JPH0523094U - 自動車用エンジンのテストスタンド - Google Patents

自動車用エンジンのテストスタンド

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JPH0523094U
JPH0523094U JP7280591U JP7280591U JPH0523094U JP H0523094 U JPH0523094 U JP H0523094U JP 7280591 U JP7280591 U JP 7280591U JP 7280591 U JP7280591 U JP 7280591U JP H0523094 U JPH0523094 U JP H0523094U
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JP
Japan
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engine
shaft
bearing
pallet
pedestal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7280591U
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English (en)
Inventor
明 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
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Publication of JPH0523094U publication Critical patent/JPH0523094U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実車搭載時に近い取付状態でエンジンの単体
試験ができる自動車用エンジンのテストスタンドを提供
する。 【構成】 パレット架台5上に防振ゴム17を介してエ
ンジン1を載置したパレット3の受台18を設け、該受
台18上に固着した第1の軸受10に支承され、結合装
置12によりエンジン用クラッチ4の雌スプライン軸と
嵌脱する雄スプライン軸を有する第1の軸13と、動力
吸収体8を載置した吸収体架台7上に固着した第2の軸
受11に支承され、自動車用クラッチ14を介して前記
動力吸収体8に連結された第2の軸15とを等速ボール
ジョイント22で連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
自動車用エンジンの生産ラインに設置されるエンジンテストスタンドに関する 。
【0002】
【従来の技術】
自動車用エンジンはオイルパンが下部に出張っていて不安定なために、パレッ ト上に載置されてフロアコンベアにより搬送され、前記パレットを所定位置に固 定するパレット架台と、動力吸収体等からなるテストスタンドに搬入される。図 2は、テストスタンドに搬入されて動力吸収体と結合されたエンジンを示す側面 図で、エンジン1はロケートピン2によりパレット3に正確に位置決めされて取 付けられている。4はエンジン用クラッチ、5はパレット架台、6はロケートピ ン、7は動力吸収体8を載置した吸収体架台である。9は吸収体架台7上に固設 された軸受台で、エンジン側軸受である第1の軸受10と動力吸収体側軸受であ る第2の軸受11が固着されている。12は第1の軸受10に設けられた結合装 置で、第1の軸受10に支承された第1の軸13の雄スプライン軸をクラッチ4 の雌スプライン軸に嵌脱する。前記第1の軸13と、前記第2の軸受11に支承 され、自動車用クラッチ14を介して動力吸収体8に連結された第2の軸15と は固定軸接手16により連結されている。
【0003】 エンジン1が正確に取付けられているパレット3がテストスタンドに搬入され ると、ロケートピン6により正確に位置決めされた後、図示を省略したクランパ によりパレット架台5上に固定され、結合装置12により第1の軸13の雄スプ ライン軸がクラッチ4の雌スプライン軸に嵌挿され、エンジン1と動力吸収体8 とが結合され、エンジン1を始動して、調整試験が行なわれる。
【0004】 なお、自動車用クラッチ14は、エンジン1から動力吸収体8までの回転軸系 の捩り共振を避けるためのトルクダンパの役目をするものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
自動車用エンジンの生産ラインにおけるテストスタンドでは、エンジンとパレ ット、パレットとパレット架台との間が強固に固定されている。従ってエンジン をエンジンルーム内に防振ゴムを介して取付ける実車への搭載時とは取付条件が 異なるために、特に騒音、振動等に関してはテストスタンドでの試験には合格し ても、実車に搭載すると不合格となることがしばしばあった。
【0006】 本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので、実車搭載時に近い取付状態で エンジンの単体試験ができる自動車用エンジンのテストスタンドを提供すること を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための手段は、パレット上に載置した自動車用エンジンの テストスタンドにおいて、パレット架台上に防振ゴムを介して前記パレットの受 台を設け、該受台上に固設された軸受台上の第1の軸受に支承され、結合装置に よりエンジンのクラッチの雌スプライン軸と嵌脱する雄スプライン軸を有する第 1の軸と、動力吸収体を載置した吸収体架台上の第2の軸受に支承され、自動車 用クラッチを介して動力吸収体に連結された第2の軸とを等速ボールジョイント で連結するものである。
【0008】
【作用】
パレット架台上に防振ゴムを介して設けた受台上に、自動車用エンジンを取付 けたパレットを正確に位置決めして固定することにより、前記受台上に固設され た軸受台上の第1の軸受に支承された第1の軸の雄スプライン軸を、結合装置に より前記自動車用エンジンのクラッチの雌スプライン軸に嵌挿して容易に連結す ることができる。また、前記第1の軸は、動力吸収体を載置した吸収体架台上の 第2の軸受に支承され自動車用クラッチを介して動力吸収体に連結された第2の 軸と等速ボールジョイントで連結されているから、前記防振ゴム上の受台を含む エンジン部分が振動してもその振動振幅の影響を受けることなく、前記防振ゴム のばね定数を適当に選定することにより実車搭載時に近い状態でエンジンの単体 試験をすることができる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す図で、テストスタンドに搬入されて動力吸収体 と結合されたエンジンを示す側面図である。なお、図2と同一部分には同一符号 を付して説明を省略する。
