JPH05238076A - 印刷装置及びその方法 - Google Patents

印刷装置及びその方法

Info

Publication number
JPH05238076A
JPH05238076A JP4043894A JP4389492A JPH05238076A JP H05238076 A JPH05238076 A JP H05238076A JP 4043894 A JP4043894 A JP 4043894A JP 4389492 A JP4389492 A JP 4389492A JP H05238076 A JPH05238076 A JP H05238076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
area
printing
buffer
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4043894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Okuyama
仁士 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4043894A priority Critical patent/JPH05238076A/ja
Publication of JPH05238076A publication Critical patent/JPH05238076A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷装置のメモリの有効利用と処理速度の迅
速化を測る。 【構成】 ホストコンピュータ1から送りつけられたモ
ード指定データを調べ、ページバッファが必要か否か判
定し、描画モード記憶部23に記憶しておく。ページバ
ッファが必要であればページバッファをRAM22cに
確保して、受信データを1ページ分ページバッファに格
納し、それと並行してページバッファからデータを読み
出して印刷出力する処理を行う。必要でなければ、ペー
ジバッファの割り当てをRAM22cからなくし、受信
したデータはただちにイメージに展開して印刷出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホストコンピュ
ータからデータを受信して、そのデータを印刷出力する
印刷装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷装置には、受信して受信バッ
ファにいったん取り込まれたデータをページ単位で展開
するためのページバッファを使用しているものがあっ
た。このような印刷装置では、複雑なフォントを使用し
てその展開にたいへん時間がかかるデータを送信する場
合に、受信バッファからのデータの取り込みに時間がか
からずホストコンピュータを早く解放できるが、逆に単
純なフォントを使用して展開が簡単なデータを送信する
場合に必要以上にページバッファをとってRAMを無駄
に使ってしまう。
【0003】一方、ページバッファを使用していない印
刷装置であると、単純なフォントを使用して展開が簡単
なデータを送信する場合にはRAMの無駄づかいもせ
ず、効率よく処理ができるが、逆に複雑なフォントを使
用してその展開にたいへん時間がかかるデータを送信す
る場合には、受信バッファからのデータの取り込みに時
間がかかってホストコンピュータの解放が遅くなる。
【0004】また、受信バッファのサイズも一定か或は
ユーザの指定により固定値で切り替わるだけであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにページバ
ッファを備えるか否かのいずれか一方の構成にすると、
受信して印刷しようとするデータの性質しだいで処理効
率あるいは資源効率が悪くなるという問題があった。
【0006】また、受信バッファのサイズに関しても、
受信バッファのサイズが小さければ多量のデータを受信
する際に受信に時間がかかるし、バッファが大きければ
格別大きくないデータを扱う場合にメモリが無駄にな
る。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みて為されたもの
で、使用しているメモリの割り当てを自動的に切り替
え、効率よいメモリ使用と迅速な印刷処理とを実現する
印刷装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の印刷装置は次のような構成からなる。
【0009】印刷データを受信してそれを印刷出力する
印刷装置であって、データを格納するメモリと、受信し
たデータの出力に要する時間を判断する判断手段と、前
記判断に応じて、所定量のデータを格納する領域を前記
メモリに割り当てる手段と、前記領域に受信データを格
納する手段と、前記領域からデータを読み出し該データ
を印刷イメージに展開する手段と、受信したデータを前
