JPH0522772Y2 - - Google Patents
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- JPH0522772Y2 JPH0522772Y2 JP1986127436U JP12743686U JPH0522772Y2 JP H0522772 Y2 JPH0522772 Y2 JP H0522772Y2 JP 1986127436 U JP1986127436 U JP 1986127436U JP 12743686 U JP12743686 U JP 12743686U JP H0522772 Y2 JPH0522772 Y2 JP H0522772Y2
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Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は、瓶詰め、缶詰めされた清涼飲料
水・酒類等を短時間に冷却するクーラーに関し、
特にこれらの被冷却物がビール瓶のように曲面を
有する容器である場合に有用な急冷用クーラーに
関する。 〔従来技術〕 家庭等において不意の来客その他時、飲料水・
酒類を冷し忘れていたために充分な接待ができ
ず、まごつくことは日常経験するところである。
このような場合、家の近くに酒屋等があり、また
開店している時間帯であればよいが、そうでない
時、例えば夜間時が問題で、ビール瓶等を慌てて
冷蔵庫に入れても飲み頃となる温度まで冷えるに
は相当の時間が必要である。 そこで、蓄冷剤を封入した急冷用マツトを常に
家庭用冷蔵庫等の冷凍室に保管しておき、前述の
ような冷し忘れが発生した時にそのビール瓶等の
被冷却物にこの急冷用マツトを当てて適温まで急
冷させることが従来提案された。 〔考案が解決しようとする問題点〕 ところで、上記急冷用マツトにあつては、蓄冷
剤が固形化している状態で使用するものであるか
ら、被冷却物がビール瓶のように曲面を有するも
のでは巻付け使用ができず、この巻付けを可能と
するためには急冷用マツトに蓄冷剤を分割封入
し、この分割封入部間にヒンジ機能を有せしめる
必要が生じる。 しかるに蓄冷剤の分割封入により急冷用マツト
に可撓性を与えても、第6図のように急冷用マツ
トBをビール瓶等被冷却物Aに巻付けた状態で
は、蓄冷剤が固形化しているため、急冷用マツト
Bと被冷却物Aとの接触面積が少なくなり、かつ
また符号Cに示すような隙間が発生して、急冷用
マツトBと被冷却物Aとにわたる熱の授受が効果
的になされず、また隙間Cを通して外部の熱が進
入するため、熱効率が悪く、被冷却物Aの急冷が
さほど効果的でない問題を発生していた。 この考案は熱効率が高く、従つて効果的にビー
ル瓶等被冷却物を急冷できるクーラーの提案を目
的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案は、共に全体が柔軟な合成樹脂シート
によつて製作された蓄冷マツトと補助マツトとを
用い、被冷却物に補助マツトを間に挟んで蓄冷マ
ツトを巻付ける急冷用クーラーであつて、上記蓄
冷マツトは補助マツトに接する急冷面側に、平行
区画された多数条の棒筒状内室を突設し、これら
棒筒状内室に蓄冷剤を分散封入して封入部間にヒ
ンジ機能を有せしめると共に、上記補助マツトは
全体が形状追従性を有し、かつ内部に不凍液を封
入した急冷用クーラーを特徴とする。 〔考案の作用〕 この考案によれば、蓄冷マツトおよび補助マツ
トを予め家庭用冷蔵庫等の冷凍室に保管しておく
ことにより、飲料水・酒類の冷し忘れが生じた時
は、この被冷却物に補助マツトと蓄冷マツトを巻
付けて急冷させることができるが、蓄冷剤は蓄冷
マツト中に分割封入されているから、蓄冷剤の固
形化状態のまま蓄冷マツトの蓄冷封入部間のビン
ジを利用してビール瓶等の曲面を有する被冷却物
に良好に巻付けることができると共に、蓄冷マツ
トと被冷却物との間に介在させた補助マツトは全
体が形状追従性を有することにより、一面では蓄
冷マツト急冷面の凹凸に密接してなじみ、他面で
は被冷却物の曲面に密接してなじみ、いずれも最
大の接触面積を確保するから、被冷却物表面から
効率よく迅速に蓄冷剤へ熱が移行する。 〔実施例〕 以下、この考案の一実施例を図面に用いて説明
する。 第1図は蓄冷剤(例えば食塩水)1が分割封入
された蓄冷マツト2で、柔軟性に富む合成樹脂シ
ート(例えばポリエチレン、ナイロン、ラミネー
