JPH0523822B2 - - Google Patents

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JPH0523822B2
JPH0523822B2 JP59188940A JP18894084A JPH0523822B2 JP H0523822 B2 JPH0523822 B2 JP H0523822B2 JP 59188940 A JP59188940 A JP 59188940A JP 18894084 A JP18894084 A JP 18894084A JP H0523822 B2 JPH0523822 B2 JP H0523822B2
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JP
Japan
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distance
shaft
dispersion
chamber
parts
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JP59188940A
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JPS6168131A (ja
Inventor
Yoshihisa Yoneyama
Yasuo Iwasaki
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Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Priority to PCT/JP1985/000506 priority patent/WO1986001742A1/ja
Priority to DE19853590432 priority patent/DE3590432T1/de
Priority to US06/871,429 priority patent/US4792238A/en
Publication of JPS6168131A publication Critical patent/JPS6168131A/ja
Publication of JPH0523822B2 publication Critical patent/JPH0523822B2/ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/80Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
    • B01F27/87Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis the receptacle being divided into superimposed compartments

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (関連産業分野) 本発明はたとえばクリーム、乳液、ヘアクリー
ム等化粧品や、食品、塗料、燃料カーワツクスな
どの分散・乳化による製品の製造に用いる連続乳
化装置に関するものである。特に混合しにくい水
と油を分散混合して水中油、あるいは油中水の状
態さらには粉体の水または油への分散状態を効率
的につくり出し得る連続乳化装置に関するもので
ある。
(従来技術) クリーム、乳液、その他分散・乳化による製品
の製造機として、 1)真空乳化機、2)開放式乳化機、3)連続
撹拌混練反応熱交換機(いわゆるオンレータ)等
が知られている。
1)の乳化機は真空、密閉中で撹拌、乳化を行
うものである。これは乳化が真空中で行われるた
め、仕込原料の蒸発ロスがなく、無菌製品も製造
可能となる。また、撹拌機の回転数を早めても製
品に気泡が入れないため、乳化を急速、かつ完全
に達成させる。気泡を含まないため製品を長期保
存しても空気による酸化がなく、充填時の計量に
も有利である。
2)の開放式乳化機は昔から使われているもの
で、1)の真空乳化機と同様、各種の乳化物の製
造に使用している。この機械は乳化の際、製品に
気泡が入り易いため、普通は低速撹拌を行う。密
閉撹拌以外の操作はほとんど真空乳化機と同様で
