JPH05231171A - 車両用内燃機関 - Google Patents
車両用内燃機関Info
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- JPH05231171A JPH05231171A JP4315866A JP31586692A JPH05231171A JP H05231171 A JPH05231171 A JP H05231171A JP 4315866 A JP4315866 A JP 4315866A JP 31586692 A JP31586692 A JP 31586692A JP H05231171 A JPH05231171 A JP H05231171A
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- Japan
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- piston
- internal combustion
- counter
- combustion engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B53/00—Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
- F02B53/02—Methods of operating
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01B—MACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
- F01B9/00—Reciprocating-piston machines or engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding groups
- F01B9/04—Reciprocating-piston machines or engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding groups with rotary main shaft other than crankshaft
- F01B9/08—Reciprocating-piston machines or engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding groups with rotary main shaft other than crankshaft with ratchet and pawl
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C9/00—Oscillating-piston machines or engines
- F01C9/002—Oscillating-piston machines or engines the piston oscillating around a fixed axis
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高トルク出力が可能な内燃機関の提供。
【構成】 揺動ピストン52のピストン軸50の揺動運
動は、扇形歯車70を介して揺動アイドラ軸66に伝送
される。共軸外−内軸82と84は、両軸を二重反転さ
せる方向逆転装置88により結合される。外軸82は、
歯車組102と104を介して、内軸84は、歯車組1
06と108を介して夫々揺動アイドラ軸66に結合さ
れる。歯車組102と106は一方向オーバ・ランニン
グ・クラッチ110と112を含み、そして歯車組10
4と108は、電磁制御摩擦クラッチ118と120を
含む。機械操作クラッチを電磁クラッチに代わり用いる
ことができる。2組の扇形歯車組で揺動アイドラ軸66
を夫々の共軸外軸82と内軸84に結合することもでき
る。また、ピストン軸50の揺動運動を容易にするため
ピストン軸に、夫々重錘付電動機を移動可能に支持す
る、1対の半径方向外側に延長される、ねじ込みアーム
を設ける。
動は、扇形歯車70を介して揺動アイドラ軸66に伝送
される。共軸外−内軸82と84は、両軸を二重反転さ
せる方向逆転装置88により結合される。外軸82は、
歯車組102と104を介して、内軸84は、歯車組1
06と108を介して夫々揺動アイドラ軸66に結合さ
れる。歯車組102と106は一方向オーバ・ランニン
グ・クラッチ110と112を含み、そして歯車組10
4と108は、電磁制御摩擦クラッチ118と120を
含む。機械操作クラッチを電磁クラッチに代わり用いる
ことができる。2組の扇形歯車組で揺動アイドラ軸66
を夫々の共軸外軸82と内軸84に結合することもでき
る。また、ピストン軸50の揺動運動を容易にするため
ピストン軸に、夫々重錘付電動機を移動可能に支持す
る、1対の半径方向外側に延長される、ねじ込みアーム
を設ける。
Description
【0001】
【発明の分野】この発明は、一般に揺動軸を有する内燃
機関、および軸の揺動運動を回転運動に変換する装置に
関するものである。
機関、および軸の揺動運動を回転運動に変換する装置に
関するものである。
【0002】
【発明の背景】揺動ピストン内燃機関は、例えば、米国
特許第1,189,834号 クレス(Kress),
第1,468,516号 シラー(Schille
r),第1,705,826号 ポリチ(Polizz
i),および英国特許第577,656号 ジョンソン
(Johnson)にみられるように公知である。多く
の従来技術の内燃機関は、機関ピストンを機関出力軸に
結合するクランク機構を含んでいる。クランク腕の有効
長さは、その角度で測った位置に依存する様式で変化
し、これによって機関作動効率を制限する。
特許第1,189,834号 クレス(Kress),
第1,468,516号 シラー(Schille
r),第1,705,826号 ポリチ(Polizz
i),および英国特許第577,656号 ジョンソン
(Johnson)にみられるように公知である。多く
の従来技術の内燃機関は、機関ピストンを機関出力軸に
結合するクランク機構を含んでいる。クランク腕の有効
長さは、その角度で測った位置に依存する様式で変化
し、これによって機関作動効率を制限する。
【0003】
【発明の摘要および目的】この発明の一目的は、高トル
ク出力が可能な改良された内燃機関を提供することにあ
る。この発明の一目的は、機関出力軸に内燃機関の揺動
軸を結合する、改良された結合装置を提供することにあ
る。この発明の一目的は、自動車両用として、十分に適
用される、上記形式の改良された内燃機関を提供するこ
とにある。この発明の一目的は、改良された機関平衡の
ため、反対方向に揺動結合される1対のピストンを含む
揺動ピストン機関を提供することにある。この発明の上
記およびその他の目的は、揺動軸に結合された可動ピス
トン装置を含む内燃機関の使用によって達成される。上
記揺動軸に関するトルクは、燃焼と同時に、ピストンが
推進される力の程度に直接依存し、かつ行程の通路に沿
うピストン位置とは、実質的に無関係である。従って、
ピストンが行程の一端部にある時に、燃焼時、大トルク
が揺動軸に加わることがある。
ク出力が可能な改良された内燃機関を提供することにあ
る。この発明の一目的は、機関出力軸に内燃機関の揺動
軸を結合する、改良された結合装置を提供することにあ
る。この発明の一目的は、自動車両用として、十分に適
用される、上記形式の改良された内燃機関を提供するこ
とにある。この発明の一目的は、改良された機関平衡の
ため、反対方向に揺動結合される1対のピストンを含む
揺動ピストン機関を提供することにある。この発明の上
記およびその他の目的は、揺動軸に結合された可動ピス
トン装置を含む内燃機関の使用によって達成される。上
記揺動軸に関するトルクは、燃焼と同時に、ピストンが
推進される力の程度に直接依存し、かつ行程の通路に沿
うピストン位置とは、実質的に無関係である。従って、
ピストンが行程の一端部にある時に、燃焼時、大トルク
が揺動軸に加わることがある。
【0004】この発明の機関は、それぞれ第1および第
2の反対方向に回転できる、第1および第2の同軸二重
反転軸を含む。上記揺動機関軸は交互に、上記第1およ
び第2の同軸二重反転軸に結合され、一方向に揺動軸の
揺動と同時に、上記第1方向に第1の軸の駆動回転を行
ない、そして上記と反対方向に揺動軸の揺動と同時に、
上記第2方向に第2の軸の駆動回転を行なう。上記同軸
第1および第2の軸は、上記揺動軸により、どちらかの
軸が回転すると同時に、それらの二重反転回転のために
相互結合されている。モータビークル用に特に適してい
る一実施例において、上記同軸第1軸と上記揺動軸との
結合は、第1一方向オーバ・ランニングクラッチと分路
の第1作動摩擦クラッチを含む。同様にして、上記同軸
第2軸と上記揺動軸との結合は、第2一方向オーバ・ラ
ンニングクラッチと分路の第2作動摩擦クラッチを含
む。機械式か電磁式かいずれかのクラッチ作動装置が、
作動クラッチの制御のために設けられる。上記第1と第
2の一方向のクラッチは、揺動ピストン機関による二重
反転軸の駆動作動中、上記同軸二重反転軸と上記揺動軸
とを結合する作用をする。車両の惰力進行中、一方向ク
ラッチがオーバ・ランニング・モードにおいて作動し、
これにより機関によるブレーキはかけられない。このよ
うなフリー・ホイリング・クラッチ作動は、車両運転効
率に貢献している。機関始動および車両ブレーキ作動
中、上記作動クラッチは、上記第1および第2の回転二
重反転軸の回転により、揺動ピストン機関の駆動作動が
できるようにされる。
2の反対方向に回転できる、第1および第2の同軸二重
反転軸を含む。上記揺動機関軸は交互に、上記第1およ
び第2の同軸二重反転軸に結合され、一方向に揺動軸の
揺動と同時に、上記第1方向に第1の軸の駆動回転を行
ない、そして上記と反対方向に揺動軸の揺動と同時に、
上記第2方向に第2の軸の駆動回転を行なう。上記同軸
第1および第2の軸は、上記揺動軸により、どちらかの
軸が回転すると同時に、それらの二重反転回転のために
相互結合されている。モータビークル用に特に適してい
る一実施例において、上記同軸第1軸と上記揺動軸との
結合は、第1一方向オーバ・ランニングクラッチと分路
の第1作動摩擦クラッチを含む。同様にして、上記同軸
第2軸と上記揺動軸との結合は、第2一方向オーバ・ラ
ンニングクラッチと分路の第2作動摩擦クラッチを含
む。機械式か電磁式かいずれかのクラッチ作動装置が、
作動クラッチの制御のために設けられる。上記第1と第
2の一方向のクラッチは、揺動ピストン機関による二重
反転軸の駆動作動中、上記同軸二重反転軸と上記揺動軸
とを結合する作用をする。車両の惰力進行中、一方向ク
ラッチがオーバ・ランニング・モードにおいて作動し、
これにより機関によるブレーキはかけられない。このよ
うなフリー・ホイリング・クラッチ作動は、車両運転効
率に貢献している。機関始動および車両ブレーキ作動
中、上記作動クラッチは、上記第1および第2の回転二
重反転軸の回転により、揺動ピストン機関の駆動作動が
できるようにされる。
【0005】他の一実施例において、機関軸の揺動運動
は、上記揺動ピストン軸による揺動運動と共に駆動され
る、第1および第2扇形歯車により、同軸二重反転軸の
回転運動に変換される。第3および第4扇形歯車は、上
記第1および第2同軸二重反転軸にそれぞれ付加される
ので、機関運転中は、上記第1および第3扇形歯車なら
びに第2および第4扇形歯車は、交互に係合し、そして
離脱する。上記第1および第3扇形歯車ならびに、第2
および第4扇形歯車は、上記揺動機関軸の揺動運動の両
端に隣接して、同時に離脱し、この間に、回り止め装置
が、上記揺動軸の回転運動を制限して、上記扇形歯車の
再係合を確保する。この発明の一実施例において、上記
内燃機関は、両端部を平面端壁で閉鎖される、一部円筒
形作動チャンバで形成される、シリンダハウジングから
なる、燃焼ユニットの使用を含む。ピストン軸は、上記
一部円筒形作動チャンバと同軸に、チャンバを貫通して
延長する両端壁により、回転できるように支持される。
ピストンは上記ピストン軸に付加され、そこから半径方
向に延長され、ピストンは上記作動チャンバを第1およ
び第2副チャンバに区分する。各副チャンバには、この
副チャンバへ空気供給用の吸気孔と、副チャンバから気
体の排出用の排気孔が設けられる。第1および第2回転
弁のように、その中に分離した吸気通路と排気通路とが
形成されている弁装置が、副チャンバに流入し、かつ副
チャンバから流出する流体の流れを制御する。上記回転
弁は、ピストン揺動と時限関係にあって、断続的に90
°回転するので、各副チャンバの作動サイクルは、連続
した吸気、圧縮、膨張および排気期間を含む。
は、上記揺動ピストン軸による揺動運動と共に駆動され
る、第1および第2扇形歯車により、同軸二重反転軸の
回転運動に変換される。第3および第4扇形歯車は、上
記第1および第2同軸二重反転軸にそれぞれ付加される
ので、機関運転中は、上記第1および第3扇形歯車なら
びに第2および第4扇形歯車は、交互に係合し、そして
離脱する。上記第1および第3扇形歯車ならびに、第2
および第4扇形歯車は、上記揺動機関軸の揺動運動の両
端に隣接して、同時に離脱し、この間に、回り止め装置
が、上記揺動軸の回転運動を制限して、上記扇形歯車の
再係合を確保する。この発明の一実施例において、上記
内燃機関は、両端部を平面端壁で閉鎖される、一部円筒
形作動チャンバで形成される、シリンダハウジングから
なる、燃焼ユニットの使用を含む。ピストン軸は、上記
一部円筒形作動チャンバと同軸に、チャンバを貫通して
延長する両端壁により、回転できるように支持される。
ピストンは上記ピストン軸に付加され、そこから半径方
向に延長され、ピストンは上記作動チャンバを第1およ
び第2副チャンバに区分する。各副チャンバには、この
副チャンバへ空気供給用の吸気孔と、副チャンバから気
体の排出用の排気孔が設けられる。第1および第2回転
弁のように、その中に分離した吸気通路と排気通路とが
形成されている弁装置が、副チャンバに流入し、かつ副
チャンバから流出する流体の流れを制御する。上記回転
弁は、ピストン揺動と時限関係にあって、断続的に90
°回転するので、各副チャンバの作動サイクルは、連続
した吸気、圧縮、膨張および排気期間を含む。
【0006】不平衡なピストン運動に対して補正するた
め、上記機関は、1対の作動チャンバおよび方向逆転装
置を介して上記ピストン軸を相互結合させる装置と共
に、関連揺動ピストンを含むこともできるので、一方の
ピストンが、一方の回転方向に揺動する時には、他方の
ピストンが、反対回転方向に揺動する。この配列によっ
て、4個の副チャンバの作動サイクルは、膨張期間に上
記ピストンの揺動を与えるように配列することもでき
る。この発明の他の一実施例で、上記機関は、揺動運動
で軸を駆動する軸に結合される往復ピストンを含む。上
