JPH05232881A - 蛍光表示管付機器の電源装置 - Google Patents
蛍光表示管付機器の電源装置Info
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- JPH05232881A JPH05232881A JP3468792A JP3468792A JPH05232881A JP H05232881 A JPH05232881 A JP H05232881A JP 3468792 A JP3468792 A JP 3468792A JP 3468792 A JP3468792 A JP 3468792A JP H05232881 A JPH05232881 A JP H05232881A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スイッチを用いることなく蛍光表示管のフィ
ラメントに印加された電源を電気回路を用いて容易に遮
断することによってフィラメント線を含む蛍光表示管の
表示部の完全な消灯を実現することを目的とする。 【構成】 クロック信号発生手段5より出力されるクロ
ック信号を電流増幅手段6にて電流増幅を行い、コンデ
ンサー7を用いて直流成分を遮断した後、蛍光表示管3
のフィラメントに交流電圧として印加する。蛍光表示管
のフィラメント線を含む表示部を完全に消灯する場合に
は、外部コントローラ4よりクロック信号発生手段5に
制御信号を送ることによってクロック発生手段5はクロ
ック出力を停止し、その結果フィラメント線に電圧が印
加されずフィラメント線の発光を生じさせなくする。
ラメントに印加された電源を電気回路を用いて容易に遮
断することによってフィラメント線を含む蛍光表示管の
表示部の完全な消灯を実現することを目的とする。 【構成】 クロック信号発生手段5より出力されるクロ
ック信号を電流増幅手段6にて電流増幅を行い、コンデ
ンサー7を用いて直流成分を遮断した後、蛍光表示管3
のフィラメントに交流電圧として印加する。蛍光表示管
のフィラメント線を含む表示部を完全に消灯する場合に
は、外部コントローラ4よりクロック信号発生手段5に
制御信号を送ることによってクロック発生手段5はクロ
ック出力を停止し、その結果フィラメント線に電圧が印
加されずフィラメント線の発光を生じさせなくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機器の動作状態、また
は任意の情報を表示する機能を有する蛍光表示管付機器
の電源装置に関するものである。
は任意の情報を表示する機能を有する蛍光表示管付機器
の電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、蛍光表示管付機器の電源装置は一
般電気機器において多く用いられている。これらは内部
にマイクロ・コンピューターを搭載し、その制御によっ
て、実行中の機器の動作状態や、それによって発生、も
しくは得られた情報等の表示を行っている。機器の表示
方法としては発光ダイオード、液晶表示板などが用いら
れることもあるが、単体で最も輝度が高く、鮮明な発光
を得るためには蛍光表示管を用いるのが最も効果的であ
る。ただし、蛍光表示管において均一な発光を得るため
にはフィラメント、グリッド、セグメントの三極に安定
度の高い電圧が要求される。中でもフィラメントについ
ては回路的に処理の困難な交流電圧が要求される。
般電気機器において多く用いられている。これらは内部
にマイクロ・コンピューターを搭載し、その制御によっ
て、実行中の機器の動作状態や、それによって発生、も
しくは得られた情報等の表示を行っている。機器の表示
方法としては発光ダイオード、液晶表示板などが用いら
れることもあるが、単体で最も輝度が高く、鮮明な発光
を得るためには蛍光表示管を用いるのが最も効果的であ
る。ただし、蛍光表示管において均一な発光を得るため
にはフィラメント、グリッド、セグメントの三極に安定
度の高い電圧が要求される。中でもフィラメントについ
ては回路的に処理の困難な交流電圧が要求される。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
蛍光表示管付機器の電源装置の一例について説明する。
蛍光表示管付機器の電源装置の一例について説明する。
【0004】図8は従来の蛍光表示管付機器の電源装置
のブロック図を示すものである。図8において、1は外
部コントローラ等の回路部分が動作するために必要な定
電圧と蛍光表示管の最下層電位となる定電圧とを出力す
る定電圧電源回路手段、2は定電圧電源回路手段1より
出力される最下層電位を基準とし、交流電圧の直流電位
を任意に設定するツェナーダイオード、3はグリッド、
セグメント、フィラメントの三極から構成され、かつフ
ィラメント印加電圧に交流電圧が必要とされ、かつツェ
ナーダイオード2により直流電位を設定された交流電圧
をフィラメント電圧とし、かつ外部よりグリッド、セグ
メント電位をコントロールすることによって表示面の任
意の蛍光体部分の点灯、消去が可能な蛍光表示管、4は
定電圧電源回路手段1より出力される定電圧により作動
し、かつ蛍光表示管3のグリッド、セグメント電位を任
意に設定する外部コントローラ、11は機器に供給され
る交流電源、12は一次側巻線に入力された交流電圧を
変圧し二次側巻線より任意の交流電圧を出力する電源ト
ランス、13は蛍光表示管3に印加される交流電圧をO
N/OFFするスイッチである。以上のように構成され
た蛍光表示管付機器の電源装置について、以下、その動
作を説明する。
のブロック図を示すものである。図8において、1は外
部コントローラ等の回路部分が動作するために必要な定
電圧と蛍光表示管の最下層電位となる定電圧とを出力す
る定電圧電源回路手段、2は定電圧電源回路手段1より
出力される最下層電位を基準とし、交流電圧の直流電位
を任意に設定するツェナーダイオード、3はグリッド、
セグメント、フィラメントの三極から構成され、かつフ
ィラメント印加電圧に交流電圧が必要とされ、かつツェ
ナーダイオード2により直流電位を設定された交流電圧
をフィラメント電圧とし、かつ外部よりグリッド、セグ
