JPH05227368A - イメージセンサ及びその製造方法 - Google Patents

イメージセンサ及びその製造方法

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JPH05227368A
JPH05227368A JP4061456A JP6145692A JPH05227368A JP H05227368 A JPH05227368 A JP H05227368A JP 4061456 A JP4061456 A JP 4061456A JP 6145692 A JP6145692 A JP 6145692A JP H05227368 A JPH05227368 A JP H05227368A
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JP
Japan
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pseudo
photoelectric conversion
sensor
substrate
conversion element
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Application number
JP4061456A
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English (en)
Inventor
Satoru Murakami
悟 村上
Hiromi Maeda
博巳 前田
Takeji Yamawaki
竹治 山脇
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャパシタンスキック除去のための疑似ブロ
ックを備えたイメージセンサをさらに小形化する。 【構成】 疑似ブロック42を設けた疑似センサ基板2
0をセンサ基板18とは別に配設し、センサ基板18の
取り出し端子34と疑似センサ基板20の取り出し端子
44とをワイヤーボンディングにより接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ,イメー
ジスキャナ,デジタル複写機,電子黒板などの原稿読み
取り部に使用されるイメージセンサに関し、さらに詳し
くは、原稿読み取りに直接関与しない疑似光電変換素子
を備えたイメージセンサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリなどの原稿読み取り
部には、縮小光学系が必要なCCD型のイメージセンサ
に代わって、原稿を等倍で読み取ることができる密着型
のイメージセンサが使用されている。
【0003】ここでは、従来のイメージセンサとして、
フォトダイオードとブロッキングダイオードとを用いた
マトリクス駆動方式のものを例に簡単に説明する。
【0004】たとえば図9に示すように、駆動用IC10
0 や信号処理用IC102 などが実装されたプリント基板
104 上に、センサ基板106 が貼着されて構成されたモジ
ュール構造のイメージセンサ108 がある。このセンサ基
板106 は、図10及び図11に示すように、光電変換素
子であるフォトダイオード110 と、スイッチング素子で
あるブロッキングダイオード112 と、フォトダイオード
110 から電気信号を導き出すためのチャンネル配線114
とがガラス基板116 上に形成されて構成されている。こ
れらのダイオード110,112 は一定個数毎にブロック118
に区分されていて、ブロッキングダイオード112 はブロ
ック118 毎に共通に接続され、フォトダイオード110 は
ブロック118 間で相対的に同じ位置にあるもの同士でチ
ャンネル配線114 により共通に接続されている。さらに
このセンサ基板106 には、最初のブロック118aよりも前
部に、疑似フォトダイオード120 と疑似ブロッキングダ
イオード122 とから成る疑似ブロック124 が設けられて
いる。この疑似ブロック124 は最初の駆動パルスが立ち
上がる時に生じるキャパシタンスキックを低減するため
に必要なもので、疑似フォトダイオード120 は原稿読み
取りに直接関与しない疑似光電変換素子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、疑似フ
ォトダイオード120 及び疑似ブロッキングダイオード12
2 は、有効なフォトダイオード110 及び有効なブロッキ
ングダイオード112 とほぼ同一特性を有するように同一
形状にされているため、センサ基板106 の全長が疑似ブ
ロック124 分だけ長くなるという問題があった。この疑
似ブロック124 により長くなる部分Aの大きさは、1ブ
ロック118 当たりのフォトダイオード110の数、つまり
チャンネル数によって決定されるもので、たとえば素子
密度が8dots/mmの場合には、16チャンネルで2mm、
32チャンネルで4mm、48チャンネルで6mmとなる。
