JPH0523722B2 - - Google Patents

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JPH0523722B2
JPH0523722B2 JP2120462A JP12046290A JPH0523722B2 JP H0523722 B2 JPH0523722 B2 JP H0523722B2 JP 2120462 A JP2120462 A JP 2120462A JP 12046290 A JP12046290 A JP 12046290A JP H0523722 B2 JPH0523722 B2 JP H0523722B2
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JP
Japan
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cultivation
passage
narrow
wide
air
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2120462A
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English (en)
Other versions
JPH0416124A (ja
Inventor
Hiroyuki Koshi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAZAKI SANGYO JUGEN
Original Assignee
YAMAZAKI SANGYO JUGEN
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Publication date
Application filed by YAMAZAKI SANGYO JUGEN filed Critical YAMAZAKI SANGYO JUGEN
Priority to JP2120462A priority Critical patent/JPH0416124A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はきのこ栽培室に関し、特にほんしめじ
(シロタモギタケ)、ヒラタケの生育室として好適
なきのこ栽培室に関する。
(従来の技術) ほんしめじ、ヒラタケの人工栽培(オガクズ栽
培)が普及している。
ほんしめじ、ヒラタケの人工栽培においては、
エノキタケの人工栽培とは異なり、きのこ発生後
の生育段階で多量の水分を必要とする。すなわち
オガクズ培養基の含有水分は90%位を必要とし、
この含水率維持のために90%位の空中湿度を必要
とする。そのため生育室には加湿器を配置して空
中湿度が90%程度に維持されるようにしている。
第3図は従来のきのこ栽培の一例を示す。
栽培室10には通路11を挟んで栽培棚12
a,12b,12c,12dが並行に、栽培室1
0の長手方向一ぱいに長く配設されている。各通
路11の両側には適当な間隔をおいて加湿器13
が配置され、各加湿器13からは対向する棚段方
向に向けて加湿空気を噴出しうるようになつてい
る。また各通路11の上方には送風機付クーラー
14、フインクーラー15(送風機のないクーラ
ー)が適当配置で配設されている。
上記のように構成されていて、各クーラーで温
調された室内空気が送風機付クーラー14の送風
機によつて送風されて室内温度が均一になるよう
制御され、また加湿器13によつて室内湿度が高
く維持されるようになつている。
(発明が解決しようとする課題) しかし上記従来のきのこ栽培室では次のような
問題点を有していた。
すなわち、上記のように加湿器13が通路11
の両側に配置されていて、加湿空気が対向する棚
段方向に向けて噴出されるため、露滴が直接対向
する棚段上の栽培びん上に飛散し、当該栽培びん
内の栽培基中の水分含量が異常に多くなり、根腐
れする等の問題が発生した。すなわち栽培室内の
湿度および栽培びん内の培養基の水分含量にバラ
ツキが生じ易く、均一なきのこ生育が行えない問
題点があつた。特に棚段の前面は、棚段上への栽
培びんの搬出入作業のため解放されているので、
加湿器に直接対向する棚段上の栽培びんへの水分
飛来を遮蔽シート等で遮断できない事情があるの
である。
また各通路の両側に加湿器13が配置されてい
るので通行や作業の妨げとなる問題点がある。そ
のために通路11の幅は120cm〜150cm程度に広く
確保せねばならず、スペース効率が悪かつた。ま
た通路を広く確保すると、例えば通路に踏台を配
置して両側の棚段上の作業を行う場合に、逆に広
すぎて他方の棚段の奥にまで手が届かないなど、
作業性も逆に低下する問題点があつた。
さらに、栽培棚12が栽培室の手前から奥方向
に長く配置されているために、通路11上方に設
置した送風機付クーラー14からの送風が均一に
行き渡らず、温調が均一に行えない問題点があつ
た。
本発明は上記問題点を解消すべくなされたもの
であり、その目的とするところは、温湿度均一化
