JPH05230040A - s−トリアジン誘導体、その製造方法、および濾光性化粧品組成物 - Google Patents
s−トリアジン誘導体、その製造方法、および濾光性化粧品組成物Info
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- JPH05230040A JPH05230040A JP4081871A JP8187192A JPH05230040A JP H05230040 A JPH05230040 A JP H05230040A JP 4081871 A JP4081871 A JP 4081871A JP 8187192 A JP8187192 A JP 8187192A JP H05230040 A JPH05230040 A JP H05230040A
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- A61Q17/04—Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D251/00—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
- C07D251/02—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
- C07D251/12—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
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- C07D251/52—Two nitrogen atoms with an oxygen or sulfur atom attached to the third ring carbon atom
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 一般式
(式中、R1 は次式(II)に相当し、
R3はC1−C20の直鎖または分枝鎖アルキル基を;R
2はR1と同じか、またはハロゲン、C1−C20の直鎖
または分枝鎖アルコキシ基あるいはモノ−またはジ−ア
ルキルアミノ基、あるいは式(IV)等に相当する基であ
る。 )の化合物、その製造方法、それを含有する化粧品組成
物。 【効果】上記式(I)の化合物は、皮膚および毛髪を紫
外線に対して保護するために適用される。
2はR1と同じか、またはハロゲン、C1−C20の直鎖
または分枝鎖アルコキシ基あるいはモノ−またはジ−ア
ルキルアミノ基、あるいは式(IV)等に相当する基であ
る。 )の化合物、その製造方法、それを含有する化粧品組成
物。 【効果】上記式(I)の化合物は、皮膚および毛髪を紫
外線に対して保護するために適用される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベンザルマロネート置換
基を有するs−トリアジンの新規な誘導体、その製造方
法、それを含有する濾光性化粧品組成物および皮膚と毛
髪を紫外線より保護するための使用に関する。
基を有するs−トリアジンの新規な誘導体、その製造方
法、それを含有する濾光性化粧品組成物および皮膚と毛
髪を紫外線より保護するための使用に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする手段】280
〜400nmの範囲内の波長の光線は人体の表皮の日焼
けをもたらすこと、および280〜320nmの範囲内
の波長の光線はUV−Bの名称で知られており、同様に
皮膚の紅斑と火傷を起させてブロンズ色の日焼けの展開
を妨げることが知られている。このUV−B線はそれ故
濾光されなければならない。
〜400nmの範囲内の波長の光線は人体の表皮の日焼
けをもたらすこと、および280〜320nmの範囲内
の波長の光線はUV−Bの名称で知られており、同様に
皮膚の紅斑と火傷を起させてブロンズ色の日焼けの展開
を妨げることが知られている。このUV−B線はそれ故
濾光されなければならない。
【0003】同様に、320〜400nmの範囲内の波
長のUV−A線は、皮膚の日焼けをもたらすが、特に敏
感な皮膚または連続的に太陽光線に露出された皮膚の場
合に日焼けの悪化を起す原因となり得ることが知られて
いる。UV−A線は特に皮膚の弾力性を失なわせかつ早
過ぎる老化をまねくしわの出現をひき起す。それは紅斑
反応の突発を助けたり、またはある人の場合にはこの反
応を増強させ、そして同様に光毒性または光アレルギー
の原因となり得る。
長のUV−A線は、皮膚の日焼けをもたらすが、特に敏
感な皮膚または連続的に太陽光線に露出された皮膚の場
合に日焼けの悪化を起す原因となり得ることが知られて
いる。UV−A線は特に皮膚の弾力性を失なわせかつ早
過ぎる老化をまねくしわの出現をひき起す。それは紅斑
反応の突発を助けたり、またはある人の場合にはこの反
応を増強させ、そして同様に光毒性または光アレルギー
の原因となり得る。
【0004】したがってUV−A線のみならず皮膚に有
害なUV−B線も吸収することのできる化合物を自由に
使えたらそれは有利である同様に毛髪においては特に色
調の変化または退色を避けるために光化学的劣化に対す
る良好な保護を保証することが望ましい。
害なUV−B線も吸収することのできる化合物を自由に
使えたらそれは有利である同様に毛髪においては特に色
調の変化または退色を避けるために光化学的劣化に対す
る良好な保護を保証することが望ましい。
【0005】その上、化粧品の製造に際して入ってくる
成分は常に日光に対する十分な安定性を有しないで、太
陽光線の作用の下で変質することが知られている。した
がって、その調合に紫外線を濾光できる化合物であり、
その上化粧品に慣用されている媒体、特に油および脂肪
の中で良好な安定性と十分な溶解性を示すことのできる
化合物を混入することが望ましい。
成分は常に日光に対する十分な安定性を有しないで、太
陽光線の作用の下で変質することが知られている。した
がって、その調合に紫外線を濾光できる化合物であり、
その上化粧品に慣用されている媒体、特に油および脂肪
の中で良好な安定性と十分な溶解性を示すことのできる
化合物を混入することが望ましい。
【0006】米国特許第4 617 390号明細書に
よりp−アミノベンゾエート置換基を有するs−トリア
ジン有導体が知られており、それらの化合物はUV−B
線しか吸収せずかつその油脂中への溶解度は限られてい
る。したがってもしUV線全体を吸収することが望まれ
るならばこれらのp−アミノベンゾエート残基を付加さ
れたs−トリアジン誘導体にUV−A濾光剤を配合する
ことが必要である。
よりp−アミノベンゾエート置換基を有するs−トリア
ジン有導体が知られており、それらの化合物はUV−B
線しか吸収せずかつその油脂中への溶解度は限られてい
る。したがってもしUV線全体を吸収することが望まれ
るならばこれらのp−アミノベンゾエート残基を付加さ
れたs−トリアジン誘導体にUV−A濾光剤を配合する
ことが必要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、UV−A線
またはUV線全体(UV−BおよびUV−A)を吸収す
ることができ、かつその上油脂中の優れた溶解性を有す
る、残基を付加された新規なs−トリアジン誘導体を発
見した。これらのs−トリアジン誘導体はまた非常に高
いモル吸収係数を有するので、これは例えば、皮膚保護
のまたは日焼け止めの化粧品組成物の中に僅少の濃度で
それを使用することを可能にする。ジベンゾイルメタン
型のUV−A濾光剤、特に4−t−ブチル−4′−メト
キシ−ジベンゾイルメタン(Parsol 1789)
と組み合わされると、それらはこの化合物を光安定化さ
せることを可能にする。
またはUV線全体(UV−BおよびUV−A)を吸収す
ることができ、かつその上油脂中の優れた溶解性を有す
る、残基を付加された新規なs−トリアジン誘導体を発
見した。これらのs−トリアジン誘導体はまた非常に高
いモル吸収係数を有するので、これは例えば、皮膚保護
のまたは日焼け止めの化粧品組成物の中に僅少の濃度で
それを使用することを可能にする。ジベンゾイルメタン
型のUV−A濾光剤、特に4−t−ブチル−4′−メト
キシ−ジベンゾイルメタン(Parsol 1789)
と組み合わされると、それらはこの化合物を光安定化さ
せることを可能にする。
【0008】その濾光性およびその優れた油溶特性のほ
かに、これらの新規なs−トリアジン誘導体は化学的並
びに光化学的に良好な安定性を示し、かつ毒性でない、
刺激性ない、および皮膚に対して完全に無害であるとい
う利点を有する。
かに、これらの新規なs−トリアジン誘導体は化学的並
びに光化学的に良好な安定性を示し、かつ毒性でない、
刺激性ない、および皮膚に対して完全に無害であるとい
う利点を有する。
【0009】本発明はそれゆえ次式(I)に相当する新
規な化合物を対象としている。
規な化合物を対象としている。
【化6】 式中、R1 は次式に相当し、
【化7】 上式中R3 は1〜20の炭素原子を含む直鎖または分枝
鎖アルキルキル基を表わす。
鎖アルキルキル基を表わす。
【0010】R2 はR1 と同じか、またはハロゲン、1
〜20の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖アルコキシ基
あるいはモノ−またはジ−アルキルアミノ基、あるいは
下記の式(III)または(IV)に相当する基であ
り、
〜20の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖アルコキシ基
あるいはモノ−またはジ−アルキルアミノ基、あるいは
下記の式(III)または(IV)に相当する基であ
り、
【化8】 上式中、R5 は1〜20の炭素原子を含む直鎖または分
枝鎖アルキル基であり、そしてn=0または1である。
nが0に等しいとき、R4 は水素原子を表わし、アミノ
残基はカルボキシル基に関して4の位置にあり、または
R4 はヒドロキシル基あるいはC1 −C6 のアルコキシ
基を表わし、アミノ残基はカルボキシル基に関して4ま
たは5の位置にある。nが1に等しいとき、R4 は水素
原子を表わし、アミノ残基は不飽和基に関して4の位置
にある。
枝鎖アルキル基であり、そしてn=0または1である。
nが0に等しいとき、R4 は水素原子を表わし、アミノ
残基はカルボキシル基に関して4の位置にあり、または
R4 はヒドロキシル基あるいはC1 −C6 のアルコキシ
基を表わし、アミノ残基はカルボキシル基に関して4ま
たは5の位置にある。nが1に等しいとき、R4 は水素
原子を表わし、アミノ残基は不飽和基に関して4の位置
にある。
【0011】
【化9】 上式中、アミノ残基はメチリデンカンファー基に関して
2,3または4の位置にある。但し、R2 =R1 のと
き、R3 は少なくとも4の炭素原子を含む基であり、
2,3または4の位置にある。但し、R2 =R1 のと
き、R3 は少なくとも4の炭素原子を含む基であり、
【0012】R2 ≠R1 かつ式(III)に相当すると
き、R5 は少なくとも4の炭素原子を含み、そのときR
3 は1〜7の炭素原子を含み、
き、R5 は少なくとも4の炭素原子を含み、そのときR
3 は1〜7の炭素原子を含み、
【0013】R2 ≠R1 かつR2 は式(III)に相当
しないが、アルコキシ基あるいはモノ−またはジ−アル
キルアミノ基であるとき、R2 は少なくとも6の炭素原
子を含み、そのときR3 は1〜3の炭素原子を含む。
しないが、アルコキシ基あるいはモノ−またはジ−アル
キルアミノ基であるとき、R2 は少なくとも6の炭素原
子を含み、そのときR3 は1〜3の炭素原子を含む。
【0014】直鎖または分枝鎖アルキル基の中で、例と
してメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−アミル、イソ
アミル、ネオペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、
n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ドデシル、n
−オクタデシルの各基をあげることができる。アルコキ
シ基の中で、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イ
ソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、t−ブト
キシ、n−アミロキシ、イソアミロキシ、ネオペンチロ
キシ、n−ヘキシロキシ、n−ヘプチロキシ、n−オク
チロキシ、2−エチルヘキシロキシ、n−ドデシロキ
シ、n−オクタデシロキシの各基をあげることができ
る。ハロゲンの中で、特に塩素と臭素をあげることがで
きる。
してメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−アミル、イソ
