JPH0523896Y2 - - Google Patents

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JPH0523896Y2
JPH0523896Y2 JP14008088U JP14008088U JPH0523896Y2 JP H0523896 Y2 JPH0523896 Y2 JP H0523896Y2 JP 14008088 U JP14008088 U JP 14008088U JP 14008088 U JP14008088 U JP 14008088U JP H0523896 Y2 JPH0523896 Y2 JP H0523896Y2
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JP
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valve
ball
valve seat
ring
tightening ring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はボールバルブにおける弁座の圧接構造
に関するものである。
〔従来技術〕
配管系路より弁箱を外すことなく上部の開口よ
りボールおよびこれを挾持する一対の弁座を着脱
可能にしたボールバルブとしては種々存在する
が、本願考案の構成と基本的な組合せが近似する
ものとしては実公昭55−9738号の考案がある。
この考案はボールを左右から挾持する弁座の一
方の外側外周面を小径にして段部を形成し、この
段部にばねを介して外周にねじを有する摺動リン
グを摺動可能に設けると共に該ねじに内ねじを有
する調整リングをねじ込んだもので、この調整リ
ングを回転させることにより弁座と摺動リングと
の間隔を拡げて弁座をボールに圧接するようにし
たものである。
また、弁座と弁箱の内壁との間にクサビ状のス
ペーサーを挿入して弁座をボールに圧接する形態
のものとして、本件出願人は昭和62年10月21日付
出願のボールバルブ(実願昭62−161484号)を出
願している。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の実公昭55−9738号の考案においては調整
リングを回転させるために、調整リング外周に複
数の回転操作用の孔を設け、この孔の少くとも2
つに嵌る突起を備えた操作レバーを必要としてい
た。そして、この操作レバーは市販品にはなく、
全てその調整リングの孔のピツチに合致したもの
を用意する必要があり、その操作に際しても、ス
パナと同様に調整リングを一定角度回転させる毎
に操作レバーを孔から外して隣の孔へと何度も嵌
め換える作業が必要で、大変面倒なものであつ
た。
また、先願の実願昭62−161484号のボールバル
ブは、予め設けられた一定厚さの門型スペーサー
の先端部をクサビ状に形成して、弁座と弁箱の内
壁との間に挿入しやすいようにしたものであつ
て、ボールへの弁座の圧接力は画一的であり、調
整可能なものではなかつた。さらにこの形態のも
のは小径のボールバルブには好適であるが大径の
ものには圧接力の安定性の面から適用できないも
のであつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の内ねじを有する調整リングに代
えて、二つ割にしたクサビ状のリングを弁座の外
側部と摺動リングの内側面との間に締め付け可能
に設けたことを特徴とするものである。
すなわち、本考案は、第1図のように配管系路
より弁箱1を外すことなく上部の開口2よりボー
ル3およびこれを挾持する一対の弁座4,5を着
脱できるようにしたボールバルブにおいて、少く
とも一方の弁座の外側外周面を小径にして段部6
を形成すると共に、この段部に摺動リング8を軸
方向に摺動可能に設け、前記弁座の外側面7と摺
動リングの内側面9との間に、内周部に横断面三
角状のクサビ11を有するリングを二つ割にして
一対の円弧状部12,13となし、この一対の円
弧状部12,13の両切り離し部をボルト14に
て締め付け可能にした締付けリング15を介在さ
せたものである。
この実施例における二つ割の締付けリング15
は第2図に示すように、内周部に三角状のクサビ
11を備えた下半部の円弧状部12が約260°の範
囲にわたる円弧を有し、上半部の円弧状部13は
約80°の範囲にわたる円弧を有するもので、両円
弧状部12,13の間には一定の間隙16が設け
られ、上半部の円弧状部の左右端の水平座に六角
穴付きのボルト14を貫通させて設け、その先端
を下半部の円弧状部12の左右上端部に形成した
ねじ孔にねじ込んで締め付け可能としているもの
であるが、必ずしもこの形状に限定されるもので
はない。
すなわち、締付リングの横断面形状を第3図の
ように台形状としてもよく、また、分割の位置に
ついてもリング中央部にて分割してもよい。さら
に摺動リングの形状についても第1図のように、
内側外周面を小径にしこの小径部の先端と弁座の
外側面との間に締付リングの三角状のクサビ11
が臨むようにしてもよく、第3図に示すように弁
座の外径と同寸の外径を有する単純なリング状の
摺動リングを小径部に摺動可能に設けてもよい。
〔作用〕