トフイルム)2aにて製作された扁平マツト形状
を呈し、蓄冷剤1を分割封入するために、蓄冷マ
ツト急冷面3側に平行に区画された断面半円形そ
の他凸状の棒筒部4を突設し、この棒筒部4の内
室4aにそれぞれ蓄冷剤1が封入される。具体的
には棒筒部4は隣接棒筒部を熱溶着でシールして
区画形成され、故にこのシール部によつてヒンジ
部5が構成される。 蓄冷マツト2の急冷面3とは反対側面には断熱
材6が貼着され、蓄冷マツト使用時に蓄冷剤1を
外気と遮断して外界の熱が蓄冷剤1に流れること
を阻止し、冷却効率を高めるようにする。 従つて、断熱材6は蓄冷マツト2の変形に追従
すべく軟質材から構成されねばならないが、図面
に示すように蓄冷マツト2と一体構造にする必要
はない(但し、一体構造は使用上の便利さを産
む)。また、断熱材は空気マツトのようなもので
あつてもよい。 さらに、断熱材6を熱線反射効果のある膜体で
覆うと、一層熱効率が向上することは勿論であ
る。 第2図は全体が形状追従性を有する変形可能な
補助マツト7であつて、内部にジエチレングリコ
ール、グリセリンの如き不凍液8を封入した柔軟
性に富む合成樹脂シート7aから製作され、被冷
却物の冷却時に該被冷却物と蓄冷マツト2との間
に挟みまれる。即ち、先に述べたように蓄冷剤を
分割封入した蓄冷マツトであつては、これを直接
被冷却物Aに巻回すると、第6図と同様に蓄冷マ
ツトと被冷却物との接触面積が少なくなり、また
符号Cに示すような隙間が発生して熱損失が大き
くなり、被冷却物Aの急冷ができない。 そこで、柔軟なマツトであつて、しかも形状追
従性を高めるための液体(不凍液)を封入した補
助マツト7を第3図および第4図のように蓄冷マ
ツト2と被冷却物Aとの間に介在させると、蓄冷
マツト2を巻付けた際の縛着力で、補助マツト7
は一面では蓄冷マツト急冷面3の隙間に進入する
ようにして棒筒部4の凹凸になじみ、他面では被
冷却物外表面に密接してなじみ、蓄冷マツト2、
被冷却物Aのいずれに対しても最大の接触面積で
接する。このため、外部からの熱の進入がないと
共に、効率よく被冷却物が蓄冷剤1に奪熱される
ことになる。 補助マツト7に特に不凍液8を封入するのは、
該補助マツト7を蓄冷マツト2と共に冷凍した時
に、補助マツトの封入液を固形化させないためで
ある。 尚、第2図では補助マツト7の両面をフラツト
な面にしているが、蓄冷マツト急冷面3に接触す
る側を、該急冷面棒筒部4の凹凸に適合する襞部
を形成してもよい。 このように構成された急冷用クーラーは、非使
用時に、蓄冷マツト2と補助マツト7を共に冷凍
庫に収めて、蓄冷剤1が使用時に効率よく機能す
るように固形化させておく一方、補助マツト7も
充分に冷却して、使用時に補助マツト7が蓄冷剤
1による被冷却物Aの冷却を妨げることのないよ
うにしておき、被冷却物Aを急冷させる必要が生
じた時は、第3図および第4図のように補助マツ
ト7と蓄冷マツト2を被冷却物Aに巻付ける。こ
の巻付けた状態を保つためには第3図にみられる
ように、一番外周の断熱材6をマジツクテープ等
の止め具9で固定するのが望ましい。 第4図において、符号10に示すものは、断熱
性のあるコースタで、被冷却物Aを立てて急冷す
る場合に該被冷却物Aの底部を断熱するために用
いる。 蓄冷剤1の蓄冷温度は低い程、被冷却物Aと温
度差が大きくなり、冷却時間を短縮できるが、家
庭での使用を考えると、通常の家庭用電気冷蔵庫
の蓄冷に使用する冷凍室の温度標準は約−18℃な
ので、蓄冷温度は1〜2時間で蓄冷できる−10℃
以下が好ましい。これは、家庭じ冷し忘れた被冷
却物、例えばビールを最適飲料温度と思われる10
℃への到達時間を15分間以内に収めることを目安
としている。 下記第1表は、電気冷蔵庫の冷蔵室、冷凍室で
直接ビール瓶、スチール缶を冷却した場合と、蓄
冷マツト2のみを用いて急冷した場合、および蓄
冷マツト2と補助マツト7の双方を用いて急冷し
た場合の実験結果を示す比較である。蓄冷マツト
2は蓄冷剤を300g(−10℃仕様)を用い、補助マ
ツト7の不凍液としてグリセリン30%水溶液を
130g用いた。また、断熱材6は軟質高発泡ポリ
ウレタン層を10mm使用し、最外層にフイルム張布
を使用した。
水・酒類等を短時間に冷却するクーラーに関し、
特にこれらの被冷却物がビール瓶のように曲面を
有する容器である場合に有用な急冷用クーラーに
関する。 〔従来技術〕 家庭等において不意の来客その他時、飲料水・
酒類を冷し忘れていたために充分な接待ができ