あるが、回転数上昇時の気泡混入を避けるため、
羽根の形状はより簡単なものとなつている。
開放式乳化機は、高温乳化撹拌時に水分その他
の蒸発がある。即ち、処方、一回の仕込量等で異
なるが、一般に仕込量の2〜5%程度の蒸発が起
こる。また、加熱温度、加熱時間、撹拌速度等に
十分な注意を払わなければならない。開放式乳化
機で製造したクリームは、真空乳化機でのものに
比べて重量比で2〜10%程度の気泡を混入してい
る。そのため瓶その他容器に充填する際、その分
だけ充填重量が減少する。
さらに上記真空式と開放式の乳化機に共通する
問題点として次の諸点がある。
バツチ方式のため生産能率をあげるために乳
化槽が必然的に大きくなり、材料の仕込み、乳
化物の取出しに時間がかかり非能率的である。
乳化槽が大きいため乱流が起きにくく、デツ
ドスペースも発生し易く、従つてプロペラによ
る粒子の切断が完全にかつ平均的に行われにく
く、また時間をかけても完全なものができにく
い。
乳化槽が大きいため、粒子の切断に必要な回
転(回転数6000rpm以上が望ましい)が得がた
く、ようやく3000rpm程度で、しかも300リツ
トルのもので7馬力以上、1000リツトルのもの
で15馬力以上が必要で不経済である。
装置が大型であるため操作の人員を多く要
し、また増設時にも多額の経費を必要とする。
バツチ方式のためエマルジヨン生産に時間が
かかり、保温装置が必要であり不経済である。
3)の連続撹拌混練反応熱交換機は、まず原料
溶解槽で溶解された原料を予備乳化槽で乳化す
る。予備乳化された原料を、定量ポンプで一定量
ずつオンレータ本体に送り込む。本体の構造はジ
ヤケツト付きシリンダーで、シリンダー内部には
100〜600rpm程度で回転する凸状羽根または掻取
羽根が取り付けてある。この中で撹拌乳化が行わ
れる。一般的にはジヤケツト付きシリンダー中で
撹拌乳化され、次に冷却用シリンダーで急冷され
た製品を連続的に取り出す。また予備乳化槽を使
用せず原料溶解槽から直接定量ポンプでオンレー
タ本体に原料を送り込み乳化し、次に冷却用シリ
ンダーで急冷された製品を連続的に取り出す方法
もあり、前者を無比例式、後者を比例式という。
この機械の特長は急冷ができる点と連続的に製
品を取り出すことが可能な点にある。しかし複雑
な羽根の入つたシリンダー内の洗浄が不完全にな
ることと、急冷されるため、徐冷を必要とする処
方系では制御が困難であることである。また、無
比例式、比例式何れの場合においても製品の始め
にでてくる製品と、最後に出てくる製品は撹拌お
よび冷却等の条件が不安定なため、処方によつて
は不良品となる場合がある。そのため、1回に数
百キロ以上、連続製造するのに適するが、少量の
製品の製造には不適である。
この機械の使用時には、定量ポンプの流量調整
に十分気を付けないと、配合比率の不安定な製品
ができ上ることになる。
(発明の解決しようとする問題点) 本発明は次の諸点を解決しようとするものであ
る。
1 オンレータと同様連続処理であり乍ら広い粘
度適用範囲を有し、 2 予備混合を必要としないで、連続処理が可能
であり、 3 混合室でのせん断エネルギーロスが少なく、
従つて従来機に比べてかなりの省エネを可能と
すること、 4 流体へのエネルギー変換を安定させ、所望す
る粒子径が安定して得られるようにすること、 5 熱的に不安定なものについても、問題なく実
施し得ること。
(問題点を解決する手段) 中心に軸を有し、1端に原料送入口を他端に製
品出口を有する筒形をなした乳化装置であつて、
この乳化装置は前記軸の外側に原料流体の通路を
形成する小間隙を設けて取付けられたデイスタン
スカラー及びデイスタンスブロツクを介して複数
の分散室と任意数の整流室が軸方向に配設され、
前記デイスタンスカラー及びデイスタンスブロツ
クの外側には内筒を有し、前記分散室は両側をデ
イスタンスカラーとデイスタンスブロツクで、又
外周をスリーブで囲繞され、内部に前記軸に固設
された回転羽根を備えており、さらに前記整流室
内には前記軸側と中間部とに小間隙を備えた整流
軸受がとりつけられていて、乱流とせん断の繰り
返しにより乳化を効率的に行いうるようにしたこ
とを特徴とするものである。
更には又、前記内筒の外側に熱媒体を介して外
筒を設け、さらにこの外筒外側に断熱材を介しカ
バーを設けて温度管理を容易にしたことを特徴と
