JPH0523824U - 芝刈機用刈草搬送装置 - Google Patents

芝刈機用刈草搬送装置

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JPH0523824U
JPH0523824U JP4568191U JP4568191U JPH0523824U JP H0523824 U JPH0523824 U JP H0523824U JP 4568191 U JP4568191 U JP 4568191U JP 4568191 U JP4568191 U JP 4568191U JP H0523824 U JPH0523824 U JP H0523824U
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 一体形のケーシング(111)に大形の羽
根車(110)を出入れできるようにする。 [構成] 一体形のケーシング(111)下部の左右
に張出部(139a)(139b)を設け、羽根車(1
10)を出入れ可能な刈草取込み口幅(141)をケー
シング(111)下部に持たせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、羽根車をケーシング内で回転させて、ローンモアで刈取った刈草を タンクに搬送する芝刈機用刈草搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケーシングは鋼板をプレスしたものを2個羽根車の軸に直角な面に沿っ てボルト等により一体に接合した分割形のものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし乍ら、ケーシングが一体形でない分、全体の部品点数が多くなり、重量 も重くなり、また整備性に欠けるが、ケーシングを一体形にすると羽根車を組込 むことができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、前記ケーシングを一体形とすると共に、そのケーシング下部 の左右に張出部を設け、羽根車を出入れ可能な刈草取込み口幅をケーシング下部 に持たせたものである。
【0005】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はスロワのケーシングの 正面図、図2は乗用型芝刈機の全体側面図、図3は同平面図であり、走行機体( 1)の前後輪(2)(3)間でステップ(4)下方に芝刈り作業機であるローン モア(5)を装備している。このローンモア(5)は左右2枚のブレード(6) をモアカバー(7)内で刈取った芝がモアカバー(7)右側に集められるように 回転させるディスク型のものである。また走行機体(1)の後方に集草用のタン ク(8)を装備している。このタンク(8)にはローンモア(5)右側に取付け たスロワ(9)のシュート(10)が接続されて刈取った芝が搬送される。また 走行機体(1)のシャーシ(11)後端に脱着自在に取付けるキャチャバックス テー(12)を設け、そのステー(12)にタンク(8)が支持されている。ス テー(12)はシャーシ(11)後端を上向きに折曲げて形成した支え部(13 )に上方から差込み、固定ピン(14)で抜け止めを行っている。
【0006】 なお、図中(15)はエンジンを覆うボンネット、(16)はボンネット(1 5)後部に設ける操向ハンドル、(17)はハンドル(16)右側に設けるモア クラッチレバー、(18)は後輪(3)及びミッション等を覆うリヤカバー、( 19)はリヤカバー(18)上面に設ける運転席、(20)は運転席(19)右 側に設けるモア昇降レバーである。
【0007】 図4に示す如く、前記モアカバー(7)の前後左右には車輪(21)を設けて いる。この前側の左右車輪(21)はモアカバー(7)に溶接したブラケット( 22)に取付けられ、後側の左右車輪(21)は鋼板をプレスしてモアカバー( 7)を成形するときに一体に成形する張出部(23)に高さ調節自在に取付けら れ、刈高さ調節用のゲージ車輪として用いられる。またモアカバー(7)の後部 略中央に溶接したブラケット(24)上面にはローンモア(5)の入力軸(25 )を直接溶接して一体に設けている。
【0008】 図5及び図6に示す如く、前記入力軸(25)には一体に回転させる入力プー リ(26)と出力プーリ(27)を回転自在に軸支させると共に、その下側の出 力プーリ(27)と各ブレード軸(28)に係合軸支したプーリ(29)とをベ ルト(30)を介して連動連結させ、前記入力プーリ(26)に入力されるエン ジンからの動力により各ブレード(6)を回転させるように構成している。
