JPH05233934A - カードコントローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタートキーの重複操作による利用料金の多
重取りの発生を未然に防ぐことを可能とする。 【構成】 カードコントローラ１の制御部10は、スター
トキー13による最初の操作があった後において、洗濯機
２の運転制御部20からビジー信号が出力されている場合
の他に、スタート信号の出力中と、その出力完了から
の、少なくともビジー信号が出力されるまでの時間に相
当する所定時間中との場合は、スタートキー13による次
の操作入力があっても、その操作入力が無効とするるよ
うになっており、スタートキー13の最初の操作があった
以降は、洗濯機２の運転が終了するまで次のスタートキ
ー13の操作を無効とするようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は所定情報を記憶したカー
ドの記憶情報に基づいて被制御機器の運転を制御するカ
ードコントローラに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、磁気カードよりなるプリペイドカ
ードを利用して運転を行う業務用の洗濯機の開発が進め
られており、前記プリペイドカードに記憶された金額の
情報に基づいて、被制御機器である洗濯機の運転を制御
する装置であるカードコントローラが、実開平2-42174
号公報に開示されている。

【０００３】前記カードコントローラは、前記プリペイ
ドカードをその装置内部に取り込み、プリペイドカード
に記憶されている金額の情報をカードリーダによってそ
の制御部に読み出し、読み出した金額情報が洗濯機の利
用料金に見合う額である場合に、洗濯機の運転制御部へ
動作開始信号を出力し、洗濯機を運転させる制御を行う
ようになっており、その制御動作は、カードコントロー
ラに設けられたスタートキーの操作によって開始される
ようになっている。

【０００４】以下、前記カードコントローラの動作につ
いて説明する。プリペイドカードが装置内部に取り込ま
れ、前記スタートキーが操作されると、利用料金に見合
った数のパルス信号であるスタート出力が、カードコン
トローラの制御部から洗濯機の運転制御部へ与えられ
る。洗濯機の運転制御部では、前記スタート出力の全て
のパルス信号を受け取った後に、洗濯機の運転を開始さ
せる。

【０００５】そして、洗濯機の運転が開始されると、洗
濯機が運転中であることを表す信号であるビジー信号
が、洗濯機の運転制御部からカードコントローラの制御
部へ与えられる。前記ビジー信号は運転開始から運転終
了までの間継続して与えられるようになっている。カー
ドコントローラの制御部では、前記ビジー信号が与えら
れている間は、スタートキーの操作入力の受付けを禁止
するようになっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如き
従来のカードコントローラでは、前記スタート出力のパ
ルス信号の出力が開始してからビジー信号が制御部に与
えられるまでの間には、前記スタート出力の出力開始か
ら出力完了までの時間に、カードコントローラの制御部
及び洗濯機の運転制御部の夫々のプログラムソフトウェ
アの実行タイミングによって生じる、スタート出力の出
力完了からビジー信号が制御部に与えられるまでの遅れ
時間を加えた時間を要するが、この間は、制御部にビジ
ー信号が与えられていないため、スタートキーの操作が
あると、制御部がスタートキーの操作入力を受付けるの
で利用料金の２重取りが発生する虞があった。

【０００７】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、スタートキーの最初の受付け時からビジー信号
が与えられるまでの間において、スタートキーの再受付
けを禁止することにより、スタートキーの重複操作によ
る利用料金の多重取りの発生を未然に防ぐことを可能と
するカードコントローラを提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明に係るカードコン
トローラは、被制御機器の運転を開始させるための操作
入力を行う操作入力手段と、所定情報を記憶したカード
の記憶情報を前記操作入力手段の操作入力があった場合
に読み取る手段と、該手段によって読み取られた情報が
所定条件を満たす場合に前記被制御機器へその運転開始
のためのスタート信号を出力する手段と、前記スタート
信号の出力完了後に運転を開始する被制御機器から、そ
の運転中であることを表すビジー信号が出力されている
場合に前記操作入力手段の操作入力を無効とする手段と
を備えたカードコントローラにおいて、前記スタート信
号が出力中であるか否かを判別する手段と、前記スター
ト信号の出力完了後の時間を計測する手段と、該手段の
計測結果が所定時間となったか否かを判別する手段と、
前記スタート信号が出力中である場合及び前記スタート
信号の出力完了後の所定時間内は、前記操作入力手段の
操作入力を無効とする手段とを具備することを特徴とす
る。

