JPH05234009A - サグ補償回路 - Google Patents

サグ補償回路

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Publication number
JPH05234009A
JPH05234009A JP3384392A JP3384392A JPH05234009A JP H05234009 A JPH05234009 A JP H05234009A JP 3384392 A JP3384392 A JP 3384392A JP 3384392 A JP3384392 A JP 3384392A JP H05234009 A JPH05234009 A JP H05234009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
low
signal
sag
adder
comparator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3384392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Nakamura
和幸 中村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05234009A publication Critical patent/JPH05234009A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低域成分が欠落してサグの生じた多値デジタル
データのサグ成分を除去する。 【構成】アナログ加算器7は、加算器4の出力を判別す
る比較器5,6の出力m,nを加算し信号0を出力す
る。信号0を入力のLPF8は磁気録再系の低域遮断特
性と相補な低域通過特性を有し信号Pを出力する。加算
器4に低周波成分が欠落してサグの生じた3値データ
(T)が入力される。この加算器4ではLPF8からの
信号0低周波成分が加算され、サグが補償される。加算
器4を通った信号は比較器5および比較器6に入力され
る。比較器5の比較基準レベルは信号のハイレベルと中
間レベルのほぼ中央に設定されており端子5bに加わ
り、比較器6の比較基準レベルはローレベルと中間レベ
ルのほぼ中央に設定されて、端子6bに加えられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサグ補償回路に関し、特
にデジタル信号の高密度記録再生装置に用いられる再生
信号等化回路に好適なサグ補償回路に関する。
【0002】
【従来の技術】回転シリンダーの円周上に複数の磁気ヘ
ッドを備え、円周面に磁気テープを斜めに巻き付け記録
再生するヘリカルスキャン方式のデジタル信号の記録再
生装置においては、磁気ヘッドに信号を伝達したり、磁
気ヘッドからの再生信号を信号処理回路に伝達する際に
ロータリートランスが用いられている。
【0003】ロータリートランスは、一種のトランスで
あるため直流成分を通さず低周波領域の信号成分の減衰
が著しく、理論上直流成分を有するNRZ信号が再生さ
れる場合には再生信号電圧にサグ(sag:平均傾斜ひ
ずみ)が生じてしまう。このようなひずみのある信号を
識別する際に、信号振幅のほぼ平均値付近で一定レベル
の閾値により判定を行なうと、実際の信号の中心電位は
サグにより変動しているため誤判別を起こしてしまう。
【0004】従来のサグ補償回路の一例として図3に示
す量子化帰還回路が用いられている。この動作を図3と
図4を用いて説明する。加算器1には信号(a)の直流
成分が欠落しサグの生じた信号(b)が入力される。波
形(b)に対する閾値のレベルをAとして一点鎖線で示
す。このままの波形では、B点以後は、波形のサグのた
め、本来ハイレベルであるのにも関わらず、ローレベル
として検出されてしまうが、比較器2でパルス化された
信号(c)が低域遮断特性に相補な特性を有したLPF
3を通り、信号の低周波成分(d)が抽出され、加算器
1に帰還されてサグのある原信号(b)と足し合わされ
ると、波形(e)の矢印が示すようにB点以後のレベル
を引き上げられ閾値に対するレベルも余裕が生じ、比較
器2の出力(c)はハイレベルが維持される。この動作
が帰還ループにより、時間の進行と共に繰り返され、サ
グ補償が行なわれる。サグ補償の行なわれた信号は後の
2値判別回路(図示せず)に伝達されて2値判別後、以
後は2値データとして扱われ、信号処理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のサグ補
償回路は、記録符号の最高ビット周波数が磁気記録再生
系の記録再生可能帯域を上回っている場合、最高ビット
周波数成分は充分な再生出力振幅が得られず再生信号の
全体振幅のほぼ中心レベルになり、図5の(g)のよう
な1(ハイ)、0(ミドル)、−1(ロー)の3レベル
を有した3値波形になる。(f)は記録される原信号で
ある。
【0006】この3値波形の中心レベルにあたる信号部
分はその期間の長さとデータの前後関係から論理的に元
の2値データに復元することが可能で、限られた信号周
波数帯域を有する媒体でのデジタルデータの高密度記録
再生に多く用いられている。2値データへの復元の際に
は、3値検出が必要である。このような信号に低域周波
数の遮断によるサグが生じた場合、上述の量子化帰還回
路を通すと、比較器2がハイかローかの2値判別である
ため、3値波形の中心レベルから上か下かの一方の振幅
に対してのみ補償され、正常な帰還動作がなされない。
【0007】波形(h)は低域遮断特性によりサグの生
じた3値再生データである。これが量子化帰還回路に入
力されると比較器2の出力(i)が得られ、LPF3を
通ると波形(j)となり、加算器1に帰還され、波形
(h)に足し合わされ、波形(k)が得られる。通常再
生で、ドロップアウトが発生していない場合の波形
(k)は量子化帰還回路によりサグ補償された波形とな
るが、この場合、波形(h)の最初の立ち上がり、立ち
下がり迄は正常にサグが補償されるが、次のミドルレベ
ルの期間は、LPF3の出力が波形のサグを更に悪化さ
せる方向に帰還されるので波形(k)に見られるように
波形の振幅の中心レベルが、負の側に追いやられてしま
う。この出力が更に比較器2で判別されるので比較器2
の出力はローが維持され、多値データに対してはサグの
補償ができないという問題点を有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のサグ補償回路
は、異なる比較基準レベルを有する複数の比較器と、前
記比較器の各々の出力の和をとる第1の加算器と、前記
第1の加算器の出力から低周波成分を抽出するローパス
フィルタと、前記ローパスフィルタの出力を入力信号に
加えるための第2の加算器とを備え、前記第2の加算器
の出力を前記の複数の比較器に加える。
【0009】
【作用】本発明のサグ補償回路は、3値データに対して
