JPH05234883A - レジスト・パターンの形成方法 - Google Patents
レジスト・パターンの形成方法Info
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- JPH05234883A JPH05234883A JP7251392A JP7251392A JPH05234883A JP H05234883 A JPH05234883 A JP H05234883A JP 7251392 A JP7251392 A JP 7251392A JP 7251392 A JP7251392 A JP 7251392A JP H05234883 A JPH05234883 A JP H05234883A
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 段差を有する基板上においても、フォトリソ
グラフィにより均一なパターン幅を有するレジスト・パ
ターンを形成する。 【構成】 フォトレジスト塗膜3の形成工程をたとえば
3回の副工程に分割し、最初の副工程で粘度の比較的大
きいポジ型フォトレジスト材料を高速回転数にてスピン
コートし、ウェハの段差にほぼ倣った均一な厚さの第1
のフォトレジスト塗膜3fを形成する。その後、紫外線
硬化処理を行ってレジスト強度を増大させる。第2のフ
ォトレジスト塗膜3s、第3のフォトレジスト塗膜3t
も同様に形成する。フォトレジスト塗膜3の膜厚が均一
なので、レチクル4を介した選択露光および現像後の未
露光部3aのパターン幅Lu ,Ld が段差上下で等しく
なる。未露光部3aをマスクとしてエッチングを行え
ば、等しい線幅を有する配線パターン2aが形成でき
る。
グラフィにより均一なパターン幅を有するレジスト・パ
ターンを形成する。 【構成】 フォトレジスト塗膜3の形成工程をたとえば
3回の副工程に分割し、最初の副工程で粘度の比較的大
きいポジ型フォトレジスト材料を高速回転数にてスピン
コートし、ウェハの段差にほぼ倣った均一な厚さの第1
のフォトレジスト塗膜3fを形成する。その後、紫外線
硬化処理を行ってレジスト強度を増大させる。第2のフ
ォトレジスト塗膜3s、第3のフォトレジスト塗膜3t
も同様に形成する。フォトレジスト塗膜3の膜厚が均一
なので、レチクル4を介した選択露光および現像後の未
露光部3aのパターン幅Lu ,Ld が段差上下で等しく
なる。未露光部3aをマスクとしてエッチングを行え
ば、等しい線幅を有する配線パターン2aが形成でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造工程等
において行われるレジスト・パターンの形成方法に関
し、特に段差を有する基板上に均一な膜厚のフォトレジ
スト塗膜を形成することにより、フォトリソグラフィの
工程において該段差に起因する寸法変換差の発生を防止
する方法に関する。
において行われるレジスト・パターンの形成方法に関
し、特に段差を有する基板上に均一な膜厚のフォトレジ
スト塗膜を形成することにより、フォトリソグラフィの
工程において該段差に起因する寸法変換差の発生を防止
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI,ULSI等にみられる
ように半導体装置の高集積化および高性能化が進展する
に伴い、デバイス・チップの面積の大幅な増大を防止す
るために、トランジスタ,ダイオード,抵抗等の基本素
子や配線を三次元方向に積層することが必須の技術とな
っている。しかし、回路の性能や信頼性を維持する観点
から、三次元方向のデザイン・ルールの縮小の歩みは二
次元方向の縮小に比べて遅く、このことが基板(ウェ
ハ)の表面段差を必然的に増大させている。
ように半導体装置の高集積化および高性能化が進展する
に伴い、デバイス・チップの面積の大幅な増大を防止す
るために、トランジスタ,ダイオード,抵抗等の基本素
子や配線を三次元方向に積層することが必須の技術とな
っている。しかし、回路の性能や信頼性を維持する観点
から、三次元方向のデザイン・ルールの縮小の歩みは二
次元方向の縮小に比べて遅く、このことが基板(ウェ
ハ)の表面段差を必然的に増大させている。
【0003】ところで、かかる基板表面の大きな段差
は、フォトリソグラフィ工程における均一露光を阻害
し、ひいては設計寸法と実際に得られる加工寸法との間
に差異を生ずる原因となっている。この問題を、配線加
工とホール加工とを例として、それぞれ図4および図5
を参照しながら説明する。
は、フォトリソグラフィ工程における均一露光を阻害
し、ひいては設計寸法と実際に得られる加工寸法との間
に差異を生ずる原因となっている。この問題を、配線加
工とホール加工とを例として、それぞれ図4および図5
を参照しながら説明する。
【0004】まず、図4(a)に示されるように、下層
配線の形成等により段差が発生している基板11上に導
電材料層12がこの段差に倣って形成され、さらにこの
段差を吸収するごとく一例としてポジ型のフォトレジス
ト塗膜13が形成されてなるウェハを考える。この場合
の基板11の少なくとも表層部は、典型的には層間絶縁
膜等から構成される。上記フォトレジスト塗膜13は、
ごく一般的には粘度約20〜50Cpのフォトレジスト
材料を使用して形成され、スピンコートされる過程で自
らの流動性によりウェハの表面を略平坦化するので、そ