アミル、ネオペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、
n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ドデシル、n
−オクタデシルの各基をあげることができる。アルコキ
シ基の中で、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イ
ソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、t−ブト
キシ、n−アミロキシ、イソアミロキシ、ネオペンチロ
キシ、n−ヘキシロキシ、n−ヘプチロキシ、n−オク
チロキシ、2−エチルヘキシロキシ、n−ドデシロキ
シ、n−オクタデシロキシの各基をあげることができ
る。ハロゲンの中で、特に塩素と臭素をあげることがで
きる。
【0015】これらの新規な化合物は、R2 がR1 と同
じか、またはハロゲン、アルコキシ基あるいはモノ−ま
たはジ−アルキルアミノ基であるか、あるいは式(I
V)または(III)に相当し、その場合にnは1に等
しいか、またはnは0に等しく、かつR4 はヒドロキシ
ル基を表わし、アミノ残基はカルボキシル基に関して5
の位置にあるとき、UV−A線を吸収する。あるいはそ
れらの化合物は、R2 が式(III)に相当し、その場
合にnは0に等しく、かつR4 は水素原子またはヒドロ
キシル基を表わし、アミノ残基はカルボキシル基に関し
て4の位置にあるか、またはC1 −C6 のアルコキシ基
を表わし、アミノ残基はカルボキシル基に関して4また
は5の位置にあるとき、広いバンドのUV−A線を吸収
する。
じか、またはハロゲン、アルコキシ基あるいはモノ−ま
たはジ−アルキルアミノ基であるか、あるいは式(I
V)または(III)に相当し、その場合にnは1に等
しいか、またはnは0に等しく、かつR4 はヒドロキシ
ル基を表わし、アミノ残基はカルボキシル基に関して5
の位置にあるとき、UV−A線を吸収する。あるいはそ
れらの化合物は、R2 が式(III)に相当し、その場
合にnは0に等しく、かつR4 は水素原子またはヒドロ
キシル基を表わし、アミノ残基はカルボキシル基に関し
て4の位置にあるか、またはC1 −C6 のアルコキシ基
を表わし、アミノ残基はカルボキシル基に関して4また
は5の位置にあるとき、広いバンドのUV−A線を吸収
する。
【0016】これらのs−トリアジン誘導体は人体の皮
膚および毛髪のため日光のフィルターとして並びにプラ
スチック工業において日光の保護剤として使用すること
ができる。
膚および毛髪のため日光のフィルターとして並びにプラ
スチック工業において日光の保護剤として使用すること
ができる。
【0017】本発明はまた式(I)の化合物の製造方法
を対象とする。
を対象とする。
【0018】式(I)の化合物は下記の反応式に従って
得ることができる。
得ることができる。
【化10】 上式中R1 は前記に示された式(II)に相当し、R2
は前記と同じ意味を有する。Xはハロゲン、特に塩素ま
たは臭素を表わし、Yはハロゲン、特に塩素または臭
素、あるいは1〜20の炭素原子を含む直鎖または分枝
鎖アルコキシ基あるいはモノ−またはジ−アルキルアミ
ノ基を表わす。mはもしR2 が式(II)、(III)
または(IV)に相当するならば1に等しい整数であ
り、その他の場合には、mは0に等しい。
は前記と同じ意味を有する。Xはハロゲン、特に塩素ま
たは臭素を表わし、Yはハロゲン、特に塩素または臭
素、あるいは1〜20の炭素原子を含む直鎖または分枝
鎖アルコキシ基あるいはモノ−またはジ−アルキルアミ
ノ基を表わす。mはもしR2 が式(II)、(III)
または(IV)に相当するならば1に等しい整数であ
り、その他の場合には、mは0に等しい。
【0019】R2 がR1 と同じでありかつ式(II)を
有する化合物(I)を得るためには、Yがハロゲンであ
る化合物(V)に関して10%〜50%程度の化学量論
上過剰の化合物R1 Hを使用しなければならない。
有する化合物(I)を得るためには、Yがハロゲンであ
る化合物(V)に関して10%〜50%程度の化学量論
上過剰の化合物R1 Hを使用しなければならない。
【0020】これに反する場合には、R2 がR1 に等し
くかつ式(II)を有する化合物(I)とR2 がハロゲ
ンである化合物(I)の混合物が得られる。この混合物
は古典的方法、例えば、クロマトグラフィ、分別結晶な
どにより分離させることができる。
くかつ式(II)を有する化合物(I)とR2 がハロゲ
ンである化合物(I)の混合物が得られる。この混合物
は古典的方法、例えば、クロマトグラフィ、分別結晶な
どにより分離させることができる。
【0021】一般式(V)においてYがXと異なる化合
物は下記の反応式に従って得ることができるが、それは
公刊物、J.T.THURSTON et al.,
「J.Am.Chem.Soc.」,73,2981
(1951)およびJ.R.DUDLEY et a
l.,「J.Am.Chem.Soc.」,73,29
86(1951)、に記載されている。
物は下記の反応式に従って得ることができるが、それは
公刊物、J.T.THURSTON et al.,
「J.Am.Chem.Soc.」,73,2981
(1951)およびJ.R.DUDLEY et a
l.,「J.Am.Chem.Soc.」,73,29
86(1951)、に記載されている。
【化11】 上式中XとYは前記と同じ意味を有する。
【0022】上記の反応は場合により溶媒(例えば、ト
ルエン、キシレンまたはアセトン/水)の存在で0〜2
50℃、特に0〜150℃の温度で行われることができ
る。
ルエン、キシレンまたはアセトン/水)の存在で0〜2
50℃、特に0〜150℃の温度で行われることができ
る。
【0023】化合物R1 HおよびR2 H(その場合にR
2 は式(II)または(III)を有する)はフランス
国特許第2 151 503号、フランス国特許A第2
385 685号、英国特許第1 064 116号
各明細書に記載の公知の方法に従って製造することがで
きる。R2 が式(IV)を有する化合物R2 H、すなわ
ち、オルト、メタおよびパラ−アミノベンジリデンカン
ファー、は相当するニトロベンジリデンカンファーの誘
導体を支える次の方法により製造されることができる。
2 は式(II)または(III)を有する)はフランス
国特許第2 151 503号、フランス国特許A第2
385 685号、英国特許第1 064 116号
各明細書に記載の公知の方法に従って製造することがで
きる。R2 が式(IV)を有する化合物R2 H、すなわ
ち、オルト、メタおよびパラ−アミノベンジリデンカン
ファー、は相当するニトロベンジリデンカンファーの誘
導体を支える次の方法により製造されることができる。
【0024】オルトおよびパラ−ニトロベンジリデンカ
ンファーの合成 10℃で、D,L−ベンジリデンカンファー(200
g、0.83モル)を380mlの98%硫酸溶液にし
て、84.2gの65%硝酸と45mlの98%硫酸の
混合物を一滴づつ加えることによりニトロ化する。その
導入の終了後、10−20℃で1時間撹拌を続け、その
後反応混合物を4リットルの氷の中に激しく撹拌しなが
ら注ぐ。その沈澱を水で洗い、その後イソプロパノール
中で2回再結晶する。115g(収率=48%)の4−
ニトロ−ベンジリデンカンファーを得る。 −他色の少しまじった白色粉末 −Pf(融点)=158℃ −UV:(95°のエタノール)λmax =314nm
(εmax =22800) −NMRスペクトルは化学式に一致する。
ンファーの合成 10℃で、D,L−ベンジリデンカンファー(200
g、0.83モル)を380mlの98%硫酸溶液にし
て、84.2gの65%硝酸と45mlの98%硫酸の
混合物を一滴づつ加えることによりニトロ化する。その
導入の終了後、10−20℃で1時間撹拌を続け、その
後反応混合物を4リットルの氷の中に激しく撹拌しなが
ら注ぐ。その沈澱を水で洗い、その後イソプロパノール
中で2回再結晶する。115g(収率=48%)の4−
ニトロ−ベンジリデンカンファーを得る。 −他色の少しまじった白色粉末 −Pf(融点)=158℃ −UV:(95°のエタノール)λmax =314nm
(εmax =22800) −NMRスペクトルは化学式に一致する。
【0025】沈澱の半濾過における再結晶のしぼり汁お
よび新たにエタノール中で、次にジイソプロピルエーテ
ル中で再結晶のときのしぼり汁を濃縮することにより、
オルト−ニトロベンジリデンカンファーが単離される。 −淡黄色の粉末 −Pf=118℃ −UV:(95°のエタノール)λmax =256nm
(εmax =16350) λmax =320nm(肩)(εmax =4390) −NMRスペクトルは化学式に一致する。
よび新たにエタノール中で、次にジイソプロピルエーテ
ル中で再結晶のときのしぼり汁を濃縮することにより、
オルト−ニトロベンジリデンカンファーが単離される。 −淡黄色の粉末 −Pf=118℃ −UV:(95°のエタノール)λmax =256nm
(εmax =16350) λmax =320nm(肩)(εmax =4390) −NMRスペクトルは化学式に一致する。
【0026】パラアミノベンジリデンカンファーの合成 細粉状の亜鉛(60g)、エタノール(250ml)、
塩化アンモニウム(2g)および水(20ml)の混合
物を加熱還流させ、パラニトロベンジリデンカンファー
(20g、0.07モル)を攪拌しながら一部づつ加え
る。半時間還流させてから、亜鉛を濾別して、それをア
ルコールですすぎ洗いする。濾液を氷(500g)の上
へ注ぐ。得られた沈澱を濾別し、水で洗い、そして真空
乾燥させる。定量的収量のパラアミノベンジリデンカン
ファー(17.7g)を得る。期待された誘導体を与え
るためそれをエタノール中で再結晶させる。 − 淡黄色の粉末 − Pf=144−145℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =357nm
(εmax =27500) − 分析:C17H21NO C% H% N% O% 計算値: 79.96 8.29 5.49 6.27 測定値: 79.94 8.31 5.53 6.42
塩化アンモニウム(2g)および水(20ml)の混合
物を加熱還流させ、パラニトロベンジリデンカンファー
(20g、0.07モル)を攪拌しながら一部づつ加え
る。半時間還流させてから、亜鉛を濾別して、それをア
ルコールですすぎ洗いする。濾液を氷(500g)の上
へ注ぐ。得られた沈澱を濾別し、水で洗い、そして真空
乾燥させる。定量的収量のパラアミノベンジリデンカン
ファー(17.7g)を得る。期待された誘導体を与え
るためそれをエタノール中で再結晶させる。 − 淡黄色の粉末 − Pf=144−145℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =357nm
(εmax =27500) − 分析:C17H21NO C% H% N% O% 計算値: 79.96 8.29 5.49 6.27 測定値: 79.94 8.31 5.53 6.42
【0027】オルトアミノベンジリデンカンファーの合
成 上記と同じ仕方で、オルトニトロベンジリデンカンファ
ーから出発して、オルトアミノベンジリデンカンファー
を得る。 − レモン黄色の粉末 − Pf=155℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =290nm
(εmax =9880) λmax =366nm(εmax =5870) − NMRスペクトルは化学式に一致する。
成 上記と同じ仕方で、オルトニトロベンジリデンカンファ
ーから出発して、オルトアミノベンジリデンカンファー
を得る。 − レモン黄色の粉末 − Pf=155℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =290nm
(εmax =9880) λmax =366nm(εmax =5870) − NMRスペクトルは化学式に一致する。
【0028】メタニトロベンジリデンカンファーの合成 球形フラスコ中にカンファー(50.2g、0.33モ
ル)、ジメトキシエタン(180ml)および水素化ナ
トリウム(油中50%で32g、0.33モル)のジメ
トキシエタンで洗われたものを入れる。窒素下に80℃
に加熱してから、ジメトキシエタン(100ml)中に
溶解したメタニトロベンズアルデヒド(45.3g、
0.3モル)を一滴づつ半時間内に加える。80℃で
1.5時間攪拌する。反応混合物を冷却させてから、そ
れを2リットルの酸性化された水と氷の中へ用心深く注
ぐ。得られた褐色の沈澱を濾別し、水で洗ってから乾燥
させる。ジイソプロピルエーテル中で木炭粉の存在で再
