JPH05231446A - 湿式多板クラッチ - Google Patents

湿式多板クラッチ

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JPH05231446A
JPH05231446A JP4033643A JP3364392A JPH05231446A JP H05231446 A JPH05231446 A JP H05231446A JP 4033643 A JP4033643 A JP 4033643A JP 3364392 A JP3364392 A JP 3364392A JP H05231446 A JPH05231446 A JP H05231446A
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gear
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shaft
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Abstract

(57)【要約】 【目的】湿式多板クラッチのクラッチディスクに送られ
る潤滑油の供給量をクラッチディスク毎に分配制御する
ことを目的とする。 【構成】シャフト1に形成された潤滑油供給路13から
供給された潤滑油をギア5のスプライン部6の内側面か
ら外側面に案内するためにスプライン部6に対してラジ
アル方向に複数のスプライン通油孔15を透設するとと
もに、前記スプライン部6の内側面に前記スプライン通
油孔15へ潤滑油を誘導する誘導溝16を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばフォークリフトの
オートマチックトランスミッション等に使用される湿式
多板クラッチに係わり、詳しくはクラッチディスクの潤
滑に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばフォークリフトに装着され
ているオートマチックトランスミッションに使用される
クラッチは作動の円滑化、摩擦面の保護及び発熱や磨耗
を防止する目的で湿式多板クラッチが使用されている。
このため、クラッチの発熱や磨耗を防止するうえで各ク
ラッチディスクへの潤滑油の供給は円滑且つ均一に行わ
れる必要がある。
【0003】湿式多板クラッチの潤滑方法は、オイルポ
ンプから圧送されたオイルが潤滑油として、図13に示
すようにシャフト41内部に形成された潤滑油供給路4
2へ送られてくる。シャフト41には前記潤滑油供給路
42からシャフト41の外周面へ連通するシャフト通油
孔43a,43bが透設されている。前記シャフト通油
孔43aはギア44のベアリング45に通じ、シャフト
通油孔43bはギア44のスプライン部46の円筒内部
に通じている。
【0004】前記ギア44のスプライン部46には円筒
内部と円筒外部とを連通する複数のスプライン通油孔4
7が透設されている。図14はギア44のスプライン部
46の外周面における部分正面図、図15はギアのスプ
ライン部内周面における部分正面図である。
【0005】図14に示すようにスプライン部46の外
周面には軸方向と平行にスプライン歯46aが形成され
ている。このスプライン歯46aが円筒板状のクラッチ
ディスク48の内周面に形成されたスプライン歯48a
とスプライン結合することにより、クラッチディスク4
8はスプライン部46に対して一体回転可能であるとと
もに、軸方向にスライド可能となっている。
【0006】前記スプライン通油孔47は円柱形状であ
り、スプライン部46の各スプライン歯46a間の谷部
46bに1個ずつ、且つ軸方向に等間隔にずらして透設
されている。尚、各スプライン通油孔47を軸線方向に
ずらして透設したのはギア44のスプライン部46が強
度的に弱くなるのを防止するためのものである。
【0007】上記構成により、シャフト41内部の潤滑
油供給路42へ送られてきた潤滑油は前記シャフト通油
孔43a,43bを経てギア44のベアリング45及び
スプライン部46の円筒内部へ送られる。前記スプライ
ン部46の円筒内部へ送られてきた潤滑油はスプライン
部46の内周面に到達した後、前記内周面上を流れてス
プライン通油孔47へ流入する。そして、前記スプライ
ン通油孔47から流入した潤滑油は前記スプライン部4
6の外周面側に流出し、各クラッチディスク48を潤滑
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スプライン
部46の内周面は図15に示すように、平滑面であり、
ギア44の回転時におけるスプライン部46の加速又は
減速による慣性力によりスプライン部46の内周面上に
おける潤滑油の流路は常に乱されている。また、シャフ
ト通油孔43bの出口近くに透設されたスプライン通油
孔47には潤滑油が流入し易い。よって、潤滑油は各ス
プライン通油孔47へ必ずしも均等には流入せず、各ク
ラッチディスク48への潤滑油の供給量は不均一なもの
となる。
【0009】従って、クラッチディスク48毎に供給量
が偏って潤滑油が分配供給されたときには、潤滑油の不
足したクラッチディスク48の発熱や磨耗によるクラッ
チディスクの寿命低化及び場合によってはクラッチ系統
の故障に繋がる心配がある。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はクラッチディスクに送ら
れる潤滑油の供給量をクラッチディスク毎に分配制御す
ることができる湿式多板クラッチを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1発明はシャフトに固着、又は回転可能
に取り付けられたドラムと、ドラムに対してラジアル方
向に固定されスラスト方向に摺動可能に設けられた複数
のドリブンプレートと、シャフトに対して回転可能に取
着されたギアと、ギアのスプライン部外側面に対してラ
ジアル方向に固定されスラスト方向に摺動可能に設けら
れるとともに前記ドリブンプレートと交互に配置された
複数のクラッチディスクと、シャフトに形成された潤滑
油供給路から供給された潤滑油を前記ギアのスプライン
部内側面から外側面に案内するためにスプライン部に対
してラジアル方向に透設された複数のスプライン通油孔
とを備え、複数のドリブンプレートと複数のクラッチデ
ィスクとを互いに接続させてドラムの動力をギアに伝達
する湿式多板クラッチにおいて、前記スプライン部内側
面に対して前記スプライン通油孔に潤滑油を誘導する誘
導溝を形成したことをその要旨とする。
【0012】第2発明は、同じく複数のドリブンプレー
トと複数のクラッチディスクとを互いに接続させてドラ
ムの動力をギアに伝達する湿式多板クラッチにおいて、
前記スプライン部内側面を前記スプライン通油孔に潤滑
油を誘導する誘導傾斜面にしたことをその要旨とする。
【0013】第3発明は、同じく複数のドリブンプレー
トと複数のクラッチディスクとを互いに接続させてドラ
ムの動力をギアに伝達する湿式多板クラッチにおいて、
スプライン部内側面に対してスプライン通油孔に潤滑油
を誘導する誘導溝を設けるとともに、その誘導溝を潤滑
油の誘導を促進する傾斜溝にしたことをその要旨とす
る。
【0014】
【作用】第1の発明によれば、シャフトに形成された潤
滑油供給路から供給された潤滑油はギアのスプライン部
内側面全体に到達する。この時、スプライン部内側面に
到達した潤滑油はスプライン部内側面に形成した各誘導
溝に分配され溜まる。各誘導溝に分配され溜まった潤滑
油はその誘導溝中に形成されたスプライン通油孔に確実
に導入される。
【0015】第2の発明によれば、シャフトに形成され
た潤滑油供給路から供給された潤滑油はギアのスプライ
ン部内側面全体に到達する。この時、スプライン部内側
面は誘導傾斜面に形成されているので、スプライン部内
側面に到達した潤滑油は斜面に沿って誘導される。斜面
に沿って誘導される潤滑油は斜面上に形成されたスプラ
イン通油孔に確実に導入される。
【0016】第3の発明によれば、第1の発明と同様に
スプライン部内側面に到達した潤滑油はスプライン部内
側面に形成した各誘導溝に分配され溜まる。この時、各
誘導溝に分配され溜まった潤滑油はその誘導孔が傾斜し
ているので、この傾斜に沿って潤滑油は誘導されてスプ
ライン通油孔に確実に導入される。
【0017】
【実施例】以下、本発明をフォークリフトに装備された
オートマチックトランスミッションの湿式多板クラッチ
に具体化した一実施例を図1〜図6に従って説明する。
【0018】はじめに、オートマチックトランスミッシ
ョンに用いられている湿式多板クラッチの構成について
説明する。図2はオートマチックトランスミッションに
おける湿式多板クラッチの部分側断面図である。同図に
