JPH05227673A - 二次電池の充電回路 - Google Patents

二次電池の充電回路

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JPH05227673A
JPH05227673A JP2923792A JP2923792A JPH05227673A JP H05227673 A JPH05227673 A JP H05227673A JP 2923792 A JP2923792 A JP 2923792A JP 2923792 A JP2923792 A JP 2923792A JP H05227673 A JPH05227673 A JP H05227673A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】周囲温度が高い場合でも短時間でほぼ100%
の充電ができる二次電池の充電回路を提供することを目
的とする。 【構成】I1,I2,I3なる電流(但し、I1≧I2
≧I3)を出力する充電用電源3〜5と、二次電池1に
対し第1〜第3の充電期間に充電用電源3〜5をそれぞ
れ接続する切替回路2と、電池1の温度がT1,T2,
T3なる設定温度(但し、T1≦T2≦T3)にそれぞ
れ達したことを検出する電圧比較器10〜12と、電池
1の温度変化率を検出する温度変化率検出回路8と、温
度変化率検出回路8の出力値と設定値を比較する電圧比
較器9と、第1〜第3の充電期間のそれぞれの開始と同
時に起動されるタイマー17〜19と、電圧比較器9〜
12およびタイマー17〜19の出力により切替回路2
を制御する充電制御回路14とを有する二次電池の充電
回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二次電池の充電回路に係
り、特に充電時の二次電池の温度を検出して充電を制御
する充電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】二次電池を充電する方式は種々提案され
ているが、特に二次電池の温度変化を検出して充電を制
御する方式としては、例えば特開昭50−44432号
公報に記載された充電回路がある。この充電回路におい
ては、二次電池の温度が所定範囲内にあり、かつ温度変
化率が所定値以下のとき、急速充電電流を供給するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の充電回
路においては、例えばニッケル水素電池のように充電初
期や中期でも微小の発熱をするような二次電池を周囲温
度が高い状態で充電すると、充電末期に達する以前に電
池の温度が所定値を越えてしまい、著しい充電不足とな
ることがある。
【0004】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、周囲温度が高い場合でも充電不足
がなく、常に短時間でほぼ100%の充電ができる二次
電池の充電回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る二次電池の充電回路は以下の(a)〜
(f)により構成される。 (a)二次電池を充電するためのI1,I2およびI3
なる電流(但し、I1≧I2≧I3)をそれぞれ出力す
る第1、第2および第3の充電用電源、(b)前記二次
電池に対し第1の充電期間に第1の充電用電源、第2の
充電期間に第2の充電用電源、第3の充電期間に第3の
充電用電源をそれぞれ接続する切替手段、(c)前記二
次電池の温度がT1,T2およびT3なる第1、第2お
よび第3の設定温度(但し、T1≦T2≦T3)にそれ
ぞれ達したことを検出して検出出力を発生する第1、第
2および第3の温度検出手段、(d)前記二次電池の時
間に対する温度変化率を検出する温度変化率検出手段
と、前記二次電池の充電中の前記温度変化率検出手段の
出力値と設定値とを比較して、出力値が設定値に達した
とき反転出力を発生する比較手段と、第1、第2および
第3の充電期間のそれぞれの開始と同時に起動される第
1、第2および第3のタイマー、(e)第1の充電期間
中に前記比較手段の反転出力、前記第1の温度検出手段
の検出出力および前記第1のタイマーの限時出力のいず
れかが発生したとき第2の充電期間に移行し、第2の充
電期間中に前記比較手段の反転出力、前記第2の温度検
出手段の検出出力および前記第2のタイマーの限時出力
