JPH0523622A - 塗料供給装置 - Google Patents
塗料供給装置Info
- Publication number
- JPH0523622A JPH0523622A JP20250791A JP20250791A JPH0523622A JP H0523622 A JPH0523622 A JP H0523622A JP 20250791 A JP20250791 A JP 20250791A JP 20250791 A JP20250791 A JP 20250791A JP H0523622 A JPH0523622 A JP H0523622A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- tank
- pigment
- coating material
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、塗料の粘度、温度等の管理を適切
に行なうようにした塗料供給装置に関する。 【構成】 樹脂、顔料系成分を保管する顔料等タンク
と、溶剤を保管する溶剤タンクを別個に設けて、これら
各タンクから延びる供給配管を混合器に接続し、この混
合器に塗装ガンを接続する。そして各タンクの溶剤、顔
料等の温度を夫々の温度調整器によって管理するととも
に、これらの温度と塗装ブース内の温度並びにワークの
塗装面の特性等を勘案して、温調コントローラに接続す
る粘度制御盤により塗料各成分の混合比率を設定する。
従って例えば塗布タレを起こしやすい塗装面には、粘度
を高くした塗料を塗布出来る等の調整が可能となり、塗
装の仕上り外観が良好となる。
に行なうようにした塗料供給装置に関する。 【構成】 樹脂、顔料系成分を保管する顔料等タンク
と、溶剤を保管する溶剤タンクを別個に設けて、これら
各タンクから延びる供給配管を混合器に接続し、この混
合器に塗装ガンを接続する。そして各タンクの溶剤、顔
料等の温度を夫々の温度調整器によって管理するととも
に、これらの温度と塗装ブース内の温度並びにワークの
塗装面の特性等を勘案して、温調コントローラに接続す
る粘度制御盤により塗料各成分の混合比率を設定する。
従って例えば塗布タレを起こしやすい塗装面には、粘度
を高くした塗料を塗布出来る等の調整が可能となり、塗
装の仕上り外観が良好となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料の粘度、温度等の
管理を適切に行なうようにした塗料供給装置に関する。
管理を適切に行なうようにした塗料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗布面積の広いワークのような場
合、複数の塗装ガンを用いて同時に塗装を行なうことが
あるが、かかる塗装ガンに塗料を供給する供給装置とし
て、例えば特開昭62―136261号のような装置が
知られている。そしてこの装置では、塗料タンクに貯溜
する塗料の粘度を均一に保ち、この塗料を複数の分岐路
を介して複数の塗装ガンに圧送するようにしている。
合、複数の塗装ガンを用いて同時に塗装を行なうことが
あるが、かかる塗装ガンに塗料を供給する供給装置とし
て、例えば特開昭62―136261号のような装置が
知られている。そしてこの装置では、塗料タンクに貯溜
する塗料の粘度を均一に保ち、この塗料を複数の分岐路
を介して複数の塗装ガンに圧送するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に塗料の
温度、粘度等の塗装条件は塗料微粒化に大きく影響し、
又、特に塗料の粘度は、塗装面の特性に合致していない
と仕上り外観を低下させることから、従来の塗料供給装
置には問題があった。すなわち、上記のような従来技術
の場合、顔料系成分と溶剤が塗料タンク内で混合され、
均一に粘調された状態で各塗装機に供給される訳である
が、塗料は温度によって粘調が変化し、しかもワークの
塗装部位によっては、同一粘調でも塗装タレを起こしや
すい箇所と起こしにくい箇所があり、これらを見越した
管理を行なわないと、外観品質を低下させる等の問題が
生じていた。
温度、粘度等の塗装条件は塗料微粒化に大きく影響し、
又、特に塗料の粘度は、塗装面の特性に合致していない
と仕上り外観を低下させることから、従来の塗料供給装
置には問題があった。すなわち、上記のような従来技術
の場合、顔料系成分と溶剤が塗料タンク内で混合され、
均一に粘調された状態で各塗装機に供給される訳である
が、塗料は温度によって粘調が変化し、しかもワークの
塗装部位によっては、同一粘調でも塗装タレを起こしや
すい箇所と起こしにくい箇所があり、これらを見越した
管理を行なわないと、外観品質を低下させる等の問題が
生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、樹脂、顔料系成分を保管する顔料等タン
クと、溶剤を保管する溶剤タンクを分けて構成し、各タ
ンクに接続する夫々の供給配管を塗装ガンの上流の混合
器に接続するとともに、これら供給配管の途中に各流量
調整弁を設け、これら流量調整弁によって樹脂、顔料系
成分と溶剤の混合比が任意に設定出来るようにした。
め、本発明は、樹脂、顔料系成分を保管する顔料等タン
クと、溶剤を保管する溶剤タンクを分けて構成し、各タ
ンクに接続する夫々の供給配管を塗装ガンの上流の混合
器に接続するとともに、これら供給配管の途中に各流量
調整弁を設け、これら流量調整弁によって樹脂、顔料系
成分と溶剤の混合比が任意に設定出来るようにした。
【0005】