が好適に図れるきのこ栽培室を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的による本発明では、中央に広い通路
が、左右方向に該広い通路と交差する複数の狭い
通路が形成され、狭い通路間にきのこ栽培棚が配
置され、広い通路に面するきのこ栽培棚の側壁に
加湿空気を広い通路を横切る方向に噴出する加湿
器を適宜間隔をおいて複数基配設し、各狭い通路
の奥側に狭い通路の伸びる方向に加湿空気を噴出
する加湿器を配設し、広い通路と各狭い通路との
交差部の上部に両側の狭い通路に向けて冷気を送
風する送風機付クーラーを配設し、狭い通路中途
部上部にフインクーラーを配設したことを特徴と
している。
(作用) 広い通路21の両脇に配置した加湿器26aか
らは広い通路21を横切る方向に向けて加湿空気
が噴出され、この加湿空気が送風器付クーラー2
7からの冷気と共に狭い通路22から栽培棚上に
供給される。一方狭い通路の奥側に配置した加湿
器26bからも加湿空気が噴出され、室内湿度が
均一に維持される。広い通路に面した栽培棚の側
壁は適宜遮蔽板で閉塞できるので、加湿空気が直
接一部の栽培びん上に供給されるということはな
い。
一方冷気は送風機付クーラー27によつて狭い
通路22方向に送風され、中途でフインクーラー
28によつて補充されて室内を循環するので、良
好な温調が図れる。
加湿器26は広い通路21の両脇および狭い通
路22の奥側に配置したで、加湿器26が作業者
等の移動の妨げとなることがなく、また栽培棚間
の通路を狭いものにすることができるので、スペ
ース効率にも優れ、また通路両サイドの栽培棚上
での作業もし易くなる。
〔実施例〕
以下では本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図はきのこ栽培室20の平面図を示す。
栽培室20の中央に広い通路21が配置され、
またこの通路21に直交して通路21の両側に狭
い通路22a,22b,22c,22d,22
e,22fが配置されている。
広い通路21の幅は180cm〜200cm程度に十分に
広く確保されている。一方狭い通路22の幅は90
cm程度に確保される。
各狭い通路22を挟んだ両側にはきのこ栽培棚
23a,23b,23c,23d,23e,23
f,23g,23hが配置されている。なお栽培
室20の壁際の栽培棚23は、例えば栽培びん16
本入りのコンテナが1列に配置できる程度の幅狭
のものに設定され、狭い通路22間の栽培棚23
はコンテナが2列に配置できるように幅広に設定
されている。
24,24は広い通路21の両端に形成された
出入口で、25はその開閉扉を示す。
26aは加湿器で、各栽培棚23の広い通路2
1に面する壁面上に配設され、広い通路21を横
切る方向に加湿空気を噴出する。加湿器26aは
図に示すように、広い通路21に向けて交互に逆
方向から加湿空気を噴出しうるよう配置すると好
適である。
また各狭い通路22の奥の栽培室壁面にも加湿
器26bを配置する。この加湿器26bからは狭
い通路22の伸びる方向に加湿空気を噴出する。
27は送風機付クーラーで、広い通路21と狭
い通路22の交差部の上部に配置され、冷気を両
側の狭い通路22に向けて送風しうるようになつ
ている。
送風機付クーラー27は公知のものを使用で
き、熱交換部と送風フアンを内蔵し、例えば下吸
い込み、横吹き出しのものを採用しうる。
28は各狭い通路22の中間上部に配置された
フインクーラーである。フインクーラーは送風フ
アンを内蔵せず、送風機付クーラー27からの送
風により冷気が流通される。
29は外気の導入パイプであり、一端が栽培室
20外に開口し、他端が栽培棚23の最下段の棚
段と床面との間の空間等、栽培室20の下部空間
において開口している。
30は室内空気の排出パイプであり、上記外気
導入パイプ29が配設されている部位とは逆側と
なる栽培室内空間の上部に配設されており、一端
が栽培室20外に開口し、栽培室20内に位置す
る端部は閉塞されている。また排出パイプ30の
栽培室20内に位置する部分には多数の小孔(図
示せず)が開口されている。31は排出パイプ3
0の開口端に設けたシロツコフアンである。
第2図は栽培棚23を示す。
栽培棚23は6段に形成され、下部は3段は生
育棚に、上部に3段は芽出し棚に形成されてい
る。
芽出し棚の前面は、通気は図れるが光線をる程
度カツトしうる寒冷紗製の遮蔽布32を垂らすと
好適である。
各生育棚の天井には、蛍光灯33を設置する。
以上のように構成されているので、別途培養室
で培養の終了した栽培びんは栽培棚23の芽出し
棚に、また芽出し棚で芽出しの終了した栽培びん
は下段の生育棚に搬入される。
生育工程では、蛍光灯33が適宜点灯され、抑
制と着色が行われる。芽出し棚へは寒冷紗製の遮
蔽布32で遮蔽されるので蛍光灯33からの光線
は減殺され、奇形のきのこの発生をなくす。
加湿器26aからは加湿空気が広い通路21を
互いに逆方向から交互に横切る方向に噴出され、
一方送風機付クーラー27からは冷気が狭い通路
22の奥方向に向けて流通される。この冷気は狭
い通路22の中途に配したフインクーラー28に
よつて補充され、栽培室23内にほぼ均一に流通
