JPH05237677A - レーザ加工機のピアス孔貫通検知装置 - Google Patents

レーザ加工機のピアス孔貫通検知装置

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JPH05237677A
JPH05237677A JP4079326A JP7932692A JPH05237677A JP H05237677 A JPH05237677 A JP H05237677A JP 4079326 A JP4079326 A JP 4079326A JP 7932692 A JP7932692 A JP 7932692A JP H05237677 A JPH05237677 A JP H05237677A
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JP
Japan
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work
penetration
acoustic
acoustic sensor
hole
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Pending
Application number
JP4079326A
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English (en)
Inventor
Yosuke Murata
洋介 村田
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工物にピアス孔が貫通したか否かを正確
かつ迅速に検知する。 【構成】 被加工物Wに直接に接触する音響センサ2
と、この音響センサ2で検出された音響変化から被加工
物Wのピアス孔Pが貫通したか否かを判断する貫通判断
手段4とを設ける。不安定媒体である空気を介さないで
音響検出を行うため、信頼性の高い貫通検知が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ加工機により
被加工物に加工されるピアス孔の貫通時点を自動的に判
断するレーザ加工機のピアス孔貫通検知装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機により板材を切断加工する
場合、通常、最初にピアス孔を開けてから切断加工に移
行する。このレーザ加工機によるピアス加工に要する時
間は、被加工物である板材の材質、板厚その他の加工条
件によって異なるだけでなく、同一材料を同一条件で加
工する際にも、ピアス孔貫通までの所要時間にばらつき
が生じる。このため、従来は、ピアス孔貫通に十分な時
間だけピアス加工を続けてから、切断加工に移るという
方法が採られていた。すなわち、実際にはピアス孔が貫
通してしまった場合でも、予め設定した十分な時間が経
過するまでピアス加工を続けてから切断加工に移ってい
た。
【0003】しかし、このようにピアス加工に必要以上
の時間をかけるのでは、レーザ加工全体の所要時間が増
大してしまい、レーザ加工機の稼働効率を低下させるこ
とになる。そこで、近年はその加工時間を短縮するため
に、ピアス孔の貫通を光学センサや音響センサなどのピ
アス孔貫通検知センサで検知したり、レーザ加工に用い
られるアシストガスのガス圧変化を圧力センサで読み取
りピアス孔貫通を検知し、その直後に切断加工に移ると
いう方法が採られるようになっている。この場合の光学
センサによるピアス孔貫通検知は、加工ヘッドまたは加
工点付近に光学センサを配置し、ピアス孔貫通時の光学
的変化つまり、ピアス孔の光学的監視やピアス孔加工時
の火花量変化から貫通を検知するものである。また、音
響センサによるピアス孔貫通検知も、加工ヘッド等の付
近に音響センサを配置し、ピアス孔貫通時の音響的変化
から貫通を検知するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記方法はい
ずれも不安定な媒体である空気を通して光学的、音響的
等の変化を測定しているため、ピアス孔貫通検知の信頼
性に問題があった。
【0005】この発明の目的は、ピアス孔貫通時点を正
確かつ迅速に検知できるレーザ加工機のピアス孔貫通検
知装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この発明のレーザ加工
機のピアス孔貫通検知装置は、被加工物(W)に接触す
