JPH0523747U - 過電圧保護回路 - Google Patents
過電圧保護回路Info
- Publication number
- JPH0523747U JPH0523747U JP7041591U JP7041591U JPH0523747U JP H0523747 U JPH0523747 U JP H0523747U JP 7041591 U JP7041591 U JP 7041591U JP 7041591 U JP7041591 U JP 7041591U JP H0523747 U JPH0523747 U JP H0523747U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 過電圧保護回路に関し、過電圧保護用のヒュ
ーズを不要とする代わりに給電用のリレーを用いた電子
機器装置を提供することを目的とする。 【構成】 電源をオン/オフするための電源スイッチ
(2)、装置内部への電力供給を開始又は停止するため
のリレー手段(4)、該リレー手段(4)を駆動するた
めのスイッチ手段(3)そして該装置内部の過電圧を検
出保持し過電圧の検出保持出力信号によって該スイッチ
手段(3)をオフ制御するための検出保持手段(5)か
ら成る。
ーズを不要とする代わりに給電用のリレーを用いた電子
機器装置を提供することを目的とする。 【構成】 電源をオン/オフするための電源スイッチ
(2)、装置内部への電力供給を開始又は停止するため
のリレー手段(4)、該リレー手段(4)を駆動するた
めのスイッチ手段(3)そして該装置内部の過電圧を検
出保持し過電圧の検出保持出力信号によって該スイッチ
手段(3)をオフ制御するための検出保持手段(5)か
ら成る。
Description
【0001】
本考案は、電源のオン/オフをリレー等の手段を用いて行う電子機器装置等に 関するものであり、特に、前記リレーを介して装置への給電中に発生する装置内 部の過電圧を検出し、前記リレーをオフすることによって電子機器装置等を保護 するための過電圧保護回路に関するものである。
【0002】
従来、電子機器装置の内部で何らかの原因で異常な過電圧が発生した場合は、 ツェナーダイオード等によりその過電圧を検出して回路的手段を用いることで機 器の電源回路に許容電流を越える過大電流を流し、それによって電源ヒューズを 断にするという方法を用いて機器内部に発生する過電圧から電子機器装置を保護 していた。
【0003】
しかしながら、前記従来技術によれば過大電流を流すために、前記大電流ツェ ナーダイオードや過大電流をバイパスさせるため大電流トランジスタ等の素子を 使用しなければならず、それらは高価で大きいものとなり、今日の電子機器の低 コスト化及び小型化の要請に反するものであった。また前記過大電流は機器内部 の劣化を招いて装置寿命を低下させるおそれもあった。
【0004】 さらに、前記ヒューズを使用する場合はそれを交換しなければ装置動作は回復 せず、過大電圧の発生原因を調査するにもさらに幾つかのヒューズの使用が必要 となり、その作業性は非常に悪いものであった。また製品保守のために各電子機 器に対応する多種類のヒューズが保管されていなければならず、多種多様な電子 機器が登場するに至ってその維持及び管理に要するコストも問題となっていた。
【0005】 前述の問題点に鑑み、本考案は電子機器の内部で発生した過電圧を検知し、回 路的手段を用いて給電用のリレーをオフすることによって電子機器を保護しよう とするものであり、従って、前記ヒューズの使用、及び前記装置内部へ過大電流 を流す必要も除去されることになる。
【0006】
本考案によれば、過電圧保護回路は電源をオン/オフするための電源スイッチ 、該電源スイッチがオンした時にオン状態となるスイッチ手段、該電源から該オ ン状態のスイッチ手段を通して流れる電流により駆動されるリレーにより装置内 部へ電力供給するためのリレー手段、そして装置動作中に該装置内部で発生した 過電圧信号を検出し且つ該電源スイッチがオフされるまでその検出信号を保持し 続けその検出信号により前記スイッチ手段をオフ制御する検出保持手段から構成 される。
【0007】
電源スイッチのオンにより装置電源からオン状態のスイッチ手段を通して流れ る電流がリレー手段をオンに駆動し、そのオンになったリレー手段を通して装置 電源から機器内部へ給電される。この給電中に機器内部で異常な過電圧が発生し た場合、それを検出し且つその検出信号を保持する検出保持回路からの過電圧検 出出力信号が前記スイッチ手段に与えられスイッチ手段をオフにする。このスイ ッチ手段のオフにより前記リレー手段の駆動電流は停止しリレー手段がオフとな って前記機器内部への給電が停止される。この場合、機器内部の過電圧もまた同 時に消滅するが、前述のように過電圧検出信号は検出保持回路に保持されている ため給電停止の状態は以前として維持される。電源スイッチをオフにすると前記 検出保持回路からの出力は解除され、その後、再び電源スイッチをオンにすれば 過電圧を検出する前の正常な状態から給電が開始される。
【0008】
図1は本考案による過電圧保護回路の一実施例を示すものである。図2は図1 の回路の動作タイミング図を示している。 図1において、装置の電源スイッチ2をオンにすると、直流電源1から抵抗R 1、R2、トランジスタQ1のベースからエミッタそしてダイオードD1を通っ て電流が流れ、これによりトランジスタQ1はオンし、直流電源1から抵抗R1 、リレー4の駆動コイル、トランジスタQ1のコレクタからエミッタそしてダイ オードD1を通ってリレー駆動電流が流れてリレー4はオンとなり、装置内部6 への給電が開始される。抵抗R1とR2は電流制限及び分圧回路として機能し、 ダイオードD1は逆バイアス防止用のものである。 なお前記電源スイッチ2のオン時、トランジスタQ3は抵抗R5、R6及びC 1からなる入力段の積分回路によって瞬時にオンとなることはできず、初めにト ランジスタQ1がオンとなり、そのためトランジスタQ2はオフとなる。この動 作を確実にするためにトランジスタQ2の抵抗R3とR4は適当にバイアスされ る。
【0009】 装置が動作中の状態において、装置内部6である一定電圧以上の過電圧が発生 した場合、例えば、装置内部6のスイッチングレギュレータ等の故障により過電 圧検出用のツェナーダイオードD3がオンになると、トランジスタQ3がオンに なり、それによってトランジスタQ1はオフになる。その結果、リレー駆動電流 が流れなくなりリレー4はオフして装置内部6への給電が停止する。従って、装 置内部6の前記過電圧は消滅するが、トランジスタQ1のコレクタはリレー駆動 電流による電圧降下がなくなるためハイとなる。このためトランジスタQ2が能 動状態になりトランジスタQ3へのバイアス電流供給を開始し、トランジスタQ 3は前記過電圧がなくなってもオン状態を維持する。
