JPH05238447A - 自転車用前照灯装置 - Google Patents

自転車用前照灯装置

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Publication number
JPH05238447A
JPH05238447A JP4041697A JP4169792A JPH05238447A JP H05238447 A JPH05238447 A JP H05238447A JP 4041697 A JP4041697 A JP 4041697A JP 4169792 A JP4169792 A JP 4169792A JP H05238447 A JPH05238447 A JP H05238447A
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JP
Japan
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battery
dynamo
field current
terminal voltage
transistor
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Application number
JP4041697A
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English (en)
Inventor
Kouichi Makinose
公一 牧野瀬
Yasuyuki Mizobuchi
康之 溝渕
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発電時にタイヤに加わる発電機の負荷を減少
し、乗り手への身体的疲労を軽減することができる自転
車用前照灯装置を提供する。 【構成】界磁電流制御回路は通常走行時、端子電圧検出
回路13が検出したバッテリ2の端子電圧値が8ボルト
以上の場合、ダイナモ1の界磁電流を小さく制御する。
従って、タイヤに加わるダイナモ1の負荷もそれに伴っ
て小さくなる。日中の走行時には、この小さな負荷の状
態で発電が行われてバッテリ2が徐々に充電される。そ
して、夜間の走行時には、バッテリ2の充電によりライ
トLがが点灯される。また、界磁電流制御回路4はライ
トLの点灯時に端子電圧検出回路13が検出したバッテ
リ2の端子電圧値が6ボルト未満の場合、ダイナモ1の
界磁電流を大きくするように制御する。従って、ダイナ
モ1からは大きな発生電力が得られ、この発生電力によ
ってライトLは所定の照度を保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤが回転すること
によって発電する発電機を備えた自転車用前照灯装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車に設けられた前照灯(ライ
ト)は、タイヤの回転を利用して発電機(ダイナモ)を
回転させた際にダイナモから発生する発生電力を直接利
用して点灯されるようになっている。従って、自転車が
停止している際にはタイヤが回転しなため、ダイナモは
発電せず、ライトは点灯しない。また、自転車の低速走
行時には十分な照度を確保できなかった。
【0003】前記の問題点を解消するため、充電可能な
バッテリを設けるとともに、発電機の出力電圧を検知
し、出力電圧が基準レベルを超過する場合には、超過電
圧の電力をバッテリへ充電するようにしたものが提案さ
れている(実開平1−108887)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記充電可能なバッテ
リを有する装置の場合には、自転車の停止中あるいは低
速走行時にも一定の照度で前照灯を点灯することができ
る。
【0005】しかしながら、上記ダイナモはライトを点
灯させながら自転車を走行させる場合には常時発電状態
にある。即ち、ダイナモ内のフィールドコイル(図示せ
ず)には常時大きな界磁電流が流れるため、ステーショ
ンコイル(図示せず)を回転する際のトルクが大きくな
る。即ち、自転車のペダルを回転させる際のトルクがダ
イナモの負荷の分だけ大幅に大きくなる。その結果、乗
り手には身体的疲労が増加される。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は発電時にタイヤに加わる
発電機の負荷を減少し、乗り手への身体的疲労を軽減す
ることができる自転車用前照灯装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、タイヤが回転することによって発電す
るとともに、界磁制御が可能な発電機と、直流電源によ