ず、まごつくことは日常経験するところである。
このような場合、家の近くに酒屋等があり、また
開店している時間帯であればよいが、そうでない
時、例えば夜間時が問題で、ビール瓶等を慌てて
冷蔵庫に入れても飲み頃となる温度まで冷えるに
は相当の時間が必要である。 そこで、蓄冷剤を封入した急冷用マツトを常に
家庭用冷蔵庫等の冷凍室に保管しておき、前述の
ような冷し忘れが発生した時にそのビール瓶等の
被冷却物にこの急冷用マツトを当てて適温まで急
冷させることが従来提案された。 〔考案が解決しようとする問題点〕 ところで、上記急冷用マツトにあつては、蓄冷
剤が固形化している状態で使用するものであるか
ら、被冷却物がビール瓶のように曲面を有するも
のでは巻付け使用ができず、この巻付けを可能と
するためには急冷用マツトに蓄冷剤を分割封入
し、この分割封入部間にヒンジ機能を有せしめる
必要が生じる。 しかるに蓄冷剤の分割封入により急冷用マツト
に可撓性を与えても、第6図のように急冷用マツ
トBをビール瓶等被冷却物Aに巻付けた状態で
は、蓄冷剤が固形化しているため、急冷用マツト
Bと被冷却物Aとの接触面積が少なくなり、かつ
また符号Cに示すような隙間が発生して、急冷用
マツトBと被冷却物Aとにわたる熱の授受が効果
的になされず、また隙間Cを通して外部の熱が進
入するため、熱効率が悪く、被冷却物Aの急冷が
さほど効果的でない問題を発生していた。 この考案は熱効率が高く、従つて効果的にビー
ル瓶等被冷却物を急冷できるクーラーの提案を目
的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案は、共に全体が柔軟な合成樹脂シート
によつて製作された蓄冷マツトと補助マツトとを
用い、被冷却物に補助マツトを間に挟んで蓄冷マ
ツトを巻付ける急冷用クーラーであつて、上記蓄
冷マツトは補助マツトに接する急冷面側に、平行
区画された多数条の棒筒状内室を突設し、これら
棒筒状内室に蓄冷剤を分散封入して封入部間にヒ
ンジ機能を有せしめると共に、上記補助マツトは
全体が形状追従性を有し、かつ内部に不凍液を封
入した急冷用クーラーを特徴とする。 〔考案の作用〕 この考案によれば、蓄冷マツトおよび補助マツ
トを予め家庭用冷蔵庫等の冷凍室に保管しておく
ことにより、飲料水・酒類の冷し忘れが生じた時
は、この被冷却物に補助マツトと蓄冷マツトを巻
付けて急冷させることができるが、蓄冷剤は蓄冷
マツト中に分割封入されているから、蓄冷剤の固
形化状態のまま蓄冷マツトの蓄冷封入部間のビン
ジを利用してビール瓶等の曲面を有する被冷却物
に良好に巻付けることができると共に、蓄冷マツ
トと被冷却物との間に介在させた補助マツトは全
体が形状追従性を有することにより、一面では蓄
冷マツト急冷面の凹凸に密接してなじみ、他面で
は被冷却物の曲面に密接してなじみ、いずれも最
大の接触面積を確保するから、被冷却物表面から
効率よく迅速に蓄冷剤へ熱が移行する。 〔実施例〕 以下、この考案の一実施例を図面に用いて説明
する。 第1図は蓄冷剤(例えば食塩水)1が分割封入
された蓄冷マツト2で、柔軟性に富む合成樹脂シ
ート(例えばポリエチレン、ナイロン、ラミネー
トフイルム)2aにて製作された扁平マツト形状
を呈し、蓄冷剤1を分割封入するために、蓄冷マ
ツト急冷面3側に平行に区画された断面半円形そ
の他凸状の棒筒部4を突設し、この棒筒部4の内
室4aにそれぞれ蓄冷剤1が封入される。具体的
には棒筒部4は隣接棒筒部を熱溶着でシールして
区画形成され、故にこのシール部によつてヒンジ
部5が構成される。 蓄冷マツト2の急冷面3とは反対側面には断熱
材6が貼着され、蓄冷マツト使用時に蓄冷剤1を
外気と遮断して外界の熱が蓄冷剤1に流れること
を阻止し、冷却効率を高めるようにする。 従つて、断熱材6は蓄冷マツト2の変形に追従
すべく軟質材から構成されねばならないが、図面
に示すように蓄冷マツト2と一体構造にする必要
はない(但し、一体構造は使用上の便利さを産
む)。また、断熱材は空気マツトのようなもので
あつてもよい。 さらに、断熱材6を熱線反射効果のある膜体で
覆うと、一層熱効率が向上することは勿論であ
る。 第2図は全体が形状追従性を有する変形可能な
補助マツト7であつて、内部にジエチレングリコ
ール、グリセリンの如き不凍液8を封入した柔軟
性に富む合成樹脂シート7aから製作され、被冷
却物の冷却時に該被冷却物と蓄冷マツト2との間
に挟みまれる。即ち、先に述べたように蓄冷剤を