【0009】 また、前記ベルト(30)のテンション調節用のプーリ(31)を設けている 。このプーリ(31)は一端を前記入力軸(25)に回転自在に支持させるアー ム(32)の他端に回転自在に軸支され、テンションバネ(33)は前記アーム (32)とモアカバー(7)上面に溶接したブラケット(34)間に張設してい る。
【0010】 また、前記各ブレード軸(28)をモアカバー(7)に回転自在に軸支させる 軸受け(35)にグリスアップ穴(36)を設けると共に、その穴(36)にグ リスアップガンを接続するグリスニップル(37)を設けている。さらに各プー リ(29)を覆うプーリカバー(38)をモアカバー(7)上面に設けている。 このプーリカバー(38)には前記グリスニップル(37)にグリスアップガン を接続させるための穴(39)が設けられると共に、この穴(39)はプーリカ バー(38)を左右共用するために捨て穴も含め各カバー(38)に2個ずつ設 けられる。
【0011】 図5及び図7、図8に示す如く、前記ローンモア(5)はリンクを介して走行 機体(1)に昇降自在に支持している。そのリンクは、モアカバー(7)前部上 面の左右に溶接したブラケット(40a)(40b)に揺動アーム(41a)( 41b)及び支軸(42a)(42b)を介して前端を連結させ、ステップ(4 )後部下面の左右に溶接したブラケット(43a)(43b)に支軸(44a) (44b)を介して後端を連結させる左右の内側リンク(45a)(45b)と 、前記ステップ(4)前部下面の左右に溶接したブラケット(46a)(46b )に支軸(47)を介して前端を連結させ、前記モアカバー(7)後部上面の左 右に溶接したブラケット(48a)(48b)に支軸(49a)(49b)を介 して後端近傍を連結させる左右の外側リンク(50a)(50b)とを設け、左 側の内外側リンク(45a)(50a)・右側の内外側リンク(45b)(50 b)の交叉部をそれぞれ支軸(51a)(51b)を介して連結したX形の伸縮 リンク構造としている。
【0012】 図7及び図9に示す如く、前記左右の外側リンク(50a)(50b)の後端 間に横軸(52)を一体に架設し、その横軸(52)に左右のブラケット(53 a)(53b)を溶接している。また前記モア昇降レバー(20)はこのレバー 軸(54)の右端に溶接したレバーアーム(55)に一体連結し、そのレバーア ーム(55)に左右の操作アーム(56a)(56b)の一端をボス(57a) (57b)を介して係合軸支している。これら左右のブラケット(53a)(5 3b)と左右の操作アーム(56a)(56b)他端とを長さ調節自在な連結杆 (57a)(57b)及び上下支軸(58a)(58b)・(59a)(59b )を介して連結し、前記モア昇降レバー(20)操作により左側の内外側リンク (45a)(50a)・右側の内外側リンク(45a)(50b)を一体的に伸 縮させるように構成している。
【0013】 また、前記モア昇降レバー(20)を任意の操作位置で位置固定する位置決め 機構(60)を設けている。この機構(60)は、前記レバーアーム(55)中 間に中間部を回転自在に取付けた爪体(61)を、固定のレバー位置決め板(6 2)に形成した多段ノッチ(63)に係合させるもので、爪体(61)はバネ棒 (64)により常時係合側に付勢され、レバー(20)先端に突出させる解除ボ タン(65)操作により係合解除を行うようにしている。
【0014】 また、前記モア昇降レバー(20)の上昇操作力を軽減するバネ(66)を設 けている。このバネ(66)は右側のボス(57b)に溶接したブラケット(6 7)に連結され、レバー(20)を持上げる方向(上昇操作)にバネ力を常時付 勢している。
【0015】 図10に示す如く、前記左右の内側リンク(45a)(45b)後端を支持さ せた後部の左右のブラケット(43a)(43b)は、シャーシ(11)より内 側に向けて溶接したステップ(4)後部の左右補強ブラケット(68a)(68 b)から一体に延設され、また前記左右の外側リンク(50a)(50b)前端 を支持させた前部の左右のブラケット(46a)(46b)も同じく、シャーシ (11)より内側に向けて溶接したステップ(4)前部の左右補強ブラケット( 69a)(69b)から一体に延設されている。これにより各ブラケット(68 a)(68b)(69a)(69b)がステップ(4)の補強(作業者の足元付 近の補強)だけでなく各ブラケット(43a)(43b)(46a)(46b) の補強も行っている。
