JPH05228767A - 工具交換装置 - Google Patents

工具交換装置

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JPH05228767A
JPH05228767A JP7240192A JP7240192A JPH05228767A JP H05228767 A JPH05228767 A JP H05228767A JP 7240192 A JP7240192 A JP 7240192A JP 7240192 A JP7240192 A JP 7240192A JP H05228767 A JPH05228767 A JP H05228767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
magazine
pot
center axis
arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP7240192A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Matsuoka
信之 松岡
Ikuo Kameyama
郁雄 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP7240192A priority Critical patent/JPH05228767A/ja
Publication of JPH05228767A publication Critical patent/JPH05228767A/ja
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具交換時において、工具アームと工具Tが
干渉し合わず、しかも、高い信頼性と低コスト化の要求
を同時に満たした工具交換装置を提供する。 【構成】 主軸の中心軸線と同一平面上に回転中心軸線
を有するマガジン7に複数の工具ポット17を略円周状
に配設し、割出位置に位置する工具ポット17の工具中
心軸線が主軸中心軸線と45度未満の角度で傾斜されて
いる工具交換装置であり、揺動手段22により割出位置
の工具ポット17をその傾斜した位置から主軸の中心軸
線に平行な位置まで揺動し、工具アームを、マガジン7
と主軸との間で工具Tを交換すべく前進後退及び旋回運
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の工具を自動
的に交換する工具交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の工具交換装置は、主軸の中心軸線
と同一平面上に回転中心軸線を有する円板状のマガジン
と、そのマガジンの外周に配設された複数の工具ポット
と、マガジンの割出位置にある工具と主軸先端にある工
具を交換すべく前進後退及び旋回運動をする工具アーム
と、工具交換時においてマガジンや該マガジンに保持さ
れている工具と前記工具アームとの干渉を防止する目的
で割出位置の工具ポットを工具交換位置まで垂直に下降
させ、又、逆動作で上昇させる垂直昇降手段とを備えて
いた。また、工具先端を垂直上方に起立させるように工
具ポットを配置し、割出位置において次工具を有する工
具ポットを水平に倒して前記工具アームにより工具交換
を行うようにした工具交換装置もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の工具交換装置
は、工具ポットを垂直昇降させる垂直昇降手段の構造が
複雑となり、生産コスト及び信頼性に問題があった。ま
た、後者の工具交換装置は、工具が真っ直ぐ起立してい
るため、工具に付着した油や切粉等が工具ポット、工具
テーパ部等に落下して付着し、それがトラブルの原因と
なっていた。そして、さらに、工作機械の主軸ヘッドを
上下動させる上下軸モータの設置スペースを確保するた
めにマガジンをチェーン式にする必要があり、従って、
構造が複雑となるから、後者の工具交換装置においても
生産コスト及び信頼性に問題があった。本発明は、上記
の問題点を解決するためになされたものであり、構造が
簡単で、生産コストが安く、かつ、信頼性の高い工具交
換装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の工具交換装置は、主軸の中心軸線と略同一
平面上に回転中心軸線を有するマガジンと、そのマガジ
ンに略円周状に配設された複数の工具ポットと、割出位
置にいる工具ポットの工具中心軸線が主軸中心軸線と鋭
角な角度で傾斜されていることと、割出位置にいる工具
ポットをその傾斜した位置から主軸の中心軸線に平行な
位置まで揺動する揺動手段と、マガジンと主軸との間で
工具を交換すべく前進後退及び旋回運動をする工具アー
ムと、を備えている。
【0005】
【作用】上記の構成をする本発明の工具交換装置におい
て、主軸の先端に装着されている工具と、割出位置にあ
る工具ポットの工具とを交換する場合は、先ず、揺動手
段を作動させ、傾斜状態にある工具ポットを主軸の中心
軸線に平行な位置まで揺動させる。次に、工具アームが
両工具をクランプして前進し、その状態で旋回して両工
