JPH05231122A - ダクト内騒音の消音用音圧発生装置 - Google Patents

ダクト内騒音の消音用音圧発生装置

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JPH05231122A
JPH05231122A JP4038257A JP3825792A JPH05231122A JP H05231122 A JPH05231122 A JP H05231122A JP 4038257 A JP4038257 A JP 4038257A JP 3825792 A JP3825792 A JP 3825792A JP H05231122 A JPH05231122 A JP H05231122A
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duct
sound pressure
vibration
noise
exhaust gas
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JP4038257A
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Mitsuru Mizuuchi
充 水内
Hajime Yoshigi
肇 吉儀
Hideyuki Shiyuuri
英幸 修理
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温でごみや埃、腐食性ガスを含む排ガス用
のダクトであっても、良好に消音用音圧をダクト内に発
生させることができ、耐久性も高い。 【構成】 ダクト1の壁面に形成した取付孔2に、第1
振動絶縁材4を介して取付孔2を閉止する振動板5を設
け、前記振動板5の外面に、振動板5を振動させてダク
ト内騒音と逆位相の消音用音圧を発生可能な振動発生器
6を設けるとともに、この振動発生器6を覆う防音カバ
ー9を第2振動絶縁材8を介して取り付けた。 【効果】 振動板によりダクト内の排ガスを遮断して振
動発生器を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみ焼却設備やディー
ゼル機関、ボイラー設備など高温の排ガスを送るダクト
内騒音を、逆位相の音圧を発生して減衰させるアクティ
ブ型消音装置の消音用音圧発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、騒音をアクティブ制御により減衰
させるために、ダクト内に逆位相の音圧を発生させるス
ピーカーは、たとえば実開平3-106117号公報に示すよう
に、ダクト内の壁面に取付孔を介して直接スピーカーを
取り付けるか、またはダクトに枝管を設けてこの枝管の
端部にスピーカーを設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ごみ焼却設
備やディーゼル機関、ボイラー設備などの排ガスダクト
は、高温でごみや埃を含むとともに、場合によっては腐
食性ガスを含むため、上記構成では、短時間に故障が発
生して使用できないという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、高温で
ごみや埃、腐食性ガスを含む排ガスダクトであっても、
良好に消音用音圧をダクト内に発生させることができ、
耐久性も高いダクト内騒音の消音用音圧発生装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の第1の手段は、ダクトの壁面に形成した取
付孔に、振動絶縁材を介して取付孔を閉止する振動板を
設け、前記振動板の外面に、振動板を振動させてダクト
内騒音と逆位相の消音用音圧を発生可能な振動発生器を
設けるとともに、この振動発生器を覆う防音カバーを振
動絶縁材を介して取り付けたものである。
【0006】また第2の手段は、ダクトの壁面に形成し
た取付孔に、振動絶縁材を介して取付孔を閉止する振動
板を設け、前記振動板の外面に振動絶縁材を介して防音
カバーを取り付け、前記振動板と防音カバーとで囲まれ
た空間内に振動板と所定間隔をあけて消音用音圧発生器
を設けたものである。
【0007】
【作用】上記第1の手段の構成によれば、取付孔を覆う
振動板を、振動発生器により外側から振動させてダクト
内に消音用音圧を発生させるので、振動発生器に直接ダ
クト内の排ガスが接触するのを防止でき、排ガスが高温
でごみや埃、腐食性ガスを含んでいても、振動板により
確実に遮断して良好に消音用音圧を発生させることがで
き、故障することもない。
【0008】また、第2の手段の構成によれば、カバー
内の空間で音圧発生器により音圧を発生させ、この音圧
により振動板を介して消音用音圧をダクト内に発生させ
るので、音圧発生器に直接ダクト内の排ガスが接触する
のを防止でき、排ガスが高温でごみや埃、腐食性ガスを
含んでいても、振動板により確実に遮断するとともに、
振動板から音圧発生器への熱伝導も防ぎ、良好に消音用
音圧を発生させることができ、耐久性も高い。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るダクト内騒音の消音用音