【0016】 図11に示す如く、後部の左右のブラケット(43a)(43b)の下側先端 部には外側を切欠いた係合段部(70a)(70b)を形成し、この係合段部( 70a)(70b)に左右の外側リンク(50a)(50b)を下方から当接係 止させるローンモア(5)昇降の上昇用ストッパとして前記ブラケット(43a )(43b)を用いている。
【0017】 図12に示す如く、前部の左のブラケット(46a)は、前記操向ハンドル( 16)に連動連結させる操舵用セクタギヤ(71)の回動半径内に設けられ、こ のセクタギヤ(71)を内側から当接させる走行機体(1)操向の左操舵用スト ッパとして前記ブラケット(46a)を用いている。
【0018】 図13に示す如く、前記運転席(19)を取付けるシートブラケット(72) をシャーシ(11)後部に設けている。このシートブラケット(72)はシャー シ(11)後部に溶接して立設させた左右の側板(73a)(73b)によって 支持されるもので、この左右の側板(73a)(73b)に前記モア昇降レバー (20)のレバー軸(54)を横架させるボス(74a)(74b)を一体取付 けし、前記レバー軸(54)をシートブラケット(72)及び側板(73a)( 73b)の左右横方向の補強部材として用い、四角形のフレーム構造に構成する ようにしている。
【0019】 また、前記レバー位置決め板(62)は左側の側板(73b)外側に溶接され ている。
【0020】 図5に示す如く、左側の内外側リンク(45a)(50a)・右側の内外側リ ンク(45b)(50b)は各ブレード軸(28)に取付けたプーリ(29)の 内側でベルト(30)を跨ぐように設けられ、これら各リンク(45a)(50 a)・(45b)(50b)をベルト(30)の外れ防止部材として用いている 。
【0021】 また、スロワ(9)の取付側にある左側のブレード軸(28)を入力軸とする スロワ駆動ギヤケース(75)をモアカバー(7)上面に備えるもので、このギ ヤケース(75)の配置空間を左側のブレード軸(28)上方に設けるように、 左側の内外側リンク(45a)(50a)と右側の内外側リンク(45b)(5 0b)を走行機体(1)の中心(76)を中心とする左右対称位置には設けずに 若干全体的に左側にオフセットした位置に設け、ローンモア(5)経由の動力で スロワ(9)を駆動可能に構成している。
【0022】 なお、左側の内外側リンク(45a)(50a)と右側の内外側リンク(45 b)(50b)を走行機体(1)の中心(76)を中心とする左右対称位置に設 け、前記ギヤケース(75)に干渉する右側の内外側リンク(45b)(50b )を部分的にオフセットしてもよい。
【0023】 また、前記スロワ駆動ギヤケース(75)の取付けブラケット(77)はベル ト(30)内側のモアカバー(7)上面に固設され、そのブラケット(77)に ギヤケース(75)をボルト(78)により脱着自在に取付け、ギヤケース(7 5)を取外すことなくベルト(30)の交換を行うようにしている。
【0024】 図14に示す如く、ローンモア(5)の入力プーリ(26)はエンジンプーリ (79)にベルト(80)及びモアクラッチであるテンションプーリ(81)を 介して連動連結している。シャーシ(11)に一体取付けした固定軸(82)に テンションアーム(83)基端のボス部(84)を回転自在に軸支し、そのテン ションアーム(83)先端に前記テンションプーリ(81)を回転自在に取付け ている。クラッチ切方向にバネ力を常時付勢するバネ(85)を設け、このバネ (85)を前記ボス部(84)に溶接したブラケット(86)に連結させると共 に、一端を前記モアクラッチレバー(17)のレバーアーム(87)に連結させ たインナワイヤ(88)他端を前記ブラケット(86)に緩衝バネ(89)を介 して連結させている。
【0025】 また、前記出力プーリ(27)にブレーキを掛けるモアブレーキ(90)を設 けている。このモアブレーキ(90)はブレーキシュー(91)を張ったブレー キ片(92)をモアカバー(7)上面に固設した支軸(93)に回転自在に取付 け、ブレーキ片(92)はバネ(94)により作動側に常時付勢されると共に、 一端を前記ブラケット(86)に連結したインナワイヤ(95)他端をブレーキ 片(92)に連結し、モアクラッチ入切操作に連動させてモアブレーキ(90) を自動的にオン・オフするように構成している。
