JPH10136577A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JPH10136577A
JPH10136577A JP28953796A JP28953796A JPH10136577A JP H10136577 A JPH10136577 A JP H10136577A JP 28953796 A JP28953796 A JP 28953796A JP 28953796 A JP28953796 A JP 28953796A JP H10136577 A JPH10136577 A JP H10136577A
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JP
Japan
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charging
voltage
battery
comparator
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JP28953796A
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Inventor
Takeshi Yoshida
毅 吉田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量の2次電池を安全・確実に急速充電で
きる充電装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 定電流制御を行うチョッパ回路2と、チ
ョッパ回路2に制御信号を送るコンパレータ6と、コン
パレータ6の基準電圧回路と、コンパレータ6と接続さ
れる基準電圧回路4を切り換える切り換え回路5と、充
電電流検出回路8とを有する。コンパレータ6と接続さ
れる少なくとも2つ以上の基準電圧回路4を切り換える
ことで、充電する電流値の切換及び充電電流のON/O
FFを行う。電圧の切換のみで充電電流を切り換えでき
るので、安価な切り換え素子の使用を可能とし、また切
り換え素子における損失は極めて少なくすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池を充電する充
電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電池を電源とする装置ではマンガ
ン乾電池に代表される充電不可能な1次電池から、次第
にニッケルカドミウム蓄電池や小型鉛シール蓄電池に代
表される、充電して何度も繰り返し使用できる2次電池
が多く使用されるようになってきている。2次電池はど
うしても1次電池よりもエネルギー密度が低いために1
次電池と同じ電池容量を得たいときはより大きな電池を
使う必要があった。そのため2次電池はたゆまなく高容
量化が図られてきた。
【0003】その一方で2次電池に対しては短時間で充
電を行う急速充電の要求も大変に強い。急速充電は電池
にとって一般的にサイクル特性と呼ばれる充・放電を繰
り返すことができる回数やその他特性への影響も大き
く、充電電流・電圧を精密に制御する必要がある。2次
電池の高容量化に従って、特に充電電流は次第に大きな
値となることが多くなり、しかも高精度の制御が要求さ
れるようになってきた。以下、従来の充電装置を図面を
使用して説明する。
【0004】図7は従来の充電装置のブロック図であ
る。1は充電装置に電源を供給する電源回路、3は電池
電圧を検出する電池電圧検出回路、7は電池電圧検出回
路3から充電電圧の情報の伝達を受けて、充電電流切換
回路11及び充電停止回路13の動作を制御して充電動
作の制御を行う充電制御回路、9は充電される対象であ
る2次電池、11は充電電流を決める抵抗R1・R2を
トランジスタQ1・Q2によって切り換えることによっ
て充電電流を切り換える充電電流切換回路、12はトラ
ンジスタQ3、ダイオードD1と充電電流切換回路11
の一部でもある抵抗R1又はR2から構成されるシリー
ズ型の定電流回路、13は定電流回路12の動作を制御
し、充電動作を開始、停止する充電停止回路である。
【0005】図8は2次電池の充電を行った場合の一般
的な電池電圧及び充電電流の時間変化を示したグラフで
あり、グラフ中のi1は急速充電を行っている間の電流
値、i2は急速充電終了後に行われる補充電の電流値、