結晶の後、20gのメタニトロカンファーを得る。 − 明るいベージュ色の粉末 − Pf=113℃ − NMRスペクトルは化学式と一致する。
ル)、ジメトキシエタン(180ml)および水素化ナ
トリウム(油中50%で32g、0.33モル)のジメ
トキシエタンで洗われたものを入れる。窒素下に80℃
に加熱してから、ジメトキシエタン(100ml)中に
溶解したメタニトロベンズアルデヒド(45.3g、
0.3モル)を一滴づつ半時間内に加える。80℃で
1.5時間攪拌する。反応混合物を冷却させてから、そ
れを2リットルの酸性化された水と氷の中へ用心深く注
ぐ。得られた褐色の沈澱を濾別し、水で洗ってから乾燥
させる。ジイソプロピルエーテル中で木炭粉の存在で再
結晶の後、20gのメタニトロカンファーを得る。 − 明るいベージュ色の粉末 − Pf=113℃ − NMRスペクトルは化学式と一致する。
【0029】メタアミノベンジリデンカンファーの合成 メタニトロベンジリデンカンファーの還元を前記のオル
トおよびパラニトロベンジリデンの場合と同じ仕方で行
う。ジイソプロピルエーテル中の再結晶の後に、メタア
ミノベンジリデンカンファーが得られる。 − 淡黄色の粉末 − Pf=77−78℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =295nm
(εmax =18950) − 分析:C17H21NO C% H% N% O% 計算値: 79.96 8.29 5.49 6.27 測定値: 79.81 8.36 5.49 6.48
トおよびパラニトロベンジリデンの場合と同じ仕方で行
う。ジイソプロピルエーテル中の再結晶の後に、メタア
ミノベンジリデンカンファーが得られる。 − 淡黄色の粉末 − Pf=77−78℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =295nm
(εmax =18950) − 分析:C17H21NO C% H% N% O% 計算値: 79.96 8.29 5.49 6.27 測定値: 79.81 8.36 5.49 6.48
【0030】既知の化合物であるp−アミノベンジリデ
ンカンファーはまたHALLER,BOUDIN,「A
nnale de Chimie」、第9集、第12巻
(1922)に記載の方法により製造することもでき
る。
ンカンファーはまたHALLER,BOUDIN,「A
nnale de Chimie」、第9集、第12巻
(1922)に記載の方法により製造することもでき
る。
【0031】上記の式(I)の化合物の中で特に次の化
合物をあげることができる。 1) 2,4,6−トリス(ジイソブチル−4′−アミ
ノ−ベンザルマロネート)−s−トリアジン 2) 2,4−ビス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′
−アミノ−ベンザルマロネート〕−6−クロロ−s−ト
リアジン 3) 2,4,6−トリス〔ジ(2−エチルヘキシル)
−4′−アミノベンザルマロネート〕−s−トリアジン 4) 2,4−ビス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′
−アミノ−ベンザルマロネート〕−6−(2−エチルヘ
キシル−4′−アミノ−ベンゾエート)−s−トリアジ
ン 5) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−ブトキシ−s−トリアジン 6) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−(2−エチルヘキシル−アミ
ノ)−s−トリアジン 7) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−(2−エチルヘキシル−5′
−アミノ−サリチレート)−s−トリアジン 8) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−(2−エチルヘキシル−4′
−アミノ−シンナメート)−s−トリアジン 9) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−(4′−アミノ−ベンジリデ
ンカンファー)−s−トリアジン。
合物をあげることができる。 1) 2,4,6−トリス(ジイソブチル−4′−アミ
ノ−ベンザルマロネート)−s−トリアジン 2) 2,4−ビス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′
−アミノ−ベンザルマロネート〕−6−クロロ−s−ト
リアジン 3) 2,4,6−トリス〔ジ(2−エチルヘキシル)
−4′−アミノベンザルマロネート〕−s−トリアジン 4) 2,4−ビス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′
−アミノ−ベンザルマロネート〕−6−(2−エチルヘ
キシル−4′−アミノ−ベンゾエート)−s−トリアジ
ン 5) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−ブトキシ−s−トリアジン 6) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−(2−エチルヘキシル−アミ
ノ)−s−トリアジン 7) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−(2−エチルヘキシル−5′
−アミノ−サリチレート)−s−トリアジン 8) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−(2−エチルヘキシル−4′
−アミノ−シンナメート)−s−トリアジン 9) 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−6−(4′−アミノ−ベンジリデ
ンカンファー)−s−トリアジン。
【0032】その油溶特性に基づき、前記式(I)の化
合物は少なくとも1つの脂肪相または化粧品として許容
される有機溶媒を含む典型的化粧品媒体の中に均一に分
配され、そして皮膚または毛髪に適用されると有効な保
護膜を構成することができる。
合物は少なくとも1つの脂肪相または化粧品として許容
される有機溶媒を含む典型的化粧品媒体の中に均一に分
配され、そして皮膚または毛髪に適用されると有効な保
護膜を構成することができる。
【0033】本発明はそれゆえ少なくとも1種の脂肪相
または有機溶媒を含む化粧品として許容される媒体中に
少なくとも1種の前記の式(I)の化合物の有効量を含
有する化粧品組成物もまた対象とする。本発明の化粧品
組成物は人体の表皮または毛髪を保護する組成物として
あるいは日焼け止め組成物として使用することができ
る。
または有機溶媒を含む化粧品として許容される媒体中に
少なくとも1種の前記の式(I)の化合物の有効量を含
有する化粧品組成物もまた対象とする。本発明の化粧品
組成物は人体の表皮または毛髪を保護する組成物として
あるいは日焼け止め組成物として使用することができ
る。
【0034】本発明はまた少なくとも1種の式(I)の
化合物を含有する化粧品組成物の有効量を皮膚または毛
髪に適用することから成る、皮膚および自然のまたは太
陽光線に対して敏感にされた毛髪を保護する方法を対象
とする。
化合物を含有する化粧品組成物の有効量を皮膚または毛
髪に適用することから成る、皮膚および自然のまたは太
陽光線に対して敏感にされた毛髪を保護する方法を対象
とする。
【0035】「損傷された」とはパーマネントウェー
ブ、染色または脱色の処理を受けた毛髪を意味する。本
発明はまた少なくとも1種の前記式(I)の化合物の有
効量を含み、日光に対し安定化された、着色または非着
色の化粧品組成物を対象とする。
ブ、染色または脱色の処理を受けた毛髪を意味する。本
発明はまた少なくとも1種の前記式(I)の化合物の有
効量を含み、日光に対し安定化された、着色または非着
色の化粧品組成物を対象とする。
【0036】紫外線に対して人体の皮膚を保護する目的
の組成物として用いられるとき、本発明の化粧品組成物
はこの種の組成物のために最も広く慣用されている形態
で存在することができる。この組成物は特に油性または
油−アルコール性ローション、クリームまたは乳液のよ
うなエマルション、イオン性または非イオン性の両親媒
性脂質の小泡分散液、油−アルコール性またはアルコー
ル性のゲル、固形小スティックまたはエアゾールに調製
された形態をとることができる。それらのクリームは一
般に日常に使用の「昼間の保護クリーム」と呼ばれてい
るものを構成する。
の組成物として用いられるとき、本発明の化粧品組成物
はこの種の組成物のために最も広く慣用されている形態
で存在することができる。この組成物は特に油性または
油−アルコール性ローション、クリームまたは乳液のよ
うなエマルション、イオン性または非イオン性の両親媒
性脂質の小泡分散液、油−アルコール性またはアルコー
ル性のゲル、固形小スティックまたはエアゾールに調製
された形態をとることができる。それらのクリームは一
般に日常に使用の「昼間の保護クリーム」と呼ばれてい
るものを構成する。
【0037】本発明の組成物はこの種の組成物に慣用さ
れる化粧品補助剤、例えば、増粘剤、軟化剤、加湿剤、
界面活性剤、保存剤、消泡剤、香料、油、ワックス、ラ
ノリン、噴射剤、組成物自身または組成物を着色させる
作用のある染料および/または顔料、あるいはすべてそ
の他の化粧品に慣用の成分を含有することができる。本
発明の組成物はさらに他のUV−Aおよび/またはUV
−Bの濾光剤を含有することができる。
れる化粧品補助剤、例えば、増粘剤、軟化剤、加湿剤、
界面活性剤、保存剤、消泡剤、香料、油、ワックス、ラ
ノリン、噴射剤、組成物自身または組成物を着色させる
作用のある染料および/または顔料、あるいはすべてそ
の他の化粧品に慣用の成分を含有することができる。本
発明の組成物はさらに他のUV−Aおよび/またはUV
−Bの濾光剤を含有することができる。
【0038】式(I)の化合物は、人体の表皮を保護す
る化粧品組成物の全重量に関して0.1〜2%の範囲内
の重量割合で存在する。
る化粧品組成物の全重量に関して0.1〜2%の範囲内
の重量割合で存在する。
【0039】可溶化の溶媒として、油、ワックスおよび
一般にすべての油脂、低級一価アルコールまたは多価ア
ルコールを使用することができる。特に好ましい一価ア
ルコールまたは多価アルコールはエタノール、イソプロ
パノール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコー
ル、グリセリンおよびソルビトールである。
一般にすべての油脂、低級一価アルコールまたは多価ア
ルコールを使用することができる。特に好ましい一価ア
ルコールまたは多価アルコールはエタノール、イソプロ
パノール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコー
ル、グリセリンおよびソルビトールである。
【0040】本発明の一実施態様は、式(I)の化合物
に加えて、脂肪アルコール、脂肪酸エステルそして特に
脂肪酸トリグリセリド、ラノリン、天然のまたは合成の
油またはワックスおよび乳化剤を、水の存在で含有する
保護クリームまたは乳液の形をしたエマルションであ
る。
に加えて、脂肪アルコール、脂肪酸エステルそして特に
脂肪酸トリグリセリド、ラノリン、天然のまたは合成の
油またはワックスおよび乳化剤を、水の存在で含有する
保護クリームまたは乳液の形をしたエマルションであ
る。
【0041】イオン性または非イオン性の両親媒性の小
胞分散液は既知の方法により製造することができる。例
えば、BANGHAN,STANDISH & WAT
KINS,「J.Mol. Biol.」,13,23
8(1965)の論文またはフランス国特許第2315
991号および第2416008号明細書に記載のよう
に水性媒体中に分散された小球を形成するために水溶液
中で脂質を膨潤させることができる。
胞分散液は既知の方法により製造することができる。例
えば、BANGHAN,STANDISH & WAT
KINS,「J.Mol. Biol.」,13,23
8(1965)の論文またはフランス国特許第2315
991号および第2416008号明細書に記載のよう
に水性媒体中に分散された小球を形成するために水溶液
中で脂質を膨潤させることができる。
【0042】他の一つの実施態様は、天然のまたは合成
の油またはワックス、ラノリン、および脂肪酸エステ
ル、特に脂肪酸グリセリドを主成分とする油性ローショ
ンにより、あるいは低級アルコール(例えば、エタノー
ル)またはグリコール(例えば、プロピレングリコー
ル)および/または多価アルコール(例えば、グリセリ
ン)および油、ワックスおよび脂肪酸エステル(例え
ば、脂肪酸トリグリセリド)を主成分とする油−アルコ
ール性ローションにより構成される。
の油またはワックス、ラノリン、および脂肪酸エステ