【0026】 また、モアクラッチのアウタワイヤ(88a)はレバー(17)側端が前記ボ ンネット(15)内に固設するワイヤ受けブラケット(96)に支持され、クラ ッチ側端がシャーシ(11)に溶接したワイヤ受けブラケット(97)に支持さ れている。一方モアブレーキ(90)のアウタワイヤ(95a)はブレーキ(9 0)側端がモアカバー(7)上面に溶接したワイヤ受けブラケット(98)に支 持され、クラッチ側端が前記ワイヤ受けブラケット(97)にモアクラッチのア ウタワイヤ(88a)と一体に支持される。
【0027】 図15に示す如く、前記ワイヤ受けブラケット(98)にはモアブレーキ(9 0)用のワイヤ受けブラケット(99)がボルト(100)により脱着自在に取 付けられ、そのワイヤ受けブラケット(99)にモアブレーキ(90)のアウタ ワイヤ(95a)を支持し、モアブレーキ(90)のワイヤ(95)(95a) のクラッチ側端をアウタ受けブラケット(99)ごと脱着可能に構成している。
【0028】 図16に示す如く、前記スロワ駆動ギヤケース(75)は前記ブラケット(7 7)により左側のブレード軸(28)に取付けたプーリ(29)の真上に固定支 持され、このギヤケース(75)をステップ(4)下方で、ステップ(4)のス カート(4a)内側に配置している。前記ギヤケース(75)には一対のベベル ギヤ(101)(102)を設けている。その一方のベベルギヤ軸(103)に 係合軸支させる軸プレート(104)を前記プーリ(29)上面にボルト(10 5)を介して脱着自在に連結し、一端をギヤケース(75)からスロワ(9)側 に突出させた出力軸である他方のベベルギヤ軸(106)に動力伝達している。
【0029】 また、前記ベベルギヤ軸(106)とスロワ(9)の羽根車駆動部材である羽 根車軸(107)とを伝動軸(108)及びユニバーサルジョイント(109a )(109b)を介して連結し、平面視で軸芯がずれているこれら二軸(106 )(107)を連動連結させ、スロワ(9)の羽根車(110)をケーシング( 111)内で回転駆動するように構成している。
【0030】 図10及び図8に示す如く、ローンモア(5)を下降させて行う芝刈り作業時 にはギヤケース(75)及びスロワ(9)も一体に下降してステップ(4)のス カート(4a)より下方でこの間の伝動を行うもので、ローンモア(5)を上昇 時に前記ベベルギヤ軸(106)、ユニバーサルジョイント(109a)などが 干渉するステップ(9)のスカート(4a)部分に切欠き(112)を設け、ス テップ(4)内でのギヤケース(75)の昇降を可能に構成している。
【0031】 図17及び図18に示す如く、前記モアカバー(7)上面の右端側に前後一対 のスロワ取付けブラケット(113)(114)を溶接している。これらブラケ ット(113)(114)を前後一体構造にするステー(115)を設け、ステ ー(115)の両端に溶接したブラケット(116a)(116b)と前後のブ ラケット(113)(114)とをボルト(117)により一体連結し、そのス テー(115)にはこの中間上側を通過する前記伝動軸(108)を囲う枠部( 118)が設けられ、その枠部(118)にステップ(4)外側に露出する伝動 軸(108)及びユニバーサルジョイント(109a)(109b)を覆うカバ ー(119)を取付けている。
【0032】 また、スロワ(9)のケーシング補強部材である鋼板製の四角形の枠板(12 0)を設け、この枠板(120)内側にケーシング(111)をボルト(121 )を介して嵌込み固定し、ケーシング(111)の中央部を枠板(120)で取 り囲んでいる。枠板(120)はケーシング(111)の外側面及び前後側面を 取り囲むC型の枠板本体(120a)と、ケーシング(111)の内側面に接合 させる枠板片(120b)から成り、これら枠板本体(120a)と枠板片(1 20b)とはケーシング(111)と共に前記ボルト(121)を用いて四角形 に一体連結している。
