JPH0523316A - フレクシブルバードケージコイル - Google Patents

フレクシブルバードケージコイル

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JPH0523316A
JPH0523316A JP3178148A JP17814891A JPH0523316A JP H0523316 A JPH0523316 A JP H0523316A JP 3178148 A JP3178148 A JP 3178148A JP 17814891 A JP17814891 A JP 17814891A JP H0523316 A JPH0523316 A JP H0523316A
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flexible
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birdcage coil
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、MRI検査時に、検査部位ごとに異
なるコイルを用意する不経済をなくし、しかもどのよう
な体型の被検者に対しても良好なS/N比を得ることが
できるバードケージコイルを提供することを目的とす
る。 【構成】本発明は、ループを形成する接点をループの径
を変えながら自由に変形できる可撓性の導体ループであ
って同一軸上で相対向する少なくとも2個の導体ループ
を複数本の導体棒で接続した本体コイルと、表面コイル
形状の外部接続用コイルを組合せて鳥籠状としたフレク
シブルバードケージコイルを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MRI装置で使用され
るRFコイルとしてのバードケージコイルに係り、特に
可撓性で、1つのコイルで被検者の各検査部位に最適状
態で適用することができるフレクシブルバードケージコ
イルに関する。
【0002】
【従来の技術】MRI(磁気共鳴イメージング)装置
は、静磁場を発生する円筒形磁石の中に被検者を載せた
寝台を挿入し、RF(高周波)コイルから回転磁場を与
えて被験者の診断部位からLarmorの周波数に対応するM
R信号を発生させる。そしてこの際傾斜磁場コイルによ
って傾斜磁場を付加し、MR(磁気共鳴)信号に位置情
報を加えながら、同じくRFコイル(受信用コイルが送
信用コイルと一体のシングルコイル方式と、送信用コイ
ルとは別のクロスコイル方式がある)でこのMR信号を
受信する。こうして、磁気共鳴を利用して被験者の診断
部位における特定原子核のスピン密度およびその緩和時
定数の少なくとも一方の反映された画像情報を提供す
る。
【0003】RFコイルの種類としては、サドル形、ソ
レノイド形、ヘルムホルツ形、表面コイル形、バードケ
ージ形等があり、適用する部位、共鳴周波数および被検
者の体軸と静磁場の方向によって使い分けている。
【0004】このうちバードケージコイルは、図5に示
すように、RFコイル1として2つの相対向するループ
体2a,2bを所定の容量Cを有する複数の導体棒3で
接続し、さらに同じく所定の容量を有するへら形の表面
コイル4を1対の隣合う線体3の間に組み合わせて外部
RF系と接続し、送信および受信を行なっている。
【0005】送信RFパルスはRF電力増幅器により増
幅された後RFコイルに送られる。受信されたMR信号
は、前置増幅器により強められた後受信器に送られる。
そして、ここでSIN成分とCOS成分に分けられた
(位相検波された)後、ディジタル化(A/D変換)さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バードケー
ジコイルは、上述のように所定の容量の下に寸法・形状
が定まったものを使用していたため、頭部、腹部、四肢
用など被検者の検査部位に合せて寸法・形状の異なる複
数のコイルが必要となり、コスト高を招いていた。ま
た、たとえ検査部位に合せたコイルを使用しても、被検
者の体型に合わず、コイルが検査部位に比して大きすぎ
る場合はS/N比が悪化する。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、検査部位ごとに異なるコイルを用意する不経済をな
くし、しかもどのような体型の被検者に対しても良好な
S/N比を得ることができるバードケージコイルを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ループ上に設けられた複数の接点のうち2
つを接続することによりループの径を変えながら自由に