記領域を介さずに印刷イメージに展開する手段とを備え
ることを特徴とする。
【0010】もしくは、印刷データを受信してそれを印
刷出力する印刷装置であって、受信したデータを格納す
る領域が割り当てられたメモリと、受信したデータ量の
多寡を判定する手段と、前記判定に応じて、前記領域の
割り当てを変更する手段と、前記領域に受信データを格
納する手段とを備えることを特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成するために、本発明
の印刷方法は次のような構成からなる。
【0012】印刷データを受信してメモリに格納し、そ
れを印刷出力する印刷方法であって、受信したデータの
出力に要する時間を判断する判断工程と、前記判断に応
じて、所定量のデータを格納する領域を前記メモリに割
り当てる工程と、前記領域に受信データを格納する工程
と、前記領域からデータを読み出し該データを印刷イメ
ージに展開する工程と、受信したデータを前記領域を介
さずに印刷イメージに展開する工程とを備えることを特
徴とする。
【0013】もしくは、印刷データを受信してそれをメ
モリ中の領域に格納し印刷出力する印刷方法であって、
受信したデータ量の多寡を判定する工程と、前記判定に
応じて、前記領域の割り当てを変更する工程と、前記領
域に受信データを格納する工程とを備えることを特徴と
する。
【0014】
【作用】上記構成により、本発明の印刷装置及びその方
法は、受信したデータより受信する印刷データの出力に
要する時間を判定し、メモリ内に受信データを格納する
領域を割り当ててて受信データをそこに格納してイメー
ジデータに展開するか、前記領域を割り当てず、受信デ
ータをそのままイメージに展開するかを決定し、その決
定にしたがって印刷処理を行う。
【0015】もしくは、受信したデータの量に基づいて
受信データをいったん格納しておく領域の割り当てを変
更し、受信したデータをそこに格納する。
【0016】
【実施例】
[実施例1]以下、図面を用いて実施例の印刷装置を詳
細に説明する。
【0017】図1は本実施例の印刷装置のブロック図で
ある。1は印字データなどを送信するホストコンピュー
タである。
【0018】2は印刷装置本体、21はホストコンピュ
ータからのデータを受信するためのインターフェース
(I/F)である。22は本印刷装置全体を制御する制
御部であり、CPU22aと、処理プログラムやフォン
トのアウトラインデータなどを格納するROM22b
と、ページバッファやフォントキャッシュや受信バッフ
ァやCPU22aのワークエリアとして使用するRAM
22cとを備える。
【0019】23は、ページバッファの使用あるいは未
使用の設定である描画モードを記憶しておく描画モード
記憶部である。
【0020】24は、印刷イメージのビットマップデー
タ1ページ分を展開可能なフレームバッファであり、こ
こに展開されたパターンはドットプリンタエンジン部2
5により印刷出力される。
【0021】上記構成における本実施例の動作概略を説
明する。
【0022】本実施例においては、ホストコンピュータ
1から出力されてきたデータはRAM22c内の受信バ
ッファに順次格納されていき、それと共に受信バッファ
の未処理のデータを順次読み出しては内部データ形式に
変換してページバッファに格納したり、直接文字データ
として対応するフォントパターンを展開してフレームバ
ッファ24に展開したりして、印刷処理する。ここで、
印刷装置2で発生するフォントパターンはアウトライン
であるので、その発生には多少の時間を要する。そこ
で、RAM22cの一部をフォントキャッシュとして使
用する。
【0023】フォントキャッシュ及びページバッファの
領域は多ければ多いほど効果的であるが、反面、それら
がいつも最大限に活用されるとは限らない。特にページ
バッファを多くとっても、ホストコンピュータ1から送
られてくるデータの展開時間によってはあまり意味のな
いものとなってしまう。従つて、本実施例の印刷装置で
は、ホストコンピュータ1から送られる印刷データが展
開の容易なデータである場合には、高速描画モードとし
て指定してもらい、ページバッファを使用せず、代わり
にフォントキャッシュの容量を拡大するように動作す
る。これを示したのが図2(b)であり、このように動
作することで少なくとも無駄なRAMの使用を避けてR
AM22cをより有効に使用することができるようにな
る。
【0024】反対に、一旦ページバッファを使用しない
よう設定した後で、展開に時間のかかる複雑なデータを
転送する場合には、描画モードを変更して低速描画モー
ドとしてもらい、フォントキャッシュを縮小してページ
バッファを確保してから印刷処理を行う。こうして、受
信バッファからのデータの取り込みを速くしてホストコ
ンピュータ1の待ち時間を少なくし、印刷処理からの解
放を早くする。この場合のメモリの割り当てを表してい
るのが図2(a)である。
