JPH05234798A - コイル成形装置 - Google Patents

コイル成形装置

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JPH05234798A
JPH05234798A JP3535892A JP3535892A JPH05234798A JP H05234798 A JPH05234798 A JP H05234798A JP 3535892 A JP3535892 A JP 3535892A JP 3535892 A JP3535892 A JP 3535892A JP H05234798 A JPH05234798 A JP H05234798A
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JP
Japan
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insulating paper
roller
winding
coil
cylinder
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JP3535892A
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English (en)
Inventor
Ken Fukuda
田 建 福
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁紙を自動供給し、人手を介せずに安全に
コイル成形を行えるようにする。 【構成】 素材Sの層間に巻回される絶縁紙Rを供給す
る絶縁紙供給装置134を備え、この絶縁紙供給装置1
34は、前記巻型170に巻回されつつある素材の一面
に絶縁紙Rを押し付けるローラ239を有する揺動自在
なアーム243と、絶縁紙Rに向けてエアを吹き出すエ
ア吹き付け手段232、236を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機や変圧器および
その他磁力応用製品などに使用されるコイル成形装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に大型の電動機や変圧器、磁力応
用製品などに使用されるコイルの成形装置は、素材が巻
積された素材ドラムを回転自在に支持したドラム支持装
置と導き出した素材の曲りを複数のローラで矯正する矯
正装置とコイル形状に対応して巻型を主軸に取り付けて
回転する巻回装置などを備えている。また、素材をロー
ラで把持しこれを電動機などで駆動して送り出す素材送
り装置、コイル巻き終端を切断する切断装置、さらに
は、より精密な成形コイルを得るために巻き型面に素材
を押圧する転圧装置や、コイル成層間を絶縁する場合な
どに絶縁材料を繰り出すための絶縁紙リール支持装置等
が付加された成形装置も知られている。
【0003】そこで、従来の構成例を図24,25図に
示す。素材ドラム支持装置は、ベース2の一端に配置
され、素材ドラム3を架台4で回転自在に支持してい
る。この素材ドラム支持装置1の反対側には、ベース2
上に巻回装置5が配置され、その回転主軸に巻型6が取
付けられている。巻型6の上部には、転圧装置7が設け
られており、揺動腕8の先端に転圧ローラ9が回転自在
に取り付けられている。この揺動腕8には駆動用のシリ
ンダ10が連結されており、機構部分全体は、ベース2
上に配された架台塔11の上部に取付けられている。
【0004】次に、ベース2上には、絶縁紙リール支持
装置12が配置されている。その側面には、素材切断装
置13、素材送り装置14、矯正装置15の順に取り付
けられており、素材切断装置13はコイル巻回終端の切
断をシリンダ等の駆動によって行う。素材送り装置14
は、コイル巻回開始時において、素材Sの先端が素材切
断装置13から巻型6に達するまで素材を送り出す装置
で、電動機等に連結されている駆動ローラ16とシリン
ダ18により上下動し素材を駆動ローラ16に押し付け
る押えローラ17とで素材Sを挟持してこれを送り出す
ようになっている。
【0005】矯正装置15は、前記の素材ドラム支持装
置1より素材Sを導き出した際に素材Sの歪曲を矯正す
る装置で、縦方向矯正ローラ19、横方向矯正ローラ2
0で構成され、素材Sはそれぞれのローラ群間を通過す
る間に直線形状に矯正されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に構成される
コイル成形装置により成形されるコイルは素材の歪曲の
ない、一定寸法に切断されたコイルとなる。しかしなが
ら、素材の巻型6への巻回と一緒に、絶縁紙Rを人手を
介して装着するために、図23に示されるように、本来