変形できる可撓性の導体ループであって同一軸上で相対
向する少なくとも2個の導体ループを複数本の導体棒で
接続したフレクシブルバードケージコイルを提供する。
【0009】
【作用】本発明のフレクシブルバードケージコイルは、
導体ループが可撓性であることから周方向に可撓性(フ
レクシビリティー)を有するため、被検者の検査部位の
径に応じて受信用コイルの周方向の寸法を縮めたり伸し
たりしながら適用(巻き付け)することができる。した
がって、径の異なる各検査部位に対して1個ないしごく
少ない個数のコイルで対応することができ、検査部位の
数だけコイルを備える必要はない。また体型の異なる各
被検者の各検査部位に対して最適な径で適用できること
から、S/N比の悪化を防ぎ、またコイル径が狭すぎる
場合の被検者の違和感もなくすことができる。
【0010】
【実施例】以下図1ないし図4を参照して本発明の実施
例を説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係るフレクシ
ブルバードケージコイル10の斜視図であり、また図2
はこのフレクシブルバードケージコイル10の本体を平
面的に展開した図である。
【0012】フレクシブルバードケージコイル10は、
本体コイル11として、2個の可撓性の導体ループ12
a,12bと複数本の導体棒13(ともに導体)を備
え、他方外部接続用コイルとしてへら状の表面コイル1
4を、導体ループ12a,12bを線状に引き延ばした
ときの一方の端部A,A´側(最左端)の導体棒13a
とこの隣の導体棒13の間に位置させる。本体コイル1
1は展開した状態において、いわゆるラダーコイルの形
状をなすが、この受信用コイル11と送信用コイル14
は、導体ループ12a、12bを丸めて組み立てると鳥
籠状(すなわちバードケージコイル)になる。
【0013】ここで、A,A´側端部の導体棒13aと
残りの導体棒13はともに同じ長さであるが、導体棒1
3aは、可変容量CT を備えるのに対して、残りの導体
棒13は所定の固定された容量Cを有するとみなせる。
また外部接続用コイル14も可変容量CM を具備する。
【0014】本実施例においては、本体コイル11と外
部接続用コイル14の組合せ体は、全体を可撓性のビニ
ール布15で覆われる。こうすると導体ループ12a,
12bと導体棒13の骨組だけからなる場合に比べ、導
体ループの径の調節がし易くなり、コイルに接する被検
者に違和感を与えずに済む。そして、導体ループ12
a,12bは、ループ状に丸める際、一方の端部A,A
´がもう一方の端部C,C´に限らず、この導体ループ
12a,12bのどの箇所、例えば接点B,B´とも接
続して口径を自由に変えられる。ただし接点B,B´
は、端部A,A´からそれぞれ同一本の導体棒13を隔
てた位置にあるものを指す。なおビニール布は可撓性の
ものならば、他の部材によって代替することができる。
【0015】本実施例においては、所定の容量Cを有す
る各導体棒12(等長)は等間隔で配置され、図2の等
価回路図である図3に示すように、隣合う2本の導体棒
13で仕切られた導体ループ12a,12bの各部位
は、それぞれL/2のインダクタンスを有するとみなす
ことができる。そこで、1本の導体棒13とこれに連な
るそれぞれL/2のインダクタンスを有する導体ループ
12a,12bの部位を合せて一つのエレメントとみな
すと、各エレメントのインダクタンスは合計でLとなる
が、導体棒13の容量をC、その数をNとすると、
【0016】
【数2】
【0017】(ωは受信するMR信号の角周波数)がほ
ぼ達成される平均値に固定しておく。
【0018】本実施例のフレクシブルバードケージコイ
ル10は、検査部位および被検者の体型に合せて、最適
な口径となるように、導体ループ端部A,A´の接続場
所を変えるため、受信に係るエレメント数は変化するわ
けであるが、これに伴う負荷の変化(Q値が低下し、セ
ンタ周波数も変わる)は、A,A´側端部導体棒13a
の可変容量CT を調節することにより、センタ周波数を
元に戻すことができる。
【0019】また受信用コイル11との相互カップリン
グによる送信用コイル14のインピーダンスの変化は、
送信用コイル14の可変容量CM を調節することによ
り、一定値に保つことができる。なお、これらの可変容
量CT とCM は、それぞれ自動的に調整することができ
が、半固定方式としてもよい。
【0020】図4は、導体ループ12a,12bの端部
A−A´と導体ループ上の接点B,B´の接続部の拡大
図である。すなわち、ビニール布15の端部でコネクタ
プラグ16aの導体部17に接続される導体ループ12
a、12bの端部A,A´と、ビニール布15の中途で
コネクタレセプタクル16bの導体部17に接続される
導体ループ接点B,B´は、コネクタプラグ16aがコ
ネクタレセプタクル16bに嵌め合されることにより互
いに接続される。このコネクタプラグ16aは本体コイ
ル11を覆うビニール布15上の各接点(C,C′等)
のコネクタレセプタクルに接触可能なため、被検者への
フレクシブルバードケージコイル10の脱着が容易にな
る。
【0021】本実施例に係るフレクシブルバードケージ
コイル10は、可撓性の導体ループ12a,12bを採
用したおかげで、検査部位を特定することなく、どの検
査部位に適用できる。したがって、コイルを検査部位ご
とに揃える煩わしさ・不経済を免れることができ、しか
も検査部位に最適な径で適用できることから、径が広す
ぎる場合のS/N比の悪化、径が狭すぎる場合の被検者
の違和感をなくすことができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフレクシ
ブルバードケージコイルは、コイルの周方向の寸法を縮
めたり伸したりしながら、1個でどの被検者のどの検査
部位にも最適径で適用(巻き付け)することができる。
したがって、検査部位ごどに径の異なるコイルを備えて
おく不経済をなくすことができる。最適な径で適用でき
ることから、S/N比の悪化や被検者の違和感もなくす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフレクシブルバードケ
ージコイルの斜視図。
【図2】上記フレクシブルバードケージコイルの展開
図。
【図3】図2の等価回路図。
【図4】上記フレクシブルバードケージコイルのループ
接続部の拡大図。
【図5】従来のバードケージコイルの斜視図。
【符号の説明】 11 本体コイル 12a,12b 導体ループ 13 導体棒 14 外部接続用コイル 15 ビニール布 16a コネクタプラグ 16b コネクタレセプタクル 17 コネクタの導体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 7/20 C 7135−5E 7621−2J G01R 33/22 N

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ上に設けられた複数の接点のうち
    2つを接続することによりループの径を変えながら自由
    に変形できる可撓性の導体ループであって同一軸上で相
    対向する少なくとも2個の導体ループを複数本の導体棒
    で接続したフレクシブルバードケージコイル。
  2. 【請求項2】 前記導体棒の少なくとも1本は可変容量
    を具備する請求項1記載のフレクシブルバードケージコ
    イル。
  3. 【請求項3】前記導体棒は、可変容量を有するものを除
    き、 【数1】 (ωはMR信号の角周波数、Nは各導体棒とこれに接続
    する導体ループの一部を1つのエレメントとした場合の
    エレメントの数、Lは各エレメント共通のインダクタン
    ス)で表される固定容量Cを有する請求項2記載のフレ
    クシブルバードケージコイル。
  4. 【請求項4】 前記フレクシブルバードケージコイルは
    さらに表面コイルを組合せて有する請求項1記載のフレ
    クシブルバードケージコイル。
  5. 【請求項5】 前記表面コイルは可変容量を有する請求
    項4記載のフレクシブルバードケージコイル。
  6. 【請求項6】 前記フレクシブルバードケージコイルの
    全体がビニール布で被覆される請求項1ないし5のいず
    れか一項記載のフレクシブルバードケージコイル。
  7. 【請求項7】 前記導体ループは各エレメントに有して
    これら接点と導体ループの端部がビニール布から露出
    し、さらに前記フレクシブルバードケージコイルは前記
    導体ループ端部と各接点をループ径を変えながら電気的
    に接続させるコネクタを有する請求項6記載のフレクシ
    ブルバードケージコイル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006136388A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc バードケージコイル
JP2008119214A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置およびrf照射コイル
CN105891750A (zh) * 2016-06-30 2016-08-24 黑龙江科技大学 一种高场mri鸟笼线圈

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