t0は充電が始まる時点、t1は急速充電が終了し、補
充電に移行する時点、t2は充電が終了する時点であ
る。
【0006】以下、従来の充電装置の動作を図8・図7
を使用して説明する。この充電装置に2次電池9が接続
されると、充電制御回路7は電池電圧検出回路3からの
電圧値の情報を受けて、急速充電が可能かどうかの判断
を行う。一般的に充電開始時に電池の電圧が高すぎたり
低すぎたりした場合には、2次電池の状態が急速充電に
は不敵と判断されて急速充電は行われない。
【0007】さて、電池電圧が一定の範囲内で急速充電
が可能だと判断されれば、充電制御回路7は充電電流設
定用のトランジスタQ1及び定電流制御用のトランジス
タQ3・Q4・Q5をONにするような信号を出力す
る。急速充電用の電流i1は、電源回路1=>Q1=>
R1=>Q3=>2次電池9の経路で流れる。この時の
急速充電の電流値i1は、i1=(V1−Vbe)/R
1・・・(1)なる一定値となるように、Q3・D1・
R1によって制御される。この急速充電の期間は図8に
おいては、t0〜t1に該当する。この間、電池電圧は
次第に上昇する。一般的にニッケルカドミウム電池・ニ
ッケル水素電池は満充電が近づくと、図8のt1付近の
電池電圧カーブのように電池電圧が一旦ピークを示した
後、電圧が漸減する特徴がある。これは−△V(マイナ
スデルタブイ)と呼ばれている。この−△V現象を充電
制御回路7が電池電圧検出回路3を通して検出すると、
充電制御回路7は2次電池9がほぼ満充電になったと判
断して、トランジスタQ1をOFF、トランジスタQ2
をONにするような信号を出力して、充電電流を急速時
の値i1から補充電時の電流値i2に変更する。これは
図8において充電時間t1における動作に該当する。こ
の時、補充電の電流値i2は、i2=(V1−Vbe)
/R2・・・(2)なる一定値となるように、Q3・D
1・R2によって制御される。一般的に補充電の電流値
は急速充電時の電流値の1/10以下の値が選ばれる。
この補充電の期間は図8においては、t1〜t2に該当
する。十分に補充電が行われた後、充電制御回路7はト
ランジスタQ2・Q3・Q4・Q5をOFFにする信号
を出力して、充電停止回路13を制御し、定電流回路1
2の動作を停止して一連の充電動作は終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
充電装置ではシリーズ型の定電流回路を使用しているた
めに制御用トランジスタの消費電力が多い。また、大容
量の2次電池を急速充電するためには大電流を精密に制
御する必要があり、大電流用の制御素子に多大なコスト
がかかり、またハイレベルでの制御はどうしても精度が
悪くなりやすいという欠点を有していた。
【0009】そこで本発明は、大容量の2次電池を安全
・確実に急速充電できる充電装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、充電
装置に電力を提供する電源回路と、電源回路に接続さ
れ、充電電流を制御するチョッパ回路と、チョッパ回路
に制御信号を供給するコンパレータと、コンパレータの
第1の入力に接続される少なくとも2つの異なる基準電
圧を切り換える基準電圧切り換え手段と、基準電圧切り
換え手段と接続される少なくとも2つの異なる基準電圧
生成手段と、コンパレータの第2の入力に接続され、充
電電流を検出してコンパレータに伝達する電流検知手段
と、基準電圧切り換え手段の動作を制御する制御手段
と、制御手段に接続されて、電池電圧を検知し伝達する
電池電圧検知手段とを備え、基準電圧生成手段の切り換
えによって充電状態が変化するようにした。
【0011】請求項2の発明は、充電装置に電力を供給
する電源回路と、電源回路に接続され、充電電流を制御
するチョッパ回路と、チョッパ回路に制御信号を供給す
るコンパレータと、コンパレータの第1の入力に接続さ
れる可変電圧生成手段と、コンパレータの第2の入力に
接続され、充電電流を検出してコンパレータに伝達する
電流検知手段と、可変電圧生成手段の動作を制御する制
御手段と、制御手段に接続されて、電池電圧を伝達する
電池電圧検知手段とを備え、可変電圧生成手段の出力電
圧によって充電状態が変化するようにした。
【0012】請求項3の発明は、充電装置に電力を供給
する電源回路と、電源回路に接続され、充電電流を制御
するチョッパ回路と、チョッパ回路に制御信号を供給す
るコンパレータと、コンパレータの第1の入力に接続さ
