JPH05232919A - カラー画像の色調整処理方式 - Google Patents

カラー画像の色調整処理方式

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JPH05232919A
JPH05232919A JP4032409A JP3240992A JPH05232919A JP H05232919 A JPH05232919 A JP H05232919A JP 4032409 A JP4032409 A JP 4032409A JP 3240992 A JP3240992 A JP 3240992A JP H05232919 A JPH05232919 A JP H05232919A
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JP
Japan
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color
color adjustment
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data
image
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Application number
JP4032409A
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English (en)
Inventor
Masanaga Tokuyo
雅永 徳世
Yoshiharu Suzuki
▲祥▼治 鈴木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、表示装置に表示されるカラー画像の
色調整処理方式に関し、人間の視覚的な特性に合った色
調整を簡単な操作により高精度でもって実行できるよう
にすることを目的とする。 【構成】色調整方向を表現する色調整方向言語記述と、
それらの色調整方向言語記述の指定する色調整方向との
間の対応関係を管理する構成を採るとともに、色調整量
を表現する色調整量言語記述と、それらの色調整量言語
記述の指定する色調整量との間の対応関係を色データ対
応に特定できるようにする構成を採って、色調整対象画
像部分に対しての色調整方向言語記述及び色調整量言語
記述が与えられるときに、色調整対象画像部分の色デー
タを、その色調整方向言語記述の指定する色調整方向に
その色調整量言語記述の指定する色調整量分修正してい
くことで、カラー画像の色データの調整処理を実行して
いくように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置に表示される
カラー画像の色調整処理方式に関し、特に、人間の視覚
的な特性に合った色調整を簡単な操作により高精度でも
って実行できるようにするカラー画像の色調整処理方式
に関するものである。
【0002】計算機を用いる商品の電子カタログ作成シ
ステムや、計算機を用いるポスタ等の電子デザインシス
テムでは、基になるカラー画像を読取装置で読み取って
カラーモニタ上に表示する構成を採って、これらのカラ
ー画像中の画像部分の色を修正していくことで、カタロ
グやデザインを完成させていくという処理を実行してい
くことになる。また、コンピュータグラフィックスを作
成していくときにも、同様に、カラー画像中の画像部分
の色を修正していくという色調整処理を実行していくこ
とになる。
【0003】このような計算機上でのカラー画像の色調
整処理は、人間の視覚的な特性に合った色調整を簡単な
操作により高精度でもって実行できる構成で実現してい
く必要がある。
【0004】
【従来の技術】従来では、カラーモニタ上に、多くの色
を並べたカラーパレットを表示する構成を採って、オペ
レータに対して、色調整対象画像部分を指定させるとと
もに、表示するカラーパレットからその色調整対象画像
部分の修正色を選択させるようにすることで、色調整対
象画像部分の色を調整するようにしていた。
【0005】また、図10に示すように、カラーモニタ
上に、明度や彩度や色相の調整用の摘みを擬似的に表し
た画像を表示する構成を採って、オペレータに対して、
色調整対象画像部分を指定させるとともに、表示するそ
れらの摘みの設定値の位置を色調整対象画像部分の修正
色に変更させるようにすることで、色調整対象画像部分
