JPH0523356Y2 - - Google Patents

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JPH0523356Y2
JPH0523356Y2 JP13340787U JP13340787U JPH0523356Y2 JP H0523356 Y2 JPH0523356 Y2 JP H0523356Y2 JP 13340787 U JP13340787 U JP 13340787U JP 13340787 U JP13340787 U JP 13340787U JP H0523356 Y2 JPH0523356 Y2 JP H0523356Y2
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plate
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binding rod
rocking
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は綴り具、詳しくは幅方向一側に起立す
る第1側板をもつた基板と、該基板に対し傾倒可
能に支持される揺動板と、この揺動板に取付ける
筒状第1綴杆と、該第1綴杆に挿入可能な第2綴
杆をもつた押え体及びこの押え体を前記第1側板
の内側位置でロツクするロツク体とから成る綴り
具に関する。
(従来の技術) 従来、この種の綴り具は、前記基板、第1側
板、第1綴杆、第2綴杆、揺動板及びロツク体な
どの部品を金属部材により形成すると共に、前記
第1側板の起立高さと同じ高さとした揺動板を基
板に枢支ピンを介して傾倒可能に支持すべく構成
している。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記した従来の綴り具にあつては、
該綴り具の構成部品を金属部材により形成してい
るため、綴り具に綴り込んだ紙片が不要になつ
て、紙片を綴り具に綴り込んだ状態のまゝ焼却処
理を行なう場合、金属製の綴り具が焼却されずに
嵩高に残つてしまうことから、フアイルごとの焼
却処理には適さず、このため、綴り具から紙片を
わざわざ取外して該紙片を焼却処理する必要があ
り、その作業が面倒となる問題を有していた。
以上の問題に対し、前記綴り具を合成樹脂で形
成して、該綴り具の焼却を可能とすることによ
り、前記焼却処理を可能ならしめることが考えら
れるのであるが、このように合成樹脂製の綴り具
とした場合、前記第1綴杆をもつ揺動板の高さが
前記第1側板の起立高さと同寸で、基板に直接傾
倒可能に支持する構成となつているため、つま
り、揺動板の傾倒支点から該揺動板の遊端部まで
の間隔が非常に長くなつているため、前記揺動板
に外力がかゝつたとき、合成樹脂から成る揺動板
では簡単に撓んで綴り具が変形し、この変形に伴
つて押え体とロツク体との係合が離脱するなどの
不具合が生じる問題があり、また前記揺動板の傾
倒支点が前記第1綴杆の基部から遠く離れて位置
するため、前記押え体が第1側板に対して描く軌
跡は、第1側板の内面から直ちに揺動板側へ離れ
る円弧軌跡となるので、前記押え体の第1側板に
おける内方位置付近での第1側板との引掛かりを
広い揺動範囲で保つことができず、これにより前
記押え体の第1側板に対する仮止め効果が充分得
られない問題も生じるのであつた。
本考案の目的は、紙片を綴り具に綴り込んだ
まゝフアイルごと焼却処理を行なうことができな
がら、しかも、外力に対する揺動板の撓みを少な
く抑えることができ、かつ、押え体の第1側板に
対する引掛かりによる仮止め効果を良好にできる
綴り具を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、幅方向一側に起立する第1側板2を
もつた基板1と、該基板1に対し傾倒可能に支持
される揺動板5と、この揺動板5に取付ける筒状
第1綴杆4と、該第1綴杆4に挿入可能な第2綴
杆8をもつた押え体7及びこの押え体7を前記第
1側体2の内側位置でロツクするロツク体6とか
ら成る綴り具であつて、前記基板1の幅方向他側
に、前記第1側板2と対向し、該第1側板2より
起立高さの低い第2側板3を起立して、この第2
側板3の起立方向先端縁部に、前記第1綴杆4を
もつた揺動板5を傾倒可能に支持すると共に、前
記基板1、各側板2,3、第1綴杆4、揺動板5
及びロツク体6を合成樹脂により一体的に形成し
たことを特徴とするものである。
(作用) 上記構成により紙片を綴り具に綴り込んだまゝ
フアイルごと燃やして焼却処理を行なえるのであ
り、また、前記揺動板5を前記基板1に第1側板
2より起立高さの低い第2側板3を介して傾倒可
能に支持したので、該揺動板5の高さを前記第2
