JPH05231278A - 自動車バッテリによる負荷の通電制御装置 - Google Patents

自動車バッテリによる負荷の通電制御装置

Info

Publication number
JPH05231278A
JPH05231278A JP4082602A JP8260292A JPH05231278A JP H05231278 A JPH05231278 A JP H05231278A JP 4082602 A JP4082602 A JP 4082602A JP 8260292 A JP8260292 A JP 8260292A JP H05231278 A JPH05231278 A JP H05231278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
electric
batteries
engine
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4082602A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsuki Ban
五紀 伴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Secoh Giken Co Ltd
Original Assignee
Secoh Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Secoh Giken Co Ltd filed Critical Secoh Giken Co Ltd
Priority to JP4082602A priority Critical patent/JPH05231278A/ja
Publication of JPH05231278A publication Critical patent/JPH05231278A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 エンジンの始動を確実に行なうと共に、停車
時の自動車内の温度と車載バッテリを適温に保持する。 【構成】 同じ電圧の第1,第2のバッテリの−端子は
共通とし、+端子は独立に設ける。セルモータを駆動す
る為第1,第2のバッテリのいづれかよりセルモータを
駆動してエンジンを確実に始動する。車内温度が設定値
より高いときに車載付加に通電している第1若しくは第
2のバッテリにより第1のフアンモータに供電して外気
を車内に導入し、冷却する。エンジンルームの温度が設
定値を越えて高いときに車載付加に通電している第1若
しくは第2のバッテリにより第2のフアンモータに供電
して、第1,第2のバッテリの周囲に外気を流入して冷
却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンを始
動する為のセルモータが、バッテリの過放電により駆動
できなくなり、自動車の発進が不可能となる事故を防止
することに利用される。又上述した装置を利用して自動
車を炎天下に放置したときに車内温度が上昇して乗車で
きなくなる不都合を除去することに利用される。又降車
したときにエンジン温度が上昇しているので、バッテリ
が過熱されて耐用時間と容量を減少せしめる不都合を除
去する手段として利用される。
【0002】
【従来の技術】従来の技術はない。
【発明が解決しようとする課題】第1の課題 自動車の
バッテリの放電により、残存電気量が無くなり、セルモ
ータを駆動することが不可能となり、発進不能となる事
故が多い。この原因は、バッテリの交換を忘れて長期間
使用することも原因の1つであるが、むしろ最近の交通
事情即ち夜間の渋滞による場合が多い。ルームエアコン
とライトを自動車の停止時に使用するからである。JA
F(日本自動車連盟)の事故による出動の半数が、上記
したセルモータの駆動不能によるものであることから考
えても、業界の大きい問題点となっているので、これを
解決することが必要となっている。第2の課題 炎天下
に自動車を放置したときに、乗車しようとすると車内温
度が上昇して乗車困難となる問題点がある。第3の課題
気温が高いときに運転を停止して降車すると、エンジ
ンルームの温度が上昇しているので、バッテリも過熱し
て60度以上となり、この結果耐用時間と容量を減少せ
しめる問題点がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】第1の手段 −極を共通
の端子とし、+極が独立して、それぞれ第1,第2の+
極の端子を備えるとともに1個の外筺に収納されて自動
車に車載された第1,第2のバッテリと、第1,第2の
+極の端子のそれぞれに接続された第1,第2のダイオ