の色を調整するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ような従来技術では、修正したい画像部分とは異なる所
で選択した色を割り付けていく構成を採るものであるこ
とから、人間の感覚にあまり合わないという問題点があ
る。すなわち、色は、周りの色との組み合わせにより感
ずる色合いが大きく異なるという特性を有している。例
えば、赤と並んだ青と、緑と並んだ青では、同じ青でも
人間が見ると完全に同じ色ではないように感ずることが
ある。これから、別の所で色を選択しても、実際の画像
に割り付けてみると、希望していた色とは多少感じが違
うものとなってしまうことが起こるのである。
【0007】また、後者のような従来技術では、オペレ
ータは、自らが調整したいと考えている色方向やそのと
きの色調整量を、擬似的に表示される摘みでもって適切
に設定することができないという問題点がある。
【0008】このような問題点の解決を図るために、本
出願人は、先に出願の特願平3-9042 号(発明の名称:
カラー画像描画装置)で、「薄く」、「濃く」、「暗
く」、「明るく」等といった色調整方向を表現する言語
記述の指定する色調整方向を数値的に管理するととも
に、「少し」、「もっと」、「沢山」等といった色調整
量を表現する言語記述の指定する色調整量を数値的に管
理する構成を採って、メニュー画面や音声認識装置に従
ってオペレータの希望する色調整方向/色調整量の言語
記述を指定させて、色調整対象画像部分の色データを、
この指定させた色調整方向の言語記述の指す色調整方向
に、この指定させた色調整量の言語記述の指す色調整量
分修正していくことで、色調整対象画像部分の色データ
を調整していくという発明を開示したのである。
【0009】確かに、この発明は、色調整を簡単な操作
により実行できるようになるものの、色調整量を表現す
る言語記述とその色調整量との対応関係を色に関係なく
設定しているために、精度に欠けるという問題点があっ
た。例えば、赤に対しての「少し・薄く」という指示
と、青に対しての「少し・薄く」という指示とがある場
合に、この発明では、両方とも同じ色調整量分色データ
を修正していくという色調整処理を実行するために、精
度に欠けるという問題点があったのである。また、表色
系によっては、色空間中の色差が視覚感覚量と対応しな
いものがあるのにに対して、この発明では、どの表色系
を用いるのかを特定していないために、人間の視覚特性
にあった色調整を実行できないという問題点もあったの
である。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、先に出願の特願平3-9042 号の発明に従っ
て、カラー画像の色を簡単な操作により調整できるよう
にする構成を採るときにあって、この色変更処理を人間
の視覚特性にあったもので、かつ高精度でもって実行で
きるようにする新たなカラー画像の色調整処理方式の提
供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明を具備する色画像データ
処理装置、2は色画像データ処理装置1に接続されるマ
ンマシン・インタフェース装置である。
【0012】色画像データ処理装置1は、好ましくは、
均等色空間をなす表色系に従ってカラー画像の色データ
の調整処理を実行していく構成を採るものであって、入
出力制御手段10と、色画像データ管理手段11と、色
画像データ表示制御手段12と、色調整画像部分設定手
段13と、色データ修正手段14と、第1の管理手段1
5と、第2の管理手段16と、言語記述設定手段17
と、補正補間手段18とを備える。
【0013】この入出力制御手段10は、マンマシン・
インタフェース装置2との間のインタフェース処理を実
行する。色画像データ管理手段11は、マンマシン・イ
ンタフェース装置2のディスプレイ画面に表示するカラ
ー画像の各画素の持つ色データを管理する。色画像デー
タ表示制御手段12は、色画像データ管理手段11の管
理データに従ってマンマシン・インタフェース装置2の
ディスプレイ画面にカラー画像を表示する。
【0014】色調整画像部分設定手段13は、マンマシ
ン・インタフェース装置2のディスプレイ画面と対話す
ることで色調整対象画像部分を設定するとともに、色画
像データ管理手段11の管理データに従ってその色調整
対象画像部分の持つ色データを特定する。色データ修正
手段14は、色調整画像部分設定手段13により設定さ
れた色調整対象画像部分の色データを修正して色画像デ
ータ管理手段11の管理する色画像データを更新する。
【0015】第1の管理手段15は、「青く」や「赤