れる少なくとも2つの異なる基準電圧を切り換える基準
電圧切り換え手段と、基準電圧切り換え手段と接続され
る少なくとも2つの異なる基準電圧生成手段と、コンパ
レータの第2の入力に接続され、電池電圧を検出してコ
ンパレータに伝達する電圧検知手段と、基準電圧切り換
え手段の動作を制御する制御手段と、制御手段に接続さ
れて、電池電圧を検知し伝達する電池電圧検知手段と、
充電電流を検出して制御手段に伝達する電流検知手段と
を備え、基準電圧生成手段の切り換えによって充電状態
が変化するようにした。
【0013】請求項4の発明は、充電装置に電力を供給
する電源回路と、電源回路に接続され、充電電流を制御
するチョッパ回路と、チョッパ回路に制御信号を供給す
るコンパレータと、コンパレータの第1の入力に接続さ
れる可変電圧生成手段と、コンパレータの第2の入力に
接続され、電池電圧を検出してコンパレータに伝達する
電圧検知手段と、可変電圧生成手段の動作を制御する制
御手段と、制御手段に接続されて、電池電圧を伝達する
電池電圧検知手段と、充電電流を検出して制御手段に伝
達する電流検知手段とを備え、可変電圧生成手段の出力
電圧によって充電状態が変化するようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1の充電装置では、コンパ
レータと接続される少なくとも2つ以上の基準電圧生成
回路を切り換えることで、充電する電流値の切換及び充
電電流のON/OFFを行う。電圧の切換のみで充電電
流を切り換えできるので、安価な切り換え素子の使用を
可能とし、また切り換え素子における損失は極めて少な
くすることができる。
【0015】請求項2の充電装置では、基準電圧を連続
的に可変することで、充電電流の連続的な変更及び充電
のON/OFFを行う。基準電圧の可変で充電電流を可
変できるので、精密な制御ができる。
【0016】請求項3の充電装置では、コンパレータと
接続される少なくとも2つ以上の基準電圧生成回路を切
り換えることで、充電する電圧値の切り換え及び充電電
圧のON/OFFを行う。電圧の切換のみで充電電圧を
切り換えできるので、安価な切り換え素子の使用を可能
とし、また切り換え素子における損失は極めて少なくす
ることができる。
【0017】請求項4の充電装置では、基準電圧を連続
的に可変することで、充電電圧の連続的な変更及び充電
のON/OFFを行う。基準電圧の可変で充電電圧を可
変できるので、精密な制御ができる。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における充電装置のブロック図、図2は同充電装置
で2次電池を充電した場合の電池の端子電圧・充電電流
の変化を示したグラフである。1は充電装置に電源を供
給する電源回路、2はチョッパ回路、3は電池電圧を検
出する電池電圧検出回路、4は基準電圧回路、5は基準
電圧回路4とコンパレータ6の接続を切り換える切り換
え回路であって、スイッチ位置Aは基準電圧が0Vでコ
ンパレータ6がチョッパ回路2を常にOFFの状態に設
定するスイッチ位置、スイッチ位置Bは急速充電時の電
流が2次電池9に流れるような基準電圧をコンパレータ
6に与えるスイッチ位置、スイッチ位置Cは補充電時の
電流が2次電池9に流れるような基準電圧をコンパレー
タ6に与えるスイッチ位置、6は基準電圧回路4の出力
電圧と充電電流検出回路4の出力電圧の差を検出してチ
ョッパ回路2の制御信号とするコンパレータ、7は電池
電圧検出回路3の電圧を受けて充電状態を制御する充電
制御回路、8は充電電流を検出して電圧としてコンパレ
ータ6に与える充電電流検出回路、9は充電される対象
である2次電池である。
【0019】次に、この充電装置の動作を図1・図2を
参照して説明する。この充電装置に2次電池9が接続さ
れると、充電制御回路7は電池電圧検出回路3からの電
圧値の情報を受けて、急速充電が可能かどうかの判断を
行う。一般的に充電開始時に電池の電圧が高すぎたり低
すぎたりした場合には、2次電池9の状態が急速充電に
は不敵と判断されて急速充電は行われない。
【0020】さて、電池電圧が一定の範囲内で急速充電
が可能だと判断されれば、充電制御回路7は基準電圧切
り換え回路のスイッチをAからBの位置に設定変更す
る。コンパレータ6の非反転端子には抵抗R1・R2に
よって設定された基準電圧が与えられている。スイッチ
操作直後は未だ充電電流が流れ始めていないので、充電
電流検出回路8の出力電圧は0Vである。これはそのま