ードを介して第1,第2のバッテリを充電する自動車の
エンジンにより駆動される発電機と、エンジンキーをキ
ー孔に挿入して所定角度回転したときに、第1の電気ス
イッチが閉じられてそのまま保持され、更に所定角度回
転したときに第1の電気スイッチは閉じられたままに保
持され、該回転の末期において、第2の電気スイッチが
閉じられ、エンジンキーの駆動回転力を除去するとスプ
リングバックして、第1の電気スイッチの閉じられてい
る所定角度回転した位置に復帰する電気開閉装置と、第
2の電気スイッチが閉じられることにより、第1,第2
のバッテリの+極の端子のそれぞれに接続された第3,
第4のダイオードを介して通電される電磁切換装置の作
動により第1のバッテリ若しくは第1,第2のバッテリ
のいずれかよりセルモータに供電してエンジンを始動す
る第1の電気回路と、第2のバッテリ若しくは第1,第
2のバッテリのいずれかより車載の電気負荷に供電する
第2の電気回路と、該電気負荷に供電しているバッテリ
より供電される第1のフアンモータと、自動車内の温度
が設定された温度を越えたときに該フアンモータの上記
した供電を開始し、該温度より降下したときに供電を停
止する温度センサを含む通電制御装置と、該フアンモー
タにより自動車ボデイの下部より空気を吸引して車内に
送風する装置とより構成されたものである。
【0004】第2の手段 −極を共通の端子とし、+極
が独立して、それぞれ第1,第2の+極の端子を備える
とともに1個の外筺に収納されて自動車に車載された第
1,第2のバッテリと、第1,第2の+極の端子のそれ
ぞれに接続された第1,第2のダイオードを介して第
1,第2のバッテリを充電する自動車のエンジンにより
駆動される発電機と、エンジンキーをキー孔に挿入して
所定角度回転したときに、第1の電気スイッチが閉じら
れてそのまま保持され、更に所定角度回転したときに第
1の電気スイッチは閉じられたままに保持され、該回転
の末期において、第2の電気スイッチが閉じられ、エン
ジンキーの駆動回転力を除去するとスプリングバックし
て、第1の電気スイッチの閉じられている所定角度回転
した位置に復帰する電気開閉装置と、第2の電気スイッ
チが閉じられることにより、第1,第2のバッテリの+
極の端子のそれぞれに接続された第3,第4のダイオー
ドを介して通電される電磁切換装置の作動により第1の
バッテリ若しくは第1,第2のバッテリのいずれかより
セルモータに供電してエンジンを始動する第1の電気回
路と、第2のバッテリ若しくは第1,第2のバッテリの
いずれかより車載負荷に供電する第2の電気回路と、該
電気負荷に供電しているバッテリにより供電される第2
のフアンモータと、第1,第2のバッテリ近傍の温度が
設定された温度を越えたときに該フアンモータの上記し
た通電を開始し、該温度より降下したときに供電を停止
する温度センサを含む通電制御装置と、第1,第2のバ
ッテリの外側と空隙部を設けて収納する1個の外筺と、
該フアンモータにより自動車ボデイの下部より空気を吸
引して該空隙部に送風する装置とより構成されたもので
ある。
【0005】
【作用】同じ電圧の2個の第1,第2のバッテリを1つ
の外筺内に収納し、−端子は共通とし、+端子は独立に
設ける。この2個のバッテリの容量の和は周知の自動車
のバッテリの容量と等しいか若しくはそれ以下の容量で
よい。セルモータを駆動する為に開閉される手動電気ス
イッチの使用により、第1,第2のバッテリの出力で電
磁切換装置を付勢して電気スイッチを作動する。電気ス
イッチの作動により第1のバッテリ若しくは第1,第2
のバッテリのいずれかよりセルモータに供電してエンジ
ンの始動を行なう。第2のバッテリ若しくは第1,第2
のバッテリのいずれかによりヘッドライトその他の車載
負荷の通電を行なう。走行中には第1,第2のバッテリ
は充電されているのでエンジンの始動が不可能となる事
故を防止する作用がある。従って第1の課題を解決する
作用がある。降車したときに、車内温度が設定温度より
高いときに車載負荷に通電している第2のバッテリ若し
くは第1,第2のバッテリのいずれかより第1のフアン
モータに供電して、自動車ボデイの下部より車内に外気
を流入して車内温度を降下し、設定温度となると供電を
停止する。該フアンモータにより消費される電力は第2
のバッテリ若しくは第1,第2のバッテリのいずれかよ
り供電されているので、過放電の場合でもセルモータに
供電するバッテリは、第1,第2のバッテリのいずれか
のフアンモータにより電力消費の行なわれないバッテリ
となる。従ってエンジン始動に失敗することなく第2の
課題を解決する作用がある。
【0006】降車したときに、エンジンルームの温度が
上昇して設定温度より高いときに車載負荷に通電してい
る第2のバッテリ若しくは第1,第2のバッテリのいず