【0006】特にファクシミリ用のイメージセンサ108
の場合は、図9に示すように、原稿サイズに合わせるた
め、イメージセンサ108 の全長を長くして長手方向で対
称にする必要がある。このため、疑似ブロック124 が前
部だけに設けられている場合であっても、後部に無効な
部分Aが生じてしまうという問題があった。
【0007】このような問題を解決するため、フォトダ
イオードなどの形状を変更して細長くしたり、あるいは
図12に示すように、疑似ブロック126 をチャンネル配
線114 の反対側に配設することが考えられるが、短辺方
向の幅が広くなり、製造コストが上がるという問題があ
る。さらに図13に示すように、疑似ブロック128 を分
割してその一部をチャンネル配線114 の端部に配設する
ことも考えられるが、この疑似ブロック128 と有効なブ
ロック118 とではチャンネル配線114 に対する位置関係
が異なるため、浮遊容量が異なり、キャパシタンスキッ
クが完全に相殺されないなど、ノイズが発生し易いとい
う問題がある。
【0008】そこで本発明者らは、これらの問題を解決
し、疑似光電変換素子を備えた小形のイメージセンサを
提供するため鋭意検討を重ねた結果、本発明に至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るイメージセ
ンサの要旨とするところは、基板上に複数の光電変換素
子と該光電変換素子に直接又は間接に接続された1又は
2以上の配線とが形成されて成るセンサ基板を備えるイ
メージセンサにおいて、前記基板とは別の基板上に前記
光電変換素子とほぼ同一特性を有する疑似光電変換素子
が形成されて成る疑似センサ基板が前記センサ基板とは
別に配設され、かつ、該疑似センサ基板の疑似光電変換
素子と前記センサ基板の配線とが直接又は間接に接続さ
れたことにある。
【0010】一方、本発明に係るイメージセンサの製造
方法の要旨とするところは、基板上に複数の光電変換素
子と該光電変換素子に直接又は間接に接続された1又は
2以上の配線とが形成されて成るセンサ基板を備えるイ
メージセンサの製造方法において、前記センサ基板の基
板となる母基板上に、前記光電変換素子を形成するとと
もに疑似光電変換素子をも形成し、該母基板を所定箇所
で切断することにより、前記センサ基板と前記疑似光電
変換素子が形成されて成る疑似センサ基板とに分離し、
該疑似センサ基板の疑似光電変換素子と前記センサ基板
の配線とを直接又は間接に接続することにある。
【0011】
【作用】かかるイメージセンサによれば、疑似光電変換
素子が形成された疑似センサ基板がセンサ基板とは別に
配設されていて、センサ基板に疑似光電変換素子を形成
する必要がないので、センサ基板の全長は有効な光電変
換素子を形成するのに必要な長さで十分である。したが
って、センサ基板の全長は疑似光電変換素子を形成する
のに必要であった長さ分だけ短くなる。特にファクシミ
リ用のイメージセンサの場合にあっては、センサ基板自
体を対称にできるので、イメージセンサの全長を長くす
る必要がない。なお、光電変換素子と疑似光電変換素子
とは異なる基板上に形成されているが、疑似光電変換素
子とセンサ基板の配線とは直接又は間接に接続されてい
るので、光電変換素子と疑似光電変換素子とが同一基板
上に形成されている場合と同様に、キャパシタンスキッ
クは十分に低減されることになる。
【0012】一方、本発明に係るイメージセンサの製造
方法は、上述したイメージセンサを製造する一つの方法
である。かかる製造方法によれば、疑似光電変換素子が
光電変換素子とともに母基板上に形成された後、この母
基板が所定箇所で切断されることによって、センサ基板
と疑似センサ基板とに分離される。さらに、疑似センサ
基板の疑似光電変換素子とセンサ基板の配線とが直接又
は間接に接続され、上述したイメージセンサが製造され
ることになる。このため、センサ基板の光電変換素子と
疑似センサ基板の疑似光電変換素子とは同一工程で形成
されているので、ほぼ同一特性を有することになる。し
たがって、光電変換素子と疑似光電変換素子とが同一基
板上に形成されている場合と同様に、キャパシタンスキ
ックは完全に低減されることになる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係るイメージセンサ及びその
製造方法の実施例について、図面に基づき詳しく説明す
る。
【0014】図2において符号10は、本発明に係るイ
メージセンサの一実施例である。このイメージセンサ1
0は、駆動用IC12や信号処理用IC14などが実装
されたプリント基板16上に、原稿を読み取るためのセ
ンサ基板18と、このセンサ基板18とは別に疑似セン
サ基板20とが貼着されて構成されている。
【0015】このセンサ基板18は、図1に示すよう
に、光電変換素子であるフォトダイオード22と、スイ
ッチング素子であるブロッキングダイオード24と、こ
れらのフォトダイオード22から電気信号を導き出すた
