JPH05230978A - 屋外床用固定具 - Google Patents

屋外床用固定具

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JPH05230978A
JPH05230978A JP3199992A JP3199992A JPH05230978A JP H05230978 A JPH05230978 A JP H05230978A JP 3199992 A JP3199992 A JP 3199992A JP 3199992 A JP3199992 A JP 3199992A JP H05230978 A JPH05230978 A JP H05230978A
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JP
Japan
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floor
outdoor
finishing
fixing
fixture
Prior art date
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Pending
Application number
JP3199992A
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English (en)
Inventor
Yasuto Kitamoto
康人 北本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の床部の納まりを採用しつつ、仕上材の
固定にあたって別個の排水設備が不要で、仕上材の取り
付けの工数もさほどかからず、また仕上材取り付けに伴
う外観品質の低下を招かず、仕上材の取り替えを容易と
することのできる屋外床用固定具を提供すること。 【構成】 屋外に設置されるバルコニー11の床材13
に床面材15を介して敷設される仕上材26を床面材1
5に固定する屋外床用固定具21であって、床面材15
の表裏にわたって形成された挿通孔部20に挿通されて
床材13側に設けられた係合部22に係合可能とされる
被係合部23と、挿通孔部20よりも幅広に設定されて
床面材15をその表面側から押圧して床材13側に固定
する固定部24と、床面材15の表面に敷設される仕上
材26の一端縁部をその表面側から把持する把持部25
とを備えていることを要旨としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外に設置されるバル
コニー等の床材に床面材を介して敷設される仕上材を床
面材に固定する屋外床用固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物のバルコニーや陸屋根等
の平坦な床部の納まりとしては、例えば図3に示すよう
に、床材1の表面に沿って防水シート2が敷設され、さ
らにこの防水シート2の上に平板状の床面材3が敷設さ
れたものが知られている。
【0003】この種のものでは、床材1には所定方向に
延びる溝部Mが形成されており、この溝部Mに沿って延
びる樋4が溝部M内に若干の傾斜をもって取り付けられ
ている。
【0004】また、床材としては、特開昭64−757
60号公報に示されるように、溝部を有する折板構造の
ものも知られている。
【0005】一方、床面材3には樋4の中心線上に位置
する長尺な挿通孔部5が表裏にわたって形成されてい
る。
【0006】この床面材3は、固定具6を介して床材1
側に固定されている。
【0007】すなわち、固定具6には、図4にも示すよ
うに、樋4に設けられた係合部7に係合可能とされる被
係合部8が設けられ、この被係合部8は床面材3の挿通
孔部5から挿通されて係合部7に係合される。
【0008】さらに、被係合部8の上部には、挿通孔部
5よりも幅広に設定された固定部9が設けられ、この固
定部9は床面材3の表面側から挿通孔部5を塞ぐと共に
床面材3を床材1側に固定するようになっている。
【0009】このような構成により、挿通孔部5から浸
入する可能性のある雨水の排水を確実に行なうようにし
ている。
【0010】さらに、このような構成の床部の上に、従
来より、人工芝を単に敷込んだり、特公昭58−136
89号公報に示されるような技術によりプランター等を
設置することもなされていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時では、
床部の上に人工芝やプランタではなく、表面に装飾や仕
上を施した各種のパネル状の仕上材を設置する要求があ
る。
【0012】しかしながら、この種の仕上材の場合、上
記のように単に敷込んだだけでは強風時に吹き飛ばされ
たり、安定性が良くない。
【0013】このため、釘打ち等や接着等の固定手段に
より仕上材を床材側に固定することが考えられるが、仕
上材にできる釘孔から浸入する雨水の排水設備を別途に