れかより第2のフアンモータに供電して自動車ボデイの
下部より第1,第2のバッテリとこれらを収納する外筺
との間に空隙に外気を流入して冷却し、設定温度となる
と供電を停止する。該フアンモータによる電力の消費に
よりエンジン始動に失敗することが防止される理由は上
述した車内温度降下の第1のフアンモータの場合と全く
同様である。従って第3の課題を解決する作用がある。
【0007】
【実施例】図1は、本発明装置の1実施例の電気回路図
である。図1において、記号Bは、自動車のエンジンに
より駆動される発電機のブロック図で周知の装置であ
る。+端子1aと−端子1bより発電出力が得られる。
バッテリの電圧の変化による発電出力の制御装置がブロ
ック図Bに含まれているが省略して図示していない。
【0008】車載のバッテリ3の外形は従来のものと同
じであるが、出力電圧12ボルトで容量が等しい2組の
バッテリにより構成され、1個の容器に収納されてい
る。−極端子は共通となり、+極端子は独立にとり出さ
れている。−極端子は記号6として、+極端子は記号5
a,5bとして表示されている。
【0009】後述するように、本発明においては、2組
のバッテリは、そのいづれか1つが選択されて負荷に供
電し、発電機により、ダイオード7a,7bを介して独
立して充電されている。+端子5a側のものを第1のバ
ッテリ、+端子5b側のものを第2のバッテリと呼称す
る。充電は、上述したように周知の手段による充電が行
なわれ、過充電となるとダイオード7a,7bにより充
電電流が僅少となるように構成されている。上述した目
的を達するものであれば他の手段を採用することもでき
る。
【0010】点線Cで示すブロック装置は、切換スイッ
9、励磁コイル9aを含む電磁切換装置である。点線D
で示すブロック装置は、セルモータ11(点線表示)の
通電制御の為の断電器で、励磁コイル11bが通電され
ると、電気スイッチ11aが閉じてセルモータ11が駆
動され、エンジンが始動する。負荷は、ヘッドライト、
ルームライト、窓硝子の開閉装置その他の車載負荷を示
すものである。フアンモータ4a,4bについては後述
する。
【0011】エンジンキーをキー孔に挿入して手動によ
り回転すると、その第1段階で図1の電気スイッチ13
bが閉じられて車載負荷4が通電される。ヘッドライ
ト,ルームライト等の負荷はそれぞれ電気スイッチ13
bに直列に接続されたもう1個の独立した電気スイッチ
により通電が制御される。エンジンキーを更に回転して
第2段階の位置とすると、電気スイッチ13bは閉じた
まま保持されて電気スイッチ13aが閉じられ、エンジ
ンキーを第1段階の位置までスプリングバックすると電
気スイッチ13aは開かれ電気スイッチ13bは閉じた
まま保持される。電気スイッチ13aが閉じられると、
励磁コイル9aがダイオード7c,7dを介して通電さ
れるので切換スイッチ9は切換られる。次に切換スイッ
チ9の詳細を説明する。
【0012】図6において、平板状の基板26には、電
磁プランジャ24が固定され、その作動子24aは、基
板26に平行に、矢印Kの方向に移動する。電磁プラン
ジャ24の内部の励磁コイルに通電すると、作動子24
aは電磁力により吸引されて矢印K方向に設定された距
離だけ移動し、通電を断つとスプリングバックして図示
の位置となる。板ばね26aの上端は基板26に螺着さ
れ、その遊端部は作動子24aのスリット24b内に挿
入されている。従って作動子24aは左右に自由に移動
することができるが、軸方向のまわりに回動せしめたと
きには復帰する弾撥力が作動するように構成されてい
る。
【0013】作動子24aの右端には、レバー27の中
央部が固定されている。その詳細を斜視図で示された図
7につき次に説明する。作動子24aにはレバー27の
中央部が固着され、その両端には突出部27a,27b
が設けられる。突出部27a,27bはプレス加工によ
り作られ、設定された角度だけ作動子24aの方向に折
曲傾斜されている。レバー27は図6の基板26に設け
た板ばね26aにより基板26に対して平行に保持され
ているが、レバー27に作動子24aの軸のまわりに回
転するトルクが印加されると、矢印L若しくはその反対
方向に回動し、印加トルクが消滅すると復帰する。レバ
ー27の突出部27a,27bにより、図6の点線Eで
示す装置が作動するものであるが、その詳細を図8につ
き説明する。
【0014】図6を矢印A方向よりみた平面図が図8で
ある。図8において、切換レバー25(導体で作られ
る)と端子板28,28a,28bが図6の点線Eで示
した装置で、作動子24a,レバー27と基板26との
間の空間に介在されている。切換レバー25を矢印H方
向よりみた図が、図9に示されているので図8と図9に
つき詳細を説明する。