的に絶縁紙が不要となる最内面の絶縁紙Rが無駄とな
る。また、絶縁紙が必要となる部分より挿入しようとす
ると、既に、巻型6に巻かれた素材Sと、巻回されつつ
ある素材との間のわずかなすき間に絶縁紙Rを人手にて
挿入しなければならず精度の問題とあわせて安全性に問
題があった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、巻型に素材とともに絶縁紙を一定位置よ
り自動供給し、人手を介せずに安全にコイル成形を行え
るようにしたコイル成形装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、素材の層間に巻回される絶縁紙を供給す
る絶縁紙供給装置を備え、前記絶縁紙供給装置は、前記
巻型に巻回されつつある素材の一面に絶縁紙を押し付け
るローラを有する揺動自在なアームと、絶縁紙に向けて
エアを吹き出すエア吹き付け手段とを具備している。
【0009】
【作用】本発明によれば、巻型への素材の巻回を開始し
てから、任意の時点でアームがローラを素材側に押し付
ける方向に回動すると、ローラは絶縁紙を素材に押し付
けるとともに、素材の移動に同調して回転して絶縁紙が
送られる。そして、絶縁紙が垂れて素材から離れないよ
うにエア吹き付け手段からエアが吹き付けられるので、
絶縁紙は素材とともに巻型に巻回されていく。
【0010】
【実施例】以下、本発明によるコイル成形装置の一実施
例について添付の図面を参照して説明する。図1は、本
実施例によるコイル成形装置の正面図、図2は平面図で
ある。符号100は、装置のベースを示し、101は、
素材ドラム102を回転自在に支持する素材ドラム支持
装置の全体を示し、この素材ドラム支持装置101のフ
レーム103には、素材ドラム102を支持するシャフ
ト105が軸受け104を介して回転自在に支承されて
いる。このシャフト105の軸端には、ディスク106
が固着され、このディスク106は、ブレーキ(図示せ
ず)により一定の力で挟持されるようになっており、素
材ドラム102に制動力を与えている。なお、符号10
7は、素材ドラム102に巻回積層されている巻回素材
を示し、Sは素材ドラムより導き出された素材を示して
いる。以上の素材ドラム支持装置101の素材繰出し方
向の下流側には、順に、導き出された素材Sの歪曲を矯
正する矯正装置109と、矯正後の素材Sを巻型132
まで送る送り装置114と、巻型132に巻かれたコイ
ルの終端を切断する切断装置119などがフレーム10
8上に載設されている。切断装置119と、巻回装置1
31の巻型132の間には、絶縁紙リール支持装置13
3ならびに絶縁紙供給装置134が配置されており、こ
れらの装置の構成については、後に詳述する。
【0011】素材ドラム102より導き出された素材S
は、上下方向に一定高さに位置出しをするガイドローラ
110と、素材Sの導き出しを前後方向に位置出しする
ガイドローラ111を通って、矯正装置109に導かれ
る。この矯正装置109は上下方向2列のローラと、前
後方向2列のローラの間で素材Sを挟んでその歪曲を矯
正する構成となっている。矯正された素材Sは、ガイド
ローラ113によって送り装置114のローラ高さに合
わせられて導入される。この送り装置114は、歪曲が
矯正された素材Sを巻型132まで送る装置で、駆動ロ
ーラ116は、モータ115を駆動源として押さえロー
ラ117との間で素材Sを押圧して送り出す。この場
合、送り装置114は、押さえローラ117を上下に昇
降させるシリンダ118を備えている。素材切断装置1
19は、上型と下型からなる打ち抜き型120で素材S
を切断する。打ち抜き型120の上型はシリンダ121
により上下に昇降されるとともに、切断に必要な荷重が
与えられるようになっている。
【0012】次に、素材送り装置114により送り出さ
れた素材Sは、巻型132の上方に配置された転圧装置
123により押圧成形される。この転圧装置123は、
素材Sの押圧を転圧ローラ124で行い、この転圧ロー
ラ124は、揺動腕125に回転自在に取り付けられて
いる。符号126は、転圧装置123の支持塔で、符号
127は、支持塔126に端部を固定しているアームで
ある。このアーム127には、揺動腕125が揺動支点
となる金具128を介して支持されている。この揺動腕
125は、シリンダ129のロッドに連結されて揺動す
るようになっている。なお、このシリンダ129は、ブ
ラケット130によってアーム127に取り付けられて
いる。
【0013】次に、図3乃至図5に基づき、絶縁紙レー
ル支持装置133の構成について説明する。なお、図3
は絶縁紙レール支持装置133の正面図で、図4は、そ
の側面図、図5は図4におけるリール支持装置133の
要部を表した一部断面図である。まず、図3および図4