【作用】塗料の粘度、温度を正確に管理することで、塗
装品質を高め、しかも作業性を向上させる。この際、特
に塗料の粘度に大きく関係する顔料の配合率等の塗料組
成を自在に設定出来るようにしているため、塗装面の特
性等に合致した粘度に容易に制御出来る。
装品質を高め、しかも作業性を向上させる。この際、特
に塗料の粘度に大きく関係する顔料の配合率等の塗料組
成を自在に設定出来るようにしているため、塗装面の特
性等に合致した粘度に容易に制御出来る。
【0006】
【実施例】本発明の塗料供給装置の実施例について添付
した図面に基づき説明する。図1は本発明の塗料供給装
置の全体図、図2は要部拡大図、図3は混合器の断面図
である。
した図面に基づき説明する。図1は本発明の塗料供給装
置の全体図、図2は要部拡大図、図3は混合器の断面図
である。
【0007】本発明の塗料供給装置は、例えば自動車の
塗装工程における塗装ガンに塗料を供給する装置として
構成され、塗料成分を2つの構成成分に分けて別々のタ
ンクで保管するようにしている。すなわち、図1に示す
ように、樹脂、顔料系成分は顔料等タンク1(1a〜1
d)で保管し、溶剤は溶剤タンク2(2a,2b)で保
管している。
塗装工程における塗装ガンに塗料を供給する装置として
構成され、塗料成分を2つの構成成分に分けて別々のタ
ンクで保管するようにしている。すなわち、図1に示す
ように、樹脂、顔料系成分は顔料等タンク1(1a〜1
d)で保管し、溶剤は溶剤タンク2(2a,2b)で保
管している。
【0008】又、塗装ガン3(3a〜3c)は、ワーク
の異なった部位を塗装すべく複数設けられており、各塗
装ガン3(3a〜3c)に対応して夫々の混合器4(4
a〜4c)が設けられている。
の異なった部位を塗装すべく複数設けられており、各塗
装ガン3(3a〜3c)に対応して夫々の混合器4(4
a〜4c)が設けられている。
【0009】そして塗料供給路5は、各タンク1、2と
各混合器4を結ぶ夫々の供給配管6に、夫々圧送ポンプ
7、電磁弁8、流量調整弁9を設けて構成し、又、混合
器3の内部を洗浄するため、洗浄路12を設けてシンナ
10、エア11を流すことが出来るようにしている。更
に後述する制御系回路13も設けている。
各混合器4を結ぶ夫々の供給配管6に、夫々圧送ポンプ
7、電磁弁8、流量調整弁9を設けて構成し、又、混合
器3の内部を洗浄するため、洗浄路12を設けてシンナ
10、エア11を流すことが出来るようにしている。更
に後述する制御系回路13も設けている。
【0010】それでは、構成の細部について図2、図3
に基づき説明する。既述のように、顔料系タンク1と混
合器4、及び溶剤タンク2と混合器4は、流量調整弁9
等を介して供給配管6によって接続されているが、この
流量調整弁9は制御系回路13によって制御される。
に基づき説明する。既述のように、顔料系タンク1と混
合器4、及び溶剤タンク2と混合器4は、流量調整弁9
等を介して供給配管6によって接続されているが、この
流量調整弁9は制御系回路13によって制御される。
【0011】すなわち、図2に示すように、図中破線で
示す制御系回路13は、各タンク1、2内に設けられた
温度センサ15と、塗装ブース16内に設けられた温度
センサ17と、これら各センサ16、17に接続する温
調コントローラ18を備え、この温調コントローラ18
は粘度制御盤19に接続されるとともに、各タンク1、
2毎設けている温度調整器20に接続されている。そし
て、粘度制御盤19が前記各流量調整弁9に接続されて
いる。
示す制御系回路13は、各タンク1、2内に設けられた
温度センサ15と、塗装ブース16内に設けられた温度
センサ17と、これら各センサ16、17に接続する温
調コントローラ18を備え、この温調コントローラ18
は粘度制御盤19に接続されるとともに、各タンク1、
2毎設けている温度調整器20に接続されている。そし
て、粘度制御盤19が前記各流量調整弁9に接続されて
いる。
【0012】そして、各温度センサ15、17から入力
を受けた温調コントローラ18が、各タンク1、2の温
度調整器20を制御して各溶剤及び顔料等の温度を一定
に保ち、又、温調コントローラ18から信号を受けた粘
度制御盤19は、溶剤と顔料等の流量を調整して塗料の
粘度調整を行なう。
を受けた温調コントローラ18が、各タンク1、2の温
度調整器20を制御して各溶剤及び顔料等の温度を一定
に保ち、又、温調コントローラ18から信号を受けた粘
度制御盤19は、溶剤と顔料等の流量を調整して塗料の
粘度調整を行なう。
【0013】一方、混合器4は、普通一般に用いられて
いる形態のものであり、複数の供給配管6に接続するた
めの複数の供給ポート22、…と、洗浄路12に接続す
るための洗浄用ポート23が形成されたマニホールド2
4を備えている。そしてこの先端側にはミキサー25が
設けられ、さらに先端側には開閉弁機構26が設けられ
ている。
いる形態のものであり、複数の供給配管6に接続するた
めの複数の供給ポート22、…と、洗浄路12に接続す
るための洗浄用ポート23が形成されたマニホールド2
4を備えている。そしてこの先端側にはミキサー25が
設けられ、さらに先端側には開閉弁機構26が設けられ
ている。
【0014】開閉弁機構26は、図3に示すように、ミ
キサー25に連通する塗料流出口27と、この流出口2
7をスプリング29力で閉鎖するボール弁28と、シリ
ンダハウジング30内を摺動してボール弁28を押圧出
来るピストン31を備えており、ボール弁28から流出
した塗料を塗装ガン3に導く吐出口32には、供給ホー
ス33を接続している。
キサー25に連通する塗料流出口27と、この流出口2