メント電位をコントロールすることによって表示面の任
意の蛍光体部分の点灯、消去が可能な蛍光表示管、4は
定電圧電源回路手段1より出力される定電圧により作動
し、かつ蛍光表示管3のグリッド、セグメント電位を任
意に設定する外部コントローラ、11は機器に供給され
る交流電源、12は一次側巻線に入力された交流電圧を
変圧し二次側巻線より任意の交流電圧を出力する電源ト
ランス、13は蛍光表示管3に印加される交流電圧をO
N/OFFするスイッチである。以上のように構成され
た蛍光表示管付機器の電源装置について、以下、その動
作を説明する。
【0005】まず、交流電源11より電源トランス12
の一次側巻線に交流電圧を入力すると二次側巻線に任意
に設定された交流電圧が発生する。スイッチ13がON
されている状態においては、この二次側巻線より出力さ
れる交流電圧はツェナーダイオード2において直流電位
を設定され、蛍光表示管3のフィラメントに印加され
る。この時、ツェナーダイオード2によって設定される
電位は定電圧電源回路手段1より、外部コントローラ4
に供給される電源電圧と最下層電位の中間に位置する。
の一次側巻線に交流電圧を入力すると二次側巻線に任意
に設定された交流電圧が発生する。スイッチ13がON
されている状態においては、この二次側巻線より出力さ
れる交流電圧はツェナーダイオード2において直流電位
を設定され、蛍光表示管3のフィラメントに印加され
る。この時、ツェナーダイオード2によって設定される
電位は定電圧電源回路手段1より、外部コントローラ4
に供給される電源電圧と最下層電位の中間に位置する。
【0006】このような状態において、蛍光表示管3の
発光面の任意の蛍光体の一部分を点灯させる場合、蛍光
表示管3の点灯箇所を設定したグリッドとセグメントを
各々、外部コントローラ4によって外部コントローラ4
に印加されている電源電圧レベルの電位にすることによ
って最下層電位よりツェナーダイオード2によって設定
された、任意の直流電位より電位が高くなる。従って、
交流電圧が印加されたフィラメントよりセグメントに対
して電子が放出され蛍光表示管3の任意の蛍光体の一部
分が点灯する。
発光面の任意の蛍光体の一部分を点灯させる場合、蛍光
表示管3の点灯箇所を設定したグリッドとセグメントを
各々、外部コントローラ4によって外部コントローラ4
に印加されている電源電圧レベルの電位にすることによ
って最下層電位よりツェナーダイオード2によって設定
された、任意の直流電位より電位が高くなる。従って、
交流電圧が印加されたフィラメントよりセグメントに対
して電子が放出され蛍光表示管3の任意の蛍光体の一部
分が点灯する。
【0007】また、蛍光表示管3の任意の蛍光体部分を
消灯する場合、蛍光体部分を設定したグリッド、もしく
はセグメントを外部コントローラ4によって最下層電位
に設定する。セグメントが最下層電位になるとフィラメ
ントより電位が低くなるため電子は放出されない。ま
た、グリッドが最下層電位になるとフィラメントより放
出されるべき電子がグリッドに阻まれてセグメントに対
して放出されず蛍光体部分は消灯される。このようにし
て外部コントローラ4が蛍光表示管3のフィラメント直
流電位を基準とし、グリッド、セグメントの電位をコン
トロールすることによって蛍光表示管3の任意の蛍光体
部分の点灯、消灯を行っている。ただし外部コントロー
ラ4により蛍光体部分を全て消灯してもフィラメントに
は電流が流れているため蛍光表示管内部のフィラメント
線が発光する。このフィラメント線の発光輝度は蛍光体
の発光輝度と比較すると充分小さいため蛍光体発光時に
は問題はないが、蛍光体部分が全て消灯されている状態
においては識別可能となる。したがって、完全に蛍光表
示管3の表示面の発光をなくする場合、スイッチ13を
OFFすることにより蛍光表示管3のフィラメントに印
加される交流電圧の遮断を行い、フィラメントに電流が
流れない状態にしてフィラメント線の発光を無くしてい
る。
消灯する場合、蛍光体部分を設定したグリッド、もしく
はセグメントを外部コントローラ4によって最下層電位
に設定する。セグメントが最下層電位になるとフィラメ
ントより電位が低くなるため電子は放出されない。ま
た、グリッドが最下層電位になるとフィラメントより放
出されるべき電子がグリッドに阻まれてセグメントに対
して放出されず蛍光体部分は消灯される。このようにし
て外部コントローラ4が蛍光表示管3のフィラメント直
流電位を基準とし、グリッド、セグメントの電位をコン
トロールすることによって蛍光表示管3の任意の蛍光体
部分の点灯、消灯を行っている。ただし外部コントロー
ラ4により蛍光体部分を全て消灯してもフィラメントに
は電流が流れているため蛍光表示管内部のフィラメント
線が発光する。このフィラメント線の発光輝度は蛍光体
の発光輝度と比較すると充分小さいため蛍光体発光時に
は問題はないが、蛍光体部分が全て消灯されている状態
においては識別可能となる。したがって、完全に蛍光表
示管3の表示面の発光をなくする場合、スイッチ13を
OFFすることにより蛍光表示管3のフィラメントに印
加される交流電圧の遮断を行い、フィラメントに電流が
流れない状態にしてフィラメント線の発光を無くしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の蛍光表示管付機器の電源装置においては、蛍
光表示管の発光を完全に無くするためにフィラメント電
流を遮断するためのスイッチが必要とされる。これはフ
ィラメントに印加される電圧が、最下層電位より設定さ
れる任意の直流電位をもった、任意のレベルの交流電圧
を供給しなければならないという条件が存在するため、
これをスイッチを用いず電気回路においてON/OFF
を実現することは困難であるからである。したがって、
フィラメント線に流れる電流を遮断し、発光させないよ
うにするためには必ずスイッチを用いなければならない
という問題点を有していた。
うな従来の蛍光表示管付機器の電源装置においては、蛍
光表示管の発光を完全に無くするためにフィラメント電
流を遮断するためのスイッチが必要とされる。これはフ
ィラメントに印加される電圧が、最下層電位より設定さ
れる任意の直流電位をもった、任意のレベルの交流電圧