まコンパレータ6の反転端子に伝達され、当初コンパレ
ータ6・チョッパ回路2はONのままとなる。その結果
充電電流が2次電池9に流れ始め、充電電流検出回路8
の出力電圧も次第に上昇する。この電圧がR1・R2で
コンパレータ6に与えられた電圧と等しくなった瞬間、
コンパレータ6・チョッパ回路2はOFFとなる。この
一連の動作で、チョッパ回路→2次電池→充電電流検出
回路→コンパレータとなるループが形成され、充電電流
は充電電流検出回路8の出力電圧とR1・R2で決まる
電圧が等しくなるような、一定の値(図2においてi1
なる値)になるようにコンパレータ6及びチョッパ回路
2がON/OFFして制御される。このときチョッパ回
路2のトランジスタ及びダイオードはスイッチング動作
を行っているために、従来の充電装置におけるシリーズ
型の定電流回路におけるトランジスタよりも遙かに低損
失で動作することが可能である。また、充電電流が大き
い場合でもその制御は基準電圧回路4の電圧を基準とし
て行われるために、特にハイレベルの信号での制御が必
要となることもない。この急速充電の期間は図2におい
ては、t0〜t1に該当する。満充電の検出プロセスは
従来の充電装置の説明と同一なので省略する。
【0021】さて、満充電が検出されると、本実施の形
態の充電装置では、充電制御回路7が基準電圧切り換え
回路のスイッチの設定をCの位置に変更して補充電に適
した電流(図2においてi2なる値)に切り換える。こ
の補充電の期間は図2においては、t1〜t2に該当す
る。十分に補充電が行われた後、充電制御回路7は基準
電圧切り換え回路のスイッチの設定をAの位置に設定す
る。その結果、コンパレータ6及びチョッパ回路2の動
作が停止され一連の充電動作が終了する。
【0022】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2における充電装置のブロック図である。10は可変
抵抗素子RVによって構成されコンパレータ6に与える
基準電圧を任意に変更できる基準電圧回路である。
【0023】次に、図2・図3を参照して動作を説明す
る。この充電装置においては、基準電圧回路10は可変
抵抗素子RVで構成されるため、充電電流値の設定は必
要に応じて0から可変抵抗素子RVの最大値によって定
まる最大電流まで任意に設定することができる。
【0024】この充電装置に2次電池9が接続され、急
速充電が可能だと判断されれば、充電制御回路7は基準
電圧回路10の可変抵抗素子RVを制御して、チョッパ
回路2による充電電流が急速充電の電流値になるよう設
定する。このときの充電電流が一定値に制御されるプロ
セスは実施の形態1の充電装置と同一である。但し、本
実施の形態2の場合、制御電圧をある程度任意に設定で
きるために、充電する電池の容量・種別等を判別すれば
同一の回路で様々な種類の電池の充電を行うことができ
る。また、補充電時の充電電流も必要に応じて種々の値
を設定することができる。
【0025】以上、実施の形態1,2の充電装置では定
電流充電によって充電が行われ、ニッケルカドミウム電
池やニッケル水素電池等の充電に適している。
【0026】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3における充電装置のブロック図、図5は同充電装置
で2次電池を充電した場合の電池の端子電圧・充電電流
の変化を示したグラフである。実施の形態3においては
コンパレータ6の入力として電池電圧検出回路3を使用
する点が実施の形態1,2の充電装置と異なる。この充
電装置に2次電池9が接続され、急速充電が可能だと判
断されれば、充電制御回路7は基準電圧切り換え回路5
のスイッチをAからBの位置に設置変更する。充電開始
当初で、電池電圧が基準電圧に到達するまでは、定電流
充電が行われる。この過程は図5においてt0〜t1に
該当する。充電が進み、電池電圧が上昇し、電池電圧と
基準電圧が一致するようになると、コンパレータ6は電
池電圧検出回路3とR1・R2による基準電圧が等しく
なるようにチョッパ回路2を制御し、結果として2次電
池9に対しては一定の電圧(図5においてV1なる値)
での定電圧充電が行われる。この過程は図5においては
t1〜t2に該当する。この間、充電電流は図5に示す
ように漸減するカーブを示す。
【0027】一般に定電圧充電では、充電電流が一定値
以下に減少した時をもって満充電としている。図5にお