記記載の装置は、揺動軸運動を回転運動に転換するのに
用いられる。本発明の上記およびその他の目的と利点
は、添付図面で考察する時には、下記記載からよりよく
理解されよう。図面において、数個の図における同一部
品に対しては、同一参照数字で示す。
め、上記機関は、1対の作動チャンバおよび方向逆転装
置を介して上記ピストン軸を相互結合させる装置と共
に、関連揺動ピストンを含むこともできるので、一方の
ピストンが、一方の回転方向に揺動する時には、他方の
ピストンが、反対回転方向に揺動する。この配列によっ
て、4個の副チャンバの作動サイクルは、膨張期間に上
記ピストンの揺動を与えるように配列することもでき
る。この発明の他の一実施例で、上記機関は、揺動運動
で軸を駆動する軸に結合される往復ピストンを含む。上
記記載の装置は、揺動軸運動を回転運動に転換するのに
用いられる。本発明の上記およびその他の目的と利点
は、添付図面で考察する時には、下記記載からよりよく
理解されよう。図面において、数個の図における同一部
品に対しては、同一参照数字で示す。
【0007】
【好適実施例の説明】まず図1および図2について説明
すると、この発明の新規な内燃機関20は、縦軸線28
を有する一部円筒状作動チャンバ26で形成される、固
定ピストンハウジング24からなる燃焼ユニット22を
含むことが示される。作動チャンバ26は、図示省略の
任意の適当な手段により、ハウジング24に取り付けら
れる、対向端壁30および32の間に延長される。事
実、ハウジング24は、回転弁34と36に容易に接近
する備えとして、分離ブロックおよび取り外しできるヘ
ッド部分で形成される。ここでは回転弁で説明されてい
るが、その代わりに従来のポペット弁を用いることもで
き、この発明が回転弁の使用に限定されないことには注
意されたい。弁34および36は、図示されない軸受に
より、両端壁30および32にジャーナル支持され、縦
軸線28に平行に延長される、2軸のまわりに回転運動
する。ハウジング24内溝穴のシール38(図2参照)
は、弁とハウジング間のシール接触を与える。各弁に
は、吸気通路40と排気通路42が設けられ、それぞれ
機関ハウジング内吸気孔44と排気孔46に連結するよ
うになっている。ハウジング24内の横方向分割壁4
8,48は、上記吸気孔と排気孔とを分離する。気化器
のような、図示省略の源からの空気/燃料混合気が、吸
気孔44を通り機関に供給される。ピストン軸50は、
図示省略の軸受により、両端壁30と32にジャーナル
支持され、軸線28の周りに揺動ピボット運動する。単
一ピストン、すなわち羽根52がピストン軸50に取り
付けられ、軸線28の周りに共に回転する。ピストン5
2には、上記ピストンを軸に取り付けるため、ピストン
軸50が貫通して延長されるハブ54が形成される。シ
ール56は、上記ピストンと作動チャンバ間のシール接
触を与える。
すると、この発明の新規な内燃機関20は、縦軸線28
を有する一部円筒状作動チャンバ26で形成される、固
定ピストンハウジング24からなる燃焼ユニット22を
含むことが示される。作動チャンバ26は、図示省略の
任意の適当な手段により、ハウジング24に取り付けら
れる、対向端壁30および32の間に延長される。事
実、ハウジング24は、回転弁34と36に容易に接近
する備えとして、分離ブロックおよび取り外しできるヘ
ッド部分で形成される。ここでは回転弁で説明されてい
るが、その代わりに従来のポペット弁を用いることもで
き、この発明が回転弁の使用に限定されないことには注
意されたい。弁34および36は、図示されない軸受に
より、両端壁30および32にジャーナル支持され、縦
軸線28に平行に延長される、2軸のまわりに回転運動
する。ハウジング24内溝穴のシール38(図2参照)
は、弁とハウジング間のシール接触を与える。各弁に
は、吸気通路40と排気通路42が設けられ、それぞれ
機関ハウジング内吸気孔44と排気孔46に連結するよ
うになっている。ハウジング24内の横方向分割壁4
8,48は、上記吸気孔と排気孔とを分離する。気化器
のような、図示省略の源からの空気/燃料混合気が、吸
気孔44を通り機関に供給される。ピストン軸50は、
図示省略の軸受により、両端壁30と32にジャーナル
支持され、軸線28の周りに揺動ピボット運動する。単
一ピストン、すなわち羽根52がピストン軸50に取り
付けられ、軸線28の周りに共に回転する。ピストン5
2には、上記ピストンを軸に取り付けるため、ピストン
軸50が貫通して延長されるハブ54が形成される。シ
ール56は、上記ピストンと作動チャンバ間のシール接
触を与える。
【0008】上記ピストン52は、作動チャンバ26を
2個の副チャンバ26Aと26Bとに分割し、その内で
ピストン52の揺動期間中、一方が体積を増し、他方が
体積を減じる。副チャンバ26Aと26Bの両方には、
副チャンバ内圧縮空気/燃料混合気の点火および上記作
動チャンバ内ピストン52の揺動のために、点火プラグ
のような点火装置58が設けられる。駆動列ハウジング
60は、図示省略の装置により、端壁32において、燃
焼ユニット22の一端部に取り付けられる。上記ハウジ
ングは外壁62と端壁64を含む。ピストン軸50も、
図示省略の軸受装置により、端壁64にジャーナル支持
される。アイドラ軸66は、ハウジング60を貫通して
延長され、かつ図示省略の軸受により、端壁32および
64にジャーナル支持され、ピストン軸線28に平行な
軸線68の回りを回転する。ピストン軸50に取り付け
られた扇形歯車70とアイドラ軸66に取り付けられた
協働歯車72は、ピストン軸の揺動運動をアイドラ軸に
伝動する。歯車70と72との間の歯車比の選択によ
り、上記アイドラ軸には所定度の揺動回転を与えること
ができる。また明白なように、もしも揺動ピストン軸5
0が所定角度回転運動を経る時には、上記アイドラ軸6
6および関連歯車70および72に対して、これらをピ
ストン軸50に連結させる必要はない。
2個の副チャンバ26Aと26Bとに分割し、その内で
ピストン52の揺動期間中、一方が体積を増し、他方が
体積を減じる。副チャンバ26Aと26Bの両方には、
副チャンバ内圧縮空気/燃料混合気の点火および上記作
動チャンバ内ピストン52の揺動のために、点火プラグ
のような点火装置58が設けられる。駆動列ハウジング
60は、図示省略の装置により、端壁32において、燃
焼ユニット22の一端部に取り付けられる。上記ハウジ
ングは外壁62と端壁64を含む。ピストン軸50も、
図示省略の軸受装置により、端壁64にジャーナル支持
される。アイドラ軸66は、ハウジング60を貫通して
延長され、かつ図示省略の軸受により、端壁32および
64にジャーナル支持され、ピストン軸線28に平行な
軸線68の回りを回転する。ピストン軸50に取り付け
られた扇形歯車70とアイドラ軸66に取り付けられた
協働歯車72は、ピストン軸の揺動運動をアイドラ軸に
伝動する。歯車70と72との間の歯車比の選択によ
り、上記アイドラ軸には所定度の揺動回転を与えること
ができる。また明白なように、もしも揺動ピストン軸5
0が所定角度回転運動を経る時には、上記アイドラ軸6
6および関連歯車70および72に対して、これらをピ
ストン軸50に連結させる必要はない。
【0009】ピストン52の揺動行程は、端壁32に取
り付けられた止め装置74,74により制限され、これ
らの止め装置は、それらの行程の両端部において扇形歯
車70により接触される。図4において、上記止め装置
74は、ばね78が取り付けられる、端壁32から延長
されるアーム76を設けているのが示される。支台80
がばね78の外端部に取り付けられ、そして扇形歯車の
回転を制限するため、扇形歯車70の縁部と接触するよ
うになっている。上記ばねは衝撃を緩和し、かつ上記ピ
ストン運動の反転を容易にする。上記機関は同軸第1軸
すなわち外軸82および同軸第2軸すなわち内軸84を
含み、その外軸82は端壁32にジャーナル支持され、
そしてその内壁84は端壁30および64にジャーナル
支持される。上記同軸の軸82および84は、アイドラ
軸66およびピストン軸50の軸線28に平行に延長さ
れる。方向逆転装置88は、同軸の軸82および84の
いずれか一方の回転と同時に、それらの同時二重反転の
ため、上記同軸の軸82と84とを相互結合するように
設けられる。説明のために、方向逆転装置88は、外軸
82および内軸84にそれぞれ取り付けられた第1傘歯
車90および第2傘歯車92を含んで示され、そして上
記第1および第2傘歯車間のアイドラ歯車94が、同軸
軸線86に直角な軸線96の周りに回転するようになっ
ている。説明の配列では、図1に見られるように、外軸
82が矢印98の方向に回転するようになっている一方
で、内輪84が矢印100の方向に二重反転するように
なっている。
り付けられた止め装置74,74により制限され、これ
らの止め装置は、それらの行程の両端部において扇形歯
車70により接触される。図4において、上記止め装置
74は、ばね78が取り付けられる、端壁32から延長
されるアーム76を設けているのが示される。支台80
がばね78の外端部に取り付けられ、そして扇形歯車の
回転を制限するため、扇形歯車70の縁部と接触するよ
うになっている。上記ばねは衝撃を緩和し、かつ上記ピ
ストン運動の反転を容易にする。上記機関は同軸第1軸
すなわち外軸82および同軸第2軸すなわち内軸84を
含み、その外軸82は端壁32にジャーナル支持され、
そしてその内壁84は端壁30および64にジャーナル
支持される。上記同軸の軸82および84は、アイドラ
軸66およびピストン軸50の軸線28に平行に延長さ
れる。方向逆転装置88は、同軸の軸82および84の
いずれか一方の回転と同時に、それらの同時二重反転の
ため、上記同軸の軸82と84とを相互結合するように
設けられる。説明のために、方向逆転装置88は、外軸
82および内軸84にそれぞれ取り付けられた第1傘歯
車90および第2傘歯車92を含んで示され、そして上
記第1および第2傘歯車間のアイドラ歯車94が、同軸
軸線86に直角な軸線96の周りに回転するようになっ
ている。説明の配列では、図1に見られるように、外軸
82が矢印98の方向に回転するようになっている一方
で、内輪84が矢印100の方向に二重反転するように
なっている。
【0010】アイドラ軸66は、平歯車102Aおよび
102Bを含む第1歯車組102および平歯車104A
および104Bを含む第2歯車組104を経て、外軸8
2に結合されるようになっている。同様に、アイドラ軸
66は、平歯車106Aおよび106Bを含む第1歯車
組106、および平歯車108Aおよび108Bを含む
第2歯車組108を経て、内軸84に結合されるように
なっている。歯車組102および106の歯車102A
および106Aは、それぞれ一方向クラッチ110およ
び112を含むか、または一体となり、これにより歯車
102Aは、アイドラ軸が右回りに回転時、右回り方向
(図1に示される矢印114の方向)に駆動されるよう
になっており、かつ歯車106Aは、アイドラ軸の左回
り方向に回転時、左回り方向に(矢印116の方向に)
駆動されるようになっている。従って揺動ピストン機関
の作動により駆動される時には、外軸82が矢印98の
方向に回転され、そして内軸84が反対方向、矢印10
0の方向に回転される。上記軸82か84のいずれか、
または両軸とも機関出力軸として用いることもでき、そ
して説明のために、内軸84は変速機117に連結され
て示される。車両用のために、変速機からの出力は、車
輪を駆動するため車両車輪に連結されるようになってい
る。
102Bを含む第1歯車組102および平歯車104A
および104Bを含む第2歯車組104を経て、外軸8
2に結合されるようになっている。同様に、アイドラ軸
66は、平歯車106Aおよび106Bを含む第1歯車
組106、および平歯車108Aおよび108Bを含む
第2歯車組108を経て、内軸84に結合されるように
なっている。歯車組102および106の歯車102A
および106Aは、それぞれ一方向クラッチ110およ
び112を含むか、または一体となり、これにより歯車
102Aは、アイドラ軸が右回りに回転時、右回り方向
(図1に示される矢印114の方向)に駆動されるよう
になっており、かつ歯車106Aは、アイドラ軸の左回
り方向に回転時、左回り方向に(矢印116の方向に)
駆動されるようになっている。従って揺動ピストン機関
の作動により駆動される時には、外軸82が矢印98の
方向に回転され、そして内軸84が反対方向、矢印10
0の方向に回転される。上記軸82か84のいずれか、
または両軸とも機関出力軸として用いることもでき、そ
して説明のために、内軸84は変速機117に連結され
て示される。車両用のために、変速機からの出力は、車
輪を駆動するため車両車輪に連結されるようになってい
る。
【0011】歯車104Aおよび108Aは、アイドラ
軸66上に回転できるように装着され、かつそれぞれ第
1および第2の作動クラッチ装置118および120に
包含される。説明のため、クラッチ装置118および1
20は、おのおのが揺動アイドラ軸66に取り付けられ
るハウジング122を含む、電磁制御摩擦クラッチを含
むのが示される。電磁石123が上記ハウジングで支持
され、付勢時には平歯車104Aと108Aをこれに引
き付ける。歯車104Aと108Aは、アイドラ軸66
上に回転できるように装着されるので、上記電磁石が消
勢される時には、上記アイドラ軸に歯車は結合されない
ままである。電磁石がアイドラ軸に上記歯車を結合する
ため付勢される時には、上記歯車は引き付けられて、ハ
ウジング122と密に摩擦接触される。上記クラッチ装
置は後述する図12においてさらに詳細説明する。この
目的のため、例えば機関始動および車両制動中など、同
軸二重反転軸の82および84による機関の駆動作動が
必要な時にいつでも、作動クラッチ装置118および1
20が交互に付勢および消勢されることが理解されよ
う。
軸66上に回転できるように装着され、かつそれぞれ第
1および第2の作動クラッチ装置118および120に
包含される。説明のため、クラッチ装置118および1
20は、おのおのが揺動アイドラ軸66に取り付けられ
るハウジング122を含む、電磁制御摩擦クラッチを含
むのが示される。電磁石123が上記ハウジングで支持
され、付勢時には平歯車104Aと108Aをこれに引
き付ける。歯車104Aと108Aは、アイドラ軸66
上に回転できるように装着されるので、上記電磁石が消
勢される時には、上記アイドラ軸に歯車は結合されない
ままである。電磁石がアイドラ軸に上記歯車を結合する
ため付勢される時には、上記歯車は引き付けられて、ハ
ウジング122と密に摩擦接触される。上記クラッチ装
置は後述する図12においてさらに詳細説明する。この
目的のため、例えば機関始動および車両制動中など、同
軸二重反転軸の82および84による機関の駆動作動が
必要な時にいつでも、作動クラッチ装置118および1
20が交互に付勢および消勢されることが理解されよ
う。
【0012】同軸の軸82および84は反対方向に同時