側板3の高さ分だけ短かくできるので、外力に対
する揺動板5の撓みを少なく抑え得るのであり、
その上、揺動板5の傾倒支点が前記第1綴杆4の
基部近くに位置するので、前記押え体7の第1側
板2に対して描く揺動軌跡が第1側板2の内面か
ら直ちに第2側板3側へ離れない円弧軌跡とな
り、これにより前記押え体7の第1側板2におけ
る内方位置付近での第1側板2との引掛かり状態
を広い揺動範囲で保たせ、この引掛かりによる前
記押え体7の第1側板2に対する仮止めを良好に
行なわせ得るのである。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図において、1はフアイルなどの表紙Aに固定
する基板で、該基板1の幅方向同一側には、第1
側板2を起立し、他側には前記第1側板2と対向
し、該第1側板2より起立高さの低い第2側板2
を起立し、かつ、この第2側板2の起立方向先端
部に、筒状の第1綴杆4を一体的に突設した揺動
板5を前記基板1に対し傾倒可能に支持してい
る。
又6は前記第1側板2の下端部中央に揺動可能
に支持される係止部61をもつたロツク体で、後
記する押え体7を前記第1側板2の内側位置でロ
ツクするものである。
しかして、前記基板1、各側板2,3、第1綴
杆4,揺動板5及びロツク体6を燃焼し易いポリ
プロピレンなどの合成樹脂により一体的に形成す
るのである。
この場合、前記揺動板5と第2側板3の先端縁
部との接続部を第1図の如く薄肉にしてヒンジ部
51を形成し、このヒンジ部51により揺動板5
を基板1に対し傾倒可能に支持するのである。
又7は前記第1綴杆4に挿入可能とした第2綴
杆8をもち、かつ、前記ロツク体6の係止部61
と係合する係合部6を備えたABS樹脂などの合
成樹脂から成る押え体であつて、前記第2綴杆8
の第1綴杆4への挿入により前記押え体7を第1
側板2の内側に進入する如く成している。
尚、前記第2綴杆8は押え体7と共に合成樹脂
により一体形成して焼却可能と成すのが好ましい
が、強度とコスト面から第2綴杆8として金属棒
を用い、該金属棒の一端を押え体7にインサート
成形により固定してもよい。
このように第2綴杆8として金属棒を用いる場
合、該第2綴杆8については焼却ができないの
で、揺動板5の第1綴杆4から押え体7と共に取
外して焼却せずに廃棄するか、又は、該第2綴杆
8は棒状で嵩張ることがないので、焼却処理した
後に焼却されずに残つた第2綴杆8を廃棄すれば
よいのである。
又、図に示す実施例では、前記押え体7とロツ
ク体6との係合構造として、第3図及び第4図に
示す如く、前記第1側板2の長さ方向中間部上端
に、切欠部21を形成する一方、前記押え体7の
長さ方向中間部上端に前記切欠部21に符合する
切欠凹部71を形成し、かつ、該切欠凹部の底面
を傾斜させて前記ロツク体6との係合部72を形
成し、かつ、前記ロツク体6に設ける係止部61
を前記切欠部21に挿通可能な鉤形状とし、該係
止部61を押え体7の係合部72に係合させて、
このロツク体6により前記押え体7を前記第1側
板2の内側位置にロツクすべく成している。
又、前記押え体7には、前記第1側板2との対
向面側上縁部及び側縁部を外側方に突出して前記
第1側板2の上面及び側面に対する当たり片73
を形成する一方、前記押え体7の下端から前記第
2綴杆8と平行状に延びる紙片の受部74を形成
している。
又、図中9は前記ロツク体6を前記押え体7側
に付勢し、前記ロツク体6の外力による不用意な
押え体7からの外れを防止するトーシヨンばね
で、該ばね9は側面視略L字形を呈する一対の折
曲部9a,9aと、その一端側を連結部9bによ
り連結して成り、前記折曲部9a,9aを前記基
板1の底面に形成する凹溝1a,1a内に嵌込む
と共に前記連結部9bをロツク体6の外面に設け
た係合突起62に係合し、かつ、前記折曲部9
a,9aの他方側を第2係合体3の外面に係合さ
せている。尚、このトーシヨンばね9はロツク体
6による押え体7のロツクを補助するためのもの
であるので、特に設けなくともよい。
本考案は以上の如く構成するもので、紙片等の
綴り込み及び取外しに際しては、前記ロツク体6
を第3図仮想線で示す如く矢印X方向に押圧し
て、該ロツク体6と押え体7との係合を外し、揺
動板5をヒンジ部51を介して第1図に示す如く
基板1に対し傾倒させる。次に押え体7の第2綴
杆8を第1綴杆4から引抜いて、その係合関係を
解除し、斯かる状態で前記第1綴杆4に紙片等の
綴込み或いは取外しを行なうのである。そして、
前記押え体7の第2綴杆8を前記第1綴杆4に挿
入すると共に、前記揺動板5のヒンジ部51を支
点とする揺動により、前記押え体7を前記第1側
板2の内側位置に揺動位置させ、然る後、前記ロ
ツク体6の係止部61を前記押え体7の係合部7