【0025】以上の処理を実現するため、制御部22の
CPU22aはROM22bに格納されたプログラムに
従つて処理を行う。その処理手順を説明するのが図3で
ある。
【0026】図3のフローチャートは印刷処理のメイン
ルーチンを示している。尚、説明が前後するが、ホスト
コンピュータ1からのデータを受信すると、I/F21
からCPU22aに割り込み信号が供給され、その信号
によりCPU22aはI/F21よりデータを取り込
み、RAM22c内の受信バッファに格納処理を行って
いる。フローチャートは、ホスト1からのデータを受信
した時点から開始されている。
【0027】まず、ステップS1で、受信バッファより
ページの描画モードを指定する最初の1データを読み込
み、ステップS2で、その指定がページバッファを使用
しない高速描画モード指定かどうかを判別する。高速描
画指定であった場合は、ステップS3でRAM22cか
らページバッファを削除して、削除した部分をフォント
キャッシュとして割り当て、ページバッファ未使用の高
速描画モードであることを描画モード記憶部23に設定
する。ステップS2で高速描画モードでないと判定され
た場合は、ステップS4でRAM22cにページバッフ
ァを確保して、ページバッファ使用モードであることを
描画モード記憶部23に設定する。ページバッファ割り
当てがない場合、確保するページバッファはフォントキ
ャッシュの一部を転用する。
【0028】この後、この描画モードに従い、ページバ
ッファ未使用モード時には図4の処理(A)へと流れ、
ページバッファ未使用時には図5の処理(B)と図6の
処理「ページ展開」との並列処理へと移行する。
【0029】まず、ページバッファを使用しない高速描
画モードである処理(A)の流れから説明する。まず、
ステップS5で受信バッファより1データ読み込み、ス
テップS6でそのデータの解析及び内部処理用の加工を
行なってしまう。続いてステップS7でそのデータが文
字データか否かを判別する。文字データの場合には、ス
テップS9でその文字パターンがフォントキャッシュ中
にあるかどうかを判別して、そこにない場合はステップ
S10でROM22bのアウトラインデータを使用して
フォントパターンを作成し、フォントキャッシュ中に登
録する。また、作成したフォントパターンをステップS
11でフレームメモリ24に展開して、ステップS12
にすすむ。
【0030】一方、ステップS8で文字データでないと
判別した場合には、ステップS9でそのデータにあった
制御処理を行ないステップS12に進む。
【0031】ステップS12では、1ページ分のデータ
がフレームメモリ24上に展開されたかどうかを判別す
る。1ページ分の展開が済んだ場合には、ステップS1
3でそのフレームメモリ24に展開されているビットマ
ップデータを順次プリンタエンジン部25に転送して、
印刷出力を行なう。その後、ステップS1に戻り、次の
ページのデータを受信し、描画モード指定データの読み
込みを行う。ステップS12で、1ページ分の展開が済
んでいないと判定した場合には、そのままステップS5
に戻り、同ページのつづきとなるデータの読み込みには
いる。
【0032】次に、ページバッファを使用する描画モー
ドである処理(B)及び「ページ展開」の流れを説明す
る。
【0033】ページバッファを使用する描画モードにお
いては、この(B)及び「ページ展開」の処理を並列に
実行して、文字の展開の処理時間に関係なくページバッ
ファにデータを取り込んでいくことにより、受信バッフ
ァからのデータの取り込みの効率を図る。
【0034】まず、図5の(B)の流れを説明する。ス
テップS14で受信バッファより最初の1データを読み
込み、ステップS15でそのデータの解析及び内部処理
用の加工を行なってしまう。続いて、ステップS16で
その加工済データをページバッファに格納する。ステッ
プS17では、1ページ分のデータをページバッファに
格納したかどうかを判別して、1ページ分格納した場合
には、ステップS14に戻り次のページの描画モード指
定データの読み込みをおこなう。
【0035】ステップS17で1ページ分の格納が済ん
でいないと判定した場合には、そのままステップS14
に戻り、同ページの次のデータの読み込みにはいる。
【0036】続いて、図5の処理と並行して行われる処
理である図6の処理「ページ展開」の流れを説明する。
【0037】ステップS61でページバッファより1デ
ータ読み込み、ステップS62でそのデータが文字デー
タか否かを判別する。文字データの場合には、ステップ
S64でその文字パターンがフォントキャッシュ中にあ
るかどうかを判別して、ない場合はステップS65でR
OM22bのアウトラインデータを使用してフォントパ
ターンを作成し、フォントキャッシュ中に登録する。次
に、作成したフォントパターンをステップS66でフレ
ームメモリ24に展開して、ステップS67にすすむ。
【0038】一方、ステップS62で文字データでない