ル、特に脂肪酸グリセリドを主成分とする油性ローショ
ンにより、あるいは低級アルコール(例えば、エタノー
ル)またはグリコール(例えば、プロピレングリコー
ル)および/または多価アルコール(例えば、グリセリ
ン)および油、ワックスおよび脂肪酸エステル(例え
ば、脂肪酸トリグリセリド)を主成分とする油−アルコ
ール性ローションにより構成される。
【0043】本発明の化粧品組成物はまた1種または数
種の低級アルコールまたは多価アルコール、例えば、エ
タノール、プロピレングリコールまたはグリセリンおよ
び増粘剤、例えばシリカ、を含有するアルコール性ゲル
であることができる。油−アルコール性ゲルはその上天
然のまたは合成の油またはワックスを含む。
種の低級アルコールまたは多価アルコール、例えば、エ
タノール、プロピレングリコールまたはグリセリンおよ
び増粘剤、例えばシリカ、を含有するアルコール性ゲル
であることができる。油−アルコール性ゲルはその上天
然のまたは合成の油またはワックスを含む。
【0044】固形スティックは天然のまたは合成のワッ
クスおよび油、脂肪アルコール、脂肪酸エステル、ラノ
リンおよびその他の油脂から構成されている。エアゾー
ルに調製された組成物の場合には典型的な噴射剤が使用
される。
クスおよび油、脂肪アルコール、脂肪酸エステル、ラノ
リンおよびその他の油脂から構成されている。エアゾー
ルに調製された組成物の場合には典型的な噴射剤が使用
される。
【0045】本発明はまた少なくとも1種の式(I)の
化合物を含みかつUV−Bおよび/またはUV−Aのそ
の他の濾光剤を含有することができる日焼け止め化粧品
組成物を対象とする。その場合に、日焼け止め組成物中
に存在する濾光剤、すなわち、式(I)の化合物および
場合によりその他の濾光剤の合計量は、その日焼け止め
組成物の全重量に関して0.3〜15重量%の範囲内に
ある。これらの日焼け止め組成物は、人体の表皮を保護
する組成物として前記に示された形態をとっている。
化合物を含みかつUV−Bおよび/またはUV−Aのそ
の他の濾光剤を含有することができる日焼け止め化粧品
組成物を対象とする。その場合に、日焼け止め組成物中
に存在する濾光剤、すなわち、式(I)の化合物および
場合によりその他の濾光剤の合計量は、その日焼け止め
組成物の全重量に関して0.3〜15重量%の範囲内に
ある。これらの日焼け止め組成物は、人体の表皮を保護
する組成物として前記に示された形態をとっている。
【0046】UV−B線を濾光する日光のフィルター剤
として発明者のフランス国特許第2199971号、第
2236515号、第2282426号および第238
3904号の各明細書に記載のベンジリデンカンファー
誘導体のような水溶性フィルター剤そして特に4−(2
−オキソ−3−ボルニリデン−メチル)フェニルトリメ
チルアンモニウムメチルサルフェート、4−(2−オキ
ソ−3−ボルニリデン−メチル)ベンゼンスルホン酸の
塩、2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボルニリデン
−メチル)ベンゼンスルホン酸、3−ベンジリデン−2
−オキソ−10−ボルナンスルホン酸の塩および2−フ
ェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸をあげるこ
とができる。
として発明者のフランス国特許第2199971号、第
2236515号、第2282426号および第238
3904号の各明細書に記載のベンジリデンカンファー
誘導体のような水溶性フィルター剤そして特に4−(2
−オキソ−3−ボルニリデン−メチル)フェニルトリメ
チルアンモニウムメチルサルフェート、4−(2−オキ
ソ−3−ボルニリデン−メチル)ベンゼンスルホン酸の
塩、2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボルニリデン
−メチル)ベンゼンスルホン酸、3−ベンジリデン−2
−オキソ−10−ボルナンスルホン酸の塩および2−フ
ェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸をあげるこ
とができる。
【0047】本発明に従う化合物はまた、油溶性化合物
からまたは濾光性を有する油、例えば、特にコーヒー油
から成るUV−Bフィルター剤と組み合わされることも
できる。親油性の日光フィルター剤として、サリチル酸
の誘導体、例えば、2−エチルヘキシルサリチレート、
ホモメンチルサリチレート、ケイ皮酸誘導体、例えば、
2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、2−
エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、p−アミ
ノ安息香酸の誘導体、例えば、アミル−p−アミノベン
ゾエート、2−エチルヘキシル−p−ジメチルアミノベ
ンゾエート、ベンゾフェノンの誘導体、例えば、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、カンファー
の誘導体、例えば、3−(4′−メチルベンジリデン)
カンファーまたは3−ベンジリデンカンファーをあげる
ことができる。
からまたは濾光性を有する油、例えば、特にコーヒー油
から成るUV−Bフィルター剤と組み合わされることも
できる。親油性の日光フィルター剤として、サリチル酸
の誘導体、例えば、2−エチルヘキシルサリチレート、
ホモメンチルサリチレート、ケイ皮酸誘導体、例えば、
2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、2−
エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、p−アミ
ノ安息香酸の誘導体、例えば、アミル−p−アミノベン
ゾエート、2−エチルヘキシル−p−ジメチルアミノベ
ンゾエート、ベンゾフェノンの誘導体、例えば、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、カンファー
の誘導体、例えば、3−(4′−メチルベンジリデン)
カンファーまたは3−ベンジリデンカンファーをあげる
ことができる。
【0048】本発明に従う化合物はまたUV−Aフィル
ター剤と組み合わされることもできるが、後者の例とし
てジベンゾイルメタンの誘導体、例えば、2−メチル−
ジベンゾイルメタン、4−メチル−ベンゾイルメタン、
4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−t−ブチル
−ジベンゾイルメタン、2,4−ジメチルジベンゾイル
メタン、2,5−ジメチルジベンゾイルメタン、4,
4′−ジイソプロピルジベンゾイルメタン、4−t−ブ
チル−4′−メトキシジベンゾイルメタン、2−メチル
−5−イソプロピル−4′−メトキシジベンゾイルメタ
ン、2−メチル−5−t−ブチル−4′−メトキシジベ
ンゾイルメタン、2,4−ジメチル−4′−メトキシジ
ベンゾイルメタンおよび2,6−ジメチル−4−t−ブ
チル−4′−メトキシジベンゾイルメタン、そしてまた
フランス国特許第2528420号および第26393
47号明細書に記載のようなカンファーの10の位置の
メチル基にスルホン化された1,4−〔ジ(3−メチリ
デンカンファー)〕ベンゼンの誘導体をあげることがで
きる。上記に示された、本発明に従う化合物(I)と組
み合せて使用される日光フィルター剤のリストは限定的
なものでないことは了解されている。
ター剤と組み合わされることもできるが、後者の例とし
てジベンゾイルメタンの誘導体、例えば、2−メチル−
ジベンゾイルメタン、4−メチル−ベンゾイルメタン、
4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−t−ブチル
−ジベンゾイルメタン、2,4−ジメチルジベンゾイル
メタン、2,5−ジメチルジベンゾイルメタン、4,
4′−ジイソプロピルジベンゾイルメタン、4−t−ブ
チル−4′−メトキシジベンゾイルメタン、2−メチル
−5−イソプロピル−4′−メトキシジベンゾイルメタ
ン、2−メチル−5−t−ブチル−4′−メトキシジベ
ンゾイルメタン、2,4−ジメチル−4′−メトキシジ
ベンゾイルメタンおよび2,6−ジメチル−4−t−ブ
チル−4′−メトキシジベンゾイルメタン、そしてまた
フランス国特許第2528420号および第26393
47号明細書に記載のようなカンファーの10の位置の
メチル基にスルホン化された1,4−〔ジ(3−メチリ
デンカンファー)〕ベンゼンの誘導体をあげることがで
きる。上記に示された、本発明に従う化合物(I)と組
み合せて使用される日光フィルター剤のリストは限定的
なものでないことは了解されている。
【0049】本発明による化粧品組成物が自然のまたは
損傷された毛髪の紫外線からの保護を目的とする場合
に、この組成物はシャンプー剤、シャンプー洗いの前ま
たは後に、染色または脱色の前または後に、パーマネン
トウェーブの前または後に適用するローション、ゲルま
たはエマルション、手入れまたは処置用のローションま
たはゲル、ヘアブローまたはヘアセット用のローション
またはゲル、ヘアスプレー、パーマネントウェーブ用、
毛髪の染色または脱色用の組成物の形態で存在すること
ができる。この組成物は、本発明の化合物のほかに、こ
の種の組成物に使用されるいろいろな補助剤、例えば、
界面活性剤、増粘剤、ポリマー、軟化剤、保存剤、気泡
安定剤、電解質、有機溶媒、シリコーン誘導体、油、ワ
ックス、抗脂肪剤、組成物自身または毛髪を着色する作
用のある染料および/または顔料、あるいは毛髪の分野
において慣用されているすべてその他の成分、を含有す
ることができる。本発明の組成物は0.1〜2重量%の
式(I)の化合物を含むことができる。
損傷された毛髪の紫外線からの保護を目的とする場合
に、この組成物はシャンプー剤、シャンプー洗いの前ま
たは後に、染色または脱色の前または後に、パーマネン
トウェーブの前または後に適用するローション、ゲルま
たはエマルション、手入れまたは処置用のローションま
たはゲル、ヘアブローまたはヘアセット用のローション
またはゲル、ヘアスプレー、パーマネントウェーブ用、
毛髪の染色または脱色用の組成物の形態で存在すること
ができる。この組成物は、本発明の化合物のほかに、こ
の種の組成物に使用されるいろいろな補助剤、例えば、
界面活性剤、増粘剤、ポリマー、軟化剤、保存剤、気泡
安定剤、電解質、有機溶媒、シリコーン誘導体、油、ワ
ックス、抗脂肪剤、組成物自身または毛髪を着色する作
用のある染料および/または顔料、あるいは毛髪の分野
において慣用されているすべてその他の成分、を含有す
ることができる。本発明の組成物は0.1〜2重量%の
式(I)の化合物を含むことができる。
【0050】本発明はまた紫外線に対する保護剤として
少なくとも1種の式(I)の化合物を含有する化粧品組
成物を対象とするが、それらの組成物は毛髪用組成物
(例えば、ヘアスプレー、ヘアセット場合により処置ま
たはときほぐし用のローション、シャンプー染料、毛髪
用染色組成物)、メーキャップ製品(例えば、マニキュ
ア液、表皮用処置クリーム、油、ファウンデーション、
リップスティック)、皮膚の手入れ用組成物(例えば、
浴用油またはクリーム)、並びにその構成成分のために
貯蔵期間中に光に対する安定性の問題を提起する可能性
のあるすべてその他の組成物から構成されるものであ
る。そのような組成物は0.1〜2重量%の式(I)の
化合物を含有する。本発明による化合物(I)はまたい
ろいろな有機材料、特にプラスチックの中にそれを紫外
線に対して保護するために混入することができる。
少なくとも1種の式(I)の化合物を含有する化粧品組
成物を対象とするが、それらの組成物は毛髪用組成物
(例えば、ヘアスプレー、ヘアセット場合により処置ま
たはときほぐし用のローション、シャンプー染料、毛髪
用染色組成物)、メーキャップ製品(例えば、マニキュ
ア液、表皮用処置クリーム、油、ファウンデーション、
リップスティック)、皮膚の手入れ用組成物(例えば、
浴用油またはクリーム)、並びにその構成成分のために
貯蔵期間中に光に対する安定性の問題を提起する可能性
のあるすべてその他の組成物から構成されるものであ
る。そのような組成物は0.1〜2重量%の式(I)の
化合物を含有する。本発明による化合物(I)はまたい
ろいろな有機材料、特にプラスチックの中にそれを紫外
線に対して保護するために混入することができる。
【0051】
【実施例】本発明は次の実施例によりさらによく説明さ
れるが、しかしそれにより限定されるものではない。
れるが、しかしそれにより限定されるものではない。
【0052】例 1 2,4,6−トリス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−s−トリアジン 塩化シアヌリル(5.28g、0.0286モル)とジ
イソブチル−4−アミノ−ベンザルマロネート(33.