に回転するので、いずれか一方、または両方が、機関出
力軸として使用できる。図示実施例では、回転弁34お
よび36は、ベルト124およびプーリ126を経て同
転の外軸82にその結合により、断続的に回転される。
プーリ126は大歯車128に固着され、そして一緒に
ピストン軸50上に回転できるように装着される。大歯
車128には歯車セグメント128Aが、その4象限に
設けられ、大歯車128の回転と同時に、歯車130お
よび132と断続的に係合するようになっている。歯車
130および132は、順次上記弁から延長される四角
弁軸34Aおよび36Aを経て弁34および36に結合
され、大歯車128の連続回転時に、上記弁の断続回転
を行なう。この機構の拡大立面図が図5に示される。端
壁30から外方に延長される、四角弁軸34Aおよび3
6Aの両端部は、図6および7に見られるように、端壁
30から延長されるアーム136にばねの一端部が取り
付けられる板ばね134によって接触される。ばね13
4は、回転弁を90°回転位置に弾性保持する機能を果
たす。板ばねは、また45°を越える回転につづいてオ
ーバ・センタ・スナップ作用機能を与え、90°位置に
弁を安定に位置させる。この配列により、上記弁は歯車
セグメント128Aにより、完全な90°を明確に回転
させる必要なしに、所定の90°回転を与える。
に回転するので、いずれか一方、または両方が、機関出
力軸として使用できる。図示実施例では、回転弁34お
よび36は、ベルト124およびプーリ126を経て同
転の外軸82にその結合により、断続的に回転される。
プーリ126は大歯車128に固着され、そして一緒に
ピストン軸50上に回転できるように装着される。大歯
車128には歯車セグメント128Aが、その4象限に
設けられ、大歯車128の回転と同時に、歯車130お
よび132と断続的に係合するようになっている。歯車
130および132は、順次上記弁から延長される四角
弁軸34Aおよび36Aを経て弁34および36に結合
され、大歯車128の連続回転時に、上記弁の断続回転
を行なう。この機構の拡大立面図が図5に示される。端
壁30から外方に延長される、四角弁軸34Aおよび3
6Aの両端部は、図6および7に見られるように、端壁
30から延長されるアーム136にばねの一端部が取り
付けられる板ばね134によって接触される。ばね13
4は、回転弁を90°回転位置に弾性保持する機能を果
たす。板ばねは、また45°を越える回転につづいてオ
ーバ・センタ・スナップ作用機能を与え、90°位置に
弁を安定に位置させる。この配列により、上記弁は歯車
セグメント128Aにより、完全な90°を明確に回転
させる必要なしに、所定の90°回転を与える。
【0013】各副チャンバに対する機関作動サイクル
は、図8から図11に略示し、各図について説明する。
上記のように、回転弁34は副チャンバ26Aに関連
し、そして回転弁36は副チャンバ26Bに関連する。
図8において、ピストン52の右回り回転中、副チャン
バ26Aは弁34を経て排気状態にあり、一方燃料/空
気混合気が弁36を経て副チャンバ26B内に吸い込ま
れる。次に、ピストンが左回り運動と共に揺れ戻る時に
は、燃料/空気混合気は弁34を経て副チャンバ26A
内に吸い込まれ、そして副チャンバ26B内の燃料/空
気混合気は圧縮される。(図9参照。)次に、ピストン
52が、図10に示すように右回り方向に再び揺れる時
には、副チャンバ26A内燃料空気混合気は圧縮され、
そして副チャンバ26B内の圧縮された燃料/空気混合
気は、副チャンバ26Bに、動力、すなわち膨張の生成
のため点火される。次に、ピストン52が、再び図11
に示すように左回り方向に揺れる時には、副チャンバ2
6A内の圧縮された燃料/空気混合気は、副チャンバ2
6Aで膨張状態をつくるために点火され、そして排気ガ
スは弁36を経て、副チャンバ26Bから吐き出され
る。上記のように、アイドラ軸66の各右回り回転につ
れ、ピストン軸50の左回り回転により、歯車組102
を介して外軸82の駆動作動のため、一方向クラッチ1
10が駆動状態にあり、この間一方向クラッチ112が
オーバ・ランニング状態で作動する。逆に、扇形歯車7
0と歯車72を介してアイドラ軸66の左回り回転中、
歯車組106を介して内軸84の駆動作動のため、一方
向クラッチ112が駆動状態にあり、この間一方向クラ
ッチ110がオーバ・ランニング状態で作動する。作動
クラッチ118および120が消勢のままである限り、
それらは駆動列の作動に影響を及ぼさない。
は、図8から図11に略示し、各図について説明する。
上記のように、回転弁34は副チャンバ26Aに関連
し、そして回転弁36は副チャンバ26Bに関連する。
図8において、ピストン52の右回り回転中、副チャン
バ26Aは弁34を経て排気状態にあり、一方燃料/空
気混合気が弁36を経て副チャンバ26B内に吸い込ま
れる。次に、ピストンが左回り運動と共に揺れ戻る時に
は、燃料/空気混合気は弁34を経て副チャンバ26A
内に吸い込まれ、そして副チャンバ26B内の燃料/空
気混合気は圧縮される。(図9参照。)次に、ピストン
52が、図10に示すように右回り方向に再び揺れる時
には、副チャンバ26A内燃料空気混合気は圧縮され、
そして副チャンバ26B内の圧縮された燃料/空気混合
気は、副チャンバ26Bに、動力、すなわち膨張の生成
のため点火される。次に、ピストン52が、再び図11
に示すように左回り方向に揺れる時には、副チャンバ2
6A内の圧縮された燃料/空気混合気は、副チャンバ2
6Aで膨張状態をつくるために点火され、そして排気ガ
スは弁36を経て、副チャンバ26Bから吐き出され
る。上記のように、アイドラ軸66の各右回り回転につ
れ、ピストン軸50の左回り回転により、歯車組102
を介して外軸82の駆動作動のため、一方向クラッチ1
10が駆動状態にあり、この間一方向クラッチ112が
オーバ・ランニング状態で作動する。逆に、扇形歯車7
0と歯車72を介してアイドラ軸66の左回り回転中、
歯車組106を介して内軸84の駆動作動のため、一方
向クラッチ112が駆動状態にあり、この間一方向クラ
ッチ110がオーバ・ランニング状態で作動する。作動
クラッチ118および120が消勢のままである限り、
それらは駆動列の作動に影響を及ぼさない。
【0014】図12について説明すると、歯車組102
および104に関連するクラッチ110および118が
詳細に示される。上記のように、歯車組106および1
08に関連するクラッチ112および120は、それぞ
れクラッチ110および118と同一形式であるので、
その違いを見分ける詳細な表示は不要である。クラッチ
110は、任意の適当な設計の一方向すなわちオーバ・
ランニング・クラッチを包含し、説明のために平歯車1
02Aと軸66に取り付けられた内部部材142との間
に位置決めされるローラ140を含むこともできる。ロ
ーラ140は、その1つが図12に示され軸66の回転
方向次第で、クラッチかみ合いか、クラッチ・オーバラ
イドにする部材142のカム面と協働する。図示省略の
ばね部材が、部材102Aと142と接触するように、
ローラを押し付ける。作動クラッチ118は、軸66に
取り付けられたハウジング122を含み、さらにそのう
ちの1個が図12に示される電磁石123を入れてい
る。電磁石123はスリップリング148,148に接
続され、次いでブラシ150を介して、点火制御スイッ
チ153、スイッチ154、そして分路接続スイッチ1
56または158を経て電圧源152に接続される。ス
イッチ153は、点火スイッチの閉路により、車両が運
転状態に置かれる時は、常に閉じられる。スイッチ15
6および158は通常開路状態にあり、そしてそれぞれ
ブレーキレバー160により、および始動制御回路16
2の制御下の車両始動運転により、車両ブレーキの作動
時に閉じるようになっている。他方スイッチ154は、
転換制御回路164の制御下で、交互に開路と閉路にな
る。転換制御回路164の制御用調時パルスは、図1お
よび3に示される、扇形歯車70の縁に設けられた調時
線168に応答する光電池166から得られる。調時パ
ルスは機関ピストンの揺動に同期してつくられる。動作
において、スイッチ154は一方向にピストンの運動中
は本質的に閉じられ、かつ上記と反対方向に運動中は開
かれるので、作動クラッチ118は一方向クラッチとし
て作用する。転換制御回路164により用いられる、揺
動方向に応答する信号を発生する、図示省略の装置が設
けられる。転換制御回路164の制御下で、交互に開路
と閉路にされるスイッチ154Aを含む同様な制御装置
が、始動またはブレーキ操作中、内軸84による軸66
の断続駆動のため、作動クラッチ装置120の制御作動
に対して設けられる。光電池166からの調時パルス
は、また点火プラグ58の制御点火目的で用いることも
できることに注目すべきである。
および104に関連するクラッチ110および118が
詳細に示される。上記のように、歯車組106および1
08に関連するクラッチ112および120は、それぞ
れクラッチ110および118と同一形式であるので、
その違いを見分ける詳細な表示は不要である。クラッチ
110は、任意の適当な設計の一方向すなわちオーバ・
ランニング・クラッチを包含し、説明のために平歯車1
02Aと軸66に取り付けられた内部部材142との間
に位置決めされるローラ140を含むこともできる。ロ
ーラ140は、その1つが図12に示され軸66の回転
方向次第で、クラッチかみ合いか、クラッチ・オーバラ
イドにする部材142のカム面と協働する。図示省略の
ばね部材が、部材102Aと142と接触するように、
ローラを押し付ける。作動クラッチ118は、軸66に
取り付けられたハウジング122を含み、さらにそのう
ちの1個が図12に示される電磁石123を入れてい
る。電磁石123はスリップリング148,148に接
続され、次いでブラシ150を介して、点火制御スイッ
チ153、スイッチ154、そして分路接続スイッチ1
56または158を経て電圧源152に接続される。ス
イッチ153は、点火スイッチの閉路により、車両が運
転状態に置かれる時は、常に閉じられる。スイッチ15
6および158は通常開路状態にあり、そしてそれぞれ
ブレーキレバー160により、および始動制御回路16
2の制御下の車両始動運転により、車両ブレーキの作動
時に閉じるようになっている。他方スイッチ154は、
転換制御回路164の制御下で、交互に開路と閉路にな
る。転換制御回路164の制御用調時パルスは、図1お
よび3に示される、扇形歯車70の縁に設けられた調時
線168に応答する光電池166から得られる。調時パ
ルスは機関ピストンの揺動に同期してつくられる。動作
において、スイッチ154は一方向にピストンの運動中
は本質的に閉じられ、かつ上記と反対方向に運動中は開
かれるので、作動クラッチ118は一方向クラッチとし
て作用する。転換制御回路164により用いられる、揺
動方向に応答する信号を発生する、図示省略の装置が設
けられる。転換制御回路164の制御下で、交互に開路
と閉路にされるスイッチ154Aを含む同様な制御装置
が、始動またはブレーキ操作中、内軸84による軸66
の断続駆動のため、作動クラッチ装置120の制御作動
に対して設けられる。光電池166からの調時パルス
は、また点火プラグ58の制御点火目的で用いることも
できることに注目すべきである。
【0015】電磁石123の付勢中、平歯車104Aは
歯車組104を経て軸66の回転のため、ハウジング1
22と密に摩擦接触するよう引き付けられる。図12に
示された電磁石123の消勢状態中、歯車104Aは、
ハウジングと歯車との間に延長されるばね偏倚装置18
8により、ハウジング122から軸線方向に離隔され
る。玉軸受170は、クラッチが消勢される時には、ば
ねと歯車との間の摩擦を軽減し、そして軸66上の環状
止め部材172が、図12で見られるように歯車104
Aの軸線方向左方への移動を制限する。図1において、
ばね偏倚装置188は、「S」状部材として略示されて
いる。
歯車組104を経て軸66の回転のため、ハウジング1
22と密に摩擦接触するよう引き付けられる。図12に
示された電磁石123の消勢状態中、歯車104Aは、
ハウジングと歯車との間に延長されるばね偏倚装置18
8により、ハウジング122から軸線方向に離隔され
る。玉軸受170は、クラッチが消勢される時には、ば
ねと歯車との間の摩擦を軽減し、そして軸66上の環状
止め部材172が、図12で見られるように歯車104
Aの軸線方向左方への移動を制限する。図1において、
ばね偏倚装置188は、「S」状部材として略示されて
いる。
【0016】図13の調時線図について説明すると、制
動操作中スイッチ156が閉じられ、および/または始
動操作中スイッチ158が閉じられる時の、操作に対す
る、揺動ピストンの回転角速度対時間が示される。時間
T0においては、スイッチ154が閉じられ、これによ
りクラッチ118はその係合のため付勢状態にあり、か
つスイッチ154Bは開けられ、これによりクラッチ1
20はその離脱のため消勢状態にある。この時点で、も
しも外軸82が始動、または制動中の車両運動により回
転される速度に対し、機関により駆動される軸66にお
ける速度は、従ってオーバ・ランニング状態において、
オーバ・ランニング・クラッチ110および112の両
方が作動し、次にピストン軸50が、回転する外軸82
により左回り方向に駆動される。これらの条件下で外軸
82は駆動軸を含み、そしてピストン軸50は、電磁摩
擦クラッチ118の作動を介して駆動軸を含む。制動
中、機関はこれにより制動機能を助ける。時間T1にお
いて、左回り方向にピストン行程の終りに近く、スイッ
チ154が開き、これにより両方のクラッチ118と1
20が消勢される。その後間もなく、上記ピストンが停
止し、揺動の方向は反転する。回転の右回り方向に変化
後、クラッチ120が時間T2で付勢され、内軸84の
回転により右回り方向に、ピストン軸を駆動作動するた
めその係合を行なう。時間T3において、クラッチ12
0が消勢されて、揺動方向が再び回転の左回り方向に反
転後、クラッチ118は時間T4において付勢される。
ブレーキスイッチ156または始動スイッチ158が閉
じたままで、かつ同軸出力軸82および84が回転を継
続する限り、クラッチ118および120の連続付勢お
よび消勢は継続する。出力軸82および84が駆動軸と
して作用し、そしてピストン軸50が駆動軸として作用
する間、一方向クラッチ110および112の両方と
も、オーバ・ランニング状態において連続的に作動す
る。ピストン軸50が駆動軸として作用する時には、オ
ーバ・ランニング・クラッチ110および112が作動
し、これにより同軸の出力軸82および84が、作動ク
ラッチ118および120の作動と関係なく、駆動軸お
よびオーバ・ランニング軸として交互に作用する。
動操作中スイッチ156が閉じられ、および/または始
動操作中スイッチ158が閉じられる時の、操作に対す
る、揺動ピストンの回転角速度対時間が示される。時間
T0においては、スイッチ154が閉じられ、これによ