のいずれかが発生したとき第3の充電期間に移行し、第
3の充電期間中に前記第3の温度検出手段の検出出力お
よび前記第3のタイマーの限時出力のいずれかが発生し
たとき第3の充電期間を終了するように前記切替手段を
制御する制御手段、(f)第1および第2の充電期間の
それぞれの開始から所定時間の間は前記比較手段の反転
出力の発生による前記制御手段の制御動作を禁止する手
段。なお、第3の設定温度T3は第1および第2の設定
温度T1,T2に対して、T3=2×T2−T1の関係
に設定されることが好ましい。
【0006】また、制御手段の制御動作を禁止する上記
(f)の手段においては、第1の充電期間の開始からの
制御動作禁止時間Taと、第2の充電期間の開始からの
制御動作禁止時間Tbとの関係がTa≦Tbであること
が望ましい。
【0007】
【作用】二次電池、例えばニッケル水素蓄電池では、充
電初期や中期でも多少発熱して温度が上昇し、充電末期
になると電池内部からの発熱が急激に多くなり、発熱と
放熱がバランスするまで表面温度が上昇する。充電電流
が大きくなるほど、充電末期はもちろん充電初期や中期
での温度上昇率も大きくなり、特に温度の高い状態で急
速充電した場合、電池温度は異常に高くなる。
【0008】また、電池内部で発生する熱が電池表面ま
で伝わるのに時間的遅れがあり、さらに電池温度を検知
するためのサーミスタ等の温度センサにも応答に時間遅
れがあるために、充電電流が大きくなるほど急速充電を
停止させる設定温度を低くする必要がある。そのため周
囲温度が高いと、前述のように充電不足となることがあ
る。
【0009】本発明では第1、第2および第3の3段階
の充電期間が設定され、それぞれの充電電流I1、I2
およびI3はI1≧I2≧I3のように、第1、第2お
よび第3の充電期間の順に小さく設定される。そして、
充電制御は次のようにして行われる。
【0010】すなわち、第1および第2の充電期間では
電池の温度変化率が設定値に達するか、電池の温度が設
定温度T1,T2に達するか、または充電時間が設定値
に達するかのいずれかの条件が満たされたとき次の段階
の充電期間に移行する。第3の充電期間では電池の温度
が設定温度T3に達するか、または充電時間が所定値に
達するかのいずれかの条件か満たされたときに充電が終
了する。
【0011】このような充電制御を行うことにより、例
えば周囲温度が高い状態で電流I1により急速充電した
場合のように、電池温度が短時間で第1の設定温度T1
に達した場合でも、これより高い第2の設定温度T2に
電池温度が達するか、または電池の温度変化率が設定値
に達するか、あるいは第2のタイマーの限時時間に達す
るまで急速充電時より少ない電流I2で補充電が行われ
る。さらに、補充電の後は、電池温度が第3の設定温度
T3に達するか、あるいは第3のタイマーの限時時間に
達するまで補充電時よりさらに少ない電流I3でトリク
ル充電が行われる。従って、周囲温度が高い場合でも充
電不足になることがなく、短時間でほぼ100%の充電
が行われる。
【0012】さらに、第1および第2充電期間では電池
の温度変化率、電池の温度および充電時間に基づく3重
の充電制御を行い、第3の充電期間では電池の温度およ
び充電時間に基づく2重の充電制御を行うため、安全性
が向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る二次電池の充電
回路のブロック図である。
【0014】図1において、二次電池(以下、単に電池
という)1は例えばニッケル水素電池であり、三つのス
イッチSW1,SW2,SW3からなる切替回路2を介
して第1、第2および第3の充電用電源3,4,5に選
択的に接続される。スイッチSW1,SW2,SW3に
は、トランジスタ、サイリスタまたはリレー等が使用さ
れる。第1の充電用電源3は急速充電用、第2の充電用
電源4は補充電用、また第3の充電用電源5はトリクル
充電用であり、いずれも交流電源の出力を整流して直流
出力を得るか、または他の比較的大容量の電池が使用さ
れる。
【0015】ここで、第1、第2のおよび第3の充電用
電源3,4,5の出力電流をそれぞれI1,I2,I3
とすると、これらはI1≧I2≧I3なる関係に設定さ
れている。
【0016】温度センサ6は電池1に内蔵されるか、ま
たは電池1に近接して設置されて電池1の温度に対応し
た出力を得る素子であり、例えばサーミスタが使用され
る。温度センサ6の出力信号は、温度変換回路7に入力