【０００９】

【作用】本発明にあっては、操作入力手段による最初の
操作入力があった後において、洗濯機の運転制御部から
ビジー信号が出力されている場合の他に、スタート信号
の出力中と、その出力完了からの、少なくともビジー信
号が出力されるまでの時間に相当する所定時間中との場
合は、操作入力手段による次の操作入力があっても、そ
の操作入力が無効とされるようになっているので、最初
の操作入力があった以降は、洗濯機の運転が終了するま
で次の操作入力が無効となる。

【００１０】

【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。以下、業務用の洗濯機を、本発明
に係るカードコントローラの被制御機器とした場合につ
いて説明する。図１は本発明に係るカードコントローラ
の構成を示すブロック図である。

【００１１】図中10はマイクロコンピュータよりなり、
カードコントローラ１の制御を行う制御部である。この
制御部10の入力ポートには、使用できる金額の情報（以
下残額情報という）を記憶した磁気カードよりなるプリ
ペイドカード（図示せず）が、カードコントローラ１の
内部に取り込まれているか否かを検出する、フォトカプ
ラ等で構成されたカード位置センサ11からの検出情報
と、前記プリペイドカードに記憶されている残額情報を
読み取るカードリーダ12からの読み取り情報と、カード
コントローラ１の制御動作を開始させるスタートキー13
からの操作入力情報と、洗濯機２の利用料金を設定する
ための利用料金設定スイッチ14からの利用料金設定情報
と、洗濯機２の運転制御部20から出力される、洗濯機２
が運転中であることを表すビジー信号とが与えられるよ
うになっている。

【００１２】また、制御部10の出力ポートには、前記プ
リペイドカードに記憶された残額情報を表示する表示部
15と、前記プリペイドカードの、カードコントローラ１
の装置内への取り込み及びカードコントローラ１の装置
外への排出を行うカード駆動装置16と、洗濯機２の運転
を開始させるためのスタート信号（以下スタート出力と
いう）を洗濯機２の運転制御部20へ出力するためのイン
タフェイスである出力インタフェイス17と、前記プリペ
イドカードへ残額情報を書き込むカードライタ18とが接
続されている。

【００１３】制御部10では、前記カード位置センサ11，
カードリーダ12，スタートキー13及び利用料金設定スイ
ッチ14から与えられる情報と、洗濯機２の運転制御部20
から与えられるビジー信号とに基づいて所定の情報処理
を行い、その処理結果に基づいて、表示部15へ表示情報
を与え、カード駆動装置16へ駆動信号を与え、出力イン
タフェイス17へ前記スタート信号を与え、カードライタ
18へ残額情報を与えるようになっている。また、洗濯機
２の運転制御部20では、制御部10からの前記スタート出
力の出力が完了すると、洗濯機２の運転を開始させた
後、前記ビジー信号を制御部10へ与えるようになってい
る。

【００１４】次に、以上の如き構成のカードコントロー
ラ１の動作について説明する。図２及び図３はカードコ
ントローラ１の制御処理手順を示すフローチャートであ
る。カードコントローラ１では、動作が開始させられる
と、まず、各種メモリのクリア及び各種フラグのリセッ
ト等の初期化処理を行う（ステップS1) 。

【００１５】次に、プリペイドカードが挿入されたか否
かをカード位置センサ11の検出結果に基づいて判別し
（ステップS2) 、プリペイドカードが挿入されていると
判別された場合は、後述するステップS4へ進む。一方、
プリペイドカードが挿入されていないと判別された場合
は、後述する如き出力フラグが "１”にセットされてい
るか否かを判別（ステップS3) する。

【００１６】ステップS3において出力フラグが "１”に
セットされていると判別された場合は、後述するステッ
プS26 へ進み、一方、ステップS3において出力フラグが
"１”にセットされていないと判別された場合は、ステ
ップS2へ戻って、プリペイドカードの挿入待ちの状態と
なる。