りクラッチ118はその係合のため付勢状態にあり、か
つスイッチ154Bは開けられ、これによりクラッチ1
20はその離脱のため消勢状態にある。この時点で、も
しも外軸82が始動、または制動中の車両運動により回
転される速度に対し、機関により駆動される軸66にお
ける速度は、従ってオーバ・ランニング状態において、
オーバ・ランニング・クラッチ110および112の両
方が作動し、次にピストン軸50が、回転する外軸82
により左回り方向に駆動される。これらの条件下で外軸
82は駆動軸を含み、そしてピストン軸50は、電磁摩
擦クラッチ118の作動を介して駆動軸を含む。制動
中、機関はこれにより制動機能を助ける。時間T1にお
いて、左回り方向にピストン行程の終りに近く、スイッ
チ154が開き、これにより両方のクラッチ118と1
20が消勢される。その後間もなく、上記ピストンが停
止し、揺動の方向は反転する。回転の右回り方向に変化
後、クラッチ120が時間T2で付勢され、内軸84の
回転により右回り方向に、ピストン軸を駆動作動するた
めその係合を行なう。時間T3において、クラッチ12
0が消勢されて、揺動方向が再び回転の左回り方向に反
転後、クラッチ118は時間T4において付勢される。
ブレーキスイッチ156または始動スイッチ158が閉
じたままで、かつ同軸出力軸82および84が回転を継
続する限り、クラッチ118および120の連続付勢お
よび消勢は継続する。出力軸82および84が駆動軸と
して作用し、そしてピストン軸50が駆動軸として作用
する間、一方向クラッチ110および112の両方と
も、オーバ・ランニング状態において連続的に作動す
る。ピストン軸50が駆動軸として作用する時には、オ
ーバ・ランニング・クラッチ110および112が作動
し、これにより同軸の出力軸82および84が、作動ク
ラッチ118および120の作動と関係なく、駆動軸お
よびオーバ・ランニング軸として交互に作用する。
【0017】明らかに、上記機関は、単一ピストンの使
用に限定されるものではない。図14について説明する
と、第1および第2ピストン52および52−1を包含
する多ピストン機関が示される。ピストン52が取り付
けられるピストン軸50は、上記のような様式で同軸出
力軸82および84に結合される。図示機関はハウジン
グ24と同一設計の第2ハウジング24−1を含み、こ
れらのハウジング24と24−1はハウジング174に
より相互結合される。ハウジング24−1もまた、回転
弁34および36と同一形式の1対の回転弁が設けられ
る。回転弁34および36は、弁軸の軸線方向延長によ
り、ハウジング24−1内の対応回転弁に結合される。
図14において、弁36のハウジング24−1内対応弁
に結合するため、一つの延長36Bの一部を示す。ピス
トン軸50−1に取り付けられるピストン52−1は、
次に端壁30−1および32−1にジャーナル支持され
る。軸線方向に整列したピストン軸50および50−1
は、軸線28の周りに、同時にピボット運動するように
なっている。それらは反対方向に同時ピボット運動する
ため逆転装置176により、相互結合される。同軸出力
軸82および84を相互結合する、方向逆転装置88と
同一形式にすることもできる。ピストン軸50の一端部
に取り付けられた第1傘歯車178、軸50の反対端部
に取り付けられた第2傘歯車180、および上記歯車1
78と180との間のアイドラ歯車182を含むのが示
され、アイドラ歯車は軸線28に直角な軸線184の周
りに回転するようになっている。方向逆転装置を経てピ
ストン軸を相互結合することにより、一方の軸が一方向
に回転され、他方の軸が反対方向に回転され、機関の振
動を減少させる。
用に限定されるものではない。図14について説明する
と、第1および第2ピストン52および52−1を包含
する多ピストン機関が示される。ピストン52が取り付
けられるピストン軸50は、上記のような様式で同軸出
力軸82および84に結合される。図示機関はハウジン
グ24と同一設計の第2ハウジング24−1を含み、こ
れらのハウジング24と24−1はハウジング174に
より相互結合される。ハウジング24−1もまた、回転
弁34および36と同一形式の1対の回転弁が設けられ
る。回転弁34および36は、弁軸の軸線方向延長によ
り、ハウジング24−1内の対応回転弁に結合される。
図14において、弁36のハウジング24−1内対応弁
に結合するため、一つの延長36Bの一部を示す。ピス
トン軸50−1に取り付けられるピストン52−1は、
次に端壁30−1および32−1にジャーナル支持され
る。軸線方向に整列したピストン軸50および50−1
は、軸線28の周りに、同時にピボット運動するように
なっている。それらは反対方向に同時ピボット運動する
ため逆転装置176により、相互結合される。同軸出力
軸82および84を相互結合する、方向逆転装置88と
同一形式にすることもできる。ピストン軸50の一端部
に取り付けられた第1傘歯車178、軸50の反対端部
に取り付けられた第2傘歯車180、および上記歯車1
78と180との間のアイドラ歯車182を含むのが示
され、アイドラ歯車は軸線28に直角な軸線184の周
りに回転するようになっている。方向逆転装置を経てピ
ストン軸を相互結合することにより、一方の軸が一方向
に回転され、他方の軸が反対方向に回転され、機関の振
動を減少させる。
【0018】図8〜図11に示される単一ピストン機関
の作動において、連続する膨張すなわち動力状態は、揺
動ピストンの完全な前後運動の1過程において起こるこ
とが示される。これらの動力期間は、次のピストンの完
全な前後運動の間、無動力期間がつづく。図14に示さ
れる2ピストン期間は、動力期間がピストンの各運動に
与えられる。同時の排気、吸気、圧縮および膨張期間は
ピストンの各揺動ごとに2ピストン機関の4個の副チャ
ンバで生じる。従って、1副チャンバの圧縮期間が、他
の1副チャンバの膨張期間を伴い、期間平衡にさらに寄
与する。明らかに、上記機関は必要に応じて付加揺動ピ
ストンを設けることもできる。図15について説明する
と、この発明の変型形式が、二重反転出力軸82および
84に、揺動ピストン軸50を結合するのに包含され
る、第1および第2作動クラッチ装置118および12
0を含むものが示される。図15の実施例は、上記作動
クラッチ118および120に分路となる、一方向オー
バ・ランニング・クラッチの削除したことで、上記配列
とは異なる。図12に示される一般形式のクラッチ作動
回路は、電池152の一端子が、スイッチ156または
スイッチ158を経て、クラッチに接続されるのではな
く、スイッチ154および154Aに直接接続されて用
いることもできる。この配列に関しては、クラッチの作
動は、始動制御スイッチ153の閉鎖に依存しており、
ブレーキの作動または始動モータの付勢には依存してい
ない。始動制御スイッチ153が閉じられる限り、スイ
ッチ154の開路および閉路は、クラッチ118の係合
および離脱を制御する。クラッチ120はスイッチ15
4Aを経て同じ様式で制御される。クラッチ118およ
び120の作動のタイミングは、上記図13に説明した
ものと同一である。この新規なクラッチおよびクラッチ
作動装置に関して、機関作動中の任意の時にピストン軸
50は、二重反転出力軸82および84により、ブレー
キの作動または始動装置の作動に関係なく、駆動するこ
ともできる。
の作動において、連続する膨張すなわち動力状態は、揺
動ピストンの完全な前後運動の1過程において起こるこ
とが示される。これらの動力期間は、次のピストンの完
全な前後運動の間、無動力期間がつづく。図14に示さ
れる2ピストン期間は、動力期間がピストンの各運動に
与えられる。同時の排気、吸気、圧縮および膨張期間は
ピストンの各揺動ごとに2ピストン機関の4個の副チャ
ンバで生じる。従って、1副チャンバの圧縮期間が、他
の1副チャンバの膨張期間を伴い、期間平衡にさらに寄
与する。明らかに、上記機関は必要に応じて付加揺動ピ
ストンを設けることもできる。図15について説明する
と、この発明の変型形式が、二重反転出力軸82および
84に、揺動ピストン軸50を結合するのに包含され
る、第1および第2作動クラッチ装置118および12
0を含むものが示される。図15の実施例は、上記作動
クラッチ118および120に分路となる、一方向オー
バ・ランニング・クラッチの削除したことで、上記配列
とは異なる。図12に示される一般形式のクラッチ作動
回路は、電池152の一端子が、スイッチ156または
スイッチ158を経て、クラッチに接続されるのではな
く、スイッチ154および154Aに直接接続されて用
いることもできる。この配列に関しては、クラッチの作
動は、始動制御スイッチ153の閉鎖に依存しており、
ブレーキの作動または始動モータの付勢には依存してい
ない。始動制御スイッチ153が閉じられる限り、スイ
ッチ154の開路および閉路は、クラッチ118の係合
および離脱を制御する。クラッチ120はスイッチ15
4Aを経て同じ様式で制御される。クラッチ118およ
び120の作動のタイミングは、上記図13に説明した
ものと同一である。この新規なクラッチおよびクラッチ
作動装置に関して、機関作動中の任意の時にピストン軸
50は、二重反転出力軸82および84により、ブレー
キの作動または始動装置の作動に関係なく、駆動するこ
ともできる。
【0019】明らかに、本発明は二重反転出力軸に対す
るピストン軸に関連する電磁制御摩擦クラッチに限定さ
れるものではない。図16および17について説明する
と、機械操作クラッチ200Aおよび200Bは、それ
ぞれ二重反転出力軸82および84に揺動軸202を結
合することが示される。揺動軸202は、上記記載の配
列において、アイドラ揺動軸66または揺動ピストン軸
50に相応することもできる。クラッチ200Aおよび
200Bは、揺動軸202に取り付けられたプレート2
04Aおよび204B、ならびに軸202に回転できる
ように支持される、平歯車の形式のプレート206Aお
よび206Bを含む。クラッチの係合および離脱を制御
するクラッチ作動装置208Aおよび208Bは、軸回
転クラッチ作動レバー212Aおよび212Bの制御下
で、それぞれ揺動軸202上を軸線方向にこれに沿って
移動できるスラスト軸受210Aおよび210Bを含
む。図16に示されるように、ばね214Aおよび21
4Bは、上記作動レバーを、ピボットピン216Aおよ
び216Bの周りに、右回り方向に弾性偏倚させ、それ
ぞれカム218Aおよび218Bに係合させる。図面に
おいて、クラッチ200Aは係合状態で、かつクラッチ
200Bは解放状態で示される。カム218Aおよび2
18Bは、それぞれアイドラ軸220Aおよび220B
に取り付けられ、これらの軸は、適当な任意設計の一方
向クラッチ222Aおよび222Bを介して揺動軸20
2により断続的に回転される。クラッチ222Aおよび
222Bは、揺動軸202に取り付けられた、それぞれ
歯車224Aおよび224Bにより駆動される大歯車を
含む。図17に示されるように、軸202の揺動運動
は、一方向クラッチ222Aにより、左回り方向に、カ
ム218Aの断続回転に、かつ一方向クラッチ222B
により、右回り方向にカム218Bの断続回転に変換さ
れる。軸202の右回り方向の揺動運動に対して、カム
218Aは左回り方向に、完全に1回転する。軸202
の左回り方向に回転中、一方向クラッチ222Aはオー
バ・ランニング状態で作動し、これによりカム218A
は静止したままである。同様に、カム218Bは、クラ
ッチ222Bを介して左回り方向に軸202の揺動時、
完全に1回転され、そして軸202の右回り回転中、静
止している。
るピストン軸に関連する電磁制御摩擦クラッチに限定さ
れるものではない。図16および17について説明する
と、機械操作クラッチ200Aおよび200Bは、それ
ぞれ二重反転出力軸82および84に揺動軸202を結
合することが示される。揺動軸202は、上記記載の配
列において、アイドラ揺動軸66または揺動ピストン軸
50に相応することもできる。クラッチ200Aおよび
200Bは、揺動軸202に取り付けられたプレート2
04Aおよび204B、ならびに軸202に回転できる
ように支持される、平歯車の形式のプレート206Aお
よび206Bを含む。クラッチの係合および離脱を制御
するクラッチ作動装置208Aおよび208Bは、軸回
転クラッチ作動レバー212Aおよび212Bの制御下
で、それぞれ揺動軸202上を軸線方向にこれに沿って
移動できるスラスト軸受210Aおよび210Bを含
む。図16に示されるように、ばね214Aおよび21
4Bは、上記作動レバーを、ピボットピン216Aおよ
び216Bの周りに、右回り方向に弾性偏倚させ、それ
ぞれカム218Aおよび218Bに係合させる。図面に
おいて、クラッチ200Aは係合状態で、かつクラッチ
200Bは解放状態で示される。カム218Aおよび2
18Bは、それぞれアイドラ軸220Aおよび220B
に取り付けられ、これらの軸は、適当な任意設計の一方
向クラッチ222Aおよび222Bを介して揺動軸20
2により断続的に回転される。クラッチ222Aおよび
222Bは、揺動軸202に取り付けられた、それぞれ
歯車224Aおよび224Bにより駆動される大歯車を
含む。図17に示されるように、軸202の揺動運動
は、一方向クラッチ222Aにより、左回り方向に、カ
ム218Aの断続回転に、かつ一方向クラッチ222B
により、右回り方向にカム218Bの断続回転に変換さ
れる。軸202の右回り方向の揺動運動に対して、カム
218Aは左回り方向に、完全に1回転する。軸202
の左回り方向に回転中、一方向クラッチ222Aはオー
バ・ランニング状態で作動し、これによりカム218A
は静止したままである。同様に、カム218Bは、クラ
ッチ222Bを介して左回り方向に軸202の揺動時、
完全に1回転され、そして軸202の右回り回転中、静
止している。
【0020】クラッチ200Aおよび200Bの平歯車
206Aおよび206Bは、それぞれ平歯車226Aお
よび226Bを介して、同軸の外軸82および内軸84
に結合される。他のすべての配列におけるように、同軸
出力軸は、二重反転方向に上記軸の回転のため、方向逆
転装置88(図1参照)を介して相互結合される。要求
されてはいないが、揺動軸202は、一方向クラッチ2
28Aおよび228Bを介して出力軸82および84に
結合することもできて、上記クラッチは図1に示され、
上記に説明した一方向クラッチ110および112と同
一形式にすることもできる。一方向クラッチ228Aお
よび228Bは、機械作動クラッチ200Aおよび20
0Bとそれぞれ分路にある。上記軸82および84が駆
動軸として作用する時には、一方向クラッチはオーバ・
ランニング状態で作動し、機関始動中ならば、軸202
は被駆動軸として作用する。他方、機械操作クラッチ2
00Aおよび200Bは、揺動軸202が駆動軸として
作用するか、または被駆動軸として作用するかに関係な
く、あらゆる作動状態下で、同軸出力軸82および84
を揺動軸202に相互結合する作用をする。
206Aおよび206Bは、それぞれ平歯車226Aお