分割封入した蓄冷マツトであつては、これを直接
被冷却物Aに巻回すると、第6図と同様に蓄冷マ
ツトと被冷却物との接触面積が少なくなり、また
符号Cに示すような隙間が発生して熱損失が大き
くなり、被冷却物Aの急冷ができない。 そこで、柔軟なマツトであつて、しかも形状追
従性を高めるための液体(不凍液)を封入した補
助マツト7を第3図および第4図のように蓄冷マ
ツト2と被冷却物Aとの間に介在させると、蓄冷
マツト2を巻付けた際の縛着力で、補助マツト7
は一面では蓄冷マツト急冷面3の隙間に進入する
ようにして棒筒部4の凹凸になじみ、他面では被
冷却物外表面に密接してなじみ、蓄冷マツト2、
被冷却物Aのいずれに対しても最大の接触面積で
接する。このため、外部からの熱の進入がないと
共に、効率よく被冷却物が蓄冷剤1に奪熱される
ことになる。 補助マツト7に特に不凍液8を封入するのは、
該補助マツト7を蓄冷マツト2と共に冷凍した時
に、補助マツトの封入液を固形化させないためで
ある。 尚、第2図では補助マツト7の両面をフラツト
な面にしているが、蓄冷マツト急冷面3に接触す
る側を、該急冷面棒筒部4の凹凸に適合する襞部
を形成してもよい。 このように構成された急冷用クーラーは、非使
用時に、蓄冷マツト2と補助マツト7を共に冷凍
庫に収めて、蓄冷剤1が使用時に効率よく機能す
るように固形化させておく一方、補助マツト7も
充分に冷却して、使用時に補助マツト7が蓄冷剤
1による被冷却物Aの冷却を妨げることのないよ
うにしておき、被冷却物Aを急冷させる必要が生
じた時は、第3図および第4図のように補助マツ
ト7と蓄冷マツト2を被冷却物Aに巻付ける。こ
の巻付けた状態を保つためには第3図にみられる
ように、一番外周の断熱材6をマジツクテープ等
の止め具9で固定するのが望ましい。 第4図において、符号10に示すものは、断熱
性のあるコースタで、被冷却物Aを立てて急冷す
る場合に該被冷却物Aの底部を断熱するために用
いる。 蓄冷剤1の蓄冷温度は低い程、被冷却物Aと温
度差が大きくなり、冷却時間を短縮できるが、家
庭での使用を考えると、通常の家庭用電気冷蔵庫
の蓄冷に使用する冷凍室の温度標準は約−18℃な
ので、蓄冷温度は1〜2時間で蓄冷できる−10℃
以下が好ましい。これは、家庭じ冷し忘れた被冷
却物、例えばビールを最適飲料温度と思われる10
℃への到達時間を15分間以内に収めることを目安
としている。 下記第1表は、電気冷蔵庫の冷蔵室、冷凍室で
直接ビール瓶、スチール缶を冷却した場合と、蓄
冷マツト2のみを用いて急冷した場合、および蓄
冷マツト2と補助マツト7の双方を用いて急冷し
た場合の実験結果を示す比較である。蓄冷マツト
2は蓄冷剤を300g(−10℃仕様)を用い、補助マ
ツト7の不凍液としてグリセリン30%水溶液を
130g用いた。また、断熱材6は軟質高発泡ポリ
ウレタン層を10mm使用し、最外層にフイルム張布
を使用した。
以上詳述したことによつて明らかなように、こ
の考案によるときは、多数の棒筒状内室を平行に
突設させた蓄冷マツトの急冷面がわと、被冷却物
との間に形状追従性を有し、かつ内部に不凍液を
封入した補助マツトを介在させるようにしたの
で、冷し忘れたビール瓶等の被冷却物を、効率よ
く、かつ迅速に急冷させることができる。
の考案によるときは、多数の棒筒状内室を平行に
突設させた蓄冷マツトの急冷面がわと、被冷却物
との間に形状追従性を有し、かつ内部に不凍液を
封入した補助マツトを介在させるようにしたの
で、冷し忘れたビール瓶等の被冷却物を、効率よ
く、かつ迅速に急冷させることができる。
図面はこの考案にかかる急冷用クーラーの実施
例を示し、第1図は上記急冷用クーラーのうち蓄
冷マツトを示す一部破断斜視図、第2図は急冷用
クーラーのうち補助マツトを示す一部破断斜視
図、第3図は急冷用クーラーの使用状態を示す平
面図、第4図は第3図−線矢視切断図、第5
図は実験結果を示すグラフである。第6図は従来
の急冷マツトの問題を説明する図である。 1……蓄冷剤、2……蓄冷マツト、3……急冷
面、4……棒筒部、7……補助マツト、8……不
凍液。
例を示し、第1図は上記急冷用クーラーのうち蓄
冷マツトを示す一部破断斜視図、第2図は急冷用
クーラーのうち補助マツトを示す一部破断斜視
図、第3図は急冷用クーラーの使用状態を示す平
面図、第4図は第3図−線矢視切断図、第5
図は実験結果を示すグラフである。第6図は従来
の急冷マツトの問題を説明する図である。 1……蓄冷剤、2……蓄冷マツト、3……急冷