【００１７】また、前記ステップS2において、プリペイ
ドカードが挿入されていると判別された場合は、ステッ
プS4においてカード駆動装置16を動作させ、挿入された
プリペイドカードを取り込む。そして、カードリーダ11
にてそのプリペイドカードに記憶された残額情報を読み
込み（ステップS5) 、第１タイマをスタートさせ（ステ
ップS6) 、ステップS5で読み込んだ残額情報をプリペイ
ドカードの残額情報として表示部15に表示させる（ステ
ップS7) 。

【００１８】そして、スタートキー13が操作されたか否
かを判別し（ステップS8) 、スタートキー13の操作入力
があったと判別された場合は、後述するステップS15 へ
進む。一方、スタートキー13の操作入力がないと判別さ
れた場合は、前記第１タイマのカウント値が10秒を経過
したか否かを判別する（ステップS9) 。

【００１９】ステップS9において第１タイマのカウント
値が10秒を経過したと判別された場合は、後述するステ
ップS11 へ進み、一方、ステップS9において第１タイマ
のカウント値が10秒を経過していないと判別された場合
は、後述する如き出力フラグが "１”にセットされてい
るか否かを判別（ステップS10)する。

【００２０】ステップS10 において出力フラグが "１”
にセットされていると判別された場合は、後述するステ
ップS26 へ進み、一方、ステップS10 において出力フラ
グが"１”にセットされていないと判別された場合は、
ステップS8へ戻って、スタートキー13の操作待ちの状態
となる。

【００２１】また、前記ステップS9において、第１タイ
マのカウント値が10秒を経過したと判別された場合、即
ち、プリペイドカードが挿入されてから10秒経過する間
にスタートキー13が操作されない場合は、ステップS11
においてカード駆動装置16を動作させ、プリペイドカー
ドを排出させる。そして、第１タイマのカウント値をリ
セットし（ステップS12)、表示部15の残額情報の表示を
オフ（消し）し（ステップS13)、前記メモリの記憶情報
をクリアして（ステップS14)、ステップS2に戻り、プリ
ペイドカードの挿入待ちの状態となる。

【００２２】また、前記ステップS8において、スタート
キー13の操作入力があったと判別された場合、即ち、プ
リペイドカードが挿入されてから10秒経過するまでにス
タートキー13が操作された場合は、洗濯機２の運転制御
部20から前記ビジー信号が与えられているか否かを判別
する（ステップS15)。ステップS15 においてビジー信号
が与えられていると判別された場合は、前記ステップS1
1 へ進み、それ以降の処理を実行する。

【００２３】ステップS15 においてビジー信号が与えら
れていないと判別された場合は、出力フラグが "１”に
セットされているか否かを判別する（ステップS16)。ス
テップS16 において出力フラグが "１”にセットされて
いると判別された場合は、後述するステップS21 へ進
む。

【００２４】一方、ステップS16 において出力フラグが
"１”にセットされていないと判別された場合は、ステ
ップS5で読み込んだ残額情報の金額から、利用料金設定
スイッチ14にて予め設定されている設定利用料金を減算
してプリペイドカードの新たな残額情報を求め（ステッ
プS17)、求めた残額情報を表示部15に表示させ、ステッ
プS7にて表示した残額情報を更新表示する（ステップS1
8)。

【００２５】そして、前記設定利用料金を所定の単位金
額（例えば50円) で除算し、その除算結果を、スタート
出力のパルス信号数CNT に設定する（ステップS19)。次
いで、出力フラグを "１”にセットし（ステップS20)、
カードライタ18によりプリペイドカードにステップS17
で求めた残額情報を書き込み（ステップS21)、ステップ
S22 へ進む。

【００２６】前記ステップS21 において残額情報を書き
込んだ後又は前記ステップS16 において出力フラグが "
１”にセットされていないと判別された場合は、ステッ
プS22 においてカード駆動装置16を動作させ、プリペイ
ドカードを排出させる。即ち、最初のスタートキー31の
操作があった後は、プリペイドカードに新たな残額情報
が書き込まれ、そのプリペイドカードは排出されること
となる。そして、第１タイマのカウント値をリセットし
（ステップS23)、表示部６の残額情報の表示をオフ（消
し）し（ステップS24)、前記メモリの記憶情報をクリア
して（ステップS25)、ステップS26 へ進む。