の膜厚は段差上部では相対的に薄く、段差下部では相対
的に厚くなっている。
配線の形成等により段差が発生している基板11上に導
電材料層12がこの段差に倣って形成され、さらにこの
段差を吸収するごとく一例としてポジ型のフォトレジス
ト塗膜13が形成されてなるウェハを考える。この場合
の基板11の少なくとも表層部は、典型的には層間絶縁
膜等から構成される。上記フォトレジスト塗膜13は、
ごく一般的には粘度約20〜50Cpのフォトレジスト
材料を使用して形成され、スピンコートされる過程で自
らの流動性によりウェハの表面を略平坦化するので、そ
の膜厚は段差上部では相対的に薄く、段差下部では相対
的に厚くなっている。
【0005】いま、上記導電材料層12を加工する際の
エッチング・マスクを形成するため、ガラス基板15上
に所定の配線パターンにしたがってCr(クロム)膜か
らなる遮光部16が形成されたレチクル14を介し、上
記フォトレジスト塗膜13の選択露光を行ったとする。
なお、実際のフォトリソグラフィはステッパの縮小投影
光学系を介して行われ、レチクル上のパターン寸法とウ
ェハ上のパターン寸法との比、すなわち縮小比が5:1
程度に設定されているものが一般的であるが、この図で
は説明の便宜上、両パターン寸法を同じ縮尺で示す。
エッチング・マスクを形成するため、ガラス基板15上
に所定の配線パターンにしたがってCr(クロム)膜か
らなる遮光部16が形成されたレチクル14を介し、上
記フォトレジスト塗膜13の選択露光を行ったとする。
なお、実際のフォトリソグラフィはステッパの縮小投影
光学系を介して行われ、レチクル上のパターン寸法とウ
ェハ上のパターン寸法との比、すなわち縮小比が5:1
程度に設定されているものが一般的であるが、この図で
は説明の便宜上、両パターン寸法を同じ縮尺で示す。
【0006】この選択露光により、フォトレジスト塗膜
13には遮光部16に対応した未露光部13aと、ガラ
ス基板15を透過した露光光による露光部13bとが形
成される。露光部13bではポジ型フォトレジスト材料
の光分解反応が進行するが、フォトレジスト塗膜13の
膜厚方向における透過光量の分布や遮光部16のエッジ
における露光光の回折等に起因して、未露光部13aの
断面形状はテーパー化する。
13には遮光部16に対応した未露光部13aと、ガラ
ス基板15を透過した露光光による露光部13bとが形
成される。露光部13bではポジ型フォトレジスト材料
の光分解反応が進行するが、フォトレジスト塗膜13の
膜厚方向における透過光量の分布や遮光部16のエッジ
における露光光の回折等に起因して、未露光部13aの
断面形状はテーパー化する。
【0007】露光後に上記ウェハを現像すると、図4
(b)に示されるように、導電材料層12の上にはテー
パー形状を有する未露光部13aが溶解除去されずに残
る。しかし、フォトレジスト塗膜13のあらゆる領域に
てほぼ等しい傾きでテーパー化が生ずる結果、導電材料
層12の表面における未露光部13aのパターン幅は段
差上部においてlu 、段差下部においてld となり、こ
の両者の大小関係はlu<ld となってしまう。
(b)に示されるように、導電材料層12の上にはテー
パー形状を有する未露光部13aが溶解除去されずに残
る。しかし、フォトレジスト塗膜13のあらゆる領域に
てほぼ等しい傾きでテーパー化が生ずる結果、導電材料
層12の表面における未露光部13aのパターン幅は段
差上部においてlu 、段差下部においてld となり、こ
の両者の大小関係はlu<ld となってしまう。
【0008】このような未露光部13aからなるレジス
ト・パターンをエッチング・マスクとして導電材料層1
2を異方性エッチングすると、図4(c)に示されるよ
うに、形成される配線パターン12aの線幅は段差上部
で細く、段差下部で広くなる。この線幅の差は、元の基
板11の段差が大きくなるほど増大する。段差上部にお
ける配線パターンの線幅lu が過度に小さくなると、電
流密度の増大によるエレクトロマイグレーション耐性の
劣化や、ストレスマイグレーションによる断線の発生が
顕著となる。
ト・パターンをエッチング・マスクとして導電材料層1
2を異方性エッチングすると、図4(c)に示されるよ
うに、形成される配線パターン12aの線幅は段差上部
で細く、段差下部で広くなる。この線幅の差は、元の基
板11の段差が大きくなるほど増大する。段差上部にお
ける配線パターンの線幅lu が過度に小さくなると、電
流密度の増大によるエレクトロマイグレーション耐性の
劣化や、ストレスマイグレーションによる断線の発生が
顕著となる。
【0009】寸法変換差の問題は、ホール加工において
も発生する。たとえば、図5(a)に示されるように、
段差が発生している基板17上に層間絶縁膜18がこの
段差に倣って形成され、さらにこの段差を吸収するごと
く一例としてポジ型のフォトレジスト塗膜13が形成さ
れてなるウェハを考える。この場合の基板17の少なく
とも表層部は、典型的には下層配線等から構成される。
上記フォトレジスト塗膜13には、局部的な膜厚差が発
生している。
も発生する。たとえば、図5(a)に示されるように、
段差が発生している基板17上に層間絶縁膜18がこの
段差に倣って形成され、さらにこの段差を吸収するごと
く一例としてポジ型のフォトレジスト塗膜13が形成さ
れてなるウェハを考える。この場合の基板17の少なく
とも表層部は、典型的には下層配線等から構成される。
上記フォトレジスト塗膜13には、局部的な膜厚差が発