5g、0.105モル)をキシレン(135ml)中で
窒素下に10時間加熱還流させる。真空濃縮してから、
反応混合物をシリカカラム(溶離液:CH2 Cl2 )上
を通過させ、メタノール中で再結晶させて例1の誘導体
を得る(20.6g、収率=68%)。 − 淡黄色の粉末 − Pf=97℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =355nm
(εmax =119600) − 分析:C57H72N6 O12 C% H% N% O% 計算値: 66.26 7.02 8.13 18.58 測定値: 66.17 7.04 8.10 18.47
ンザルマロネート)−s−トリアジン 塩化シアヌリル(5.28g、0.0286モル)とジ
イソブチル−4−アミノ−ベンザルマロネート(33.
5g、0.105モル)をキシレン(135ml)中で
窒素下に10時間加熱還流させる。真空濃縮してから、
反応混合物をシリカカラム(溶離液:CH2 Cl2 )上
を通過させ、メタノール中で再結晶させて例1の誘導体
を得る(20.6g、収率=68%)。 − 淡黄色の粉末 − Pf=97℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =355nm
(εmax =119600) − 分析:C57H72N6 O12 C% H% N% O% 計算値: 66.26 7.02 8.13 18.58 測定値: 66.17 7.04 8.10 18.47
【0053】例2および3 2,4−ビス〔ジ(2−エチル−ヘキシル)−4′−ア
ミノ−ベンザルマロネート〕−6−クロロ−s−トリア
ジンおよび2,4,6−トリス〔ジ(2−エチル−ヘキ
シル)−4′−アミノ−ベンザルマロネート〕−s−ト
リアジン 塩化シアヌリル(4.88g、0.027モル)とジ
(2−エチルヘキシル)−4−アミノ−ベンザルマロネ
ート(35.2g、0.082モル)をキシレン(13
0ml)中で窒素下に10時間加熱還流させる。冷却さ
せてから溶媒を真空蒸発させる。得られた油をシリカカ
ラム上でクロマトグラフィーにかける(溶離液:CH2
Cl2 )。最初の画分中に、次の特性を有する例2の誘
導体2.2gを得る。 − 淡黄色の粉末 − Pf=70℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =345nm
(εmax =58100) λmax =326nm(εmax =57700) − 分析:C55H80ClN5 O8 C% H% Cl% N% O% 計算値:67.77 8.27 3.64 7.18 13.13 測定値:67.80 8.30 3.76 7.20 13.34
ミノ−ベンザルマロネート〕−6−クロロ−s−トリア
ジンおよび2,4,6−トリス〔ジ(2−エチル−ヘキ
シル)−4′−アミノ−ベンザルマロネート〕−s−ト
リアジン 塩化シアヌリル(4.88g、0.027モル)とジ
(2−エチルヘキシル)−4−アミノ−ベンザルマロネ
ート(35.2g、0.082モル)をキシレン(13
0ml)中で窒素下に10時間加熱還流させる。冷却さ
せてから溶媒を真空蒸発させる。得られた油をシリカカ
ラム上でクロマトグラフィーにかける(溶離液:CH2
Cl2 )。最初の画分中に、次の特性を有する例2の誘
導体2.2gを得る。 − 淡黄色の粉末 − Pf=70℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =345nm
(εmax =58100) λmax =326nm(εmax =57700) − 分析:C55H80ClN5 O8 C% H% Cl% N% O% 計算値:67.77 8.27 3.64 7.18 13.13 測定値:67.80 8.30 3.76 7.20 13.34
【0054】その次の画分中に下記の特性を有する例3
の誘導体20.8gを得る。 − 黄色のワックス − UV:(95°のエタノール)λmax =355nm
(εmax =108000) − 分析:C81H120 N6 O12 C% H% N% O% 計算値: 71.02 8.83 6.13 14.02 測定値: 71.18 8.81 6.21 13.88
の誘導体20.8gを得る。 − 黄色のワックス − UV:(95°のエタノール)λmax =355nm
(εmax =108000) − 分析:C81H120 N6 O12 C% H% N% O% 計算値: 71.02 8.83 6.13 14.02 測定値: 71.18 8.81 6.21 13.88
【0055】例 4 2,4−ビス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′−アミ
ノ−ベンザルマロネート〕−6−(2−エチルヘキシル
−4′−アミノ−ベンゾエート)−s−トリアジン 例2の誘導体(0.97g、10-3モル)をキシレン
(1.6ml)中で窒素下に2−エチルヘキシル−4−
アミノ−ベンゾエート(0.25g、10-3モル)と共
に6時間還流を続ける。冷却の後、溶媒を真空蒸発させ
てから、得られた油をシリカ上でクロマトグラフィーに
かけると、下記の特性を有する例4の誘導体0.95g
を得る。 − 黄色のワックス − UV:(95°のエタノール)λmax =340nm
(εmax =79400) λmax =300nm(肩)(εmax =43300) − 分析:C70H102 N6 O10 C% H% N% O% 計算値: 70.79 8.66 7.08 13.47 測定値: 70.83 8.72 7.17 13.71
ノ−ベンザルマロネート〕−6−(2−エチルヘキシル
−4′−アミノ−ベンゾエート)−s−トリアジン 例2の誘導体(0.97g、10-3モル)をキシレン
(1.6ml)中で窒素下に2−エチルヘキシル−4−
アミノ−ベンゾエート(0.25g、10-3モル)と共
に6時間還流を続ける。冷却の後、溶媒を真空蒸発させ
てから、得られた油をシリカ上でクロマトグラフィーに
かけると、下記の特性を有する例4の誘導体0.95g
を得る。 − 黄色のワックス − UV:(95°のエタノール)λmax =340nm
(εmax =79400) λmax =300nm(肩)(εmax =43300) − 分析:C70H102 N6 O10 C% H% N% O% 計算値: 70.79 8.66 7.08 13.47 測定値: 70.83 8.72 7.17 13.71
【0056】例 5 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザル
マロネート)−6−ブトキシ−s−トリアジン 2−ブトキシ−4,6−ジクロロ−s−トリアジン(1
1.1g、0.05モル)とジイソブチル−4−アミノ
−ベンザルマロネート(35.13g、0.11モル)
をトルエン(350ml)中で3時間加熱還流させる。
冷却の後、重炭酸ナトリウム飽和溶液を中和のため加え
てから有機相を水で洗って、硫酸ナトリウム上で乾燥さ
せた。溶媒を除去した後、得られた残渣をシリカカラム
上のクロマトグラフィーにかける(溶離液:CH2 Cl
2 )と、下記の特性を有する例5の誘導体4gを与え
る。 − 黄色の光沢ある粉末 − Pf=104−110℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =348nm
(εmax =62000) − 分析:C43H57N5 O9 C% H% N% O% 計算値: 65.55 7.29 8.89 18.27 測定値: 65.15 7.27 8.79 18.56
マロネート)−6−ブトキシ−s−トリアジン 2−ブトキシ−4,6−ジクロロ−s−トリアジン(1
1.1g、0.05モル)とジイソブチル−4−アミノ
−ベンザルマロネート(35.13g、0.11モル)
をトルエン(350ml)中で3時間加熱還流させる。
冷却の後、重炭酸ナトリウム飽和溶液を中和のため加え
てから有機相を水で洗って、硫酸ナトリウム上で乾燥さ
せた。溶媒を除去した後、得られた残渣をシリカカラム
上のクロマトグラフィーにかける(溶離液:CH2 Cl
2 )と、下記の特性を有する例5の誘導体4gを与え
る。 − 黄色の光沢ある粉末 − Pf=104−110℃ − UV:(95°のエタノール)λmax =348nm
(εmax =62000) − 分析:C43H57N5 O9 C% H% N% O% 計算値: 65.55 7.29 8.89 18.27 測定値: 65.15 7.27 8.79 18.56
【0057】例 6 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザル
マロネート)−6−(2−エチルヘキシル−アミノ)−
s−トリアジン 球形フラスコ中で、砕いた氷(100g)を入れたアセ
トン(300ml)の中へ塩化シアヌリル(0.2モ
ル、36.8g)を激しく攪拌しながら一滴づつ導入
し、次に2−エチルヘキシルアミンのアセトン(100
ml)中溶液を0〜5℃の温度に保ちながら加え、最後
に炭酸ナトリウム(11.2g、0.1モル)の水30
0ml中溶液を加える。0−5℃で1時間攪拌する。油
状物をジクロロメタンで抽出する。有機相を水で洗って
から、硫酸ナトリウム上で乾燥させる。溶媒を蒸発させ
た後、下記の特性を有する2−(2−エチルヘキシルア
ミノ)−4,6−ジクロロ−s−トリアジン(52g、
収率=95%)を得る。 − 白色の粉末 − Pf=37℃ − 分析:C11H18Cl2 N4 C% H% Cl% N% 計算値: 47.66 6.55 25.58 20.21 測定値: 47.89 6.60 25.79 20.16
マロネート)−6−(2−エチルヘキシル−アミノ)−
s−トリアジン 球形フラスコ中で、砕いた氷(100g)を入れたアセ
トン(300ml)の中へ塩化シアヌリル(0.2モ
ル、36.8g)を激しく攪拌しながら一滴づつ導入
し、次に2−エチルヘキシルアミンのアセトン(100
ml)中溶液を0〜5℃の温度に保ちながら加え、最後
に炭酸ナトリウム(11.2g、0.1モル)の水30
0ml中溶液を加える。0−5℃で1時間攪拌する。油
状物をジクロロメタンで抽出する。有機相を水で洗って
から、硫酸ナトリウム上で乾燥させる。溶媒を蒸発させ
た後、下記の特性を有する2−(2−エチルヘキシルア
ミノ)−4,6−ジクロロ−s−トリアジン(52g、
収率=95%)を得る。 − 白色の粉末 − Pf=37℃ − 分析:C11H18Cl2 N4 C% H% Cl% N% 計算値: 47.66 6.55 25.58 20.21 測定値: 47.89 6.60 25.79 20.16
【0058】上記の誘導体(13.8g、0.05モ
ル)をキシレン(230モル)中でジイソブチル−4−
アミノ−ベンザルマロネート(35.13g、0.11
モル)と共に窒素下に8時間還流させ続ける。冷却の
後、その混合物を氷水の中に注いでから、炭酸ナトリウ
ム飽和溶液で中和する。ジクロロメタンで抽出してか
ら、その有機相を水で2回洗う。かくして栗色のゴム状
物を得て、それをシリカ上でクロマトグラフィーにかけ
ると、下記の特性を有する例6の誘導体23gを与え
る。 − 無定形の淡黄色の粉末 − UV:(95°のエタノール)λmax =354nm
(εmax =70550) − 分析:C47H66N6 O8 C% H% N% O% 計算値: 66.96 7.89 9.97 15.18 測定値: 66.86 7.87 9.94 15.20
ル)をキシレン(230モル)中でジイソブチル−4−
アミノ−ベンザルマロネート(35.13g、0.11
モル)と共に窒素下に8時間還流させ続ける。冷却の
後、その混合物を氷水の中に注いでから、炭酸ナトリウ
ム飽和溶液で中和する。ジクロロメタンで抽出してか
ら、その有機相を水で2回洗う。かくして栗色のゴム状
物を得て、それをシリカ上でクロマトグラフィーにかけ
ると、下記の特性を有する例6の誘導体23gを与え
る。 − 無定形の淡黄色の粉末 − UV:(95°のエタノール)λmax =354nm