よび226Bを介して、同軸の外軸82および内軸84
に結合される。他のすべての配列におけるように、同軸
出力軸は、二重反転方向に上記軸の回転のため、方向逆
転装置88(図1参照)を介して相互結合される。要求
されてはいないが、揺動軸202は、一方向クラッチ2
28Aおよび228Bを介して出力軸82および84に
結合することもできて、上記クラッチは図1に示され、
上記に説明した一方向クラッチ110および112と同
一形式にすることもできる。一方向クラッチ228Aお
よび228Bは、機械作動クラッチ200Aおよび20
0Bとそれぞれ分路にある。上記軸82および84が駆
動軸として作用する時には、一方向クラッチはオーバ・
ランニング状態で作動し、機関始動中ならば、軸202
は被駆動軸として作用する。他方、機械操作クラッチ2
00Aおよび200Bは、揺動軸202が駆動軸として
作用するか、または被駆動軸として作用するかに関係な
く、あらゆる作動状態下で、同軸出力軸82および84
を揺動軸202に相互結合する作用をする。
【0021】図17にみられるように、カム218Aお
よび218Bには、それぞれレバー212Aおよび21
2Bにより入れられる時には、クラッチを離脱させる凹
部が設けられる。図17に示される作動状態において、
軸202は右回り方向に回転され、クラッチ200Aの
係合のため、レバー212Aはカム218Aの上がった
面に接触し、そしてレバー212Bは、クラッチ200
Bの離脱のため、カム218Bの凹部に接触する。揺動
軸202が右回り方向の行程の終端に到達する時に、カ
ム218Aは一方向クラッチ222Aを介して、カム表
面の凹部にレバーアーム212Aが入る位置まで駆動さ
れ、これによりクラッチ200Aは離脱状態にまで動か
される。揺動軸202が、左回り方向に回転を始める時
には、カム218Bは一方向クラッチ222Bを介して
回転される。カム218Bが図17に示される位置から
回転する時には、クラッチ200Bを係合状態に移動す
るために、レバーアーム212Bがピボット回転され
る。カム218Bが軸202の左回り方向の回転により
駆動される時には、一方向クラッチ22Aが現にオーバ
ライド様式で作用するので、カム218Aは静止したま
まである。上記作動は、軸202の右回り方向への回転
中クラッチ200Aが係合状態に作動され、この間クラ
ッチ200Bが離脱され、かつ軸202の左回り方向へ
の回転中クラッチ200Bが係合状態に作動され、この
間クラッチ200Aが離脱されるように継続される。こ
の配列に関して、カム218Aおよび218Bの完全な
1回転を生じるため十分な量の揺動軸202の揺動運動
は、常に、上記カムがおのおの一方向クラッチ222A
および222Bを介して回転することが要求される。
よび218Bには、それぞれレバー212Aおよび21
2Bにより入れられる時には、クラッチを離脱させる凹
部が設けられる。図17に示される作動状態において、
軸202は右回り方向に回転され、クラッチ200Aの
係合のため、レバー212Aはカム218Aの上がった
面に接触し、そしてレバー212Bは、クラッチ200
Bの離脱のため、カム218Bの凹部に接触する。揺動
軸202が右回り方向の行程の終端に到達する時に、カ
ム218Aは一方向クラッチ222Aを介して、カム表
面の凹部にレバーアーム212Aが入る位置まで駆動さ
れ、これによりクラッチ200Aは離脱状態にまで動か
される。揺動軸202が、左回り方向に回転を始める時
には、カム218Bは一方向クラッチ222Bを介して
回転される。カム218Bが図17に示される位置から
回転する時には、クラッチ200Bを係合状態に移動す
るために、レバーアーム212Bがピボット回転され
る。カム218Bが軸202の左回り方向の回転により
駆動される時には、一方向クラッチ22Aが現にオーバ
ライド様式で作用するので、カム218Aは静止したま
まである。上記作動は、軸202の右回り方向への回転
中クラッチ200Aが係合状態に作動され、この間クラ
ッチ200Bが離脱され、かつ軸202の左回り方向へ
の回転中クラッチ200Bが係合状態に作動され、この
間クラッチ200Aが離脱されるように継続される。こ
の配列に関して、カム218Aおよび218Bの完全な
1回転を生じるため十分な量の揺動軸202の揺動運動
は、常に、上記カムがおのおの一方向クラッチ222A
および222Bを介して回転することが要求される。
【0022】図18について説明すると、この発明の一
変型の、図1に示され上記説明の形式の、揺動軸66お
よび同軸二重反転軸の82および84を含むものが示さ
れる。歯車組102および104は、揺動軸66を外軸
82に結合し、かつ歯車組106および108は、揺動
軸66を内軸84に結合する。図1に示された配列に関
して、歯車組102および106は、一方向オーバ・ラ
ンニングクラッチ110および112をそれぞれ含み、
かつ歯車組104および108は電磁制御摩擦クラッチ
118および120をそれぞれ含む。同軸二重反転軸8
2および84を含む他の実施例に関して、図1に示され
る方向逆転装置88のように、両軸の回転と同時にそれ
らの同時二重反転のため、上記同一物を相互結合する装
置が設けられる。
変型の、図1に示され上記説明の形式の、揺動軸66お
よび同軸二重反転軸の82および84を含むものが示さ
れる。歯車組102および104は、揺動軸66を外軸
82に結合し、かつ歯車組106および108は、揺動
軸66を内軸84に結合する。図1に示された配列に関
して、歯車組102および106は、一方向オーバ・ラ
ンニングクラッチ110および112をそれぞれ含み、
かつ歯車組104および108は電磁制御摩擦クラッチ
118および120をそれぞれ含む。同軸二重反転軸8
2および84を含む他の実施例に関して、図1に示され
る方向逆転装置88のように、両軸の回転と同時にそれ
らの同時二重反転のため、上記同一物を相互結合する装
置が設けられる。
【0023】図1について上記に説明した様式で、揺動
軸66が駆動軸として作用する時には、同軸の外軸82
は、右方からみて、一方向クラッチ110を介して左回
り方向に断続的に駆動され、かつ同軸の内軸84は、一
方向クラッチ112を介して、上記と反対方向に断続的
に駆動される。電磁制御摩擦クラッチ118および12
0は、図15の配列のクラッチ118および120と同
一様式で作動される。図19に見られるように、転換制
御回路164は、クラッチ118および120の付勢回
路に含まれるスイッチ154および154Aを交互に開
きおよび閉じる作用をする。点火制御スイッチ153が
閉じられる時には、スイッチ154および154Aの、
それぞれ開路および閉路が、クラッチ118および12
0の付勢および消勢を制御する。この配列に関して、上
に特記したように、クラッチ118および120は、軸
66から同軸の軸82および84へ動力の伝動か、また
は同軸の軸82および84から軸66へ動力の伝動かど
ちらかの作動を行ない、これにより一方向クラッチ11
0および112は、それぞれ軸66から軸82および8
4へ動力を伝送する作用だけを行なう。
軸66が駆動軸として作用する時には、同軸の外軸82
は、右方からみて、一方向クラッチ110を介して左回
り方向に断続的に駆動され、かつ同軸の内軸84は、一
方向クラッチ112を介して、上記と反対方向に断続的
に駆動される。電磁制御摩擦クラッチ118および12
0は、図15の配列のクラッチ118および120と同
一様式で作動される。図19に見られるように、転換制
御回路164は、クラッチ118および120の付勢回
路に含まれるスイッチ154および154Aを交互に開
きおよび閉じる作用をする。点火制御スイッチ153が
閉じられる時には、スイッチ154および154Aの、
それぞれ開路および閉路が、クラッチ118および12
0の付勢および消勢を制御する。この配列に関して、上
に特記したように、クラッチ118および120は、軸
66から同軸の軸82および84へ動力の伝動か、また
は同軸の軸82および84から軸66へ動力の伝動かど
ちらかの作動を行ない、これにより一方向クラッチ11
0および112は、それぞれ軸66から軸82および8
4へ動力を伝送する作用だけを行なう。
【0024】図18に戻って説明すると、本発明のこの
実施例は、回転軸84の出力軸234に対する結合と平
行に、オーバ・ランニング・クラッチ230および電磁
制御摩擦クラッチ232を含むことが示される。出力軸
234は、次に車両変速機117に結合される。回転軸
84が駆動軸として作用し、そして軸234が被駆動軸
として作用する時には、関連内燃機関の作動による軸8
4の回転は一方向オーバ・ランニング・クラッチ230
により軸234に伝動される。軸84が駆動軸として作
用しない時には、一方向オーバ・ランニング・クラッチ
230はオーバ・ランニング状態で作動する。図19に
見られるように、電磁制御摩擦クラッチ232の付勢回
路は、クラッチ制御回路238の制御下のスイッチ23
6を含む。クラッチ232は、軸234を駆動軸とし
て、また軸84を被駆動軸として作用させる、スイッチ
236の閉路により付勢させる。機関圧縮は、ピストン
の揺動運動中、機関ピストンのピボット運動の範囲を制
御するために、クラッチ232の付勢と消勢を制御する
ことにより、ある条件下で制御することもできる。また
上記説明のように、車両のエンジンブレーキは、動力を
軸234から軸84に伝動する時に、クラッチ232の
係合により与えることもできる。
実施例は、回転軸84の出力軸234に対する結合と平
行に、オーバ・ランニング・クラッチ230および電磁
制御摩擦クラッチ232を含むことが示される。出力軸
234は、次に車両変速機117に結合される。回転軸
84が駆動軸として作用し、そして軸234が被駆動軸
として作用する時には、関連内燃機関の作動による軸8
4の回転は一方向オーバ・ランニング・クラッチ230
により軸234に伝動される。軸84が駆動軸として作
用しない時には、一方向オーバ・ランニング・クラッチ
230はオーバ・ランニング状態で作動する。図19に
見られるように、電磁制御摩擦クラッチ232の付勢回
路は、クラッチ制御回路238の制御下のスイッチ23
6を含む。クラッチ232は、軸234を駆動軸とし
て、また軸84を被駆動軸として作用させる、スイッチ
236の閉路により付勢させる。機関圧縮は、ピストン
の揺動運動中、機関ピストンのピボット運動の範囲を制
御するために、クラッチ232の付勢と消勢を制御する
ことにより、ある条件下で制御することもできる。また
上記説明のように、車両のエンジンブレーキは、動力を
軸234から軸84に伝動する時に、クラッチ232の
係合により与えることもできる。
【0025】この発明の他の一変型は、図20に示さ
れ、これについて説明する。図1に示したものと同一形
式で、上に説明した燃焼ユニット22、揺動ピストン5
2が取り付けられる軸50および回転弁34および36
を含む、揺動ピストン機関が示される。また、図1の配
列におけるように、軸50に取り付けられた扇形歯車7
0および軸66に取り付けられた協働歯車72を介し
て、軸50の揺動運動はアイドラ軸66に伝動される。
アイドラ軸66の揺動運動は、どちらかの軸の回転と同
時に、両軸82および84の同時回転のため、方向逆転
装置により相互結合される、同軸の軸82および84の
二重反転運動に変換される。この実施例に関して、揺動
軸66は、扇形歯車組244を介して外軸82に、そし
て扇形歯車組246を介して内軸84に結合されるよう
になっている。扇形歯車組244は、揺動軸66に取り
付けられる扇形歯車244A、および同軸の外軸82に
取り付けられた、関連扇形歯車244Bを含む。同様に
して扇形歯車組246は、揺動軸66に取り付けられた
扇形歯車246A、および同軸の内軸84に取り付けら
れた、関連扇形歯車246Bを含む。図20に示される
ように、右回り方向に揺動軸66の回転中、扇形歯車2
44Aおよび244Bは、外軸82の左回り方向の駆動
作動に係合する。同様に、揺動軸66の左回り方向に回
転中、扇形歯車246Aおよび246Bは、内軸84の
右回り方向の駆動作動に係合する。揺動ピストンによる
軸66のピボット運動の終り付近において、扇形歯車組
244および246の両方とも、歯車組間の作動の遷移
のため離脱される。
れ、これについて説明する。図1に示したものと同一形
式で、上に説明した燃焼ユニット22、揺動ピストン5
2が取り付けられる軸50および回転弁34および36
を含む、揺動ピストン機関が示される。また、図1の配
列におけるように、軸50に取り付けられた扇形歯車7
0および軸66に取り付けられた協働歯車72を介し
て、軸50の揺動運動はアイドラ軸66に伝動される。
アイドラ軸66の揺動運動は、どちらかの軸の回転と同
時に、両軸82および84の同時回転のため、方向逆転
装置により相互結合される、同軸の軸82および84の
二重反転運動に変換される。この実施例に関して、揺動
軸66は、扇形歯車組244を介して外軸82に、そし
て扇形歯車組246を介して内軸84に結合されるよう
になっている。扇形歯車組244は、揺動軸66に取り
付けられる扇形歯車244A、および同軸の外軸82に
取り付けられた、関連扇形歯車244Bを含む。同様に
して扇形歯車組246は、揺動軸66に取り付けられた
扇形歯車246A、および同軸の内軸84に取り付けら
れた、関連扇形歯車246Bを含む。図20に示される
ように、右回り方向に揺動軸66の回転中、扇形歯車2
44Aおよび244Bは、外軸82の左回り方向の駆動
作動に係合する。同様に、揺動軸66の左回り方向に回
転中、扇形歯車246Aおよび246Bは、内軸84の
右回り方向の駆動作動に係合する。揺動ピストンによる
軸66のピボット運動の終り付近において、扇形歯車組
244および246の両方とも、歯車組間の作動の遷移
のため離脱される。
【0026】扇形歯車組244および246が離脱され
る時には、揺動軸66の回転運動は、上記止め74,7
4により、さらに揺動軸66ならびに回転軸82および
84に取り付けられた、協働する回転止めにより、制限
される。回転止めは、揺動軸66に取り付けられた、第
1および第2の半径方向延長アーム252Aおよび25
4Aを含み、これは軸66に取り付けられた平歯車24
4Aおよび246Aを半径方向外方に越えて延長され
る。アーム252Aおよび254Aは、それぞれ二重反
転軸82および84に取り付けられた、ハブ256およ
び258にそれぞれ装着された半径方向延長部材252
Bおよび254Bに係合するようになっている。図20
においては、部材252Bの唯一つだけが見られる。図
21について説明すると、ピボットピン260の周り
に、制限されたピボット運動のため、ハブ258にピボ
ット回転装着された、回り止め254Bが示される。ば
ね262は、軸84から図21の実線位置まで、外方に
ピボット運動のため、回り止め254Bを弾性偏倚させ
る。図21に見られるように、軸84の回転位置におい
て、アーム254Aと回り止め254Bとの係合は、ア
ームと回り止めの離脱のため、軸84が右回り方向に十