生している。
【0010】いま、上記層間絶縁膜18を加工する際の
エッチング・マスクを形成するため、ガラス基板15上
に所定のホール・パターンにしたがってCr(クロム)
膜からなる遮光部16が形成されたレチクル14を介
し、上記フォトレジスト塗膜13の選択露光を行ったと
する。この選択露光によりフォトレジスト塗膜13には
未露光部13aと露光部13bとが形成され、前述の理
由により未露光部13aの断面形状はテーパー化する。
エッチング・マスクを形成するため、ガラス基板15上
に所定のホール・パターンにしたがってCr(クロム)
膜からなる遮光部16が形成されたレチクル14を介
し、上記フォトレジスト塗膜13の選択露光を行ったと
する。この選択露光によりフォトレジスト塗膜13には
未露光部13aと露光部13bとが形成され、前述の理
由により未露光部13aの断面形状はテーパー化する。
【0011】このウェハを現像すると、図5(b)に示
されるように、層間絶縁膜18の上にはテーパー形状を
有する未露光部13aが溶解除去されずに残る。しか
し、今度は溶解除去された露光部13bに対応する部分
がホールのパターンとなるため、層間絶縁膜18の表面
における開口径は段差上部においてcu 、段差下部にお
いてcd となり、この両者の大小関係はcu >cd とな
ってしまう。
されるように、層間絶縁膜18の上にはテーパー形状を
有する未露光部13aが溶解除去されずに残る。しか
し、今度は溶解除去された露光部13bに対応する部分
がホールのパターンとなるため、層間絶縁膜18の表面
における開口径は段差上部においてcu 、段差下部にお
いてcd となり、この両者の大小関係はcu >cd とな
ってしまう。
【0012】かかる未露光部13aからなるレジスト・
パターンをエッチング・マスクとして層間絶縁膜18を
異方性エッチングすると、図5(c)に示されるよう
に、形成されるホール18aの開口径は段差上部で広
く、段差下部で狭くなる。この開口径の差は、元の基板
17の段差が大きくなるほど増大する。段差下部におけ
るホール18aの開口径cu が過度に狭くなることはア
スペクト比の増大を意味し、金属配線層を被着形成する
際の段差被覆性(ステップ・カバレッジ)の低下や、開
口端における金属配線層の破断を生ずる原因となる。
パターンをエッチング・マスクとして層間絶縁膜18を
異方性エッチングすると、図5(c)に示されるよう
に、形成されるホール18aの開口径は段差上部で広
く、段差下部で狭くなる。この開口径の差は、元の基板
17の段差が大きくなるほど増大する。段差下部におけ
るホール18aの開口径cu が過度に狭くなることはア
スペクト比の増大を意味し、金属配線層を被着形成する
際の段差被覆性(ステップ・カバレッジ)の低下や、開
口端における金属配線層の破断を生ずる原因となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、フォト
リソグラフィにおける寸法変換差の発生は段差を有する
基板上でのフォトレジスト塗膜の膜厚の不均一性に起因
しているのであるから、この寸法変換差を解消するため
にはフォトレジスト塗膜の膜厚を均一化すれば良いと考
えられる。フォトレジスト塗膜の膜厚の均一性は、塗布
条件やフォトレジスト材料の粘度に依存している。たと
えば、スピンコート法により塗布を行う場合には、粘度
の比較的高いフォトレジスト材料を比較的速い回転速度
で塗布した場合に、均一性を高めることができる。ただ
し、良好な均一性が達成できるのは膜厚がせいぜい50
0〜700nmの範囲までであり、後のエッチング工程
における被エッチング材料層との選択比を考慮すると、
この程度の膜厚ではエッチング・マスクとしては到底使
用に耐えない。一方、エッチング・マスクとして通常要
求される膜厚にフォトレジスト塗膜を形成しようとする
と、フォトレジスト材料の自重等に起因するリフロー効
果によりやはり段差下部における膜厚が大きくなってし
まう。
リソグラフィにおける寸法変換差の発生は段差を有する
基板上でのフォトレジスト塗膜の膜厚の不均一性に起因
しているのであるから、この寸法変換差を解消するため
にはフォトレジスト塗膜の膜厚を均一化すれば良いと考
えられる。フォトレジスト塗膜の膜厚の均一性は、塗布
条件やフォトレジスト材料の粘度に依存している。たと
えば、スピンコート法により塗布を行う場合には、粘度
の比較的高いフォトレジスト材料を比較的速い回転速度
で塗布した場合に、均一性を高めることができる。ただ
し、良好な均一性が達成できるのは膜厚がせいぜい50
0〜700nmの範囲までであり、後のエッチング工程
における被エッチング材料層との選択比を考慮すると、
この程度の膜厚ではエッチング・マスクとしては到底使
用に耐えない。一方、エッチング・マスクとして通常要
求される膜厚にフォトレジスト塗膜を形成しようとする
と、フォトレジスト材料の自重等に起因するリフロー効
果によりやはり段差下部における膜厚が大きくなってし
まう。
【0014】そこで本発明は、段差を有する基板上に均
一かつ十分に大きな膜厚のフォトレジスト塗膜を形成す
ることにより、フォトリソグラフィの工程において該段
差に起因する寸法変換差の発生を防止することが可能な
レジスト・パターンの形成方法を提供することを目的と
する。
一かつ十分に大きな膜厚のフォトレジスト塗膜を形成す
ることにより、フォトリソグラフィの工程において該段