【0010】 この状態で電源スイッチ2をオフにすると、抵抗R3とR4にバイアス電流が 流れなくなるためトランジスタQ2はオフし、その結果トランジスタQ3もオフ する。 この後、再び電源スイッチ2をオンにすれば上述の動作が再び繰り返されるこ とになるが、装置内部6で過電圧が発生しない限り給電用のリレー4はオン状態 を維持する。
【0011】 以上の説明から、図1においてトランジスタQ1はスイッチ手段を、そしてト ランジスタQ2、トランジスタQ3、ツェナーダイオードD3そしてそれに付随 する抵抗やコンデンサ等は装置内部6で発生した過電圧の検出保持手段を構成す ることがわかる。ダイオードD2は逆バイアス防止用のダイオードである。 なお図1は本考案の一つの実施例を示すものであって、本考案の概念の範疇に おいて様々な態様が考えられ、例えば、前記検出保持手段をフリップフロップ回 路等の論理手段によって構成してもよい。
【0012】 図2は図1の動作タイミング図であり、図1の記号a〜eで示されるライン上 の動作タイミングを図式的に描いたものである。ここでは動作の理解を容易にす るために、詳細なライン上の電位等は省略され、ハイレベルとローレベルの2つ の値で示されている。
【0013】
以上説明したように本考案による過電圧保護回路によれば、過電圧保護用のヒ ューズは一切必要とされず、ヒューズの交換による作業性低下は防止され、さら には長期間に及ぶであろう種々の製品対応によるヒューズの維持管理等のコスト 低減が達成される。 また本考案による過電圧保護回路は過大電流を流す必要がないことから、個々 の回路素子を小型化することが可能で、今日の電子機器等の小型化の要請に適合 するものである。
【図1】本考案による過電圧保護回路の一実施例を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】本考案による図1の回路部分の動作タイミング
図である。
図である。
1…電源 2…装置電源スイッチ 3…スイッチ手段 4…リレー手段 5…過電圧検出保持手段 6…装置内部 Q1〜Q3…トランジスタ D1〜D3…ダイオード R1〜R6…抵抗 C1…コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 電源(1)をオン/オフするための電源
スイッチ(2)、装置内部への電力供給を開始又は停止
するためのリレー手段(4)、該リレー手段(4)を駆
動するためのスイッチ手段(3)そして該装置内部の過
電圧を検出保持し過電圧の検出保持出力信号によって該
スイッチ手段(3)をオフ制御するための検出保持手段
(5)から構成される過電圧保護回路であって、 該電源スイッチ(2)をオンにした時に該スイッチ手段
(3)がオンとなりそれによって該リレー手段(4)は
オンとなって該装置内部への給電が開始され、該検出保
持手段(5)からの過電圧の検出保持出力信号によって
該スイッチ手段(3)がオフとなりそれによって該リレ
ー手段(4)はオフとなって該装置内部への電力供給が
停止され、そして該検出保持手段(5)からの該過電圧
の検出保持出力信号は該電源スイッチ(2)がオフにさ
れた時には解除されることを特徴とする過電圧保護回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7041591U JPH0523747U (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 過電圧保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7041591U JPH0523747U (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 過電圧保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523747U true JPH0523747U (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=13430821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7041591U Withdrawn JPH0523747U (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 過電圧保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523747U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012513034A (ja) * | 2008-12-20 | 2012-06-07 | サン−ゴバン グラス フランス | 過電圧保護を備える光学活性グレージング |
JP2020036527A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-05 | ハミルトン・サンドストランド・コーポレイションHamilton Sundstrand Corporation | Dc過電圧監視及び保護デバイス及び直流dc電気システム相互接続 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP7041591U patent/JPH0523747U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012513034A (ja) * | 2008-12-20 | 2012-06-07 | サン−ゴバン グラス フランス | 過電圧保護を備える光学活性グレージング |
JP2020036527A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-05 | ハミルトン・サンドストランド・コーポレイションHamilton Sundstrand Corporation | Dc過電圧監視及び保護デバイス及び直流dc電気システム相互接続 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951130 |