において、符号150は、絶縁紙リール支持装置133
の本体フレームを示し、151は絶縁紙リール、Rは絶
縁紙リール151より引き出された絶縁紙である。この
実施例では、絶縁紙リール151は、側面板152によ
ってガイドされている。また、符号153は、フレーム
150に固定されているプレートで、このプレート15
3と一体に固定されるブロック154を介して絶縁紙リ
ール151のシャフト156を回転自在に支承する軸受
け155が保持取り付されている。この場合、図5に示
されるように、シャフト156は軸受け155と係合
し、このシャフト156のキー158により係合するブ
ロック157は、側面板152の一枚をねじにより固定
している。側面板152の他の1枚は、ネジにより、固
定ブロック159に固着され、この固定ブロック159
を介して絶縁紙リール151の内面に嵌まり合うように
なっている。符号160は、固定ブロック159を絶縁
紙リール151に挿入するためのハンドルで、シャフト
156の先端に設けられている雄ネジと螺合する雌ネジ
を有している。このハンドル160が固着される側とは
反対側のシャフト156の端部には、キー162を介し
て係合する制動ドラム161が設けられており、この制
動ドラム161は、絶縁紙リール151より引き出され
た絶縁紙Rが巻型132に素材Sと共に巻回される際の
制動を行う。このような制動ドラム161には、その外
周に沿って制動ベルト163が巻回され、この制動ベル
ト163の一端は、図3において、シリンダ164に接
続金具165を介して連結されている。この制動ベルト
163の基端は支点ピン166にて制動ドラム161に
固定されている(図5参照)。なお、符号167は、繰
り出された絶縁紙Rを案内するガイドローラ、168は
ガイドローラ167の支持ピン、169は絶縁紙Rの有
無を検出するセンサーを示している。
【0014】次に、図6並びに図7を参照して、巻回装
置107の巻型132の構成について説明する。符号1
70は、片側にフランジ170aが形成されている巻型
本体を表している。この巻型本体170は、フランジ1
71において巻回装置131の主軸に固定されるように
なっている。この場合、素材ドラム102より導き出さ
れてこの巻型本体170まで送り出された素材Sの先端
は、クランプ172により保持されるようになってい
る。このクランプ172は、クランプ172と一体的な
ピン174がガイド板173によってその両側に形成さ
れる長穴173aに沿って案内されて素材Sをしっかり
と固定できるように揺動する。また、クランプ172の
一端は、ピン176を介して揺動アーム175に連結さ
れ、この揺動アーム175の他端はピン177を介して
シリンダ179のロッドと一体的な接続具178に連結
されている。このシリンダ179は、取付板180にピ
ン181を介して連結され、この取付板180は、巻型
本体170に固定されている。なお、符号170bは揺
動アーム175を通すための穴、182は揺動アーム1
75の支点ピンを示している。符号183は、揺動アー
ム175の支点ピン182を支持するプレートで、この
プレーと183は、巻型本体170の穴170bの内周
面に固定されている。
【0015】次に、図8乃至図11を参照して絶縁紙供
給装置134の構成について説明する。なお、図8は、
絶縁紙供給装置134の正面図であり、図9は絶縁紙供
給装置134の平面図である。符号200は、各構成部
品を取り付けるためのベースである。このベース200
に固定された取付板201に各部品が配設されている。
符号202は、この取付板201に固定されたガイドレ
ールで、このガイドレール202には、ガイド203が
摺動自在に係合している。このガイド203には、プレ
ート204が固定され、このプレーと204には、ブロ
ック206が固定されている。このブロック206に
は、調整ねじ207が取着され、取付板201と一体に
固定されているブロック205に前記調整ねじ207が
当接してプレート204のストッパとして作用するよう
になっている。符号208は、プレート204の先端に
固定されたガイドブロックで、長穴208aを有してい
る。
【0016】次に、符号209は素材Sを巻型本体17
0のフランジ170aへ押し付ける押えローラで、この
押えローラ209は、軸受けを介して回転自在に保持具
212によって支持されており、この保持具212には
ベルクランク213によって、ガイド板208とピン2
14を介して揺動自在に連結されている。
【0017】しかして、ベルクランク213はその中央
部位でピン216を介して揺動ブロック215の一端と
連結され、この揺動ブロック215の他端はガイド板2
08の長穴208aに係合してスライドするピン216
と係合している。また、揺動ブロック215は、取付金