差に起因する寸法変換差の発生を防止することが可能な
レジスト・パターンの形成方法を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるレジスト
・パターンの形成方法は、上述の目的を達成するために
提案されるものであり、段差を有する基板上にフォトレ
ジスト材料を塗布することにより形成されたフォトレジ
スト塗膜を選択露光および現像処理によりパターニング
する方法であって、前記塗布の工程を複数の副工程に分
割し、各副工程において上記フォトレジスト塗膜の所望
の最終膜厚の一部を形成すると共に、各副工程間におい
てフォトレジスト塗膜に紫外線硬化処理を施すことによ
り、前記基板上で該最終膜厚を均一化することを特徴と
する。
・パターンの形成方法は、上述の目的を達成するために
提案されるものであり、段差を有する基板上にフォトレ
ジスト材料を塗布することにより形成されたフォトレジ
スト塗膜を選択露光および現像処理によりパターニング
する方法であって、前記塗布の工程を複数の副工程に分
割し、各副工程において上記フォトレジスト塗膜の所望
の最終膜厚の一部を形成すると共に、各副工程間におい
てフォトレジスト塗膜に紫外線硬化処理を施すことによ
り、前記基板上で該最終膜厚を均一化することを特徴と
する。
【0016】
【作用】本発明では、エッチング・マスクとして通常要
求されるフォトレジスト塗膜の最終膜厚を、1回の塗布
工程により達成するのではなく、複数の副工程により達
成する。1回の副工程で形成されるフォトレジスト塗膜
の膜厚は小さいので、フォトレジスト材料の粘度と塗布
条件を最適化すれば、基板の表面段差を反映して均一な
膜厚を有する、いわゆるコンフォーマルなフォトレジス
ト塗膜を形成することができる。しかも、各副工程にお
いて薄いフォトレジスト塗膜を形成する毎に紫外線硬化
処理を行ってその流動性を制限するので、次の副工程に
おいても薄いフォトレジスト塗膜を既に形成されたフォ
トレジスト塗膜上にコンフォーマルに積層することがで
きる。かかる塗布工程と紫外線硬化処理とをフォトレジ
スト塗膜の膜厚が所望の最終膜厚に達するまで繰り返せ
ば、エッチング・マスクとしての使用に十分耐え、しか
も均一な膜厚を有するフォトレジスト塗膜を形成するこ
とができる。
求されるフォトレジスト塗膜の最終膜厚を、1回の塗布
工程により達成するのではなく、複数の副工程により達
成する。1回の副工程で形成されるフォトレジスト塗膜
の膜厚は小さいので、フォトレジスト材料の粘度と塗布
条件を最適化すれば、基板の表面段差を反映して均一な
膜厚を有する、いわゆるコンフォーマルなフォトレジス
ト塗膜を形成することができる。しかも、各副工程にお
いて薄いフォトレジスト塗膜を形成する毎に紫外線硬化
処理を行ってその流動性を制限するので、次の副工程に
おいても薄いフォトレジスト塗膜を既に形成されたフォ
トレジスト塗膜上にコンフォーマルに積層することがで
きる。かかる塗布工程と紫外線硬化処理とをフォトレジ
スト塗膜の膜厚が所望の最終膜厚に達するまで繰り返せ
ば、エッチング・マスクとしての使用に十分耐え、しか
も均一な膜厚を有するフォトレジスト塗膜を形成するこ
とができる。
【0017】フォトレジスト塗膜の膜厚が基板上で均一
化されれば、膜厚方向の透過光量分布も段差の上下でほ
ぼ等しくすることができるので、現像後に形成されるレ
ジスト・パターンに寸法変換差が発生する虞れがなくな
る。
化されれば、膜厚方向の透過光量分布も段差の上下でほ
ぼ等しくすることができるので、現像後に形成されるレ
ジスト・パターンに寸法変換差が発生する虞れがなくな
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
する。
【0019】実施例1 本実施例は、本発明を配線加工を行うためのレジスト・
パターンの形成に適用し、フォトレジスト塗膜を3回の
塗布工程、すなわち副工程にて形成した例である。フォ
トレジスト塗膜の形成プロセスは図1、レジスト・パタ
ーンの形成プロセスおよび配線加工は図2をそれぞれ参
照しながら説明する。
パターンの形成に適用し、フォトレジスト塗膜を3回の
塗布工程、すなわち副工程にて形成した例である。フォ
トレジスト塗膜の形成プロセスは図1、レジスト・パタ
ーンの形成プロセスおよび配線加工は図2をそれぞれ参
照しながら説明する。
【0020】まず一例として、図1(a)に示されるよ
うに、下層配線の形成等により段差が発生している層間
絶縁膜1上にAl−1%Si層2がこの段差に倣って形
成されたウェハを準備した。このウェハについて、20
0℃,1分間のベーキングを行って水分を除去した後、
フォトレジスト材料との密着性を強化するためにHMD
S(ヘキサメチルジシラザン)処理を行って表面を疎水
化し、さらに200℃,2分間のプリベーキングを行っ
て水分を除去した。
うに、下層配線の形成等により段差が発生している層間
絶縁膜1上にAl−1%Si層2がこの段差に倣って形
成されたウェハを準備した。このウェハについて、20
0℃,1分間のベーキングを行って水分を除去した後、
フォトレジスト材料との密着性を強化するためにHMD
S(ヘキサメチルジシラザン)処理を行って表面を疎水
化し、さらに200℃,2分間のプリベーキングを行っ
て水分を除去した。
【0021】次に、上記ウェハをスピンコーター(回転
塗布装置)にセットし、回転数8000〜10000r