されるものとなる。
加湿器26aからの加湿空気は対向する栽培棚
23の側壁に向けて噴出され、広い通路21内に
充満し、この充満した加湿空気は前記冷気の流れ
にものつて狭い通路22の入口から奥方向に流
れ、さらに各棚段上の栽培びん上方に流れる。一
方、狭い通路22の奥側にも加湿器26bが配置
され、狭い通路22の入口方向に向けて加湿空気
が噴出されるから、狭い通路22の奥側の栽培棚
23上にも加湿空気が流通され、総じて栽培室2
0内の湿度を均一に、例えば90%前後に維持する
ことができる。
広い通路21の両脇に配置した加湿器26aか
らは、対向する栽培棚23の側壁に向けて加湿空
気が噴出されるが、この栽培棚23の側壁は遮蔽
板で閉塞できるので、加湿空気が直接栽培びんに
向けて噴出されることはない。また狭い通路22
の奥に配置した加湿器26bからも加湿空気が栽
培びんに向けて直接噴出されることはない。
なお、芽出し棚へはやはり寒冷紗製の遮蔽布3
2で遮断されるので、加湿空気の流通を適度にカ
ツトしうる。
室内空気の換気はシロツコフアン31を回すこ
とによつて、新鮮外気が導入パイプ29から導入
され、室内空気が排出パイプ30から排出される
ので好適に行なえる。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べ
て来たが、本発明は上述の実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多く
の改変を施し得るのはもちろんである。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、室内の温湿度の
均一化が図れ、従来のように一部の栽培びんに過
剰に水分が供給される不具合が解消される。
また栽培棚間の通路を狭いものに設定できるの
で、スペース効率に優れ、また両サイドの栽培棚
上で作業もし易くなるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は栽培室の一例を示す平面図、第2図は
栽培棚の側面図を示す。第3図は従来の栽培室の
一例を示す平面図である。 20……栽培室、21……広い通路、22……
狭い通路、23……栽培棚、26a,26b……
加湿器、27……送風機付クーラー、28……フ
インクーラー、33……蛍光灯。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央に広い通路が、左右方向に該広い通路と
    交差する複数の狭い通路が形成され、狭い通路間
    にきのこ栽培棚が配置され、広い通路に面するき
    のこ栽培棚の側壁に加湿空気を広い通路を横切る
    方向に噴出する加湿器を適宜間隔をおいて複数基
    配設し、各狭い通路の奥側に狭い通路の伸びる方
    向に加湿空気を噴出する加湿器を配設し、広い通
    路と各狭い通路との交差部の上部に両側の狭い通
    路に向けて冷気を送風する送風機付クーラーを配
    設し、狭い通路中途部上部にフインクーラーを配
    設したことを特徴とするきのこ栽培室。
JP2120462A 1990-05-10 1990-05-10 きのこ栽培室 Granted JPH0416124A (ja)

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JP2120462A JPH0416124A (ja) 1990-05-10 1990-05-10 きのこ栽培室

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JP2120462A JPH0416124A (ja) 1990-05-10 1990-05-10 きのこ栽培室

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Publication Number Publication Date
JPH0416124A JPH0416124A (ja) 1992-01-21
JPH0523722B2 true JPH0523722B2 (ja) 1993-04-05

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JP2120462A Granted JPH0416124A (ja) 1990-05-10 1990-05-10 きのこ栽培室

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546607U (ja) * 1991-12-04 1993-06-22 富士重工業株式会社 ワイヤハーネスの中間口出し装置

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JP2010035436A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Jmc:Kk 茸類栽培装置および茸類栽培方法

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