7をスプリング29力で閉鎖するボール弁28と、シリ
ンダハウジング30内を摺動してボール弁28を押圧出
来るピストン31を備えており、ボール弁28から流出
した塗料を塗装ガン3に導く吐出口32には、供給ホー
ス33を接続している。
【0015】以上のように構成した塗料供給装置におい
て、例えば3つの塗装ガン3のうち、塗装ガン3aはワ
ークの内板塗装用、塗装ガン3bはワークの外板側面塗
装用、塗装ガン3cはワークの外板平面塗装用とする
と、通常、ワークの内板と外板側面は塗料タレを起こす
可能性が高く、粘度は外板平面より高くする必要があ
る。
て、例えば3つの塗装ガン3のうち、塗装ガン3aはワ
ークの内板塗装用、塗装ガン3bはワークの外板側面塗
装用、塗装ガン3cはワークの外板平面塗装用とする
と、通常、ワークの内板と外板側面は塗料タレを起こす
可能性が高く、粘度は外板平面より高くする必要があ
る。
【0016】一方、樹脂、顔料を顔料等タンク1に貯溜
し、溶剤タンク2には、タンク2aに石油系有機溶剤
を、タンク2bに芳香族有機溶剤を貯溜して、夫々の溶
剤温度を20℃、塗料温度を20℃、ブース温度を20
℃で管理しているものとする。
し、溶剤タンク2には、タンク2aに石油系有機溶剤
を、タンク2bに芳香族有機溶剤を貯溜して、夫々の溶
剤温度を20℃、塗料温度を20℃、ブース温度を20
℃で管理しているものとする。
【0017】かかる状態で塗料を供給する時は、例え
ば、ワークの内板及び外板側面用の混合器4a、4bへ
は、石油系有機溶剤25%、芳香族有機溶剤21%、樹
脂、顔料系成分54%となるように流量調整弁9で調整
し、混合器4のミキサー25で均一に混合して塗装ガン
3a、3bにより噴霧塗装する。
ば、ワークの内板及び外板側面用の混合器4a、4bへ
は、石油系有機溶剤25%、芳香族有機溶剤21%、樹
脂、顔料系成分54%となるように流量調整弁9で調整
し、混合器4のミキサー25で均一に混合して塗装ガン
3a、3bにより噴霧塗装する。
【0018】又、ワークの外板平面用の混合器4cに
は、石油系有機溶剤30%、芳香族有機溶剤21%、樹
脂、顔料系成分49%となるように流量調整弁9で制御
する。そしてこのように、各塗装面の特性に合った粘度
の塗料を供給することによって、塗装表面の光沢、色合
といった外観品質を高めることが出来る。
は、石油系有機溶剤30%、芳香族有機溶剤21%、樹
脂、顔料系成分49%となるように流量調整弁9で制御
する。そしてこのように、各塗装面の特性に合った粘度
の塗料を供給することによって、塗装表面の光沢、色合
といった外観品質を高めることが出来る。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の塗料供給装置は、
ワークの塗装面等の特性に合致した最適の粘度、温度で
塗装することが出来るので、仕上り外観が良好な光沢が
あり色味のよい塗装を行なうことが出来る。しかも作業
性が高まるという効果もある。
ワークの塗装面等の特性に合致した最適の粘度、温度で
塗装することが出来るので、仕上り外観が良好な光沢が
あり色味のよい塗装を行なうことが出来る。しかも作業
性が高まるという効果もある。
【図1】塗料供給装置の全体図
【図2】要部拡大図
【図3】混合器の断面図
1 顔料等タンク 2 溶剤タンク 3 塗装ガン 4 混合器 6 供給配管 9 流量調整弁
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 塗料タンクから送られる塗料を塗装ガン
に導くようにした塗料供給装置において、前記塗料タン
クは、樹脂、顔料系成分を保管する顔料等タンクと、溶
剤を保管する溶剤タンクとに分けて構成され、各タンク
に接続する夫々の供給配管を塗装ガンの上流側の混合器
に接続するとともに、これら供給配管の途中に各流量調
整弁を設け、これら流量調整弁によって樹脂、顔料系成
分と溶剤の混合比を任意に設定出来るようにしたことを
特徴とする塗料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20250791A JPH0523622A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 塗料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20250791A JPH0523622A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 塗料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523622A true JPH0523622A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16458632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20250791A Withdrawn JPH0523622A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 塗料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523622A (ja) |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP20250791A patent/JPH0523622A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |