JPH05231532A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH05231532A
JPH05231532A JP4072817A JP7281792A JPH05231532A JP H05231532 A JPH05231532 A JP H05231532A JP 4072817 A JP4072817 A JP 4072817A JP 7281792 A JP7281792 A JP 7281792A JP H05231532 A JPH05231532 A JP H05231532A
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shift
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Hideki Mochizuki
秀樹 望月
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速後に変速前の変速段に戻る方向の変速を
所定時間禁止するものの場合に、変速フィーリングを向
上させる。 【構成】 変速が行われると、変速前の変速段に戻る方
向の変速が所定時間禁止される。この所定時間は、運転
条件に応じて設定される。運転条件としては車速、加速
度、スロットル変化速度、スロットル開度及びエンジン
トルクが用いられ、これらの信号に基づいて所定時間が
ファジィ推論される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機の制御装置として、特
開平1−164846号公報に示されるものがある。こ
れは、変速のハンチング発生を防止することを目的とし
たものであり、アップシフトしたとき、所定時間だけダ
ウンシフトのみを禁止し、一方ダウンシフトしたときに
は所定時間だけアップシフトのみを禁止するように構成
されている。これにより、アップシフトとダウンシフト
とが短時間のうちに交互に繰り返されるハンチングの発
生を防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の自動変速機の制御装置では、変速を禁止す
る時間として常に一定の時間が設定されており、運転条
件の変化によっては運転フィーリングが悪くなるという
問題点がある。すなわち、車両重量、道路の傾斜などが
変わると一定時間内の走行距離や加速度なども変わり、
変速禁止状態を早く解除したい場合や逆にもっと長い時
間変速禁止状態を保持したい場合などがある。しかし、
運転状態にかかわらず変速を禁止する時間は一定値であ
るので、運転者の要求と整合せず、運転フィーリングが
悪くなる。本発明はこのような課題を解決することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、運転条件に応
じて変速を禁止する時間を可変とすることによって上記
課題を解決する。すなわち、本発明は、変速したときか
ら所定時間は変速前の変速段に戻す方向の変速を禁止す
るように構成される自動変速機の制御装置の場合に、運
転条件に応じて上記所定時間を可変設定する時間可変手
段を有することを特徴としている。
【0005】
【作用】例えば、アップシフトした場合には、これから
所定時間はダウンシフトすることが禁止される。この所
定時間は、運転条件に応じて可変設定される。この所定
時間は、車速、加速度、スロットル変化速度、スロット
ル開度及びエンジントルクに応じてファジィ推論されて
決定される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面の図2〜1
6に基づいて説明する。図2に、オーバドライブ付き前
進4速後退1速の自動変速機の動力伝達機構を骨組図と
して示す。この動力伝達機構は、トルクコンバータ10
を介してエンジン出力軸12からの回転力が伝えられる
入力軸13、ファイナルドライブ装置へ駆動力を伝える
出力軸14、第1遊星歯車組15、第2遊星歯車組1
6、リバースクラッチ18、ハイクラッチ20、フォワ
ードクラッチ22、オーバランニングクラッチ24、ロ
ーアンドリバースブレーキ26、バンドブレーキ28、
ローワンウェイクラッチ29、及びフォワードワンウェ
イクラッチ30を有している。なお、トルクコンバータ
10はロックアップクラッチ11を内蔵している。第1
遊星歯車組15は、サンギアS1と、インターナルギア
R1と、両ギアS1及びR1と同時にかみ合うピニオン
ギアP1を支持するキャリアPC1とから構成されてお
り、また遊星歯車組16は、サンギアS2と、インター
ナルギアR2と、両ギアS2及びR2と同時にかみ合う
ピニオンギアP2を支持するキャリアPC2とから構成
されている。キャリアPC1はハイクラッチ20を介し
て入力軸13と連結可能であり、またサンギアS1は、
リバースクラッチ18を介して入力軸13と連結可能で
ある。キャリアPC1はフォワードクラッチ22及びこ
れに直列に連結されたフォワードワンウェイクラッチ3
0を介して、又はフォワードクラッチ22及びフォワー
ドワンウェイクラッチ30に並列に配置されたオーバラ
ンニングクラッチ24を介してインターナルギアR2と
も連結可能である。サンギアS2は入力軸13と常に連
結されており、またインターナルギアR1及びキャリア
PC2は出力軸14と常に連結されている。ローアンド
リバースブレーキ26はキャリアPC1を固定すること
が可能であり、またバンドブレーキ28はサンギアS1
を固定することが可能である。ローワンウェイクラッチ
29は、キャリアPC1の正転(エンジン出力軸12と
同方向の回転)は許すが逆転(正転と逆方向の回転)は
許さない向きに配置してある。
【0007】上記動力伝達機構は、クラッチ18、2
0、22及び24、ブレーキ26及び28を種々の組み
合わせで作動させることによって遊星歯車組15及び1
6の各要素(S1、S2、R1、R2、PC1、及びP
C2)の回転状態を変えることができ、これによって入
力軸13の回転速度に対する出力軸14の回転速度を種
々変えることができる。クラッチ18、20、22及び
24、及びブレーキ26及び28を図3のような組み合
わせで作動させることにより、前進4速後退1速を得る
ことができる。なお、図3中〇印は作動しているクラッ
チ及びブレーキを示し、α1及びα2はそれぞれインタ
ーナルギアR1及びR2の歯数に対するサンギアS1及
びS2の歯数の比であり、またギア比は出力軸14の回
転数に対する入力軸13の回転数の比である。
【0008】図4、5及び6に上記動力伝達機構の作動
を制御する油圧制御装置を示す。この油圧制御装置は、
プレッシャレギュレータバルブ40、プレッシャモディ
ファイアバルブ42、ライン圧ソレノイド44、モディ
ファイア圧アキュムレータ46、パイロットバルブ4
8、トルクコンバータリリーフバルブ50、ロックアッ
プコントロールバルブ52、第1シャトルバルブ54、
ロックアップソレノイド56、マニアルバルブ58、第
1シフトバルブ60、第2シフトバルブ62、第1シフ
トソレノイド64、第2シフトソレノイド66、サーボ
チャージャバルブ68、3−2タイミングバルブ70、
4−2リレーバルブ72、4−2シークエンスバルブ7
4、ファーストレデューシングバルブ76、第2シャト
ルバルブ78、オーバランニングクラッチコントロール
バルブ80、オーバランニングクラッチソレノイド8
2、オーバランニングクラッチレデューシングバルブ8
4、1−2アキュムレータ86、2−3アキュムレータ
88、3−4アキュムレータ90、N−Dアキュムレー
タ92、アキュムレータコントロールバルブ94、フィ
ルタ96などを有しており、これらは互いに図示のよう
に接続されており、また前述のトルクコンバータ10
(なお、これにはロックアップクラッチ11のアプライ
室11a及びレリーズ室11bが形成されている)、フ
ォワードクラッチ22、ハイクラッチ20、バンドブレ
ーキ28(なお、これには2速用アプライ室28a、3
速用レリーズ室28b、及び4速用アプライ室28cが
形成されている)、リバースクラッチ18、ローアンド
リバースブレーキ26、及びオーバランニングクラッチ
24とも図示のように接続されており、更にフィードバ
ックアキュムレータ32を備えた可変容量ベーン型のオ
イルポンプ34、オイルクーラ36、前部潤滑回路3
7、及び後部潤滑回路38とも図示のように接続されて
いる。これらのバルブについての詳細な説明は省略す
る。説明を省略した部分については特開昭63−251
6521に記載されているものと同様である。
【0009】図7、8及び9にソレノイド44、56、
64、66及び82の作動を制御するコントロールユニ
ット300を示す。コントロールユニット300は、入
力インターフェース311、基準パルス発生器312、
CPU(中央処理装置)313、ROM(リードオンリ
メモリ)314、RAM(ランダムアクセスメモリ)1
5及び出力インターフェース316を有しており、これ
らはアドレスバス319、データバス320によって連
絡されている。このコントロールユニット300には、
エンジン回転速度センサ301、車速センサ302、ス
ロットル開度センサ303、セレクトポジションスイッ
チ304、キックダウンスイッチ305、アイドルスイ
ッチ306、フルスロットルスイッチ307、油温セン
サ308、入力軸回転速度センサ309、オーバドライ
ブスイッチ310などからの信号が入力されている。一
方、シフトソレノイド64及び66、オーバランニング
クラッチソレノイド82、ロックアップソレノイド5
6、及びライン圧ソレノイド44に信号が出力される。
【0010】コントロールユニット300では、変速直
後の制御に関して次のような制御が行われる。コントロ
ールユニット300には、スロットル開度信号TH、車
速信号V、及びエンジントルク信号Trが入力されてい
る。スロットル開度信号THからはスロットル変化速度
dTHが演算される。また、車速Vからは車両の加速度
dVが算出される。コントロールユニット300はファ
ジィ制御器としての機能を有しており、あらかじめ設定
されているファジィ集合のメンバーシップ関数に基づい
て上記各入力信号からあいまいさの度合いが求められ
る。あいまいさの度合いは0〜1の数値によって示され
る。車速V、車両の加速度dV、スロットル変化速度d
TH、スロットル開度TH、及びエンジントルクTrそ
れぞれ図10、図11、図12、図13、及び図14に
示すようなメンバーシップ関数が設定されている。これ
らのメンバーシップ関数によって得られる各信号に対す
るあいまいさの度合いを、 Fmi(j) で表す。ここでj=1〜5は次の信号に対応している。 j=1・・・V j=2・・・dV j=3・・・dTH j=4・・・TH j=5・・・Tr ここで、ある運転条件における各信号を統合したあいま
いさの度合いは次の式によって示される。 F(mi)=ΣFmi(j)/5 (なお、ここでは各信号を均等に扱ったが、信号に応じ
て重みを加えてもよい)次に、こうして得られた関数値
F(mi)から変速禁止時間を求める。すなわち、図1
5に示すように、関数値F(mi)が大きいほど変速禁
止時間が長くなるように設定されている。こうして決定
された変速禁止時間が経過するまではもとの変速段に戻
る方向の変速が禁止される。これによりハンチングの発
生が防止される。変速禁止時間が経過すると、その時点
の運転条件に応じた変速段が選択され、この変速段とな
るように変速制御が行われる。変速禁止時間は運転条件
に応じて適切に設定されているので、違和感のない快適
な運転フィーリングを得ることができる。上述のような
制御は具体的には、第16図に示すフローチャートに従
って行われる。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、変速後に変速を禁止する所定時間を運転条件に応じ
て可変としたので、常に適切なハンチング発生防止のた
めの変速禁止時間が設定され運転フィーリングが向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成要素間の関係を示す。
【図2】自動変速機の骨組を示す。
【図3】各変速段で作用する要素の組み合わせを示す。
【図4】自動変速機の油圧回路の左半分を示す。
【図5】自動変速機の油圧回路の右半分を示す。
【図6】図4と図5との配置の関係を示す。
【図7】コントロールユニットの左半分を示す。
【図8】コントロールユニットの右半分を示す。
【図9】図7と図8との配置の関係を示す。
【図10】車速のメンバーシップ関数を示す。
【図11】加速度のメンバーシップ関数を示す。
【図12】スロット変化速度のメンバーシップ関数を示
す。
【図13】スロットル開度のメンバーシップ関数を示
す。
【図14】エンジントルクのメンバーシップ関数を示
す。
【図15】関数値と変速禁止時間との関係を示す。
【図16】フローチャートを示す。
【符号の説明】
300 コントロールユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速したときから所定時間は変速前の変
    速段に戻す方向の変速を禁止する一時変速禁止手段を有
    する自動変速機の制御装置において、 運転条件に応じて上記所定時間を可変設定する時間可変
    手段を有することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 時間可変手段は、車速、加速度、スロッ
    トル変化速度、スロットル開度、及びエンジントルクの
    ファジィ集合のメンバーシップ関数をあらかじめ設定す
    るメンバーシップ関数設定手段と、実際に検知される各
    信号とメンバーシップ関数設定手段に設定されたメンバ
    ーシップ関数とからファジィ推論を行って所定時間を決
    定する所定時間決定手段とを有する請求項1記載の自動
    変速機の制御装置。
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