面、4……棒筒部、7……補助マツト、8……不
凍液。
Claims (1)
- 共に全体が柔軟な合成樹脂シートによつて製作
された蓄冷マツトと補助マツトとを用いて、被冷
却物に補助マツトを間に挟んで蓄冷マツトを巻付
ける急冷用クーラーであつて、上記蓄冷マツトは
補助マツトに接する急冷面側に、平行区画された
多数条の棒筒状内室を突設し、これら棒筒状内室
に蓄冷剤を分散封入して封入部間にヒンジ機能を
有せしめると共に、上記補助マツトは全体が形状
追従性を有し、かつ内部に不凍液を封入したこと
を特徴とする急冷用クーラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986127436U JPH0522772Y2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986127436U JPH0522772Y2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6334973U JPS6334973U (ja) | 1988-03-07 |
JPH0522772Y2 true JPH0522772Y2 (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=31022186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986127436U Expired - Lifetime JPH0522772Y2 (ja) | 1986-08-20 | 1986-08-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522772Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5269368A (en) * | 1991-08-05 | 1993-12-14 | Vacu Products B.V. | Rechargeable temperature regulating device for controlling the temperature of a beverage or other object |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS586178B2 (ja) * | 1975-05-14 | 1983-02-03 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 通信アダプタ装置 |
JPS586179B2 (ja) * | 1973-06-01 | 1983-02-03 | カシオケイサンキ カブシキガイシヤ | インジキロクソウチ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50147266U (ja) * | 1974-05-22 | 1975-12-06 | ||
JPS586178U (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-14 | 日本軽金属株式会社 | シ−ト状蓄冷体 |
JPS586179U (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-14 | 日本軽金属株式会社 | 蓄冷体 |
-
1986
- 1986-08-20 JP JP1986127436U patent/JPH0522772Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS586179B2 (ja) * | 1973-06-01 | 1983-02-03 | カシオケイサンキ カブシキガイシヤ | インジキロクソウチ |
JPS586178B2 (ja) * | 1975-05-14 | 1983-02-03 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 通信アダプタ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6334973U (ja) | 1988-03-07 |
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