く」等といった色そのものに対しての色調整方向や、
「明るく」や「濃く」等といった明度・彩度に対しての
色調整方向を表現する色調整方向言語記述と、それらの
色調整方向言語記述の指定する色調整方向との間の対応
関係を管理する。第2の管理手段16は、色調整量を表
現する色調整量言語記述と、それらの色調整量言語記述
の指定する色調整量との間の対応関係を管理する。言語
記述設定手段17は、例えばマンマシン・インタフェー
ス装置2のディスプレイ画面と対話することで、色修正
内容を指示する言語記述を設定する。
【0016】補正補間手段18は、第2の管理手段16
の管理データに対しての色データ毎の補正量を管理する
構成を採って、色調整画像部分設定手段13の特定する
色データについての補正量を決定するとともに、その決
定した補正量に従って第2の管理手段16の出力する管
理データを補正する。そして、この補正補間手段18
は、色調整画像部分設定手段13の特定する色データに
ついての補正量を管理していない場合には、管理してい
る色データの補正量を使って必要となる補正量を補間処
理により求めていく処理を実行する。
【0017】なお、第2の管理手段16が、色調整量を
表現する色調整量言語記述と、それらの色調整量言語記
述の指定する色調整量との間の対応関係を色データ毎に
管理する構成を採ることも可能であって、このときに
は、補正補間手段18は、補正処理の機能を持たずに補
間処理の機能だけを持つことになる。
【0018】
【作用】本発明では、色調整画像部分設定手段13は、
マンマシン・インタフェース装置2のディスプレイ画面
を介してオペレータと対話することで、色調整対象画像
部分を設定して色データ修正手段14に通知するととも
に、色画像データ管理手段11の管理データに従ってそ
の色調整対象画像部分の持つ色データを特定する。一
方、言語記述設定手段17は、例えばマンマシン・イン
タフェース装置2のディスプレイ画面を介してオペレー
タと対話することで、色修正内容を指示する色調整方向
言語記述及び色調整量言語記述を設定する。
【0019】色調整方向言語記述が設定されると、第1
の管理手段15は、その設定された色調整方向言語記述
の指定する色調整方向を色データ修正手段14に出力
し、一方、色調整量言語記述が設定されると、第2の管
理手段16は、その設定された色調整量言語記述の指定
する色調整量を補正補間手段18に出力する。そして、
補正補間手段18は、この第2の管理手段16の出力す
る色調整量を受け取ると、色調整画像部分設定手段13
の特定する色データについての補正量を管理する場合に
は、その補正量に従って受け取った色調整量を補正して
色データ修正手段14に出力し、管理しない場合には、
補間処理に従って色調整画像部分設定手段13の特定す
る色データについての補正量を決定して、その決定した
補正量に従って受け取った色調整量を補正して色データ
修正手段14に出力する。
【0020】このようにして、第1の管理手段15から
色調整方向を受け取るとともに、補正補間手段18から
補正補間された色調整量を受け取ると、色データ修正手
段14は、色調整対象画像部分の色データを,受け取っ
た色調整方向に受け取った色調整量分修正していくこと
で、色調整対象画像部分の色データの色調整処理を実行
していく。
【0021】このように、本発明によれば、先に出願の
特願平3-9042 号の発明に従って、色調整対象画像部分
の色データを、オペレータの設定する色調整方向言語記
述の指す色調整方向に、オペレータの設定する色調整量
言語記述の指す色調整量分修正していくことでカラー画
像の色調整を実行する構成を採るときにあって、同じ色
調整量言語記述であっても、その色調整量言語記述の指
す色調整量を色調整処理の対象となる色データに合わせ
て補正していく構成を採るものであることから、この色
変更処理を高精度でもって実行できるようになるのであ
る。
【0022】そして、この色調整処理を、色空間中の色
差が視覚感覚量と対応すると言われている均等色空間の
表色系を使って実行する構成を採ることから、人間の視
覚的な特性に合った態様で実行できるようになるのであ
る。
【0023】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図2に、本発明を実装する色画像データ処理システ
ムのシステム構成を図示する。図中、20は本発明を実
現する色画像データ処理装置、30は色画像データ処理
装置20に接続されるカラーモニタ、40は色画像デー