を供給しなければならないという条件が存在するため、
これをスイッチを用いず電気回路においてON/OFF
を実現することは困難であるからである。したがって、
フィラメント線に流れる電流を遮断し、発光させないよ
うにするためには必ずスイッチを用いなければならない
という問題点を有していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、フィ
ラメントに供給する交流電圧を電気回路的に発生可能な
クロック信号を用いることによってスイッチを用いるこ
となく容易にフィラメント電流の遮断を行うことができ
るという高性能の蛍光表示管付機器の電源装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
ラメントに供給する交流電圧を電気回路的に発生可能な
クロック信号を用いることによってスイッチを用いるこ
となく容易にフィラメント電流の遮断を行うことができ
るという高性能の蛍光表示管付機器の電源装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の蛍光表示管付機器の電源装置は、外部コント
ローラ等の回路部分が動作するために必要な定電圧と蛍
光表示管の最下層電位となる定電圧とを出力する定電圧
電源回路手段と、入力された信号の電流値を増幅する電
流増幅手段と、前記電流増幅手段より出力される信号の
直流成分を除去するコンデンサーと、前記定電圧電源回
路より出力される最下層電位を基準とし、交流電圧の直
流電位を任意に設定するツェナーダイオードと、グリッ
ド、セグメント、フィラメントの三極から構成され、か
つフィラメント印加電圧に交流電圧が必要とされ、かつ
前期ツェナーダイオードにより直流電位を設定された交
流電圧をフィラメント電圧とし、かつ外部より、グリッ
ド、セグメント電位をコントロールすることによって表
示面の任意の蛍光体部分の点灯、消去が可能な蛍光表示
管と、前記定電圧電源回路手段より出力される定電圧に
より作動し、内部で任意の周波数のクロック信号を発生
させる機能を持ち、かつ前期外部コントローラからの信
号によってクロック信号出力のON/OFF切り換え可
能なクロック信号発生手段と、前記定電圧電源回路手段
より出力される定電圧により作動し、前記蛍光表示管の
グリッド、セグメント電位を任意に設定し、かつ前記ク
ロック信号発生手段に対して制御信号を送る機能を持っ
た外部コントローラとを備えた構成としたものである。
に本発明の蛍光表示管付機器の電源装置は、外部コント
ローラ等の回路部分が動作するために必要な定電圧と蛍
光表示管の最下層電位となる定電圧とを出力する定電圧
電源回路手段と、入力された信号の電流値を増幅する電
流増幅手段と、前記電流増幅手段より出力される信号の
直流成分を除去するコンデンサーと、前記定電圧電源回
路より出力される最下層電位を基準とし、交流電圧の直
流電位を任意に設定するツェナーダイオードと、グリッ
ド、セグメント、フィラメントの三極から構成され、か
つフィラメント印加電圧に交流電圧が必要とされ、かつ
前期ツェナーダイオードにより直流電位を設定された交
流電圧をフィラメント電圧とし、かつ外部より、グリッ
ド、セグメント電位をコントロールすることによって表
示面の任意の蛍光体部分の点灯、消去が可能な蛍光表示
管と、前記定電圧電源回路手段より出力される定電圧に
より作動し、内部で任意の周波数のクロック信号を発生
させる機能を持ち、かつ前期外部コントローラからの信
号によってクロック信号出力のON/OFF切り換え可
能なクロック信号発生手段と、前記定電圧電源回路手段
より出力される定電圧により作動し、前記蛍光表示管の
グリッド、セグメント電位を任意に設定し、かつ前記ク
ロック信号発生手段に対して制御信号を送る機能を持っ
た外部コントローラとを備えた構成としたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、クロック信号
を電流増幅し、コンデンサーにより直流成分を除去する
ことで任意に直流電位を設定可能な独立した交流電圧と
し、フィラメントに印加することによって実現する。そ
の結果、クロック信号を電気的にON/OFFすること
でスイッチを用いず容易にフィラメント電流の遮断を可
能にするということとなる。
を電流増幅し、コンデンサーにより直流成分を除去する
ことで任意に直流電位を設定可能な独立した交流電圧と
し、フィラメントに印加することによって実現する。そ
の結果、クロック信号を電気的にON/OFFすること
でスイッチを用いず容易にフィラメント電流の遮断を可
能にするということとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明である蛍光表示管付機器の電源
装置の実施例について、図1〜図7を参照しながら詳細
に説明する。
装置の実施例について、図1〜図7を参照しながら詳細
に説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例における蛍光
表示管付機器の電源装置のブロック図を示すものであ
る。
表示管付機器の電源装置のブロック図を示すものであ
る。
【0014】図1において、符号1〜4は図8の従来例
と共通の要素であり同じ番号で表すことにする。ただ
し、図1における外部コントローラ4は図8と異なりク
ロック信号出力のON/OFFを制御する信号を出力す
る機能を有するものである。図1の5は定電圧電源回路
手段1より出力される定電圧により作動し、内部で任意
の周波数のクロック信号を発生させる機能を持ち、かつ
外部コントローラ4の制御信号によってクロック出力の
ON/OFF切り換え可能なクロック信号発生手段、6
は入力された任意の信号の電流値を増幅する電流増幅手
段、7は電流増幅手段6より出力される信号の直流成分
を除去するコンデンサーである。以上のように構成され
た蛍光表示管付機器の電源装置において、以下その動作
について説明する。
と共通の要素であり同じ番号で表すことにする。ただ
し、図1における外部コントローラ4は図8と異なりク
ロック信号出力のON/OFFを制御する信号を出力す
る機能を有するものである。図1の5は定電圧電源回路