【0015】切換レバー25には偏平な円柱25aが固
着され、支軸25bが植立される。支軸25bは基板2
6(図9において点線Gで示す)の軸受に回動自在に支
持される。レバー25の端部には摺動子となる板ばね2
9の基部が固定される。基板26はプラスチック製で、
その表面に導体で作られた端子板28,28a,28b
が表面を露出して埋設される。レバー25に固定した摺
動子29は端子板28a,28bに摺接するが、その動
作を次に説明する。
【0016】電磁プランジャ24の励磁コイルに所定の
巾のパルス電流を入力すると、作動子24aは往復動す
る。左方に往動すると、突出部27bがレバー25に当
接するので、その傾斜面を介して、レバー27は回転せ
しめられ、突出部27bは基板26に近接する方向に移
動し、突出部27bとレバー25は係合して、これを点
線Fの方向に回動する。このときに突出部27aは基板
26より離間する方向に移動しているので、レバー25
と衝合することが避けられる。板ばねの摺動子29は端
子板28bと摺接して摩擦力により電気的接触が保持さ
れる。作動子24aが復動するときには、突出部27a
の傾斜部下面がレバー25に当接するが、突出部27a
は基板26より浮上してレバー25を乗越えてレバー2
7は図示の位置に復帰する。
【0017】この状態で再び電磁プランジャ24に所定
の巾のパルス電流を入力すると再び作動子24aは1往
復動する。往動時には、突出部27aがレバー25(点
線Fで示す)と係合して時計方向に回転して図示の位置
とし、摺動子29は端子板28aと摺接して停止保持さ
れる。作動子24aとレバー27は復動して図示の位置
となる。この往復動時に、突出部27a,27bがその
傾斜部により、紙面の上下方向に移動して、レバー25
との衝合を回避することは前述した場合と同様なので説
明を省略する。
【0018】端子板28は図示のように導体スプリング
によりレバー25に接続されているので、電磁プランジ
ャ24に1回の通電を行なう毎に端子板28と端子板2
8a,28bの接続が切換られる切換スイッチが得られ
る。通電はパルス的なので電力消費が僅少となり発熱も
ない作用効果がある。摺動子29を利用しているので大
電流の切換作用のできる特徴がある。
【0019】レバー25による切換スイッチの作用は図
10に示す構成によっても実施することができる。図1
0において、レバー25にはコ型に折曲された銅片30
が裏面より挿入固着される。基板26には銅板を上方に
折曲した端子板31aと31bが固定される。レバー2
5は軟鋼で作られ、その下端部25cは紙面に上方向に
厚く構成される。記号32a,32bは基板26に固定
されたマグネットで下端部25cが左方に移動すると強
くこれを吸着保持して端子板31aと銅片30を圧接し
て電気的に接続する。下端部25cが右方に移動すると
マグネット32bは下端部25cを強く吸着保持して端
子板31bと銅片30を圧接して電気的に接続する。
【0020】上述した説明より理解されるように、電磁
プランジャ24の励磁コイルを図1の励磁コイル9aと
すると、電気スイッチ13aを閉じる毎にレバー25は
左右に交互に回転して保持される。図8の端子板28と
端子板28a,28bは交互に接続されるので、図1の
切換スイッチ9として使用することができる。図10の
端子31と端子33a,33bも交互に接続されるの
で、同じく図1の切換スイッチ9として使用することが
できる。
【0021】図1の点線Cで示す電磁切換装置は上述し
た構成となっているので、エンジンキーを回転してエン
ジンの始動を行なう毎に図6の電磁プランジャ24の励
磁コイル9aが通電されて、切換スイッチ9は切換られ
て端子2aは交互に端子2b,2cと接続される。図1
の端子2aと2bが接続されたモードで自動車の運転を
していると、+端子5aより接続された端子2a,2b
を介して負荷4が通電されている。このときに負荷4は
全部通電されているものでなく、必要により各負荷毎の
電気スイッチにより通電制御が行なわれている。又電気
スイッチ13bは閉じられているが、電気スイッチ13
bを介することなく通電される負荷もある。例えば時計
である。降車してエンシンキーを抜きとり、次に乗車し
てエンジンキーをキー孔に挿入して、第1段階だけ回転
すると、電気スイッチ13bが閉じられ、更に第2段階
まで回転すると、電気スイッチ13aが閉じられる。従
って、負荷4は供電モードとなり、励磁コイル9a,1
1bが通電されて切換スイッチ9は切換られて端子2
a,2cが接続され、電気スイッチ13a,11aが閉
じてセルモータ11が駆動され、エンジンが始動する。
ダイオード7c,7dは、励磁コイル9a,11bの通
電をバッテリの+端子5a,5bの両者より行ない、万
一第1,第2のバッテリのいずれかの電圧が降下してい