1に係合させることにより、前記押え体7を係止
して前記第1綴杆4による紙片等の係綴込状態を
維持するのである。
また、綴り具における基板1、各側板2,3、
第1綴杆4、揺動板5及びロツク体6などを合成
樹脂により形成したので、綴り具に綴り込んだ紙
片が不要になり、かつ、フアイル自体も要らなく
なつた場合には、紙片を綴り具に綴り込んだ状態
のまゝフアイルごと燃やして焼却処理を行なうこ
とができるのである。
しかも、前記した如く綴り具を合成樹脂により
一体的に形成する場合、基板1に第1側板2より
起立高さの低い第2側板3を起立して、この第2
側板3の起立方向先端縁部に、第1綴杆4をもつ
た揺動板5をヒンジ部51を介して傾倒可能に支
持したから、従来のように揺動板を基板に直接枢
支ピンを介して傾倒可能に支持するものに比べ
て、前記揺動板5の高さを前記第2側板3の高さ
だけ短かくでき、これにより前記揺動板5に外力
がかゝつても、該揺動板5の第2図矢印Y方向へ
の撓みが生じにくゝ、綴り具の変形を少なく抑え
て、該変形に伴なう押え体7とロツク体6との係
合離脱などを防止できるのであり、その上、前記
揺動板5の傾倒支点、つまりヒンジ部51を前記
第1綴杆4の基部近くに位置させるので、前記押
え体7が第1側板2に対して描く揺動軌跡は第1
側板2の内面から直ちに第2側板3側へ離れない
円弧軌跡となり、これにより前記押え体7の第1
側板2における内方位置付近での第1側板2との
引掛り状態を広い揺動範囲で保つことができ、こ
の引掛かりにより前記押え体7の第1側板2に対
する仮止め効果を良好にできるのである。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、幅方向一側に起立する第
1側板2をもつた基板1の幅方向他側に、前記第
1側板2と対向し、該第1側板2より起立高さの
低い第2側板3を起立して、この第2側板3の起
立方向先端縁部に、前記第1綴杆4をもつた揺動
板5を傾倒可能に支持すると共に、前記基板1、
各側板2,3、第2綴杆8、揺動板5及び前記第
1綴杆4に挿入可能な第2綴杆8をもつた押え体
7を前記第1側板2にロツクするロツク体6を合
成樹脂により一体的に形成したものであるから、
綴り具に綴り込んだ紙片が不要になり、かつ、フ
アイル自体も要らなくなつた場合に、前記綴り具
をフアイル及び紙片と共に燃やして焼却処理を行
なうことができながら、しかも、前記基板1、各
側板2,3、第1綴杆4、揺動板5及びロツク体
6を合成樹脂により一体的に形成するに際し、基
板1に、第1側板2より起立高さの低い第2側板
3を起立して、該第2側板3の起立方向先端部に
起立高さの低い揺動板5を傾倒可能に支持するこ
とにより、揺動板5を前記基板1に直接傾倒可能
に支持する場合に比べて外力に対する揺動板5の
撓みを少なく抑えることができると共に、前記押
え体7を第1側板2の内側位置に位置させたと
き、該押え体7の第1側板2への引掛かりによる
仮止め効果を良好に行なうことができるのであ
る。その上、部品点数を少なくして、コスト安価
に提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る綴り具の解放状態を示す
側面図、第2図は同じく綴り込み状態を示す側面
図、第3図は同じく縦断側面図、第4図は同じく
斜視図、第5図は同じく正面図、第6図は押え体
の斜視図である。 1……基板、2……第1側板、3……第2側
板、4……第1綴杆、5……揺動板、6……ロツ
ク体、7……押え体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幅方向一側に起立する第1側板2をもつた基板
    1と、該基板1に対し傾倒可能に支持される揺動
    板5と、この揺動板5に取付ける筒状第1綴杆4
    と、該第1綴杆4に挿入可能な第2綴杆8をもつ
    た押え体7及びこの押え体7を前記第1側板2の
    内側位置でロツクするロツク体6とから成る綴り
    具であつて、前記基板1の幅方向他側に、前記第
    1側板2と対向し、該第1側板2より起立高さの
    低い第2側板3を起立して、この第2側板3の起
    立方向先端縁部に、前記第1綴杆4をもつた揺動
    板5を傾倒可能に支持すると共に、前記基板1、
    各側板2,3、第1綴杆4、揺動板5及びロツク
    体6を合成樹脂により一体的に形成したことを特
    徴とする綴り具。
JP13340787U 1987-09-01 1987-09-01 Expired - Lifetime JPH0523356Y2 (ja)

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