手段1より出力される定電圧により作動し、内部で任意
の周波数のクロック信号を発生させる機能を持ち、かつ
外部コントローラ4の制御信号によってクロック出力の
ON/OFF切り換え可能なクロック信号発生手段、6
は入力された任意の信号の電流値を増幅する電流増幅手
段、7は電流増幅手段6より出力される信号の直流成分
を除去するコンデンサーである。以上のように構成され
た蛍光表示管付機器の電源装置において、以下その動作
について説明する。
【0015】図2は第1の実施例における蛍光表示管付
機器の電源装置の各部での電圧を示す波形である。電圧
波形A〜Dは図1に示されたA〜Dの各部の波形を示
し、電位差Eはツェナーダイオード2によって任意に設
定される直流成分の電位差を表す。
機器の電源装置の各部での電圧を示す波形である。電圧
波形A〜Dは図1に示されたA〜Dの各部の波形を示
し、電位差Eはツェナーダイオード2によって任意に設
定される直流成分の電位差を表す。
【0016】まず、図1において外部コントローラ4よ
りクロック信号発生手段5に対しクロック信号が発生す
るような制御信号が送られるとクロック信号発生手段5
は任意の周波数に設定されたクロック信号を出力する。
この時、発生するクロック信号は定電圧電源回路手段1
よりクロック信号発生手段5に供給される電圧Cに依存
するため、クロック信号発生手段5より出力される波形
はAとなる。この信号は電流増幅手段6に入力され、フ
ィラメント電流として必要な電流を充分供給できるだけ
の電流値に増幅される。ここでは電流のみの増幅をおこ
なっているので電流増幅手段6より出力される電圧波形
はAと同等である。次に電流増幅されたクロック信号は
コンデンサー7によって直流電圧成分を除去され、定電
圧電源回路手段1によって規定される最下層電位Dよ
り、ツェナーダイオード2によって設定される一定電圧
Eだけ直流電位の高い交流電圧Bとなり蛍光表示管3の
フィラメントに印加される。この状態において蛍光表示
管3の任意のグリッド、及び、セグメントを外部コント
ローラ4によって電源電圧C、もしくは最下層電位Dに
設定することによって、蛍光表示管3の任意の表示面の
蛍光体部分の点灯、消灯を行うのである。
りクロック信号発生手段5に対しクロック信号が発生す
るような制御信号が送られるとクロック信号発生手段5
は任意の周波数に設定されたクロック信号を出力する。
この時、発生するクロック信号は定電圧電源回路手段1
よりクロック信号発生手段5に供給される電圧Cに依存
するため、クロック信号発生手段5より出力される波形
はAとなる。この信号は電流増幅手段6に入力され、フ
ィラメント電流として必要な電流を充分供給できるだけ
の電流値に増幅される。ここでは電流のみの増幅をおこ
なっているので電流増幅手段6より出力される電圧波形
はAと同等である。次に電流増幅されたクロック信号は
コンデンサー7によって直流電圧成分を除去され、定電
圧電源回路手段1によって規定される最下層電位Dよ
り、ツェナーダイオード2によって設定される一定電圧
Eだけ直流電位の高い交流電圧Bとなり蛍光表示管3の
フィラメントに印加される。この状態において蛍光表示
管3の任意のグリッド、及び、セグメントを外部コント
ローラ4によって電源電圧C、もしくは最下層電位Dに
設定することによって、蛍光表示管3の任意の表示面の
蛍光体部分の点灯、消灯を行うのである。
【0017】次に蛍光表示管3の表示面をフィラメント
線も含めて完全に消灯する場合には、全ての表示面の蛍
光体部分の消灯を行うと共に外部コントローラ4よりク
ロック信号発生手段5に対してクロック信号の出力を停
止させる旨の制御信号を送る。その結果、蛍光表示管3
のフィラメントには交流電圧として供給されなくなり、
また、コンデンサー7によって直流成分が除去されてい
るのでフィラメントにはいかなる電流も流されず表示面
の完全消灯を行う。
線も含めて完全に消灯する場合には、全ての表示面の蛍
光体部分の消灯を行うと共に外部コントローラ4よりク
ロック信号発生手段5に対してクロック信号の出力を停
止させる旨の制御信号を送る。その結果、蛍光表示管3
のフィラメントには交流電圧として供給されなくなり、
また、コンデンサー7によって直流成分が除去されてい
るのでフィラメントにはいかなる電流も流されず表示面
の完全消灯を行う。
【0018】以上のように本実施例によれば、電気回路
的にフィラメント電流の遮断が可能となるのである。
的にフィラメント電流の遮断が可能となるのである。
【0019】上記の例ではクロック信号発生手段5と外
部コントローラ4を独立のものを用いたが、クロック信
号は外部コントローラ4を動作するのに使用しているク
ロック信号から流用する構成としてもよい。
部コントローラ4を独立のものを用いたが、クロック信
号は外部コントローラ4を動作するのに使用しているク
ロック信号から流用する構成としてもよい。
【0020】次に、第2の実施例について図3〜図4を
参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施例に
おける蛍光表示管付機器の電源装置のブロック図を示す
ものである。
参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施例に
おける蛍光表示管付機器の電源装置のブロック図を示す
ものである。
【0021】図3において、符号1〜5、及び7は図1
の第1の実施例と共通の要素であり同じ番号で表すこと
にする。8は入力された任意の信号の電流値を増幅し、
かつ電圧値を増幅する電流電圧増幅手段である。以上の
ように構成された蛍光表示管付機器の電源装置におい
て、以下その動作について説明する。
の第1の実施例と共通の要素であり同じ番号で表すこと
にする。8は入力された任意の信号の電流値を増幅し、
かつ電圧値を増幅する電流電圧増幅手段である。以上の
ように構成された蛍光表示管付機器の電源装置におい
て、以下その動作について説明する。
【0022】図4は第2の実施例における蛍光表示管付
機器の電源装置の各部での電圧を示す波形である。電圧
波形A〜D、及びFは図3に示されたA〜D、及びFの
各部の波形を示し、電位差Eはツェナーダイオード2に
