JPH0523282A - 食器乾燥機の据え付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】カウンター端部との水仕舞いを良好に行いなが
ら設置する。 【構成】食器乾燥機本体１を洗い場部のカウンター２に
隣接して配設する。食器乾燥機本体１の食器出し入れ口
３をカウンター２に向けて開口させる。食器乾燥機本体
１の側部より突設された水切り片４をカウンター２の端
部上面に載置する。水切り片４とカウンター２との間に
おいて水切り片４の下面に凹設された凹部５内にコーキ
ング材６を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カウンターと隣接して
設置される食器乾燥機の据え付け構造に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、カウンター２と隣接して設置され
る食器乾燥機は、使い勝手を考慮して例えば、図５に示
されるように食器出し入れ口３がカウンター２側に向く
ようにしてカウンター２と隣接して配置されるものであ
り、カウンター２と食器乾燥機本体１との間の水仕舞い
は、食器乾燥機本体１の端部に当接されたカウンター２
の側端部と食器乾燥機本体１の側面との間にコーキング
材６を設けて当接部分の防水性を確保するようにしてい
る。これは、カウンター２上から食器乾燥機本体１内に
食器を出し入れする場合に食器乾燥機本体１とカウンタ
ー２の端部との間から下方に水が浸入しないようにする
ためである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、外観上コーキング材６が露出した状
態となっており、見栄えが悪いという問題があり、ま
た、振動等によって食器乾燥機本体１が動いたりすると
コーキング材６が簡単に剥がれてしまうようなことがあ
り、防水性も不十分なものであった。

【０００４】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、カウンター端部との水仕舞いを良好に行いな
がら設置することができる食器乾燥機の据え付け構造を
提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、食器乾燥機本体１を洗い場部のカウン
ター２に隣接して配設し、食器乾燥機本体１の食器出し
入れ口３をカウンター２に向けて開口させ、食器乾燥機
本体１の側部より突設された水切り片４をカウンター２
の端部上面に載置し、水切り片４とカウンター２との間
において水切り片４の下面に凹設された凹部５内にコー
キング材６を充填したものである。

【０００６】

【作用】しかして、食器乾燥機本体１をカウンター２と
隣接して配置すると共に食器乾燥機本体１より突設され
た水切り片４をカウンター２の端部上面に載置し、水切
り片４の下面に設けられた凹部５内にコーキング材６が
充填されて食器乾燥機がカウンター２と隣接して据え付
けられる。そして、コーキング材６は水切り片４の下面
に設けられた凹部５内に充填されるようになっているた
め、外観上コーキング材６が見えるようなことがないも
のであり、また、水切り片４がカウンター２上に載置さ
れるようになっているために安定した状態で食器乾燥機
本体１が設置されており、振動等によってカウンター２
と食器乾燥機本体１とが簡単に離れるようなことがな
い。

【０００７】

【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。食器乾燥機は図３に示されるように一側面部
に食器出し入れ口３が設けられた平面視略正方形の食器
乾燥機本体１によって主体が構成されている。７は食器
乾燥機本体１の下部に配置される下部ユニットであり、
内部には鍋のような大きな食器を収納して乾燥する鍋カ
ゴ３０が設けられている。食器乾燥機本体１内には複数
段に食器載置棚８が設けられており、食器出し入れ口３
に開閉自在に設けられた開閉扉９を開いて食器乾燥機本
体１への食器の出し入れを行うことができるようになっ
ている。開閉扉９は食器出し入れ口３をできるだけ広く
とることができるように、つまり、食器乾燥機本体１へ
の食器の出し入れの方向を広くすることができるように
４側面のうちコーナ部で隣合う２側面にわたって設けら
れており、一方の開閉扉９ａは食器出し入れ口３の開口
半分を閉じるように構成され、他方の開閉扉９ｂはＬ字
状に形成されてコーナ部で残りの開口を閉じるように構
成されている。一方の開閉扉９ａの内面にはまな板立て
１０が設けられており、他方の開閉扉９ｂの内面にはお
玉やフライ返し等を掛けるためのフック３１や箸立て３
２が設けられている。各開閉扉９ａ，９ｂを閉じた場合
に開閉扉９で覆われることとなる食器出し入れ口３の下
部には食器乾燥機を作動させるための操作部１１が設け
られており、操作部１１と隣合うように排水カップ１
２、フィルター１３が設けられている。排水カップ１２
は食器乾燥機本体１内に収納された食器から滴下する水
を水受けガイド１４を介して受けるためのものであり、
一定量溜まると引き出して溜まった水を捨てることがで
きるようになっている。また、フィルター１３はヒータ
のような乾燥装置によって食器を乾燥させる場合に食器
乾燥機本体１内や乾燥装置の設置部分にほこり等が浸入
しないようにするためのものである。図２に示されるよ
うに操作部１１や排水カップ１２が設けられた食器乾燥
機本体１の正面部の下部からは側方に向けて水切り片４
が突設されており、この水切り片４をカウンター２の端
部上面に載置するようにして食器乾燥機本体１は洗い場
部のカウンター２と隣接して設置されている。図１に示
されるように水切り片４の上面には斜め下方に向けて傾
斜する傾斜部４ａが設けられており、上面に落ちる水は
カウンター２上にガイドされるようになっている。水切
り片４の下面には凹部５が設けられており、凹部５内に
はコーキング材６が充填され、このコーキング材６によ
ってカウンター２と水切り片４との間の防水を図るよう
にしている。