と判別した場合には、ステップS63でそのデータにあ
った制御処理を行ないステップS67にすすむ。
【0039】ステップS67では、1ページ分のデータ
がフレームメモリ24上に展開されたかどうかを判別し
て、1ページ分展開した場合には、ステップS68でそ
のフレームメモリ24に展開されたビットマップデータ
を順次プリンタエンジン部25に転送して、印刷出力を
行なう。その後、ステップS69で次のページバッファ
を指定して、ステップS61に戻り次のデータの読み込
みに入る。
【0040】ステップS67で1ページ分展開していな
かった場合には、そのままステップS61に戻り、同ペ
ージのつづきのデータの読み込みにはいる。
【0041】なお、図4の処理手順の中で描画モードが
ページ毎に切り替わった場合には、処理(A)からきた
場合、即ち低速モードから高速モードへの切り替えなら
ば問題ない。しかし、処理(B)からきた場合、即ち高
速モードから低速モードへの切り替えには、ページバッ
ファへのデータ展開とページバッファに展開されたデー
タの出力処理とが同期させなければならない。このため
に、図6の「ページ展開」処理の流れが切りのいい段階
である、即ち、ステップS61でデータ待ち状態にある
ことを確認する必要がある。
【0042】ここで、ステップS13あるいはステップ
S68で出力に使用されるプリンタエンジン部25につ
いてその構成を説明する。
【0043】図11はインクジェット方式のエンジン部
の機構図である。
【0044】図中、809はインクジエツト記録ヘツド
を有したヘツドカートリツジ、811はこれを搭載して
図中S方向に走査するためのキヤリツジである。813
はヘツドカートリツジ809をキヤリツジ811に取付
けるためのフツク、815はフツク813を操作するた
めのレバーである。このレバー815には、後述するカ
バーに設けられた目盛を指示してヘツドカートリツジの
記録ヘツドによる印字位置や設定位置等を読取り可能と
するためのマーカ817が設けられている。819はヘ
ツドカートリツジ809に対する電気接続部を支持する
支持板である。821はその電気接続部と本体制御部と
を接続するためのフレキシブルケーブルである。
【0045】823は、キヤリツジ811をS方向に案
内するためのガイド軸であり、キヤリツジ811の軸受
825に挿通されている。827はキヤリツジ811が
固着され、これをS方向に移動させるための動力を伝達
するタイミングベルトであり、装置両側部に配置された
プーリ829A,829Bに張架されている。一方のプ
ーリ829Bには、ギヤ等の伝導機構を介してキヤリツ
ジモータ831より駆動力が伝達される。
【0046】833は紙等の記録媒体(以下記録紙とも
いう)の被記録面を規制するとともに記録等に際してこ
れを搬送するためのプラテンローラであり、搬送モータ
835によつて駆動される。837は記録媒体を給紙ト
レー側より記録位置に導くためのペーパーパン、839
は記録媒体の送給経路途中に配設されて記録媒体をプラ
テンローラ833に向けて押圧し、これを搬送するため
のフイードローラである。841は記録媒体搬送方向
上、記録位置より下流側に配置され、記録媒体を不図示
の排紙口へ向けて排紙するための排紙ローラである。8
42は排紙ローラ841に対応して設けられる拍車であ
り、記録媒体を介してローラ841を押圧し、排紙ロー
ラ841による記録媒体の搬送力を生じさせる。843
は記録媒体のセツト等に際してフイードローラ839、
押え板845、拍車842それぞれの付勢を解除するた
めの解除レバーである。
【0047】845は記録位置近傍において記録媒体の
浮上り等を抑制し、プラテンローラ833に対する密着
状態を確保するための押え板である。本実施例において
は、記録ヘツドとしてインク吐出を行うことにより記録
を行うインクジエツト記録ヘツドを採用している。従つ
て記録ヘツドのインク吐出口形成面と記録媒体の被記録
面との距離は比較的微少であり、かつ記録媒体と吐出口
形成面との接触を避けるべくその間隔が厳しく管理され
なければならないので、押え板845の配設が有効であ
る。847は押え板845に設けた目盛、849はこの
目盛に対応してキヤリツジ811に設けられたマーカで
あり、これらによつても記録ヘツドの印字位置や設定位
置が読取り可能である。
【0048】851はホームポジシヨンにおいて記録ヘ
ツドのインク吐出口形成面と対向するゴム等の弾性材料
で形成したキヤツプであり、記録ヘツドに対し当接/離
脱が可能に支持されている。このキヤツプ851は、非
記録時等の記録ヘツドの保護や、記録ヘツドの吐出回復
処理に際して用いられる。吐出回復処理とは、インク吐
出口内方に設けられてインク吐出のために利用されるエ
ネルギー発生素子を駆動することにより全吐出口からイ
ンクを吐出させ、これによつて気泡や塵埃、増粘して記
録に適さなくなつたインク等の吐出不良要因を除去する
処理(予備吐出)や、これとは別に吐出口よりインクを