される。温度変換回路7は、例えば温度センサ6の出力
を温度変化に対してほぼ直線的に変化する電圧値Vtに
変換して出力する回路である。以下は、温度変化に対す
る電圧値Vtの変化の直線の傾きが負の場合について説
明する。
【0017】温度変換回路7の出力端子は、温度変化率
検出回路8の入力端子に接続されている。温度変化率検
出回路8は電池1の温度変化率を検出する回路であり、
例えば微分回路によって構成され、電池1の温度変化に
対応した電圧値の出力Vt′を発生する。以下、温度変
化率検出回路8を構成する微分回路の利得を負として説
明する。
【0018】温度変化率検出回路8の出力端子は、比較
手段である電圧比較器9の反転入力端子に接続される。
電圧比較器9の非反転入力端子には、設定値Vk0が入
力されている。電圧比較器9は、温度変化率検出回路8
の出力Vt′が設定値Vk0に達すると、出力が高レベ
ルから低レベルに反転して、電池1の温度上昇率が設定
値Vk0に相当する温度上昇率に達したことを示す反転
出力を発生する。この電圧比較器9の出力は、NOR回
路13の一方の入力端子を介して充電制御回路14の入
力端子aに入力される。
【0019】温度変換回路7の出力端子は、3つの電圧
比較器10,11,12の反転入力端子にも接続されて
いる。電圧比較器10,11,12の非反転入力端子に
は、基準電圧Vk1,Vk2,Vk3がそれぞれ印加さ
れている。
【0020】電圧比較器10は温度センサ6および温度
変換回路7と共に第1の温度検出手段を構成し、温度セ
ンサ6の検出温度が上昇し温度変換回路7の出力Vtが
低下して基準電圧Vk1に達すると、電圧比較器10の
出力が低レベルから高レベルに反転することによって、
電池1の温度が基準電圧Vk1に相当する第1の設定温
度T1に達したことを示す検出出力を発生する。
【0021】電圧比較器11は温度センサ6および温度
変換回路7と共に第2の温度検出手段を構成し、温度セ
ンサ6の検出温度が上昇し温度変換回路7の出力Vtが
低下して基準電圧Vk2に達すると、電圧比較器11の
出力が低レベルから高レベルに反転することによって、
電池1の温度が基準電圧Vk2に相当する第2の設定温
度T2に達したことを示す検出出力を発生する。
【0022】電圧比較器12は温度センサ6および温度
変換回路7と共に第3の温度検出手段を構成し、温度セ
ンサ6の検出温度が上昇し温度変換回路7の出力Vtが
低下して基準電圧Vk3に達すると、電圧比較器12の
出力が低レベルから高レベルに反転することによって、
電池1の温度が基準電圧Vk3に相当する第3の設定温
度T3に達したことを示す検出出力を発生する。
【0023】ここで、第1、第2および第3の設定温度
T1,T2,T3は、T1≦T2≦T3の関係に設定さ
れ、従って3つの基準電圧の大小関係は、Vk1≧Vk
2≧Vk3に設定されている。電圧比較器10,11,
12の出力は、充電制御回路14の入力端子b,c,d
にそれぞれ入力される。
【0024】充電制御回路14の出力端子g,h,i
は、切替回路2内のスイッチSW1,SW2,SW3の
制御端子にそれぞれ接続されるとともに、第1、第2お
よび第3のタイマー17,18,19の入力端子にもそ
れぞれ接続されている。タイマー17,18,19の出
力端子は、充電制御回路14の入力端子j,k,lにそ
れぞれ接続されている。
【0025】本実施例の充電回路の動作をスタートさせ
るためのスタートパルスは、充電制御回路14の入力端
子fとOR回路15の一方の入力端子を介して第4のタ
イマー16に入力され、第4のタイマー16の出力はN
OR回路13の他方の入力端子に入力され、OR回路1
5の他方の入力端子は充電制御回路14の出力端子hに
接続されている。これらNOR回路13、OR回路15
および第4のタイマー16は、第1および第2の充電期
間のそれぞれれの開始から所定時間の間は、電圧比較器
9からの反転出力による充電制御回路14の制御動作を
禁止するために設けられている。
【0026】次に、図1の実施例の充電回路の動作を図
2の波形図を参照して説明する。図2において(a)は
充電電流の変化、(b)は電池1の温度変化、(c)は
第4のタイマー16の出力を示している。
【0027】<第1の充電期間>充電回路の電源投入時
またはスイッチ操作等に連動して発生するスタートパル
スが充電制御回路14の入力端子fに印加されると、制
御回路14の出力端子gから出力信号が発生される。こ
れにより切替回路2のスイッチSW1がオン状態となっ
