JPH05228493A - 硫黄細菌を用いた廃水処理方法及び装置 - Google Patents

硫黄細菌を用いた廃水処理方法及び装置

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JPH05228493A
JPH05228493A JP3549192A JP3549192A JPH05228493A JP H05228493 A JPH05228493 A JP H05228493A JP 3549192 A JP3549192 A JP 3549192A JP 3549192 A JP3549192 A JP 3549192A JP H05228493 A JPH05228493 A JP H05228493A
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sulfur
tank
sulfate
oxidizing
bacteria
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JP3549192A
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Akira Matsunaga
旭 松永
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃水中の有機物、窒素およびリンを高効率且
つ安価に除去し、硫化物の拡散を防止可能な廃水の処理
方法及び装置を提供することを目的とする。 【構成】 廃水中の有機物を硫酸塩還元反応槽2で硫酸
塩還元菌により酸化するとともに、硫酸イオン及び硫黄
を還元する工程と、硫黄脱窒槽で硫黄脱窒細菌により還
元硫黄の脱窒を行う工程と、硝化槽で硝化細菌により硝
化を行う工程と、残部を固液分離して上澄液を放流する
工程と、上記硫酸塩還元反応槽2の排ガス中に含まれて
いる硫化水素を硫黄酸化槽25に導いて、該硫黄酸化槽
25内に配置された浸漬濾床27に固定化された好気性
の硫黄酸化細菌によって硫化水素を酸化して硫酸を生成
する工程と、該硫黄酸化槽25内の液のpHを調節した
後、硫酸塩還元反応に必要とする硫酸イオンを硫酸塩還
元反応槽2に還流する工程とを備えた廃水処理方法及び
装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃水中の有機物、窒素お
よびリンを硫黄細菌を用いて高効率且つ安価に除去する
処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球の温暖化という環境問題が取
り沙汰され、その原因となる物質として、二酸化炭素,
メタン,亜酸化窒素等が挙げられている。これらの物質
の中で二酸化炭素はその大気中の濃度が高いことから温
暖化に寄与する比率が大きいものとされ、更にメタンは
二酸化炭素と同じ濃度で比較した場合に二酸化炭素の2
0倍の温室効果があることが知られている。
【0003】他方において、廃水中の有機物、窒素及び
リンを除去する方法が種々提案されており、その中で循
環式硝化・脱窒法などの生物処理方法が実用化されてい
るが、物理化学的方法はコストが嵩む関係から普及して
いない現状にある。例えば物理化学的方法として実用化
されているリン除去方法に凝集沈澱及び晶析手段がある
が、この手段はコストや維持管理面で難点がある。
【0004】一方、窒素とリンの同時除去方法として嫌
気−好気活性汚泥法が知られているが、(例えば水質汚
濁研究、第12巻,第7号 441−448,1989
を参照)この方法は窒素とリンとを効率良く除去できる
条件に制御することが困難であり、窒素よりも特にリン