(εmax =70550) − 分析:C47H66N6 O8 C% H% N% O% 計算値: 66.96 7.89 9.97 15.18 測定値: 66.86 7.87 9.94 15.20
【0059】例 7 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザル
マロネート)−6−(2−エチルヘキシル−5′−アミ
ノ−サリチレート)−s−トリアジン 球形フラスコ中に、塩化シアヌリル(0.05モル、
9.22g)のアセトン(50ml)中溶液を入れる。
5−10℃に冷却させてから、50mlの水を加え、次
に一滴づつ2−エチルヘキシル−5−アミノ−サリチレ
ート(0.05モル、13.26g)のアセトン50m
l中溶液を加える。その後、重炭酸ナトリウム(0.0
5モル、4.2g)の水100ml中溶液を加えてか
ら、2時間攪拌する。得られた沈殿物から水をしぼり取
って、エタノール中で再結晶させると、下記の特性を有
する2−(2−エチルヘキシル−5′−アミノ−サリチ
レート)−4,6−ジクロロ−s−トリアジン(17
g、収率=83%)を与える。 − 白色の粉末 − Pf=131℃ − 分析:C18H22Cl2 N4 O3 C% H% Cl% N% O% 計算値:52.31 5.37 17.16 13.56 11.61 測定値:52.50 5.39 17.08 13.48 11.83
マロネート)−6−(2−エチルヘキシル−5′−アミ
ノ−サリチレート)−s−トリアジン 球形フラスコ中に、塩化シアヌリル(0.05モル、
9.22g)のアセトン(50ml)中溶液を入れる。
5−10℃に冷却させてから、50mlの水を加え、次
に一滴づつ2−エチルヘキシル−5−アミノ−サリチレ
ート(0.05モル、13.26g)のアセトン50m
l中溶液を加える。その後、重炭酸ナトリウム(0.0
5モル、4.2g)の水100ml中溶液を加えてか
ら、2時間攪拌する。得られた沈殿物から水をしぼり取
って、エタノール中で再結晶させると、下記の特性を有
する2−(2−エチルヘキシル−5′−アミノ−サリチ
レート)−4,6−ジクロロ−s−トリアジン(17
g、収率=83%)を与える。 − 白色の粉末 − Pf=131℃ − 分析:C18H22Cl2 N4 O3 C% H% Cl% N% O% 計算値:52.31 5.37 17.16 13.56 11.61 測定値:52.50 5.39 17.08 13.48 11.83
【0060】上記の誘導体(4.13g、0.01モ
ル)をキシレン(47ml)中でジイソブチル−4−ア
ミノ−ベンザルマロネート(6.7g、0.021モ
ル)と共に窒素下に10時間還流させ続ける。冷却の
後、その混合物を氷水中に注ぎ、重炭酸ナトリウム溶液
で中和する。有機相を水で2回洗ってから、硫酸ナトリ
ウムで乾燥させる。溶媒を除去した後、得られた油状物
をシリカ上でクロマトグラフィーにかける(溶離液:C
H2 Cl2 )と、下記の特性を有する例7の化合物を与
える。 − 無定形淡黄色粉末 − UV:(95°のエタノール)λmax =355nm
(εmax =82120) − 分析:C54H70N6 O11 C% H% N% O% 計算値: 66.24 7.21 8.58 17.97 測定値: 66.25 7.25 8.39 17.89
ル)をキシレン(47ml)中でジイソブチル−4−ア
ミノ−ベンザルマロネート(6.7g、0.021モ
ル)と共に窒素下に10時間還流させ続ける。冷却の
後、その混合物を氷水中に注ぎ、重炭酸ナトリウム溶液
で中和する。有機相を水で2回洗ってから、硫酸ナトリ
ウムで乾燥させる。溶媒を除去した後、得られた油状物
をシリカ上でクロマトグラフィーにかける(溶離液:C
H2 Cl2 )と、下記の特性を有する例7の化合物を与
える。 − 無定形淡黄色粉末 − UV:(95°のエタノール)λmax =355nm
(εmax =82120) − 分析:C54H70N6 O11 C% H% N% O% 計算値: 66.24 7.21 8.58 17.97 測定値: 66.25 7.25 8.39 17.89
【0061】例 8 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザル
マロネート)−6−(2−エチルヘキシル−4′−アミ
ノ−シンナメー ト)−s−トリアジン 球形フラスコ中に、塩化シアヌリル(0.01モル、
1.85g)のアセトン(10ml)中溶液を入れる。
5−10℃に冷却させる。まず5mlの水を、次に、一
滴づつ、2−エチルヘキシル−4−アミノ−シンナメー
ト(0.01モル、2.75g)のアセトン50ml中
溶液を加える。その後、重炭酸ナトリウム(0.01モ
ル、0.84g)の水50ml中溶液を加えてから、半
時間攪拌する。得られた沈殿物から水をしぼり取ってか
ら乾燥させると、下記の特性を有する2−(2−エチル
ヘキシル−4′−アミノ−シンナメート)−4,6−ジ
クロロ−s−トリアジン(4g、収率=94%)を与え
る。 − 淡黄色の粉末 − Pf=140℃ − 分析:C20H24Cl2 N4 O2 C% H% Cl% N% O% 計算値:56.74 5.71 16.75 13.23 7.56 測定値:56.78 5.80 16.89 13.10 7.80
マロネート)−6−(2−エチルヘキシル−4′−アミ
ノ−シンナメー ト)−s−トリアジン 球形フラスコ中に、塩化シアヌリル(0.01モル、
1.85g)のアセトン(10ml)中溶液を入れる。
5−10℃に冷却させる。まず5mlの水を、次に、一
滴づつ、2−エチルヘキシル−4−アミノ−シンナメー
ト(0.01モル、2.75g)のアセトン50ml中
溶液を加える。その後、重炭酸ナトリウム(0.01モ
ル、0.84g)の水50ml中溶液を加えてから、半
時間攪拌する。得られた沈殿物から水をしぼり取ってか
ら乾燥させると、下記の特性を有する2−(2−エチル
ヘキシル−4′−アミノ−シンナメート)−4,6−ジ
クロロ−s−トリアジン(4g、収率=94%)を与え
る。 − 淡黄色の粉末 − Pf=140℃ − 分析:C20H24Cl2 N4 O2 C% H% Cl% N% O% 計算値:56.74 5.71 16.75 13.23 7.56 測定値:56.78 5.80 16.89 13.10 7.80
【0062】上記の誘導体(3.17g、7.5・10
-3モル)をキシレン(35ml)中でジイソブチル−4
−アミノ−ベンザルマロネート(5.27g、0.01
6モル)と共に窒素下に7時間還流させ続ける。冷却の
後、炭酸ナトリウム飽和溶液で中和する。その有機相を
水で2回洗ってから、硫酸ナトリウムで乾燥させる。溶
媒を除去した後、得られた油状物をシリカ上のクロマト
グラフィーにかける(溶離液:CH2 Cl2 )と下記の
特性を有する例8の化合物(5.2g、収率=70%)
を与える。 − 無定形淡黄色の粉末 − UV:(95°のエタノール)λmax =354nm
(εmax =113000) − 分析:C56H72N6 O10 C% H% N% O% 計算値: 67.99 7.34 8.50 16.17 測定値: 67.62 7.52 8.36 16.51
-3モル)をキシレン(35ml)中でジイソブチル−4
−アミノ−ベンザルマロネート(5.27g、0.01
6モル)と共に窒素下に7時間還流させ続ける。冷却の
後、炭酸ナトリウム飽和溶液で中和する。その有機相を
水で2回洗ってから、硫酸ナトリウムで乾燥させる。溶
媒を除去した後、得られた油状物をシリカ上のクロマト
グラフィーにかける(溶離液:CH2 Cl2 )と下記の
特性を有する例8の化合物(5.2g、収率=70%)
を与える。 − 無定形淡黄色の粉末 − UV:(95°のエタノール)λmax =354nm
(εmax =113000) − 分析:C56H72N6 O10 C% H% N% O% 計算値: 67.99 7.34 8.50 16.17 測定値: 67.62 7.52 8.36 16.51
【0063】例 9 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノベンザルマ
ロネート)−6−(4′−アミノ−ベンジリデンカンフ
ァー)−s−トリアジン 球形フラスコ中に、塩化シアヌリル(0.05モル、
9.2g)のアセトン(100ml)中溶液を入れる。
5−10°に冷却させ、まず50mlの水を、次に、一
滴づつ、0−5℃で4−アミノ−ベンジリデンカンファ
ー(0.05モル、12.7g)のアセトン100ml
中溶液を加える。その後、重炭酸ナトリウム(0.05
モル、4.2g)の水50ml中溶液を加えてから、半
時間攪拌する。得られた沈殿物より水をしぼり取ってか
ら乾燥させると、下記の特性を有する2−(4′−アミ
ノ−ベンジリデンカンファー)−4,6−ジクロロ−s
−トリアジン(19.5g、収率=97%)を与える。 − 淡黄色の粉末 − Pf=250℃ − 分析:C20H20Cl2 N4 O C% H% Cl% N% O% 計算値:59.56 5.00 13.89 3.97 17.58 測定値:59.76 5.01 13.76 4.15 17.53
ロネート)−6−(4′−アミノ−ベンジリデンカンフ
ァー)−s−トリアジン 球形フラスコ中に、塩化シアヌリル(0.05モル、
9.2g)のアセトン(100ml)中溶液を入れる。
5−10°に冷却させ、まず50mlの水を、次に、一
滴づつ、0−5℃で4−アミノ−ベンジリデンカンファ
ー(0.05モル、12.7g)のアセトン100ml
中溶液を加える。その後、重炭酸ナトリウム(0.05
モル、4.2g)の水50ml中溶液を加えてから、半
時間攪拌する。得られた沈殿物より水をしぼり取ってか
ら乾燥させると、下記の特性を有する2−(4′−アミ
ノ−ベンジリデンカンファー)−4,6−ジクロロ−s
−トリアジン(19.5g、収率=97%)を与える。 − 淡黄色の粉末 − Pf=250℃ − 分析:C20H20Cl2 N4 O C% H% Cl% N% O% 計算値:59.56 5.00 13.89 3.97 17.58 測定値:59.76 5.01 13.76 4.15 17.53
【0064】上記の誘導体(8.06g、0.02モ
ル)をキシレン(95ml)中でジイソブチル−4−ア
ミノ−ベンザルマロネート(14.05g、0.044
モル)と共に窒素下に6時間還流させ続ける。冷却の
後、重炭酸ナトリウム飽和溶液で中和する。その有機相
を水で2回洗ってから、硫酸ナトリウムで乾燥させる。
溶媒を除去した後、得られたゴム状物をシリカ上のクロ
マトグラフィーにかける(溶離液:CH2 Cl2 )と、
下記の特性を有する例9の誘導体(13.3g、収率=
69%)を与える。 − 無定形淡黄色の粉末 − UV:(95°のエタノール)λmax =356nm
(εmax =108500) − 分析:C56H68N6 O9 C% H% N% O% 計算値: 69.40 7.07 8.67 14.66 測定値: 68.80 7.11 8.41 15.24
ル)をキシレン(95ml)中でジイソブチル−4−ア
ミノ−ベンザルマロネート(14.05g、0.044
モル)と共に窒素下に6時間還流させ続ける。冷却の
後、重炭酸ナトリウム飽和溶液で中和する。その有機相
を水で2回洗ってから、硫酸ナトリウムで乾燥させる。
溶媒を除去した後、得られたゴム状物をシリカ上のクロ
マトグラフィーにかける(溶離液:CH2 Cl2 )と、
下記の特性を有する例9の誘導体(13.3g、収率=
69%)を与える。 − 無定形淡黄色の粉末 − UV:(95°のエタノール)λmax =356nm
(εmax =108500) − 分析:C56H68N6 O9 C% H% N% O% 計算値: 69.40 7.07 8.67 14.66 測定値: 68.80 7.11 8.41 15.24