【0033】 また、枠板(120)前後にスロワ支持ブラケット(122)(123)を溶 接している。前部の断面コ型のブラケット(122)には冂形の取手形支点棒( 124)が固設され、支点棒(124)両端部をブラケット(122)両側部に 上方から貫通させている。スロワ(9)左側に突出させる前記ブラケット(12 2)先端を前記前部のブラケット(116a)右側に突設させた上下一対の支持 片(125a)(125b)に重ね合せると共に、支点棒(124)の一端部を 支持片(125a)(125b)に設けたノッチ(126)に前方から係入させ 、枠板(120)前部をローンモア(5)側に取付けている。後部のブラケット (123)には冂形のフック(127)が設けられ、そのフック(127)の両 端部にフック座(128)が貫通固定されている。フック(127)一端は前記 ブラケット(123)にボルト(129)を介して固設したコ形のブラケット( 130)に回転自在に貫通支持させると共に、フック(127)他端は前記後部 ブラケット(116b)に溶接した筒体(131)に挿入支持させ、枠板(12 0)後部をローンモア(5)側に取付けている。前記フック(127)は枠板( 120)側端よりローンモア(5)側端を短く形成し、フック(127)を上方 に持上げて枠板(120)側に一端を支持した状態で他端をローンモア(5)側 より取外すことにより、枠板(120)前部の支点棒(124)のローンモア( 5)側を支点にスロワ(9)全体を機外側に回動可能に構成すると共に、スロワ (9)を前方に押してローンモア(5)側のブラケット(125a)(125b )から枠板(120)側のブラケット(124)及び支点棒(124)を取外す ことにより、スロワ(9)全体をローンモア(5)から取外し可能に構成してい る。なお、スロワ(9)脱着時にはギヤケース(75)のベベルギヤ軸(106 )からジョイント(109a)を外し、スロワ(9)とギヤケース(75)を切 離して行うものである。
【0034】 また、スロワ(9)の羽根車軸(107)は両端部が前記枠板(120)に軸 受け板(132)を介して取付けたベアリング(133a)(133b)により 回転自在に軸支させ、ケーシング(111)に直接羽根車(110)の駆動反力 や外力が加えられるのを防止するように構成している。
【0035】 図19及び図20に示す如く、スロワ(9)の羽根車(110)は正方形の羽 根板(134)中心部に前記羽根車軸(132)の軸受け(135)を設けると 共に、この軸受け(135)外周からつまり羽根板(134)中心からオフセッ トした位置から4枚の羽根(136)を羽根板(134)角隅部に向って延設し 、刈取った芝(137)を羽根車(110)の周方向に飛ばすとき後退角を付け 、刈取った芝(137)をスムーズに放出し、また過負荷時の逃げとするように 構成している。さらに前記羽根板(134)の中心部には傾斜面(138)が設 けられ、羽根車(110)の軸方向から取り込まれる刈取った芝(137)を羽 根車(110)の周方向にスムーズに放出し、また刈取った芝(137)の滞流 や詰りを防止するように構成している。
【0036】 図1及び図21に示す如く、スロワ(9)のケーシング(111)は鋼板をプ レスした左右の割ケーシング(111a)(111b)を羽根車軸(107)に 直角な面に沿って溶接させて一体形に形成している。ケーシング(111)は羽 根車(110)との隙間を一定に保つように円筒形に形成され、そのケーシング (111)下部の左右に羽根車(110)との隙間が拡大される張出し部(13 9a)(139b)を設け、ケーシング(111)左側面で前記枠板(120) 接合部より下部に、羽根板(134)の一辺の長さ(140)より若干長い刈草 取込み口幅(141)を有し、羽根車(110)の最大高さ(142)より若干 高い刈草取込み口高さ(143)を有する四角形の刈草取込み口(144)を形 成し、その刈草取込み口(144)より一体形のケーシング(111)内に羽根 車(110)を出入れするように構成している。
【0037】 また、前記刈草取込み口(144)はケーシング(111)底面より若干持上 げて形成し、刈草取込み口(144)下側にケーシング(111)底面からの立 上り部(145)を設け、取込んだ刈草(137)の吹き出しを防止している。 この立上り部(145)の上部左右は刈草取込み口(144)下縁に沿って水平 にカットされている。
【0038】 また、前記刈草取込み口(144)を取り囲み前記モアカバー(7)右側端の 刈草放出口(7a)に嵌合接続させる四角形の刈草取込み口リブ(146)をケ ーシング(111)左側面下部に突出形成すると共に、前記シュート(10)に 嵌合接続させる四角形の刈草放出口リブ(147)をケーシング上面に突出形成 している。