【００２７】ステップS26 においては、ステップS19 で
設定されたパルス信号数CNT が "０”であるか否かを判
別する。ステップS26 においてパルス信号数CNT が "
０”であると判別された場合は、後述するステップS39
へ進み、一方、ステップS26 においてパルス信号数CNT
が "０”ではないと判別された場合は、ステップS27 に
おいて、後述するオフフラグが "１”であるか否かを判
別する。

【００２８】ステップS27 においてオフフラグが "１”
であると判別された場合は、後述するステップS34 へ進
み、一方、ステップS27 においてオフフラグが "１”で
はないと判別された場合は、スタート出力をオンし（ス
テップS28)、第３タイマをスタートさせる（ステップS2
9)。以降、後述するような手順で、30(msec)間オンし、
200(msec) 間オフするパルス信号が、設定されたパルス
信号数CNT だけスタート出力として洗濯機２の運転制御
部20へ出力されることなる。

【００２９】そして、第３タイマのスタート開始後、第
３タイマのカウント値が30(msec)を経過したか否かを判
別する（ステップS30)。ステップS30 において第３タイ
マのカウント値が30(msec)を経過していないと判別され
た場合は、ステップS2に戻り、ステップS2,S3,S26 〜S3
0 の処理を繰り返し、30(msec)が経過するのを待つ状態
となる。

【００３０】一方、ステップS30 において第３タイマの
カウント値が30(msec)を経過したと判別された場合は、
スタート出力をオフとし（ステップS31)、第３タイマを
リセットし（ステップS32)、オフフラグを "１”にセッ
トして（ステップS33)、ステップS2に戻り、ステップS
2,S3,S26,S27 の処理を繰り返し、S27 の判別により、
ステップS34 へ進む。

【００３１】ステップS34 では、第４タイマをスタート
させる。そして、第４タイマのスタート開始後、第４タ
イマのカウント値が200(msec) を経過したか否かを判別
する（ステップS35)。ステップS35 において第４タイマ
のカウント値が200(msec) を経過していないと判別され
た場合は、スタート出力の１パルスの出力が完了してい
ない場合であるので、ステップS2に戻り、ステップS2,S
3,S26,S27,S34,S35 の処理を繰り返し、200(msec) が経
過するのを待つ状態となる。

【００３２】一方、ステップS35 において第４タイマの
カウント値が200(msec) を経過したと判別された場合
は、スタート出力の１パルスの出力が完了した場合であ
るので、第４タイマをリセットし（ステップS36)、オフ
フラグを "０”にリセットし（ステップS37)、パルス信
号数CNT の値を "１”だけ減じて（ステップS38)、ステ
ップS2に戻り、パルス信号数CNT の値が "０”になるま
でステップS2,S3,S26 〜S38 の処理を繰り返す。このよ
うにスタート出力がオン，オフすることによって、前記
スタート出力は、30(msec)間オンと、200(msec) 間オフ
とを繰り返すパルス信号になる。

【００３３】そして、パルス信号数CNT の値が "０”に
なる（スタート出力の出力が完了する）と、ステップS2
6 の判別により、ステップS39 へ進む。ステップS39 で
は、第２タイマをスタートさせる。そして、第２タイマ
のスタート開始後、第２タイマのカウント値が２(sec)
を経過したか否かを判別する（ステップS40)。ステップ
S40 において第２タイマのカウント値が２(sec) を経過
していないと判別された場合は、ステップS2に戻り、ス
テップS2,S3,S26,S39,S40 の処理を繰り返し、２(sec)
が経過するのを待つ状態となる。

【００３４】一方、ステップS40 において第２タイマの
カウント値が２(sec) を経過したと判別された場合は、
第２タイマをリセットし（ステップS41)、出力フラグを
"０”にリセットして（ステップS42)、ステップS2に戻
り、プリペイドカードの挿入待ち状態となる。

【００３５】次に、前述の如きカードコントローラ１の
動作のタイミングについて説明する。図４(a) 〜(f) は
カードコントローラ１の動作タイミングを示すタイミン
グチャートであり、図４(a) はスタートキー13の操作状
態（オン，オフ）、図４(b)はスタート出力の状態（オ
ン，オフ）、図４(c) は出力フラグの状態（ "１”，"
０”）、図４(d) は洗濯機２の運転状態（運転，停
止）、図４(e) はビジー信号の状態（オン，オフ）、図
４(f) はスタートキー13の受付状態（禁止，受付）を示
している。

