JPS6034466Y2 - 抵抗溶接等に用いる側面クランプ機構付電極治具 - Google Patents

抵抗溶接等に用いる側面クランプ機構付電極治具

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JPS6034466Y2
JPS6034466Y2 JP19089580U JP19089580U JPS6034466Y2 JP S6034466 Y2 JPS6034466 Y2 JP S6034466Y2 JP 19089580 U JP19089580 U JP 19089580U JP 19089580 U JP19089580 U JP 19089580U JP S6034466 Y2 JPS6034466 Y2 JP S6034466Y2
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Japan
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electrode
slope
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welded
jig
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JP19089580U
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JPS57116388U (ja
Inventor
和久 三瓶
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トヨタ自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、抵抗溶接、あるいは抵抗ろう付は等に用いら
れる電極治具の改良、さらに詳しくは、スライド電極を
設けて側面クランプを行なえるようにした側面クランプ
機構付電極治具に関するものである。
従来の抵抗溶接では、一般には、被溶接物である金属片
の両縁を突き合わせて機械的圧力を加え、該被溶接物に
より形成される電気回路に通電を行ない、溶接部に発生
する熱を利用して溶接を行なう方法が行なわれている。
しかし、この抵抗溶接方法によるときは、被溶接物で形
成される回路の通電経路が長くなると、該被溶接物の溶
接部以外の部分においても抵抗発熱が生ずることになり
、このため、例えば、被溶接物の通電経路となっている
加圧方向の断面積に比べて、被溶接物の通電経路となっ
ている加圧方向の長さが長くなっているような場合には
、その発熱により被溶接物が座屈してしまい、満足な溶
接ができないということとなる。
また、給電に利用される被溶接物の底面部分の面積が、
該底面部分を流れる溶接電流の大きさに比べて小さいよ
うな場合には、該底面部分の発熱により底面部分のやけ
、あるいは変形が生じ、この場合も満足な溶接ができな
いこととなる。
従来の抵抗溶接方法におけるこのような欠点を取り除く
対策としては、被溶接物の側面から給電を行ない通電経
路の短縮、給電面積の拡張を図る方法、あるいは被溶接
物の側面の冷却を行なう等の方法がとられている。
そして、これらの方法を実施するためには、被溶接物の
側面をクランプする電極治具が必要であるが、このよう
な側面クランプを必要とする抵抗溶接用電極治具では、
この側面クランプのために当然何らかの形で側面から加
圧する必要があり、その手段として従来はシリンダを用
いる方法、ネジ締めによる方法等が行なわれていた。
しかしながら、これらの従来方法によったのでは、装置
の大型化、コストアップ、作業能率の低下などの問題が
生じるのである。
本考案は、以上に述べた従来技術の欠点に鑑み、なされ
たものであって、その目的とするところは、従来の側面
クランプ方法の欠点を改善した安価、小型、作業能率の
よい側面クランプ機構付電極治具を提供することにある
そして、本考案に係る電極治具の特徴とするところは、
電極本体の内側面に斜面を設け、該斜面と摺動可能に当
接する斜面と被溶接物を載せる底部とを有するスライド
電極を設けたことにある。
以下に、本考案に係る電極治具の一実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1図は、本考案に係る電極治具の上面図であり、第2
図は、その断側面図である。
本実施例は、被溶接材1aと1bとの接触面間にろう付
材1cを挟み、抵抗ろう付けを行なう場合についてのも
のである。
そして、この実施例の電極治具は、電極本体2.スライ
ド電極3.サイドガイド4.リターンスプリング5.ス
プリングガイド6とにより構成されるものであって、こ
の電極治具は溶接機の上部電極7と下部電極8との間に
取り付けられ、該電極治具に取り付けられた被溶接材1
aと1bとの抵抗ろう付けを行なうものである。
次に、図の電極治具について説明すると、電極本体2の
内側面側の片半分には、斜面9が形成されており、該斜
面9には、スライド電極3の外側面に形成された斜面1
0が摺動可能に当接している。
この電極本体2とスライド電極3との内側面は、一緒に
なって円筒面を形成するようになっており、この円筒面
により円筒形の被溶接材1bの側面がクランプされるよ
うになっている。
スライド電極3の下部には、被溶接材1bを載せ、かつ
溶接時の加圧力を受けるための底部11が形成されてい
る。