り点灯する前照灯と、前記発電機からの発生電圧により
充電され、その充電された電源を前記前照灯へ供給する
バッテリと、前記バッテリの端子電圧値を検出する電圧
検出手段と、前記電圧検出手段により検出された前記バ
ッテリの端子電圧値が所定の設定端子電圧値未満の場
合、前記発電機の界磁電流を上げて発生電圧を上げる界
磁電流制御手段とを設けたことをその要旨とする。
【0008】
【作用】本発明の装置では、原則としてタイヤが回転す
る時に常に発電が行われる。界磁電流制御手段は通常走
行時、電圧検出手段によって検出されたバッテリの端子
電圧値が設定端子電圧値以上の場合、発電機の界磁電流
を小さく制御する。従って、タイヤに加わる発電機の負
荷もそれに伴って小さくなる。日中の走行時には、この
小さな負荷の状態で発電が行われてバッテリが徐々に充
電される。そして、夜間の走行時には、バッテリの充電
により前照灯が点灯される。
【0009】また、前照灯の点灯時に電圧検出手段によ
って検出されたバッテリの端子電圧値が設定端子電圧値
未満の場合、界磁電流制御手段は発電機の界磁電流を大
きくするように制御する。従って、発電機からは大きな
発生電力が得られ、この発生電力によって前照灯は所定
の照度を保持できる。
【0010】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第1実施例を
図1〜図3に基づいて説明する。
【0011】図2は自転車に搭載された前照灯装置の駆
動系及び電気的構成を示し、自励式の分巻発電機(ダイ
ナモ)1は公知の方法により自転車の車軸(図示せず)
に連結され、車軸の回転に伴って発電するようになって
いる。
【0012】図1に示すように、前記ダイナモ1は車軸
の回転に伴って回転し、起電力(交流電圧)を発生する
アーマチュアコイル1a、そのアーマチュアコイル1a
と一体回転し、同アーマチュアコイル1aが発生する交
流電圧を直流電圧に整流するコンミテータ及びブラシ
(いずれも図示せず)からなる整流回路、さらにポール
(図示せず)に巻き付けられ、電流が流れると前記ポー
ルの磁化を強めるフィールドコイル1b等から形成され
ている。
【0013】前記ダイナモ1から出力される直流電圧は
アルカリ電池(この実施例ではニッケル−カドミウム電
池)よりなるバッテリ2に充電され、そのバッテリ2の
端子電圧はスイッチ3を介してライトLに供給されるよ
うになっている。前記ダイナモ1とバッテリ2との間に
は、バッテリ2からダイナモ1への電流の逆流を防止す
るために、カットアウトリレーCが接続されている。な
お、前記バッテリ2の定格端子電圧値は6ボルトであ
り、また、満充電時の端子電圧値は8ボルトとなってい
る。
【0014】また、前記ダイナモ1には電圧検出手段及
び界磁電流制御手段としての界磁電流制御回路4が接続
されている。同界磁電流制御回路4はドレイン端子が前
記ダイナモ1に接続されたMOSトランジスタ5、後述
する差動増幅器6及び基準電圧回路7とから構成されて
いる。
【0015】前記基準電圧回路7は分圧抵抗8,9から
なる分圧回路と分圧抵抗8と並列接続されたMOSトラ
ンジスタ10とで構成され、その接続点N2 が前記差動
増幅器6の非反転入力端子に接続されている。なお、本
実施例では前記分圧抵抗8,9の分圧比は1:4に設定
され、分圧抵抗8,9の分圧電位(出力電圧値VK )が
差動増幅器6の非反転入力端子に印加されることにな
る。
【0016】一方、差動増幅器6の反転入力端子には、
前記バッテリ2と並列に接続された検出抵抗11が接続
されている。従って、このバッテリ2と並列に接続され
た検出抵抗11を介して、そのときのバッテリ2の端子
電圧値に対応する出力電圧値Vsが差動増幅器6の反転
入力端子に印加されることになる。なお、出力電圧値V
sは常に出力電圧値VK より小さな値となるように設定
されている。
【0017】前記差動増幅器6は前記バッテリ2の出力
電圧値VS と基準電圧回路7からの出力電圧値VK とを
比較し、その差に比例した電圧VO を前記MOSトラン
ジスタ5のゲートに印加する。そして、前記MOSトラ
ンジスタ5は電磁制御トランジスタであって、ゲート端
子に入力される前記電圧VO の値が大きいほど界磁電流
を大きく流すようになっている。
【0018】従って、出力電圧値VS が低いほど出力電
圧値VK との差が大きくなり、トランジスタ5のゲート
に印加する電圧VO は高くなるため、前記フィールドコ
イル1bに流れる界磁電流は大きくなる。反対に出力電
圧値VS が高いほど出力電圧値VK との差が小さくな
り、トランジスタ5のゲートに印加する電圧VO は低く
なるため、フィールドコイル1bに流れる界磁電流は小
さくなる。
【0019】前記基準電圧回路7のMOSトランジスタ