【0065】処 方 例 例 A 日焼け止めクリーム A相 − セチルステアリルアルコールと33モルのエチレン オキシドを含むオキシエチレン化セチルステアリル アルコールの混合物(ヘンケル社より商品名「SI NNOWAX AO」で販売されている)…………………… 7.0g − グリセロールモノ−およびジ−ステアレートの非自 動乳化性混合物 ………………………………………………… 2.0g − セチルアルコール ……………………………………………… 1.5g − シリコーン油 ………………………………………………… 1.5g − 3モルのプロピレンオキシドを含むオキシプロピレ ン化ミリスチルアルコール(WITCO社より商品 名「WITCONOL APM」で販売されている)……… 15.0g − 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベン ザルマロネート)−6−ブトキシ−s−トリアジン(例5) ………………… 3.0g − 2−エチルヘキシル−p−ジメチルアミノ−ベンゾ エート ………………………………………………………… 4.0g B相 − グリセリン ……………………………………………………… 20.0g − 水 ………………………………………十分量…………100.0g C相 − AおよびB両相の香料、保存剤 …………………………… 必要量
【0066】操 作 方 法 − AおよびB相を80℃の水浴で温める。 − A相をB相の中へ激しく攪拌しながら5分間に注
ぐ。 − 40℃まで攪拌を続ける。 − 次に40℃あたりで香料と保存剤を加える。 − 室温になるまで攪拌する。
ぐ。 − 40℃まで攪拌を続ける。 − 次に40℃あたりで香料と保存剤を加える。 − 室温になるまで攪拌する。
【0067】例 B 日焼け止めクリーム A相 − セチルステアリルアルコールと33モルのエチレン オキシドを含むオキシエチレン化セチルステアリル アルコールの混合物(ヘンケル社より商品名「SI NNOWAX AO」で販売されている)…………………… 7.0g − グリセロールモノ−およびジ−ステアレートの非自 動乳化性混合物 ………………………………………………… 2.0g − セチルアルコール ……………………………………………… 1.5g − シリコーン油 ………………………………………………… 1.5g − 3モルのプロピレンオキシドを含むオキシプロピレ ン化ミリスチルアルコール(WITCO社より商品 名「WITCONOL APM」で販売されている)……… 15.0g − 2,4,6−トリス〔ジ(2−エチルヘキシル)− 4′−アミノ−ベンザルマロネート〕−s−トリア ジン(例3) ………………………………………………… 5.0g B相 − 2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−スルホン 酸トリエタノールアミン塩 …………………………………… 3.0g − グリセリン ……………………………………………………… 20.0g − 水 ………………………………………十分量…………100.0g C相 − AおよびB両相の香料、保存剤 …………………………… 必要量 例Aと同様にして加工する。
【0068】例 C 人体表皮の保護クリーム A相 − セチルステアリルアルコールと33モルのエチレン オキシドを含むオキシエチレン化セチルステアリル アルコールの混合物(ヘンケル社より商品名「SI NNOWAX AO」で販売されている)…………………… 7.0g − グリセロールモノ−およびジ−ステアレートの非自 動乳化性混合物 ………………………………………………… 2.0g − セチルアルコール ……………………………………………… 1.5g − シリコーン油 ………………………………………………… 1.5g − 3モルのプロピレンオキシドを含むオキシプロピレ ン化ミリスチルアルコール(WITCO社より商品 名「WITCONOL APM」で販売されている)……… 15.0g − 2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベン ザルマロネート)−6−(4′−アミノ−ベンジリ デンカンファー)−s−トリアジン(例9) ……………… 1.0g B相 − グリセリン ……………………………………………………… 20.0g − 水 ………………………………………十分量…………100.0g C相 − AおよびB両相の香料、保存剤 …………………………… 必要量 例Aと同様にして加工する。
【0069】例 D 人体表皮の保護クリーム(水中油型) − セチルステアリルアルコールと33モルのエチレン オキシドを含むオキシエチレン化セチルステアリル アルコールの混合物(ヘンケル社より商品名「SI NNOWAX AO」で販売されている)…………………… 7.0g − グリセロールモノ−およびジ−ステアレートの非自 動乳化性混合物 ………………………………………………… 2.0g − セチルアルコール ……………………………………………… 1.5g − シリコーン油 ………………………………………………… 1.5g − カプリン/カプリル酸トリグリセリド(DYNAM IT NOBEL社より商品名「MIGLYOL 812」で販売されている) ……………………………… 20.0g − 2,4,6−トリス(ジイソブチル−4′−アミノ −ベンザルマロネート)−s−トリアジン(例1) ……… 1.0g − 4−t−ブチル−4′−メトキシ−ジベンゾイルメ タン(ジボーダン社より「PARSOL 1789」 の商品名で販売されている) ……………………………… 1.0g − グリセリン ……………………………………………………… 20.0g − 香料、保存剤 ………………………………必要量………… − 水 ………………………………………十分量…………100.0g 乳化剤と濾光剤を含む油相を80℃に加熱する。グリセ
リンを含む水相を前記と同じ温度に温める。次に油相を
水相中に激しく攪拌しながら注ぐ。冷却させながら攪拌
を続ける。40℃位で、香料と保存剤を加える。
リンを含む水相を前記と同じ温度に温める。次に油相を
水相中に激しく攪拌しながら注ぐ。冷却させながら攪拌
を続ける。40℃位で、香料と保存剤を加える。
【0070】例 E 日焼け止めオイル 下記の成分を場合により40−45℃に温めながら混合して均質化する。 − ワセリン油 …………………………………………………… 2.5g − 2,4,6−トリス(ジイソブチル−4′−アミノ −ベンザルマロネート)−s−トリアジン(例1) ……… 2.0g − ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン ……………………… 0.05g − 香料 …………………………………………必要量………… − C8 −C12脂肪酸トリグリセリド(DYNAMIT NOBEL社より商品名「MIGLYOL 812」 で販売されている) ………………………………………… 40g − 2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート ………… 2g − 96°のアルコール ………………………十分量…………100g
【0071】例 F 日焼け止めオイル 下記の成分を場合により40−45℃に温めながら混合して均質化する。 − 2,4−ビス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′− アミノ−ベンザルマロネート〕−6−(2−エチル ヘキシル−4′−アミノ−ベンゾエート)−s−ト リアジン(例4) …………………………………………… 3.0g − 96°のアルコール …………………………………………… 15g − 香料 ………………………………………必要量………… − プロピレングリコール ………………………………………… 10g − ジイソプロピルアジペート(Van DYK社より 商品名「CERAPHYL 230」で販売されて いる) …………………………………………十分量………… 100g
【0072】例 G 日焼け止めオイル 下記の成分を場合により40−45℃に温めながら混合して均質化する。 − 2,4−ビス(ジ2−エチルヘキシル−4′−アミ ノ−ベンザルマロネート)−6−(2−エチルヘキ シル−4′−アミノ−ベンゾエート)−s−トリア ジン(例4)……………………………………………………… 2.0g − C12−C15の脂肪アルコールベンゾエート (FINETEX社より商品名「FINSOLV TN」で販売されている) …………………………………… 30g − ヒマワリ油 …………………………………………………… 20g − 香料 …………………………………………必要量………… − 環式ジメチルポリシロキサン(ユニオン・カーバイド 社より商品名「VOLATILE SILICONE 7207」で販売されている) ……………十分量………… 100g
【0073】例 H 人体表皮の保護エマルション(水中油型) − 2,4−ビス(ジ2−エチルヘキシル−4′−アミ ノ−ベンザルマロネート)−6−(2−エチルヘキ シル−4′−ベンゾエート)−s−トリアジン(例 4の化合物)……………………………………………………… 2.0g − ベンゼン−1,4−〔ジ(3−メチリデン−カンフォ メチル−スルホン)〕酸トリエタノールアミン塩 ………… 2.0g − セチルステアリルアルコールと33モルのエチレン オキシドを含むオキシエチレン化セチルステアリル アルコールの混合物(ヘンケル社より商品名「SI NNOWAX AO」で販売されている)…………………… 7.0g − グリセロールモノステアラート ……………………………… 2.0g − プロピレングリコール ……………………………………… 10.0g − セチルアルコール ……………………………………………… 1.5g − C12/C15アルコールのベンゾエート(WITCO 社より商品名「FINSOLV TN」で販売され ている)…………………………………………………………… 15.0g − 保存剤 ………………………………………………………… 0.2g − 香料 ………………………………………必要量………… − 脱イオン水 ……………………………………十分量………… 100g このエマルションは次のようにして調製される。それら
の油脂と乳化剤を約70−75℃に温める。例4の化合
物を加える。他方で、トリエタノールアミンにより中和
されたジスルホン酸塩を含む水を70−75℃に温め
て、その水相へ前記の油相を加える。激しく10分間攪
拌した後、ゆっくり攪拌しながら冷却させ、40℃位で
保存剤と香料を加える。
の油脂と乳化剤を約70−75℃に温める。例4の化合
物を加える。他方で、トリエタノールアミンにより中和
されたジスルホン酸塩を含む水を70−75℃に温め
て、その水相へ前記の油相を加える。激しく10分間攪
拌した後、ゆっくり攪拌しながら冷却させ、40℃位で
保存剤と香料を加える。
【0074】例 I 毛髪保護オイル − 2,4,6−トリス〔ジ(2−エチルヘキシル)− 4′−アミノ−ベンザルマロネート〕−s−トリア ジン(例3の化合物)…………………………………………… 1.0g − オレイルアルコール ………………………………………… 19.5g − ヘキシレングリコール ………………………………………… 0.5g − 菜種油 ………………………………………必要量………… 100g この乳白色の外観の油は乾いた毛髪に適用されると、そ
の毛髪が自然光にさらされるときその色を全く保存しな
がら輝きとなめらかさをもたらす。
の毛髪が自然光にさらされるときその色を全く保存しな
がら輝きとなめらかさをもたらす。