しているものである。
(発明の実施例) 第1図Aは本発明に係る連続乳化装置である。
連続乳化装置Aは円筒形をなし、一端に原料送入
口1a及び1bを有し、異種の材料がこれら送入
口から送り込まれる。他端には乳化された製品出
口2が設けられている。3は両端部に設けた密封
軸受で、軸4を高速回転自在に支持している。
5は連続乳化装置のカバー、6は外筒、7は内
筒である。カバー5と外筒6との間には断熱材8
が又外筒6と内筒7との間には熱媒体9が充填さ
れている。10はデイスタンスカラー、11は前
記軸4が嵌挿された中空軸である。12はデイス
タンスブロツクで、前記デイスタンスカラー10
との間に分散室14を形成している。13もデイ
スタンスカラーで、デイスタンスブロツク12と
の間に整流室15が形成される。デイスタンスカ
ラー10,13及びデイスタンスブロツク12と
中空軸11とは半径方向に隔てられていて原料流
体の流路16が形成されている。なお図示しない
が、デイスタンスカラー13は、それが次に分散
室を形成する場合にはデイスタンスカラー10と
同一となり、又次に整流室を形成する場合にはデ
イスタンスブロツク12と同一となる。
17は分散室14の内筒7側に取付けたスリー
ブ、18は回転羽根である。19は整流室15内
に設けた整流軸受である。
第2図に分散室14の詳細を示す。20はデイ
スタンスカラー10の内径側に一体的に設けたオ
リフイス口部で、原料流体は該オリフイス口部2
0と中空軸11との間に形成されるオリフイスか
ら分散室14内へ乱流をなして流入する。
軸4に固着された回転羽根18は、軸4の回転
と共に高速回転する。そしてオリフイスから噴出
される原料流体は回転羽根18による強力なせん
断力により混合分散乳化反応を促進される。分散
乳化反応を受けた原料は、中空軸11とデイスタ
ンスブロツク12間の隙間から次の整流室15に
送られる。
第3図18aは回転羽根の一例を示し、周縁に
交互に反対方向を向いたタービン型の羽根を有し
ている。そして羽根の周囲が分散室を形成するデ
イスタンスカラー10、スリーブ17及びデイス
タンスブロツク12によつて完全に囲繞されるよ
うにし、デツドスペースの発生を防いているの
で、羽根の回転エネルギーを効率的にせん断エネ
ルギー、乳化エネルギー、反転エネルギーと変換
させることができる。
又回転方向については、羽根は、第3図の矢印
B方向の回転が一般的であるが、本発明に於て
は、高エネルギー高キヤビテーシヨンの発生を有
意にする様に第4図G点より半径方向に於いて、
△Rだけ遠方のF点を流体との衝突点と設定し、
このG点より回転周速に於いて△R×2×πの高
エネルギーを発生するようにしている。又F点は
第5図の如くθ(15゜〜50゜)のナイフエツヂを形
成し、これにより粒子径を小さくするのに役立つ
ている。この回転羽根18aは1〜20万cpsの低
粘度〜高粘度迄の原料流体の乳化、分散、混合す
るのに適し、クリーム乳液等高粘側の流体に効力
を発揮する。
第6図18bは回転羽根の第2例である。この
回転羽根は強力なずり、解砕を必要とする顔料等
の分散に適している。流体は羽根18bの回転に
より羽根の前面20により強力な面圧が与えられ
る。この面圧で押された流体は、回転による遠心
力との相乗効果によりずり力が与えられる。更に
スリープ17′に設けられた歯形状溝21に依り
内側へ戻され、再度羽根20によりずりを生じる
よう構成されている。
第8図〜第9図の18cは回転羽根の第3例で
ある。この場合は回転羽根18cの羽根部材23
が軸4に固着される基板22の両側に一定間隔で
とりつけられている。
第10図〜第12図は18dは回転羽根の第4
例を示す。この場合は基板24の周縁に2ケの溝
25を有する羽根部材26が嵌め込まれている。
第13図〜第14図18eはさらに第5例を示
し、この場合は回転羽根18eは一体物で、片面
に弧状の長短突片27と28が設けられている。
第15図は第1図に於ける整流室15まわりの
詳細図である。整流室15内には断面型の環状
をなした例えば合成樹脂製の整流軸受19が設け
られている。整流軸受19の中間部の細巾部には
第16図に示す如く一定の間隔で放射方向に2ケ
(この個数は限定しない)宛の直径数mm乃至は数
cmの円形空〓9a…を有している。又整流軸受1
9はその内側に中空軸11との間に間隙19b