よって任意に設定される直流成分の電位差を表す。
機器の電源装置の各部での電圧を示す波形である。電圧
波形A〜D、及びFは図3に示されたA〜D、及びFの
各部の波形を示し、電位差Eはツェナーダイオード2に
よって任意に設定される直流成分の電位差を表す。
【0023】第1の実施例においてはクロック信号発生
手段5より出力される波形Aに対し電流のみの増幅を行
う構成となっていた。しかし、この場合、蛍光表示管3
の仕様によりクロック波形A以上の電圧が要求される場
合には対応できない。したがって、使用可能な蛍光表示
管の仕様が限定されるという問題がある。本実施例では
上記問題点に鑑み、電流電圧増幅手段8を用いることに
より電流値と共に電圧値も増幅することで上記の問題点
の解決を行う。
手段5より出力される波形Aに対し電流のみの増幅を行
う構成となっていた。しかし、この場合、蛍光表示管3
の仕様によりクロック波形A以上の電圧が要求される場
合には対応できない。したがって、使用可能な蛍光表示
管の仕様が限定されるという問題がある。本実施例では
上記問題点に鑑み、電流電圧増幅手段8を用いることに
より電流値と共に電圧値も増幅することで上記の問題点
の解決を行う。
【0024】まず、クロック信号発生手段5よりクロッ
ク信号が出力される過程は第1の実施例と同様である。
出力されたクロック信号は電流電圧増幅手段8に入力さ
れ、フィラメント電流として必要な電流を充分供給でき
るだけの電流値に増幅され、かつ蛍光表示管3のフィラ
メント電圧仕様に応じた任意の電圧値に増幅される。こ
のようにして電流電圧増幅手段8より出力される信号は
波形Fとなる。以下、電流電圧増幅されたクロック信号
がコンデンサー7によって直流電圧成分を除去され、定
電圧電源回路手段1によって規定される最下層電位Dよ
り、ツェナーダイオード2によって設定される一定電圧
Eだけ直流電位の高い交流電圧Bとなり蛍光表示管3の
フィラメントに印加され蛍光表示管3の表示面の点灯、
消灯に至る過程は第1の実施例と同様である。
ク信号が出力される過程は第1の実施例と同様である。
出力されたクロック信号は電流電圧増幅手段8に入力さ
れ、フィラメント電流として必要な電流を充分供給でき
るだけの電流値に増幅され、かつ蛍光表示管3のフィラ
メント電圧仕様に応じた任意の電圧値に増幅される。こ
のようにして電流電圧増幅手段8より出力される信号は
波形Fとなる。以下、電流電圧増幅されたクロック信号
がコンデンサー7によって直流電圧成分を除去され、定
電圧電源回路手段1によって規定される最下層電位Dよ
り、ツェナーダイオード2によって設定される一定電圧
Eだけ直流電位の高い交流電圧Bとなり蛍光表示管3の
フィラメントに印加され蛍光表示管3の表示面の点灯、
消灯に至る過程は第1の実施例と同様である。
【0025】以上のように本実施例によれば、電流とと
もに電圧増幅を行うことによって容易に蛍光表示管の仕
様に応じたフィラメント電圧を供給することが可能とな
るのである。
もに電圧増幅を行うことによって容易に蛍光表示管の仕
様に応じたフィラメント電圧を供給することが可能とな
るのである。
【0026】次に、第3の実施例について図5〜図6を
参照しながら説明する。図5は本発明の第3の実施例に
おける蛍光表示管付機器の電源装置のブロック図を示す
ものである。
参照しながら説明する。図5は本発明の第3の実施例に
おける蛍光表示管付機器の電源装置のブロック図を示す
ものである。
【0027】図5において、符号1〜5、及び7は図1
の第1の実施例と共通の要素であり同じ番号で表すこと
にする。9は入力された任意の信号の電流値を増幅し、
かつ入力された信号の高域周波数成分を遮断する機能を
有する高域周波数遮断フィルター付電流増幅手段であ
る。以上のように構成された蛍光表示管付機器の電源装
置において、以下その動作について説明する。
の第1の実施例と共通の要素であり同じ番号で表すこと
にする。9は入力された任意の信号の電流値を増幅し、
かつ入力された信号の高域周波数成分を遮断する機能を
有する高域周波数遮断フィルター付電流増幅手段であ
る。以上のように構成された蛍光表示管付機器の電源装
置において、以下その動作について説明する。
【0028】図6は第3の実施例における蛍光表示管付
機器の電源装置の各部での電圧を示す波形である。電圧
波形A〜D、及びFは図5に示されたA〜D、及びFの
各部の波形を示し、電位差Eはツェナーダイオード2に
よって任意に設定される直流成分の電位差を表す。
機器の電源装置の各部での電圧を示す波形である。電圧
波形A〜D、及びFは図5に示されたA〜D、及びFの
各部の波形を示し、電位差Eはツェナーダイオード2に
よって任意に設定される直流成分の電位差を表す。
【0029】第1の実施例においてはクロック信号発生
手段5より出力される波形Aに対し電流のみの増幅を行
う構成となっていた。しかし、この場合、蛍光表示管3
のフィラメント部に対し高周波成分を多く含んだクロッ
ク電流が流れることになる。高周波成分を有した電流は
一般に高周波の電磁波ノイズを発生させ、機器に妨害を
与えることにより機器の誤動作や故障を生じせしめると
いう問題点がある。本実施例では上記問題点に鑑み、高
域周波数遮断フィルター付電流増幅手段9を用いること
により入力されるクロック信号の電流値を増幅すると共
に高域周波数成分を除去することにより上記の問題点の
解決を行う。
手段5より出力される波形Aに対し電流のみの増幅を行
う構成となっていた。しかし、この場合、蛍光表示管3
のフィラメント部に対し高周波成分を多く含んだクロッ
ク電流が流れることになる。高周波成分を有した電流は
一般に高周波の電磁波ノイズを発生させ、機器に妨害を
与えることにより機器の誤動作や故障を生じせしめると
いう問題点がある。本実施例では上記問題点に鑑み、高
域周波数遮断フィルター付電流増幅手段9を用いること
により入力されるクロック信号の電流値を増幅すると共
に高域周波数成分を除去することにより上記の問題点の
解決を行う。
【0030】まず、クロック信号発生手段5よりクロッ
クが出力する過程は第1の実施例と同様である。出力さ
れたクロック信号は高域周波数遮断フィルター付電流増
幅手段9に入力され、フィラメント電流として必要な電