示すようにシャフト1には略円筒状のドラム2がシャフ
ト1と一体回転するようにビス固定され、前記ドラム2
にはシャフト1と中心軸を同じにする円筒状のスプライ
ン部3が形成されている。また、シャフト1にはベアリ
ング4を介してシャフト1と相対回転可能にギア5が嵌
合され、前記ギア5にはシャフト1と中心軸を同じにす
る円筒状のスプライン部6が形成されている。
【0019】ここで、ドラム2のスプライン部3の内径
はギア5のスプライン部6の外径よりも大きく、ドラム
2のスプライン部3の内周面とギア5のスプライン部6
の外周面とは所定距離だけ離間して対向している。ま
た、ドラム2のスプライン部3の内周面とギア5のスプ
ライン部6の外周面にはそれぞれ中心軸方向にスプライ
ン歯3a,6aが形成されている。
【0020】ドラム2のスプライン部3の内周面には複
数枚(本実施例では7枚)の円筒板状のドリブンプレー
ト7の外周面がスプライン結合されている。 一方、ギ
ア5のスプライン部6の外周面には複数枚(本実施例で
は6枚)の円筒板状のクラッチディスク8の内周面がス
プライン結合されている。尚、前記クラッチディスク8
の外径は前記ドリブンプレート7の内径より大くなって
いる。
【0021】従って、前記ドリブンプレート7は前記ド
ラム2と一体回転するとともに、ドラム2に対してシャ
フト1の軸方向にスライド可能である。また、前記クラ
ッチディスク8は前記ギア5と一体回転するとともに、
シャフト1の軸方向にギア5に対してスライド可能であ
る。また、各クラッチディスク8は各ドリブンプレート
7,7の間隙に挿入されるようにしてドリブンプレート
7と交互に配置されている。
【0022】図1に示すように、ドラム2とギア5の間
にはピストン9がシャフト1に対して軸方向にスライド
可能に嵌合されている。前記ピストン9にはシャフト1
に対して垂直且つ放射状に延びる支持部9aが形成さ
れ、その支持部9aの先端部にはヘッド部9bが形成さ
れ、前記ヘッド部9bは最前のドリブンプレート7と対
向している。また、ピストン9の支持部9aと前記ドラ
ム2の凹部とによりピストン室10が形成されている。
前記ピストン9の後面9cはリターンスプリング11に
より押圧されている。
【0023】図2に示すように、前記シャフト1にはピ
ストン9をギア側(図2においてP矢印方向)へ駆動す
るための前記ピストン室10に通じる油圧経路12が透
設されている。即ち、油圧孔12aに油圧がかかると、
油圧経路12を介してシャフト1外周面を摺動可能に取
り付けられたピストン9の前面(図2においてピストン
9の左面)に油圧がかかり、前記ピストン9がドリブン
プレート7をギア側へ押すことによってドリブンプレー
ト7とクラッチディスク8が圧接される。そして、ドリ
ブンプレート7とクラッチディスク8は一体回転し、ド
リブンプレート7側の動力をクラッチディスク8側に伝
達することにより、ドラム2の動力がギア5に伝達され
るようになっている。
【0024】また、図2に示すように、シャフト1には
潤滑油供給路13が透設され、その潤滑油供給路13は
シャフト1の外周面へ連通するシャフト通油孔14a,
14bと接続されている。前記シャフト通油孔14aは
ギア5のベアリング4部へ通じ、シャフト通油孔14b
はギア5のスプライン部6の円筒内部へ通じている。
【0025】前記ギア5のスプライン部6には円筒内部
と円筒外部とを連通する複数のスプライン通油孔15が
透設されている。図4、図5及び図6に示すように、前
記スプライン通油孔15は円柱形状であり、スプライン
部6の各スプライン歯6a間の谷部6bに1個ずつ、且
つ軸方向に等間隔にずらして透設されている。
【0026】また、図3、図5及び図6に示すように、
スプライン部6の内周面には回転方向に等間隔の幅をも
つ誘導溝16が形成され、各誘導溝16の底部16aに
は前記スプライン通油孔15が配置されている。また、
隣接する各誘導溝16間には隔壁17が形成され、前記
隔壁17により各スプライン通油孔15は互いに隔離さ
れている。従って、各誘導溝16の底部16aは周囲を
前記隔壁17及びスプライン部6の内周面両縁部6cに
より囲まれているので誘導溝16に流入した潤滑油は誘
導溝16内に保留されるようになっている。
【0027】次に、上記のように構成した湿式多板クラ
ッチの作用について説明する。シャフト1内部に形成さ
れた潤滑油供給路13からシャフト通油孔14bを経て