pmにて回転させながら粘度80〜100Cpを有する
市販のポジ型フォトレジスト材料を滴下し、厚さ約50
0〜700nmの第1のフォトレジスト塗膜3fを形成
した。上記ポジ型フォトレジスト材料は、市販品として
は粘度の比較的高い部類に属するものであり、上記第1
のフォトレジスト塗膜3fはウェハの段差にならってほ
ぼコンフォーマルに形成された。その後、120℃,2
分間のポストベーキングを行って溶媒を除去した。
塗布装置)にセットし、回転数8000〜10000r
pmにて回転させながら粘度80〜100Cpを有する
市販のポジ型フォトレジスト材料を滴下し、厚さ約50
0〜700nmの第1のフォトレジスト塗膜3fを形成
した。上記ポジ型フォトレジスト材料は、市販品として
は粘度の比較的高い部類に属するものであり、上記第1
のフォトレジスト塗膜3fはウェハの段差にならってほ
ぼコンフォーマルに形成された。その後、120℃,2
分間のポストベーキングを行って溶媒を除去した。
【0022】さらに、レジスト強度を高めるため、ウェ
ハを約200℃に昇温し、紫外線ランプの光を1分間程
度照射して紫外線硬化処理を行った。このときの紫外線
の波長は、レジスト反応に影響を及ぼさない範囲で適宜
選択すれば良く、たとえば上記フォトレジスト材料がg
線(436nm)リソグラフィ用であれば、300nm
近傍の紫外線を使用することができる。
ハを約200℃に昇温し、紫外線ランプの光を1分間程
度照射して紫外線硬化処理を行った。このときの紫外線
の波長は、レジスト反応に影響を及ぼさない範囲で適宜
選択すれば良く、たとえば上記フォトレジスト材料がg
線(436nm)リソグラフィ用であれば、300nm
近傍の紫外線を使用することができる。
【0023】次に、上記のウェハについて100℃,2
分間のプリベーキングを行い水分を除去した後、上述と
同じフォトレジスト材料を同じ条件でスピンコートし、
図1(b)に示されるように、厚さ約500〜700n
mの第2のフォトレジスト塗膜3sを形成した。このと
き、先に形成された第1のフォトレジスト塗膜3fは紫
外線硬化処理によりレジスト強度が高められているた
め、流動や変形を来すことはなかった。したがって、こ
の第2のフォトレジスト塗膜3sも、ウェハの段差にな
らってほぼコンフォーマルに形成された。この後、溶媒
を除去するためのポストベーキング、およびレジスト強
度を高めるための紫外線硬化処理を、第1のフォトレジ
スト塗膜3sの形成時と同様に行った。
分間のプリベーキングを行い水分を除去した後、上述と
同じフォトレジスト材料を同じ条件でスピンコートし、
図1(b)に示されるように、厚さ約500〜700n
mの第2のフォトレジスト塗膜3sを形成した。このと
き、先に形成された第1のフォトレジスト塗膜3fは紫
外線硬化処理によりレジスト強度が高められているた
め、流動や変形を来すことはなかった。したがって、こ
の第2のフォトレジスト塗膜3sも、ウェハの段差にな
らってほぼコンフォーマルに形成された。この後、溶媒
を除去するためのポストベーキング、およびレジスト強
度を高めるための紫外線硬化処理を、第1のフォトレジ
スト塗膜3sの形成時と同様に行った。
【0024】さらに、上述のプリベーキング、スピンコ
ート、ポストベーキングを繰り返すことにより、図1
(c)に示されるように、厚さ約500〜700nmの
第3のフォトレジスト塗膜3tを形成した。以上の工程
により、第1のフォトレジスト塗膜3f、第2のフォト
レジスト塗膜3s、第3のフォトレジスト塗膜3tから
なるフォトレジスト塗膜3が、ウェハ上のいかなる部位
においてもほぼ均一な膜厚に形成された。
ート、ポストベーキングを繰り返すことにより、図1
(c)に示されるように、厚さ約500〜700nmの
第3のフォトレジスト塗膜3tを形成した。以上の工程
により、第1のフォトレジスト塗膜3f、第2のフォト
レジスト塗膜3s、第3のフォトレジスト塗膜3tから
なるフォトレジスト塗膜3が、ウェハ上のいかなる部位
においてもほぼ均一な膜厚に形成された。
【0025】次に、上記フォトレジスト塗膜3をパター
ニングして配線加工を行うためのエッチング・マスク、
すなわちレジスト・パターンを形成するため、フォトリ
ソグラフィを行った。このプロセスを、図2を参照しな
がら説明する。まず、図2(a)に示されるように、ガ
ラス基板5上に所定の配線パターンにしたがってCr
(クロム)膜からなる遮光部6が形成されたレチクル4
を介し、上記フォトレジスト塗膜3の選択露光を行っ
た。なお、この図においても、説明の便宜上、縮小比は
1:1としてある。
ニングして配線加工を行うためのエッチング・マスク、
すなわちレジスト・パターンを形成するため、フォトリ
ソグラフィを行った。このプロセスを、図2を参照しな
がら説明する。まず、図2(a)に示されるように、ガ
ラス基板5上に所定の配線パターンにしたがってCr
(クロム)膜からなる遮光部6が形成されたレチクル4
を介し、上記フォトレジスト塗膜3の選択露光を行っ
た。なお、この図においても、説明の便宜上、縮小比は
1:1としてある。
【0026】この選択露光により、フォトレジスト塗膜
3には遮光部6に対応した未露光部3aと、ガラス基板
5を透過した露光光による露光部3bとが形成された。
3には遮光部6に対応した未露光部3aと、ガラス基板
5を透過した露光光による露光部3bとが形成された。
【0027】露光後に上記ウェハを現像すると、図2