タ処理装置20に接続されるイメージスキャナ、50は
色画像データ処理装置20に接続されるマウス等の入力
手段である。
【0024】この色画像データ処理装置20は、イメー
ジスキャナ40により読み取られるカラー画像の色デー
タを保持するカラー画像メモリ21と、カラーモニタ3
0上に表示すべきメニューのデータを保持するメニュー
データメモリ22と、カラー画像メモリ21に保持され
る色データをカラーモニタ30に表示することでカラー
画像を表示するカラー画像表示制御手段23と、メニュ
ーデータメモリ22に保持されるメニューデータをカラ
ーモニタ30に表示することでメニューを表示するメニ
ュー表示制御手段24と、カラー画像メモリ21の色デ
ータの色調整処理を実行する色調整実行手段25と、色
調整方向を表現する色調整方向言語記述と、それらの色
調整方向言語記述の指定する色調整方向との間の対応関
係を管理とともに、色調整量を表現する色調整量言語記
述と、それらの色調整量言語記述の指定する色調整量と
の間の対応関係を管理する言語記述数値化メモリ26と
を備える。
【0025】図3及び図4に、言語記述数値化メモリ2
6の管理データの一実施例を図示する。この実施例で
は、均等色空間(空間中の色差が視覚感覚量に対応する
と言われている色空間)をなすL* * * 表色系に従
って、3種類の対応関係データを管理する実施例を示し
てある。
【0026】すなわち、図3(a)に示すように、例え
ば、「白っぽく」という色調整方向言語記述は、明度の
みを増加する方向に動かすことを意味し、「明るく」と
いう色調整方向言語記述は、明度及び彩度を増加する方
向に動かすことを意味し、「鮮やかに」という色調整方
向言語記述は、彩度のみを増加する方向に動かすことを
意味し、「濃く」という色調整方向言語記述は、明度を
減少し彩度を増加する方向に動かすことを意味し、「黒
っぽく」という色調整方向言語記述は、明度のみを減少
する方向に動かすことを意味し、「暗く」という色調整
方向言語記述は、明度及び彩度を減少する方向に動かす
ことを意味し、「鈍く」という色調整方向言語記述は、
彩度のみを減少する方向に動かすことを意味し、「薄
く」という色調整方向言語記述は、明度を増加し彩度を
減少する方向に動かすことを意味するというように、明
度・彩度に対しての各色調整方向言語記述とそれらの色
調整方向言語記述の指定する色調整方向との間の対応関
係を管理する。
【0027】そして、図3(b)に示すように、「青
く」という色調整方向言語記述は、L * * * 値が
(41,−2,−41)という方向に動かすことを意味
し、「赤く」という色調整方向言語記述は、L* *
* 値が(41,51,26)という方向に動かすことを
意味するというように、色そのものに対しての各色調整
方向言語記述とそれらの色調整方向言語記述の指定する
色調整方向との間の対応関係を管理する。
【0028】そして、図4に示すように、例えば、「少
し」という色調整量言語記述は、色調整方向言語記述の
指す色調整方向に1レベル色データを動かすことを意味
し、「もっと」という色調整量言語記述は、色調整方向
言語記述の指す色調整方向に2レベル色データを動かす
ことを意味し、「沢山」という色調整量言語記述は、色
調整方向言語記述の指す色調整方向に5レベル色データ
を動かすことを意味するというように、各色調整量言語
記述とそれらの色調整量言語記述の指定する色調整量と
の間の対応関係を管理するのである。
【0029】図5に、色調整実行手段25の実行する処
理フローの一実施例を図示する。次に、この処理フロー
に従って、本発明のカラー画像色調整処理について詳細
に説明する。
【0030】カラーモニタ30に表示されるカラー画像
の色を調整していく場合、色調整実行手段25は、図5
の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1
で、カラー画像の中から色調整対象画像部分を抽出す
る。この抽出処理は、例えば、入力手段50により切り
出される画像部分を色調整対象画像部分として抽出した
り、あるいは、本出願人が先に出願した特願平3-49981
号(発明の名称:色抽出方法及び色抽出装置)の発明に
従って、入力手段50によりポイントされた色と同一系
統の色を持つ画像部分を色調整対象画像部分として抽出
したりすることで実行することになる。
【0031】次に、ステップ2で、ステップ1で抽出し
た色調整対象画像部分の色データを特定する。続いて、
ステップ3で、メニュー表示制御手段24に指示して、