の除去の方が困難であると言われている。更に鉄接触材
を用いたリン除去技術(例えば用水と廃水,Vo1.3
2,NO.3,1990参照)による方法は鉄を腐食さ
せて溶解させ、鉄イオンがリン酸イオンと反応して不溶
性の沈澱を生成することを利用したもので、維持管理が
容易でランニングコストが安いという利点がある。この
例のように一般に生物処理のみで窒素とリンを効率良く
除去することは困難であり、物理化学的処理方法と組み
合わせることにより実用化が可能と考えられている。
【0005】他方において、廃水処理手段として知られ
ている硫酸塩還元反応は、メタン発酵と競合関係にあ
り、硫酸イオンを多量に含む有機性廃棄物とか有機性廃
水の嫌気性処理では硫酸塩還元反応が優勢となってメタ
ン発酵は進行しにくくなる。このような場合には、硫酸
塩還元菌が優占種となり、有機物のCO2への分解と並
行して硫酸イオンが還元され、硫化水素が発生する。こ
の硫酸塩還元菌を用いた嫌気性分解は、メタン発酵手段
のようにメタンを回収してエネルギーとして再利用でき
るという利点がないことから、従来から硫酸塩還元反応
を廃水処理の目的で積極的に利用した例は知られていな
いが、本出願人は先に硫酸塩還元反応,硫黄脱窒反応,
硝化反応等を組み合わせた有機物,窒素及びリン除去装
置を提案した(特願平3−282389号)。
【0006】上記の提案は、廃水中の有機物を硫酸塩還
元反応槽で硫酸塩還元菌により二酸化炭素に酸化すると
ともに、硫酸イオン及び硫黄を還元する工程と、硫黄脱
窒槽で硫黄脱窒細菌により還元硫黄を酸化し、脱窒を行
う工程と、硝化槽で硝化細菌によりNH4−Nイオンの
硝化を行う工程と、廃水の残部を沈澱槽で固液分離し
て、沈降した汚泥を余剰汚泥処理装置に送り込んで不溶
解物として処理し、沈澱槽の上澄液を処理水として放流
する工程と、上記硫酸塩還元反応槽から排出される排ガ
スに含有されている硫化水素を脱硫装置によって脱硫し
た後に大気中に放散する工程とから成る硫黄細菌を用い
た廃水処理方法及び装置に関するものである。
【0007】このような廃水処理方法によれば、硫酸イ
オン濃度が低く、硫酸塩還元反応が起こりにくい有機性
廃水にも採用可能であり、しかもメタンの発生が抑制さ
れる上、メタン発酵と比較して低温下でも反応速度が低
下しにくいという特徴が発揮される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の硫酸塩還元反応
は、生成物が二酸化炭素であるため、メタンに比較して
地球の温暖化に寄与する度合が低いという利点があり、
有機物の嫌気性処理手段として有用であるが、硫酸塩還
元反応を利用した嫌気性処理においては、硫酸塩が還元
された際に生成物として硫化水素が発生するので、この
硫化水素の処理手段としての脱硫装置を考慮しなければ
ならず、更には還元硫黄もしくは還元硫黄鉄塩の供給手
段を別途に考慮しなければならないという課題があっ
た。
【0009】即ち、前記提案によれば、還元硫黄は硫黄
脱窒槽で酸化されてより酸化数の高い硫黄となり、一部
は硫酸塩還元反応槽に返送され、硫酸塩還元菌により還
元されて酸化数−2の硫黄となり、一部は硫化水素とし
て気相に揮散する。この硫化水素は、湿式法による脱硫
装置を用いた場合にはNaOH溶液に吸収されて還元硫
黄として回収され、もしくは乾式法による脱硫装置を用
いた場合には酸化鉄によって還元硫黄鉄塩として回収さ
れ、これらの還元硫黄または還元硫黄鉄塩が再び硫黄脱
窒槽に供給されて系内を再循環する。供給された還元硫
黄の1部は硫酸イオンとなって硝化槽から沈澱槽を経て
処理水として放流されるので、処理水に溶解して放出さ
れた分量に相当する還元硫黄を常時補充する必要があ
る。
【0010】更に脱硫装置に充填する脱硫剤も時々補充
