JPH0523723B2 - - Google Patents

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JPH0523723B2
JPH0523723B2 JP2120463A JP12046390A JPH0523723B2 JP H0523723 B2 JPH0523723 B2 JP H0523723B2 JP 2120463 A JP2120463 A JP 2120463A JP 12046390 A JP12046390 A JP 12046390A JP H0523723 B2 JPH0523723 B2 JP H0523723B2
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JP
Japan
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cultivation
rows
shelf
fluorescent
row
Prior art date
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JP2120463A
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English (en)
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JPH0416125A (ja
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Hiroyuki Koshi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAZAKI SANGYO JUGEN
Original Assignee
YAMAZAKI SANGYO JUGEN
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Publication date
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Publication of JPH0523723B2 publication Critical patent/JPH0523723B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) ほんしめじ、ヒラタケ等のきのこの人工栽培で
はエノキタケの場合と異なり、きのこの発生時や
生育時に抑制や着色のために栽培室内は適当な明
るさ(200ルクス程度)を必要とする。
このために、各きのこ栽培棚には光源として蛍
光灯を配設し、必要な明るさを得るようにしてい
る。
第4図は従来の蛍光灯12の配置例を示す。図
に示すように、両脇の幅狭な栽培棚10には1列
の、中央側の幅広の栽培棚10には各2列の蛍光
灯12を配設するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 蛍光灯での照明は、蛍光灯を常時点灯させてお
くのではなく、適当なグループに別けて交互に間
欠的に点灯させるようにして必要な明るさを得る
ようにしている。
従来、例えば、幅広の栽培棚では各2列の蛍光
灯を所定の時間間隔毎に交互に点灯させるように
し、両脇の幅狭の栽培棚では蛍光灯を常時点灯し
ておくか、あるいは適当な時間間隔毎に点滅させ
るようにしていた。
このため、中央側の栽培棚上では明るさがほぼ
均一になるが、周辺部の栽培棚上では光線量が不
均一になるという問題点があつた。
また、蛍光灯群を大きく2群に別けて交互に間
欠的に点灯するようにしているため、全体でみれ
ば1日のうち半分の12時間という長時間に亘つて
蛍光灯を点灯していることになり、消費電力が大
きいという問題点があつた。
そこで本発明は上記問題点を解消すべくなされ
たものであり、その目的とするところは、栽培室
全体に亘つて明るさがほぼ均一に維持され、きの
この抑制や着色が均等に行なえるだけでなく、全
体としての蛍光灯の点灯時間を短くでき、消費電
力の低減化が図れるきのこ栽培における照明方法
を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的による本発明では、多段かつ通路を隔
てて多列に配設した各栽培棚の上方に、少なくと
も両脇を除く栽培棚には2列の蛍光灯を、両脇の
栽培棚には1または2列の蛍光灯を配設し、各蛍
光灯列の蛍光灯には隣接する栽培棚上をも照射し
うる照射範囲の蛍光灯を用い、蛍光灯列を、同一
段上の蛍光灯列においては2列置き、各段毎につ
いては順次1列ずつずれた列の蛍光灯群を1群と
する3群の蛍光灯群に区別し、これら3群の蛍光
灯群をタイマー制御して順次交互に点灯させるこ
とを特徴としている。
〔実施例〕
以下では本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図はきのこ栽培室20の平面図を示す。
