JPH0523204U - Nc制御装置 - Google Patents
Nc制御装置Info
- Publication number
- JPH0523204U JPH0523204U JP7233491U JP7233491U JPH0523204U JP H0523204 U JPH0523204 U JP H0523204U JP 7233491 U JP7233491 U JP 7233491U JP 7233491 U JP7233491 U JP 7233491U JP H0523204 U JPH0523204 U JP H0523204U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 NC制御装置での機械の応答遅れによる誤差
を除く。 【構成】 NC制御装置において、指令に対する機械の
応答遅れに起因する、起動時及び方向反転時の誤差を応
答遅れにみあったタイミングで補正するスイッチ2をモ
ータ指令制御器として備えた。
を除く。 【構成】 NC制御装置において、指令に対する機械の
応答遅れに起因する、起動時及び方向反転時の誤差を応
答遅れにみあったタイミングで補正するスイッチ2をモ
ータ指令制御器として備えた。
Description
【0001】
本考案は、位置補正を付与した工作機械のNC制御装置に関する。
【0002】
図2は従来のNC制御装置の制御ブロック図であり、指令位置演算器3により 得られる指令位置と機械位置検出器8から得られる機械位置との差をとり、この 差にて指令速度演算器4により指令速度を得て、この指令速度と速度検出器7か ら得られる機械速度との差をモータアンプ5にて増幅しモータ6を動かす。そし て、モータ6はボールスクリュー9にて連結された機械10を動かす。
【0003】 かかる系において、起動時及び方向反転時には、機械10の応答遅れの問題が ある。つまり、図3に示すように、停止時のモータ6と機械10との関係(a) に対して、指令によりモータ6がまわり機械10が動き出すまでにはボールスク リュー9のねじれ(b)が必要となる。そして、このねじれ分は、機械10の応 答遅れを生起する。
【0004】 このために、遅れを補正すべくロストモーション補正演算器1が備えられ、遅 れを補正する余分な指令をモータアンプ5を介してモータ6に与えるようにして いる。
【0005】 ところが、このロストモーション補正演算器1により補正量を与えるにしても 、図6(b)の如く起動時及び方向反転時に補正指令を加えているため、結局図 4に示すように補正量を加味した指令位置に対してモータ位置がねじれ分だけ移 動して機械位置が動き出すことには変りなく、ねじれが完了する時間だけ、なお 、応答時間遅れが存在することになる。
【0006】 本考案は、上述の問題に鑑み指令位置と機械位置との間の応答時間遅れを除く ようにしたNC制御装置の提供を目的とする。
【0007】
上述の目的を達成する本考案は、指令演算器からの指令にてモータアンプを通 じてモータ及び機械を動かすNC制御装置において、 補正量を出力するロストモーション補正演算器と上記モータアンプとの間に上 記補正量を応答遅れにみあったタイミングにて予め出力するスイッチを備えたこ とを特徴とする。
【0008】
指令の起動や反転の判定をきっかけとして、指令が実行されてモータを動かし 機械を動かす前に、モータによりボールスクリューのねじれを完了させる。この 指令の判定のきっかけすなわち起動時や反転時よりある時間前はソフトウェアに よるパラメータ等で予め設定しておく。
【0009】
ここで、図1、図5、図6を参照して本考案の実施例を説明する。なお、図1 にて図2と同一部分には同符号を付す。 図1において、指令位置演算器3により得られる指令位置と、機械位置検出器 8から得られる機械位置との差から指令速度を指令速度演算器4により演算し、 この指令速度と速度検出器7から得られる機械速度との差をモータアンプ5で増 幅することによりモータ6を動かし、このモータ6の力をボールースクリュー9 により機械10に伝え機械10を動かす。
【0010】 ロストモーション補正演算器1は、起動時や方向反転時に指令に対する機械1 0の遅れ量を補正量として出力するものである。 そして、このロストモーション補正演算器1の補正指令出力をモータアンプ5 に出力するためスイッチ2が存在する。換言すれば、スイッチ2により起動時及 び方向反転時より早く補正を加えるタイミングを与えている。 このスイッチ2はNC制御装置にあっては、実際上ソフトウェアであり、ボー ルスクリュー9のねじれが完了する時間としてパラメータ等であらかじめ設定し ている。
【0011】 つまり、図6(c)に示すように指令速度の起動に当りt時間前をパラメータ で設定してねじれを完了させている。この関係は図5に示すようにスイッチ2の オンにて補正量に従ってモータ6を動かしてねじれを完了させており、起動や反 転時の指令時にはねじれが完了したモータ位置から機械10が動かされることに なる。
【0012】
以上説明したように本考案によれば、応答遅れにみあった時間前に予め遅れの 原因を除去することができ、起動時及び象限切換時に生じる機械位置と指令位置 との誤差を減少させることができる。
【図1】本考案の実施例のブロック図。
【図2】従来例のブロック図。
【図3】機械の応答遅れを表わす説明図。
【図4】従来の補正の説明図。
【図5】本考案の補正の説明図。
【図6】指令に対する補正の従来と本考案との比較説明
図。
図。
1 ロストモーション補正演算器 2 スイッチ 5 モータアンプ 6 モータ 9 ボールスクリュー 10 機械
Claims (1)
- 【請求項1】 指令演算器からの指令にてモータアンプ
を通じてモータ及び機械を動かすNC制御装置におい
て、 補正量を出力するロストモーション補正演算器と上記モ
ータアンプとの間に上記補正量を応答遅れにみあったタ
イミングにて予め出力するスイッチを備えたことを特徴
とするNC制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7233491U JPH0523204U (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | Nc制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7233491U JPH0523204U (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | Nc制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523204U true JPH0523204U (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=13486291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7233491U Withdrawn JPH0523204U (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | Nc制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523204U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013206427A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Denso Wave Inc | ロボットの制御装置 |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP7233491U patent/JPH0523204U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013206427A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Denso Wave Inc | ロボットの制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951130 |