}プロピル〕−
    1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1−〔4
    −{4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニ
    ル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサ
    リン、1−〔4−{4−(3−メトキシフェニル)−1
    −ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オ
    キソキノキサリン、1−〔4−{4−(3−クロロフェ
    ニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒド
    ロ−2−オキソキノキサリン、1−〔4−{4−(2−
    メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−
    1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリ
    ン、1−〔4−{4−(3−メトキシフェニル)−1−
    ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチ
    ル−2−オキソキノキサリン、1−〔4−{4−(3−
    クロロフェニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,
    2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン、
    1−{4−(4−フェニル−1−ピペラジニル)ブチ
    ル}−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1
    −{4−(4−フェニル−1−ピペラジニル)ブチル}
    −1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサ
    リン、1−〔4−{4−(2−クロロフェニル)−1−
    ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチ
    ル−2−オキソキノキサリン、1−〔4−{4−(4−
    クロロフェニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,
    2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン、
    1−〔4−{4−(2−メチルフェニル)−1−ピペラ
    ジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2
    −オキソキノキサリン、1−〔4−{4−(3−メチル
    フェニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジ
    ヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−
    〔4−{4−(2−クロロフェニル)−1−ピペラジニ
    ル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサ
    リン、1−〔4−{4−(2−メチルフェニル)−1−
    ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキ
    ソキノキサリン、1−〔4−{4−(3−メチルフェニ
    ル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ
    −2−オキソキノキサリン、1−〔4−{4−(3−ト
    リフルオロメチルフェニル)−1−ピペラジニル}ブチ
    ル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1
    −〔4−{4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−
    1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3−
    メチル−2−オキソキノキサリン、1−〔4−{4−
    (2−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル}ブチ
    ル〕−1,2−ジヒドロ−3−メチル−2−オキソキノ
    キサリン、1−〔4−{4−(4−メトキシフェニル)
    −1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−3
    −メチル−2−オキソキノキサリン、1−〔4−{4−
    (2−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル}ブチ
    ル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノキサリン、1
    −〔4−{4−(4−メトキシフェニル)−1−ピペラ
    ジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキノ
    キサリン、1−〔4−{4−(4−クロロフェニル)−
    1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−
    オキソキノキサリン、1−〔4−{4−(4−フルオロ
    フェニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジ
    ヒドロ−3−メチル−2−オキソキノキサリン、1−
    〔4−{4−(2,3−ジメチルフェニル)−1−ピペ
    ラジニル}ブチル〕−1,2−ジヒドロ−2−オキソキ
    ノキサリン、1−〔4−{4−(2,3−ジメチルフェ
    ニル)−1−ピペラジニル}ブチル〕−1,2−ジドロ
    −3−メチル−2−オキソキノキサリンおよびそれらの
    無毒性塩からなる群より選ばれる化合物である請求項1
    記載の治療剤。
JP33884392A 1991-12-20 1992-12-18 セロトニン神経系関連疾患治療剤 Withdrawn JPH05239037A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35430091 1991-12-20
JP3-354300 1991-12-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05239037A true JPH05239037A (ja) 1993-09-17

Family

ID=18436611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33884392A Withdrawn JPH05239037A (ja) 1991-12-20 1992-12-18 セロトニン神経系関連疾患治療剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05239037A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137485A1 (ja) * 2005-06-24 2006-12-28 Toyama Chemical Co., Ltd. 新規な含窒素複素環化合物およびその塩

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137485A1 (ja) * 2005-06-24 2006-12-28 Toyama Chemical Co., Ltd. 新規な含窒素複素環化合物およびその塩
US8329694B2 (en) 2005-06-24 2012-12-11 Toyama Chemical Co., Ltd. Quinoxalinones as antibacterial composition
US8524738B2 (en) 2005-06-24 2013-09-03 Toyama Chemical Co., Ltd. Quinolinones and quinoxalinones as antibacterial composition
JP5398984B2 (ja) * 2005-06-24 2014-01-29 富山化学工業株式会社 新規な含窒素複素環化合物およびその塩

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2167152C2 (ru) N-замещенные азагетероциклические карбоновые кислоты или их фармацевтически приемлемые соли, способ их получения, фармацевтическая композиция на их основе и способ ингибирования нейрогенного воспаления
JPH0314563A (ja) 新規4―フルオロ安息香酸誘導体
BG64703B1 (bg) Полиморфна форма на 2-(r)-(1-(r)-(3,5-бис(трифлуорометил) фенил)етокси)-3-(s)-(4-флуоро)-фенил-4-(3-(5-оксо-1н,4н- 1,2,4-триазоло)метилморфолин, метод за нейното получаване и фармацевтични състави, които я съдържат
JP2001512727A (ja) 5ht−1受容体のリガンドとしてのニ環式化合物
JPH07157469A (ja) ピペリジン誘導体
RU2188197C2 (ru) 1,4-дизамещенные пиперазины, способ их получения, фармацевтическая композиция и способ лечения нейрогенного воспаления
US5096900A (en) (4-piperidyl)methyl-2,3-dihydro-1h-isoindole and -2,3,4,5-tetrahydro-1h-benzazepine derivatives, their preparation and their application in therapy
CA2038025C (en) Optically active alkylenedioxybenzene derivatives and their use in therapy
RU2178790C2 (ru) Производные дибензо[d, g][1,3]диоксоцина и дибензо-[d,g][1,3,6]диоксазоцина, способ их получения, фармацевтическая композиция на их основе и способ лечения нейрогенного воспаления, нейропатии и ревматоидного артрита
JPH069622A (ja) 2−アルコキシキノキサリン誘導体、その製造法およびその用途
FR2558835A1 (fr) Derives d'hydantoine, leur procede de production et medicament les contenant
JPH05239037A (ja) セロトニン神経系関連疾患治療剤
US5081128A (en) 2,3-dihydro-1h-isoindole derivatives and their application in therapy
JPH05501882A (ja) 抗コリン性薬剤
JPH0240381A (ja) 新規縮合ジアゼピノン類、それらの製造方法及びこれらの化合物を含有する医薬組成物
JPH0733744A (ja) インダゾール誘導体およびその塩
JPH05320157A (ja) 1−置換アルキルキノキサリン誘導体およびその用途
JPH10152470A (ja) ピペラジン化合物
JPH0517471A (ja) フラン誘導体
JPH06234753A (ja) イソオキサゾール化合物およびその塩
JPH05331065A (ja) セロトニン神経系関連疾患治療剤
US5578596A (en) 2-alkoxy-5,6,7,8-tetrahydroquinoxaline derivatives, and production method and use thereof
FR2639944A1 (fr) Nouveaux derives de l'indole, leur procede de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent
JP2003081978A (ja) スピロ環式化合物およびその医薬用途
JP2006316064A (ja) 3(2h)−ピリダジノン誘導体及びこれら化合物の使用

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000307