カラーモニタ30上に、図6(a)(b)に示すような色
調整方向言語記述の選択のためのメニュー画面と、図7
に示すような色調整量言語記述の選択のためのメニュー
画面とを表示させ、オペレータに対して、このメニュー
画面の中から色調整方向言語記述及び色調整量言語記述
を選択させていくことで色調整指示の言語記述の特定処
理を実行する。
【0032】続いて、ステップ4で、言語記述数値化メ
モリ26の管理データを参照することで、ステップ3で
特定した色調整方向言語記述の指定する色調整方向を決
定する。すなわち、明度・彩度に対しての色調整方向言
語記述が選択される場合には、図3(a)に示す言語記
述数値化メモリ26の管理データに従って色調整方向の
単位ベクトルを決定し、また、色そのものに対しての色
調整方向言語記述が選択される場合には、ステップ2で
特定した色調整対象画像部分の色データのL** *
値と、図3(a)に示す言語記述数値化メモリ26のL
* * * 値の内の選択された色調整方向言語記述の指
定するL* * * 値とのベクトル方向から色調整方向
の単位ベクトルを決定し、また、明度・彩度に対しての
色調整方向言語記述と色そのものに対しての色調整方向
言語記述とが同時に選択される場合には、決定される明
度・彩度に対しての色調整方向の単位ベクトルと、決定
される色そのものに対しての色調整方向の単位ベクトル
との合成ベクトルから色調整方向の単位ベクトルを決定
するのである。
【0033】続いて、ステップ5で、同じく言語記述数
値化メモリ26の管理データを参照することで、ステッ
プ3で特定した色調整量言語記述の指定する色調整量を
決定する。
【0034】続いて、ステップ6で、ステップ5で決定
した色調整量を色調整対象画像部分の色データに従って
補正し、あるいは補間することで、本来の色調整量を決
定する。すなわち、L* * * 表色系は均等色空間を
なすと言われているものの、現実には、図8に示すよう
に、例えばa* * 平面上の位置に従って同じ色に見え
るという領域の大きさが異なるものである。これから、
色調整実行手段25は、図9に示すように、同じ色に見
える領域の大きさが大きい色に対しては、ステップ5で
決定した色調整量を大きく補正する補正量β、小さい色
に対しては、小さく補正する補正量βを管理する構成を
採って、ステップ5で決定した色調整量α(=1,2,
5)とこの補正量βとの乗算値を算出していくことで、
色調整対象となる色データに適合した色調整量(=α・
β)を決定していくのである。
【0035】そして、このとき、色調整対象画像部分の
色データの補正量を直接管理する構成を採らない場合に
は、管理する色データの内の最も近い色データの補正量
で近似するか、管理する色データの内の近い色データの
補正量を補間することで、色調整対象画像部分の色デー
タについての補正量を決定していくよう処理する。
【0036】このようにして、色調整対象画像部分の本
来の色調整量を決定すると、続くステップ7で、ステッ
プ4で決定した色調整方向の指す色方向の指示に従い、
下式に従って、 L* (色調整後)=L* (色調整前)+α・β・ΔL** (色調整後)=a* (色調整前)+α・β・Δa** (色調整後)=b* (色調整前)+α・β・Δb* 色調整対象画像部分の色調整後の色データを算出する。
ここで、ΔL* , Δa*,Δb* は、その色調整方向へ
の移動単位を示すものであり、色調整方向言語記述の指
す色調整方向がその色調整方向への移動を指示しない場
合には、それに対応する項はないものとなる。
【0037】そして、最後に、ステップ8で、ステップ
7で算出した色調整後の色データをRGB表色系に変換
してカラー画像メモリ21に格納していくことで、色調
整されたカラー画像をカラーモニタ30上に表示してい
くことになる。
【0038】図示実施例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。例えば、実施例ではL
* * * 表色系を用いる例でもって本発明を開示した
が、本発明はこれに限られることなく、他の均等色空間
の表色系を用いるものであってもよく、更には、非均等
色空間の表色系を用いるものであってもよいのである。
また、実施例では、メニュー画面に従って色調整方向言
語記述及び色調整量言語記述を指定させる方法を開示し
たが、本発明はこれに限られることなく、オペレータの
発生する音声を認識することで色調整方向言語記述及び
色調整量言語記述を指定させるような方法を採ることも
可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