圧発生装置の第1実施例を図1に基づいて説明する。
【0010】排ガスを矢印A方向に流送するダクト1の
管壁所定位置には、消音用音圧発生装置の取付孔2が形
成され、この取付孔2の周囲には取付座3が嵌合固定さ
れている。そして、この取付座3には、第1振動絶縁材
(振動吸収材または防振材ともいう)4を介して振動板
5が取り付けられ、この取付孔2を閉止している。この
振動板5は、その固有振動数を消音対象となるダクト内
騒音の周波数付近に設定されている。また、この振動板
5の外面には、ダクト内騒音の音圧検出器(図示せず)
により検出された検出信号に基づいて振動板5を振動さ
せ、ダクト内騒音とは逆位相の音圧を発生させてアクテ
ィブ消音を行う振動発生器6が断熱材7を介して取り付
けられている。さらに、振動板5の外面には第2振動絶
縁材8を介して防音カバー9が取り付けられ、前記振動
発生器6を収容する収容空間10が形成されている。1
1は振動発生器6に作動電流を給電するリード線であ
る。
【0011】上記第1実施例によれば、図外の音圧検知
器により検出した騒音検出信号に基づいて振動発生器6
を作動させ、断熱材7を介して振動板5を振動させてダ
クト1内に消音用音圧を発生させることができる。した
がって、ダクト1内に流送される排ガスを振動板5によ
り遮断するので、振動発生器6が排ガスに同伴されたご
みやちり、腐食性ガスに冒されることがなく、また排ガ
スの熱も振動板5および断熱材7により効果的に伝導が
防止されるので、高温でごみや塵、腐食性ガスを含む排
ガス用ダクト1であっても、長寿命で効果的なアクティ
ブ消音を行うことができる。また、振動板5の共振振動
を利用して、振動発生器6の小さな出力で大きな消音用
音圧を得ることができる。
【0012】図2は第2実施例で、四角筒状ダクト21
の各側面の対称位置にそれぞれ第1実施例の消音用音圧
発生装置を設けたもので、ダクト1の全周方向から消音
用音圧を発生させるので、より効果的なアクティブ消音
が可能となる。
【0013】図3は第3実施例を示し、第1実施例の平
板状の振動板5を、凸面状にして排ガス流の乱れを防止
することができる。すなわち、この振動板25は、第1
振動絶縁材4の取付け部からダクト1側に突出する段部
25aを形成してその表面25bをダクト1の管壁内面
と面一状に形成している。これにより、第1実施例にお
いて取付座3内にできた排ガスの滞留空間をなくし、排
ガス流によって生じる気流音(風切り音)を抑制するこ
とができる。
【0014】図4はダクト内騒音の消音用音圧発生装置
の第4実施例を示す。排ガスを矢印A方向に流送するダ
クト31の管壁所定位置には、消音用音圧発生装置の取
付孔32が形成され、この取付孔32の周囲には取付座
33が嵌合固定されている。そして、この取付座33に
は、第1振動絶縁材34を介して振動板35が取り付け
られ、この取付孔32を閉止している。この振動板35
は、その固有振動数を消音対象となるダクト31内騒音
の周波数付近に設定され、後述する音圧発生器36の発
生音圧に共振して発生音を増幅させるように構成されて
いる。なお、この振動板35を、ダクト31内騒音の周
波数すなわちアクティブ消音を行う為の周波数付近の透
過損失が極小となるように設定して、後述する音圧発生
器36の発生音圧を減衰量が極めて少なく透過させてダ
クト31内に有効に伝達するように構成することもでき
る。この振動板35の外面には、第2振動絶縁材38を
介して防音カバー39が取り付けられて収容空間40が
形成され、この収容空間40内に、ダクト31内騒音の
音圧検知器(図示せず)により検出された検出信号に基
づいて、ダクト31内騒音とは逆位相の音圧を振動板3
5を介してダクト31内に発生させる音圧発生器36が
設けられている。この音圧発生器36は振動板35に所
定間隔をあけて配置され、発生音圧を振動板35に向っ
て発するように構成されている。41は音圧発生器36
に作動電流を給電するリード線である。
【0015】上記第4実施例によれば、図外の音圧検知
器により検出した騒音検出信号に基づいて音圧発生器3
6を作動させ、空間を介して振動板5を共振振動あるい
は透過させてダクト31内に消音用音圧を発生させるこ
とができる。したがって、ダクト31を流送される排ガ
スを振動板35により遮断することができるので、音圧
発生器36が排ガスに同伴されたごみやちり、腐食性ガ
スに冒されることがなく、また排ガスの熱も振動板35
および収容空間40により効果的に伝導が阻止され、高
温でごみや塵、腐食性ガスを含む排ガス用のダクト31
であっても、長寿命で効果的なアクティブ消音を行うこ
とができる。また、振動板35の共振振動を利用して、
振動発生器36の小さな出力で大きな消音用音圧を得る
こともできる。さらに振動板35のアクティブ消音を行
う為の周波数付近の透過損失が極小となるように設定す
ることにより、消音用音圧の透過損失を少なくしてねダ
クト31内に消音用音圧を有効に伝達することができ
る。
【0016】図5は第5実施例で、四角筒状ダクト51
の各側面の対称位置にそれぞれ第4実施例の消音用音圧
発生装置を設けたもので、ダクト51の全周方向から消
音用音圧を発生させるので、より効果的なアクティブ消
