JPH0523782Y2 - - Google Patents

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JPH0523782Y2
JPH0523782Y2 JP1987140602U JP14060287U JPH0523782Y2 JP H0523782 Y2 JPH0523782 Y2 JP H0523782Y2 JP 1987140602 U JP1987140602 U JP 1987140602U JP 14060287 U JP14060287 U JP 14060287U JP H0523782 Y2 JPH0523782 Y2 JP H0523782Y2
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exhaust
cylinder
exhaust gas
supercharger
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多気筒内燃機関、詳しくは、排気マ
ニホールドから過給装置に至る排気系統の構造に
関する。
〔従来の技術〕
従来、排気エネルギーを有効に利用するため、
過給装置を装着した多気筒内燃機関がある。第3
図に示す多気筒内燃機関は、6気筒に構成され、
気筒21A,21B,21C,21D,21E,
21Fを有し、一方の気筒群21A,21B,2
1Cからの排気ガスと他方の気筒群21D,21
E,21Fからの排気ガスを、直接過給装置22
の流入口22Aに供給するようにしたもので、一
方の気筒群21A,21B,21Cのいずれか1
つの気筒及び他方の気筒群21D,21E,21
Fのいずれか1つの気筒から排出された排気ガス
を排気工程の一時期だけ合流させるようになつて
いる。かかる構造にあつては、タービン入口22
Aが1口なので、排気干渉を生じ、ポンピングロ
スが増大し、排気動圧を有効にタービン22Bで
利用できないので過給圧が低くなるという問題が
あつた。
そこで、排気干渉防止対策を施した多気筒内燃
機関が考え出され、例えばSAEpaper860074に示
すものが知られていれる。この多気筒内燃機関
は、第4図に示すように、6気筒に構成され、一
方の気筒群21A,21B,21Cに連結する排
気マニホールド23Aと、他方の気筒群21D,
21E,21Fに連結する排気マニホールド23
Bとを有し、排気マニホールド23A,23Bが
パルスコンバータ24を介して排気通路25に設
けた過給装置26のタービン入口26Aに連結し
ている。パルスコンバータ24の作用を述べる
と、排気マニホールド23A,23Bから排出さ
れた排気ガスを排気行程の一時期だけ合流させて
いるが、気筒21A,21B,21C,21D,
21E,21Fのいずれかが排気吹き出しの時、
合流部24Aで排気ガスは流速を増し、他の気筒
の排気押出し流を吸いだす作用(霧吹きの原理)
がある。従つて、合流部24Aでの排気ガスの排
気干渉が防止されている。
なお、排気干渉を生じないようにした過給装置
として、例えば、実開昭61−39436号公報に示す
ものが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記の多気筒内燃機関にあつては、
合流部24Aで排気干渉を生じないようにするこ
とはできるが、パルスコンバータ24を排気通路
25に設けているので、パスルコンバータ24を
装着するための大きなスペースを必要とし、ま
た、パルスコンバータ24から過給装置26まで
距離があるので、排気ガスが過給装置26に到達
するまでに過給圧が低くなり、過給装置26に有
効に排気エネルギーを供給できないという問題が
あつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的は、少ないスペースで排気
干渉を防止し、過給装置に有効に排気エネルギー
を供給できる多気筒内燃機関を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、一方の
気筒群からの排気ガスと他方の気筒群からの排気
ガスを1つの排気通路を介して過給装置に供給
し、一方の気筒群のいずれか1つの気筒及び他方
の気筒群のいずれか1つの気筒から排出された排
気ガスを排気行程の一時期だけ合流させ、排気ガ
スの合流部で排気ガスの流速を大きくすることに
より合流部での排気ガスの排気干渉を生じないよ
うにした多気筒内燃機関において、排気マニホー
ルドの接続口と過給装置の流入口とを直接連結
し、前記排気マニホールドの排気通路を排気干渉
を生じさせない2群に仕切る仕切壁を排気マニホ
ールド接続口部分まで延設し、排気マニホールド
側の排気通路の断面積を滑らかに縮小させて過給
装置の流入口に連続する曲線状に絞つた排気通路
を設けると共に、その排気通路の最小断面部分を
過給装置流入口部分に設けてその最小断面部分を
排気マニホールドの両排気通路の断面積よりも小
さくしたことを特徴とする。
〔考案の作用〕
上記構成にすれば、排気マニホールドの接続口
と過給装置の流入口とを直接連結し、排気干渉を
生じさせない仕切壁を排気マニホールドの接続口
まで延設し、また排気マニホールドの接続口から
過給装置の流入口に連続する曲線状に絞つた排気
通路を設けたので、排気マニホールドの接続口と
過給装置の流入口との間に、排気ガスの流速を増
すためのパルスコンバータが不要となり、大きな
スペースを必要とぜす、また過給圧が高くなる。
また、曲面状に絞つた排気通路の最小断面部分
を過給装置の流入口に設けることにより、排気ガ
スが円滑に流れ、かつ流速が増して過給装置には
高圧の過給空気が供給される。従つて、排気エネ
ルギーを過給装置に有効に供給できる。
〔考案の実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
第1図は本考案の第1実施例に係る多気筒内燃
機関を示す。
図において、1は6気筒エンジンで、6個の気
筒1A,1B,1C,1D,1E,1Fを有して
いる。一方の気筒群1A,1B,1Cは、排気マ