いてt2の時点で充電が更に進行し、満充電が検出され
ると、本実施の形態3の充電装置では、充電制御回路7
は基準電圧切り換え回路のスイッチの設定をAの位置に
設定する。その結果、コンパレータ6及びチョッパ回路
2の動作が停止され一連の充電動作が終了する。
【0028】(実施の形態4)図6の本発明の実施の形
態4における充電装置のブロック図である。
【0029】なお、実施の形態3の充電装置で2次電池
の充電を行った場合の電池電圧及び充電電流の時間変化
を示したグラフは、実施の形態3の図5と同じものであ
り、図5を参照すると共にグラフに関する説明を省略す
る。
【0030】この実施の形態4においては、基準電圧回
路10が可変抵抗素子RVで構成されている点が実施の
形態3の充電装置と異なる。
【0031】この充電装置に2次電池9が接続され、急
速充電が可能だと判断されれば、充電制御回路7は可変
抵抗素子RVで構成されて基準電圧回路10を急速充電
に適した基準電圧を出力するように設定する。充電開始
当初で、電池電圧が基準電圧に到達するまでは、定電流
充電が行われる。この過程は図5においてt0〜t1に
該当する。充電が進み、電池電圧が上昇し、電池電圧と
基準電圧が一致するようになると、2次電池9に対して
は一定の電圧(図5においてV1なる値)での定電圧充
電が行われる。この過程は図5においてはt1〜t2に
該当する。この間、充電電流は図5に示すように漸減す
るカーブを示す。
【0032】図5においてt2の時点で充電電流が一定
値以下となって満充電が検出されると、充電制御回路7
は基準電圧回路10の基準電圧を0Vに設定して、チョ
ッパ回路2の動作を停止し、一連の充電動作が終了す
る。本実施の形態4の充電装置の場合、定電圧充電時の
充電電圧をある程度任意に設定できるために、充電する
電池の容量・種別等を判別すれば同一の回路で様々な種
類の電池の充電を行うことができる。
【0033】以上の実施の形態3,4の充電装置では定
電流・定電圧充電を行うことから、リチウムイオン電池
・鉛畜電池等を充電するのに適している。なお、実施の
形態2、4の充電装置において、基準電圧回路の構成要
素として可変抵抗素子を使用したが、外部からの制御に
よって出力電圧を可変できる種々の素子、例えば周波数
/電圧変換素子(F/Vコンバータ)、D/Aコンバー
タが使用できる。また、充電対象としてニッケルカドミ
ウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、鉛
電値を取り挙げたが、金属リチウム電池、ニッケル亜鉛
電池、非水電解液系電池、固体電解質系電池等の充電に
応用できることは勿論である。
【0034】以上のように、実施の形態1の充電装置で
は、コンパレータと接続される少なくとも2つ以上の基
準電圧生成回路を切り換えることで、充電する電流値の
切換及び充電電流のON/OFFを行う。電圧の切換の
みで充電電流を切り換えできるので、安価な切り換え素
子の使用を可能とし、また切り換え素子における損失は
極めて少なくすることができる。
【0035】実施の形態2の充電装置では、基準電圧を
連続的に可変することで、充電電流の連続的な変更及び
充電のON/OFFを行う。また、基準電圧の可変で充
電電流を可変できるので、精密な制御が可能となり、種
々の電池の充電を同一の装置で行える。
【0036】実施の形態3の充電装置では、コンパレー
タと接続される少なくとも2つ以上の基準電圧生成回路
を切り換えることで、充電電圧値の切り換え及び充電電
圧のON/OFFを行う。また、電圧の切換のみで充電
電圧を切り換えできるので、安価な切り換え素子の使用
を可能とし、また切り換え素子における損失は極めて少
なくすることができる。
【0037】実施の形態4の充電装置では基準電圧を連
続的に可変することで、充電電圧の連続的な変更及び充
電のON/OFFを行う。基準電圧の可変で充電電圧を
可変できるので、精密な制御が可能となり、種々の電池
の充電を同一の装置で行える。
【0038】
【発明の効果】請求項1・3の充電装置では、基準電圧
を切り換えることで、請求項2・4の充電装置では、基
準電圧を任意に可変することで大容量の2次電池を充電
する場合においても、充電電流・充電電圧の制御を安価
な素子を使用して容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における充電装置のブロ
ック図
【図2】本発明の実施の形態1における充電装置で2次