分な量回転するまで、軸66の右回り方向の回転運動を
制限することが明白である。この間、軸66の左回り方
向への回転は、止め74の1つと扇形歯車70の接触に
より制限される。回り止め部材254Aと254Bが離
脱する時には、扇形歯車244Aと244Bは再び係合
している。回り止め252Bは、図21に詳細に示され
る回り止め254Bと同一形式である。軸66の揺動運
動を、同軸の軸82および84の二重反転運動に変換す
る、扇形歯車と回り止め機構の作動は、図面の図22乃
至図31に関連して説明する。揺動運動に関し、ピスト
ン軸50およびアイドラ軸66に対する燃料ユニット2
2の作動は、図1について上記に説明したものと同一で
あり、ここでその説明を繰り返さない。図32では、揺
動アイドラ軸66対時間の回転の速さが、作動サイクル
の一部分中、時間22図乃至31図と共に示され、軸6
6が右回り方向に回転され(図22)、回転の一端部で
停止され(図23)、左回り方向に回転し(図24乃至
図30)、そして回転の反対端部で停止される(図3
1)。図22乃至31に見られる軸位置は、図32のそ
れぞれの時間A(図22)、B(図23)、C(図2
4)、D(図25)、E(図26)、F(図27)、G
(図28)、H(図29)、I(図30)およびJ(図
31)まで対応して示される。
る時には、揺動軸66の回転運動は、上記止め74,7
4により、さらに揺動軸66ならびに回転軸82および
84に取り付けられた、協働する回転止めにより、制限
される。回転止めは、揺動軸66に取り付けられた、第
1および第2の半径方向延長アーム252Aおよび25
4Aを含み、これは軸66に取り付けられた平歯車24
4Aおよび246Aを半径方向外方に越えて延長され
る。アーム252Aおよび254Aは、それぞれ二重反
転軸82および84に取り付けられた、ハブ256およ
び258にそれぞれ装着された半径方向延長部材252
Bおよび254Bに係合するようになっている。図20
においては、部材252Bの唯一つだけが見られる。図
21について説明すると、ピボットピン260の周り
に、制限されたピボット運動のため、ハブ258にピボ
ット回転装着された、回り止め254Bが示される。ば
ね262は、軸84から図21の実線位置まで、外方に
ピボット運動のため、回り止め254Bを弾性偏倚させ
る。図21に見られるように、軸84の回転位置におい
て、アーム254Aと回り止め254Bとの係合は、ア
ームと回り止めの離脱のため、軸84が右回り方向に十
分な量回転するまで、軸66の右回り方向の回転運動を
制限することが明白である。この間、軸66の左回り方
向への回転は、止め74の1つと扇形歯車70の接触に
より制限される。回り止め部材254Aと254Bが離
脱する時には、扇形歯車244Aと244Bは再び係合
している。回り止め252Bは、図21に詳細に示され
る回り止め254Bと同一形式である。軸66の揺動運
動を、同軸の軸82および84の二重反転運動に変換す
る、扇形歯車と回り止め機構の作動は、図面の図22乃
至図31に関連して説明する。揺動運動に関し、ピスト
ン軸50およびアイドラ軸66に対する燃料ユニット2
2の作動は、図1について上記に説明したものと同一で
あり、ここでその説明を繰り返さない。図32では、揺
動アイドラ軸66対時間の回転の速さが、作動サイクル
の一部分中、時間22図乃至31図と共に示され、軸6
6が右回り方向に回転され(図22)、回転の一端部で
停止され(図23)、左回り方向に回転し(図24乃至
図30)、そして回転の反対端部で停止される(図3
1)。図22乃至31に見られる軸位置は、図32のそ
れぞれの時間A(図22)、B(図23)、C(図2
4)、D(図25)、E(図26)、F(図27)、G
(図28)、H(図29)、I(図30)およびJ(図
31)まで対応して示される。
【0027】図22において、軸66は右回り方向に回
転の終端に近く、扇形歯車224Aおよび244Bが離
脱を始める点にある。図23において、軸66の運動は
停止され、扇形歯車組244の扇形歯車244Aおよび
244B、ならびに扇形歯車組246の扇形歯車246
Aおよび246Bは瞬間的に離脱される。しかし、左回
り方向への揺動軸66のピボット運動は、図23におい
て示されるように、アーム252Aと回り止め252B
の接触により妨げられる。アーム252Aが回り止め2
52Bにより離脱される位置に、軸82が回転した時に
だけ、左回り方向のピボット運動に対して軸66は自由
である。アーム252Aが回り止め252Bとの接触か
ら離脱される時には、左回り方向に扇形歯車246Aの
揺動により、右回り方向に取り付け軸84の回転のた
め、扇形歯車246Bが扇形歯車246Aに係合する。
扇形歯車246Aと246Bとは、図24乃至図30に
示される運動すべてにわたり係合したままである。軸6
6および取り付けられた扇形歯車244Aおよび246
Aの左回り方向のピボット運動の終りにおいて、軸66
に取り付けられたアーム254Aは、軸84に取り付け
られた回り止め254Bに接触するようになっており、
軸66の右回り運動の始動を妨げる。延長アーム254
Aは、軸84が付加量回転する時には、回り止め254
Bとの係合から解放され、この時扇形歯車244Aと2
44Bとが再び係合する。この配列に関して、揺動軸6
6は、駆動軸および同軸の82および84断続被駆動軸
を含むこともでき、または軸82および84が駆動軸と
して作用することも、また軸66が被駆動軸として作用
することもできる。
転の終端に近く、扇形歯車224Aおよび244Bが離
脱を始める点にある。図23において、軸66の運動は
停止され、扇形歯車組244の扇形歯車244Aおよび
244B、ならびに扇形歯車組246の扇形歯車246
Aおよび246Bは瞬間的に離脱される。しかし、左回
り方向への揺動軸66のピボット運動は、図23におい
て示されるように、アーム252Aと回り止め252B
の接触により妨げられる。アーム252Aが回り止め2
52Bにより離脱される位置に、軸82が回転した時に
だけ、左回り方向のピボット運動に対して軸66は自由
である。アーム252Aが回り止め252Bとの接触か
ら離脱される時には、左回り方向に扇形歯車246Aの
揺動により、右回り方向に取り付け軸84の回転のた
め、扇形歯車246Bが扇形歯車246Aに係合する。
扇形歯車246Aと246Bとは、図24乃至図30に
示される運動すべてにわたり係合したままである。軸6
6および取り付けられた扇形歯車244Aおよび246
Aの左回り方向のピボット運動の終りにおいて、軸66
に取り付けられたアーム254Aは、軸84に取り付け
られた回り止め254Bに接触するようになっており、
軸66の右回り運動の始動を妨げる。延長アーム254
Aは、軸84が付加量回転する時には、回り止め254
Bとの係合から解放され、この時扇形歯車244Aと2
44Bとが再び係合する。この配列に関して、揺動軸6
6は、駆動軸および同軸の82および84断続被駆動軸
を含むこともでき、または軸82および84が駆動軸と
して作用することも、また軸66が被駆動軸として作用
することもできる。
【0028】上に特記したように、ピストンが連接棒を
介してクランク軸に結合される、従来の往復ピストン機
関に関しては、点火時において、この時のクランク腕の
有効長さは実質的にゼロであるので、上記クランク軸に
供給されるトルクは実質的にゼロである。上記揺動ピス
トン機関に関しては、出力軸82および84におけるト
ルクは、ピストンの位置に関係なくピストンにかかる力
に主として依存する。この発明の利点はまた、往復ピス
トン機関の往復運動を、揺動軸運動に変換することによ
り得られることもでき、揺動軸運動は次に、上記記載の
様式により、二重反転軸運動に変換される。揺動ピスト
ン機関の使用は、この発明の利点を得るために要求され
るものではない。ここに説明しようとする図33におい
て、第1および第2シリンダ264Aおよび264B、
ならびにこれらシリンダ内の往復ピストン266Aおよ
び266Bを含む、往復ピストン機関が示される。これ
らのシリンダには、点火プラグ268および従来設計の
図示されない、吸気弁および排気弁が設けられる。ピス
トン266Aおよび266Bは、連接棒270Aおよび
270Bにより、揺れ腕272の両端部に結合され、こ
の腕は順次ピボット装着軸66′に取り付けられる。ピ
ストン266Aおよび266Bの往復運動は、双頭矢印
274の方向に、軸66′の揺動運動に変換される。ピ
ストンの上死点位置においても、連接棒270Aおよび
270Bならびにピボット腕272を介して、ピストン
により軸66′に実質的トルクが印加される。本発明の
上記実施例において、揺動軸66′は軸66に対応し、
揺動運動を回転運動に変換する任意の上記装置は、軸6
6′の揺動運動を回転運動に変換する、図33の配列と
共に用いることもできる。
介してクランク軸に結合される、従来の往復ピストン機
関に関しては、点火時において、この時のクランク腕の
有効長さは実質的にゼロであるので、上記クランク軸に
供給されるトルクは実質的にゼロである。上記揺動ピス
トン機関に関しては、出力軸82および84におけるト
ルクは、ピストンの位置に関係なくピストンにかかる力
に主として依存する。この発明の利点はまた、往復ピス
トン機関の往復運動を、揺動軸運動に変換することによ
り得られることもでき、揺動軸運動は次に、上記記載の
様式により、二重反転軸運動に変換される。揺動ピスト
ン機関の使用は、この発明の利点を得るために要求され
るものではない。ここに説明しようとする図33におい
て、第1および第2シリンダ264Aおよび264B、
ならびにこれらシリンダ内の往復ピストン266Aおよ
び266Bを含む、往復ピストン機関が示される。これ
らのシリンダには、点火プラグ268および従来設計の
図示されない、吸気弁および排気弁が設けられる。ピス
トン266Aおよび266Bは、連接棒270Aおよび
270Bにより、揺れ腕272の両端部に結合され、こ
の腕は順次ピボット装着軸66′に取り付けられる。ピ
ストン266Aおよび266Bの往復運動は、双頭矢印
274の方向に、軸66′の揺動運動に変換される。ピ
ストンの上死点位置においても、連接棒270Aおよび
270Bならびにピボット腕272を介して、ピストン
により軸66′に実質的トルクが印加される。本発明の
上記実施例において、揺動軸66′は軸66に対応し、
揺動運動を回転運動に変換する任意の上記装置は、軸6
6′の揺動運動を回転運動に変換する、図33の配列と
共に用いることもできる。
【0029】上に示したように、この発明の機関には、
出力軸82および84の回転速度を定常にするため、図
示省略の従来形はずみ車が設けられる。回転運動に変換
される揺動軸運動を含む、本発明に関して、揺動軸の完
全な揺動運動を容易にするため、機関運転中揺動軸の慣
性モーメントを制御することも望ましい。ピストン軸5
0のような、揺動軸の慣性モーメントを制御する装置
が、ここに説明する図34および35に示される。揺動
機関軸50には、重錘302Aおよび302Bを支持す
る、1対の反対方向半径方向に延長される、ねじ込みア
ーム300Aおよび300Bが設けられる。重錘は、揺
動軸50の軸線28の周りに、軸50の慣性モーメント
の制御のため、上記アームに沿い軸方向に動かされる。
フレーム304がねじ込みアーム300Aおよび300
Bに取り付けられ、そのフレームはねじ込みアームの両
外端部に取り付けられた、両対向端壁306,306を
含む。上記フレームのそれぞれ底壁308および端壁3
10は、端壁306,306間に延長される。本発明に
よると、重錘302Aおよび302Bは可逆電動機を含
み、電動機のおのおのは、回転できる電機子312およ
び関連する固定子314を含む。上記電機子には、ねじ
込みアーム300Aおよび300Bとねじ嵌合する、ね
じ付軸方向貫通孔が設けられる。上記固定子は、底壁3
08に形成されたみぞ316と滑動できるようにそれら
の接触により、回転を妨げられる。上記電動機は、電動
機入力導線318を介してその付勢時、電機子312の
回転により、ねじ込みアーム300Aおよび300Bに
沿い、軸方向に動くことができる。電動機は、両回転方
向の電機子の回転、および従ってねじ込みアームに沿
い、両方向の電動機の移動のため可逆形式である。十分
に理解されているように、機構の慣性モーメント、I
は、重量と共に増加し、ここに電動機302Aおよび3
02Bは揺動軸50の軸線28から外側に移動され、そ
して重量が減小すると共に、電動機は軸線28に向かっ
て内側に移動される。図35において、電動機は軸線2
8から距離「A」に置かれているのが示される。
出力軸82および84の回転速度を定常にするため、図
示省略の従来形はずみ車が設けられる。回転運動に変換
される揺動軸運動を含む、本発明に関して、揺動軸の完
全な揺動運動を容易にするため、機関運転中揺動軸の慣
性モーメントを制御することも望ましい。ピストン軸5
0のような、揺動軸の慣性モーメントを制御する装置
が、ここに説明する図34および35に示される。揺動
機関軸50には、重錘302Aおよび302Bを支持す
る、1対の反対方向半径方向に延長される、ねじ込みア
ーム300Aおよび300Bが設けられる。重錘は、揺
動軸50の軸線28の周りに、軸50の慣性モーメント
の制御のため、上記アームに沿い軸方向に動かされる。
フレーム304がねじ込みアーム300Aおよび300
Bに取り付けられ、そのフレームはねじ込みアームの両
外端部に取り付けられた、両対向端壁306,306を
含む。上記フレームのそれぞれ底壁308および端壁3
10は、端壁306,306間に延長される。本発明に
よると、重錘302Aおよび302Bは可逆電動機を含
み、電動機のおのおのは、回転できる電機子312およ
び関連する固定子314を含む。上記電機子には、ねじ
込みアーム300Aおよび300Bとねじ嵌合する、ね
じ付軸方向貫通孔が設けられる。上記固定子は、底壁3
08に形成されたみぞ316と滑動できるようにそれら
の接触により、回転を妨げられる。上記電動機は、電動
機入力導線318を介してその付勢時、電機子312の
回転により、ねじ込みアーム300Aおよび300Bに
沿い、軸方向に動くことができる。電動機は、両回転方
向の電機子の回転、および従ってねじ込みアームに沿
い、両方向の電動機の移動のため可逆形式である。十分
に理解されているように、機構の慣性モーメント、I
は、重量と共に増加し、ここに電動機302Aおよび3
02Bは揺動軸50の軸線28から外側に移動され、そ
して重量が減小すると共に、電動機は軸線28に向かっ
て内側に移動される。図35において、電動機は軸線2
8から距離「A」に置かれているのが示される。
【0030】上記電動機のおのおのに対する、距離
「A」を検出、すなわち測定する装置が設けられる。説
明の目的だけで、限定するものとしてではなく、位置検
出装置は電位差計320A,320Bを含み、そのおの
おのは壁310により支持される抵抗素子322および
上記電動機により支持される関連する可動接点324