本考案においては弁箱1内にボール3と左右の
弁座4,5を装填するに際し、一方の弁座5の外
側の段部6に、第2図に示すような二つ割にした
一対の円弧状部12,13をボルト14にて締め
付け可能にした締付けリング15を嵌め込んだ
後、その外側から摺動リング8を嵌め込んだ状態
にて、これらを開口2から弁箱内に装填する。そ
の後締付けリングのボルト14を上方から六角レ
ンチにて締め付けると上下の円弧状部12,13
は互いに中心に寄せられリングは縮少する。この
際内周部の三角状のクサビ11が弁座の外側面7
と摺動リングの内側面9とに間に押し入り、これ
により弁座と摺動リングとの間隔を拡げて摺動リ
ングの外側面を弁箱開口の外側面に圧接すると同
時に反対側の弁座をボールの外周面に圧接し、シ
ールされる。
なお、本実施例の場合、弁座の内面には皿バネ
17を介して、合成樹脂製のシート18が設けら
れているが、メタルタツチ式のシール構造の場合
にはこれら皿バネやシートは必要でなく、締付け
リング15と弁座5との間に皿バネがあればよい
ものである。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように弁座をボールに圧接する
に際し、ボールと左右の弁座および締付リング、
摺動リング等を弁箱の開口から装填した後、上部
から締付リングのボルトを六角レンチにて左右バ
ランスをとりつつ締めつけることにより、締め付
けリング内周面の三角状のクサビが全周にわたつ
て弁座と摺動リングの間に押し入り、両者の間隔
を拡げるので弁座をボールに対し均一に圧接させ
ることが可能である。また、ボルトの締め付けに
は市販の六角レンチがあればよく、操作も簡単で
あるため誰でも簡単に行なうことができる。さら
に、本考案の締付けリングはネジ切り加工を要し
ないので製作が容易な利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断側面図、
第2図は締付けリングの部分断面正面図、第3図
は別の実施例を示す要部断面図。 1……弁箱、2……開口、3……ボール、4,
5……弁座、6……段部、7……弁座の外側面、
8……摺動リング、9……摺動リングの内側面、
12,13……円弧状部、14……ボルト、15
……締付けリング、16……間隙、17……皿バ
ネ、18……シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 配管系路より弁箱を外すことなく上部の開口
    よりボールおよびこれを挾持する一対の弁座を
    着脱できるようにしたボールバルブにおいて、 一方または双方の弁座5の外側外周面を小径
    にして段部6を形成すると共に、この段部に摺
    動リング8を設け、この弁座の外側面7と摺動
    リングの内側面9との間に、上下一対の円弧状
    部12,13からなる二つ割りの締付けリング
    15を締め付け可能に設けたことを特徴とする
    ボールバルブにおける弁座圧接構造。 2 締め付けリングの内周面の形状が断面三角形
    状である請求項1記載のボールバルブにおける
    弁座圧接構造。 3 締め付けリングの断面形状が台形状である請
    求項1記載のボールバルブにおける弁座圧接構
    造。
JP14008088U 1988-10-27 1988-10-27 Expired - Lifetime JPH0523896Y2 (ja)

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JP14008088U JPH0523896Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27

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JP14008088U JPH0523896Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27

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JPH0260773U JPH0260773U (ja) 1990-05-07
JPH0523896Y2 true JPH0523896Y2 (ja) 1993-06-17

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JP14008088U Expired - Lifetime JPH0523896Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27

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JP6204799B2 (ja) * 2013-11-15 2017-09-27 Nok株式会社 密封装置

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JPH0260773U (ja) 1990-05-07

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