する必要があるので、余分な薬剤費がかかってしまうと
いう難点がある外、特に硫黄脱窒槽に対する還元硫黄又
は還元硫黄鉄塩の供給手段は複雑であり、且つ危険を伴
う作業となり易く、且つ硫化水素の気相への拡散は、安
全衛生上の問題点ともなるので、脱硫剤の使用量はなる
べく節減することが好ましい。
【0011】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、硫化水素の処理手段としての脱硫装置に改良を加え
ることによって、前記脱硫剤と還元硫黄もしくは還元硫
黄鉄塩の量を極力節減し、処理コストの低廉化をはかる
ことができる廃水処理方法及び装置を提供することを目
的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、廃水中の有機物を硫酸塩還元反応槽で硫
酸塩還元菌により二酸化炭素に酸化するとともに、硫酸
イオン及び硫黄を還元する工程と、硫黄脱窒槽で硫黄脱
窒細菌により還元硫黄を酸化し、脱窒を行う工程と、硝
化槽で硝化細菌によりNH4−Nイオンの硝化を行う工
程と、廃水の残部を沈澱槽で固液分離して、沈降した汚
泥を余剰汚泥処理装置に送り込んで不溶解物として処理
し、沈澱槽の上澄液を処理水として放流する工程と、上
記硫酸塩還元反応槽から排出される排ガス中に含まれて
いる硫化水素を硫黄酸化槽に導いて、該硫黄酸化槽内の
浸漬濾床に固定化された好気性の硫黄酸化細菌によって
硫化水素を酸化して硫酸を生成する工程と、該硫黄酸化
槽内の液のpHを調節した後、硫酸塩還元反応に必要と
する硫酸イオンを上記硫酸塩還元反応槽に還流する工程
とを具備して成る硫黄細菌を用いた廃水処理方法とその
装置を提供する。
【0013】上記の硫黄酸化細菌としてチオバチルス菌
を採用しており、この硫黄酸化細菌は硫黄末と無機塩類
を含む培地にチオバチルス菌と硫酸を添加し、pHを調
節して培養された種菌液を浸漬濾床に接種して硫黄酸化
槽内に配置した後、該硫黄酸化槽に設けられた流入口か
ら下水処理水を流入することにより、チオバチルス菌を
優占種として維持するようにしてある。
【0014】上記の硫黄酸化槽には、該槽を常時酸性に
維持するための硫酸注入装置を付設してあり、更に硫黄
酸化槽に湿式脱硫装置と乾式脱硫装置を付設して、硫黄
酸化槽で酸化されなかった硫化水素を湿式脱硫装置と乾
式脱硫装置によって脱硫除去した後に大気中に放出する
ように構成されている。
【0015】
【作用】かかる廃水処理方法及び装置によれば、廃棄物
としての廃水が硫酸塩還元反応槽内の硫酸塩還元菌によ
り有機物が二酸化炭素に酸化され、硫酸イオン及び硫黄
の還元が行われる。この時に排ガス中に含まれている硫
化水素が硫黄酸化槽内に導かれ、硫黄酸化槽内に配置さ
れた浸漬濾床を構成する濾材に固定化された硫黄酸化細
菌としての好気性チオバチルス菌によって酸化されて硫
酸を生成する。
【0016】硫黄酸化槽で酸化されなかった硫化水素
は、湿式脱硫装置に流入してアルカリにより吸収脱流さ
れ、更に該湿式脱硫装置によって除去できなかった硫化
水素は、乾式脱硫装置によって脱硫除去された後に大気
中に放出される。
【0017】上記硫黄酸化槽内の硫酸濃度は高くなり、
この液のpHが中性に調整された後に、硫酸塩還元反応
に必要とする硫酸イオンが硫酸塩還元反応槽に還流す
る。
【0018】上記作用に際して、チオバチルス菌が培養
された種菌液を浸漬濾床に接種して硫黄酸化槽内に配置
した後、該硫黄酸化槽内に下水処理水等を流入すること
により、チオバチルス菌が優占種として維持される。
【0019】上記の硫酸塩還元反応槽内の硫酸塩還元菌
による有機物の酸化と硫黄の還元が行われた後、硫黄脱
窒槽内の硫黄脱窒細菌によって還元硫黄が酸化され、脱