流を充分供給できるだけの電流値に増幅され、かつクロ
ック信号の高域周波数成分を除去される。このようにし
て高域周波数遮断フィルター付電流増幅手段9より出力
される信号は波形Fとなる。以下、電流増幅され、かつ
高域周波数成分を除去された交流信号がコンデンサー7
によって直流電圧成分を除去され、定電圧電源回路手段
1によって規定される最下層電位Dより、ツェナーダイ
オード2によって設定される一定電圧Eだけ直流電位の
高い交流電圧Bとなり蛍光表示管3のフィラメントに印
加され蛍光表示管3の表示面の点灯、消灯に至る過程は
第1の実施例と同様である。
クが出力する過程は第1の実施例と同様である。出力さ
れたクロック信号は高域周波数遮断フィルター付電流増
幅手段9に入力され、フィラメント電流として必要な電
流を充分供給できるだけの電流値に増幅され、かつクロ
ック信号の高域周波数成分を除去される。このようにし
て高域周波数遮断フィルター付電流増幅手段9より出力
される信号は波形Fとなる。以下、電流増幅され、かつ
高域周波数成分を除去された交流信号がコンデンサー7
によって直流電圧成分を除去され、定電圧電源回路手段
1によって規定される最下層電位Dより、ツェナーダイ
オード2によって設定される一定電圧Eだけ直流電位の
高い交流電圧Bとなり蛍光表示管3のフィラメントに印
加され蛍光表示管3の表示面の点灯、消灯に至る過程は
第1の実施例と同様である。
【0031】以上のように本実施例によれば、電流増幅
を行うと共にクロック信号の高域周波数成分を除去する
ことによって容易に蛍光表示管のフィラメント部に流れ
る高周波成分を低減し機器の誤動作や故障を誘発する高
周波の電磁波ノイズの発生を防ぐことが可能となるので
ある。
を行うと共にクロック信号の高域周波数成分を除去する
ことによって容易に蛍光表示管のフィラメント部に流れ
る高周波成分を低減し機器の誤動作や故障を誘発する高
周波の電磁波ノイズの発生を防ぐことが可能となるので
ある。
【0032】上記の例では高域周波数遮断フィルター付
電流増幅手段を用いることにより電流増幅と高域周波数
の遮断を同時に行ったが、電流増幅手段の入力信号、も
しくは出力信号に独立した高域周波数遮断フィルターを
用いる構成としてもよい。
電流増幅手段を用いることにより電流増幅と高域周波数
の遮断を同時に行ったが、電流増幅手段の入力信号、も
しくは出力信号に独立した高域周波数遮断フィルターを
用いる構成としてもよい。
【0033】次に、第4の実施例について図7を参照し
ながら詳細に説明する。図7は本発明の第4の実施例に
おける蛍光表示管付機器の電源装置のブロック図を示す
ものである。
ながら詳細に説明する。図7は本発明の第4の実施例に
おける蛍光表示管付機器の電源装置のブロック図を示す
ものである。
【0034】図7において、10は外部コントローラ等
の回路部分が動作するために必要な定電圧と蛍光表示管
の最下層電位となる定電圧とを出力し、かつ定電圧出力
のON/OFFを任意に切り換え可能な出力切り替え機
能付定電圧電源回路手段、符号2〜7は図1の第1の実
施例と共通の要素であり同じ番号で表すことにする。た
だし、4は出力切り替え機能付定電圧電源回路手段10
より出力される定電圧により作動し、蛍光表示管3のグ
リッド、セグメント電位を任意に設定し、かつクロック
信号発生手段5に対して制御信号を送る機能を持たない
外部コントローラ、5は出力切り替え機能付定電圧電源
回路手段10より出力される定電圧により作動し、内部
で任意の周波数のクロック信号を発生させる機能を持
ち、かつ外部からの信号によってクロック信号出力のO
N/OFF切り換えを行えないクロック信号発生手段で
ある。以上のように構成された蛍光表示管付機器の電源
装置において、以下その動作について説明する。
の回路部分が動作するために必要な定電圧と蛍光表示管
の最下層電位となる定電圧とを出力し、かつ定電圧出力
のON/OFFを任意に切り換え可能な出力切り替え機
能付定電圧電源回路手段、符号2〜7は図1の第1の実
施例と共通の要素であり同じ番号で表すことにする。た
だし、4は出力切り替え機能付定電圧電源回路手段10
より出力される定電圧により作動し、蛍光表示管3のグ
リッド、セグメント電位を任意に設定し、かつクロック
信号発生手段5に対して制御信号を送る機能を持たない
外部コントローラ、5は出力切り替え機能付定電圧電源
回路手段10より出力される定電圧により作動し、内部
で任意の周波数のクロック信号を発生させる機能を持
ち、かつ外部からの信号によってクロック信号出力のO
N/OFF切り換えを行えないクロック信号発生手段で
ある。以上のように構成された蛍光表示管付機器の電源
装置において、以下その動作について説明する。
【0035】第1の実施例においてはクロック信号発生
手段5が外部コントローラ4の信号によりクロック信号
出力のON/OFFを行い、フィラメント電流の遮断を
行う構成となっていた。しかし、この場合、外部コント
ローラ4にはクロック信号発生手段5に対してクロック
信号のON/OFFを制御するための信号を送らねばな
らず、またクロック信号発生手段5はその制御信号に従
って出力するクロックのON/OFFを実行する機能を
有さねばならないという複雑な構成となるという問題点
がある。本実施例では上記問題点に鑑み、クロック信号
発生手段5を作動させる定電圧を供給する出力切り替え
機能付定電圧電源回路手段10によりクロック信号発生
手段5の電源電圧をON/OFFすることによってクロ
ック信号出力のON/OFFを行うという容易な構成で
フィラメント電流の遮断を実現することで上記の問題点
の解決を行う。
手段5が外部コントローラ4の信号によりクロック信号
出力のON/OFFを行い、フィラメント電流の遮断を
行う構成となっていた。しかし、この場合、外部コント
ローラ4にはクロック信号発生手段5に対してクロック
信号のON/OFFを制御するための信号を送らねばな
らず、またクロック信号発生手段5はその制御信号に従
って出力するクロックのON/OFFを実行する機能を
有さねばならないという複雑な構成となるという問題点
がある。本実施例では上記問題点に鑑み、クロック信号