めのチャンネル配線26とがガラスなどの基板28上に
形成されて構成され、従来のように疑似フォトダイオー
ドや疑似ブロッキングダイオードは形成されていない。
これらフォトダイオード22とブロッキングダイオード
24とは一定個数毎にブロック30に区分されていて、
ブロッキングダイオード24のアノード端子はブロック
30毎に共通に接続され、フォトダイオード22のアノ
ード端子はブロック30間で相対的に同じ位置にあるも
の同士でチャンネル配線26により共通に接続されてい
る。さらにこのセンサ基板18には、信号処理用IC1
4と接続するための取り出し端子32だけでなく、その
反対側にも同様に取り出し端子34が形成されている。
【0016】一方、疑似センサ基板20は、疑似フォト
ダイオード36と疑似ブロッキングダイオード38とが
ガラスなどの基板40上に形成されて構成され、これら
疑似フォトダイオード36と疑似ブロッキングダイオー
ド38とにより疑似ブロック42が構成されている。こ
れらの疑似フォトダイオード36は原稿読み取りに直接
関与しない疑似光電変換素子で、光電変換素子であるフ
ォトダイオード22とほぼ同一特性を有するようにされ
ている。さらにこの疑似センサ基板20には、上述した
センサ基板18の取り出し端子32,34と同様に、疑
似フォトダイオード36のアノード端子から一直線に引
き出された取り出し端子44が形成されている。そし
て、これらの取り出し端子44がセンサ基板18の取り
出し端子34とワイヤーボンディングなどにより接続さ
れている。また、この疑似センサ基板20上の疑似ブロ
ッキングダイオード38の共通端子46には、駆動用I
C12の端子のうち最初の駆動パルスが出力される端子
が接続されている。
【0017】このイメージセンサ10はマトリクス駆動
方式によって作動させられるもので、図3に示すよう
に、駆動パルスV0,1,... n は駆動用IC12によ
り疑似ブロック42から有効なブロック30へと順番に
印加される。したがって、従来のイメージセンサと同様
に、疑似ブロック42に印加された駆動パルスV0 が立
ち下がる時、最初の有効なブロック30aに印加される
駆動パルスV1 が立ち上がり、しかも疑似ブロック42
は全体として有効なブロック30とほぼ同一形態を成
し、有効なブロック30と電気的に等価になっているた
め、それぞれの時に生じるキャパシタンスキックはほぼ
完全に相殺されることになる。
【0018】キャパシタンスキック低減のための疑似ブ
ロック42がセンサ基板18とは別の疑似センサ基板2
0上に形成されているので、センサ基板18の全長は疑
似ブロック42の分だけ短くなっているが、キャパシタ
ンスキックは従来と同様にほぼ完全に相殺されるのであ
る。たとえば素子密度が8dots/mmの場合、16チャン
ネルで2mm、32チャンネルで4mm、48チャンネルで
6mm短くなる。また、センサ基板18の短辺方向の幅は
従来と同じで、大幅なコストアップにもならない。さら
に、このセンサ基板18を備えたイメージセンサ、特に
ファクシミリ用などのイメージセンサ10では、センサ
基板18自体が対称であるため、イメージセンサ10の
全長を長くする必要がない。したがって、従来のイメー
ジセンサよりも、たとえば素子密度が8dots/mmの場
合、16チャンネルで4mm、32チャンネルで8mm、4
8チャンネルで12mm短くなる。
【0019】また、疑似センサ基板20の配置は自由で
あるから実装マージンは極めて大きい。さらに、疑似フ
ォトダイオード36の遮光も容易である。すなわち、疑
似フォトダイオード36を金属などで遮光する場合には
容量変化によってキャパシタンスキックの相殺不良が生
じることがあるが、たとえば疑似センサ基板20上に黒
色樹脂をコーティングするだけでよい。
【0020】一方、このイメージセンサ10を製造する
には、図4に示すように、まずガラスなどの大形母基板
48上にフォトダイオード22を形成すると同時に、疑
似フォトダイオード36をも形成し、この母基板48を
所定箇所で切断してセンサ基板18と疑似センサ基板2
0とに分離する。次いで、これらをプリント基板16上
に隣接させて貼着するとともに駆動用IC12や信号処
理用IC14などを実装し、センサ基板18の取り出し
端子34と疑似センサ基板20の取り出し端子44とを
ワイヤーボンディングなどにより接続すれば、上述した
イメージセンサ10が製造される。
【0021】このように疑似フォトダイオード36をフ
ォトダイオード22と同一工程で形成しているため、疑
似フォトダイオード36はフォトダイオード22とほぼ
同一特性を有することとなる。しかも、従来のセンサ基
板の製造方法とさほど大きな変わりはなく、疑似フォト
ダイオード36を備えた疑似センサ基板20を容易かつ
安価に作製することができる。
【0022】なお、センサ基板18と疑似センサ基板2
0とをあえて個別に形成する必要はなく、図5に示すよ
うに、疑似フォトダイオード36のアノード端子もチャ
ンネル配線26によりフォトダイオード22のアノード
端子と接続されるように形成しておけば、センサ基板1