窒が行われ、酸化数の高い硫黄の1部は硫酸塩還元反応
槽に還流され、硫酸塩還元反応の原料である酸化数が高
い硫黄が該反応槽に供給される。更に硝化槽内の硝化細
菌によってNH4−Nイオンの硝化が行われ、この硝化
槽からの排出液の1部は硫黄脱窒槽に還流され、硫黄脱
窒に必要なNO2−NとNO3−Nが該硫黄脱窒槽に供給
される。排出液の残部は沈澱槽に流入して固液分離さ
れ、沈降した汚泥の1部は硝化槽に返送され、沈降した
汚泥の残部は余剰汚泥として余剰汚泥処理装置で処理さ
れる。又、沈澱槽の上澄液は処理水として放流される。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明にかかる硫黄細
菌を用いた廃水処理方法及び装置の一実施例を説明す
る。
【0021】図3は本発明の全体構成を示す概要図であ
って、図中の2は廃棄物としての廃水1が流入される密
閉タイプの硫酸塩還元反応槽であり、3は硫酸塩還元反
応槽2から排出された液が流入する硫黄脱窒槽である。
この硫黄脱窒槽3には、還元硫黄又は還元硫黄鉄塩が供
給される供給手段4が付設されており、更に該硫黄脱窒
槽3には、排出液の1部を硫酸塩還元反応槽2に還流す
るための返送管路7とポンプ8が配設されている。
【0022】5は硫黄脱窒槽3からの排出液の残部が流
入する硝化槽である。この硝化槽5には、排出液の1部
を硫黄脱窒槽3に還流するための返送管路9とポンプ1
0が配設されている。更にこの硝化槽5にはpH計2
0、pH制御装置21及びアルカリ供給装置22とから
成るpH制御システムが付設されている。
【0023】6は硝化槽5からの排出液の残部が流入す
る沈澱槽である。この沈澱槽6には、沈降した汚泥の1
部を硝化槽5に返送するための返送管路11とポンプ1
2が配設されている。
【0024】16は沈降した汚泥の残部が余剰汚泥とし
て送り込まれる余剰汚泥処理装置である。又、18は処
理水として放流される沈澱槽6の上澄液である。
【0025】一方、13は上記硫酸塩還元反応槽2から
排出される排ガス17中に含まれる硫黄の回収手段であ
り、この回収手段13により回収された硫黄は返送経路
15を介して硫酸塩還元反応槽2に返送されるようにな
っている。
【0026】図1により上記硫黄の回収手段13の詳細
を説明する。図中の25は硫酸塩還元反応槽2に付設さ
れた硫黄酸化槽であり、硫酸塩還元反応槽1の上方側部
から導出された排気管26が硫黄酸化槽25の内方底部
にまで導入されている。この硫黄酸化槽25内には浸漬
濾床27が配置されており、更に硫黄酸化槽25には曝
気装置28と硫酸注入装置29とが配備されている。こ
の硫黄酸化槽25には、生下水又はチオバチルス菌培養
液の流入口30が設けられている。前記浸漬濾床27を
構成する濾材には、硫黄酸化細菌としてのチオバチルス
菌が流出を防止した状態として固定されている。
【0027】31は湿式脱硫装置であり、硫黄酸化槽2
5から導出された排気管32が湿式脱硫装置31の内方
底部にまで導入されている。この湿式脱硫装置31には
アルカリ注入手段33が配備されており、且つ湿式脱硫
装置31の排気管34には乾式脱硫装置35が連結配備
されている。
【0028】36はpH調節槽であり、このpH調節槽
36に前記硫黄酸化槽25から導出された排液管37と
湿式脱硫装置31から導出された排液管38とが連結さ
れている。39はpH調節用薬剤補充手段,40は撹拌
羽根である。更にpH調節槽36から導出された硫黄回
収液流入管41の中途部に送液ポンプ42が配備されて
おり、該硫黄回収液流入管41の他端部は前記硫酸塩還
元反応槽2に連結されている。
【0029】かかる廃水処理装置の基本的な作用を説明
する。図3に示したように廃棄物としての廃水1が硫酸