栽培室20の中央に広い通路21が配置され、
またこの通路21に直交して通路21の両側に狭
い通路22a,22b,22c,22d,22
e,22fが配置されている。
広い通路21の幅は180cm〜200cm程度に十分に
広く確保されている。一方狭い通路22の幅は90
cm程度に確保される。
各狭い通路22を挟んだ両側にはきのこ栽培棚
23a,23b,23c,23d,23e,23
f,23g,23hが配置されている。なお栽培
室20の壁際の栽培棚23は、例えば栽培びん16
本入りのコンテナが1列に配置できる程度の幅狭
のものに設定され、狭い通路22間の栽培棚23
はコンテナが2列に配置できるように幅広に設定
されている。
24,24は広い通路21の両端に形成された
出入口で、25はその開閉扉を示す。
第2図は栽培棚23の具体例を示す。
栽培棚23は6段に形成され、下部の3段は生
育棚に、上部の3段は芽出し棚に形成されてい
る。
芽出し棚の前面は、通気は図れるが光線をある
程度カツトしうる寒冷紗製の遮蔽布32を垂らす
と好適である。
各生育棚の天井には、蛍光灯33を設置する。
蛍光灯33は第3図に具体的に示すように、狭
い栽培棚23には1列の蛍光灯33を、広い栽培
棚23には2列の蛍光灯33を配置する。
各列の蛍光灯33は常時点灯しておくわけでは
なく、タイマー制御して間欠的に交互に点灯させ
るようにする。
本発明では、蛍光灯を3群に分け交互に点灯さ
せるようにするのである。
蛍光灯33の群分けの仕方は第3図に示すよう
に最上段の栽培棚23の蛍光灯列を生育室の端か
ら1列、2列、3列、4列……とすると、1列目
をA群、2列目をB群、3列目をC群、4列目を
A群……というように、A、B、C順になるよう
に設定する。
次段の栽培棚23の蛍光灯列は、最上段のもの
に対して、1列ずつずらして、1列目をC群とし
て、以下A、B、Cの順となるようにする。
最下段の蛍光灯列はさらに横方向に1列ずつず
らして、B、C、A、B、C、A、B、C……と
なるようにするのである。
各列の蛍光灯33の照射範囲は、対応する栽培
棚23上のみならず、隣接する栽培棚23上まで
光線が届くようにする。この場合遠くなる側の隣
接する栽培棚上であつても少なくとも該栽培棚の
幅の半分まで光線が届くように設定する。したが
つて近い側の隣接栽培棚上にはそのほぼ全幅に亘
つて光線が届く。
すなわち、栽培棚23の幅を2列分としたとき
通路22の幅が1列分であれば、各列の蛍光灯3
3の照射範囲を左右方向各々少なくとも3列半分
となるように設定するのである。
次に再び第1図にもどつて、26aは加湿器
で、各栽培棚23の広い通路21に面する壁面上
に配設され、広い通路21を横切る方向に加湿空
気を噴出する。加湿器26aは図に示すように、
広い通路21に向けて交互に逆方向から加湿空気
を噴出しうるよう配置すると好適である。
また各狭い通路22の奥の栽培室壁面にも加湿
器26bを配置する。この加湿器26bからは狭
い通路22の伸びる方向に加湿空気を噴出する。
27は送風機付クーラーで、広い通路21と狭
い通路22の交差部の上部に配置され、冷気を両
側の狭い通路22に向けて送風しうるようになつ
ている。
送風機付クーラー27は公知のものを使用で
き、熱交換部と送風フアンを内蔵し、例えば下吸
い込み、横吹き出しのものを採用しうる。
28は各狭い通路22の中間上部に配置された
フインクーラーである。フインクーラーは送風フ
アンを内蔵せず、送風器付クーラー27からの送
風により冷気が流通される。
29は外気の導入パイプであり、一端が栽培室
20外に開口し、他端が栽培棚23の最下段の棚
段と床面との間の空間等、栽培室20の下部空間
において開口している。
30は室内空気の排出パイプであり、上記外気
導入パイプ29が配設されている部位とは逆側と
なる栽培室空間の上部に配設されており、一端が
栽培室20外に開口し、栽培室20内に位置する
端部は閉塞されている。また排出パイプ30の栽
培室20内に位置する部分には多数の小孔(図示
せず)が開口されている。31は排出パイプ30
の開口端に設けたシロツコフアンである。
別途培養室で培養の終了した栽培びんは栽培棚
23の芽出し棚に、また芽出し棚で芽出し終了し
た栽培びんは下段の生育棚に搬入される。
生育棚では前記のようにA群、B群、C群に別
けた蛍光灯をA、B、Cの順に間欠的にタイマー
制御して順次点灯する。
第3図はA群の蛍光灯33を点灯した場合の蛍
光灯の照射範囲を模式的に示す。最上段の栽培棚
23では列目と列目の栽培棚23上の蛍光灯
は点灯されないが、該栽培棚へは隣接する栽培棚
の蛍光灯から光が入射することがわかる。したが
つてどの栽培棚23上へも光が入射し、その明る
さはほぼ均一となる。なお選択する蛍光灯によつ
ては列目と列目の栽培棚上への明るさが他列
の栽培棚よりも暗くなることが考えられるが、A
群の次はB群が、さらにC群がと順次点灯されて
いくので、明るい、あるいは暗い栽培棚も順次移
つていき、結局各栽培棚はその1日のトータルの
照射量でみれば均一ということになる。特に両脇