と、これよりやゝ広い間隙19cとが所定の間隔
で設けられている。
分散室14を通過し矢印a方向に流れてきた原
料流体は、回転羽根18によつてうけた断作用に
よる残留せん断応力を残すと共に軸4の回転によ
る軸回転流を伴い整流軸受19に到達する。整流
軸受によつて流体流aは2分割される。一方は、
放射状に設けられる数mmの円形空隙19aを通過
する事に依り、安定、均一化される。又一方は軸
4の回転に依り極少量の流体は間〓19b,19
cに導かれる。間隙19cに於いては、流体は軸
4の回転により遠心力を得、軸4の間隙に依り内
部応力を発生する。更に19cより極小空隙19
bに入る事に依り高次な内部応力を発生し、機械
特有の共振作用に依る軸4の振れを防止し、これ
ら三方の力に依り自動調心としての効果を発揮す
る。
なお流路16を矢印a及びb方向に通過中の流
体はデイスタンスカラー13またはデイスタンス
ブロツク12を介して、内筒7と外筒6間に充填
された熱媒体9による温度コントロールを受け、
適正な温度を維持し、流体の変質を防ぐことがで
きるようになつている。
以上の説明では分散室14及び整流室15につ
き各1個宛につき説明したが、分散室14と整流
室15は分散物に応じて適宜個数及び適宜順序で
配設される。
(作用) 原料送入口1a,1bから送入された原料流体
は中空軸11とデイスタンスカラー10との間に
形成された流路16を軸方向に流入し、分散室1
4にオリフイス口部20を経て流入する。
分散室14内で、層流が急激に乱流化される。
特に回転羽根18の回転、これを繞る密閉分散室
により、効果的に分散、乳化作用が行われる。
分散室で乳化された原料流体は再び流路16で
層流化され、整流室15内に到る。整流室15内
の整流軸受19に設けられた軸方向の孔19,1
9b,19cによつて層流化され、デイスタンス
カラー13と中空軸11間の流路16に流出す
る。
このようにして複数個の分散室14と整流室1
5を経て層流と乱流作用を繰り返しうけることに
より完全乳化され、製品出口2に排出される。
(発明の効果) 本発明によれば、 1) 被乳化物は微細な空隙を通過して、分散室
に於て急激に拡散するという過程を繰り返す事
に依り、短時間で均一分散を行うことができ
る。
2) バツチ式の乳化機に於いては、流体の流れ
により混合分散を行うので、必ずデツドスペー
スが発生するが、本装置は送りにより強制的に
エネルギー高効率で変換せしめる。しかも各分
散室の入口に於いてオリフイス口部を持つてい
るので、機会損失がない。
3) 回転羽根の羽根の形状は吐出力がなく流量
コントロールが容易であり、気泡を発生させな
い程度の高キヤビテーシヨン状態が得られる形
状である。従つて、高キヤビテーシヨン状態に
おいての限られた分散室内の衝撃と羽根のせん
断力とにより著しく良好な乳化分散効果が発揮
される。
4) 従来粒度分布を非常に狭く抑えたり、0.01
〜0.5μの微小粒子経を得るには、原料特性と特
に混合法を始めとする操作特性について厳格な
管理及び制御を行なう必要があつたが、本発明
の装置によれば、そのような管理及び制御を必
要とせず著しく優れた乳化分散効果が得られ
る。
5) 高エネルギーの変換が容易に行なわれるの
で、従来必要とされる界面活性剤の量の低減が
可能である(約1/2程度迄)。
6) 乳化装置を非常にコンパクトに構成可能で
ある(バツチ式に比して1/10程度)。
7) 予備乳化等を必要としないので、連続的に
製品を得られ、簡単な制御、既知の制御方式の
範囲で容易に自動化無人化が可能である。
別表は一般的に公表されている乳化装置と本発
明装置との比較表である。この比較表により本発
明装置の利点を要約すると次の如くである。
1 連続処理であり乍ら広い粘度適用範囲を持つ
ている。
2 予備混合を必要としないで連続処理が可能で
ある。
3 分散室が限られた空間で存在し、こゝでせん
断エネルギーへの変換機会が強制的に与えられ
るので、エネルギーロスが小さい。従つて、従
来機に比してかなりの省エネとなる。
4 流体へのエネルギー変換の確立が安定してい
る為、所望する粒子径が安定して得られる。
5 熱的に不安定なものについても、問題なく実
施し得る。
以下本発明に係る多段分散室を有する連続乳化
装置を用いた実験例を次に示す。
実験例 1 高内相水中油型乳化物; 水16部と適量の糖類を80〜85℃に加熱した水相