塩還元反応槽2に流入すると、槽内の硫酸塩還元菌によ
り有機物が二酸化炭素に酸化されるとともに、硫酸イオ
ンSO4 2-(硫黄の酸化数6)又はSO2 2-、S22-
S(硫黄の酸化数がそれぞれ4,2,0)の硫黄の酸化
数−2(S2-)への還元が行われる。
【0030】この硫酸塩還元細菌は、硫酸イオンを電子
受容体とする偏性嫌気性の化学合成従属栄養細菌であ
り、硫酸イオンと有機物の供給が豊富な場所に適合する
微生物であって、成育時には酸素を有害物とし、有害化
合物を酸化する作用を有する。同様な嫌気性環境を好む
メタン細菌とは競合関係にある。そして硫酸イオンは硫
酸塩還元細菌の異化的還元作用によって硫化水素に変化
する。
【0031】硫酸塩還元細菌は海岸近くの海水の影響を
強く受けている底質とか低湿地の土壌、もしくは海水の
影響を強く受けていない地域でも乾燥地域あるいは岩
石、土壌に塩が多量に含まれている地域の湖沼や河川の
底質、水田土壌、汚水処理施設の嫌気性浄化槽などで見
いだすことができる。
【0032】硫酸塩還元反応槽2から排出される排ガス
の主成分は二酸化炭素であるが、この排ガス中には硫化
水素が含まれている。この排ガスは図1に示す排気管2
6を介して硫黄酸化槽25の底部近傍に導かれる。この
硫黄酸化槽25内に配置された浸漬濾床27を構成する
濾材には、前記した硫黄酸化細菌としてのチオバチルス
菌が固定化されている。
【0033】このチオバチルス菌(Thiobacillus)と
は、酸性温泉の泉源下流の温度がやや低くなった水とか
泥から採取される常温性の好酸菌であって、最も一般的
な菌としての第1のタイプは、Bacillus acidocaldariu
sがあり、pH2〜5の範囲で70℃まで成育できる。
第2のタイプは、Sulfolobus acidocaldariusであり、
好熱性が高く、最高成育温度は85℃,pHは2〜3が
最適である。第3のタイプは、Thermoplasma acidocald
ariusを代表する細菌であり、形態的に不定形で好熱性
は低く、最高成育温度は60℃であり、pH2以下でも
活発に成育するという特徴がある。これらのチオバチル
ス菌は好気性であるため曝気装置28を駆動してエアレ
ーションを行う。
【0034】上記のチオバチルスは、硫黄酸化細菌とし
て機能を有していて、pHが低い条件(例えばpHが2
〜5)下であっても効率良く硫化水素を酸化して硫酸を
生成する。該チオバチルスは独立栄養菌であり、硫黄末
と無機塩類を含む培地に硫酸を添加してpH3〜4に調
節することにより大量に培養することができる。大量培
養された種菌液を浸漬濾床27に接種して硫黄酸化槽2
5内に配置した後、該硫黄酸化槽25に設けられた流入
口30から下水処理水と清水を流入することにより、チ
オバチルス菌が優占種として維持される。この時に硫黄
酸化槽25は常に酸性に保持する必要があり、チオバチ
ルス菌により硫化水素が硫酸に酸化される分だけでは酸
性を維持出来ない場合には、硫酸注入装置29を稼働し
て硫黄酸化槽25に硫酸を注入する必要がある。
【0035】図2は下水管内での硫化水素の生成・消滅
及び硫酸の生成過程を示す概要図である(森忠洋 著,
イオウと下水道より抜粋、第27回下水道研究発表会パ
ネルディスカッションテキストより)。同概要図によれ
ば、下水管内のスラッジ層には沈澱物中に有機物が多く
含まれており、且つ嫌気性になり易いため、硫酸塩還元
バクテリヤの働きによって硫酸イオンが還元されて硫化
水素H2Sが生成する。生成した硫化水素が気相部にま
で拡散すると、Thiobacillus菌の作用で硫化水素が硫酸
に戻り、この硫酸が管壁を侵食する原因となる。
【0036】そこで上記硫化水素H2Sが生成しても、