8と疑似センサ基板20とを同時に検査することがで
き、特に検査工程が複雑なることもない。
【0023】以上、本発明に係るイメージセンサ及びそ
の製造方法の一実施例を詳述したが、本発明は上述した
実施例に限定されることなく、その他の態様でも実施し
得るものである。
【0024】たとえば図6に示すように、取り出し端子
50が1箇所だけに形成されたセンサ基板52と、取り
出し端子54,56が2箇所に形成された疑似センサ基
板58とを隣接して配設し、疑似センサ基板58の一方
の取り出し端子54をセンサ基板52の取り出し端子5
0と接続し、他方の取り出し端子56を信号処理IC1
4と接続したものでもよい。なお、これらセンサ基板5
2と疑似センサ基板58とは、図7に示すように、プリ
ント基板16上に貼着されてイメージセンサ60を構成
している。
【0025】また図8に示すように、疑似センサ基板6
2上に2ブロック以上の疑似ブロック42を設けてもよ
い。本実施例のように疑似ブロック42の数は多い方が
キャパシタンスキックを有効に除去できる点で好ましい
のであるが、従来のような形態では多数の疑似ブロック
を設けるとセンサ基板の全長が長くなるとともに対称性
も大幅に崩れてしまうため、多くても2〜3ブロック程
度が限度であった。ところが本発明では、相当数の疑似
ブロック42を設けてもセンサ基板18の全長が長くな
ることはなく、延いてはイメージセンサの全長が長くな
ることもない。さらに、たとえば疑似ブロックを2つ設
けた場合には、一方の疑似ブロックをキャパシタンスキ
ックの相殺用とし、他方の疑似ブロックをダークノイズ
を除去するための暗リファレンス用としてもよい。
【0026】またこれまでの実施例では、駆動用IC1
2の配置との関係上、疑似センサ基板20,58,62
をセンサ基板18,52の端部で接続しているが、セン
サ基板18,52の中央部などに取り出し端子を設け、
この取り出し端子と疑似センサ基板20,58,62の
取り出し端子44,54とを接続してもよい。
【0027】一方、本発明だけではキャパシタンスキッ
クの相殺が不十分な場合には、本発明者らが既に提案し
た発明を併せて適用するのが好ましい。
【0028】たとえば特願平3−326980号に開示
したように、駆動パルスが立ち上がる時に立ち下がると
ともに立ち下がる時に立ち上がる疑似駆動パルスを疑似
フォトダイオードに印加し、立ち上がり時と立ち下がり
時とに生じるキャパシタンスキックの残留成分を含む区
間で積分して、これらを完全に相殺するようにしたもの
を併せて適用してもよい。
【0029】また特願平3−270329号に開示した
ように、有効なブロックの前部に疑似ブロックを2つ以
上を設けておき、有効なブロックに駆動パルスを印加す
る前に、これらの疑似ブロックに繰り返し2回以上駆動
パルスを印加するようにしたものを併せて適用してもよ
い。
【0030】さらに特願平3−168800号に開示し
たように、フォトダイオードに駆動パルスを印加した直
後に補正用駆動パルスを印加し、駆動パルスを印加した
とき流れる電流を時間積分して得た信号出力から補正用
駆動パルスを印加したとき流れる電流を時間積分して得
た補正用出力を差し引き、さらに疑似フォトダイオード
に駆動パルス又は補正用駆動パルスが立ち上がる時に立
ち下がり、立ち下がる時に立ち上がる疑似駆動パルスを
印加することにより、キャパシタンスキックを除去する
とともにダークノイズを除去するようにしたものを併せ
て適用してもよいのである。
【0031】また、チャンネル数は何ら限定されるもの
でなく、たとえば16チャンネルの場合はチャンネル配
線の数が16本となり、1チャンネルの場合はチャンネ
ル配線の数は1本となる。
【0032】さらに、フォトダイオードとブロッキング
ダイオードとの配置が反対で、ブロッキングダイオード
のアノード端子又はカソード端子がチャンネル配線と接
続されたものでもよい。この場合、光電変換素子である
フォトダイオードはブロッキングダイオードを介してチ
ャンネル配線と接続されていることになるから、フォト
ダイオードはチャンネル配線と直接に接続されているの
ではなく、間接に接続されていることになる。したがっ
て、疑似光電変換素子である疑似フォトダイオードもチ
ャンネル配線と間接に接続されていることになる。ま
た、フォトダイオードがTFTなどのスイッチング素子
を介して間接にチャンネル配線に接続されたものでもよ
く、あるいは光電変換素子としてCdS-CdSeなどを用いた
光電導型のものでもよい。さらに、マトリクス駆動方式
に限定されるものでもないなど、本発明はこのような読
み取り方式に直接関係するものでないので、何ら限定さ
れるものではない。
【0033】その他、密着型のイメージセンサだけでな
く、ロッドレンズアレイなど必要としない完全密着型の
イメージセンサにも適用し得るなど、本発明はその主旨
を逸脱しない範囲内で当業者の知識に基づき種々なる改
良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。