ニホールド2の一方側3に連結し、他方の気筒群
1D,1E,1Fは、排気マニホールド2の他方
側4に連結している。排気マニホールド2の一方
側3に形成されている排気通路3Aと排気マニホ
ールド2の他方側4に形成されている排気通路4
Aとは、合流して1つの接続口2Aに連なつてい
る。また、排気マニホールド2の接続口2Aに
は、両気筒群からの排気ガスの排気干渉を生じさ
せないための2群に仕切る仕切壁2Bが延設して
いる。
なお、各気筒群から排気された排気ガスは、排
気行程の一時期合流するようになつている。
そして、排気通路3A,4Aは、A点付近から
徐々に細くなり、排気通路3A,4AのA点にお
ける断面積SAは、接続口2Aの端面における断
面積SBより大きくなつている。
5は過給装置で、その流入口5Aが円筒ブラケ
ツト6及びガスケツト7を介して排気マニホール
ド2の接続口2Aに連結している。円筒ブラケツ
ト6は、円筒部6Aと環状フランジ部6Bとから
構成され、円筒部6Aは流入口5Aの内側に位置
している。円筒部6Aの内周壁面6Cは、その接
続端面からC点にかけて徐々に細くなり、C点か
ら徐々に太くなつている。排気通路の最小断面部
分C点における断面積SCは、A点における断面積
SAの2倍より小さくなつている。そして、排気
マニホールド2に形成された接続口付近の排気通
路3A,4Aの内側壁面3B,4Bと、過給装置
5の流入口5Aの内側の内周壁面5Cとから連結
部分10が形成され、この連結部分10は絞られ
ている。この連結部分10により合流部Dで排気
ガスの流速を大きくし、従来例と同様に排気干渉
を防止するようになつている。
即ち、排気マニホールド2の接続口の2Aから
過給装置5の流入口5Aに連続する曲線状に滑ら
かに縮小して断面積が流入口5Aの部分で最小に
絞られた排気通路に設けられて、排気ガスが乱れ
ず円滑に流れ、かつ流速が増して過給装置5には
高圧の過給空気が供給される。
以上の如き構成によれば、排気マニホールド2
の接続口2Aと過給装置5の流入口5Aとは直接
連結し、排気マニホールド2に形成された接続口
2Aの付近の排気通路3A,4Aの内側壁面3
B,4Bと、過給装置5の流入口5Aに形成され
た内周壁面6Cとから成る連結部分10が絞つて
あるので、合流部Dの排気ガスの流速が増加し、
従来例のように合流部の排気ガスの流速を増加さ
せるようにした装置(パルスコンバータ)がなく
ても、排気干渉を防止できることができ、その分
スペースを少なくすることができる。
また、排気マニホールド2の接続口2Aと過給
装置5の流入口5Aとは直接連結しているので、
過給装置5には高圧の過給空気が供給される。従
つて、過給装置2に有効に排気エネルギーが供給
される。
なお、本実施例においては、多気筒内燃機関と
して6気筒エンジンについて適用したが、例えば
他に4気筒エンジンについても適用できる。
第2図は本考案の第2実施例に係る多気筒内燃
機関を示すもので、第1実施例では過給装置5の
流入口5Aが円筒ブラケツト6及びガスケツト7
を介して排気マニホールド2の接続口2Aに連結
し、円筒ブラケツト6の内周壁面6Cと排気マニ
ホールド2に形成された接続口付近の排気通路3
A,4Aの内周壁面3B,4Bとから成る連結部
分10が絞つてあるが、円筒ブラケツト6を削除
し、過給装置5の流入口5Aの内側に直接内周壁
面8を形成し、第1実施例の内周壁面6Cに代え
ることもできる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案に係る多気筒内燃機
関によれば、少ないスペースで排気干渉を防止
し、過給装置に有効に排気エネルギーを供給でき
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る多気筒内燃
機関の一部断面構成図、第2図は本考案の第2実
施例に係る多気筒内燃機関の一部断面構成図、第
3図は従来における多気筒内燃機関の一部断面構
成図、第4図は他の多気筒内燃機関の構成図であ
る。 1……6気筒エンジン、1A,1B,1C,1
D,1E,1F……気筒、1A,1B,1C……
一方の気筒群、1D,1E,1F……他方の気筒
群、2……排気マニホールド、2A……接続口、
3……一方側、3A……排気通路、3B……内側
壁面、4……他方側、4A……排気通路、4B…
…内側壁面、5……過給装置、5A……流入口、
5C……内周壁面、10……連結部分、D……合
流部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の気筒群からの排気ガスと他方の気筒群か
    らの排気ガスを1つの排気通路を介して過給装置
    に供給し、一方の気筒群のいずれか1つの気筒及
    び他方の気筒群のいずれか1つの気筒から排出さ
    れた排気ガスを排気工程の一時期だけ合流させ、
    排気ガスの合流部で排気ガスの流速を大きくする
    ことにより合流部での排気ガスの排気干渉を生じ
    ないようにした多気筒内燃機関において、排気マ
    ニホールドの接続口と過給装置の流入口とを直接
    連結し、前記排気マニホールドの排気通路を排気
    干渉を生じさせない2群に仕切る仕切壁を排気マ
    ニホールド接続口部分まで延設し、排気マニホー
    ルド側の排気通路の断面積を滑らかに縮小させて
    過給装置の流入口に連続する曲線状に絞つた排気
    通路を設けると共に、その排気通路の最小断面部
    分を過給装置流入口部分に設けてその最小断面部
    分を排気マニホールドの両排気通路の断面積より
    も小さくしたことを特徴とする多気筒内燃機関。
JP1987140602U 1987-09-14 1987-09-14 Expired - Lifetime JPH0523782Y2 (ja)

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JPS6446434U JPS6446434U (ja) 1989-03-22
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