また、スライド電極3の両側面側の位置には、サイドガ
イド4がスライド電極3の両側面部と摺動可能に当接し
、かつ、電極本体2及びスライド電極3と電気的に絶縁
された状態で固着されている。
このサイドガイド4は、スライド電極3が電極本体2に
対してスライドする際に横方向にずれないようにガイド
するためのものである。
スライド電極3の底部11の下方位置には、該底部11
を支持するリターンスプリング5と、該リターンスプリ
ング5をガイドするスプリングガイド6が設けられてお
り、これらリターンスプリング5とリターンスプリング
6とは、電極本体2とスライド電極3とから電気的に絶
縁されている。
このリターンスプリング5の働きは、溶接時の加圧力を
受けて収縮してスライド電極3を適正にスライドさせ、
一方、溶接終了時に伸張してスライド電極3を上昇させ
、被溶接物1bの着脱を容易にすることにある。
なお、電極本体2は、溶接機の下部電極8に固着されて
おり、また、該電極本体2には、冷却のために常時、水
の流れている冷却水流路12が設けられている。
次に、本考案に係る電極治具の作用を説明する。
被溶接材1aと1bとを、その間にろう材1cを挟んで
組付けた状態で電極治具に取り付ける。
この時には、スライド電極3はリターンスプリング5に
より押し上げられた状態になっていて、被溶接材1bの
側面のクランプは開放状態にある。
次に、溶接機が起動すると、溶接機の上部電極7が下降
し、被溶接材1a、lbを介してスライド電極3の底部
11に下向きの加圧力が作用し、これにより、スライド
電極3は、電極本体2の斜面9を摺動しながら下降し、
加圧力は、この斜面11から電極本体2を介して下部電
極8に受けられる。
この場合、上部電極7による下向き方向の加圧力は、第
3図に示すように、斜面9によって該斜面9に平行方向
の力と垂直方向の力とに二分される。
そして、このうち、斜面9に垂直方向の力は、被溶接物
1bの側面をクランプする力として利用される。
すなわち、被溶接材1bは、上部電極7から下向き方向
の加圧力を受けると共に、電極本体2とスライド電極3
とに設けられた斜面の作用によって該斜面に垂直方向の
力をその側面に受けることになり、これによって、被溶
接材1bの側面のクランプが遠戚されることになる。
さて、初期加圧時間終了後、通電が行なわれてろう付け
が完了することになるのであるが、この際、被溶接材1
bに対する給電及び冷却は、電極本体2とスライド電極
3との内側面の側面クランプ部を介して行なわれること
となるのである。
通電及び保持時間終了後、上部電極7が上昇するので該
上部電極7からの加圧力がなくなり、スライド電極3が
リターンスプリング5の作用で上昇して側面クランプが
開放されることとなり、被溶接材1bの取り外しが可能
となる。
以上に述べたように、本考案に係る電極治具によれば、
スライド電極を設けるだけの簡単な構成′で側面クラン
プが容易にできることとなり、これにより、従来の側面
クランプ方式のもつ欠点を除去して、電極治具の小型化
、コストダウン、作業能率の向上に成功したのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る電極治具の上面図、第2図は、
その断側面図、第3図は、斜面での加圧力の状態を示す
図である。 2・・・・・・電極本体、3・・・・・・スライド電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電極本体の内側面に斜面を設け、該斜面と摺動可能に当
    接する斜面と被溶接物を載せる底部とを有するスライド
    電極を設けたことを特徴とする抵抗溶接等に用いる側面
    クランプ機構付電極治具。
JP19089580U 1980-12-29 1980-12-29 抵抗溶接等に用いる側面クランプ機構付電極治具 Expired JPS6034466Y2 (ja)

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JP19089580U JPS6034466Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29 抵抗溶接等に用いる側面クランプ機構付電極治具

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JPS57116388U JPS57116388U (ja) 1982-07-19
JPS6034466Y2 true JPS6034466Y2 (ja) 1985-10-14

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ID=29995333

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349830Y2 (ja) * 1985-08-26 1991-10-24
JP2015071173A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 日産自動車株式会社 金属結合方法および金属結合装置

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JPS57116388U (ja) 1982-07-19

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