10はスイッチング用のトランジスタであって、そのゲ
ート端子にはトランジスタ制御装置12が接続されてい
る。このトランジスタ制御装置12と前記バッテリ2と
の間には、バッテリ2の端子電圧値VL を検出する電圧
検出手段としての端子電圧検出回路13が接続されてい
る。この端子電圧検出回路13は、そのときどきのバッ
テリ2の端子電圧値VL を検出してトランジスタ制御装
置12へ出力するようになっている。
【0020】また、前記端子電圧検出回路13と前記フ
ィールドコイル1bへの供給電源との間には、トランジ
スタスイッチ(図示せず)が接続され、端子電圧検出回
路13はバッテリ2の端子電圧値VL が満充電(8ボル
ト)以上の時に、トランジスタスイッチをオフするよう
になっている。
【0021】前記トランジスタ制御装置12にはブレー
キング判断装置14が接続されている。図3に示すよう
に、前記ブレーキング判断装置14には近接スイッチ
(図示せず)を介してブレーキレバー15が連結されて
いる。本実施例ではブレーキレバー15が2秒以上握ら
れ、近接スイッチが2秒間オンした場合、ブレーキング
判断装置14は自転車に制動が加えられたと判断し、前
記トランジスタ制御装置12へオン信号を出力するよう
になっている。
【0022】トランジスタ制御装置12は前記スイッチ
3がオン状態(夜間走行時)でかつ、前記端子電圧検出
回路13により検出されたバッテリ2の端子電圧値VL
が、定格端子電圧値未満の場合と、ブレーキング判断装
置14からオン信号を入力した場合には、前記トランジ
スタ10に電圧を印加して同トランジスタ10をオンさ
せるようになっている。
【0023】次に上記のように構成された前照灯装置の
作用を説明する。まず、ライトLを使用しない日中の走
行時の作用について説明する。この場合はスイッチ3を
オフの状態とする。ブレーキをかけない通常走行の状態
では、トランジスタ10がオフに保持されている。そし
て、このとき、分圧比の設定により界磁電流制御回路4
は、バッテリ2の出力電圧値VS を検出しながらトラン
ジスタ5のゲート端子には、トランジスタ10がオンの
ときの5分の1の電圧VOを印加する。従って、トラン
ジスタ5からフィールドコイル1bには、その電圧VO
に相当する界磁電流が流れ、アーマチュアコイル1aか
らはトランジスタ10がオンのときの5分の1の交流電
圧が発生する。そして、その交流電圧が整流されてバッ
テリ2へ供給される。
【0024】このとき、前記フィールドコイル1bに流
れる界磁電流の大きさは、トランジスタ10がオンのと
きの5分の1であるため、乗り手に身体的負荷がほとん
ど加わらない状態でバッテリが充電される。
【0025】一方、自転車に制動を加えるために2秒以
上ブレーキレバー15を握った場合、ブレーキング判断
装置14からトランジスタ制御装置12へオン信号が出
力され、トランジスタ制御装置12は分圧抵抗8に並列
接続されたトランジスタ10のゲート端子に電圧を印加
して同トランジスタ10をオンさせる。
【0026】トランジスタ10がオンされることによっ
て、基準電圧回路7から差動増幅器6の非反転入力端子
に出力される分圧電位は通常走行時よりも大きく(5
倍)なる。即ち、差動増幅器6にて比較される出力電圧
値VK と出力電圧値VS とに基づく電位差は通常走行時
の5倍となる。従って、トランジスタ5のゲートに印加
される電圧VO が大きくなって、フィールドコイル1b
に大きな界磁電流が流れる。フィールドコイル1bに大
きな界磁電流が流れることによって、アーマチュアコイ
ル1aからは大きな交流電圧が発生される。そして、そ
の交流電圧は直流電圧に整流され、バッテリ2に充電さ
れる。
【0027】また、通常走行に復帰するためにブレーキ
レバー15が離されると、トランジスタ制御装置12は
オン状態だったトランジスタ10をオフにする。トラン
ジスタ10がオフされたことによって差動増幅器6の非
反転入力端子には再度通常走行時と同じ分圧電位、即ち
トランジスタ10がオンのときの5分の1の出力電圧値
VK が印加されて、前記通常走行時と同様にバッテリ2
が充電される。
【0028】そして、走行距離が増加してバッテリ2の
端子電圧値が満充電時における端子電圧値の8ボルトを
超えた場合、端子電圧検出回路13はフィールドコイル
1bと供給電源との間に設けられたトランジスタスイッ
チをオフさせ、フィールドコイル1bへの界磁電流の供
給を遮断する。従って、バッテリ2の端子電圧は8ボル
ト以上で充電されず、過充電とはならない。
【0029】続いて、ライトLを点灯させながらの夜間
走行時の作用について説明する。まず、スイッチ3をオ
ンさせてライトLを点灯させる。このとき、ライトLは
前記日中の走行中に充電されたバッテリ2から供給され
る端子電圧により点灯されるので、自転車を走行させな