具を入れ換える。このときマガジンに残った工具や工具
ポットは傾斜した状態にあり、工具アームの旋回軌道上
に重ならないため、工具アームと他の工具が干渉しな
い。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1〜図4を参照し
つつ説明する。なお、図1はマガジン部分を示す拡大縦
断面図、図2は工作機械の側面図、図3は工作機械の正
面図、図4は図1のA矢視図である。工作機械1は、図
2,3に示すように、固定的なベース2と、サーボモー
タ及びボールネジ(図示せず)によって前記ベース2上
で前後・左右方向に移動可能なコラム3と、該コラム3
胴部の貫通孔3a内に配置され上下軸モータ4及びボー
ルネジ4aで上下方向に駆動される主軸ヘッド5と、主
軸ヘッド5の正面に、アーム駆動機構(図示せず)によ
り前進後退及び旋回運動をするように設置された工具ア
ーム6と、コラム3の上部に配置される工具保持用のマ
ガジン7とから概略構成される。これら主要構成は特開
平3−92239号公報に示すマシニングセンタと同じ
である。
【0007】コラム3の上部には、前記上下軸モータ4
とサドル8が設置されている。そして、サドル8の先端
には、図1に示すように、周縁にローラ溝9を形成した
円盤10とマガジン軸11が一体的に形成されている。
該円盤10とマガジン軸11の中心軸線Xは、主軸ヘッ
ド5の主軸(図示せず)中心軸線Yに対して約20度の
角度で傾斜している。前記主軸ヘッド5は、コラム3の
前面に位置する直動ガイド(図示せず)により案内さ
れ、主軸モータ12によって主軸が回転駆動される。な
お、その主軸の先端に工具ホルダ13を介して工具Tが
装着される。工具アーム6は、開閉動作する鋏状のアー
ム爪14を上下両端に設けたもので、該アーム爪14を
閉じて工具ホルダ13を把持する。その詳細な構成は特
開平3−92239号公報に示すものと同じなので、そ
の説明を省略する。
【0008】マガジン7は、図1に示すように、前記マ
ガジン軸11に軸受け15を介して回転可能に取り付け
られており、その裏側円周沿いに18個のポット台16
が等間隔に設置されている。そして、工具ホルダ13を
保持する工具ポット17が、前記各ポット台16に支点
軸18で揺動自在に取り付けられている。この工具ポッ
ト17は、支点軸18を挟んで、マガジン7の表側に臨
む工具装着部17aと、マガジン7の裏側に臨むローラ
アーム17b及びその先端のローラ17cとからなり、
該ローラ17cを前記円盤10のローラ溝9に嵌めてガ
イドさせることによって工具装着部17aの姿勢をマガ
ジン軸11と平行に保持している。従って、工具ポット
17に装着される工具Tは、その中心軸線Zが主軸中心
軸線Yに対して約20度傾斜する。また、マガジン7の
裏面には、マガジン軸11を中心とする平歯車19が一
体に形成されている。そして、円盤10に固着した割出
モータ20のピニオンギア21がその平歯車19に噛合
しており、該割出モータ20の駆動によってマガジン7
が回転する。
【0009】而して、マガジン7下端の割出位置にある
工具ポット17を、その傾斜した位置から主軸中心軸線
Yに平行な位置まで揺動させる揺動手段22は、円盤1
0の下部に形成した切り欠23と(図4参照)、該切り
欠23に摺動自在に嵌め込んだポット揺動駒24と、前
記サドル8内に埋設設置されたポット揺動駒24駆動用
のシリンダ25とから構成されている。そして、揺動手
段22はシリンダ25のロッドを図1の矢印B方向に往
復動させることによって、工具ポット17を図1の実線
位置と二点鎖線位置との間で揺動させ得る。
【0010】次に、このように構成された工具交換装置
の動作について説明する。先ず、必要な工具Tを割出位
置に移動させる場合は、図1の実線のように、揺動手段
22のシリンダ25のロッドを縮ませておく。この状態
では、ポット揺動駒24の溝24aと円盤10のローラ
溝9が連通しているため、割出モータ20を駆動させれ
ばマガジン7が回転し、工具ポット17のローラ17c
が円盤10のローラ溝9にガイドされながら移動する。
そして、所望の工具Tを有する工具ポット17が割出位
置に到達した時点でマガジン7を止める。次に、割出位
置にある工具ポット17を工具交換位置まで移動させる
ために、揺動手段22のシリンダ25のロッドを伸ば
す。そうすると、ポット揺動駒24が切り欠23中をス
ライドしながら前進し、工具ポット17が図1の二点鎖
線のように工具中心軸線Zと主軸中心軸線Yが平行にな
る位置(工具交換位置)まで回動する。
【0011】そして、以下の手順で工具交換位置にある
工具Tと主軸の先端にある工具Tを交換する。 上下軸モータ4により、図2の二点鎖線に示す位置ま
で主軸ヘッド5を移動させて、工具アーム6を工具交換
位置まで上昇させる。 工具交換位置の工具ホルダ13を上側のアーム爪14
で、主軸先端の工具ホルダ13を下側のアーム爪14で
同時にクランプする。 図2の二点鎖線のように、アーム駆動機構により工具
アーム6を前進させて工具ポット17、及び、主軸の先
端から各工具ホルダ13を同時に外す。なお、工具Tと
工具ポット17の結合は、工具Tのプルスタッド26
に、弾性的に出没自在な工具ポット17側のプランジャ
27を係合させてなるものであり、工具Tを強制的に引