て第1の充電期間が開始し、電池1は第1の充電用電源
3から電流I1で急速充電され始める。また、これと同
時に第1のタイマー17が起動される。
【0028】ここで、第1の充電期間が進み、やがて充
電末期に近付くと、図2(b)に示すように電池1の温
度が急激に上昇し始める。電池1の温度は、温度センサ
6により電気信号に変換され、さらに温度変換回路7に
より温度にほぼ反比例した電圧値の出力Vtに変換され
る。この温度変換回路7の出力Vtは、温度変化率検出
回路8に入力され、時間に対する電池1の温度変化率に
対応した電圧値の出力Vt′が得られる。この温度変化
率検出回路8の出力Vt′は、充電初期や中期では0ま
たは0に近い値であるが、充電末期になると急激に上昇
する。電圧比較器9は、温度変化率検出回路8出力V
t′と設定値Vk0を比較し、 Vt′≧Vk0
【0029】となった時点で、その出力が高レベルから
低レベルへと転じ、反転出力を発生する。この反転出力
は、NOR回路13を介して充電制御回路14の入力端
子aに入力される。この時点では、電池1はまだ100
%には充電されていない。
【0030】なお、充電回路の電源投入と同時に第1の
充電期間が開始するように構成した場合、第1の充電期
間の開始と同時に温度センサ6に電流が供給され始め
る。このため温度センサ6が自己発熱により若干温度上
昇を生じ、温度変化率検出回路8の出力Vt′が設定値
Vk0を越え、電圧比較器9が反転出力を発生すること
がある。この場合、第1の充電期間の開始後、電池1の
温度が上昇しなくとも第2の充電期間に移行してしま
い、充電不足になることがある。このような不具合を避
けるため、この実施例ではスタートパルスがOR回路1
5を介して第4のタイマー16に入力されることにより
NOR回路13の他方の入力端子を該タイマー16の限
時時間taの間だけ高レベルに保ち、この間は反転出力
が発生しても充電制御回路14の入力端子aに電圧比較
器9の反転出力が加わらないようにしている。
【0031】温度変換回路7の出力Vtは電圧比較器1
0,11,12にも入力され、基準電圧Vk1,Vk
2,Vk3と比較される。電池1の温度が基準電圧Vk
1に相当する第1の設定温度T1まで上昇すると、電圧
比較器10が検出出力を発生する。この検出出力は充電
制御回路14の入力端子bに入力される。一方、第1の
タイマー17は予め設定された時間(限時時間)t1に
達すると、限時出力を発生する。この限時出力は充電制
御回路14の入力端子jに入力される。
【0032】第1の充電期間中、充電制御回路14は入
力端子aにOR回路13を介して入力される電圧比較器
9の反転出力と、入力端子bに入力される電圧比較器1
0の検出出力および入力端子jに入力される第1のタイ
マー17の限時出力を監視しており、これらのうち最初
に発生した出力により、切替回路2のスイッチを制御す
る出力信号を発生する出力端子がgからhに変化する。
【0033】<第2の充電期間>上述のように第1の充
電期間において、電圧比較器9の反転出力、電圧比較器
10の検出出力および第1のタイマー17の限時出力の
いずれかの発生により、充電制御回路14の出力端子h
から出力信号が発生すると、切替回路2のスイッチSW
2がオン状態となって第2の充電期間に移行する。この
第2の充電期間では、電池1は第2の充電用電源4から
電流I2で補充電され始める。また、これと同時に第2
のタイマー18が起動される。
【0034】第2の充電期間において充電電流I2での
補充電が進み、ほぼ100%充電が行われると、電池1
の温度が再び上昇し始める。電圧比較器9は、温度変化
率検出回路8の出力Vt′と設定値Vk0とを比較し、 Vt′≧Vk0
【0035】となった時点で、その出力が高レベルから
低レベルへと転じ、反転出力を発生する。この反転出力
は、NOR回路13を介して充電制御回路14の入力端
子aに入力される。なお、第1の充電期間中に電池1の
温度が急上昇し、温度変化率検出回路8の出力Vt′が Vt′≧k0
【0036】となり、電圧比較器9が反転出力を発生し
て第2の充電期間に移行した場合、充電電流がI1から
I2へと減少しても、電池1の温度上昇率は暫くの間、
一定に保たれる。従って第2の充電期間に移行した直後
の温度変化率検出回路8の出力Vt′は、依然として Vt′≧k0
【0037】であり、電圧比較器9が反転出力を発生す
る。このため第2の充電期間が開始しても、直ぐに第3