る場合に、励磁コイル9a,11bの通電を確実に行な
う為のものである。上述したように、エンジンをかける
度に、第1,第2のバッテリは自動的に交替して使用さ
れる。走行中にヘッドライトを点灯して、渋滞の為にバ
ッテリを大きく消耗したとき、停車中に消灯を忘れて点
灯したまま放置したとき、バッテリが老化して容量が減
少しているときに、乗車してエンジンの始動を行なう
と、セルモータの駆動が不可能となり、バッテリエンコ
と俗称される事故となる。この事故の頻度は極めて多く
事故の1/2位となっている。本発明装置によると、エ
ンジンキーを回してセルモータを駆動する毎に第1,第
2のバッテリが自動的に交替され、走行中には、使用さ
れないバッテリの充電が行なわれて、過充電となると充
電が停止されている。
【0022】上述した説明より理解されるように、停止
中に発進の為にエンジンキーを回してセルモータを駆動
するのは、第1,第2のパッテリ内の完全に充電された
ものが自動的に選択されて使用されるので、セルモータ
は必ず駆動されて、エンジンの始動の失敗することが防
止される特徴がある。次に図2につき他の実施例を説明
する。図2において、エンジンで駆動する発電機を含む
装置Bは図1の同一記号ものと同じ構成のものである。
バッテリ3の構成を次に説明する。バッテリ3は点線で
示すように第1,第2のバッテリに分割されて1個の外
筺に収納されていることは図1の場合と同様であるが、
第1のバッテリの容量は第2のバッテリの容量より小さ
くされ1/2以下となっている。セルモータ11を駆動
する為の継電器Dの構成は変更され、図1の電磁切換装
置Cは除去されている。エンジンキーをキー孔に挿入し
て第1段階まで回転すると、電気スイッチ13bが閉じ
られ第2のバッテリの+端子5bより車載負荷4が通電
される。更に第2段階まで回転すると、電気スイッチ1
3aが閉じられて励磁コイル11bが通電されてセルモ
ータ11が通電される構成となっている。次に継電器D
の詳細を図11につき説明する。
【0023】図11において、電磁プランジャ34の励
磁コイル11b(図示せず)に通電すると作動子34a
は左方に吸引され、通電を停止するとスプリングバック
する。作動子34aの支軸34bにはレバー35が回動
自在に支持される。レバー35は銅の厚板で作られ35
a,35b部は上方に折曲されている。銅の厚板で作ら
れた端子板36a,36bは電磁プランジャ34ととも
に基板に固定され、端子板36a,36bの右端は上方
に折曲されている。励磁コイル11bに通電して作動子
34aが吸引されると、レバー35の折曲部35a,3
5bと端子板36a,36bの折曲部は圧接されて電気
的に導通モードとなる。即ち端子37は端子37a,3
7bと接続されることになる。端子37と37aが接続
することは図2の電気スイッチ11aが閉じることにな
り、端子37と37bが接続することは図2の電気スイ
ッチ11cが閉じるように構成されている。従って継電
器Dは電磁切換装置と考えてもよい。図2のセルモータ
11の駆動の為に、電気スイッチ13aが閉じられると
励磁コイル11bが通電されて電気スイッチ11a,1
1cが閉じられる。セルモータ11は第1,第2のバッ
テリより供電されて駆動されるのでエンジンが始動す
る。
【0024】第2のバッテリは車載負荷の電力消費の為
に消耗している場合でも、走行中に充電されている第1
のバッテリより電力が供給されて、エンジンの始動は確
実となる特徴がある。電気スイッチ11cを除去しても
本発明の目的が達成できる。この場合にはセルモータ1
1の通電は第1のバッテリのみにより行なわれる。電気
スイッチ11cを付加すると、何等かの理由で第1のバ
ッテリの出力が低下した場合にも第2のバッテリの出力
によりセルモータ11の駆動を行なうことができるの
で、エンジン始動失敗の事故を減少することができる利
点がある。
【0025】図1の装置に次に述べる手段を付加すると
更に有効である。セルモータを駆動したときに、駆動中
の第1若しくは第2のバッテリの出力端子電圧の差を検
出し、この検出電圧が設定されて値より大きいときに、
ランプを点灯し若しくは警報が発生する装置とする。こ
の警報が数回発生したときに、バッテリの交換若しくは
発電機の修理を行なうと、バッテリと発電機の故障によ
りエンジン始動が不可能となる事故を防止することがで
きる。
【0026】次に図1,図2に示すフアンモータ4a,
4bについて説明する。フアンモータ4a,4bはそれ
ぞれ電気スイッチ13c,13dの開閉により駆動モー
タの通電が制御されて送風が行なわれ若しくは停止され
る。図3において、点線14は自動車ボデイを点線で略
示したもので、点線記号14a,14bは前車輪と後車
輪をそれぞれ示している。記号21は車載バッテリの外