【0075】例 J 昼間保護クリーム − セチルステアリルアルコールと33モルのエチレン オキシドを含むオキシエチレン化セチルステアリル アルコールの混合物(ヘンケル社より商品名「SI NNOWAX AO」で販売されている)…………………… 7.0g − グリセロールモノ−およびジ−ステアレートの非自 動乳化性混合物 ………………………………………………… 2.0g − セチルアルコール ……………………………………………… 1.5g − シリコーン油 ………………………………………………… 1.5g − カプリン/カプリル酸トリグリセリド (DYNAMIT NOBEL社より商品名 「MIGLYOL 812」で販売されている)…………… 20.0g − 2,4,6−トリス(ジイソブチル−4′−アミノ −ベンザルマロネート)−s−トリアジン(例1)………… 1.0g − 4−t−ブチル−4′−メトキシ−ジベンゾイルメ タン(ジボーダン社より「PARSOL 1789」 の商品名で販売されている) ………………………………… 1.0g − グリセリン …………………………………………………… 20.0g − 香料、保存剤 ………………………………必要量…………… − 水 ………………………………………十分量……………100.0g
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/075 8615−4C 7/08 8615−4C 7/09 8615−4C 7/13 8615−4C 7/42 7252−4C 7/48 9051−4C C07D 251/50 251/52
Claims (13)
- 【請求項1】 一般式: 【化1】 〔式中、R1 は次式に相当し、 【化2】 (式中、R3 は1〜20の炭素原子を含む直鎖または分
枝鎖アルキル基を表わし、 R2 はR1 と同じか、またはハロゲン、1〜20の炭素
原子を含む直鎖または分枝鎖アルコキシ基あるいはモノ
−またはジ−アルキルアミノ基、あるいは下記の式(I
II)または(IV)に相当する基であり、 【化3】 上式中、R5 は1〜20の炭素原子を含む直鎖または分
枝鎖アルキル基であり、そしてn=0または1であり、 nが0に等しいとき、R4 は水素原子を表わし、アミノ
残基はカルボキシル基に関して4の位置にあり、または
R4 はヒドロキシル基あるいはC1 −C6 のアルコキシ
基を表わし、アミノ残基はカルボキシル基に関して4ま
たは5の位置にあり、 nが1に等しいとき、R4 は水素原子を表わし、アミノ
残基は不飽和基に関して4の位置にあり、 【化4】 上式中アミノ残基はメチリデンカンファー基に関して
2,3または4の位置にあるが、但し、 R2 がR1 に等しいとき、R3 は少なくとも4の炭素原
子を含む基であり、 R2 がR1 と異なりかつ式(III)に相当するとき、
R5 は少なくとも4の炭素原子を含み、そのときR3 は
1〜7の炭素原子を含み、 R2 がR1 と異なりかつR2 は式(III)に相当しな
いが、アルコキシ基あるいはモノ−またはジ−アルキル
アミノ基であるとき、R2 は少なくとも6の炭素原子を
含み、そのときR3 は1〜3の炭素原子を含む〕の化合
物。 - 【請求項2】 次の化合物、 2,4,6−トリス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−s−トリアジン、2,4−ビス
〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′−アミノ−ベンザル
マロネート〕−6−クロロ−s−トリアジン、2,4,
6−トリス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′−アミノ
−ベンザルマロネート〕−s−トリアジン、2,4−ビ
ス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′−アミノ−ベンザ
ルマロネート〕−6−(2−エチルヘキシル−4′−ア
ミノ−ベンゾエート)−s−トリアジン、2,4−ビス
(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザルマロネート)
−6−ブトキシ−s−トリアジン、2,4−ビス(ジイ
ソブチル−4′−アミノ−ベンザルマロネート)−6−
(2−エチルヘキシル−アミノ)−s−トリアジン、
2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザル
マロネート)−6−(2−エチルヘキシル−5′−アミ
ノ−サリチレート)−s−トリアジン、2,4−ビス
(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザルマロネート)
−6−(2−エチルヘキシル−4′−アミノ−シンナメ
ート)−s−トリアジン、2,4−ビス(ジイソブチル
−4′−アミノ−ベンザルマロネート)−6−(4′−
アミノ−ベンジリデンカンファー)−s−トリアジンの
中から選択される、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項3】 次の反応式、 【化5】 〔式中、R1 は請求項1において示された式(II)に
相当し、そしてR2 は請求項1の式(II)、(II
I)または(IV)に相当し、Xはハロゲンを表わし、
Yはハロゲン、1〜20の炭素原子を含む直鎖または分
枝鎖アルコキシ基あるいはモノ−またはジ−アルキルア
ミノ基を表わし、mはもしR2 が式(II)、(II
I)または(IV)に相当するならば1に等しい整数で
あり、そしてその他の場合には0に等しい〕に従って得
られる化合物であり、 前記の反応は場合によりトルエン、キシレンまたはアセ
トン/水の混合物のような溶媒の存在で、0〜250℃
の、好ましくは0〜150℃の温度で行われることを特
徴とする、請求項1または2に記載の式(I)の化合物
の製造方法。 - 【請求項4】 少なくとも1種の請求項1または2に記
載の式(I)の化合物の有効量を、少なくとも1つの脂
肪相または有機溶媒を含む化粧品として許容される媒体
の中に含有することを特徴とする化粧品組成物。 - 【請求項5】 次の化合物、 2,4,6−トリス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベ
ンザルマロネート)−s−トリアジン、2,4−ビス
〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′−アミノ−ベンザル
マロネート〕−6−クロロ−s−トリアジン、2,4,
6−トリス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′−アミノ
−ベンザルマロネート〕−s−トリアジン、2,4−ビ
ス〔ジ(2−エチルヘキシル)−4′−アミノ−ベンザ
ルマロネート〕−6−(2−エチルヘキシル−4′−ア
ミノ−ベンゾエート)−s−トリアジン、2,4−ビス
(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザルマロネート〕
−6−ブトキシ−s−トリアジン、2,4−ビス(ジイ
ソブチル−4′−アミノ−ベンザルマロネート)−6−
(2−エチルヘキシル−アミノ)−s−トリアジン、
2,4−ビス(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザル
マロネート)−6−(2−エチルヘキシル−5′−アミ
ノ−サリチレート)−s−トリアジン、2,4−ビス
(ジイソブチル−4′−アミノ−ベンザルマロネート)
−6−(2−エチルヘキシル−4′−アミノ−シンナメ
ート)−s−トリアジン、2,4−ビス(ジイソブチル
−4′−アミノ−ベンザルマロネート)−6−(4′−
アミノ−ベンジリデンカンファー)−s−トリアジンの
中から選択される少なくとも1種の化合物を含む、請求
項4に記載の化粧品組成物。 - 【請求項6】 組成物は油性または油−アルコール性ロ
ーション、エマルション、イオン性または非イオン性の
両親媒性脂質の小泡分散液、油−アルコール性またはア
ルコール性のゲル、固形小スティックまたはエアゾール
の形態で存在する、請求項4または5に記載の化粧品組
成物。 - 【請求項7】 組成物はさらに増粘剤、軟化剤、加湿
剤、界面活性剤、保存剤、消泡剤、香料、油、ワック
ス、ラノリン、低級一価アルコールおよび多価アルコー
ル、噴射剤、染料および顔料の中から選択される化粧品
用補助剤を含む、請求項6に記載の化粧品組成物。 - 【請求項8】 組成物は0.1〜2重量%の式(I)の
化合物を含む、請求項4より7までのいずれか1項に記
載の人体の表皮を保護する化粧品組成物。 - 【請求項9】 組成物は0.3〜1.5重量%の式
(I)の化合物を含む、請求項4より7までのいずれか
1項に記載の日焼け止め化粧品組成物。 - 【請求項10】 組成物はさらに式(I)の化合物と異
なるUV−B線および/またはUV−A線の濾光剤を含
む、請求項9に記載の日焼け止め化粧品組成物。 - 【請求項11】 組成物はシャンプー、ローション、リ
ンス用ゲルまたはエマルション、手入れまたは処置用ロ
ーションまたはゲル、ヘアブローまたはヘアセット用ロ
ーションまたはゲル、ヘアスプレー、パーマネントウェ
ーブ用、脱色または着色用の組成物の形態で存在しかつ
0.1〜2重量%の式(I)の化合物を含む、毛髪に適
用されることを目的とする、請求項4または5に記載の
化粧品組成物。 - 【請求項12】 組成物は毛髪用組成物、メーキャップ
用品あるいは皮膚の手入れ用または処置用組成物から成
り、かつ0.1〜2重量%の式(I)の化合物を含む、
日光に対して安定化された化粧品組成物の形態をしてい
る、請求項4または5に記載の化粧品組成物。 - 【請求項13】 少なくとも1種の請求項1または2に
記載の式(I)の化合物を含有する化粧品組成物の有効
量を皮膚または毛髪に適用することから成る、皮膚およ
び自然のまたは紫外線に対して損傷された毛髪を保護す
る方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9104122 | 1991-04-04 | ||
FR9104122A FR2674850B1 (fr) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | Derives s-triaziniques portant des substituants benzalmalonates, compositions cosmetiques filtrantes les contenant et leur utilisation pour proteger la peau et les cheveux du rayonnement ultraviolet. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05230040A true JPH05230040A (ja) | 1993-09-07 |
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---|---|---|---|
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---|---|
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EP (1) | EP0507691B1 (ja) |
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DE (1) | DE69201667T2 (ja) |
ES (1) | ES2069388T3 (ja) |
FR (1) | FR2674850B1 (ja) |
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FR2757055B1 (fr) * | 1996-12-17 | 1999-02-05 | Oreal | Compositions comprenant un derive de dibenzoylmethane, un derive de 1,2,3-triazine et un benzalmalonate de dialkyle et utilisations |
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