【0010】 図1において、18は防振ゴム17を介してパレット架台5上に設けられた受 台で、軸受台19が固設されて結合装置12が設けられた第1の軸受10が固着 されている。20はロケートピン、21は吸収体架台7上に固設された軸受台で 第2の軸受11が固着されている。22は第1の軸受10に支承された第1の軸 13と、第2の軸受11に支承された第2の軸15とを連結する等速ボールジョ イント(例えば太陽工機KK製)である。なお、防振ゴム17はエンジン1の実 車搭載時に使用される防振ゴムのばね定数と等価なばね定数となるように選定す る。
【0011】 エンジン1が正確に取付けられているパレット3がテストスタンドに搬入され ると、ロケートピン20により正確に位置決めされた後、図示を省略したクラン パにより受台18上に固定され、結合装置12により第1の軸13の雄スプライ ン軸がクラッチ4の雌スプライン軸に嵌挿されて、エンジン1と動力吸収体8と が結合され、エンジン1を始動して調整、試験が行なわれる。その際に防振ゴム 17上の受台18、パレット3とエンジン1はエンジン1を実車に搭載したとき と同じように振動する。第1の軸13を支承している第1の軸受10とエンジン 1とは同一受台18上に固定されているので、第1の軸13とエンジン1の出力 軸、すなわち、クラッチ4の雌スプライン軸との間に振動振幅による芯ずれを生 ずることはない。また、第2の軸15を支承している第2の軸受11と動力吸収 体8とは同一吸収体架台7上に固定されているので、第2の軸15と動力吸収体 8の入力軸23との間に振動振幅による芯ずれを生ずることはない。しかしなが ら、第1の軸受10に支承された第1の軸13と第2の軸受11に支承された第 2の軸15との間にはエンジン1の振動振幅に等しい芯ずれを生ずる。等速ボー ルジョイント22は、この芯すれを吸収して、等角速度で回転することができる ので、エンジン1は実車搭載時に近い振動をすることができ、騒音、振動の正確 な計測が可能となり、テストスタンドによるエンジンの単体試験に合格したもの が実車搭載時に不合格となるようなことは無くなる。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係る自動車用エンジンのテストスタンドは、パレット架台上に防振ゴ ムで支持された受台を設け、該受台上にパレットに載置されたエンジンを固定す ることにより前記受台上の第1の軸と容易に連結することができ、また、前記第 1の軸と動力吸収体に連結された第2の軸とを等速ボールジョイントで連結する ことにより、実車に防振ゴムを介してエンジンを取付けた軸車搭載時に近い取付 状態でエンジンの単体試験をすることができ、騒音、振動等に関しても実車搭載 時に近い計測を行なうことができ、テストスタンドでの試験には合格しても、実 車に搭載すると不合格になるようなことは無くなるという実用的効果を奏するも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す自動車用エンジンのテ
ストスタンドの側面図。
【図2】従来の自動車用エンジンのテストスタンドを示
す側面図。
【符号の説明】
1…エンジン、3…パレット、4…エンジン用クラッ
チ、5…パレット架台、7…吸収体架台、8…動力吸収
体、10…第1の軸受、11…第2の軸受、12…結合
装置、13…第1の軸、14…自動車用クラッチ、15
…第2の軸、17…防振ゴム、18…受台、19,21
…軸受台、22…等速ボールジョイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット上に載置した自動車用エンジン
    のテストスタンドにおいて、パレット架台上に防振ゴム
    を介して前記パレットの受台を設け、該受台上に固設さ
    れた軸受台上の第1の軸受に支承され、結合装置により
    エンジン用クラッチの雌スプライン軸と嵌脱する雄スプ
    ライン軸を有する第1の軸と、動力吸収体を載置した吸
    収体架台上に固設された軸受台上の第2の軸受に支承さ
    れ、自動車用クラッチを介して前記動力吸収体に連結さ
    れた第2の軸とを、等速ボールジョイントで連結したこ
    とを特徴とする自動車用エンジンのテストスタンド。
JP7280591U 1991-09-11 1991-09-11 自動車用エンジンのテストスタンド Pending JPH0523094U (ja)

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JP7280591U JPH0523094U (ja) 1991-09-11 1991-09-11 自動車用エンジンのテストスタンド

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JP7280591U JPH0523094U (ja) 1991-09-11 1991-09-11 自動車用エンジンのテストスタンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0523094U true JPH0523094U (ja) 1993-03-26

Family

ID=13499979

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JP7280591U Pending JPH0523094U (ja) 1991-09-11 1991-09-11 自動車用エンジンのテストスタンド

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08247381A (ja) * 1995-03-15 1996-09-27 Nissan Motor Co Ltd 車両用エンジンのテストパレット及びテストベンチ
JP2011002455A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Avl List Gmbh 試験台装置
JP4734890B2 (ja) * 2004-10-27 2011-07-27 トヨタ自動車株式会社 駆動手段評価装置および駆動手段評価装置に用いる振動緩衝方法
JP2011153870A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 A & D Co Ltd エンジン試験装置用シャフト
CN108051218A (zh) * 2017-12-14 2018-05-18 江苏联测机电科技股份有限公司 发动机快装试验台

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