JPH05227271A - ガイダンス送出時の頭出し方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者に対し、あまり時間をかけずにガイダ
ンスの開始点からガイダンスを聴取できる送出時の頭出
し方法を提供する。 【構成】 利用者から回線６に着信があると、これを信
号検出回路１が検出し、この着信した回線６とリングバ
ックトーン音源回路２を接続してリングバックトーンを
送出する。次に、ガイダンス音源回路のうち、最も早く
ガイダンスの開始点に到達したガイダンス音源回路３Ｂ
と回線６とを接続することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、着信呼にガイダンスを
送出する場合の頭出し方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、天気予報サービス等のテレホンサ
ービスにおいては、これらのサービスに利用者からの呼
が着信すると、単に空いているガイダンス音源回路に当
該着信回線を接続する方法が採られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、利用者は
必ずしもガイダンスの開始点からガイダンスを聴取でき
るとは限らず、ガイダンス長の１〜２倍の時間を経過し
ないとガイダンスの開始点から終了点まで全体を聴取す
ることができないという欠点があった。このため、着信
回線毎に１：１でガイダンス音源回路を設備することに
より、各々の着信に対してガイダンスの開始点からガイ
ダンスを送出できるようにする対策が採られているが、
ガイダンス音源回路の設備費が増大するという欠点があ
った。

【０００４】本発明の目的は、上記のような従来技術の
欠点を解消し、着信呼に送出するガイダンスの頭出しが
安価な構成により実現できるようにしたガイダンス送出
時の頭出し方法を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係るガイダンス
送出時の頭出し方法は、回線への着信があると、まず、
リングバックトーン音源回路へ当該着信回線を接続して
リングバックトーンを送出し、次にガイダンス音源回路
の内、最も早くガイダンスの開始点に到達したガイダン
ス音源回路に着信回線を接続して前記ガイダンスを送出
するものである。

【０００６】

【作用】本発明においては、回線への着信があると、リ
ングバックトーン音源回路へリングバックトーンを送出
し、最も早くガイダンス開始点に到達したガイダンス音
源回路にガイダンスを送出するので、利用者は時間をか
けずに開始点からガイダンスを聴取できる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明について説明する。図１は本発
明の一実施例の構成を示すブロック図であり、１は信号
検出回路、２はリングバックトーン音源回路、３Ａ，３
Ｂはガイダンス音源回路、４は切替回路、５は制御回
路、６は回線である。

【０００８】信号検出回路１は回線６への着信を検出す
る機能を持ち、リングバックトーン音源回路２は通常の
リングバックトーンを送出する機能を持ち、ガイダンス
音源回路３Ａ，３Ｂは開始点の時刻がそれぞれ異なるガ
イダンスを繰り返し送出する機能を持ち、切替回路４は
回線６とリングバックトーン音源回路２あるいは回線６
とガイダンス音源回路３Ａまたは３Ｂとを接続する機能
を持つ。また、制御回路５は、これらの切り替えを制御
する機能を持つ。

【０００９】次に、図２により本発明の実施例の動作手
順を説明する。この図は、開始点の時刻がガイダンス長
の１／２ずれた２つのガイダンス音源回路３Ａ，３Ｂで
構成した例である。図中の（１）〜（３）は前記制御回
路５の制御手順を示す。

【００１０】まず、回線６に利用者からの着信がある
と、信号検出回路１がこれを検出して（１）、この回線
６とリングバックトーン音源回路２を切替回路４で接続
し、リングバックトーンを送出する（２）。次に、ガイ
ダンス音源回路のうち、最も早くガイダンスの開始点に
到達したガイダンス音源回路、この場合、ガイダンス音
源回路３Ｂと回線６とを切替回路４により接続する
（３）。これにより、利用者がガインダスの開始点から
ガイダンスを聴取することができる。

【００１１】なお、ガイダンス音源回路３Ａ，３Ｂは、
単に音声テープを再生して出力するものでも、音声符号
化情報を音声に変換して出力するものでも、文字情報を
音声合成して出力するものでも同様であり、シングルチ
ャネル出力でもマルチチャネル出力でも同様である。

【００１２】なお、本動作原理は、呼が着信した時点で
直ちに適用しても、呼が着信してから何らかの処理を行
った後に適用しても同様である。また、公衆通信網内の
交換機，構内交換機、あるいは端末装置等のいずれに組
み込んで実現しても同様である。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回線へ
の着信があると、まず、リングバックトーン音源回路へ
当該着信回線を接続してリングバックトーンを送出し、
次に、ガイダンス音源回路のうち、最も早くガイダンス
の開始点に到達したガイダンス音源回路に前記着信回線
を接続して前記ガイダンスを送出するようになっている
ので、以下のような効果がある。 １）テレホンサービスにおいて、利用者は時間をかけず
に必ずガイダンスの開始点からガイダンスを聴取するこ
とができる。 ２）着信回線毎に１：１でガイダンス音源回路を設備し
なくても、各々の着信に対してガイダンスの開始点から
ガイダンスを送出することができる。 ３）したがって、ガイダンス音源回路の設備費を増大さ
せずに利用者に良好なサービスを提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

【図２】本発明の一実施例の動作手順を説明する図であ
る。

【符号の説明】

１ 信号検出回路 ２ リングバックトーン音源回路 ３Ａ ガイダンス音源回路 ３Ｂ ガイダンス音源回路 ４ 切替回路 ５ 制御回路 ６ 回線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 回線への着信を検出する信号検出回路
   と、開始点の時刻がそれぞれ異なるガイダンスを繰り返
   し送出する１ないし複数のガイダンス音源回路と、リン
   グバックトーンを送出するリングバックトーン音源回路
   と、前記１ないし複数のガイダンス音源回路あるいは前
   記リングバックトーン音源回路と回線との接続を切り替
   える切替回路と、これらの切り替えを制御する制御回路
   とを備え、前記回線への着信があると、まず、前記リン
   グバックトーン音源回路へ当該着信回線を接続してリン
   グバックトーンを送出し、次に、前記ガイダンス音源回
   路の内、最も早くガイダンスの開始点に到達したガイダ
   ンス音源回路に前記着信回線を接続して前記ガイダンス
   を送出することを特徴とするガイダンス送出時の頭出し
   方法。