の充電期間に移行してしまうことがあり、充電不足とな
ることがある。このような不具合を避けるため、この実
施例では充電制御回路14の出力端子hより発生する出
力信号がOR回路15を介して第4のタイマー16に入
力されることにより、NOR回路13の他方の入力端子
を該タイマー16の限時時間taの間だけ高レベルに保
ち、この間は反転出力が発生しても充電制御回路14の
入力端子aに電圧比較器9の反転出力が加わらないよう
にしている。
【0038】次に、電池1の温度が基準電圧Vk2に相
当する第2の設定温度T2まで上昇すると、電圧比較器
11が検出出力を発生する。この検出出力は、充電制御
回路14の入力端子cに入力される。一方、第2のタイ
マー18は予め設定された時間(限時時間)t2に達す
ると、限時出力を発生する。この限時出力は充電制御回
路14の入力端子kに入力される。
【0039】第2の充電期間中、充電制御回路14は入
力端子aにOR回路13を介して入力される電圧比較器
9の反転出力と、入力端子cに入力される電圧比較器1
1の検出出力および入力端子kに入力される第2のタイ
マー18の限時出力を監視しており、これらのうち最初
に発生した出力により、切替回路2のスイッチを制御す
る出力信号を発生する出力端子がhからiに変化する。
【0040】<第3の充電期間>上述のように第2の充
電期間において、電圧比較器9の反転出力、電圧比較器
11の検出出力および第2のタイマー18の限時出力の
いずれかの発生により、充電制御回路14の出力端子i
から出力信号が発生すると、切替回路2のスイッチSW
3がオン状態となって第3の充電期間に移行し、電池1
は第3の充電用電源5から電流I3で補充電され始め
る。また、これと同時に第3のタイマー19が起動され
る。第3のタイマー19は予め設定された時間(限時時
間)t3に達すると、限時出力を発生する。この限時出
力は充電制御回路14の入力端子lに入力される。
【0041】第3の充電期間において充電が進み、それ
に伴い電池1の温度が上昇して温度変換回路7の出力V
tが第3の設定温度T3に相当する基準電圧Vk3に達
すると、電圧比較器12は検出出力を発生する。
【0042】第3の充電期間中、充電制御回路14は入
力端子dに入力される電圧比較器12の検出出力および
入力端子lに入力される第3のタイマー19の限時出力
を監視しており、これらのうち最初に発生した出力によ
り、出力端子iからの出力信号の発生を停止する。これ
により切替回路2のスイッチSW3がオフ状態となっ
て、一連の充電動作が終了する。
【0043】本発明は、次のように種々変形して実施が
可能である。例えば上記実施例において、第3の設定温
度T3を第1の設定温度T1と第2の設定温度T2とで
一義的に決定するようにしてもよい。すなわち、第3の
充電期間の充電電流I3は第1の充電期間の充電電流I
1に比較して小さい電流であるから、I3で過充電した
としたも電池1の温度上昇はほとんどない。電圧比較器
12が検出出力を発生するのは、周囲温度が高い場合、
あるいは充電回路が故障してI3の電流値が異常に大き
くなった場合である。このため、第3の設定温度T3は
精度を必要としない。そこで、例えば第3の設定温度T
3に対応する基準電圧Vk3を第1および第2の設定温
度T1,T2に対応する基準電圧Vk1,Vk2から、
次のようにして求めてもよい。 Vk3=2×Vk2−k1 この場合、第3の設定温度T3は第1および第2の設定
温度T1,T2に対して、 T3=2×T2−T1 の関係に設定される。このようにすると、設定が容易と
なる。
【0044】また、実施例では電圧比較器9の反転出力
の発生による充電制御回路14の制御動作を禁止する時
間を、第1および第2の充電期間のそれぞれの開始から
の時間とも第4のタイマー16の限時時間taとした
が、タイマーをさらに追加することにより、これらの制
御動作禁止時間を異ならせてもよい。その場合、第1の
充電期間の開始からの制御動作禁止時間Taと、第2の
充電期間の開始からの制御動作禁止時間Tbとの関係を
Ta≦Tbに設定することが望ましい。
【0045】また、第3のタイマー19の限時時間を無
限大にしてもよく、また第3の充電期間終了後も微小電
流で充電を続けてもよい。このようにすると、電池の自
己放電による電池容量の減少を防ぐことができる。
【0046】さらに、充電開始時に電池のテストを行
い、所定の条件を満たしたとき第1の充電期間を開始す
るようにしても良い。例えば充電開始時に電流I2で充