強制的に排出させることにより吐出不良要因を除去する
処理である。
【0049】853はインクの強制排出のために吸引力
を作用するとともに、かかる強制排出による吐出回復処
理や予備吐出による吐出回復処理に際してキヤツプ85
1に需要されたインクを吸引するために用いられるポン
プである。855はこのポンプ853によつて吸引され
た廃インクを貯留するための廃インクタンク、857は
ポンプ853と廃インクタンク855とを連通するチユ
ーブである。
【0050】859は記録ヘツドの吐出口形成面のワイ
ピングを行うためのブレードであり、記録ヘツド側に突
出してヘツド移動の過程でワイピングを行うための位置
と、吐出口形成面に係合しない後退位置とに移動可能に
支持されている。861は回復系モータ、863は回復
系モータ861から動力の伝達を受けてポンプ853の
駆動およびキヤツプ851やブレード859の移動をそ
れぞれ行わせるためのカム装置である。尚、この例はバ
ブルジエツトの例であるが、インクの吐出を空気流を利
用して行うエアロジエツト方式の場合でも、本発明が適
用できることは言うまでもない。
【0051】このようなインクジェット方式のプリンタ
エンジン部25により、出力が実行される。
【0052】また、画像形成機構としてはレーザビーム
プリンタを用いても良い。この機構もここで説明する。
【0053】図12はこの場合のレーザビームプリンタ
(以下、LBPと略す)の内部構造を示す断面図で、こ
のLBPは、文字パターンデータ等を入力して記録紙に
印刷することができる。
【0054】図において、740はLBP本体であり、
供給される文字パターン等を基に、記録媒体である記録
紙上に像を形成する。700は操作のためのスイツチ及
びLED表示器などが配されている操作パネル、701
はLBP740全体の制御及び文字パターン情報等を解
析するプリンタ制御ユニツトである。このプリンタ制御
ユニツト701は主に文字パターン情報をビデオ信号に
変換してレーザドライバ702に出力する。
【0055】レーザドライバ702は半導体レーザ70
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ703から発射されるレーザ光7
04をオン・オフ切替えする。レーザ光704は回転多
面鏡705で左右方向に振られて静電ドラム706上を
走査する。これにより、静電ドラム706上には文字パ
ターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム
706周囲の現像ユニツト707により現像された後、
記録紙に転写される。この記録紙にはカツトシートを用
い、カツトシート記録紙はLBP740に装着した用紙
カセツト708に収納され、給紙ローラ709及び搬送
ローラ710と711とにより装置内に取込まれて、静
電ドラム706に供給される。
【0056】こうして実現されるプリンタエンジン部2
5により、ホスト1より受信し、メモリ上に展開された
データを印刷出力する。もちろん出力方式はインクジェ
ットやレーザビーム方式に限るものではない。
【0057】以上、説明したように本実施例では、受信
するデータに応じてページバッファの使用あるいは未使
用を決定して、メモリのアロケーション及び受信データ
を出力するための処理を自動的に切り替えることがで
き、メモリの有効利用と印刷出力処理の速度向上を両立
することができる。
【0058】なお、本実施例ではユーザにページバッフ
ァの使用、未使用を指定させ、その指定に従い、内部処
理を切り替えているが、この切り替えをデータの解析時
に内部で自動的に行ない、最も効率のよい設定に切り替
えるようにすることができる。その際の判定基準は、受
信データをフレームバッファにイメージとして展開する
のに時間がかかるか否かという点にあり、多量の文字デ
ータである場合には、ページバッファを用い、少量の文
字データあるいは画像データである場合にはページバッ
ファは用いない様にする。基準となる具体的なデータ量
は、実験的に求める等して決める。
【0059】また、本実施例ではページバッファの減少
分をフォントキャッシュに割り当ててアウトラインフォ
ントの展開のスピードアップを目指しているが、他にも
受信バッファを拡大する等してホスト開放のスピードア
ップを図ることも可能である。
【0060】
【他の実施例】
[実施例2]以下、第2の実施例として、図7の構成の
印刷装置を詳細に説明する。
【0061】図7は本実施例の印刷装置のブロック図で
ある。1は印字データ等を送信するホストコンピュータ
である。
【0062】20は印刷装置本体、21はホストコンピ
ュータからのデータを受信するインターフェース(I/
F)である。22は本印刷装置全体を制御する制御部で
あり、CPU22aと、処理プログラムやフォントのア
ウトラインデータ等を格納するROM22bと、受信バ
ッファやフォントキャッシュやCPU22aのワークエ
リアとして使用するRAM22cとを備える。