筺を示し、記号16a,16bはフアンモータ4a,4
bを収納する外筺を示している。記号17a,17bは
外筺16a,16bの下部に設けた空気の吸入管を示し
ている。
【0027】次に記号16b,17bの詳細を図4につ
き説明する。図4において、自動車ボデイの床面20の
空孔には外筺16bが圧入固定される。外筺16bには
フアンモータ4a(図1図示)が収納され、フアンモー
タ4aの駆動により吸入管17bより外部の空気を矢印
方向に吸入し、外筺16bの上面より矢印方向に車内に
送風する。記号18はバイメタル電気スイッチで車内の
1部に載置されている。端子19a,19bは正負の電
源端子である。停車中に車内温度が上昇して設定温度を
越えると、バイメタル電気スイッチ18(図1で電気ス
イッチ13cで示されているもの)が閉じて車内に車外
の空気が導入され、設定温度以下に降下するとバイメタ
ル電気スイッチ18が開かれて送風が停止される。従っ
て夏期に乗車するときに車内温度が上昇して乗車困難と
なる不都合を除去できる。長時間の駐車中にフアンモー
タ4aが作動して、第1若しくは第2のバッテリが完全
に放電した場合でもセルモータの駆動電力は充電された
バッテリによって供給されるので、エンジン始動が不可
能となることはない。従って本発明の目的が達成され
る。図2の通電制御回路の場合には、フアンモータ4a
の駆動により第2のバッテリが放電されるが、セルモー
タの駆動は第1のバッテリにより行なわれるので同じ作
用効果がある。
【0028】図1のフアンモータ4bの詳細を説明す
る。図3の外筺21,16a吸入管17aの詳細が図5
に示される。図5において、外筺21の内部には車載の
バッテリ22が収納される。バッテリ22は隔離物体2
3a,23b,…により外筺21との間に空隙があるよ
うに構成される。外筺21は断面が示されているが、底
面の空孔よりフアンモータ4bにより矢印方向に送風さ
れる。フアンモータ4bは外筺16aに収納され、外筺
16aは外筺21に固定される。フアンモータ4bの駆
動により、吸入管17aに車外の空気が吸入され、外筺
21とバッテリ22の空隙内に送風される。夏期に走行
して駐車したときに、エンジンルーム内の温度が上昇し
てバッテリの性能の劣化を招く例が多いが本発明装置に
よりこれが防止される。温度が設定温度(一般に60度
位)を越えると、バイメタル電気スイッチ18が閉じて
フアンモータ4bが駆動され空隙内に車外の空気が送風
されるのでバッテリ22の温度上昇が防止され、エンジ
ンルームの温度が降下するとエンジンルーム内に載置さ
れたバイメタル電気スイッチ18が開かれて送風が停止
される。このときにバッテリ22の第1,第2のバッテ
リのいづれかが完全に放電されても前述した場合と同様
にエンジンの始動に差支えを生ずることがない作用効果
がある。電気スイッチ18は図1において電気スイッチ
13dとして示されている。図2の通電制御回路の場合
にも、フアンモータ4bと電気スイッチ13dが作動す
るので同じ作用効果がある。
【0029】
【発明の効果】第1の効果 走行状態の変化特に夜間
に交通渋滞のあるときのバッテリの過放電及びヘッドラ
イトを点灯したまま長時間放置した場合に、次の運転時
にセルモータの駆動が不可能となる。上述した頻度の多
い事故を防止することができる。第2の効果 夏期の駐
車中に車内温度が上昇して乗車できない不都合を除去す
ることができる。第3の効果 夏期の駐車時にエンジン
ルームの温度が上昇して車載バッテリを劣化せしめる事
故を防止することができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電気回路図
【図2】他の実施例の電気回路図
【図3】自動車ボデイの説明図
【図4】図3の記号16b,17bの部材の説明図
【図5】図3の記号21,16a,17aの部材の説明
【図6】バッテリの電磁切換装置の説明図
【図7】レバー27の斜視図
【図8】図6を矢印A方向よりみた平面図
【図9】レバー25の説明図
【図10】レバー25の他の実施例の説明図
【図11】図2の継電器Dの説明図
【0031】
【符号の説明】
B 発電機を含む装置 3 バッテリ C 切換スイッチ9と電磁プランジヤの励磁コイル9a
を含む電磁切換装置 D 電気スイッチ11aと励磁コイル11bを含む継電
器 4,4a,4b 負荷 11 セルモータ 14 自動車ボデイ 14a,14b 前後の車輪 21 バッテリ22の外筺 16a,16b フアンモータの外筺 17a,17b 吸入管 20 自動車の床面 18 サーモスタット電気スイッチ 26,G 基板 24,34,24a,34a 電磁プランジヤとその作