【００３６】図４(a) に示される如くスタートキー13が
操作（オン）されると、図４(b) に示される如くスター
ト出力が出力される。このスタート出力の出力開始と同
時に図４(c) に示される如く出力フラグが "１”にセッ
トされ、出力フラグのセット状態は、スタート出力の出
力完了後も２秒間継続される。また、図４(d) に示され
る如く洗濯機２はスタート出力の完了後に運転を開始
し、洗濯機２の運転により、図４(e) に示される如く運
転制御部20からビジー信号が出力される。

【００３７】このビジー信号の出力は、運転制御部20に
おけるプログラム実行タイミングによって、スタート出
力の出力完了時から、例えば最大１秒遅れる。スタート
キー13の再操作の受付けは、スタート出力の出力開始と
同時に出力フラグが "１”にセットされるため、スター
ト出力の出力開始と同時に禁止される。そして、スター
ト出力の出力完了後は、その完了時から２秒間だけ出力
フラグのセット状態が継続するので、スタート出力の出
力完了時からビジー信号の出力開始までの間（最大１秒
間）もスタートキー13の再操作の受付けが禁止される。
また、スタート出力の出力完了時から２秒間の経過によ
り、出力フラグが "０”にリセットされた後は、ビジー
信号が既に出力されているため、スタートキー13の再操
作の受付けは、ビジー信号の出力終了（洗濯機２の停
止）まで禁止される。

【００３８】このように、前述のカードコントローラに
おいては、スタートキー13の最初の操作があった後は、
プリペイドカードが排出されていると共に、洗濯機２の
運転が終了するまで、スタートキー13の再操作を受付け
ないため、スタートキー13の再操作による利用料金の２
重取りを防ぐことができる。

【００３９】なお、本実施例においては、カードコント
ローラの被制御機器を洗濯機とした場合について説明し
たが、本発明のカードコントローラはこれに限らず、洗
濯機以外の種々の被制御機器にも適用することが可能で
ある。

【００４０】

【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係るカード
コントローラでは、最初の操作入力があった後におい
て、洗濯機の運転制御部からビジー信号が出力されてい
る場合の他に、スタート信号の出力中と、その出力完了
からの、少なくともビジー信号が出力されるまでの時間
に相当する所定時間中との場合は、操作入力手段による
次の操作入力があっても、その操作入力が無効とされる
ようになっており、最初の操作入力があった以降は、洗
濯機の運転が終了するまで次の操作入力が無効となるた
め、操作入力手段の重複操作による洗濯機の利用料金の
多重取りの発生を未然に防ぐことができる等、本発明は
優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るカードコントローラの構成を示す
ブロック図である。

【図２】カードコントローラの制御処理手順を示すフロ
ーチャートである。

【図３】カードコントローラの制御処理手順を示すフロ
ーチャートである。

【図４】カードコントローラの動作タイミングを示すタ
イミングチャートである。

【符号の説明】

１ カードコントローラ ２ 洗濯機 10 制御部 12 カードリーダ 13 スタートキー 20 運転制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被制御機器の運転を開始させるための操
   作入力を行う操作入力手段と、所定情報を記憶したカー
   ドの記憶情報を前記操作入力手段の操作入力があった場
   合に読み取る手段と、該手段によって読み取られた情報
   が所定条件を満たす場合に前記被制御機器へその運転開
   始のためのスタート信号を出力する手段と、前記スター
   ト信号の出力完了後に運転を開始する被制御機器から、
   その運転中であることを表すビジー信号が出力されてい
   る場合に前記操作入力手段の操作入力を無効とする手段
   とを備えたカードコントローラにおいて、 前記スタート信号が出力中であるか否かを判別する手段
   と、 前記スタート信号の出力完了後の時間を計測する手段
   と、 該手段の計測結果が所定時間となったか否かを判別する
   手段と、 前記スタート信号が出力中である場合及び前記スタート
   信号の出力完了後の所定時間内は、前記操作入力手段の
   操作入力を無効とする手段とを具備することを特徴とす
   るカードコントローラ。