先に出願の特願平3-9042 号の発明に従って、色調整画
像部分の色データを、オペレータの設定する色調整方向
言語記述の指す色調整方向に、オペレータの設定する色
調整量言語記述の指す色調整量分修正していくことでカ
ラー画像の色調整を実行する構成を採るときにあって、
同じ色調整量言語記述であっても、その色調整量言語記
述の指す色調整量を色調整処理の対象となる色データに
合わせて補正していく構成を採るものであることから、
この色調整処理を高精度でもって実行できるようにな
る。
【0040】そして、先に出願の特願平3-9042 号の発
明に従って言語記述を用いて色調整を実行していく構成
を採るものであることから、簡単な操作により色調整処
理を実行できるとともに、この色調整処理を空間中の色
差が視覚感覚量に対応すると言われている均等色空間で
もって実行していく構成を採ることで、更に人間の視覚
的な特性に合った態様で実現できるようになるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明を実装する色画像データ処理システムの
システム構成図である。
【図3】言語記述数値化メモリの管理データの一実施例
である。
【図4】言語記述数値化メモリの管理データの一実施例
である。
【図5】色調整実行手段の実行する処理フローの一実施
例である。
【図6】言語記述の選択のためのメニュー画面の一実施
例である。
【図7】言語記述の選択のためのメニュー画面の一実施
例である。
【図8】均等色空間表色系の説明図である。
【図9】色調整量の補正量の説明図である。
【図10】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 色画像データ処理装置 2 マンマシン・インタフェース装置 10 入出力制御手段 11 色画像データ管理手段 12 色画像データ表示制御手段 13 色調整画像部分設定手段 14 色データ修正手段 15 第1の管理手段 16 第2の管理手段 17 言語記述設定手段 18 補正補間手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/00 A 8121−5G H 8121−5G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置に表示される色調整対象画像部
    分の色調整処理を実行する色画像データ処理装置におい
    て、 色調整方向を表現する色調整方向言語記述と、該色調整
    方向言語記述の指定する色調整方向との間の対応関係を
    管理する構成を採るとともに、 色調整量を表現する色調整量言語記述と、該色調整量言
    語記述の指定する色調整量との間の対応関係を色データ
    対応に特定できるようにする構成を採って、 色調整対象画像部分に対しての色調整方向言語記述及び
    色調整量言語記述が与えられるときに、色調整対象画像
    部分の色データを、該色調整方向言語記述の指定する色
    調整方向に該色調整量言語記述の指定する色調整量分修
    正していくことで、カラー画像の色データの調整処理を
    実行していくよう処理することを、 特徴とするカラー画像の色調整処理方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラー画像の色調整処理
    方式において、 色画像データ処理装置は、均等色空間をなす表色系に従
    って、カラー画像の色データの色調整処理を実行してい
    くよう処理することを、 特徴とするカラー画像の色調整処理方式。
JP4032409A 1992-02-20 1992-02-20 カラー画像の色調整処理方式 Withdrawn JPH05232919A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249338A (ja) * 2006-06-30 2012-12-13 Xerox Corp 自然言語カラー対話及びシステム・インターフェース

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JP2012249338A (ja) * 2006-06-30 2012-12-13 Xerox Corp 自然言語カラー対話及びシステム・インターフェース

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