【発明の効果】本発明に係るイメージセンサは、疑似光
電変換素子が形成された疑似センサ基板がセンサ基板と
は別に配設されているため、この疑似光電変換素子の分
だけセンサ基板を短くすることができる。したがって、
このセンサ基板を備えたイメージセンサ、特にファクシ
ミリ用のイメージセンサの全長を短くでき、従来よりも
小形のイメージセンサを提供できる。しかも疑似センサ
基板の配置は自由であるから実装マージンは大きく、さ
らに疑似光電変換素子の遮光も容易で、たとえば疑似セ
ンサ基板上に黒色樹脂をコーティングするだけでよい。
また、疑似光電変換素子とセンサ基板の配線とは接続さ
れているため、疑似光電変換素子が光電変換素子と同一
基板上に形成されている場合と同様に、キャパシタンス
キックは十分に低減される。
【0034】一方、本発明に係るイメージセンサの製造
方法は、光電変換素子と疑似光電変換素子とを同一工程
で形成しているため、光電変換素子とほぼ同一特性を有
する疑似光電変換素子を備えた疑似センサ基板を、容易
かつ安価に作製することができる。しかもキャパシタン
スキックは、疑似光電変換素子が光電変換素子と同一基
板上に形成されている場合と同様に、ほぼ完全に低減さ
れるなど、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイメージセンサの一実施例におけ
るセンサ基板及び疑似センサ基板を示す配線図である。
【図2】図1に示したセンサ基板及び疑似センサ基板を
備えたイメージセンサを示す平面図である。
【図3】図1及び図2に示したセンサ基板及び疑似セン
サ基板に印加される駆動パルスを示すタイムチャートで
ある。
【図4】図1及び図2に示したイメージセンサの製造方
法を説明するための母基板を示す平面図である。
【図5】図4に示した母基板の一部を拡大して示す平面
図である。
【図6】本発明に係るイメージセンサの他の実施例にお
けるセンサ基板及び疑似センサ基板を示す配線図であ
る。
【図7】図6に示したセンサ基板及び疑似センサ基板を
備えたイメージセンサを示す平面図である。
【図8】本発明に係るイメージセンサのさらに他の実施
例におけるセンサ基板及び疑似センサ基板を示す配線図
である。
【図9】従来のイメージセンサの一例を示す平面図であ
る。
【図10】図9に示したイメージセンサにおけるセンサ
基板を拡大して示す配線図である。
【図11】図9及び図10に示したイメージセンサにお
けるセンサ基板を拡大して示す平面図である。
【図12】従来のイメージセンサにおける他のセンサ基
板を示す一部配線図である。
【図13】従来のイメージセンサにおけるさらに他のセ
ンサ基板を示す一部配線図である。
【符号の説明】
10,60;イメージセンサ 18,52;センサ基板 20,58,62;疑似センサ基板 22;フォトダイオード(光電変換素子) 26;チャンネル配線(配線) 28;センサ基板の基板 36;疑似フォトダイオード(疑似光電変換素子) 40;疑似センサ基板の基板 48;母基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に複数の光電変換素子と該光電変
    換素子に直接又は間接に接続された1又は2以上の配線
    とが形成されて成るセンサ基板を備えるイメージセンサ
    において、 前記基板とは別の基板上に前記光電変換素子とほぼ同一
    特性を有する疑似光電変換素子が形成されて成る疑似セ
    ンサ基板が前記センサ基板とは別に配設され、かつ、該
    疑似センサ基板の疑似光電変換素子と前記センサ基板の
    配線とが直接又は間接に接続されたことを特徴とするイ
    メージセンサ。
  2. 【請求項2】 基板上に複数の光電変換素子と該光電変
    換素子に直接又は間接に接続された1又は2以上の配線
    とが形成されて成るセンサ基板を備えるイメージセンサ
    の製造方法において、 前記センサ基板の基板となる母基板上に、前記光電変換
    素子を形成するとともに疑似光電変換素子をも形成し、 該母基板を所定箇所で切断することにより、前記センサ
    基板と前記疑似光電変換素子が形成されて成る疑似セン
    サ基板とに分離し、 該疑似センサ基板の疑似光電変換素子と前記センサ基板
    の配線とを直接又は間接に接続することを特徴とするイ
    メージセンサの製造方法。
JP4061456A 1992-02-14 1992-02-14 イメージセンサ及びその製造方法 Withdrawn JPH05227368A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098164A1 (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Konica Minolta Opto, Inc. 撮像装置及び電子機器

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