【0063】26は設定した受信バッファサイズを記憶
しておく受信バッファサイズ記憶部である。
【0064】24は、印刷用ビットマップデータを1ペ
ージ分展開することができるフレームバッファであり、
ここに展開されたパターンはプリンタエンジン部25に
より印刷出力される。プリンタエンジン部25は前の実
施例1で説明したものと同じ方式である。
【0065】上記構成における本実施例の動作概略を説
明する。
【0066】本実施例においては、ホストコンピュータ
1から出力されてきたデータはRAM22c内の受信バ
ッファに順次格納されていき、それと共に受信バッファ
の未処理のデータを順次読み出してはイメージデータと
してそのままフレームメモリ24に発展したり、文字デ
ータとして対応する文字パターンをフレームメモリ24
に展開したりして、印刷処理する。ここで、本実施例の
印刷装置はアウトラインフォントであるので、文字パタ
ーンの発生には多少の時間を要する。そこで、本実施例
では、RAM22cの一部をフォントキャッシュとして
使用する。
【0067】フォントキャッシュ及び受信バッファの領
域は多ければ多いほど効果的であるが、反面、それらが
いつも最大限に活用されるとは限らない。特に受信バッ
ファとして必要なメモリ容量は、ホストコンピュータ1
から送られてくるデータ量に依存し、その量は変動す
る。従って、本実施例では、ホストコンピュータ1の送
りつける印刷データが、出力処理が滞る可能性の高い大
きなサイズのイメージデータであると判断した場合に
は、受信バッファのサイズを大きく確保してフォントキ
ャッシュの量を逆に縮小するように動作する。これを示
したのが図8であり、このように動作することで、印刷
出力処理の迅速化が測られ、ホストコンピュータ1は自
身の印刷データ出力処理から早く解放されることにな
る。
【0068】尚、反対に、受信バッファサイズをいった
ん大きく確保した後で、小さなサイズのイメージデータ
や通常のコードデータを受信した場合には、受信バッフ
ァサイズを縮小し、フォントキャッシュを拡大して印刷
処理を行なう。こうして、有限の容量を持つRAM22
cを有効活用するものである。
【0069】以上の処理を実現するため、実施例の制御
部22のCPU22aはROM22bに格納されたプロ
グラムに従って処理を行う。その処理を説明するのが図
9である。
【0070】図9のフローチャートは印刷処理のメイン
ルーチンを示している。尚、説明が前後するが、ホスト
コンピュータ1からデータを受信すると、I/F21か
らCPU22aに割り込み信号が供給され、その信号に
よりCPU22aはI/F21よりデータを取り込み、
RAM22c内の受信バッファに格納処理を行なってい
る。図9のフローチャートは、受信バッファにデータを
格納した時点から開始される。
【0071】まず、ステップS901で受信バッファよ
りデータの先頭を読み込み、ステップS902でそのデ
ータがイメージ描画命令かどうかを判別する。イメージ
描画命令であった場合は、ステップS903でそのイメ
ージデータのサイズ(データ量)が大きいかどうかを判
別する。大きなサイズの場合はステップS904で受信
バッファサイズを拡大して、受信バッファサイズ記憶部
23に確保したサイズを記憶する。小さなサイズの場合
はステップS905で受信バッファサイズを縮小して、
受信バッファサイズ記憶部23にそのサイズを記憶す
る。データ量の判定基準としては、実験的等により決定
された所定の判定基準が設けられている。続いてステッ
プS906で、受信バッファに格納されたイメージデー
タを読み込み、イメージ展開処理をしながら、フレーム
メモリ24に展開してステップS913に進む。バッフ
ァサイズ記憶部23に格納された受信バッファサイズ
は、受信バッファからのデータの読み出しや、ホスト1
からのデータ受信時に用いられる。また、RAM22c
の容量から受信バッファの容量を差し引いた量がフォン
トキャッシュの容量であり、この値はコードデータから
文字パターンを展開する際に用いられる。
【0072】ステップS913では、1ページ分のデー
タがフレームメモリ24上に展開されたかどうかを判別
して、1ページ分展開し終えた場合には、ステップS9
14でそのフレームメモリ24のビットマップデータを
順次プリンタエンジン部25に転送して、印刷出力を行
なう。その後、ステップS901に戻り次のデータの読
み込みにはいる。ステップS913で1ページ分展開し
ていないと判定した場合には、そのままステップS90
1に戻る。
【0073】一方、ステップS902で、イメージ描画
命令でないと判断した場合には、ステップS907でま
ず受信バッファサイズを縮小して、受信バッファサイズ
記憶部23にそのサイズを記憶する。その後、ステップ
S908で文字データか否かを判別する。文字データの
場合には、ステップS909でその文字パターンがフォ
ントキャッシュ中にあるかどうかを判別して、ない場合
はステップS910でROM22bのアウトラインデー