発生手段5を作動させる定電圧を供給する出力切り替え
機能付定電圧電源回路手段10によりクロック信号発生
手段5の電源電圧をON/OFFすることによってクロ
ック信号出力のON/OFFを行うという容易な構成で
フィラメント電流の遮断を実現することで上記の問題点
の解決を行う。
【0036】まず、クロック信号発生手段5よりクロッ
クが出力し、電流増幅手段6によって電流増幅されたク
ロック信号がコンデンサー7によって直流電圧成分を除
去され、出力切り替え機能付定電圧電源回路手段10に
よって規定される最下層電位Dより、ツェナーダイオー
ド2によって設定される一定電圧Eだけ直流電位の高い
交流電圧Bとなり蛍光表示管3のフィラメントに印加さ
れ蛍光表示管3の表示面の点灯、消灯に至る過程は第1
の実施例と同様である。
クが出力し、電流増幅手段6によって電流増幅されたク
ロック信号がコンデンサー7によって直流電圧成分を除
去され、出力切り替え機能付定電圧電源回路手段10に
よって規定される最下層電位Dより、ツェナーダイオー
ド2によって設定される一定電圧Eだけ直流電位の高い
交流電圧Bとなり蛍光表示管3のフィラメントに印加さ
れ蛍光表示管3の表示面の点灯、消灯に至る過程は第1
の実施例と同様である。
【0037】次に蛍光表示管3の表示面をフィラメント
線も含めて完全に消灯する場合には、出力切り替え機能
付定電圧電源回路手段10によりクロック信号発生手段
5に供給している定電圧を遮断する。クロック信号発生
手段5より出力されるクロック信号は定電圧電源回路手
段1よりクロック信号発生手段5に供給される電圧に依
存するため、クロック信号は出力されず、その結果、蛍
光表示管3のフィラメントには交流電圧として供給され
なくなり、また、コンデンサー7によって直流成分が除
去されているのでフィラメントにはいかなる電流も流さ
れず表示面の完全消灯を行う。
線も含めて完全に消灯する場合には、出力切り替え機能
付定電圧電源回路手段10によりクロック信号発生手段
5に供給している定電圧を遮断する。クロック信号発生
手段5より出力されるクロック信号は定電圧電源回路手
段1よりクロック信号発生手段5に供給される電圧に依
存するため、クロック信号は出力されず、その結果、蛍
光表示管3のフィラメントには交流電圧として供給され
なくなり、また、コンデンサー7によって直流成分が除
去されているのでフィラメントにはいかなる電流も流さ
れず表示面の完全消灯を行う。
【0038】以上のように本実施例によれば、外部コン
トローラ4からクロック信号発生手段5に対する制御信
号を用いることなくフィラメント電流の遮断が可能とな
るのである。
トローラ4からクロック信号発生手段5に対する制御信
号を用いることなくフィラメント電流の遮断が可能とな
るのである。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は、従来の構成とは
異なり、クロック信号出力を制御することによってフィ
ラメント電流を容易に遮断し、スイッチによるON/O
FFを不要とすることができる。
異なり、クロック信号出力を制御することによってフィ
ラメント電流を容易に遮断し、スイッチによるON/O
FFを不要とすることができる。
【図1】本発明の第1の実施例における蛍光表示管付機
器の電源装置のブロック図である。
器の電源装置のブロック図である。
【図2】上記、第1の実施例における蛍光表示管付機器
の電源装置の各部の電圧波形を示す波形図である。
の電源装置の各部の電圧波形を示す波形図である。
【図3】本発明の第2の実施例における蛍光表示管付機
器の電源装置のブロック図である。
器の電源装置のブロック図である。
【図4】上記、第2の実施例における蛍光表示管付機器
の電源装置の各部の電圧波形を示す波形図である。
の電源装置の各部の電圧波形を示す波形図である。
【図5】本発明の第3の実施例における蛍光表示管付機
器の電源装置のブロック図である。
器の電源装置のブロック図である。
【図6】上記、第3の実施例における蛍光表示管付機器
の電源装置の各部の電圧波形を示す波形図である。
の電源装置の各部の電圧波形を示す波形図である。
【図7】本発明の第4の実施例における蛍光表示管付機
器の電源装置のブロック図である。
器の電源装置のブロック図である。
【図8】従来の蛍光表示管付機器の電源装置のブロック
図である。
図である。
1 定電圧電源回路手段 2 ツェナーダイオード 3 蛍光表示管 4 外部コントローラ 5 クロック信号発生手段 6 電流増幅手段 7 コンデンサー 8 電流電圧増幅手段 9 高域周波数遮断フィルター付電流増幅手段 10 出力切り替え機能付定電圧電源回路手段 11 交流電源 12 電源トランス 13 スイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 機器の動作状態、または任意の情報を表
示する蛍光表示管付機器において、外部コントローラ等
の回路部分が動作するために必要な定電圧と蛍光表示管
の最下層電位となる定電圧とを出力する定電圧電源回路
手段と、入力された信号の電流値を増幅する電流増幅手
段と、前記電流増幅手段より出力される信号の直流成分
を除去するコンデンサーと、前記定電圧電源回路より出
力される最下層電位を基準とし、交流電圧の直流電位を
任意に設定するツェナーダイオードと、グリッド、セグ
メント、フィラメントの三極から構成され、かつフィラ
メント印加電圧に交流電圧が必要とされ、かつ前期ツェ
ナーダイオードにより直流電位を設定された交流電圧を
フィラメント電圧とし、かつ外部より、グリッド、セグ
メント電位をコントロールすることによって表示面の任
意の蛍光体部分の点灯、消去が可能な蛍光表示管と、前
記定電圧電源回路手段より出力される定電圧により作動
し、内部で任意の周波数のクロック信号を発生させる機
能を持ち、かつ外部からの信号によってクロック信号出
力のON/OFF切り換え可能なクロック信号発生手段
と、前記定電圧電源回路手段より出力される定電圧によ
り作動し、前記蛍光表示管のグリッド、セグメント電位
を任意に設定し、かつ前記クロック信号発生手段に対し
て制御信号を送る機能を持った外部コントローラとを備