は、比較器を2個設けて、一方は中心レベルより上を判
別する比較器、もう一方は中心レベルより下を判別する
比較器とする。両者の出力をアナログ的に加算する加算
器を設け、この加算信号を記録再生系の低域遮断特性に
相補的な低域通過特性を有するローパスフィルタを通し
低周波成分を抽出して帰還させ原信号に加えることによ
りサグ補償が可能であり、N値のデータに対して(N−
1)個の比較器を備え、その出力の加算信号の低周波成
分を帰還して原信号に足し合わせてサグ補償を行う。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明のサグ補償回路を3値データに適用し
た一実施例を示す回路図、図2は回路各部における波形
図である。
【0011】本実施例のサグ補償回路は、加算器4と、
加算器4の出力を判別する比較器5,6、その出力を加
算するアナログ加算器7、また磁気録再系の低域遮断特
性と相補な低域通過特性を有するLPF8を有して構成
される。
【0012】加算器4に低周波成分が欠落してサグの生
じた3値データが入力される。この加算器4では後述の
方法で得られる低周波成分が加算され、サグが補償され
る。加算器4を通った信号は比較器5および比較器6に
入力される。
【0013】比較器5の比較基準レベルは入力信号のハ
イレベルと中間レベルのほぼ中央に設定されており端子
5bに加わり、比較器6の比較基準レベルはローレベル
と中間レベルのほぼ中央に設定されて、端子6bに加え
られている。図2(T)に比較器5と比較器6の比較基
準レベルと入力3値データのレベルの関係を示す。
【0014】図2(T)の比較基準レベルHは比較器5
の基準レベルで、比較基準レベルLは比較器6の基準レ
ベルである。入力信号(T)に対する比較器5および比
較器6の出力(m)、(n)を示す。このそれぞれの比
較器出力がアナログ加算器7て足し合わされ、波形
(o)を得る。この信号が、伝送系の低域遮断特性に相
補な低域通過特性を有するLPF8を通して低周波成分
(p)が得られる。これが、前述の加算器4で入力原信
号と加算されてサグの無いデジタルデータとなる。
【0015】同様に、任意の多値データのレベル数をN
とすると、(N−1)個の比較器を備え、その各比較器
出力をアナログ加算し、低域遮断特性に相補な低周波通
過特性のLPFを通して抽出された低域成分を入力原信
号に帰還、加算すれは任意の多値データのサグ補償回路
が構成できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、多値デジ
タルデータの伝送系に低域遮断がある場合に、複数の比
較器出力から得られたパルス信号をアナログ加算し、そ
の出力から低域遮断特性に相補な特性のLPFを通して
抽出された低域成分を帰還させ元の信号に加え合わせて
サグを取り除くことができ、後のデータ識別回路におい
て、その判定の閾値に対してデータの識別点に充分な振
幅の余裕を持たせることができるのでデジタル多値デー
タを安定に再生、検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本実施例の動作説明のための波形図である。
【図3】従来のサグ補償回路の一例のブロック図であ
る。
【図4】従来例の動作説明のための波形図である。
【図5】従来例の問題点を説明するための波形図であ
る。
【符号の説明】
1,4 加算器 2,5,6 比較器 3,8 LPF 7 アナログ加算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる比較基準レベルを有する複数の比
    較器と、前記比較器の各々の出力の和をとる第1の加算
    器と、前記第1の加算器の出力から低周波成分を抽出す
    るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力を
    入力信号に加えるための第2の加算器とを備え、前記第
    2の加算器の出力を前記の複数の比較器に加えることを
    特徴とするサグ補償回路。
JP3384392A 1992-02-21 1992-02-21 サグ補償回路 Withdrawn JPH05234009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3384392A JPH05234009A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 サグ補償回路

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JP3384392A JPH05234009A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 サグ補償回路

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Publication Number Publication Date
JPH05234009A true JPH05234009A (ja) 1993-09-10

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ID=12397779

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JP3384392A Withdrawn JPH05234009A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 サグ補償回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009044751A1 (ja) * 2007-10-01 2009-04-09 Riken ニューロン装置、神経回路網装置、フィードバック制御装置、ならびに、情報記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009044751A1 (ja) * 2007-10-01 2009-04-09 Riken ニューロン装置、神経回路網装置、フィードバック制御装置、ならびに、情報記録媒体
CN101809598A (zh) * 2007-10-01 2010-08-18 独立行政法人理化学研究所 神经元装置、神经网络装置、反馈控制装置及信息存储介质
US8620844B2 (en) 2007-10-01 2013-12-31 Riken Neuron device for simulating a nerve cell and neural network device, integer cluster device, feedback control device, and computer program product thereof

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Effective date: 19990518