くてもライトLは必要な照度で点灯する。
【0030】日中の走行時におけるバッテリ2の充電が
不十分でバッテリ2の端子電圧値VL が設定端子電圧値
(例えば6ボルト)未満の場合、トランジスタ10がオ
ンされ、基準電圧回路7から差動増幅器6の非反転入力
端子に出力される分圧電位が上昇する。従って、トラン
ジスタ5のゲート端子に印加する電圧VO も高くなり、
フィールドコイル1bに流れる界磁電流はトランジスタ
10がオフのときよりも増大される。従って、ライトL
に必要な電力が供給される。
【0031】上記のようにライトLを使用しない日中の
走行時においては、ペダルを回転させる際のトルクは小
さく、乗り手はペダルの重さの変化をほとんど感じな
い。従って、乗り手にはほとんど身体的疲労が増加され
ない。また、ライトLを点灯させる夜間走行時において
は、日中の走行時に充電されたバッテリ2の端子電圧値
VL によりライトLを点灯させることができるため、フ
ィールドコイル1bヘ大きい界磁電流を流す必要がなく
なる。その結果、アーマチュアコイル1aが回転する際
に車軸に加わる負荷が小さくなって、ペダルを回転させ
る際のトルクも小さくなり乗り手の身体的疲労を軽減す
ることが可能となる。
【0032】また、ライトLの点灯は直接ダイナモ1か
らの発生電力で点灯するのではなく、バッテリ2を介し
て行われるため、ライトLの照度の安定化を図ることが
できる。
【0033】さらに、本実施例では日中の走行時におい
て、ブレーキレバー15が握られた際に強制的にダイナ
モ1に大きな界磁電流が流れ、バッテリ2の充電が効率
良く行われる。さらに、ダイナモ1に大きな界磁電流を
流して車軸に大きな負荷を与えることにより、自転車が
より早く停止又は減速することができるとともに、ブレ
ーキ寿命が延びる。
【0034】(第2実施例)次に本発明を具体化した第
2実施例を図4及び図5に基づいて説明する。なお、本
実施例では上記第1実施例と相違する部分についてのみ
詳述する。
【0035】図4に示すように、界磁電流制御回路4に
は下り坂センサ21が接続されている。この下り坂セン
サ21は図5(a),(b)に示す円盤状に形成された
回転板22と、発光ダイオードからなる発光素子23及
び発光素子23が発した光を受光する受光素子24とか
ら構成されている。前記回転板22には軸25及びウェ
イト部26が一体形成され、軸25を中心として車体
(図示せず)に回動可能に支持されている。従って、回
転板22は常時ウェイト部26が下方となる。なお、回
転板22の回動量は図示しないストッパで規制されてい
る。
【0036】前記発光素子23及び受光素子24は前記
回転板22を挟んでそれぞれ車体に取り付けられてい
る。そして、回転板22のウェイト部26の上方におい
て、前記軸25の中心から発光素子23及び受光素子2
4までの間の距離と等距離の位置には、穴27が透設さ
れている。
【0037】前記発光素子23は前記ダイナモ1に直接
接続され、ダイナモ1の発生電圧により発光するように
なっている。従って、自転車の停止時には発光素子23
は発光しない。一方、前記受光素子24は下り坂判断装
置28に接続されている。
【0038】この下り坂判断装置28は前記ブレーキン
グ判断装置14と同様にトランジスタ制御装置12に接
続され、受光素子24が発光素子23からの光を受光し
た場合、自転車が下り坂を走行してると判断し、前記ト
ランジスタ制御装置12にオン信号を出力するようにな
っている。
【0039】次に上記のように構成された前照灯装置の
作用を説明する。通常走行(平坦路面又は上り坂路面走
行)から下り坂路面を走行する場合は、自転車の車体は
その下り坂の勾配に伴って傾くが、回転板22はウェイ
ト部26が常に鉛直方向へ向かう位置に保持される。従
って、回転板22は車体、即ち前記発光素子23及び受
光素子24に対して相対回動する。そして、回転板22
が回動して前記穴27が発光素子23及び受光素子24
と対向する状態となり、発光素子23が発した光を受光
素子24が受光すると、下り坂判断装置28はトランジ
スタ制御装置12へオン信号を出力する。そして、トラ
ンジスタ10へ電圧が印加されて同トランジスタ10は
オンされる。
【0040】その結果、差動増幅器6にて比較される出
力電圧値VK と出力電圧値VS とに基づく電位差は通常
走行時よりもはるかに大きくなり、フィールドコイル1
bに大きな界磁電流が流れ、アーマチュアコイル1aに
高い交流電圧が発生してバッテリ2の充電が行われる。
【0041】このとき、車軸に加わるダイナモ1の負荷
は通常走行時よりも大きくなるが、下り坂走行のために
ペダルを回転させなくても自転車は走行するので、乗り
手の身体的疲労は増加されない。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記第1及び第2実施例において、バッテリ2の