動子 27,27a,27b レバーとその突出部 25,25a,25b レバーとその支軸 28,28a,28b 端子板 31a,31b,36a,36b 端子板 35,35a,35b レバーと折曲部 32a,32b マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 10/50 H02J 7/00 302 A 9060−5G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】−極を共通の端子とし、+極が独立して、
    それぞれ第1,第2の+極の端子を備えるとともに1個
    の外筺に収納されて自動車に車載された第1,第2のバ
    ッテリと、第1,第2の+極の端子のそれぞれに接続さ
    れた第1,第2のダイオードを介して第1,第2のバッ
    テリを充電する自動車のエンジンにより駆動される発電
    機と、エンジンキーをキー孔に挿入して所定角度回転し
    たときに、第1の電気スイッチが閉じられてそのまま保
    持され、更に所定角度回転したときに第1の電気スイッ
    チは閉じられたままに保持され、該回転の末期におい
    て、第2の電気スイッチが閉じられ、エンジンキーの駆
    動回転力を除去するとスプリングバックして、第1の電
    気スイッチの閉じられている所定角度回転した位置に復
    帰する電気開閉装置と、第2の電気スイッチが閉じられ
    ることにより、第1,第2のバッテリの+極の端子のそ
    れぞれに接続された第3,第4のダイオードを介して通
    電される電磁切換装置の作動により第1のバッテリ若し
    くは第1,第2のバッテリのいずれかよりセルモータに
    供電してエンジンを始動する第1の電気回路と、第2の
    バッテリ若しくは第1,第2のバッテリのいずれかより
    車載の電気負荷に供電する第2の電気回路と、該電気負
    荷に供電しているバッテリより供電される第1のフアン
    モータと、自動車内の温度が設定された温度を越えたと
    きに該フアンモータの上記した供電を開始し、該温度よ
    り降下したときに供電を停止する温度センサを含む通電
    制御装置と、該フアンモータにより自動車ボデイの下部
    より空気を吸引して車内に送風する装置とより構成され
    たことを特徴とする自動車バッテリによる負荷の通電制
    御装置。
  2. 【請求項2】−極を共通の端子とし、+極が独立して、
    それぞれ第1,第2の+極の端子を備えるとともに1個
    の外筺に収納されて自動車に車載された第1,第2のバ
    ッテリと、第1,第2の+極の端子のそれぞれに接続さ
    れた第1,第2のダイオードを介して第1,第2のバッ
    テリを充電する自動車のエンジンにより駆動される発電
    機と、エンジンキーをキー孔に挿入して所定角度回転し
    たときに、第1の電気スイッチが閉じられてそのまま保
    持され、更に所定角度回転したときに第1の電気スイッ
    チは閉じられたままに保持され、該回転の末期におい
    て、第2の電気スイッチが閉じられ、エンジンキーの駆
    動回転力を除去するとスプリングバックして、第1の電
    気スイッチの閉じられている所定角度回転した位置に復
    帰する電気開閉装置と、第2の電気スイッチが閉じられ
    ることにより、第1,第2のバッテリの+極の端子のそ
    れぞれに接続された第3,第4のダイオードを介して通
    電される電磁切換装置の作動により第1のバッテリ若し
    くは第1,第2のバッテリのいずれかよりセルモータに
    供電してエンジンを始動する第1の電気回路と、第2の
    バッテリ若しくは第1,第2のバッテリのいずれかより
    車載負荷に供電する第2の電気回路と、該電気負荷に供
    電しているバッテリにより供電される第2のフアンモー
    タと、第1,第2のバッテリ近傍の温度が設定された温
    度を越えたときに該フアンモータの上記した通電を開始
    し、該温度より降下したときに供電を停止する温度セン
    サを含む通電制御装置と、第1,第2のバッテリの外側
    と空隙部を設けて収納する1個の外筺と、該フアンモー
    タにより自動車ボデイの下部より空気を吸引して該空隙
    部に送風する装置とより構成されたことを特徴とする自
    動車バッテリによる負荷の通電制御装置。