(図34)を含む。上記電位差計は、図示省略の公知の
回路内に含まれ、これからの出力は、揺動軸50からの
距離「A」の測定値を提供する。図36について説明す
ると、この発明の可変慣性モーメント装置の操作の流れ
図が示される。上記機関の運転中、機関の二重反転出力
軸82および84のうちの1つの回転速度が、図示省略
の回転計の使用によるものとして、回毎分測定ステップ
330に示されるようにして測定される。ステップ33
2においては、縦軸線28すなわち回転の中心から、両
重錘302Aおよび302Bの距離「A」が、測定装
置、電位差計320Aおよび320Bを用いて測定され
る。判断ステップが、ここに入れられ、各重錘に対して
揺動装置の慣性モーメントを減らすために、上記重錘は
軸50に近接移動すべきか否かを決定される。上記のよ
うに、低い運転速度では、行程の一端部から反対端部
へ、揺動ピストンの移動を容易にするため、慣性モーメ
ントが増加される。慣性モーメントを制御することによ
って、ピストンが作動する角度は、機関の全運転速度を
通して実質的に同一に維持される。機関速度が低速度か
ら増加するにつれ、判断ステップは肯定的でこの場合、
慣性モーメント減小のため、軸50に近接する重錘の運
動のために、ステップ336にはいる。運転は次いでス
テップ336からステップ330に帰る。
「A」を検出、すなわち測定する装置が設けられる。説
明の目的だけで、限定するものとしてではなく、位置検
出装置は電位差計320A,320Bを含み、そのおの
おのは壁310により支持される抵抗素子322および
上記電動機により支持される関連する可動接点324
(図34)を含む。上記電位差計は、図示省略の公知の
回路内に含まれ、これからの出力は、揺動軸50からの
距離「A」の測定値を提供する。図36について説明す
ると、この発明の可変慣性モーメント装置の操作の流れ
図が示される。上記機関の運転中、機関の二重反転出力
軸82および84のうちの1つの回転速度が、図示省略
の回転計の使用によるものとして、回毎分測定ステップ
330に示されるようにして測定される。ステップ33
2においては、縦軸線28すなわち回転の中心から、両
重錘302Aおよび302Bの距離「A」が、測定装
置、電位差計320Aおよび320Bを用いて測定され
る。判断ステップが、ここに入れられ、各重錘に対して
揺動装置の慣性モーメントを減らすために、上記重錘は
軸50に近接移動すべきか否かを決定される。上記のよ
うに、低い運転速度では、行程の一端部から反対端部
へ、揺動ピストンの移動を容易にするため、慣性モーメ
ントが増加される。慣性モーメントを制御することによ
って、ピストンが作動する角度は、機関の全運転速度を
通して実質的に同一に維持される。機関速度が低速度か
ら増加するにつれ、判断ステップは肯定的でこの場合、
慣性モーメント減小のため、軸50に近接する重錘の運
動のために、ステップ336にはいる。運転は次いでス
テップ336からステップ330に帰る。
【0031】もしもステップ334が否定的ならば、判
断ステップ338にはいり、ここで各重錘に対して、慣
性モーメントを増加させるために、重錘が軸50から離
隔移動すべきか否かを決定される。もしも判断ステップ
338が肯定的であれば、ステップ340にはいり、こ
こで慣性モーメントを増加させるために、重錘は軸50
から離隔移動される。ステップ340からステップ33
0に再入される。もしも判断ステップ338が否定的で
あれば、ステップ338から直接ステップ330にはい
り、そして全処理過程が繰り返される。
断ステップ338にはいり、ここで各重錘に対して、慣
性モーメントを増加させるために、重錘が軸50から離
隔移動すべきか否かを決定される。もしも判断ステップ
338が肯定的であれば、ステップ340にはいり、こ
こで慣性モーメントを増加させるために、重錘は軸50
から離隔移動される。ステップ340からステップ33
0に再入される。もしも判断ステップ338が否定的で
あれば、ステップ338から直接ステップ330にはい
り、そして全処理過程が繰り返される。
【0032】図34および35に示されるように、上記
の可変慣性モーメント装置が、ピストン軸50に直接取
り付けられているときは、重錘は揺動ピストンと同一角
移動する。必要に応じて、可変慣性モーメント装置は、
この装置に上記揺動ピストンのものよりも大きい、角回
転と角速度とを与えるために、歯車列またはこれと同種
のものを介して、揺動ピストンに結合することもでき
る。このような配列に関して、一層小さい重錘を使用す
ることもでき、それにもかかわらず上記装置には、図示
配列のものと同一の運動エネルギーを与える。
の可変慣性モーメント装置が、ピストン軸50に直接取
り付けられているときは、重錘は揺動ピストンと同一角
移動する。必要に応じて、可変慣性モーメント装置は、
この装置に上記揺動ピストンのものよりも大きい、角回
転と角速度とを与えるために、歯車列またはこれと同種
のものを介して、揺動ピストンに結合することもでき
る。このような配列に関して、一層小さい重錘を使用す
ることもでき、それにもかかわらず上記装置には、図示
配列のものと同一の運動エネルギーを与える。
【0033】本発明は、特許法の要求に従い詳細に記載
した、各種の他の変更および変型が、それ自体当業者に
対して示唆している。例えば、図18の実施例におい
て、一方向クラッチ110および112ならびに関連歯
車組102および106が、この配列から除くこともで
きる、この場合揺動軸66と二重反転軸82および84
の間の運動の伝動は、クラッチ118と120の交互の
付勢および消勢にだけ依存している。明らかに、電磁制
御摩擦クラッチが用いられるとき、本発明は、図示クラ
ッチの使用に限定されるものではない。この発明に使用
するのに適している、電磁制御クラッチの多くの異なる
形式のものが知られている。同様に従来技術の一方向オ
ーバ・ランニング・クラッチを使うこともでき、本発明
は図示形式の一方向オーバ・ランニング・クラッチを使
用することに限定されない。円形歯車の代わりに楕円歯
車を必要に応じて使用することもできる。また、圧縮点
火、この場合機関に吸気孔44を通って、空気/燃料混
合気でなく、空気が供給され、かつ点火プラグ58が設
けられない、上記圧縮点火を用いる機関の運転も考えら
れる。点火栓が置かれていた部分に、高圧燃料噴射器が
置かれる。上記副チャンバが実質的に最大圧力、最小体
積状態に到達する時に、燃料が副チャンバ内に噴射さ
れ、燃料は圧縮空気の高温により点火され、動力期間の
開始となる。さらに上記機関は、従来形機関の様式で、
二重反転軸の回転を平滑にするため、はずみ車を備える
こともできる。歯車72をアイドラ軸66に直接装着す
る代わりに、上記結合は、アイドラ軸66が揺動運動の
中心にある時には、最高速度で駆動され、かつ行程の両
端部に隣接する時には、低速度で駆動されるように配列
された、第1および第2かみ合い偏心楕円歯車を含むこ
ともできる。また扇形歯車70には、扇形歯車の半径よ
りも大きい距離、半径方向外側に延長され、かつピスト
ン行程の両端部に再配置された止めに接触するようにな
っている、単数または複数のアームを設けることもでき
る。このような変更および変型は、添付した特許請求の
範囲に限定された、本発明の精神および範囲内に含まれ
るべきものとする。
した、各種の他の変更および変型が、それ自体当業者に
対して示唆している。例えば、図18の実施例におい
て、一方向クラッチ110および112ならびに関連歯
車組102および106が、この配列から除くこともで
きる、この場合揺動軸66と二重反転軸82および84
の間の運動の伝動は、クラッチ118と120の交互の
付勢および消勢にだけ依存している。明らかに、電磁制
御摩擦クラッチが用いられるとき、本発明は、図示クラ
ッチの使用に限定されるものではない。この発明に使用
するのに適している、電磁制御クラッチの多くの異なる
形式のものが知られている。同様に従来技術の一方向オ
ーバ・ランニング・クラッチを使うこともでき、本発明
は図示形式の一方向オーバ・ランニング・クラッチを使
用することに限定されない。円形歯車の代わりに楕円歯
車を必要に応じて使用することもできる。また、圧縮点
火、この場合機関に吸気孔44を通って、空気/燃料混
合気でなく、空気が供給され、かつ点火プラグ58が設
けられない、上記圧縮点火を用いる機関の運転も考えら
れる。点火栓が置かれていた部分に、高圧燃料噴射器が
置かれる。上記副チャンバが実質的に最大圧力、最小体
積状態に到達する時に、燃料が副チャンバ内に噴射さ
れ、燃料は圧縮空気の高温により点火され、動力期間の
開始となる。さらに上記機関は、従来形機関の様式で、
二重反転軸の回転を平滑にするため、はずみ車を備える
こともできる。歯車72をアイドラ軸66に直接装着す
る代わりに、上記結合は、アイドラ軸66が揺動運動の
中心にある時には、最高速度で駆動され、かつ行程の両
端部に隣接する時には、低速度で駆動されるように配列
された、第1および第2かみ合い偏心楕円歯車を含むこ
ともできる。また扇形歯車70には、扇形歯車の半径よ
りも大きい距離、半径方向外側に延長され、かつピスト
ン行程の両端部に再配置された止めに接触するようにな
っている、単数または複数のアームを設けることもでき
る。このような変更および変型は、添付した特許請求の
範囲に限定された、本発明の精神および範囲内に含まれ
るべきものとする。
【図1】 (A)及び(B)一緒に合わせて図1に見ら
れるように、本発明を具体化する内燃機関の、一部を断
面で示す、分解等角図。
れるように、本発明を具体化する内燃機関の、一部を断
面で示す、分解等角図。
【図2】 図1に示される機関の、燃焼室と揺動ピスト
ン部分の垂直断面図。
ン部分の垂直断面図。
【図3】 図2の線3−3に事実上沿う断面図。
【図4】 図3の線4−4に沿う、弾性止め装置の拡大
端面図。
端面図。
【図5】 回転機関弁を断続的に回転させる装置を示
す、図3の線5−5に沿う断面図。
す、図3の線5−5に沿う断面図。
【図6】 90°回転位置に回転弁を解放できるように
保持する、弾性偏倚装置を示す拡大部分端面図。
保持する、弾性偏倚装置を示す拡大部分端面図。
【図7】 図2の線7−7に沿う断面図。
【図8】 機関の2個の副チャンバの、排気、吸気、圧
縮および膨張、すなわち動力に対する、揺動ピストンお
よび回転弁の位置の略示図。
縮および膨張、すなわち動力に対する、揺動ピストンお
よび回転弁の位置の略示図。
【図9】 機関の2個の副チャンバの、排気、吸気、圧
縮および膨張、すなわち動力に対する、揺動ピストンお
よび回転弁の位置の略示図。
縮および膨張、すなわち動力に対する、揺動ピストンお
よび回転弁の位置の略示図。
【図10】 機関の2個の副チャンバの、排気、吸気、
圧縮および膨張、すなわち動力に対する、揺動ピストン
および回転弁の位置の略示図。
圧縮および膨張、すなわち動力に対する、揺動ピストン
および回転弁の位置の略示図。
【図11】 機関の2個の副チャンバの、排気、吸気、
圧縮および膨張、すなわち動力に対する、揺動ピストン
および回転弁の位置の略示図。
圧縮および膨張、すなわち動力に対する、揺動ピストン
および回転弁の位置の略示図。
【図12】 一方向にピストンの揺動中に使用する、一
方向クラッチおよび電磁制御摩擦クラッチを示す部分断
面図、と一緒に合わせた、電磁制御クラッチの制御作動
の略示線図。
方向クラッチおよび電磁制御摩擦クラッチを示す部分断
面図、と一緒に合わせた、電磁制御クラッチの制御作動
の略示線図。
【図13】 揺動ピストンの回転角速度対時間を示す線
図。
図。
【図14】 図3に類似するが、2個の作動チャンバお
よび関連ピストンを含む機関を示す断面図。
よび関連ピストンを含む機関を示す断面図。
【図15】 一方向クラッチがないことを除けば、図1
の部分分解等角図に類似する、部分分解等角図である。
の部分分解等角図に類似する、部分分解等角図である。
【図16】 図1の実施例に示される、電磁制御摩擦ク
ラッチに代わり、駆動列内に機械制御作動クラッチを用
いる、この発明の一変型の断面図。
ラッチに代わり、駆動列内に機械制御作動クラッチを用
いる、この発明の一変型の断面図。
【図17】 それらの作動を説明するために用いる、図
16に示されるクラッチ配列の略示図である。
16に示されるクラッチ配列の略示図である。
【図18】 変速機に結合される付加クラッチ装置を含
むことを除き、図1に示される装置に類似の、この発明
の一変型の部品を切欠いた側面図。
むことを除き、図1に示される装置に類似の、この発明
の一変型の部品を切欠いた側面図。
【図19】 図18に含まれる電磁摩擦クラッチの制御
のための制御回路の略示線図。
のための制御回路の略示線図。
【図20】 図1の分解等角図に類似するが、駆動列に
第1および第2の対の扇形歯車を含む、この発明の他の
一変型を示す分解等角図。
第1および第2の対の扇形歯車を含む、この発明の他の
一変型を示す分解等角図。
【図21】 図20の実施例に用いた、扇形歯車の複数
対の中の1つの、明白にするため部品を切欠いた、拡大
側面図。
対の中の1つの、明白にするため部品を切欠いた、拡大
側面図。
【図22】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図23】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図24】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図25】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図26】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図27】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図28】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図29】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図30】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図31】 揺動ピストンの揺動運動部分中、異なる回
転位置における扇形歯車の略示図。
転位置における扇形歯車の略示図。
【図32】 機関作動サイクルにつれて、図22〜31
に示される扇形歯車の上記角度位置に関する、図13の
線図に類似の調時線図。
に示される扇形歯車の上記角度位置に関する、図13の
線図に類似の調時線図。
【図33】 この発明の運動変換装置と共に用いる揺動
軸を有する、機関の一変型の略示図。
軸を有する、機関の一変型の略示図。
【図34】 この発明の揺動ピストン機関の慣性モーメ
ントIを変更する装置を示す部分平面図。
ントIを変更する装置を示す部分平面図。
【図35】 図34の線23−23に事実上沿う断面
図。
図。
【図36】 図34および35に示される機関の慣性モ