張り、又は、押し込むことによって簡単に着脱できる。 アーム駆動機構により工具アーム6を180度旋回さ
せ、上下の工具ホルダ13を入れ換える。 工具アーム6を後退させて工具ポット17、及び、主
軸の先端に各工具ホルダ13を装着する。 上下のアーム爪14を開いて工具ホルダ13のクラン
プを解く。 最後に、シリンダ25のロッドを縮め、ポット揺動駒2
4を元の位置に戻して工具ポット17を復動させる。
尚、前記実施例においては、割出位置に位置する工具ポ
ット17の工具中心軸線Zと主軸中心軸線Yとの角度が
約20度であったが、その角度は45度程度未満であれ
ば、油や切粉等が工具ポット17内に落下して付着する
ことがない。
【0012】また、図5は他の実施例を示すマガジン部
分の拡大縦断面図である。この実施例は、マガジン軸1
1を水平にしたもので、工具ポット17のローラアーム
17b及びポット台16の形状を若干変更することによ
って、各工具ポット17自体を傾斜させるようにしたも
のである。このような構成を採用しても、先に説明した
実施例と同じ作用効果を発揮する。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の工具交換装置は、
割出位置にいる工具ポットを傾斜させたため、工具アー
ムの旋回軌道上にマガジン側の工具が重ならず、従っ
て、工具交換時において、工具アームと工具が干渉し合
わない。また、割出位置にある工具ポットを工具交換位
置に移動させる手段も、揺動手段で工具ポットを揺動さ
せるという簡単な機構であるため、生産コストが安く、
しかも、信頼性に優れた工具交換装置を提供することが
できる。更に、工具ポットが傾斜しているため、従来の
ように工具先端を垂直上方に起立させるように工具ポッ
トを配置した場合に比べ、油や切粉等が工具ポット内に
落下して付着しにくいから、それに起因するトラブルも
生じにくい、など多くの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マガジン部分を示す拡大縦断面図、
【図2】 工作機械の側面図、
【図3】 工作機械の正面図、
【図4】 図1のA矢視図、
【図5】 他の実施例を示すマガジン部分の拡大縦断面
図である。
【符号の説明】 6…工具アーム、 7…マガジン、 17…工具ポッ
ト、 22…揺動手段、T…工具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の中心軸線と略同一平面上に回転中
    心軸線を有するマガジンと、 そのマガジンに略円周状に配設された複数の工具ポット
    と、 割出位置にいる工具ポットの工具中心軸線が主軸中心軸
    線と鋭角な角度で傾斜されていることと、 割出位置にいる工具ポットをその傾斜した位置から主軸
    の中心軸線に平行な位置まで揺動する揺動手段と、 マガジンと主軸との間で工具を交換すべく前進後退及び
    旋回運動をする工具アームと、を備えることを特徴とす
    る工具交換装置。
JP7240192A 1992-02-21 1992-02-21 工具交換装置 Pending JPH05228767A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7240192A JPH05228767A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 工具交換装置

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JP7240192A JPH05228767A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 工具交換装置

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ID=13488222

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JP7240192A Pending JPH05228767A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 工具交換装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212785A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Brother Industries Ltd 工作機械
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DE102016117854A1 (de) 2015-09-29 2017-03-30 Fanuc Corporation Werkzeugaustauschvorrichtung
JP2023154142A (ja) * 2022-04-06 2023-10-19 Dmg森精機株式会社 工作機械、工作機械、制御方法、および制御プログラム

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