音が可能となる。
【0017】図6は第6実施例を示し、第4実施例の平
板状の振動板25を、凸面状にして排ガスの流れを安定
させるものである。すなわち、この振動板45は、第1
振動絶縁材34の取付け部からダクト31側に段部45
aを形成してその表面45bをダクト31の管壁内面と
面一状に形成している。これにより、第4実施例におい
て取付座33内にできた排ガスの滞留空間をなくし、排
ガス流によって生じる気流音(風切り音)を抑制するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の第1の手段
によれば、取付孔を覆う振動板を、振動発生器により外
側から振動させてダクト内に消音用音圧を発生させるの
で、振動発生器に直接ダクト内の排ガスが接触するのを
防止でき、排ガスが高温でごみや埃、腐食性ガスを含ん
でいても、振動板により確実に遮断して良好に消音用音
圧を発生させることができ、耐久性も高い。
【0019】また、第2の手段によれば、防音カバー内
の空間で音圧発生器により音圧を発生させ、この音圧に
より振動板を振動させて消音用音圧をダクト内に発生さ
せるので、振動板により音圧発生器に直接ダクト内の排
ガスが接触するのを防止でき、排ガスが高温でごみや
埃、腐食性ガスを含んでいても、振動板および防音カバ
ー内の空間により確実に遮断するとともに、振動板から
の熱伝導も効果的に防ぎ、良好に消音用音圧を発生させ
ることができ、耐久性を高めて長寿命化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダクト内騒音の消音用音圧発生装
置の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】同第2実施例を示す横断面図である。
【図3】同第3実施例を示す部分縦断面図である。
【図4】同第4実施例を示す縦断面図である。
【図5】同第5実施例を示す横断面図である。
【図6】同第6実施例を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1,21,31,51 ダクト 2,32 取付孔 3,33 取付座 4,34 第1振動絶縁材 5,25,35,45 振動板 6 振動発生器 36 音圧発生器 7 断熱材 8,38 第2振動絶縁材 9,39 防音カバー 10,40 収容空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトの壁面に形成した取付孔に、振動
    絶縁材を介して取付孔を閉止する振動板を設け、前記振
    動板の外面に、振動板を振動させてダクト内騒音と逆位
    相の消音用音圧を発生可能な振動発生器を設けるととも
    に、この振動発生器を覆う防音カバーを振動絶縁材を介
    して取り付けたことを特徴とするダクト内騒音の消音用
    音圧発生装置。
  2. 【請求項2】 ダクトの壁面に形成した取付孔に、振動
    絶縁材を介して取付孔を閉止する振動板を設け、前記振
    動板の外面に振動絶縁材を介して防音カバーを取り付
    け、前記振動板と防音カバーとで囲まれた空間内に振動
    板と所定間隔をあけて消音用音圧発生器を設けたことを
    特徴とするダクト内騒音の消音用音圧発生装置。
JP4038257A 1992-02-26 1992-02-26 ダクト内騒音の消音用音圧発生装置 Expired - Lifetime JP2820347B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1318281A3 (de) * 2001-12-04 2004-01-07 J. Eberspächer GmbH & Co. KG Aktiver Schalldämpfer für Abgasanlagen
JP2006133639A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Inax Corp 室内に面する面部に設けた音響装置
JP2008031936A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Toyota Motor Corp スピーカ装置及び騒音抑制装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1318281A3 (de) * 2001-12-04 2004-01-07 J. Eberspächer GmbH & Co. KG Aktiver Schalldämpfer für Abgasanlagen
JP2006133639A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Inax Corp 室内に面する面部に設けた音響装置
JP2008031936A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Toyota Motor Corp スピーカ装置及び騒音抑制装置

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