(b)に示されるように、Al−1%Si層2上には未
露光部3aがエッチング・マスクとして残る。このとき
の未露光部3aの断面形状はテーパー化しているが、段
差上部におけるパターン幅Luと段差下部におけるパタ
ーン幅Ld は等しく、従来技術におけるような寸法変換
差は発生しなかった。これは、露光前のフォトレジスト
塗膜3aの膜厚が段差上部と段差下部とでほぼ均一であ
り、膜厚方向における透過光量の分布状態がほぼ同一で
あったからである。
(b)に示されるように、Al−1%Si層2上には未
露光部3aがエッチング・マスクとして残る。このとき
の未露光部3aの断面形状はテーパー化しているが、段
差上部におけるパターン幅Luと段差下部におけるパタ
ーン幅Ld は等しく、従来技術におけるような寸法変換
差は発生しなかった。これは、露光前のフォトレジスト
塗膜3aの膜厚が段差上部と段差下部とでほぼ均一であ
り、膜厚方向における透過光量の分布状態がほぼ同一で
あったからである。
【0028】かかる未露光部3aからなるレジスト・パ
ターンをエッチング・マスクとし、通常のRIE装置等
と塩素系ガスを用いてAl−1%Si層2をエッチング
し、未露光部3aを通常のO2 プラズマ・アッシング等
により除去したところ、図2(c)に示されるように、
段差上部においても段差下部においても等しいパターン
幅を有する配線パターン2aを形成することができた。
ターンをエッチング・マスクとし、通常のRIE装置等
と塩素系ガスを用いてAl−1%Si層2をエッチング
し、未露光部3aを通常のO2 プラズマ・アッシング等
により除去したところ、図2(c)に示されるように、
段差上部においても段差下部においても等しいパターン
幅を有する配線パターン2aを形成することができた。
【0029】実施例2 本実施例では、本発明をコンタクト・ホール加工を行う
ためのレジスト・パターンの形成に適用した例である。
本実施例で使用したウェハは、段差が発生している下層
配線7上に層間絶縁膜8がこの段差に倣って形成された
ものである。このウェハ上に、実施例1と同様に3回の
副工程により、均一な膜厚を有するフォトレジスト塗膜
3を形成した。
ためのレジスト・パターンの形成に適用した例である。
本実施例で使用したウェハは、段差が発生している下層
配線7上に層間絶縁膜8がこの段差に倣って形成された
ものである。このウェハ上に、実施例1と同様に3回の
副工程により、均一な膜厚を有するフォトレジスト塗膜
3を形成した。
【0030】次に、上記フォトレジスト塗膜3をパター
ニングしてコンタクト・ホール加工を行うためのエッチ
ング・マスク、すなわちレジスト・パターンを形成する
ため、フォトリソグラフィを行った。このプロセスを、
図3を参照しながら説明する。まず、図3(a)に示さ
れるように、ガラス基板5上に所定のコンタクト・ホー
ル・パターンにしたがってCr(クロム)膜からなる遮
光部6が形成されたレチクル4を介し、上記フォトレジ
スト塗膜3の選択露光を行った。
ニングしてコンタクト・ホール加工を行うためのエッチ
ング・マスク、すなわちレジスト・パターンを形成する
ため、フォトリソグラフィを行った。このプロセスを、
図3を参照しながら説明する。まず、図3(a)に示さ
れるように、ガラス基板5上に所定のコンタクト・ホー
ル・パターンにしたがってCr(クロム)膜からなる遮
光部6が形成されたレチクル4を介し、上記フォトレジ
スト塗膜3の選択露光を行った。
【0031】この選択露光により、フォトレジスト塗膜
3には遮光部6に対応した未露光部3aと、ガラス基板
5を透過した露光光による露光部3bとが形成された。
3には遮光部6に対応した未露光部3aと、ガラス基板
5を透過した露光光による露光部3bとが形成された。
【0032】露光後に上記ウェハを現像すると、図3
(b)に示されるように、層間絶縁膜8上には未露光部
3aがエッチング・マスクとして残る。このときの未露
光部3aの断面形状はテーパー化しているが、段差上部
における開口径Cu と段差下部における開口径Cd は等
しく、従来技術におけるような寸法変換差は発生しなか
った。
(b)に示されるように、層間絶縁膜8上には未露光部
3aがエッチング・マスクとして残る。このときの未露
光部3aの断面形状はテーパー化しているが、段差上部
における開口径Cu と段差下部における開口径Cd は等
しく、従来技術におけるような寸法変換差は発生しなか
った。
【0033】かかる未露光部3aからなるレジスト・パ
ターンをエッチング・マスクとして通常のRIE装置等
と高次フルオロカーボン系ガスを用いて層間絶縁膜8を
エッチングし、未露光部3aを通常のO2 プラズマ・ア
ッシング等により除去したところ、図3(c)に示され
るように、段差上部においても段差下部においても等し
い開口径を有するコンタクト・ホール8aを形成するこ
とができた。
ターンをエッチング・マスクとして通常のRIE装置等
と高次フルオロカーボン系ガスを用いて層間絶縁膜8を
エッチングし、未露光部3aを通常のO2 プラズマ・ア
ッシング等により除去したところ、図3(c)に示され
るように、段差上部においても段差下部においても等し
い開口径を有するコンタクト・ホール8aを形成するこ
とができた。
【0034】以上、本発明を2例の実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。たとえば、上述の各実施例ではフォトレ
ジスト塗膜を形成するための副工程の数を3としている
