JPH05228639A - フラッシュ溶接装置 - Google Patents
フラッシュ溶接装置Info
- Publication number
- JPH05228639A JPH05228639A JP3621792A JP3621792A JPH05228639A JP H05228639 A JPH05228639 A JP H05228639A JP 3621792 A JP3621792 A JP 3621792A JP 3621792 A JP3621792 A JP 3621792A JP H05228639 A JPH05228639 A JP H05228639A
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- JP
- Japan
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- electrode
- flash
- temperature sensor
- welding
- temperature
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- Resistance Welding (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きなクランプ力を受けて破損することのな
いように温度センサを設け、容易に、安定した良好な溶
接が可能なフラッシュ溶接装置を提供すること。 【構成】 ばね６５により溶接材５５側へ付勢されクラ
ンプ時電極面から突出する温度センサ６４を電極６２内
の溶接部から所定位置に設けたことを特徴とする。
いように温度センサを設け、容易に、安定した良好な溶
接が可能なフラッシュ溶接装置を提供すること。 【構成】 ばね６５により溶接材５５側へ付勢されクラ
ンプ時電極面から突出する温度センサ６４を電極６２内
の溶接部から所定位置に設けたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フラッシュ溶接装置に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は例えば特公昭５９−１８１５６号
公報に示された従来の溶接装置を示す断面図である。図
において、１は固定台、２は移動台、５４は入側溶接
材、５５は出側溶接材、４４は入側電極、４５は出側電
極、５２はカッター、５３は剪断装置である。
公報に示された従来の溶接装置を示す断面図である。図
において、１は固定台、２は移動台、５４は入側溶接
材、５５は出側溶接材、４４は入側電極、４５は出側電
極、５２はカッター、５３は剪断装置である。
【０００３】この構成においては、溶接準備の終了後、
入側電極４４と出側電極４５の間で電圧が印加され、入
側溶接材５４と出側溶接材５５間でフラッシュが発生し
（フラッシュ工程）、溶接が開始され、所定の制御が行
なわれ、フラッシュ量分だけ移動台２が固定台１に接近
したあと急速に、移動台２がアプセット量ｌｏだけ固定
台１に接近し（アプセット工程）、全溶接工程が終了す
る。
入側電極４４と出側電極４５の間で電圧が印加され、入
側溶接材５４と出側溶接材５５間でフラッシュが発生し
（フラッシュ工程）、溶接が開始され、所定の制御が行
なわれ、フラッシュ量分だけ移動台２が固定台１に接近
したあと急速に、移動台２がアプセット量ｌｏだけ固定
台１に接近し（アプセット工程）、全溶接工程が終了す
る。
【０００４】上記アプセット工程を良好に行なうには、
図５の（ア）に示すように、フラッシュ工程においてア
プセット量に相当する溶接材の部分を温度ｔｏ以上にす
る必要があり、同図（イ）では入熱不足のため良好なア
プセット工程を行なえず、また、同図（ウ）では入熱過
剰のため無駄な電力と時間がかかる。
図５の（ア）に示すように、フラッシュ工程においてア
プセット量に相当する溶接材の部分を温度ｔｏ以上にす
る必要があり、同図（イ）では入熱不足のため良好なア
プセット工程を行なえず、また、同図（ウ）では入熱過
剰のため無駄な電力と時間がかかる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
各種の溶接パラメータ例えば板厚、板巾、材質、移動台
の送り速度、印加電圧、通電時間等と入熱条件との関係
を測定することができず、溶接結果をコントロールする
ことができず、安定した溶接が行なえないという問題が
あった。
各種の溶接パラメータ例えば板厚、板巾、材質、移動台
の送り速度、印加電圧、通電時間等と入熱条件との関係
を測定することができず、溶接結果をコントロールする
ことができず、安定した溶接が行なえないという問題が
あった。
【０００６】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、大きなクランプ力を受けて破損することのな
いように温度センサを設け、容易に安定した良好な溶接
を行なうことができるフラッシュ溶接装置を提供するこ
とを目的とする。
たもので、大きなクランプ力を受けて破損することのな
いように温度センサを設け、容易に安定した良好な溶接
を行なうことができるフラッシュ溶接装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、上部電極ホルダに保持された上部電極と、
下部電極ホルダに保持された下部電極とを備えるフラッ
シュ溶接装置において、ばねにより溶接材側へ付勢され
非クランプ時電極面から突出する温度センサを電極内の
溶接部から所定位置に設け、フラッシュ工程時に、予め
設定した溶接材の温度特性と上記温度センサの出力との
比較に基づきフラッシュ時間あるいはフラッシュ時印加
電圧あるいは送り速度が制御される構成とした。
するために、上部電極ホルダに保持された上部電極と、
下部電極ホルダに保持された下部電極とを備えるフラッ
シュ溶接装置において、ばねにより溶接材側へ付勢され
非クランプ時電極面から突出する温度センサを電極内の
溶接部から所定位置に設け、フラッシュ工程時に、予め
設定した溶接材の温度特性と上記温度センサの出力との
比較に基づきフラッシュ時間あるいはフラッシュ時印加
電圧あるいは送り速度が制御される構成とした。
【０００８】
【作用】本発明では、温度センサが、ばねにより溶接材
側へ付勢して電極内に設けられているので、当該温度セ
ンサが大きなクランプ力を受けて破損する危険はなく、
設定温度と溶接材の実温度との比較からフラッシュ工程
を制御するから、容易に安定した良好な溶接を行なうこ
とができる。
側へ付勢して電極内に設けられているので、当該温度セ
ンサが大きなクランプ力を受けて破損する危険はなく、
設定温度と溶接材の実温度との比較からフラッシュ工程
を制御するから、容易に安定した良好な溶接を行なうこ
とができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の１実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【００１０】図１において、６０は上部電極、６１は上
部電極６０の電極ホルダ、６２は下部電極、６３は下部
電極６２の電極ホルダである。６４は非接触式の温度セ
ンサであって、溶接部から距離ｌのところで、下部電極
６２内に上下動可能に収納されており、ばね６５で上向
きに付勢されて非溶接時には上端部が電極面より突出し
ている。ばね６５は電極ホルダ６３に設けた凹部に収納
されている。
部電極６０の電極ホルダ、６２は下部電極、６３は下部
電極６２の電極ホルダである。６４は非接触式の温度セ
ンサであって、溶接部から距離ｌのところで、下部電極
６２内に上下動可能に収納されており、ばね６５で上向
きに付勢されて非溶接時には上端部が電極面より突出し
ている。ばね６５は電極ホルダ６３に設けた凹部に収納
されている。
【００１１】この構成において、出側溶接材５５が固定
台１内にセットされると、上部電極６０と下部電極６２
で当該出側溶接材５５がクランプされる。このクランプ
動作に伴い温度センサ６４は出側溶接材５５に押されて
ばね６５の付勢力に抗して下降する。この後、入側溶接
材５４と出側溶接材５５間に電圧が印加され、フラッシ
ュ工程が開始され、温度センサ６４は溶接部から距離ｌ
ｏにある溶接材５４の温度を直接計測する。
台１内にセットされると、上部電極６０と下部電極６２
で当該出側溶接材５５がクランプされる。このクランプ
動作に伴い温度センサ６４は出側溶接材５５に押されて
ばね６５の付勢力に抗して下降する。この後、入側溶接
材５４と出側溶接材５５間に電圧が印加され、フラッシ
ュ工程が開始され、温度センサ６４は溶接部から距離ｌ
ｏにある溶接材５４の温度を直接計測する。
【００１２】図２は予め計測されたフラッシュ工程中の
溶接材の最適な温度曲線を示したものである。良好なア
プセットを行なうためには、ｌｏの位置で溶接材の温度
がｔｏになる必要があるが、これはｌ1 の位置でｔ1 の
温度になっているのと等価である。
溶接材の最適な温度曲線を示したものである。良好なア
プセットを行なうためには、ｌｏの位置で溶接材の温度
がｔｏになる必要があるが、これはｌ1 の位置でｔ1 の
温度になっているのと等価である。
【００１３】図３のフロー図に示すように、温度センサ
で計測したフラッシュ工程中の溶接材の温度ｔと予め溶
接条件として設定された温度ｔ1 とを比較し、温度ｔが
温度ｔ1 とひとしくなるかもしくはそれ以上になるまで
フラッシュ時間を継続する。
で計測したフラッシュ工程中の溶接材の温度ｔと予め溶
接条件として設定された温度ｔ1 とを比較し、温度ｔが
温度ｔ1 とひとしくなるかもしくはそれ以上になるまで
フラッシュ時間を継続する。
【００１４】本実施例では、温度センサ６４を、ばねに
より溶接材側へ付勢し、非クランプ時電極面から若干突
出するようにしてあるので、当該温度センサ６４が大き
なクランプ力を受けて破損する危険はない。
より溶接材側へ付勢し、非クランプ時電極面から若干突
出するようにしてあるので、当該温度センサ６４が大き
なクランプ力を受けて破損する危険はない。
【００１５】なお、温度センサ６４は上部電極６０内に
設けてもよい。
設けてもよい。
【００１６】また、温度センサ６４は固定台１側にある
が、移動台２側、または固定台と移動台の両者にに設け
てもい。
が、移動台２側、または固定台と移動台の両者にに設け
てもい。
【００１７】また、温度センサ６４は複数個、例えば、
図２に示す溶接部からｌ1 、ｌ2 、ｌ3 の位置にそれぞ
れ配置し、各位置でのｔｏに対応した等価温度ｔ1 、ｔ
2 、ｔ3 を全て満足までフラッシュを継続するようにし
ても良い。
図２に示す溶接部からｌ1 、ｌ2 、ｌ3 の位置にそれぞ
れ配置し、各位置でのｔｏに対応した等価温度ｔ1 、ｔ
2 、ｔ3 を全て満足までフラッシュを継続するようにし
ても良い。
【００１８】また、図３では、溶接条件のうち、フラッ
シュ時間を制御しているが、移動台送り速度またはフラ
ッシュ時印加電圧を制御するようにしてもよい。
シュ時間を制御しているが、移動台送り速度またはフラ
ッシュ時印加電圧を制御するようにしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、温度センサ
を、ばねにより溶接材側へ付勢して電極内に設けたの
で、当該温度センサが大きなクランプ力を受けて破損す
る危険はなく、設定温度と溶接材の実温度との比較から
フラッシュ工程を制御できるので、安定した良好な溶接
を行なうことができる。
を、ばねにより溶接材側へ付勢して電極内に設けたの
で、当該温度センサが大きなクランプ力を受けて破損す
る危険はなく、設定温度と溶接材の実温度との比較から
フラッシュ工程を制御できるので、安定した良好な溶接
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示す部分断面図である。
【図２】溶接材の最適温度特性図である。
【図３】本発明の実施例におけるフラッシュ時間制御フ
ロー図である。
ロー図である。
【図４】従来の溶接装置の断面図である。
【図５】溶接材の温度分布を説明するための図である。
５４ 入側溶接材 ５５ 出側溶接材 ６０ 上部電極 ６１ 上部電極ホルダ ６２ 下部電極 ６３ 下部電極ホルダ ６４ 温度センサ ６５ ばね ６６、６７ ばね押さえ
Claims (1)
- 【請求項１】 上部電極ホルダに保持された上部電極
と、下部電極ホルダに保持された下部電極とを備えるフ
ラッシュ溶接装置において、ばねにより溶接材側へ付勢
され非クランプ時電極面から突出する温度センサを電極
内の溶接部から所定位置に設け、フラッシュ工程時に、
予め設定した溶接材の温度特性と上記温度センサの出力
との比較に基づきフラッシュ時間あるいはフラッシュ時
印加電圧あるいは送り速度が制御されることを特徴とす
るフラッシュ溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3621792A JP2677102B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | フラッシュ溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3621792A JP2677102B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | フラッシュ溶接装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05228639A true JPH05228639A (ja) | 1993-09-07 |
| JP2677102B2 JP2677102B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=12463599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3621792A Expired - Lifetime JP2677102B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | フラッシュ溶接装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2677102B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101689172B1 (ko) * | 2016-05-12 | 2016-12-26 | (주)신화웰텍 | 용접 모재의 온도 측정과 온도 제어를 통해 용접품질 모니터링이 개선된 인버터 제어식 플래시 버트 용접 시스템 |
| CN106513963A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-03-22 | 珠海启世机械设备股份有限公司 | 一种闪光焊的方法和系统 |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP3621792A patent/JP2677102B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101689172B1 (ko) * | 2016-05-12 | 2016-12-26 | (주)신화웰텍 | 용접 모재의 온도 측정과 온도 제어를 통해 용접품질 모니터링이 개선된 인버터 제어식 플래시 버트 용접 시스템 |
| CN106513963A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-03-22 | 珠海启世机械设备股份有限公司 | 一种闪光焊的方法和系统 |
| CN106513963B (zh) * | 2016-12-09 | 2018-11-23 | 珠海启世机械设备股份有限公司 | 一种闪光焊的方法和系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2677102B2 (ja) | 1997-11-17 |
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