スラッジ層表面が好気性であればこの表面に硫化水素を
酸化する糸状微生物Beggiatoa matによって酸化が進行
して硫化水素が消滅し、硫酸イオンとして流れ部分に溶
解するので、前記硫酸による悪影響をなくすことが可能
であることが明らかにされている。
【0037】そこで本発明は、上記の下水管内での硫化
水素の生成・消滅及び硫酸の生成過程を硫酸塩還元反応
槽2に適用し、特にチオバチルス菌による硫化水素の酸
化作用に着目して積極利用したことを特徴としている。
【0038】チオバチルス菌による硫黄の酸化は、先ず
硫化物の酸化反応 S2-+2O2 → SO4 2-・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 及び元素硫黄の酸化反応 S0+H2O+3/2O2 → H2SO4・・・・・・・・・・(2) 式によって進行する。そして硫黄酸化槽25で酸化され
なかった硫化水素は、排気管32を経由して湿式脱硫装
置31に流入して、アルカリ注入手段33から注入され
るNaOHにより吸収脱流される。更に該湿式脱硫装置
31によって除去できなかった硫化水素は、乾式脱硫装
置35によって脱硫除去され、大気中に放出される。
【0039】上記の反応式によって硫黄酸化槽25内の
液の硫酸濃度は高くなっているが、この液は排液管37
を通ってpH調節槽36に流入し、このpH調節槽36
で撹拌羽根40を用いて撹拌しながら薬剤補充手段39
から適当量のアルカリを添加することによりpHが中性
に調整され、しかる後に送液ポンプ42を駆動すること
により、硫酸塩還元反応に必要とする硫酸イオンが硫黄
回収液流入管41を通って硫酸塩還元反応槽2に還流す
る。
【0040】同様に湿式脱硫装置31内の排液も排液管
38を通ってpH調節槽36に流入するので、撹拌羽根
40により撹拌しながら薬剤補充手段39から適当量の
酸を添加することにより、該排液のpHを中性に調整さ
れて硫黄回収液流入管41を通って硫酸塩還元反応槽2
に還流する。
【0041】次に硫酸塩還元反応槽2から排出された液
は、硫黄脱窒槽3に流入し、硫黄脱窒細菌の作用に基づ
いて還元硫黄が酸化されるとともに、NO3−N、NO2
−NイオンのN2への還元、即ち脱窒が行われる。この
硫黄脱窒槽3には、供給手段4から還元硫黄(硫黄の酸
化数が4から−2)又は還元硫黄鉄塩が供給される。還
元硫黄は硫黄脱窒槽3で酸化されて、より酸化数の高い
硫黄となる。
【0042】該硫黄脱窒槽3からの排出液の1部、即
ち、酸化数の高い硫黄の1部は返送管路7からポンプ8
を介して上記硫酸塩還元反応槽2に還流され、硫酸塩還
元反応の原料である酸化数0〜6の硫黄が反応槽2に供
給される。
【0043】硫黄脱窒槽3からの排出液の残部は、硝化
槽5に流入してエアレーションが行われ、硝化細菌の作
用に基づいてNH4−NのNO2−N又はNO3−Nへの
酸化、即ち硝化が行われる。更に硝化槽5からの排出液
の1部は、返送管路9からポンプ10を介して硫黄脱窒
槽3に還流され、硫黄脱窒に必要なNO3−N、NO2
Nが硫黄脱窒槽3に供給される。
【0044】硝化槽5からの排出液の残部は沈澱槽6に
流入して固液分離され、沈降した汚泥の1部は、返送管
路11からポンプ12を介して硝化槽5に返送され、沈
降した汚泥の残部は余剰汚泥として余剰汚泥処理装置1
6に送り込まれて処理される。又、沈澱槽6の上澄液1
8は処理水として放流される。
【0045】硝化槽5に前記pH制御システムを付設し
たことにより、硝化槽5内のpHがpH計20で測定さ
れ、pH制御装置21は硝化槽5のpH調節目標値とp
H測定値との偏差からアルカリ必要量を演算し、アルカ
リ供給装置22を駆動して石灰乳等のアルカリの必要量
を硝化槽5に注入する。硝化槽5は硝化細菌の作用によ