る音響センサ(2)を設け、この音響センサ(2)で検
出された音響変化から被加工物(W)のピアス孔(P)
が貫通したか否かを判断する貫通判断手段(22)を設
けたものである。
【0007】
【作用】この構成によると、レーザ加工機によって被加
工物(W)にピアス孔(P)が開けられた時の被加工物
(W)での音響変化が、この被加工物(W)に直接接触
する音響センサ(2)によって検出され、その音響変化
に基づきピアス孔(P)の貫通が貫通判断手段(22)
によって判断される。音響は、空気中よりも金属板やプ
ラスチック板等からなる被加工物(W)内における方が
伝達され易く、そのためこのように被加工物(W)に直
接に接触する音響センサ(2)で検出することにより、
信頼性の高い検出が行える。また、加工部から離れた位
置に音響センサ(2)があっても、確実な検出が行え
る。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。図2は、このピアス孔貫通検知装置が適
用されるレーザ加工機を示す。加工テーブル10に跨がっ
て門型フレーム11が設けられ、門型フレーム11に横(X
軸方向)移動可能に設置したキャリッジ12に、レーザ光
を照射する照射ヘッド1が設けられている。照射ヘッド
1は、焦点調整および退避のための昇降駆動を可能とし
てあり、加工テーブル10の側方に設けたレーザ発振器13
からガイド筒1aを介してレーザ光が導かれる。
【0009】ワークテーブル10は、板状のワークWを載
置するものであり、ワークWを把持する複数のワークホ
ルダ17が、Y軸方向に移動可能なクロススライド(図示
せず)に取付けられている。これらワークホルダ17のY
軸方向移動と、前記キャリッジ12のX軸方向移動とによ
り、レーザヘッド1がワークW上の任意位置に相対的に
移動する。
【0010】図1に示すように、ワークホルダ17は固定
アーム17a と可動アーム17bとの間でワークWを挟み付
けるものであり、可動アーム17a に、ワークWの挟み付
け動作に伴ってワークWに接触する音響センサ2が取付
けられている。音響センサ2の検出信号は増幅器3に入
力され、増幅器3の出力は次段の比較器4の反転入力端
子に入力される。また、比較器4の非反転入力端子は基
準値設定器5の出力端子に接続されている。これら比較
器4と基準値設定器5とで貫通判断手段22が構成され
る。
【0011】基準値設定器5は、増幅器3からの出力電
圧Vと比較すべき基準電圧Vref を設定する回路であっ
て、この場合の基準電圧Vref はレーザ加工機によって
ピアス加工が行われるときのワークWから発する音響レ
ベルに対応させて設定される。すなわち、そのピアス加
工において、ピアス孔Pが貫通するまでの間に発する音
響レベルに対応した増幅器3の出力電圧Vu (図3)
と、ピアス孔Pが貫通したときに発する音響レベルに対
応した増幅器3の出力電圧Vd (図3)との中間の電圧
レベルに基準電圧Vref の値が設定される。
【0012】前記基準電圧Vref は、レーザ加工機の加
工に供されるワークWが変わるごとに、そのワークWの
材質や板厚等の条件に応じてNC装置8からの制御によ
って可変設定される。NC装置8はレーザ加工機全体の
制御を行う制御装置である。
【0013】前記比較器4は、増幅器3からの出力電圧
Vつまり音響センサ2によって検出されるワークWから
の音響レベルに対応した電圧と、基準値設定器5からの
基準電圧Vref とを比較して、ワークWにピアス孔Pが
貫通したか否かを判断する回路であり、その判定出力は
次段のレーザ制御回路6に入力される。このレーザ制御
回路6は前記NC装置8からの指令によって動作し、次
段のレーザ駆動回路7の制御を行う回路である。レーザ
駆動回路7はレーザ加工機を駆動させるための回路であ
る。
【0014】次に、図3を参照して上記構成のピアス孔
貫通検知装置の動作を説明する。ワークホルダ17に保持
されたワークWに対して、レーザ加工機によるピアス加
工が開始されると、その加工に伴ってワークWから発す
る音響はワークホルダ17に設けられた音響センサ2によ
って検出され、その検出信号は増幅器3で増幅されて比
較器4の反転入力端子に出力電圧Vとして与えられる。
【0015】一方、基準値設定器5からは、このときの
ワークWの材質や板厚などの条件に応じた基準電圧Vre
f が出力され比較器4の非反転入力端子に与えられる。
ワークWにピアス孔Pが貫通するまで、ワークWから発
する音響レベルは図3(A)に示すように比較的に高