具218に支持されているシリンダ217とジョイント
220を介して連結されている。この場合、スプリング
ピン222を介して取付板201側にその一端が掛か
り、他端がピン216を介して揺動ブロック215に掛
けられているスプリング224の引張力によって、この
揺動ブロック215は、図9において、反時計回りに付
勢されており、従って、先端の押えローラ209は当初
は素材Sから離れているようになっている。
【0018】次に、符号225は取付板201に対して
取り付けられ、素材Sの上面を転動するローラで、22
6はガイドローラ227,228を軸受けを介して保持
する保持板でベース200に固定されている。
【0019】しかして、ガイドローラ227、228の
間を通って導かれた素材Sの下方より上向きにエアーを
吹き出すエア吹き付け手段としてのエア吹出しブロック
232がスペーサ231の側面に固定されている。この
エア吹出しブロック232は、エアー通路232aを有
し、このエアー通路232aへコンプレッサー(図示せ
ず)より送られたエアが導入され、エアーが吹き出され
る吹出し穴232bが素材Sの長さ方向に配列するよう
に穿孔されている。なお、符号233は継手であり、符
号234は配管で、コンプレッサー(図示せず)に接続
され、継手233と接続されている。235はコンプレ
ッサー(図示せず)より送られるエアーを中継し、送り
出された素材Sの下方よりエアを吹き出すためのノズル
236にエアーを供給するブロックで、ノズル236と
ネジにより接合されている。符号237は、送り装置1
14より送り出される素材Sを一定範囲に導くガイドロ
ーラで、このガイドローラ237は取付板238により
ベース200に固定されている。
【0020】次に、上述した絶縁紙リール支持装置13
3より引き出された絶縁紙Rを素材Sの下面に押圧する
機構について説明する。この実施例では、ローラ225
aの下方から素材Sの下面を押圧する押圧ローラ239
と、補助ローラ240が設けられている。この場合、素
材Sの下面に押圧ローラ239により密着された絶縁紙
Rは素材Sと伴に引き込まれ、その動きと同調して押圧
ローラ239が回って絶縁紙Rが送られる構成となって
いる。補助ローラ240は、この際の素材Sの先端の垂
れ下がりを防止する。このような押圧ローラ239、補
助ローラ240は、プレート241に取付られている。
また、押圧ローラ239は、アーム243の先端で回転
自在に保持され、この揺動アーム243はその基端を支
点として揺動する。なお、244は絶縁紙Rのはね上り
を防止する押え板、245は、揺動アーム243を支持
するジョイントで、このジョイント245を介して揺動
アーム243は、シリンダ246のロッドにピン248
を介して連結されている。
【0021】次に、図10において、符号249は、揺
動アーム243の基端を支点として揺動可能とするため
の取付ブロックで、この取付ブロック249に軸受けブ
ロック250が固定されている。揺動アーム243のシ
ャフト252は軸受けによって揺動自在に保持されてい
る。絶縁紙Rは、ガイドローラ253により案内され、
このガイドローラ253は揺動アーム243の基端の支
点部に配置されている(図8参照)。なお、絶縁紙Rは
ずれ落ちない様にガイドローラ253に対してロックロ
ーラ256によって、弾性的に押し付けられている。な
お、このロックローラ256は、取付具258によって
保持されており、ピン259を支点にして圧縮バネが常
にガイドローラ253に対して押し付けている。
【0022】次に、図10に、絶縁紙Rを所定の位置に
て切断するエア駆動のカッタ261が示されている。こ
のカッタ261は、取付具262により固定され、絶縁
紙Rを切断する際には、シリンダ263の駆動により進
退するようになっている。なお、図8、図9において、
270はスペーサ231の上部に固定され送られる素材
Sをガイドするガイド板271を取り付けるプレートを
示している。
【0023】本実施例は、以上のように構成されるもの
であり、次に、その作用について説明する。まず、図
1、図2において、素材ドラム支持装置101の素材ド
ラム102より引き出された素材Sは矯正装置109に
より歪曲が修正されて真直になった後、送り装置114
により送られて切断装置119を通って、絶縁紙供給装
置134に至る。この絶縁紙供給装置134では、素材
Sは、図8、図9において、導入口に配置されるガイド
ローラ237、238、ローラ225の下面部、ガイド
ローラ227、228の間を通り、ガイド板271によ
り案内されながらエア吹出しブロック232の上方を通
り巻型132のクランプ位置まで送り出される。
【0024】その後、シリンダ217が作動すると、ガ
イドレール202に案内されながらプレート204が押