充電状態を示すレベルメータやバッテリ2の過放電を警
告する警告ランプ等を設けてもよい。
【0043】(2)上記第2実施例においては、下り坂
走行を下り坂センサ21である発光素子23からの光を
受光素子24が受光するか否かで下り坂判断装置28に
よりそれを判断したが、前記下り坂センサ21を図6に
示すように、略中央で屈曲されたガラス管30の一端側
に電極31を形成し、そのガラス管30の中に水銀32
を封入したもので形成してもよい。この下り坂センサに
よれば通常走行時には水銀32がガラス管30の水平部
30aに保持され、下り坂走行時には水銀32はガラス
管30の電極31側に移動する。そして、水銀32を介
して電極31が通電状態となり、下り坂判断装置28は
下り坂走行中であると判断し、トランジスタ制御装置1
2へオン信号を出力する。
【0044】(3)上記第1及び第2実施例において
は、発電機として自励式の分巻発電機であるダイナモ1
で具体化したが、これを他種の自励式の発電機や他励式
の発電機で具体化してもよい。
【0045】(4)上記第2実施例においては、下り坂
の検出は下り坂センサ21により自動検出してトランジ
スタ10をオンさせるようにしたが、これを乗り手が任
意にスイッチ操作等を行ってトランジスタ10をオンさ
せるように構成してもよい。
【0046】(5)上記第1及び第2実施例において
は、発電機としてのダイナモ1は車軸に取付けるタイプ
だったが、タイヤの側面と接するタイプのダイナモ1で
具体化してもよい。
【0047】(6)上記第1及び第2実施例において
は、基準電圧回路7を構成するスイッチ用トランジスタ
はMOSトランジスタ10、また、発電機としてのダイ
ナモ1に接続したトランジスタもMOSトランジスタ5
で構成したが、これらのトランジスタ5,10をMOS
トランジスタに代えて静電誘導トランジスタ(SIT)
やバイポーラトランジスタ等で構成してもよい。
【0048】(7)上記第1及び第2実施例において
は、バッテリ2はニッケル−カドミウム電池で具体化し
たが、これをニッケル−水素電池や鉛蓄電池等で具体化
してもよい。
【0049】(8)上記第1及び第2実施例での設定端
子電圧値を適宜変更してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
発電時にタイヤに加わる発電機の負荷を減少し、乗り手
の身体的疲労を軽減するとともに、前照灯の照度の安定
化を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例の自転車用前照
灯装置の電気的構成を示す電気回路図である。
【図2】自転車用前照灯装置の駆動系及び電気的構成を
示すブロック図である。
【図3】ブレーキレバーとブレーキ判断装置の構成を示
す概略図である。
【図4】第2実施例の駆動系及び電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図5】(a)は下り坂センサの正面図であり、(b)
は(a)のA−A線断面図である。
【図6】別例の下り坂センサの正面図である。
【符号の説明】
1…発電機としてのダイナモ、2…バッテリ、4…界磁
電流制御手段としての界磁電流制御回路、12…トラン
ジスタ制御装置、13…電圧検出手段としての端子電圧
検出回路、L…前照灯としてのライト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤが回転することによって発電する
    とともに、界磁制御が可能な発電機と、 直流電源により点灯する前照灯と、 前記発電機からの発生電圧により充電され、その充電さ
    れた電源を前記前照灯へ供給するバッテリと、 前記バッテリの端子電圧値を検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出手段により検出された前記バッテリの端子
    電圧値が所定の設定端子電圧値未満の場合、前記発電機
    の界磁電流を上げて発生電圧を上げる界磁電流制御手段
    とを設けた自転車用前照灯装置。
JP4041697A 1992-02-27 1992-02-27 自転車用前照灯装置 Pending JPH05238447A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1216916A2 (en) 2000-12-22 2002-06-26 Shimano Inc. Power control circuit for a bicycle electromotive unit
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