JPH0523162U - 目標情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者が必要とする監視距離内の目標情報を
全て監視できるようにした目標情報表示装置を得る。 【構成】 目標情報１を受信して予め選択された方位内
に存在する目標のみを出力する目標監視方位選択部１６
と、この出力を距離の近い順に計数して予め設定された
最大選択目標数以内の目標のみを出力する目標距離選択
部１１と、この出力を予め設定された座標に変換して出
力する座標変換部１２と、この出力を画素信号に変換し
て出力する表示制御部１３と、この画素信号を画面表示
する表示部１４と、前記目標監視方位選択部、目標距離
選択部及び座標変換部にそれぞれ予め設定された方位・
距離・座標情報を出力する操作部１５とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は目標情報表示装置に関し、特に携行運用を用途とする小型の表示装置 に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の目標情報表示装置は、図２に示すように、目標情報１を受信し て予め選択された距離以内に存在する目標情報２を出力する受信目標距離選択部 １１と、その出力を予め設定された座標に変換した情報３として出力する座標変 換部１２と、その出力を画素情報４として出力する表示制御部１３と、その出力 を画面表示する表示部１４と、前記受信目標距離選択部１１と座標変換部１２に それぞれ予め設定された座標情報５を出力するための操作部１５とで構成されて いる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この従来の表示装置では、受信された目標情報の選択表示が使用者の必要とす る監視距離内の全ての目標でなければならない。しかしながら、表示部１４にお ける視認性の限界以上の目標情報が必要とする監視距離内に存在する場合、視認 性を優先し、目標情報を選択する距離を縮小しなければならない。 又、受信目標距離選択部１１において、距離の近い目標順に目標数の計数を行 い、表示部１４における視認性を考慮して予め設定された最大選択目標数以上に 達したならば、設定値を越える目標情報は出力しない。 この結果、必要とする監視距離内の目標情報の全てを使用者が監視できないこ とになるという問題がある。 本考案の目的は、必要とする監視距離内の目標情報は全て監視できるようにし た目標情報表示装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案の目標情報表示装置は、目標情報を受信して予め選択された方位内に存 在する目標のみを出力する目標監視方位選択部と、この出力を距離の近い順に計 数して予め設定された最大選択目標数以内の目標のみを出力する目標距離選択部 と、この出力を予め設定された座標に変換して出力する座標変換部と、この出力 を画素信号に変換して出力する表示制御部と、この画素信号を画面表示する表示 部と、前記目標監視方位選択部、目標距離選択部及び座標変換部にそれぞれ予め 設定された方位・距離・座標情報を出力する操作部とを備える

【０００５】

【作用】

本考案によれば、目標監視方位選択部においては、表示対象とする目標情報を 方位によって選択することにより、目標情報の絞り込みを行い、相対的に監視可 能な距離を延長させ、使用者が必要とする監視領域の目標情報を表示可能とする 。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案について図面を参照して説明する。図１は本考案の一実施例のブ ロック構成図である。目標情報１は目標監視方位選択部１６において操作部１５ に予め設定された方位・距離・座標情報５のうちの方位情報に基づいて、この方 位以内の目標情報のみが選択されて出力６となる。この出力６は目標距離選択部 １１において操作部１５の前記方位・距離・座標情報５のうちの距離情報に基づ いて、その距離以内の目標情報のみが選択されて出力２となる。この出力２は座 標変換部１２において操作部１５の前記方位・距離・座標情報５のうちの座標情 報により変換されて出力３となる。この出力３は表示制御部１３において画素情 報４に変換されて出力される。この画素情報４は表示部１４において目標情報表 示装置の使用者が視認できるように画面表示される。

【０００７】 したがって、この構成では、目標監視方位選択部１６においては、表示対象と する目標情報を方位によって選択する。これにより、目標情報の絞り込みが行な れ、次の目標距離選択部１１での選択対象範囲を狭め、結果として相対的に監視 可能な距離を延長させ、使用者が必要とする監視領域を拡大する。これにより、 設定された方位内での距離範囲を拡大させた上での目標情報の表示を可能とし、 使用者が必要とする目標情報の全てを表示することが可能となる。

【０００８】 尚、受信目標情報は最初に座標変換された後に、距離及び方位によって選択す ることも可能である。 更に、座標、距離及び方位の設定は、目標情報の受信以前に設定するだけでな く、目標情報の受信中に設定することも当然可能である。 又、目標距離選択部１１においては、距離の近い目標順に目標数の計数を行い 、操作部１５において予め設定された最大選択目標数以内のもののみを出力２と することも可能である。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、表示対象とする目標情報を方位によって選択す る目標監視方位選択部を備えているので 表示対象とする目標情報を距離のみで はなく監視方位によっても選択することにより、使用者が必要とする目標情報を 全て視認性の良い状態で表示することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の目標情報表示装置の一実施例のブロッ
ク構成図である。

【図２】従来の目標情報表示装置のブロック構成図であ
る。

【符号の説明】

１１ 目標距離選択部 １２ 座標変換部 １３ 表示制御部 １４ 表示部 １５ 操作部 １６ 目標監視方位選択部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 目標情報を受信して予め選択された方位
   内に存在する目標のみを出力する目標監視方位選択部
   と、この出力を距離の近い順に計数して予め設定された
   最大選択目標数以内の目標のみを出力する目標距離選択
   部と、この出力を予め設定された座標に変換して出力す
   る座標変換部と、この出力を画素信号に変換して出力す
   る表示制御部と、この画素信号を画面表示する表示部
   と、前記目標監視方位選択部、目標距離選択部及び座標
   変換部にそれぞれ予め設定された方位・距離・座標情報
   を出力する操作部とを備えることを特徴とする目標情報
   表示装置。