タを使用してフォントパターンを作成してフォントキャ
ッシュ中に登録し、ステップS911でフォントパター
ンをフレームメモリ24に展開して、ステップS913
に進む。
【0074】なお、ステップS908で文字データでも
ないと判断した場合には、ステップS912でそのデー
タに応じた制御処理を行ないステップS913に進む。
【0075】以上説明したように、本実施例の印刷装置
では、受信したデータの種類並びにデータ量を検知し、
受信バッファのサイズを自動的に切り替えることができ
る。これによって、印刷装置は処理するデータの種類及
びそのデータ量に適合した容量の受信バッファを備える
ことができ、メモリ資源の有効利用と印刷出力の迅速化
とを同時に達成することができる。
【0076】また、本実施例ではイメージサイズのサイ
ズチェックを所定値に基づいて行うとしたが、基準とな
るサイズをユーザに指定させ、そのサイズを境にして受
信バッファサイズを切り替えるようにすることができ
る。
【0077】更に、本実施例では受信バッファサイズの
減少分をフォントキャッシュに割り当ててアウトライン
フォントの展開のスピードアップを目指しているが、印
刷データを内部データ形式として一時蓄えておくページ
バッファ領域を拡大する等して出力のスピードアップを
図ることも可能である。
【0078】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る印刷
装置及び方法では、使用しているメモリの割り当てを自
動的に切り替え、効率よいメモリ使用と迅速な印刷処理
とを実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の印刷装置のブロック図である。
【図2】実施例1におけるメモリの割り当て処理を表わ
す図である。
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】実施例1の印刷装置での処理を表わすフローチ
ャートである。
【図7】実施例2の印刷装置のブロック図である。
【図8】実施例2におけるメモリの割り当て処理を表わ
す図である。
【図9】
【図10】実施例1の印刷装置での処理を表わすフロー
チャートである。
【図11】インクジェット方式のプリンタエンジン部の
機構図である。
【図12】レーザビーム方式のプリンタエンジン部の機
構図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ、 2 印刷装置、 21 インターフェース(I/F)、 22 制御部、 22a CPU、 22b ROM、 22c RAM、 23 描画モード記憶部、 24 フレームメモリ、 25 プリンタエンジン部、 26 受信バッファサイズ記憶部である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを受信してそれを印刷出力す
    る印刷装置であって、 データを格納するメモリと、 受信したデータの出力に要する時間を判断する判断手段
    と、 前記判断に応じて、所定量のデータを格納する領域を前
    記メモリに割り当てる手段と、 前記領域に受信データを格納する手段と、 前記領域からデータを読み出し該データを印刷イメージ
    に展開する手段と、 受信したデータを前記領域を介さずに印刷イメージに展
    開する手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、受信するデータとして
    与えられる判断材料に基づいて判断することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 印刷データを受信してそれを印刷出力す
    る印刷装置であって、 受信したデータを格納する領域が割り当てられたメモリ
    と、 受信したデータ量の多寡を判定する手段と、 前記判定に応じて、前記領域の割り当てを変更する手段
    と、 前記領域に受信データを格納する手段と、を備えること
    を特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 印刷データを受信してメモリに格納し、
    それを印刷出力する印刷方法であって、 受信したデータの出力に要する時間を判断する判断工程
    と、 前記判断に応じて、所定量のデータを格納する領域を前
    記メモリに割り当てる工程と、 前記領域に受信データを格納する工程と、 前記領域からデータを読み出し該データを印刷イメージ
    に展開する工程と、 受信したデータを前記領域を介さずに印刷イメージに展
    開する工程と、を備えることを特徴とする印刷方法。
  5. 【請求項5】 印刷データを受信してそれをメモリ中の
    領域に格納し印刷出力する印刷方法であって、 受信したデータ量の多寡を判定する工程と、 前記判定に応じて、前記領域の割り当てを変更する工程