って原水中のアンモニア性窒素が硝化される際に、硝化
反応によってH+イオンが放出されるので、原水中のア
ルカリ度が不足してpHが低下する傾向がある。pHの
低下が著しい場合には、硝化細菌の活性度が低下して硝
化反応が停止する惧れが生じる上、硫酸塩還元反応槽2
に還流される液の酸性が強すぎる場合には、硫酸塩還元
菌の活性が低下してしまう惧れがある。そこで硝化槽5
に前記pH制御システムを付設したことにより、硝化槽
5内の硝化液のpHの低下に起因する硝化細菌の活性度
低下を防止して硝化反応を促進し、更に循環作用によっ
て硫酸塩還元反応槽2に還流される液の酸性度を抑え
て、硫酸塩還元反応を円滑に遂行することができる。
【0046】尚、本実施例にかかる回収手段13は一般
的な脱硫システムとしても適用することが可能であり、
脱硫剤の必要量を節減したシステムとしての汎用性を持
たせることが出来る。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる廃水処理方法及び装置は、廃水中の有機物が硫酸塩
還元反応槽内の硫酸塩還元菌により二酸化炭素に酸化さ
れ、硫酸イオン及び硫黄の還元が行われた際に発生する
硫化水素が硫黄酸化槽内に導かれ、浸漬濾床に固定化さ
れた硫黄酸化細菌としての好気性チオバチルス菌によっ
て酸化されて硫酸が生成され、硫酸濃度が高くなった液
がpH調節槽により中性に調整されて、硫酸塩還元反応
に必要とする硫酸イオンが硫酸塩還元反応槽に還流され
る。
【0048】従って従来の脱硫装置が必要としている脱
硫剤は最小限にまで節減可能であり、従って余分な薬剤
費がかからず、脱硫剤の交換に要する工数と危険性を低
減することが出来て、しかも次段の硫黄脱窒槽への還元
硫黄とか還元硫黄鉄塩の供給量は最小限として処理コス
トの低廉化をはかることができる。
【0049】又、硫黄酸化槽で酸化されなかった硫化水
素は、湿式脱硫装置に流入してアルカリにより吸収脱流
され、更に該湿式脱硫装置によって除去できなかった硫
化水素は乾式脱硫装置によって脱硫除去された後に大気
中に放出されるので、硫化水素の気相への拡散が生じな
いという効果が得られる。
【0050】上記チオバチルス菌が培養された種菌液を
浸漬濾床に接種して硫黄酸化槽内に配置した後、該硫黄
酸化槽内に下水処理水等を流入することにより、チオバ
チルス菌を優占種として維持することが出来る。
【0051】更に本発明によれば、硫酸イオン濃度が低
く硫酸塩還元反応が起こりにくい有機性廃水にも採用す
ることが可能であり、しかも二酸化炭素よりも同じ濃度
で20倍も温暖化作用のあるメタンの発生を抑制するこ
とが可能である。上記硫酸塩還元反応はメタン発酵と比
較して低温下でも反応速度が低下しにくいという特徴が
あり、嫌気性処理であるため、好気性処理に比して省エ
ネルギー効果が高いという効果がある。そして廃水中の
有機物の外にも、窒素は硝化と脱窒によって除去するこ
とが出来る上、リン等の不溶解物は沈澱槽の沈降物とし
て除去可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる廃水処理装置の要部を示す概要
図。
【図2】本発明の要部を示す概要図。
【図3】本発明にかかる廃水処理装置の全体構成を示す
概要図。
【符号の説明】
1…廃水、2…硫酸塩還元反応槽、3…硫黄脱窒槽、4
…(還元硫黄又は還元硫黄鉄塩の)供給手段、5…硝化
槽、6…沈澱槽、15…返送経路、16…余剰汚泥処理
装置、20…pH計、21…pH制御装置、22…アル
カリ供給装置。 25…硫黄酸化槽、27…浸漬濾床、
28…曝気装置、29…硫酸注入装置、31…湿式脱硫
装置、33…アルカリ注入手段、35…乾式脱硫装置、