設けなくてはならず、また取り付けの工数もかかる。
【0014】さらに、外観品質が損なわれたり、仕上材
の取り替えが容易に行えない等、ユーザーの要求を十分
満たすことができないという不具合がある。
【0015】そこで、本発明は、上記の実状を考え合わ
せ、従来の床部の納まりを採用しつつ、仕上材の固定に
あたって別個の排水設備が不要で、仕上材の取り付けの
工数もさほどかからず、また仕上材取り付けに伴う外観
品質の低下を招かず、仕上材の取り替えを容易とするこ
とのできる屋外床用固定具を提供することを目的として
いる。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、屋外に設置されるバルコニー等の床材に
床面材を介して敷設される仕上材を前記床面材に固定す
る屋外床用固定具であって、前記床面材の表裏にわたっ
て形成された挿通孔部に挿通されて前記床材側に設けら
れた係合部に係合可能とされる被係合部と、前記挿通孔
部よりも幅広に設定されて前記床面材をその表面側から
押圧して前記床材側に固定する固定部と、前記床面材の
表面に敷設される前記仕上材の一端縁部を該仕上材の表
面側から把持する把持部とを備えていることを特徴とし
ており、より好ましくは、前記係合部を前記床材に設け
られた溝状の樋の中に形成していることを特徴としてい
る。
【0017】
【作用】本発明に係る屋外床用固定具によれば、屋外床
用固定具の被係合部を挿通するための挿通孔部から浸入
する雨水の排水を図った床部の納まりをそのまま採用で
きるので、仕上材の固定にあたって別個の排水設備を設
けることは不要となる。
【0018】また、屋外床用固定具には、床面材の表面
に敷設される仕上材の一端縁部を仕上材の表面側から把
持する把持部が設けられているので、アタッチメント方
式で仕上材の取り付けを行なうことができ、工数もさほ
どかからず、また仕上材取り付けに伴う外観品質の低下
を招くこともなく、しかも仕上材の取り替えが容易とな
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。なお、本実施例では、一般住宅のバルコニーを
例にしている。
【0020】まず、本発明に係る床面材固定具の構成に
ついて説明する。
【0021】図1において、11はバルコニーの床部
で、床部11には野地板としての合板12が設けられて
いる。合板12の上には、複数の合板13,…が下地板
として一定の間隔をあけて接合され、溝部M,…が形成
されている。
【0022】合板12及び13はバルコニーの床部の基
礎となる床材で、合板12及び13の上には、それぞれ
の表面に沿って防水シートとしてのゴム化アスファルト
ルーフィング14が敷設されている。
【0023】ゴム化アスファルトルーフィング14の上
には、床面材としての平板状の塗装ステンレス鋼板15
が敷設されている。
【0024】溝部M内には、この溝部Mに沿って延びる
樋16が若干の傾斜をもって設けられており、樋16
は、溝部Mの長手方向に沿う両側縁部をゴム化アスファ
ルトルーフィング14と塗装ステンレス鋼板15とに挟
み込まれる溝部材17と、この溝部材17の上部に設け
られる樋部材18とから構成されている。
【0025】溝部材17は、両側縁部を合板12に図示
省略の固定手段(例えば、釘、接着剤等)により取り付
けられている。
【0026】樋部材18は、溝部材17に接着固定され
ている。
【0027】一方、塗装ステンレス鋼板15には、長尺
な挿通孔部20が樋部材18の中心線上に位置するよう
に表裏にわたって形成されている。
【0028】この塗装ステンレス鋼板15は、屋外床用
固定具21を介して合板13側に固定されている。
【0029】すなわち、屋外床用固定具21には、図2
にも示すように、樋部材18に設けられた係合部22に
係合可能とされる被係合部23が設けられ、この被係合
部23は塗装ステンレス鋼板15の挿通孔部20から挿
通されて係合部22に係合される。
【0030】さらに、被係合部23の上部には、挿通孔
部20よりも幅広に設定された固定部24が設けられ、
この固定部24は塗装ステンレス鋼板の表面側から挿通
孔部20を塞ぐと共に塗装ステンレス鋼板15を合板1
2側に固定するようになっている。
【0031】固定部24の上部には、断面略T字状の把
持部25が設けられ、この把持部25の笠部分25aは
塗装ステンレス鋼板15上に敷設される表面加工パネル
等の仕上材26,…の一端縁部26a,26aを表面側
から押さえつけて把持する。
【0032】固定部24の下面から把持部25の笠部分
までの高さは、仕上材26の厚さよりも若干低く設定さ
れている。
【0033】このような構成からなる屋外床用固定具2
1は、1枚の長尺な鋼板を挿通孔部20の長手方向に延
びる稜線で屈曲して一体に形成されており、被係合部2
3及び把持部25の笠部25aには弾発付勢が付与さ
れ、係合部22への被係合部23の係合及び仕上材26
への把持部25の押圧が確実になされるようになってい
る。