ーメントを制御するため、回転の中心から、重量の移動
の制御に対する流れ図。
ーメントを制御するため、回転の中心から、重量の移動
の制御に対する流れ図。
20 内燃機関 22 燃焼ユニット 24 固定ピストンハウジング 26 一部円筒状作動チャンバ 26A,26B 副チャンバ 28 縦軸線、ピストン軸軸線 30,32 端壁 34,36 回転弁 34A,36A 四角弁軸 38 シール 40 吸気通路 42 排気通路 44 吸気孔 46 排気孔 48 横方向分割壁 50 ピストン軸 52 揺動ピストン 54 ハブ 56 シール 58 点火装置、点火プラグ 60 駆動列ハウジング 62 外壁 64 端壁 66 揺動アイドラ軸 68 アイドラ軸軸線 70 扇形歯車 72 歯車 74 止め 76 アーム 78 ばね 80 支台 82 同軸第1軸すなわち外軸 84 同軸第2軸すなわち内軸 86 同軸軸線 88 方向逆転装置 90 第1傘歯車 92 第2傘歯車 94 アイドラ歯車 96 軸線 98,100 矢印 102 第1歯車組 102A,102B 平歯車 104 第2歯車組 104A,104B 平歯車 106 第1歯車組 108 第2歯車組 110,112 一方向オーバ・ランニング・クラッ
チ 114,116 矢印 117 変速機 118,120 クラッチ装置 122 ハウジング 123 電磁石 124 ベルト 126 プーリ 128 大歯車 128A 歯車セグメント 130,132 大歯車 134 板ばね 136 アーム 140 ローラ 142 内部部材 148 スリップリング 150 ブラシ 152 電圧源すなわち電池 153,154,156,158 スイッチ 160 ブレーキレバー 162 始動制御回路 164 転換制御回路 166 光電池、センサ 168 調時線 170 玉軸受 172 環状止め部材 174 ハウジング 176 逆転装置 178 第1傘歯車 180 第2傘歯車 182 アイドラ軸 184 アイドラ軸軸線 188 ばね偏倚装置 200A,200B 機械操作クラッチ 202 揺動軸 204A,204B プレート 206A,206B プレート状平歯車 208A,208B クラッチ作動装置 210A,210B スラスト軸受 212A,212B 軸回転クラッチ作動レバー 214A,214B ばね 216A,216B ピボットピン 218A,218B カム 220A,220B アイドラ軸 222A,222B 一方向クラッチ 224A,224B 歯車 226A,226B 平歯車 228A,228B 一方向クラッチ 230 オーバ・ランニング・クラッチ 232 電磁制御摩擦クラッチ 234 出力軸 236 スイッチ 238 クラッチ制御回路 244,246 扇形歯車組 244A,246A 平歯車 252A 第1半径方向延長アーム 254A 第2半径方向延長アーム 252B,254B 半径方向延長部材すなわち回り
止め 256,258 ハブ 260 ピボットピン 262 ばね 264A;264B 第1;第2シリンダ 266A,266B ピストン 268 点火プラグ 270A,270B 連接棒 272 揺れ腕すなわちピボット腕 274 双頭矢印 300A,300B ねじ込みアーム 302A,302B 重錘(電動機付) 304 フレーム 306 端壁 308 底壁 310 側壁 312 電機子 314 固定子 316 みぞ 318 電動機入力導線 320A,320B 電位差計 322 抵抗素子 324 可動接点
チ 114,116 矢印 117 変速機 118,120 クラッチ装置 122 ハウジング 123 電磁石 124 ベルト 126 プーリ 128 大歯車 128A 歯車セグメント 130,132 大歯車 134 板ばね 136 アーム 140 ローラ 142 内部部材 148 スリップリング 150 ブラシ 152 電圧源すなわち電池 153,154,156,158 スイッチ 160 ブレーキレバー 162 始動制御回路 164 転換制御回路 166 光電池、センサ 168 調時線 170 玉軸受 172 環状止め部材 174 ハウジング 176 逆転装置 178 第1傘歯車 180 第2傘歯車 182 アイドラ軸 184 アイドラ軸軸線 188 ばね偏倚装置 200A,200B 機械操作クラッチ 202 揺動軸 204A,204B プレート 206A,206B プレート状平歯車 208A,208B クラッチ作動装置 210A,210B スラスト軸受 212A,212B 軸回転クラッチ作動レバー 214A,214B ばね 216A,216B ピボットピン 218A,218B カム 220A,220B アイドラ軸 222A,222B 一方向クラッチ 224A,224B 歯車 226A,226B 平歯車 228A,228B 一方向クラッチ 230 オーバ・ランニング・クラッチ 232 電磁制御摩擦クラッチ 234 出力軸 236 スイッチ 238 クラッチ制御回路 244,246 扇形歯車組 244A,246A 平歯車 252A 第1半径方向延長アーム 254A 第2半径方向延長アーム 252B,254B 半径方向延長部材すなわち回り
止め 256,258 ハブ 260 ピボットピン 262 ばね 264A;264B 第1;第2シリンダ 266A,266B ピストン 268 点火プラグ 270A,270B 連接棒 272 揺れ腕すなわちピボット腕 274 双頭矢印 300A,300B ねじ込みアーム 302A,302B 重錘(電動機付) 304 フレーム 306 端壁 308 底壁 310 側壁 312 電機子 314 固定子 316 みぞ 318 電動機入力導線 320A,320B 電位差計 322 抵抗素子 324 可動接点
Claims (21)
- 【請求項1】 車両、またはその他同種のものに用いる
内燃機関であって、 作動チャンバで形成されるシリンダハウジング、 上記作動チャンバ内の可動ピストン、 該可動ピストンに結合され、かつ揺動運動で該可動ピス
トンにより駆動される揺動軸、 第1および第2の反対方向に、それぞれ回転できる、第
1および第2二重反転軸、 上記揺動軸を、交互に上記第1および第2二重反転軸に
結合する装置で、一方向への上記揺動軸の揺動と同時
に、上記第1方向に上記第1軸の駆動回転を行ない、か
つ反対方向に上記揺動軸の揺動と同時に、上記第2方向
に上記第2軸の駆動回転を行なう、上記結合する装置、
および上記第1および第2二重反転軸のいずれか一方の
回転と同時に、それらの同時二重反転のため、上記第1
および第2二重反転軸を相互結合する装置、 からなる上記内燃機関。 - 【請求項2】 上記揺動軸を、交互に上記第1および第
2二重反転軸に結合する装置が、 上記揺動軸を、上記第1および第2二重反転軸にそれぞ
れ結合する、係合および離脱状態の間を操作できる、第
1および第2作動クラッチ、および上記揺動軸を、交互
に上記第1および第2二重反転軸に結合するため、上記
係合および離脱状態の間の、上記第1および第2作動ク
ラッチの操作を制御するクラッチ作動装置、 を含む、請求項1に記載の内燃機関。 - 【請求項3】 上記第1および第2作動クラッチが、電
磁制御摩擦クラッチからなり、そして上記クラッチ作動
装置が、該電磁制御摩擦クラッチの付勢および消勢を制
御する装置からなる、 請求項2に記載の内燃機関。 - 【請求項4】 上記電磁制御摩擦クラッチの付勢および
消勢を制御するのに使用する、上記揺動軸の回転位置を
検出する装置を含む、請求項3に記載の内燃機関。 - 【請求項5】 上記第1および第2二重反転軸の一方の
軸から車両車輪へ動力の伝動に使用するため、上記第1
および第2二重反転軸の一方の軸を、変速機に結合する
装置を含む、請求項4に記載の内燃機関。 - 【請求項6】 上記第1および第2二重反転軸の一方の
軸を、変速機に結合する上記装置が、 第3の電磁制御摩擦クラッチおよびこれと分路の一方向
オーバ・ランニング・クラッチを含み、該一方向オーバ
・ランニング・クラッチが、上記第1および第2二重反
転軸の一方の軸から、上記変速機に駆動回転を与えるよ
うになっており、 その係合および離脱を制御するため、上記第3の磁気制
御クラッチの付勢および消勢を制御する装置、 からなる、請求項5に記載の内燃機関。 - 【請求項7】 上記第1および第2作動クラッチが、機
械制御クラッチを含み、そして上記クラッチ作動装置
が、上記クラッチ装置の係合および離脱を制御する機械
装置を含む、請求項2に記載の内燃機関。 - 【請求項8】 上記クラッチ作動装置が、上記揺動軸に
より断続的に駆動されるカム装置、および該カム装置と
協働し、かつその係合および離脱を制御する、上記機械
制御クラッチに作動結合される第1および第2カムホロ
ワ、 からなる、請求項7に記載の内燃機関。 - 【請求項9】 上記揺動軸を、交互に上記第1および第
2二重反転軸に結合する、上記装置がまた、 上記第1および第2作動クラッチと、それぞれ分路の第
1および第2一方向クラッチ、 を含む、請求項2に記載の内燃機関。 - 【請求項10】 上記第1および第2一方向クラッチを
介して、上記揺動軸により上記第1および第2二重反転
軸の回転中、上記第1および第2作動クラッチを離脱状
態に維持する装置を含む、請求項9に記載の内燃機関。 - 【請求項11】 上記第1および第2二重反転軸により
上記揺動軸の駆動作動中、上記第1および第2作動クラ
ッチの作動を可能にする装置を含む、請求項10に記載
の内燃機関。 - 【請求項12】 上記揺動軸を、交互に上記第1および
第2二重反転軸に結合する上記装置が、 それと共に揺動運動するため、上記揺動軸に取り付けら
れた、第1および第2扇形歯車、および上記第1および
第2二重反転軸に、それぞれ取り付けられた、第3およ
び第4扇形歯車、を含み、 上記第1および第3扇形歯車ならびに上記第2および第
4扇形歯車が、上記揺動軸の揺動運動中、交互に係合お
よび離脱される、 請求項1に記載の内燃機関。 - 【請求項13】 上記第1および第3扇形歯車も、なら
びに上記第2および第4扇形歯車も、上記揺動軸の行程
の両端に隣接して同時に離脱され、そして上記揺動軸
と、第1および第2二重反転軸との間で、上記第1およ
び第3扇形歯車、ならびに上記第2および第4扇形歯車
の同時離脱中、それぞれ上記揺動軸の回転運動を制限す
る、第1および第2回り止め装置、 を含む、請求項12に記載の内燃機関。 - 【請求項14】 上記第1および第2回り止め装置が、
上記揺動軸上で、上記第1および第2扇形歯車の半径よ
りも大きい半径方向距離を、上記揺動軸の軸線から半径
方向外側に延長された第1および第2アーム、および上
記扇形歯車が離脱される時に、上記第1および第2アー
ムと係合できるようになっている、上記第1および第2
二重反転軸上で、それぞれ第1および第2の半径方向に
延長された部材、 からなる請求項13に記載の内燃機関。 - 【請求項15】 上記第1および第2二重反転軸上で、
それぞれ第1および第2の半径方向に延長された部材
が、上記第1および第2二重反転軸に軸着され、そし
て、 該第1および第2二重反転軸から外側にそのピボット運
動のため、上記第1および第2の半径方向に延長された
部材を弾性的に偏倚する装置、 を含む、請求項14に記載の内燃機関。 - 【請求項16】 上記ピストンが、上記作動チャンバ内
で揺動し、かつ該作動チャンバを第1および第2副チャ
ンバに分割し、 該第1および第2副チャンバに流入しおよびこれらから
流出する流体の流れを、それぞれ制御する、第1および
第2回転弁装置、 各回転弁装置には、それを貫通する別々の吸気通路およ
び排気通路が含まれ、 上記揺動ピストンが、行程の両端に隣接する時、上記回
転弁装置を実質的に90°断続的に回転させる装置が含
まれ、上記ピストンの完全な2回の揺動毎に、上記各回
転弁装置が360°回転を完了し、この間副チャンバの
おのおのにおいて一回の完全な作動サイクルが完了さ
れ、各副チャンバ作動サイクルが連続した吸気、圧縮、
膨張および排気期間を含む、 請求項1に記載の内燃機関。 - 【請求項17】 第1および第2の、軸線方向に整列し
た、一部円筒形作動チャンバ、 該第1および第2作動チャンバのそれぞれを貫通して延
長される、第1および第2の軸線方向に整列したピスト
ン軸、 上記第1および第2作動チャンバ内で、それぞれ、ピボ
ット運動のため、上記第1および第2ピストン軸に取り
付けられた、第1および第2ピストン、および他方のピ
ストンが反対端部にある時に、一方のピストンがピスト
ン行程の一端部にあるように、いずれかのピストン軸の
回転と同時に、それらの同時二重反転の回転のため、上
記第1および第2ピストン軸を相互結合する装置、 が含まれる、請求項1に記載の内燃機関。 - 【請求項18】 上記第1および第2二重反転軸が同軸
である請求項1に記載の内燃機関。 - 【請求項19】 上記揺動軸に同期する揺動運動のた
め、上記揺動軸に結合された、可変慣性モーメントを有
する回転できる装置、および上記第1および第2二重反
転軸の回転速度に依存して、上記回転できる装置の慣性
モーメントを制御する装置、 が含まれる、請求項1に記載の内燃機関。 - 【請求項20】 上記回転できる装置の慣性モーメント
が、上記第1および第2二重反転軸の低回転速度中、増
加される、請求項19に記載の内燃機関。 - 【請求項21】 上記回転できる装置が、その回転中心
から延長される、第1および第2直径方向に対向するね
じ込みアーム、そして上記第1および第2ねじ込みアー
ムのそれぞれにねじ込まれ、かつ機関の作動中、慣性モ
ーメントの制御のため、その付勢と同時に、上記アーム
に沿って動くことができる第1および第2電動機、 を含む、請求項20に記載の内燃機関。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/785741 | 1991-10-31 | ||
US07/785,741 US5152254A (en) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | Internal combustion engine for vehicles |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231171A true JPH05231171A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=25136497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4315866A Pending JPH05231171A (ja) | 1991-10-31 | 1992-10-30 | 車両用内燃機関 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5152254A (ja) |
JP (1) | JPH05231171A (ja) |
DE (1) | DE4236267A1 (ja) |
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