    と、 前記領域に受信データを格納する工程と、を備えること
    を特徴とする印刷方法。
JP4043894A 1992-02-28 1992-02-28 印刷装置及びその方法 Withdrawn JPH05238076A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4043894A JPH05238076A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 印刷装置及びその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4043894A JPH05238076A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 印刷装置及びその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05238076A true JPH05238076A (ja) 1993-09-17

Family

ID=12676421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4043894A Withdrawn JPH05238076A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 印刷装置及びその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05238076A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327125A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327125A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP4639959B2 (ja) * 2005-05-30 2011-02-23 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
US8040550B2 (en) 2005-05-30 2011-10-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with a ratio change of receive buffer in response to a cancellation instruction

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950007891B1 (ko) 데이타 처리방법 및 장치
JPH05238076A (ja) 印刷装置及びその方法
US5777617A (en) Outputting information received from external apparatus, at controlled output size
JPH0640124A (ja) 印刷方法及び装置
JP3049158B2 (ja) 文字処理装置および文字処理装置の文字処理方法
JP3205174B2 (ja) 印刷装置およびその制御方法
JP3037499B2 (ja) 印刷方法及びその装置
JPH08244314A (ja) プリンタシステム及び該システムにおけるプリンタ及び情報処理装置
JP3861940B2 (ja) シリアルプリンタ、及び印字制御方法
JPH09188015A (ja) 印刷装置及び印刷制御方法
JP2006103094A (ja) インクジェット記録装置
JPH0615927A (ja) 出力方法及び装置
JP2002304267A (ja) 印刷制御装置、印刷装置、印刷データ処理方法、印刷データ処理用プログラム及び記録媒体
JP2871981B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP3809285B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH0522584A (ja) カラー画像記録方法及び装置
JPH07314800A (ja) 印刷装置およびその制御方法
JPH0615930A (ja) 印刷装置
JP2003319124A (ja) 複合機、画像データの転送方法、プログラムおよび記憶媒体
JPH04362729A (ja) 印刷装置
JPH064241A (ja) 印刷方法及び装置
JPH09188040A (ja) 出力装置
JPH04351564A (ja) パターン処理方法及び装置
JPH0784737A (ja) 印刷方法及び印刷装置
JPH08300748A (ja) 画像出力装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518