電し、電池1の電圧が所定の範囲内で、電池の温度が所
定の範囲内の場合に第1の充電期間を開始し、充電開始
時から所定時間経過しても電池の電圧と電池の温度がそ
れぞれ所定の範囲内に入らない場合は、第1の充電期間
を開始させないようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明による充電回
路は、I1,I2,I3なる電流(但し、I1≧I2≧
I3)を出力する第1〜第3の充電用電源と、二次電池
に対し第1〜第3の充電期間に充電用電源をそれぞれ接
続する切替回路と、電池の温度がT1,T2,T3なる
設定温度(但し、T1≦T2≦T3)にそれぞれ達した
ことを検出する第1〜第3の温度検出器と、電池の温度
変化率を検出する温度変化率検出回路と、温度変化率検
出回路の出力値と設定値を比較する比較器と、第1〜第
3の充電期間のそれぞれの開始と同時に起動される第1
〜第3のタイマーと、第1〜第3の温度検出回路と比較
器および第1〜第3のタイマーの出力により切替回路を
制御する充電制御回路とを有し、第1および第2の充電
期間では電池の温度変化率が設定値に達するか、電池の
温度が設定温度T1,T2に達するか、または充電時間
が設定値に達するかのいずれかの条件が満たされたとき
次の段階の充電期間に移行し、第3の充電期間では電池
の温度が設定温度T3に達するか、または充電時間が所
定値に達するかのいずれかの条件か満たされたときに充
電が終了する。
【0048】従って、短時間でほぼ100%の充電が可
能であり、電池の温度が高い場合でも充電不足になるこ
とはない。さらに、第1および第2充電期間では電池の
温度変化率、電池の温度および充電時間に基づく3重の
充電制御を行い、第3の充電期間では電池の温度および
充電時間に基づく2重の充電制御を行うため、安全性が
向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る二次電池の充電回路の
構成を示すブロック図
【図2】図1の充電回路の動作を説明するための波形図
【符号の説明】
1…二次電池 2…切替回路 3…第1の充電用電源 4…第2の充電
用電源 5…第3の充電用電源 6…温度センサ 7…温度変換回路 8…温度変化率
検出回路 9〜12…電圧比較器 14…充電制御
回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次電池を充電するためのI1,I2およ
    びI3なる電流(但し、I1≧I2≧I3)をそれぞれ
    出力する第1、第2および第3の充電用電源と、 前記二次電池に対し第1の充電期間に第1の充電用電
    源、第2の充電期間に第2の充電用電源、第3の充電期
    間に第3の充電用電源をそれぞれ接続する切替手段と、 前記二次電池の温度がT1,T2およびT3なる第1、
    第2および第3の設定温度(但し、T1≦T2≦T3)
    にそれぞれ達したことを検出して検出出力を発生する第
    1、第2および第3の温度検出手段と、 前記二次電池の時間に対する温度変化率を検出する温度
    変化率検出手段と、 前記二次電池の充電中の前記温度変化率検出手段の出力
    値と設定値とを比較して、出力値が設定値に達したとき
    反転出力を発生する比較手段と、 第1、第2および第3の充電期間のそれぞれの開始と同
    時に起動される第1、第2および第3のタイマーと、 第1の充電期間中に前記比較手段の反転出力、前記第1
    の温度検出手段の検出出力および前記第1のタイマーの
    限時出力のいずれかが発生したとき第2の充電期間に移
    行し、第2の充電期間中に前記比較手段の反転出力、前
    記第2の温度検出手段の検出出力および前記第2のタイ
    マーの限時出力のいずれかが発生したとき第3の充電期
    間に移行し、第3の充電期間中に前記第3の温度検出手
    段の検出出力および前記第3のタイマーの限時出力のい
    ずれかが発生したとき第3の充電期間を終了するように
    前記切替手段を制御する制御手段と、 第1および第2の充電期間のそれぞれの開始から所定時
    間の間は前記比較手段の反転出力の発生による前記制御
    手段の制御動作を禁止する手段とを具備することを特徴
    とする二次電池の充電回路。
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