く、これに対応する増幅器3の出力電圧Vは図3(B)
に示すように基準電圧Vref よりも十分高い値Vu とな
る。したがって、この間、比較器4からのピアス孔貫通
判定出力は図3(C)に示すようにローレベルとなる。
すなわち、この間、ピアス孔Pは貫通していないと判定
される。その結果、その判定出力を受けるレーザ制御回
路6はピアス加工を継続すべき制御を行う。
【0016】ワークWにピアス孔Pが貫通すると、ワー
クWから発する音響レベルは図3(A)に示すように急
激に低下し、これに対応する増幅器3の出力電圧Vは図
3(B)に示すように基準電圧Vref よりも十分低い値
Vd に低下する。したがって、このとき、比較器4から
のピアス孔貫通判定出力は図3(C)に示すように、そ
れまでのローレベルからハイレベルに反転する。すなわ
ち、このとき、ピアス孔Pが貫通したと判定される。そ
の結果、その判定出力を受けるレーザ制御回路6による
レーザ加工機の制御はピアス加工から切断加工に移行す
る。
【0017】このように、音響変化によってピアス孔P
の貫通判断を行うが、音響は、空気中よりも金属板やプ
ラスチック板等からなるワークW内における方が伝達さ
れ易く、そのためこのようにワークWに直接に接触する
音響センサ2で検出することにより、信頼性の高い検出
が行える。また、加工部から離れた位置に音響センサ2
があっても、確実な検出が行える。
【0018】なお、前記実施例では、音響センサ2をワ
ークホルダ17に取り付けた場合について示したが、これ
に限らず加工中のワークWに直接接触できる場所であれ
ばその他の部材に取り付けてもよい。また、前記実施例
では貫通判断手段22として、電気回路からなる比較器
4を用いたが、音響センサ2の出力変化を種々の設定条
件と比較して貫通判断をソフトウェア的に判断する貫通
判断手段を用いても良い。
【0019】さらに、このワークWに直接接触する音響
センサ2によるピアス孔貫通検知装置は、ピアス孔Pの
貫通検知だけでなく、ワークWの切断加工途中で切断不
良が生じた場合に、ワークWから発する音響の変化を検
知し、加工を中断したり再加工を指示したりするのに利
用することもできる。また、この発明は、専用のレーザ
加工機に限らず、例えばタレットパンチプレス機にレー
ザヘッドを搭載した複合加工機の場合にも適用すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】この発明のレーザ加工機のピアス孔貫通
検知装置は、被加工物に直接に接触する音響センサを設
け、この音響センサで検出された音響変化から被加工物
のピアス孔が貫通したか否かを判断する構成としたた
め、不安定媒体である空気を介さずに音響変化を検出す
ることができて、信頼性の高い貫通判断が行える。その
ため、加工時間の短縮および加工品質の向上にもつなが
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるレーザ加工機のピア
ス孔貫通検知装置の概要を示すブロック図である。
【図2】そのピアス孔貫通検知装置を装備したレーザ加
工機を示す外観斜視図である。
【図3】そのピアス孔貫通検知装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1…照射ヘッド、2…音響センサ、3…増幅器、4…比
較器、5…基準値設定器、6…レーザ制御回路、7…レ
ーザ駆動回路、17…ワークホルダ、22…貫通判断手段、
W…ワーク、P…ピアス孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物に接触する音響センサと、この
    音響センサで検出された音響変化から被加工物のピアス
    孔が貫通したか否かを判断する貫通判断手段とを備えた
    レーザ加工機のピアス孔貫通検知装置。
JP4079326A 1992-02-28 1992-02-28 レーザ加工機のピアス孔貫通検知装置 Pending JPH05237677A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010531236A (ja) * 2007-06-27 2010-09-24 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 対象物の縁部におけるレーザ光線の接触点を検出するための方法及びレーザ加工機
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