【0039】 本実施例は上記の如く構成しており、前記スロワ(9)は一体形のケーシング (111)に刈草取込み口(144)から羽根車(110)を出入れし、スロワ (9)の組立て分解を行うもので、この場合、ケーシング(111)と略同径の 回転直径を持つ大形の羽根車(110)の出入れが可能になると共に、逆に羽根 車(110)の回転直径と略同径の一体形のケーシング(111)でもその羽根 車(110)の出入れが可能になり、刈草搬送性能を向上させながらコンパクト 化を図ることができ、またケーシングの一体化による部品点数の削減で、重量の 軽減及び整備性の向上並びにコストダウンが図られる。
【0040】 さらに、上記刈草搬送性能の向上は羽根板(134)の傾斜面(138)及び 各羽根(136)の羽根板(134)中心からのオフセットなどによる羽根車( 110)自体の機能向上並びに刈取った芝(137)の詰まりや滞流の防止によ り一層助長される。
【0041】 また、走行機体(1)を芝刈り作業以外の農作業用として使用する際、走行機 体(1)にキャチャバックステー(12)の支え部(13)を垂直方向に設けて いるため、支え部(13)が水平方向のものに比べ、キャチャバックステー(1 2)の脱着及び固定ピン(14)の抜き差しを容易に行うことができると共に、 垂直方向の支え部(13)はトレーラ等のけん引用フックとしても利用すること ができる。
【0042】
【考案の効果】
以上実施例からも明らかなように本考案は、羽根車(110)をケーシング( 111)内で回転させて、ローンモア(5)で刈取った刈草をタンク(8)に搬 送する芝刈機用刈草搬送装置において、前記ケーシング(111)を一体形とす ると共に、そのケーシング(111)下部の左右に張出部(139a)(139 b)を設け、羽根車(110)を出入れ可能な刈草取込み口幅(141)をケー シング(111)下部に持たせたことにより、一体形のケーシング(111)で も大形の羽根車(110)が出入れ可能となり刈草搬送性能を向上させることが でき、大形の羽根車(110)で一体形のケーシング(111)が可能となり部 品点数削減による重量の軽減及び整備性の向上を図ることができる顕著な効果を 奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロワのケーシングの正面図。
【図2】乗用型芝刈機の全体側面図。
【図3】乗用型芝刈機の全体平面図。
【図4】モアカバーの平面図。
【図5】モア昇降リンクの平面図。
【図6】ローンモアの断面側面図。
【図7】モア昇降リンクの側面図。
【図8】モア昇降リンクの側面図。
【図9】モア昇降リンク操作部の平面図。
【図10】走行機体のシャーシの平面図。
【図11】モア昇降リンクのストッパの説明図。
【図12】セクタギヤのストッパの説明図。
【図13】シートブラケット部の説明図。
【図14】モアブレーキの説明図。
【図15】モアブレーキのワイヤ受けの説明図。
【図16】スロワ駆動ギヤケースの説明図。
【図17】スロワの断面平面図。
【図18】スロワの側面図。
【図19】スロワの羽根車の正面図。
【図20】スロワの羽根車の断面図。
【図21】スロワのケーシングの背面図。
【符号の説明】
(5) ローンモア (8) タンク (9) スロワ (110) 羽根車 (111) ケーシング (139a)(139b) 張出部 (141) 刈草取込み口幅 (144) 刈草取込み口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車をケーシング内で回転させて、ロ
    ーンモアで刈取った刈草をタンクに搬送する芝刈機用刈
    草搬送装置において、前記ケーシングを一体形とすると
    共に、そのケーシング下部の左右に張出部を設け、羽根
    車を出入れ可能な刈草取込み口幅をケーシング下部に持
    たせたことを特徴とする芝刈機用刈草搬送装置。
JP1991045681U 1991-05-20 1991-05-20 芝刈機用刈草搬送装置 Expired - Lifetime JP2557487Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02107932U (ja) * 1989-02-14 1990-08-28
JPH04126011A (ja) * 1990-09-18 1992-04-27 Kubota Corp モーアの集草構造

Patent Citations (2)

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