し出される。この時、ガイド板208にピン214によ
り連結されているベルクランク213は、揺動ブロック
215の一端のピン216に掛けられたスプリング22
4の力で引き戻される状態となっており、押えローラ2
09は開いた状態で前進する。次に、プレート204に
固定されたブロック206の調整ネジ207がブロック
205に当るとプレート204の前進が停止する。この
とき、シリンダ217のストロークは残りがあるように
なっており、さらに、シリンダ217のピストンロッド
が前進してスプリング224を延ばしながらベルクラン
ク213を図中時計回りに回転させる。この動作により
送られた素材Sは押えローラ209によって巻型本体1
70のフランジ170aに押し付けられることになる。
【0025】次に、図12において、転圧装置123の
シリンダ129が駆動されて、転圧ローラ124が下降
する。これにより、素材Sは上方より転圧ローラ124
によって巻型本体170に押え付けられる。この状態
で、図6、図7において、巻型本体170に取り付けて
あるシリンダ179が作動して、クランプ172によっ
て、側面から素材Sを巻型本体170のフランジ170
aに押し付けられ、以後、素材Sは巻型本体170に対
してクランプされる。こうして素材Sを巻型本体170
にクランプした後は、図1において、素材送り装置11
4のシリンダ118の動作を切替えて押えローラ117
上昇させ、素材Sを開放する。これ以後、後巻回装置1
31が稼働して巻型本体170へ素材Sを巻回してい
く。
【0026】しかして、1回分巻型本体120に素材S
を巻いてから絶縁を必要とするときなったら、図8、図
9において、シリンダ246が作動し、シャフト254
を支点としてアーム243が時計回りに揺動する。これ
により、押圧ローラ239より先に引き出されていた絶
縁紙Rは、この押圧ローラ239と共に素材Sの下面に
押圧密着せしめられる。なお、ローラ225はこの押圧
により素材107aが曲げられるのを防止している。
【0027】この状態で巻型本体170の巻回を継続す
ると、素材Sの送り速度と同調して押圧ローラ239が
回転し、これによって絶縁紙Rが送り出される。送り出
された絶縁紙Rは補助ローラ240に支えられローラ2
28へと導かれる。ローラ228を通過すると絶縁紙は
下方へ垂下しようとする。これを下方より上方へエア吹
き付け手段としての吹出しブロック232から吹き付け
られるエアが素材Sの下面に絶縁紙Rを密着させる。こ
のときのエア吹き出し手段の作用を図13乃至図18を
参照して説明する。
【0028】まず、図13は絶縁紙Rをセットした状態
を示している。絶縁紙Rの先端は、押圧ローラ239の
先まで到達している。次に、図14は、シリンダ246
の作動によりアーム243が回動して、押圧ローラ23
9が絶縁紙Rを素材Sの下面に押圧密着した状態を表し
ている。この状態では、押圧ローラ239は、素材Sの
送り速度と同調して回転して絶縁紙Rを送りだし、絶縁
紙Rの先端は、図15、図16に示されるように、ロー
ラ227、228の間を通って、エア吹き出しブロック
232の上方に至る。このように絶縁紙Rを引き込んだ
状態でエアーが吹きだされていないときには、絶縁紙R
は垂下した状態となっている。そこで、図17に示すよ
うに、エア吹出しブロック232よりエアを吹きつける
と、絶縁紙Rは素材Sの下面に密着した状態で送り込ま
れる。更に、エア吹出しブロック232の先に配置され
ているノズル236よりエアを吹き出すと、図19に示
されるように、絶縁紙Rは素材Sの下面への密着を保持
しつつ巻型本体170に巻き込まれていく。
【0029】ここで、以上のようなエア吹出しにより絶
縁紙Rが素材Sに密着する原理を図19乃至図21に示
す。押圧ローラ329で押圧されるA点により絶縁紙R
はクランプされた状態でねじれなくなり、しかも、押圧
ローラ239のフランジにより左右方向にガイドされる
ため横ズレが生じなくなる。またローラ228のフラン
ジにより更に横ズレが防止されている。次に、図21、
図22において、絶縁紙Rは、エア吹出しブロック23
2の上方位置ではガイド板271により横方向をガイド
され、下方より進行方向に吹き出されたエアが流れるた
め、一様に持ち上げられて素材Sに密着するようになっ
ている。こうして、絶縁紙Rが巻型本体170の巻回コ
イルにはさまれると次にシリンダ246のピストンロッ
ドが後退し、押圧ローラ239の素材Sへの押圧を解除
する。
【0030】次に、絶縁紙リール支持装置133のシリ
ンダ164が作動して、絶縁紙リール151の回転に制
動を加えつつ巻回される絶縁紙Rに一定の張力を与え巻
回を継続する。一定量の巻回に達すると、図10におい
て、シリンダ263が前進してカッタ261が絶縁紙R
を切断する。一方、素材Sは切断装置119によりそれ