【0034】次に、このような構成からなる屋外床用固
定具21の作用について説明する。
【0035】屋外床用固定具21が備えている把持部2
5の笠部25aは、仕上材26,…の一端縁部26a,
26aを表面側から押圧して把持するので、一端縁部2
6a付近からの雨水の浸入のおそれはほとんどない。
【0036】しかし、そのような雨水の浸入が万一発生
したとしても、合板13,…により形成された溝部Mに
は、屋外床用固定具21の被係合部23を挿通するため
に塗装ステンレス鋼板15に形成された挿通孔部20か
ら浸入する雨水の排水を図るための樋16が設けられて
いるので、仕上材26の固定にあたって別個の排水設備
を設けることは不要となる。
【0037】また、固定部24の下面から把持部25の
笠部25aまでの高さは、仕上材26の厚さよりも若干
短く設定され、しかも笠部25aには弾発付勢が付与さ
れているので、笠部25aを若干広げて仕上材26の一
端縁部26aを挿入するだけで仕上材26はアタッチメ
ント方式で取り付けられ、工数もさほどかからず、仕上
材26の取り替えも容易である。
【0038】また、仕上材26の取り付けには、この床
面材固定具21以外の釘などの固定手段は不要なので、
外観品質の低下を招くこともない。
【0039】以上、本発明の一実施例について説明した
が、具体的な構成は本実施例に限られるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲の応用例、変形例等があ
っても本発明に含まれることは当然である。
【0040】すなわち、上記実施例では、バルコニーの
床部の納まりに本発明を適用したものを開示したが、本
発明はこれに限らず、例えば、住宅の屋上に設けられる
陸屋根等にも適用できる。
【0041】また、仕上材とは、広義のものを指し、タ
イルパネル、木材、石膏ボードをはじめとする広範囲の
ものが考えられる。
【0042】さらに、屋外床用固定具の形状についても
一体成形に限るものではない。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の屋外床
用固定具は、床材側に設けられた係合部に係合可能とさ
れる被係合部と、被係合部が挿通される挿通孔部よりも
幅広に設定されて床面材をその表面側から床材側に固定
する固定部と、床面材の表面に敷設される仕上材の一端
縁部を仕上材の表面側から把持する把持部とを備えてい
るので、従来の床部の納まりにそのまま適用でき、別個
の排水設備が不要で、仕上材の取り付けの工数もさほど
かからず、また仕上材取り付けに伴う外観品質の低下を
招かず、仕上材の取り替えを容易とすることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る屋外床用固定具を用いた
床部の納まりを示す断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る屋外床用固定具の全体斜
視図である。
【図3】従来の床部の納まりを示す断面図である。
【図4】従来の固定具の斜視図である。
【符号の説明】
12,13 合板(床材) 14 ゴム化アスファルトルーフィング 22 係合部 15 塗装ステンレス鋼板(床面材) 16 樋 20 挿通孔部 21 屋外床用固定具 23 被係合部 24 固定部 25 把持部 26 仕上材 26a 一端縁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に設置されるバルコニー等の床材に
    床面材を介して敷設される仕上材を前記床面材に固定す
    る屋外床用固定具であって、 前記床面材の表裏にわたって形成された挿通孔部に挿通
    されて前記床材側に設けられた係合部に係合可能とされ
    る被係合部と、 前記挿通孔部よりも幅広に設定されて前記床面材をその
    表面側から押圧して前記床材側に固定する固定部と、 前記床面材の表面に敷設される前記仕上材の一端縁部を
    該仕上材の表面側から把持する把持部とを備えているこ
    とを特徴とする屋外床用固定具。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、前記床材に設けられた溝
    状の樋の中に形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の屋外床用固定具。
JP3199992A 1992-02-19 1992-02-19 屋外床用固定具 Pending JPH05230978A (ja)

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JP3199992A JPH05230978A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 屋外床用固定具

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