に、1,3−ブチレングリコール6部、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油(100E・0)6部から
なる活性剤相を加えて溶解(もしくは均一化)し
た後、これにオリーブ油15部、流動パラフイン37
部、ワセリン7部、密ロウ5部に適量の防腐剤、
抗酸化剤を添加し、50〜60℃に加熱温調した油相
を(撹忰下)加えた。次に得られた混合物を、連
続的に本発明の装置中を通過(分散条件:分散室
数6室、分散室容積約15cm3、混合物送り速度0.4
/min、羽根形状18a、羽根回転数8000rpm)さ
せた後冷却すると、粒子径0.1〜1.0μの安定した
水中油型乳化物が得られた。
実験例 2 高内相水中油型乳化物; オリーブ油15部、流動パラフイイン37部、ワセ
リン7部、密ロウ5部、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油(100E・0)6部へ適量の防腐、抗酸
化剤を添加し、50〜60℃に加熱温調した油相に、
水16部、1,3−ブチレングリコール4部に適量
の糖類を添加し50〜60℃に加熱温調した水相を
(撹拌下)加えた。次に得られた混合物を、連続
的に本発明の装置中を通過(分散条件:分散室数
6室、分散室容積約15cm3、混合物送り速度0.4/
min、羽根形状18a、羽根回転数8000rpm)させ
た後、冷却すると、粒子径0.1〜1.0μの安定した
水中油型乳化物が得られた。
実験例 3 水中油型乳化物; 脂肪酸8部、セタノール3部、スクワラン11部
とモノステアリン酸ポリエチレングリコール
(150E・0)1部、モノステアリン酸ソルビタン
3部、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソル
ビタン(20E・0)1部の活性剤成分と、適量の
防腐剤、抗酸化剤を加えて75〜85℃に加熱温調し
た油相に、水60部、1,3−ブチレングリコール
8部、プロピレングレコール9部を75〜85℃に加
熱温調した水相を(撹拌下)加えた。次に得られ
た混合物を連続的に本発明の装置中を通過(分散
条件:分散室数6室、分散室容積約15cm3、混合物
送り速度0.6/min、羽根形状18a、羽根回転数
6000rpm)させた後、冷却すると、粒子径1.0〜
3.0μの安定した水中油型乳化物が得られた。
実験例 4 水中油型乳化物; 流動パラフイン10部、マイクロクリスタリンワ
ツクス9部、シリコーン油16部と、親油型モノス
テアリン酸グリセリン1部を70〜80℃に加熱温調
した油相に、水55部、エチルアルコール3部、
1,3−ブチレングリコール5部と適量の防腐剤
を加えて70〜80℃に加熱温調した水相を(撹拌
下)加える。加え終つた後に更にゲル化剤(ラポ
ナイトXLG、ビーガムHV)2部を分散せしめ、
次に得られた混合物を連続的に本発明の装置中を
通過(分散条件:分散室数6室、分散室容積約15
cm3、混合物送り速度0.6/min、羽根形状18a、
羽根回転数6000rpm)させた後、冷却すると粒子
径1.0〜3.0μの安定した水中油型乳化物が得られ
た。
実験例 5 油中水型乳化物; 固型パラフイン2部、密ロウ3部、流動パラフ
イン13部と、ジグリセリルモノオレート3部の活
性剤成分に適量の防腐剤、抗酸化剤を添加し、80
〜85℃に加熱温調した油相に、水67部、1,3−
ブチレングリコール5部にマルチトール54%水溶
液7部を加えて80〜85℃に加熱温調した水相を
(撹拌下)加える。次に得られた乳化物を…実験
例1)を同じ条件で分散すると、粒子径2.0〜
3.0μの安定した油中水型乳化物を得た。
実験例 6 油性媒体への顔料分散物; ヒマシ油50〜75部、2−エチルヘキサン酸セチ
ル7〜10部、シリコーン油3〜5部と、ポリオキ
シエチレン、ポリオキシプロピレンセチルエーテ
ル0.9〜1.5部へ適量の抗酸化剤を加え、これに、
化粧品に使用できるタール系顔料及び白色顔料の
組合せ物10〜30部を予備分散させた後、得られた
混合物を連続的に本発明の装置を通過(分散条
件:分散室11室、分散室容積約15cm3、混合物送り
速度0.5/min、羽根形状18b、スリーブ1
7′、羽根回転数8000rpm)させながら冷却する
事によつて、発熱も防ぐ事ができ、粒径5〜20μ
の顔料分散液が得られる。