が、この数は基板の段差の大きさ、フォトレジスト塗膜
の所望の最終膜厚、フォトレジスト材料の粘度等に応じ
て適宜設定することができる。
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。たとえば、上述の各実施例ではフォトレ
ジスト塗膜を形成するための副工程の数を3としている
が、この数は基板の段差の大きさ、フォトレジスト塗膜
の所望の最終膜厚、フォトレジスト材料の粘度等に応じ
て適宜設定することができる。
【0035】また、上述の各実施例ではポジ型フォトレ
ジスト材料を使用した場合について説明したが、本発明
はネガ型フォトレジスト材料を使用した場合にも有効で
ある。その他、ウェハの構成や、ベーキング,スピンコ
ート,エッチング等の諸条件は適宜変更可能であること
は言うまでもない。
ジスト材料を使用した場合について説明したが、本発明
はネガ型フォトレジスト材料を使用した場合にも有効で
ある。その他、ウェハの構成や、ベーキング,スピンコ
ート,エッチング等の諸条件は適宜変更可能であること
は言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば段差を有する基板上においても均一な膜厚の
フォトレジスト塗膜を形成することが可能となり、フォ
トリソグラフィの精度を向上させることができる。した
がって本発明は、たとえば多層配線の導入等に伴って基
板に大きな表面段差が発生し易い半導体装置の製造工程
において極めて有効である。
明によれば段差を有する基板上においても均一な膜厚の
フォトレジスト塗膜を形成することが可能となり、フォ
トリソグラフィの精度を向上させることができる。した
がって本発明は、たとえば多層配線の導入等に伴って基
板に大きな表面段差が発生し易い半導体装置の製造工程
において極めて有効である。
【図1】本発明におけるフォトレジスト塗膜の形成工程
をその工程順にしたがって説明する概略断面図であり、
(a)は段差を有するAl−1%Si層または層間絶縁
膜上に第1のフォトレジスト塗膜が形成された状態、
(b)は続いて第2のフォトレジスト塗膜が形成された
状態、(c)はさらに第3のフォトレジスト塗膜が形成
され、全体としてほぼ均一な膜厚を有するフォトレジス
ト塗膜が形成された状態をそれぞれ表す。
をその工程順にしたがって説明する概略断面図であり、
(a)は段差を有するAl−1%Si層または層間絶縁
膜上に第1のフォトレジスト塗膜が形成された状態、
(b)は続いて第2のフォトレジスト塗膜が形成された
状態、(c)はさらに第3のフォトレジスト塗膜が形成
され、全体としてほぼ均一な膜厚を有するフォトレジス
ト塗膜が形成された状態をそれぞれ表す。
【図2】本発明を適用して配線加工を行ったプロセス例
をその工程順にしたがって説明する概略断面図であり、
(a)は均一な膜厚を有するフォトレジスト塗膜を選択
露光した状態、(b)は現像処理により未露光部が残さ
れた状態、(c)は未露光部からなるレジスト・パター
ンをエッチング・マスクとしてAl−1%Si層をエッ
チングし、レジスト・パターンを除去することにより、
均一なパターン幅を有する配線パターンが形成された状
態をそれぞれ表す。
をその工程順にしたがって説明する概略断面図であり、
(a)は均一な膜厚を有するフォトレジスト塗膜を選択
露光した状態、(b)は現像処理により未露光部が残さ
れた状態、(c)は未露光部からなるレジスト・パター
ンをエッチング・マスクとしてAl−1%Si層をエッ
チングし、レジスト・パターンを除去することにより、
均一なパターン幅を有する配線パターンが形成された状
態をそれぞれ表す。
【図3】本発明を適用してコンタクト・ホール加工を行
ったプロセス例をその工程順にしたがって説明する概略
断面図であり、(a)は均一な膜厚を有するフォトレジ
スト塗膜を選択露光した状態、(b)は現像処理により
未露光部が残された状態、(c)は未露光部からなるレ
ジスト・パターンをエッチング・マスクとして層間絶縁
膜をエッチングし、レジスト・パターンを除去すること
により、均一な開口径を有するコンタクト・ホールが形
成された状態をそれぞれ表す。
ったプロセス例をその工程順にしたがって説明する概略
断面図であり、(a)は均一な膜厚を有するフォトレジ
スト塗膜を選択露光した状態、(b)は現像処理により
未露光部が残された状態、(c)は未露光部からなるレ
ジスト・パターンをエッチング・マスクとして層間絶縁
膜をエッチングし、レジスト・パターンを除去すること
により、均一な開口径を有するコンタクト・ホールが形
成された状態をそれぞれ表す。
【図4】従来の配線加工における問題点を説明する概略
断面図であり、(a)は導電材料層上の不均一な膜厚を
有するフォトレジスト塗膜を選択露光した状態、(b)
は現像処理により未露光部が残された状態、(c)は未
露光部からなるレジスト・パターンをエッチング・マス
クとして導電材料層をエッチングし、レジスト・パター
ンを除去することにより、段差上部と段差下部とで不均
一なパターン幅を有する配線パターンが形成された状態
をそれぞれ表す。
断面図であり、(a)は導電材料層上の不均一な膜厚を
有するフォトレジスト塗膜を選択露光した状態、(b)
は現像処理により未露光部が残された状態、(c)は未
露光部からなるレジスト・パターンをエッチング・マス
クとして導電材料層をエッチングし、レジスト・パター