えたことを特徴とする蛍光表示管付機器の電源装置。 - 【請求項2】 機器の動作状態、または任意の情報を表
示する蛍光表示管付機器において、外部コントローラ等
の回路部分が動作するために必要な定電圧と蛍光表示管
の最下層電位となる定電圧とを出力する定電圧電源回路
手段と、入力された信号の電流値を増幅し、かつ電圧値
を増幅する電流電圧増幅手段と、前記電流電圧増幅手段
より出力される信号の直流成分を除去するコンデンサー
と、前記定電圧電源回路より出力される最下層電位を基
準とし、交流電圧の直流電位を任意に設定するツェナー
ダイオードと、グリッド、セグメント、フィラメントの
三極から構成され、かつフィラメント印加電圧に交流電
圧が必要とされ、かつ前期ツェナーダイオードにより直
流電位を設定された交流電圧をフィラメント電圧とし、
かつ外部より、グリッド、セグメント電位をコントロー
ルすることによって表示面の任意の蛍光体部分の点灯、
消去が可能な蛍光表示管と、前記定電圧電源回路手段よ
り出力される定電圧により作動し、内部で任意の周波数
のクロック信号を発生させる機能を持ち、かつ外部から
の信号によってクロック信号出力のON/OFF切り換
え可能なクロック信号発生手段と、前記定電圧電源回路
手段より出力される定電圧により作動し、前記蛍光表示
管のグリッド、セグメント電位を任意に設定し、かつ前
記クロック信号発生手段に対して制御信号を送る機能を
持った外部コントローラとを備えたことを特徴とする蛍
光表示管付機器の電源装置。 - 【請求項3】 機器の動作状態、または任意の情報を表
示する蛍光表示管付機器において、外部コントローラ等
の回路部分が動作するために必要な定電圧と蛍光表示管
の最下層電位となる定電圧とを出力する定電圧電源回路
手段と、入力された信号の電流値を増幅し、かつ入力さ
れた信号の高域周波数成分を遮断する機能を有する高域
周波数遮断フィルター付電流増幅手段と、前記高域周波
数遮断フィルター付電流増幅手段より出力される信号の
直流成分を除去するコンデンサーと、前記定電圧電源回
路より出力される最下層電位を基準とし、交流電圧の直
流電位を任意に設定するツェナーダイオードと、グリッ
ド、セグメント、フィラメントの三極から構成され、か
つフィラメント印加電圧に交流電圧が必要とされ、かつ
前期ツェナーダイオードにより直流電位を設定された交
流電圧をフィラメント電圧とし、かつ外部より、グリッ
ド、セグメント電位をコントロールすることによって表
示面の任意の蛍光体部分の点灯、消去が可能な蛍光表示
管と、前記定電圧電源回路手段より出力される定電圧に
より作動し、内部で任意の周波数のクロック信号を発生
させる機能を持ち、かつ外部からの信号によってクロッ
ク信号出力のON/OFF切り換え可能なクロック信号
発生手段と、前記定電圧電源回路手段より出力される定
電圧により作動し、前記蛍光表示管のグリッド、セグメ
ント電位を任意に設定し、かつ前記クロック信号発生手
段に対して制御信号を送る機能を持った外部コントロー
ラとを備えたことを特徴とする蛍光表示管付機器の電源
装置。 - 【請求項4】 機器の動作状態、または任意の情報を表
示する蛍光表示管付機器において、外部コントローラ等
の回路部分が動作するために必要な定電圧と蛍光表示管
の最下層電位となる定電圧とを出力し、かつ定電圧出力
のON/OFFを任意に切り換え可能な出力切り替え機
能付定電圧電源回路手段と、入力された信号の電流値を
増幅する電流増幅手段と、前記電流増幅手段より出力さ
れる信号の直流成分を除去するコンデンサーと、前記出
力切り替え機能付定電圧電源回路より出力される最下層
電位を基準とし、交流電圧の直流電位を任意に設定する
ツェナーダイオードと、グリッド、セグメント、フィラ
メントの三極から構成され、かつフィラメント印加電圧
に交流電圧が必要とされ、かつ前期ツェナーダイオード
により直流電位を設定された交流電圧をフィラメント電
圧とし、かつ外部より、グリッド、セグメント電位をコ
ントロールすることによって表示面の任意の蛍光体部分
の点灯、消去が可能な蛍光表示管と、前記出力切り替え
機能付定電圧電源回路手段より出力される定電圧により
作動し、内部で任意の周波数のクロック信号を発生させ
る機能を持つクロック信号発生手段と、前記出力切り替
え機能付定電圧電源回路手段より出力される定電圧によ
り作動し、前記蛍光表示管のグリッド、セグメント電位
を任意に設定できる外部コントローラとを備えたことを
特徴とする蛍光表示管付機器の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3468792A JPH05232881A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 蛍光表示管付機器の電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3468792A JPH05232881A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 蛍光表示管付機器の電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05232881A true JPH05232881A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=12421308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3468792A Pending JPH05232881A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 蛍光表示管付機器の電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05232881A (ja) |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP3468792A patent/JPH05232881A/ja active Pending
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