【０００８】しかして、食器乾燥機本体１を洗い場部の
カウンター２と隣接して設置するにあたっては、食器乾
燥機本体１の外面より突設された水切り片４をカウンタ
ー２の端部上面に載置し、カウンター２と水切り片４と
の間において水切り片４の下面に設けられた凹部５内に
コーキング材６を充填することで防水性を確保しながら
カウンター２と隣接して食器乾燥機本体１が設置される
ものである。そして、カウンター２上から食器出し入れ
口３を介して食器乾燥機本体１に食器の出し入れを行う
ものであり、食器の出し入れ時に食器より水が滴り落ち
たとしても水切り片４の存在によって食器乾燥機本体１
とカウンター２との間から下方に水が浸入するようなこ
とがないものであり、また、排水カップ１２に溜まった
水を捨てるような場合においても溢れた水がカウンター
２と食器乾燥機本体１との間に浸入するようなことがな
いものである。そして、食器乾燥機本体１とカウンター
２との間に設けられるコーキング材６は水切り片４の下
面側に配置されるようになっているため、外観上コーキ
ング材６が見えるようなことがないものであり、コーキ
ング材６によって設置部分の見栄えが悪くなるようなこ
とがないものである。しかも、食器乾燥機本体１は水切
り片４をカウンター２の端部上面に載置するようにして
設置されているため、カウンター２の端部と連結された
状態となり、安定した状態で設置されるものである。

【０００９】

【発明の効果】本発明は上述のように、食器乾燥機本体
を洗い場部のカウンターに隣接して配設し、食器乾燥機
本体の食器出し入れ口をカウンターに向けて開口させ、
食器乾燥機本体の側部より突設された水切り片をカウン
ターの端部上面に載置し、水切り片とカウンターとの間
において水切り片の下面に凹設された凹部内にコーキン
グ材を充填しているので、コーキング材は水切り片の下
面に設けられた凹部内に充填されるようになっているた
めに外観上コーキング材が見えるようなことがなく、見
栄えが悪くなるようなことなく食器乾燥機本体をカウン
ターと隣接して設置することができるものであり、ま
た、水切り片がカウンター上に載置されるようになって
いるために食器乾燥機本体はカウンターの端部と連結さ
れた状態となり、振動等によってカウンターと食器乾燥
機本体とが簡単に離れるようなことがなく、安定して据
え付けることができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す要部の断面図である。

【図２】同上の設置状態を示す斜視図である。

【図３】同上の食器乾燥機の斜視図である。

【図４】同上の設置状態を示すものであり、（ａ）は側
面図、（ｂ）は正面図である。

【図５】従来例の設置状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 食器乾燥機本体 ２ カウンター ３ 食器出し入れ口 ４ 水切り片 ５ 凹部 ６ コーキング材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 食器乾燥機本体を洗い場部のカウンター
   に隣接して配設し、食器乾燥機本体の食器出し入れ口を
   カウンターに向けて開口させ、食器乾燥機本体の側部よ
   り突設された水切り片をカウンターの端部上面に載置
   し、水切り片とカウンターとの間において水切り片の下
   面に凹設された凹部内にコーキング材を充填して成るこ
   とを特徴とする食器乾燥機の据え付け構造。