電池を充電した場合の電池を端子電圧・充電電流の変化
を示したグラフ
【図3】本発明の実施の形態2における充電装置のブロ
ック図
【図4】本発明の実施の形態3における充電装置のブロ
ック図
【図5】本発明の実施の形態3における充電装置で2次
電池を充電した場合の電池を端子電圧・充電電流の変化
を示したグラフ
【図6】本発明の実施の形態4における充電装置のブロ
ック図
【図7】従来の充電装置のブロック図
【図8】一般的な電池電圧及び充電電流の時間変化を示
したグラフ
【符号の説明】
1 電源回路 2 チョッパ回路 3 電池電圧検出回路 4 基準電圧回路 5 切り換え回路 6 コンパレータ 7 充電制御回路 8 充電電流検出回路 9 2次電池 10 基準電圧回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池を充電する充電装置であって、充電装
    置に電力を供給する電源回路と、前記電源回路に接続さ
    れ、充電電流を制御するチョッパ回路と、前記チョッパ
    回路に制御信号を供給するコンパレータと、前記コンパ
    レータの第1の入力に接続される少なくとも2つの異な
    る基準電圧を切り換える基準電圧切り換え手段と、前記
    基準電圧切り換え手段と接続される少なくとも2つの異
    なる基準電圧生成手段と、コンパレータの第2の入力に
    接続され、充電電流を検出してコンパレータに伝達する
    電流検知手段と、前記基準電圧切り換え手段の動作を制
    御する制御手段と、前記制御手段に接続されて、電池電
    圧を検知し伝達する電池電圧検知手段とを備え、前記基
    準電圧生成手段の切り換えによって充電状態が変化する
    ことを特徴とする充電装置。
  2. 【請求項2】電池を充電する充電装置であって、充電装
    置に電力を供給する電源回路と、前記電源回路に接続さ
    れ、充電電流を制御するチョッパ回路と、前記チョッパ
    回路に制御信号を供給するコンパレータと、前記コンパ
    レータの第1の入力に接続される可変電圧生成手段と、
    コンパレータの第2の入力に接続され、充電電流を検出
    してコンパレータに伝達する電流検知手段と、前記可変
    電圧生成手段の動作を制御する制御手段と、前記制御手
    段に接続されて、電池電圧を伝達する電池電圧検知手段
    とを備え、前記可変電圧生成手段の出力電圧によって充
    電状態が変化することを特徴とする充電装置。
  3. 【請求項3】電池を充電する充電装置であって、充電装
    置に電力を供給する電源回路と、前記電源回路に接続さ
    れ、充電電流を制御するチョッパ回路と、前記チョッパ
    回路に制御信号を供給するコンパレータと、前記コンパ
    レータの第1の入力に接続される少なくとも2つの異な
    る基準電圧を切り換える基準電圧切り換え手段と、前記
    基準電圧切り換え手段と接続される少なくとも2つの異
    なる基準電圧生成手段と、コンパレータの第2の入力に
    接続され、電池電圧を検出してコンパレータに伝達する
    電圧検知手段と、前記基準電圧切り換え手段の動作を制
    御する制御手段と、前記制御手段に接続されて、電池電
    圧を検知し伝達する電池電圧検知手段と、充電電流を検
    出して前記制御手段に伝達する電流検知手段とを備え、
    前記基準電圧生成手段の切り換えによって充電状態が変
    化することを特徴とする充電装置。
  4. 【請求項4】電池を充電する充電装置であって、充電装
    置に電力を供給する電源回路と、前記電源回路に接続さ
    れ、充電電流を制御するチョッパ回路と、前記チョッパ
    回路に制御信号を供給するコンパレータと、前記コンパ
    レータの第1の入力に接続される可変電圧生成手段と、
    コンパレータの第2の入力に接続され、電池電圧を検出
    してコンパレータに伝達する電圧検知手段と、前記可変
    電圧生成手段の動作を制御する制御手段と、前記制御手
    段に接続されて、電池電圧を伝達する電池電圧検知手段
    と、充電電流を検出して前記制御手段に伝達する電流検
    知手段とを備え、前記可変電圧生成手段の出力電圧によ
    って充電状態が変化することを特徴とする充電装置。
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