ぞれ切断される。その後所定の形状になるまで巻回を行
った後、転圧装置123の転圧ローラ124を上昇させ
成形したコイルを取り出してコイルの成形工程が終了す
る。
【0031】以上のようにして成形されたコイル形状
は、図22に示されるように、必要量だけ必要な部分に
絶縁紙Rが挟み込まれるようになっており、余分な絶縁
紙がなくなり除去する手間を省く事が出来る。
【0032】
【発明の効果】以上詳記した様に本発明によれば、素材
の層間に巻回される絶縁紙を供給する絶縁紙供給装置を
設け、前記絶縁紙供給装置は、前記巻型に巻回されつつ
ある素材の一面に絶縁紙を押し付けるローラを有し揺動
するアームと、絶縁紙に向けてエアを吹き出すエア吹き
付け手段とを備えているので、人手を介して絶縁紙をセ
ットしていたものを全く人手を介せず安全に自動で行え
るとともに、必要なところから絶縁紙を挿入できるの
で、余分な絶縁紙の巻回がなくなり、費用の削減と除去
作業の省力など生産性の大幅な合理化を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコイル成形装置全体の
側面図。
【図2】図1のコイル成形装置全体の平面図。
【図3】絶縁紙リール支持装置の正面の一部断面図。
【図4】図3の絶縁紙リール支持装置の側面の一部断面
図。
【図5】図3の絶縁紙リールの一部拡大図。
【図6】巻型の平面図。
【図7】図6の巻型の断面図。
【図8】絶縁紙供給装置の正面図。
【図9】図8の絶縁紙供給装置の平面図。
【図10】図8の絶縁紙供給装置のカッタ部の平面図。
【図11】図8の絶縁紙供給装置の要部の正面図。
【図12】巻回装置、転圧装置、絶縁紙供給装置の組合
せを示した側面図。
【図13】絶縁紙がセットされたときの絶縁紙供給装置
の作用を示した模式図。
【図14】絶縁紙が素材に押し付けられたときの絶縁紙
供給装置の作用を示した模式図。
【図15】素材とともに送られた絶縁紙が垂下した状態
のときの模式図。
【図16】素材とともに絶縁紙が垂れ下がったまま送ら
れている状態を示した模式図。
【図17】絶縁紙供給装置のエア吹き出し手段の作用を
示した模式図。
【図18】絶縁紙が素材とともに巻型に巻回されている
状態を示した模式図。
【図19】絶縁紙が素材に押し付けられている状態の説
明図。
【図20】エアの吹き出し方向を側面から示した説明
図。
【図21】エアの吹き出し方向を正面から示した説明
図。
【図22】実施例の装置により成形されたコイルを示し
た側面図。
【図23】従来の装置により成形されたコイルを示した
側面図。
【図24】従来技術によるコイル成形装置の正面図。
【図25】図24のコイル成形装置の平面図。
【符号の説明】
101 素材ドラム支持装置 102 素材ドラム S 素材 109 矯正装置 114 送り装置 119 切断装置 123 転圧装置 131 巻回装置 132 巻型 133 絶縁紙リール支持装置 134 絶縁紙供給装置 R 絶縁紙 170 巻回本体 172 クランプ 179 シリンダ 209 押し付けローラ 217 シリンダ 224 スプリング 225a ローラ 227 ガイドローラ 228 ガイドローラ 232 エア吹出しブロック 236 ノズル 237 ガイドローラ 239 押圧ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の素材を巻積してあるドラムより導き
    出した素材を巻型に重ねて巻回しコイル状に成形するコ
    イル成形装置において、素材の層間に巻回される絶縁紙
    を供給する絶縁紙供給装置を備え、前記絶縁紙供給装置
    は、前記巻型に巻回されつつある素材の一面に絶縁紙を
    押し付けるローラを有する揺動自在なアームと、絶縁紙
    に向けてエアを吹き出すエア吹き付け手段とを具備する
    ことを特徴とするコイル成形装置。
JP3535892A 1992-02-21 1992-02-21 コイル成形装置 Pending JPH05234798A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006310670A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Mitsubishi Electric Corp 電圧変成器コイルの巻線装置

Cited By (2)

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JP4722547B2 (ja) * 2005-05-02 2011-07-13 三菱電機株式会社 電圧変成器コイルの巻線装置

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