36…pH調節槽、39…薬剤補充手段、40…撹拌羽
根、41…硫黄回収液流入管、42…送液ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 3/34 B 7158−4D 9/00 A 8515−4D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃水中の有機物を硫酸塩還元反応槽で硫
    酸塩還元菌により二酸化炭素に酸化するとともに、硫酸
    イオン及び硫黄を還元する工程と、硫黄脱窒槽で硫黄脱
    窒細菌により還元硫黄を酸化し、脱窒を行う工程と、硝
    化槽で硝化細菌によりNH4−Nイオンの硝化を行う工
    程と、廃水の残部を沈澱槽で固液分離して、沈降した汚
    泥を余剰汚泥処理装置に送り込んで不溶解物として処理
    し、沈澱槽の上澄液を処理水として放流する工程と、上
    記硫酸塩還元反応槽から排出される排ガス中に含まれて
    いる硫化水素を硫黄酸化槽に導いて、該硫黄酸化槽内の
    浸漬濾床に固定化された好気性の硫黄酸化細菌によって
    硫化水素を酸化して硫酸を生成する工程と、該硫黄酸化
    槽内の液のpHを調節した後、硫酸塩還元反応に必要と
    する硫酸イオンを上記硫酸塩還元反応槽に還流する工程
    とを具備して成る硫黄細菌を用いた廃水処理方法。
  2. 【請求項2】 上記硫黄酸化細菌としてチオバチルス菌
    を採用したことを特徴とする請求項1記載の硫黄細菌を
    用いた廃水処理方法。
  3. 【請求項3】 上記硫黄酸化細菌は、硫黄末と無機塩類
    を含む培地にチオバチルス菌と硫酸を添加し、pHを調
    節して培養された種菌液を前記浸漬濾床に接種して硫黄
    酸化槽内に配置した後、該硫黄酸化槽に設けられた流入
    口から下水処理水を流入することにより、チオバチルス
    菌を優占種として維持するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の硫黄細菌を用いた廃水処理方法。
  4. 【請求項4】 上記硫黄酸化槽に、該槽を常時酸性に維
    持するための硫酸注入装置を付設したことを特徴とする
    請求項1記載の硫黄細菌を用いた廃水処理方法。
  5. 【請求項5】 上記硫黄酸化槽に湿式脱硫装置と乾式脱
    硫装置を付設して、硫黄酸化槽で酸化されなかった硫化
    水素を湿式脱硫装置と乾式脱硫装置によって脱硫除去し
    た後、大気中に放出するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の硫黄細菌を用いた廃水処理方法。
  6. 【請求項6】 廃水中の有機物を硫酸塩還元菌によって
    二酸化炭素に酸化するとともに、硫酸イオン及び硫黄を
    還元する硫酸塩還元反応槽と、硫黄脱窒細菌によって還
    元硫黄の酸化と脱窒を行う硫黄脱窒槽と、硝化細菌によ
    ってNH4−Nイオンの硝化を行う硝化槽と、固液分離
    によって沈降した汚泥の上澄液を処理水として放流し、
    残部を余剰汚泥処理装置に送り込んで処理する沈澱槽
    と、好気性の硫黄酸化細菌が固定化された浸漬濾床が配
    置され、硫酸塩還元反応槽から排出される排ガス中に含
    まれている硫化水素を酸化して硫酸を生成する硫黄酸化
    槽と、この硫黄酸化槽から排出される液のpHを調節し
    た後に前記硫酸塩還元反応槽に還流する回収手段とを具
    備して成ることを特徴とする硫黄細菌を用いた廃水処理
    装置。
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