実験例 7 油性媒体への顔料分散物; スクワラン45部と、セスキオレイン酸ソルビタ
ン1部に無機顔料5〜25部を予備分散させた後、
得られた混合物を連続的に本発明の装置を通過
(分散条件:分散室11室、分散室容積約15cm3、混
合物送り速度0.5/min、羽根形状18b、スリ
ーブ17′、羽根回転数8000rpm)させながら冷
却する事によつて、発熱も防ぐ事ができ、粒径5
〜20μの顔料分散液が得られた。
実験例 8 水性媒体への顔料分散物; 水50部、ポリエチレングリコール(200)30部
に無機顔料5〜25部を予備分散させた後、得られ
た混合物を連続的に本発明の装置を通過(分散条
件:分散室11室、分散室容積約15cm3、混合送り速
度0.5/min、羽根形状18b、スリーブ17′、
羽根回転数8000rpm)させながら冷却する事によ
つて、発熱も防ぐ事ができ、粒径5〜20μの顔料
分散液が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る乳化装置を示す。第2図
は分散室まわりの詳細図。第3図は回転羽根の第
1例の斜視図。第4図は回転羽根の部分断面図。
第5図は羽根の先端図。第6図は回転羽根の第2
例斜視図。第7図は第6図の回転羽根とスリーブ
との関係図。第8図は回転羽根の第3例。第9図
は第8図の回転羽根と分散室との関係図。第10
図は回転羽根の第4例、第11図は第10図に示
す回転羽根の縦断面図、第12図は第11図の上
面図。第13図は回転羽根の第5例。第14図は
第13図の縦断面図。第15図は整流室まわりの
詳細図、第16図は整流室まわりの縦断面図。 図において;A…連続乳化装置、1a,1b…
原送入口、2…製品口、3…密封軸受、4…軸、
5…カバー、6…外筒、7…内筒、8…断熱材、
9…熱媒体、10…デイスタンスカラー、11…
中空軸、12…デイスタンスブロツク、13…デ
イスタンスカラー、14…分散室、15…整流
室、16…流路、17,17′…スリーブ、18,
18a,18b,18c,18d,18e…回転
羽根、19…整流軸受、19a…円筒空隙、19
b,19c…間隙、20…オリフイス口部、21
…(スリーブの歯形丈の)溝、22…基板、23
…羽根部材、24…基板、25…溝、26…羽根
部材、27,28…突片。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中心に軸を有し、1端に原料送入口を他端に
    製品出口を有する筒形をなした乳化装置であつ
    て、該乳化装置は前記軸の外側に原料流体の通路
    を形成する小間隙を設けて取付けられたデイスタ
    ンスカラー及びデイスタンスブロツクを介して複
    数の分散室と任意数の整流室が軸方向に配設さ
    れ、前記デイスタンスカラー及びデイスタンスブ
    ロツクの外側には内筒を有し、前記分散室は両側
    をデイスタンスカラーとデイスタンスブロツク
    で、又外周をスリーブで囲繞され、内部に前記軸
    に固設された回転羽根を備えており、さらに前記
    整流室内には前記軸側と中間部とに小間隙を備え
    た整流軸受がとりつけられていることを特徴とす
    る多段分散室を有する連続乳化装置。 2 中心に軸を有し、1端に原料送入口を他端に
    製品出口を有する筒形をなした乳化装置であつ
    て、該乳化装置は前記軸の外側に原料流体の通路
    を形成する小間隙を設けて取付けられたデイスタ
    ンスカラー及びデイスタンスブロツクを介して複
    数の分散室と任意数の整流室が軸方向に配設さ
    れ、前記デイスタンスカラー及びデイスタンスブ
    ロツクの外側には内筒を有し、該内筒の外側には
    熱媒体を介して外筒を有し、さらに該外筒の外側
    には断熱材を介してカバーを備え、前記分散室は
    両側をデイスタンスカラーとデイスタンスブロツ
    クで、又外周をスリーブで囲繞され、内部に前記
    軸に固設された回転羽根を備えており、さらに前
    記整流室内には前記軸側と中間部とに小間隙を備
    えた整流軸受がとりつけられていることを特徴と
    する多段分散室を有する連続乳化装置。
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