ンを除去することにより、段差上部と段差下部とで不均
一なパターン幅を有する配線パターンが形成された状態
をそれぞれ表す。
【図5】従来のホール加工における問題点を説明する概
略断面図であり、(a)は層間絶縁膜上の不均一な膜厚
を有するフォトレジスト塗膜を選択露光した状態、
(b)は現像処理により未露光部が残された状態、
(c)は未露光部からなるレジスト・パターンをエッチ
ング・マスクとして層間絶縁膜をエッチングし、レジス
トパターンを除去することにより、段差上部と段差下部
とで不均一な開口径を有するホールが形成された状態を
それぞれ表す。
略断面図であり、(a)は層間絶縁膜上の不均一な膜厚
を有するフォトレジスト塗膜を選択露光した状態、
(b)は現像処理により未露光部が残された状態、
(c)は未露光部からなるレジスト・パターンをエッチ
ング・マスクとして層間絶縁膜をエッチングし、レジス
トパターンを除去することにより、段差上部と段差下部
とで不均一な開口径を有するホールが形成された状態を
それぞれ表す。
1,8・・・層間絶縁膜 2 ・・・Al−1%Si層 2a ・・・配線パターン 3 ・・・フォトレジスト塗膜 3f ・・・第1のフォトレジスト塗膜 3s ・・・第2のフォトレジスト塗膜 3t ・・・第3のフォトレジスト塗膜 3a ・・・未露光部(レジスト・パターン) 3b ・・・露光部 4 ・・・レチクル 5 ・・・ガラス基板 6 ・・・遮光部 7 ・・・下層配線 8a ・・・コンタクト・ホール Lu ・・・(段差上部における配線パターンの)パタ
ーン幅 Ld ・・・(段差下部における配線パターンの)パタ
ーン幅 Cu ・・・(段差上部におけるコンタクト・ホール
の)開口径 Cd ・・・(段差下部におけるコンタクト・ホール
の)開口径
ーン幅 Ld ・・・(段差下部における配線パターンの)パタ
ーン幅 Cu ・・・(段差上部におけるコンタクト・ホール
の)開口径 Cd ・・・(段差下部におけるコンタクト・ホール
の)開口径
Claims (1)
- 【請求項1】 段差を有する基板上にフォトレジスト材
料を塗布することにより形成されたフォトレジスト塗膜
を選択露光および現像処理によりパターニングするレジ
スト・パターンの形成方法において、 前記塗布の工程を複数の副工程に分割し、各副工程にお
いて上記フォトレジスト塗膜の所望の最終膜厚の一部を
形成すると共に、各副工程間においてフォトレジスト塗
膜に紫外線硬化処理を施すことにより、前記基板上で該
最終膜厚を均一化することを特徴とするレジスト・パタ
ーンの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7251392A JPH05234883A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | レジスト・パターンの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7251392A JPH05234883A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | レジスト・パターンの形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05234883A true JPH05234883A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=13491499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7251392A Withdrawn JPH05234883A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | レジスト・パターンの形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05234883A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020097030A (ko) * | 2001-06-20 | 2002-12-31 | 닛뽕덴끼 가부시끼가이샤 | 반도체 장치의 제조 방법 및 마스크 패턴의 디자인 방법 |
CN110783341A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-02-11 | 长江存储科技有限责任公司 | 3d存储器件中台阶结构的形成方法 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP7251392A patent/JPH05234883A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020097030A (ko) * | 2001-06-20 | 2002-12-31 | 닛뽕덴끼 가부시끼가이샤 | 반도체 장치의 제조 방법 및 마스크 패턴의 디자인 방법 |
CN110783341A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-02-11 | 长江存储科技有限责任公司 | 3d存储器件中台阶结构的形成方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |