JPH05233064A - エンコーダ装置 - Google Patents

エンコーダ装置

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JPH05233064A
JPH05233064A JP7015892A JP7015892A JPH05233064A JP H05233064 A JPH05233064 A JP H05233064A JP 7015892 A JP7015892 A JP 7015892A JP 7015892 A JP7015892 A JP 7015892A JP H05233064 A JPH05233064 A JP H05233064A
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Hiroaki Mizumoto
博朗 水本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長時間のバックアップを可能にし、バックアッ
プ時に信号源が急速に動いたときはセンサー部の応答性
を高めることができるエンコーダ装置を提供する。 【構成】電源電圧が一定値以上になっている場合に主電
源電圧が供給される第1のセンサー部13と、電源電圧
が一定値以下になった場合にバックアップ電源32から
バックアップ電圧が供給される第2のセンサー部14
と、電源電圧を監視して第1、第2のセンサー部への供
給電源電圧を切り換える電圧感応型電源切換手段20と
を具備する。信号源12の移動速度が一定値以上になっ
たかどうかで第1のセンサー部13に主電源電圧を供給
し、または第2のセンサー部14にバックアップ電圧を
供給する速度感応型電源切換手段21を設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンコーダ装置に関
し、特にアブソリュートエンコーダのバックアップ電源
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】検出対象の絶対位置を検出するアブソリ
ュートエンコーダでは、本来の使用状態ではない例えば
運搬時などでも常時検出対象の動きを検出するようにし
ておく必要がある。そこで、本来の使用状態ではない場
合はセンサー部にバックアップ電源から電源を供給し、
常時検出対象の位置を検出するようにしている。図5は
このような従来の磁気式エンコーダ装置の例を示す。
【0003】図5において、モータ等の回転軸に結合さ
れる回転軸11には、信号源としての磁気ドラム12が
一体に設けられている。磁気ドラム12は周方向に一定
間隔で異極着磁されることにより複数の記録が施されて
いる。磁気ドラム12の周面に対向して磁気センサーで
ある磁気抵抗素子(以下「MR素子」という)65が配
置され、磁気ドラム12の磁極を検出するようになって
いる。MR素子65からは2相の検出信号Va,Vbが
出力され、この検出信号Va,Vbは波形整形回路66
で波形整形されて矩形波信号A1,B1とされる。波形
整形回路66はコンパレータで構成することができる。
MR素子65と波形整形回路66によってセンサー部6
4が構成されている。波形整形回路66からの矩形波信
号A1,B1は、ゲートアレイ67を経てその出力信号
A2,B2が信号伝送装置であるラインドライバ28に
入力されると共に、ゲートアレイ67内のカウンタ68
でカウントされてアブソリュート信号Abとして出力さ
れ、ラインドライバ28に入力される。ラインドライバ
28の出力信号はケーブルを介して上位装置に入力さ
れ、位置制御、速度制御、その他各種制御等に供され
る。
【0004】上記センサー部64、ゲートアレイ67、
ラインドライバ28には、次に述べるような電源回路か
ら電源が供給される。電源作成回路31は商用交流電源
30からたとえば5V程度の直流電源を作り、これを主
電源ラインを経て上記ラインドライバ28に供給する。
また、本来の使用状態では、上記電源作成回路31で作
成された直流電源を主電源として、上記主電源ラインと
ダイオード34を経てセンサー部64とゲートアレイ6
7に供給する。本来の使用状態以外の例えば運搬時など
に磁気ドラム12の絶対位置を常時検出するために、上
位装置に設けたバックアップ電源32からダイオード3
3とバックアップ電源ラインを経て上記センサー部64
とゲートアレイ67に電源を供給する。ダイオード33
はバックアップ電源32への主電源の流入防止用であ
る。主電源ラインとバックアップ電源ラインとの間に接
続された上記ダイオード34は、バックアップ電源32
のラインドライバ28への流入防止用である。
【0005】本来の使用状態では、上記のように主電源
電圧が主電源ラインを介し、さらにダイオード34を介
してセンサー部65、ゲートアレイ67、ラインドライ
バ28に供給される。本来の使用状態以外の例えば運搬
中であって商用交流電源32を使用することができない
場合とか、商用交流電源30が停電した場合など、主電
源電圧が一定値以下(図5の例ではバックアップ電源電
圧以下)になると、バックアップ電源32からセンサー
部64とゲートアレイ67に電源が供給されて磁気ドラ
ム12の回転位置検出が継続して行われ、磁気ドラム1
2の絶対位置が検出される。バックアップ時はダイオー
ド34によってラインドライバ28へのバックアップ電
源32の供給が阻止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エンコーダ装置でバッ
クアップを必要とする状況は様々であることを考える
と、できるだけ長時間にわたってバックアップできるこ
とが望ましい。しかるに、上記従来のエンコーダ装置に
よれば、本来の使用状態でも、バックアップ時でも、一
つのセンサー部64に電源を供給するようになってお
り、長時間にわたってバックアップすることはできな
い。何故なら、センサー部64は、応答性をよくしよう
とすれば電流を多く流す必要があり、電流を少なくすれ
ば応答性が悪くなるという特性があるのであるが、本来
の使用状態において検出対象である磁気ドラム12が急
速に回転する場合にも確実に磁気ドラム12の位置を検
出することができるように、センサー部64に電流を多
く流して応答性を高めてあり、バックアップ電源の消費
が早くなるからである。
【0007】本発明はこのような従来の問題点を解消す
るためになされたもので、その第1の目的は、バックア
ップ時は一般に検出対象の動きが緩慢であることに着目
し、本来の使用状態ではセンサー部に主電源から充分な
電流を供給して充分な応答性が得られるようにし、一
方、バックアップ時はバックアップ電源からバックアッ
プ用センサー部に小さな電流を供給することにより、長
時間にわたってバックアップすることを可能にしたエン
コーダ装置を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、長時間にわたって
バックアップすることを可能にしながらも、バックアッ
プ時に大きな衝撃力等が加わって検出対象が急速に動い
たとしても、そのときはセンサー部の応答性を高め、検
出対象の急速な動きに追随してその位置を検出すること
ができるようにしたエンコーダ装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電源電圧が一定値以上になっている場合に主電源電圧が
供給される第1のセンサー部と、電源電圧が一定値以下
になった場合にバックアップ電源からバックアップ電圧
が供給される第2のセンサー部と、電源電圧を監視して
上記第1のセンサー部と第2のセンサー部への供給電源
電圧を切り換える電圧感応型電源切換手段と、上記二つ
のセンサー部からの出力信号を選択して切換出力する出
力切換手段とを具備していることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、信号源の移動速度
が一定値以上になった場合に主電源電圧が供給される第
1のセンサー部と、信号源の移動速度が一定値以下にな
った場合にバックアップ電源からバックアップ電圧が供
給される第2のセンサー部と、信号源の移動速度を監視
して第1のセンサー部と第2のセンサー部への供給電源
電圧を切り換える速度感応型電源切換手段を具備してい
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、電源電圧が一定
値以上の本来の動作態様では、電圧感応型電源切換手段
が第1のセンサー部に電源電圧を供給し、第1のセンサ
ー部が充分な応答性をもって信号源の位置を検出する。
電源電圧が一定値以下になると、電圧感応型電源切換手
段が第2のセンサー部にバックアップ電源からバックア
ップ電圧を供給する。第2のセンサー部での消費電流が
少なくなるように設計しておくことにより、長時間にわ
たってバックアップすることができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、バックアッ
プ時は一般にセンサー部の動きが緩慢なため、速度感応
型電源切換手段が第2のセンサー部にバックアップ電源
からバックアップ電圧を供給する。バックアップ時に何
らかの原因で信号源が急速に動くと、速度感応型電源切
換手段が第1のセンサー部に電源電圧を供給し、充分な
応答性をもって第1のセンサー部が信号源の位置を検出
する。
【0013】
【実施例】以下、図1ないし図4を参照しながら本発明
にかかるエンコーダ装置の実施例について説明する。た
だし、図5に示す従来例と共通の構成部分には共通の符
号を付し、説明の重複をできるだけ避けることにする。
【0014】図1において、信号源としての磁気ドラム
12の周面に対向させて高速用MR素子15と低速用M
R素子17が配設されている。各MR素子15は図2に
示すように二つの磁気抵抗パターン15a,15bを有
し、各パターン15a,15bは定電流源に接続されて
それぞれの中点から検出信号Vah,Vbhが出力され
るようになっている。同様に各パターン17a,17b
も定電流源に接続されてそれぞれの中点から検出信号V
al,Vblが出力されるようになっている。MR素子
15の出力Vah,Vbhは高速用波形整形回路16で
波形整形されて矩形波信号Ah,Bhとなる。MR素子
17の出力Val,Vblは低速用波形整形回路18で
波形整形されて矩形波信号Al,Blとなる。高速用M
R素子15と高速用波形整形回路16によって高速用の
第1のセンサー部13が構成されている。第1のセンサ
ー部13は応答性が高く、消費電流Iaは大きい。低速
用MR素子17と低速用波形整形回路18によって低速
用の第2のセンサー部14が構成されている。第2のセ
ンサー部14は消費電流Ibが小さく、応答性は低い。
波形整形回路16,18はコンパレータその他適宜の回
路で構成することができる。
【0015】波形整形回路16,18からの矩形波信号
Ah,BhとAl,Blは、ゲートアレイ25内の切換
出力手段26に入力され、矩形波信号Ah,Bh又はA
l,Blが選択され、選択信号A2,B2として出力さ
れる。この選択信号A2,B2は信号伝送装置であるラ
インドライバ28に入力されると共に、ゲートアレイ2
5内のカウンタ27でカウントされてアブソリュート信
号Abとして出力され、ラインドライバ28に入力され
る。ラインドライバ28の出力信号はケーブルを介して
上位装置に入力され、前述の従来例と同様に、位置制
御、速度制御、その他各種制御等に供される。
【0016】上記センサー部13,14、ゲートアレイ
25、ラインドライバ28には、次に述べるような電源
回路から電源が供給される。電源作成回路31は商用交
流電源30からたとえば5V程度の直流電源を作り、こ
れを主電源ラインを経て上記ラインドライバ28に供給
する。また、本来の使用状態では、電源作成回路31で
作成された直流電源を主電源として、上記主電源ライン
とダイオード34を経てゲートアレイ25に供給し、ま
た、スイッチ24に入力する。本来の使用状態以外の例
えば運搬時は商用交流電源30を使うことができないた
め、磁気ドラム12の絶対位置を常時検出するために、
上位装置に設けたバックアップ電源32からダイオード
33とバックアップ電源ラインを経て上記ゲートアレイ
25に電源を供給し、また、上記スイッチ24に入力す
るようになっている。ダイオード33はバックアップ電
源32への主電源の流入防止用である。主電源ラインと
バックアップ電源ラインとの間に接続された上記ダイオ
ード34は、バックアップ電源32のラインドライバ2
8への流入防止用である。
【0017】上記スイッチ24は、主電源監視部22と
低速・高速検出部23の検出出力に応じて次のような切
換動作をする。主電源監視部22は主電源ラインの電圧
を常時監視し、主電源ラインの電圧が一定値以上になっ
ている場合はスイッチ24が図2に示すスイッチ接点2
4aを選択してこれをオンし、高速用の第1のセンサー
部13に主電源電圧を供給する。逆に、主電源ラインの
電圧が一定値以下になっている場合はスイッチ24が図
2に示すスイッチ接点24bを選択してこれをオンし、
低速用の第2のセンサー部14にバックアップ電源32
から電圧を供給する。主電源監視部12とスイッチ24
とによって電圧感応型切換手段20を構成している。
【0018】一方、前記切換出力手段26による選択信
号A2,B2は、低速・高速検出部23に入力される。
低速・高速検出部23はセンサー部13又はセンサー部
14によって検出される磁気ドラム12の移動速度を常
時監視し、磁気ドラム12の移動速度が一定値以上にな
っている場合はスイッチ24が図2に示すスイッチ接点
24aを選択してこれをオンし、高速用の第1のセンサ
ー部13に主電源電圧を供給する。逆に、磁気ドラム1
2の移動速度が一定値以下になっている場合はスイッチ
24が図2に示すスイッチ接点24bを選択してこれを
オンし、低速用の第2のセンサー部14にバックアップ
電源32から電圧を供給する。低速・高速検出部23と
スイッチ24とよって速度感応型切換手段21を構成し
ている。
【0019】上記スイッチ24はまた、その切り換え態
様に応じた信号を前記ゲートアレイ25中の切換出力手
段26に入力し、この切換出力手段26は、スイッチ2
4を含む電圧感応型切換手段20又は速度感応型切換手
段21が第1のセンサー部13を選択しているときは第
1のセンサー部13からの出力信号を選択して切換出力
し、上記電圧感応型切換手段20又は速度感応型切換手
段21が第2のセンサー部14を選択しているときは第
2のセンサー部14からの出力信号を選択して切換出力
する。
【0020】なお、低速用の第2のセンサー部14へ
は、図1において実線で示すように、スイッチ24を経
ることなくバックアップ電源ラインおよび主電源ライン
から直接電源を供給するように接続して、図2に示すス
イッチ24bが常にオンとなっているのと同じ状態にし
てもよいし、破線で示すようにスイッチ24を介して接
続することにより、上記のようにバックアップ電源ライ
ンから選択的に電源を供給するようにしてもよい。
【0021】上記実施例において、いま、主電源ライン
から主電源電圧が正常に供給されているものとすると、
主電源ラインの電圧は一定値以上になっているため、電
圧感応型切換手段20が高速用の第1のセンサー部13
を選択してこれに主電源電圧を供給すると共に、切換出
力手段26が第1のセンサー部13からの出力信号を選
択して切換出力する。第1のセンサー部13は応答性が
高く消費電流は大きいが、主電源ラインから充分な電流
が供給される。この状態で信号源としての磁気ドラムが
急速に回転しても、第1のセンサー部13は充分に高い
応答性をもっているため、磁気ドラム12の回転位置を
的確に検出することができる。
【0022】エンコーダ装置が本来の使用状態ではない
例えば運搬時など商用交流電源30を使用することがで
きない場合とか、商用交流電源30の停電した場合など
は、主電源ラインの電圧は一定値以下になっているた
め、電圧感応型切換手段20が低速用の第2のセンサー
部14を選択してこれにバックアップ電源32からバッ
クアップ電源電圧を供給すると共に、切換出力手段26
が第2のセンサー部14からの出力信号を選択して切換
出力する。バックアップ時は一般に磁気ドラム12は緩
慢に回転する場合が多いため、第2のセンサー部14は
応答性を低くして消費電流を小さくしてある。従って、
バックアップ電源32により、長時間にわたってバック
アップすることが可能になる。
【0023】上記のようなバックアップ時であっても、
磁気ドラムに大きな衝撃が加わった場合などには磁気ド
ラム12が急速に回転することがありえる。そのような
場合に応答性の低い第2のセンサー部14が動作してい
るとすれば、磁気ドラム12の急速な回転に応答して検
出することができない場合があり、アブソリュートエン
コーダとしての機能を果たすことができないことにな
る。しかるに、図1に示す実施例では、磁気ドラム12
の回転速度が一定値以上になったことを速度感応型電源
切換手段21が検出して高速用の第1のセンサー部13
を選択し、これにバックアップ電源を供給すると共に、
切換出力手段26が第1のセンサー部13からの出力信
号を選択して切換出力する。第1のセンサー部13は充
分に高い応答性をもっているため、磁気ドラム12の回
転位置を的確に検出することができる。磁気ドラム12
の回転速度が一定値以下に低下すると、速度感応型電源
切換手段21が低速用の第2のセンサー部14を選択し
てバックアップ電源を供給する。
【0024】このように、本発明にかかるエンコーダ装
置の実施例によれば、本来の使用状態ではないときなど
電源電圧が一定値以下になると、電圧感応型切換手段2
0が消費電流の小さい低速用の第2のセンサー部14を
選択してこれにバックアップ電源電圧を供給するため、
長時間にわたってバックアップすることが可能になる。
また、バックアップ時であっても、何らかの原因で磁気
ドラム12の回転速度が一定値以上になると、これを速
度感応型電源切換手段21が検出して高速用の第1のセ
ンサー部13を選択し、これにバックアップ電源電圧を
供給するため、磁気ドラム12の回転位置を的確に検出
することができる。
【0025】以上説明した実施例は磁気式エンコーダの
場合であったが、本発明は図3に示すような光学式エン
コーダ装置にも適用可能である。図3において、回転軸
41に固着されたスリット板42には、周方向に記録信
号としての多数のスリットが形成されている。スリット
は内周側と外周側に形成され、内周側のスリット43と
外周側のスリット44は半径線上に並んでいる。スリッ
ト43,44を挾んで高速用発光素子51と高速用の第
1のセンサー部52と、低速用発光素子53と低速用の
第2のセンサー部54とが配置されている。発光素子5
1,53は赤外線発光LEDを用いることができる。第
1のセンサー部52は、一般に応答性のよいフォトダイ
オードと高速用波形整形回路を含む。もっとも、フォト
トランジスタを用いてもよい。第2のセンサー部54は
フォトトランジスタと波形整形回路を含む。各センサー
部52,54の検出出力はゲートアレイ39内の出力切
換手段によって選択され、ラインドライバ40を経て上
位装置に入力されると共に、速度検出手段38に入力さ
れる。速度検出手段38による検出信号と主電源電圧情
報は電源切換手段としてのスイッチ36に入力される。
【0026】スイッチ36は、主電源電圧が一定値以上
のとき高速用の発光素子51と第1のセンサー部52を
選択してこれらに主電源電圧を供給し、主電源電圧が一
定値以下のとき低速用の発光素子53と第2のセンサー
部54を選択してこれらにバックアップ電源電圧を供給
する。また、バックアップ時であっても、スイッチ36
は、信号源としてのスリット板42の移動速度が一定値
以上になると検出信号を出力し、この検出信号に基づき
スイッチ36が高速用の発光素子51と第1のセンサー
部52を選択してこれらにバックアップ電源電圧を供給
する。
【0027】以上説明したような光学式エンコーダ装置
でも、前記実施例と同様の作用効果を奏する。
【0028】本発明は、ロータリーエンコーダ装置のみ
でなく、図4に示すようなリニアエンコーダ装置にも適
用可能である。図4において、ステータ56に対してム
ーバー59がガイド57に沿って移動可能に対向配置さ
れている。ムーバー59は駆動用ムービングコイルを主
体としてなり、その側部にMR素子等でなるセンサー部
60が配置されている。ガイド57には複数の記録が施
された信号源としてのリニアスケール58が配置され、
このリニアスケール58の磁極をセンサー部60が検出
することによってムーバー59の位置を検出するように
なっている。センサー部60は高速用の第1のセンサー
部と低速用の第2のセンサー部からなり、前記実施例と
同様に電圧感応型電源切換手段と速度感応型電源切換手
段によって第1のセンサー部又は第2のセンサー部が選
択されて主電源又はバックアップ電源から電源電圧が供
給され、前述の実施例と同様の作用効果を奏するように
なっている。
【0029】なお、図1における高速用MR素子17と
低速用MR素子17は、異なる素子として描かれている
が、同一チップ状に形成してもよい。また、波形整形回
路は高速用波形整形回路16と低速用波形整形回路18
に区別しているが、これらは1個にまとめてMR素子の
みを2個設けてもよい。磁気式エンコーダ装置の場合の
センサーとしてホール素子を用いることも可能である。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、本来の
使用状態ではない例えば運搬時などに電源電圧が一定値
以下になると、電圧感応型切換手段が消費電流の小さい
低速用の第2のセンサー部を選択してこれにバックアッ
プ電源電圧を供給するため、長時間にわたってバックア
ップすることが可能になる。
【0031】請求項2記載の本発明によれば、バックア
ップ時であっても、何らかの原因で信号源の移動速度が
一定値以上になると、これを速度感応型電源切換手段が
検出して高速用の第1のセンサー部を選択し、これに電
源電圧を供給するため、信号源の位置を的確に検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるエンコーダ装置の一実施例を示
すブロック図。
【図2】同上実施例中のMR素子部分の回路図。
【図3】本発明にかかるエンコーダ装置の別の実施例の
要部を示すブロック図。
【図4】本発明にかかるエンコーダ装置のさらに別の実
施例の概要を示す斜視図。
【図5】従来のエンコーダ装置の例を示すブロック図。
【符号の説明】
12 信号源としての磁気ドラム 13 第1のセンサー部 14 第2のセンサー部 15,17 センサーとしてのMR素子 16,18 波形整形回路 20 電圧感応型電源切換手段 21 速度感応型電源切換手段 26 出力切換手段 32 バックアップ電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録が施された信号源と、この信
    号源に対向して信号源の記録を検出するセンサーと、こ
    のセンサーからの信号を波形整形して出力する波形整形
    回路と、上記センサーおよび波形整形回路を含むセンサ
    ー部に供給される電源電圧が一定値以下になった場合に
    主電源ラインを遮断してバックアップ電源から上記セン
    サー部に電源を供給する電源供給手段とを具備したエン
    コーダ装置において、電源電圧が一定値以上になってい
    る場合に上記主電源電圧が供給される第1のセンサー部
    と、電源電圧が一定値以下になった場合に上記バックア
    ップ電源からバックアップ電圧が供給される第2のセン
    サー部と、電源電圧を監視して上記第1のセンサー部と
    第2のセンサー部への供給電源電圧を切り換える電圧感
    応型電源切換手段と、上記二つのセンサー部からの出力
    信号を選択して切換出力する出力切換手段とを具備して
    いることを特徴とするエンコーダ装置。
  2. 【請求項2】 複数の記録が施された信号源と、この信
    号源に対向して信号源の記録を検出するセンサーと、こ
    のセンサーからの信号を波形整形して出力する波形整形
    回路と、上記センサーおよび波形整形回路を含むセンサ
    ー部に供給される電源電圧が一定値以下になった場合に
    主電源ラインを遮断してバックアップ電源から上記セン
    サー部に電源を供給する電源供給手段とを具備したエン
    コーダ装置において、信号源の移動速度が一定値以上に
    なった場合に上記主電源電圧が供給される第1のセンサ
    ー部と、上記信号源の移動速度が一定値以下になった場
    合に上記バックアップ電源からバックアップ電圧が供給
    される第2のセンサー部と、信号源の移動速度を監視し
    て上記第1のセンサー部と第2のセンサー部への供給電
    源電圧を切り換える速度感応型電源切換手段と、上記二
    つのセンサー部からの出力信号を選択して切換出力する
    出力切換手段とを具備していることを特徴とするエンコ
    ーダ装置。
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