JP4082602A 1992-02-21 1992-02-21 自動車バッテリによる負荷の通電制御装置 Pending JPH05231278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4082602A JPH05231278A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 自動車バッテリによる負荷の通電制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4082602A JPH05231278A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 自動車バッテリによる負荷の通電制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05231278A true JPH05231278A (ja) 1993-09-07

Family

ID=13779035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4082602A Pending JPH05231278A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 自動車バッテリによる負荷の通電制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05231278A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120381A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Glacier Bay Inc Hvac(暖房、換気および空調)システム
JP2017004848A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 富士重工業株式会社 車載二次電池の冷却装置
JP2017165274A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 トヨタ自動車株式会社 太陽電池システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120381A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Glacier Bay Inc Hvac(暖房、換気および空調)システム
JP2017004848A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 富士重工業株式会社 車載二次電池の冷却装置
JP2017165274A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 トヨタ自動車株式会社 太陽電池システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6674180B2 (en) Power supply for a hybrid electric vehicle
CN104254463B (zh) 鼓风装置以及车辆中的鼓风装置的控制方法
US5170585A (en) Automatic door assembly
JP2020534657A (ja) リレーおよび当該リレーを使用する動力電池回路
KR20100112617A (ko) 모터 차량용 전기 시스템과, 그와 같은 전기 시스템 내의 시동기 모터와 전지 절연기의 제어 방법
CN211880131U (zh) 车辆应急启动装置、车辆用的供电装置及车辆
JP3925166B2 (ja) エンジン自動始動システム
JPH09284902A (ja) 電気自動車の短絡検出回路
JPH05231278A (ja) 自動車バッテリによる負荷の通電制御装置
EP1295757A2 (en) Power system for automobiles
US6815927B2 (en) Air conditioning apparatus
JP2005255085A (ja) 車両用空調装置
JPH06276610A (ja) 電動機用駆動装置
JPH04222426A (ja) 自動車用バッテリの充電システム
JPH1169512A (ja) 電気自動車
JP2001171445A (ja) 自動車用電源装置
JP4447571B2 (ja) ジャンプスタート装置
JP3576976B2 (ja) 高圧電池の冷却装置
JP6477602B2 (ja) 車載電池ユニット
JPH09290629A (ja) 車載脱臭装置
JPH07170674A (ja) 車載用充電装置
JPH05312125A (ja) 内燃機関走行物体のバッテリによる負荷の通電制御装置
JP2000287380A (ja) 車載電源装置
JPH05179861A (ja) 車輌用パワーウインド装置
JP2604610Y2 (ja) 電気自動車の換気装置