ギア5のスプライン部6の円筒内部に供給された潤滑油
は遠心力により前記スプライン部6の円筒内周面に流出
される。
【0028】このとき、誘導溝16の隔壁17はシャフ
ト1の軸方向と平行にスプライン部6の内周面に形成さ
れているため、シャフト1の回転とともに流出される潤
滑油は各誘導溝16に均等に供給される。そして、一度
誘導溝16に供給された潤滑油は隔壁17により誘導溝
16内に規制されるため、ギア5の回転時における加速
又は減速などの慣性力によって他の誘導溝16へ流出す
ることはない。
【0029】従って、各誘導溝16に均等に供給された
潤滑油は前記誘導溝16毎に透設されたスプライン通油
孔15から流入してクラッチディスク8側へ流出され
る。また、前記スプライン通油孔15は回転軌跡が軸方
向に等間隔となるようにスプライン部6に透設されてい
るため、潤滑油は各クラッチディスク8へ均等に供給さ
れる。
【0030】以上詳細に説明したように、本実施例にお
いてはギア5のスプライン部6の内周面に誘導溝16を
設け、前記スプライン部6に透設された各スプライン通
油孔15を隔壁17により隔離した。従って、各誘導溝
16に均等に供給された潤滑油は各クラッチディスク8
に対して均等に透設されたスプライン通油孔15を通っ
て各クラッチディスク8へ均等に供給される。
【0031】このため、クラッチディスク8毎に潤滑油
の供給量が偏ることに起因するドリブンプレート7及び
クラッチディスク8の発熱や磨耗を低減できるため、ド
リブンプレート7及びクラッチディスク8の寿命低化及
びクラッチ系統の故障等を防止することができる。
【0032】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成してもよい。 (1) 上記実施例ではギア5のスプライン部6の円筒
内周面に誘導溝16を回転方向に等間隔に形成して各ク
ラッチディスク8への潤滑油の供給量を均等とした。し
かし、図7及び図8に示すように誘導溝16の幅をそれ
それ異なった幅としてもよい。
【0033】この場合、例えば複数のクラッチディスク
8のうち中位に位置するクラッチディスク8に潤滑油を
供給するスプライン通油孔15の属する誘導溝16の幅
を広くする。その結果、特に磨耗の激しい中位に位置す
るクラッチディスク8へ相対的に多くの潤滑油を供給す
ることができる。
【0034】(2) 上記実施例では誘導溝16の底部
16aを平滑面としたが、図9及び図10に示すように
底部をスプライン通油孔15へ向かう傾斜面とした傾斜
溝18にすることにより、潤滑油がスプライン通油孔1
5へ流入し易くすることもできる。勿論、傾斜溝18は
スプライン通油孔15へは全てが向かわない一方向にの
み傾斜している傾斜面でもよい。
【0035】(3) 上記実施例ではギア5のスプライ
ン部6の円筒内周面に誘導溝16を回転方向に等間隔に
形成して各クラッチディスク8への潤滑油の供給量を均
等とした。しかし、図11及び図12に示すように、各
スプライン通油孔15へ潤滑油を案内する誘導傾斜面1
9を形成してもよい。この場合、スプライン部6の円筒
内周面に到達した潤滑油は前記誘導傾斜面19に沿って
誘導され、誘導傾斜面19上に透設されたスプライン通
油孔15へ導入されることができる。
【0036】(4) 上記実施例では複数の凹部の誘導
溝16を設けることにより、各誘導溝16間に隔壁17
を形成したが、スプライン部6の内周面に凸部を形成す
ることにより隔壁17を形成してもよい。
【0037】(5) 上記実施例では誘導溝16をスプ
ライン部6の軸方向に平行としたが、潤滑油の供給量が
隔壁17により分配制御されれば誘導溝16の方向及び
形状は適宜に設定してよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ク
ラッチディスクに送られる潤滑油の供給量をクラッチデ
ィスク毎に分配制御することができるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施例における湿式多板ク
ラッチにおけるギアの部分側断面図である。
【図2】フォークリフトのトランスミッションにおける
湿式多板クラッチ部の部分側断面図である。
【図3】ギアのスプライン部の内周面を示す部分正面図
である。
【図4】ギアのスプライン部の外周面を示す部分正面図
である。
【図5】図2のA−A線におけるギアのスプライン部の