の幅狭の栽培棚でみても、1日の光線の照射量は
壁面からの反射光も考慮すると中央側の栽培棚上
とほぼ同量となり、照射量の均一化が図れる。き
のこの抑制や着色効果はその光線量の瞬時値はあ
まり影響がなく、1日のトータルの照射量が重要
となるのである。
また各棚段で点灯される蛍光灯は順次1列ずつ
ずれている。これにより上下の棚段全体として、
すなわち生育棚の全体空間の明るさがほぼ均一と
なる効果がある。
上記のように蛍光灯は隣接する栽培棚上をも照
射することから、栽培びん内には斜めに入射する
光線が多くなる。しかも順次点灯される蛍光灯群
が移動することから、栽培びん内には種々の角度
の光線が入射し、栽培びん内のきのこ全体を均一
に照射することになる。
蛍光灯の点灯時間は全体でみれば1日の1/3の
8時間となり消費電力も節減できる。
なお点灯順はA群、C群、B群の順でもよいこ
とはもちろんである。また両脇の幅狭な栽培棚の
ない栽培室にも適用できる。
芽出し棚へは寒冷紗製の遮蔽布32で遮蔽され
るので蛍光灯33からの光線は減殺され、奇形の
きのこの発生をなくす。
加湿器26aからは加湿空気が広い通路21を
互いに逆方向から交互に横切る方向に噴出され、
一方送風機付クーラー27からは冷気が狭い通路
22の奥方向に向けて流通される。この冷気は狭
い通路22の中途に配したフインクーラー28に
よつて補充され、栽培室23内にほぼ均一に流通
されるものとなる。
加湿器26aからの加湿空気は対向する栽培棚
23の側壁に向けて噴出され、広い通路21内に
充満し、この充満した加湿空気は前記冷気の流れ
にものつて狭い通路22の入口から奥方向に流
れ、さらに各棚段上の栽培びん上方に流れる。一
方、狭い通路22の奥側にも加湿器26bが配置
され、狭い通路22の入口方向に向けて加湿空気
が噴出されるから、狭い通路22の奥側の栽培棚
23上にも加湿空気が流通され、総じて栽培室2
0内の湿度を均一に、例えば90%前後に維持する
ことができる。
広い通路21の両脇に配置した加湿器26aか
らは、対向する栽培棚23の側壁に向けて加湿空
気が噴出されるが、この栽培棚23の側壁は遮蔽
板で閉塞できるので、加湿空気が直接栽培びんに
向けて噴出されることはない。また狭い通路22
の奥に配置した加湿器26bからも加湿空気が栽
培びんに向けて直接噴出されることはない。
なお、芽出し棚へはやはり寒冷紗製の遮蔽布3
2で遮断されるので、加湿空気の流通を適度にカ
ツトしうる。
室内空気の換気はシロツコフアン31を回すこ
とによつて、新鮮外気が導入パイプ29から導入
され、室内空気が排出パイプ30から排出される
ので好適に行なえる。
なお、上記実施例では、室内温湿度の均一化を
図るため、通路21,22、加湿器26、クーラ
ー27,28を上記の配置例としたが、必ずしも
これに限られないことはもちろんである。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べ
て来たが、本発明は上述の実施例に限定されるの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの
改変を施し得るのはもちろんである。
(発明の効果) 以上のように本発明方法によれば、各栽培棚上
のトータルの光線が照射量を均一にすることがで
き、抑制や着色を均等に行うことができるととも
に、消費電力も節減できるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は栽培室の1例を示す平面図、第2図は
栽培棚の側面図、第3図は蛍光灯の照射範囲を示
す説明図、第4図は栽培棚の蛍光灯の配置例の説
明図である。 20……栽培室、23……栽培棚、33……蛍
光灯。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多段かつ通路を隔てて多列に配設した各栽培
    棚の上方に、少なくとも両脇を除く栽培棚には2
    列の蛍光灯を、両脇の栽培棚には1または2列の
    蛍光灯を配設し、各蛍光灯列の蛍光灯には隣接す
    る栽培棚上をも照射しうる照射範囲の蛍光灯を用
    い、蛍光灯列を、同一段上の蛍光灯列においては
    2列置き、各段毎については順次1列ずつずれた
    列の蛍光灯群を1群とする3群の蛍光灯群に区別
    し、これら3群の蛍光灯群をタイマー制御して順
    次交互に点灯させることを特徴とするきのこ栽培
    における照明方法。
JP2120463A 1990-05-10 1990-05-10 きのこ栽培における照明方法 Granted JPH0416125A (ja)

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JP5219530B2 (ja) * 2008-01-25 2013-06-26 パナソニック株式会社 発光ダイオード照明器具
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