正面断面図である。
【図6】ギアの部分側断面図である。
【図7】別実施例のギアのスプライン部の内周面を示す
部分正面図である。
【図8】ギアのスプライン部の正面断面図である。
【図9】図7とは別の別実施例のギアのスプライン部の
正面断面図である。
【図10】ギアの部分側断面図である。
【図11】図7及び図9とは別の別実施例のギアのスプ
ライン部の正面断面図である。
【図12】ギアの部分側断面図である。
【図13】従来の湿式多板クラッチにおけるギアの部分
側断面図である。
【図14】従来のギアのスプライン部の外周面を示す部
分正面図である。
【図15】従来のギアのスプライン部の内周面を示す部
分正面図である。
【符号の説明】
1…シャフト、2…ドラム、5…ギア、6…スプライン
部、7…ドリブンプレート、8…クラッチディスク、1
3…潤滑油供給路、15…スプライン通油孔、16…誘
導溝、18…傾斜溝、19…誘導傾斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに固着、又は回転可能に取り付
    けられたドラムと、 前記ドラムに対してラジアル方向に固定されスラスト方
    向に摺動可能に設けられた複数のドリブンプレートと、 前記シャフトに対して回転可能に取着されたギアと、 前記ギアのスプライン部外側面に対してラジアル方向に
    固定されスラスト方向に摺動可能に設けられるとともに
    前記ドリブンプレートと交互に配置された複数のクラッ
    チディスクと、 前記シャフトに形成された潤滑油供給路から供給された
    潤滑油を前記ギアのスプライン部内側面から外側面に案
    内するためにスプライン部に対してラジアル方向に透設
    された複数のスプライン通油孔とを備え、複数のドリブ
    ンプレートと複数のクラッチディスクとを互いに接続さ
    せてドラムの動力をギアに伝達する湿式多板クラッチに
    おいて、 前記スプライン部内側面に対して前記スプライン通油孔
    に潤滑油を誘導する誘導溝を形成した湿式多板クラッ
    チ。
  2. 【請求項2】 シャフトに固着、又は回転可能に取り付
    けられたドラムと、 前記ドラムに対してラジアル方向に固定されスラスト方
    向に摺動可能に設けられた複数のドリブンプレートと、 前記シャフトに対して回転可能に取着されたギアと、 前記ギアのスプライン部外側面に対してラジアル方向に
    固定されスラスト方向に摺動可能に設けられるとともに
    前記ドリブンプレートと交互に配置された複数のクラッ
    チディスクと、 前記シャフトに形成された潤滑油供給路から供給された
    潤滑油を前記ギアのスプライン部内側面から外側面に案
    内するためにスプライン部に対してラジアル方向に透設
    された複数のスプライン通油孔とを備え、複数のドリブ
    ンプレートと複数のクラッチディスクとを互いに接続さ
    せてドラムの動力をギアに伝達する湿式多板クラッチに
    おいて、 前記スプライン部内側面を前記スプライン通油孔に潤滑
    油を誘導する誘導傾斜面にした湿式多板クラッチ。
  3. 【請求項3】 シャフトに固着、又は回転可能に取り付
    けられたドラムと、 前記ドラムに対してラジアル方向に固定されスラスト方
    向に摺動可能に設けられた複数のドリブンプレートと、 前記シャフトに対して回転可能に取着されたギアと、 前記ギアのスプライン部外側面に対してラジアル方向に
    固定されスラスト方向に摺動可能に設けられるとともに
    前記ドリブンプレートと交互に配置された複数のクラッ
    チディスクと前記シャフトに形成された潤滑油供給路か
    ら供給された潤滑油を前記ギアのスプライン部内側面か
    ら外側面に案内するためにスプライン部に対してラジア
    ル方向に透設された複数のスプライン通油孔とを備え、
    複数のドリブンプレートと複数のクラッチディスクとを
    互いに接続させてドラムの動力をギアに伝達する湿式多
    板クラッチにおいて、 前記スプライン部内側面に対して前記スプライン通油孔
    に潤滑油を誘導する誘導溝をもうけるとともに、その誘
    導溝を潤滑油の誘導を促進する傾斜溝にした湿式多板ク
    ラッチ。
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