JPH05227001A - 二線式電子スイッチ - Google Patents

二線式電子スイッチ

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JPH05227001A
JPH05227001A JP17916792A JP17916792A JPH05227001A JP H05227001 A JPH05227001 A JP H05227001A JP 17916792 A JP17916792 A JP 17916792A JP 17916792 A JP17916792 A JP 17916792A JP H05227001 A JPH05227001 A JP H05227001A
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JP
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circuit
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transistor
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terminal
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Application number
JP17916792A
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English (en)
Inventor
Arimasa Abe
有正 安部
Akimitsu Ogata
昭光 小形
Hiroaki Nakanishi
弘明 中西
Nobuharu Ishikawa
展玄 石川
Keisuke Ishibashi
敬介 石橋
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二線式電子スイッチにおいてスイッチのオン
時に表示灯に流す電流を負荷電流に対応させて増加でき
るようにすること。 【構成】 二線式電子スイッチの端子1,2間を短絡す
る出力回路11に表示電流制御回路12を設ける。表示
電流制御回路12は負荷を流れる電流が所定値以下のと
きに表示回路10の表示灯への電流を連続的に小さくな
るように制御する。こうして所定値以上の負荷電流が流
れる場合には、明瞭な表示を行えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二線式の光電スイッチ,
近接スイッチ等の電子スイッチに関し、特にその動作表
示に特徴を有する二線式電子スイッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来二線式の電子スイッチ、例えば直流
二線式の近接スイッチは、負荷及び電源と直列接続され
る一対の端子を有しており、物体の有無によって一対の
端子間の両端の出力開閉素子を開閉することによってス
イッチ動作を行っている。このような直流2線式近接ス
イッチにおいて出力開閉素子が開放している状態では、
負荷電流を流さないために微少な漏れ電流、例えば1mA
程度の電流によって内部回路を動作させる必要がある。
又スイッチがオン状態では負荷に例えば3mA〜 100mAの
範囲の負荷電流を流すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このとき図7に示すよ
うに、定格検出距離の 100〜80%は不安定検出領域であ
るため赤色の発光表示を行い、80〜0%では安定検出領
域であるため緑色の表示灯を点灯させることが多い。又
赤色を動作表示として0〜 100%のいずれでも点灯さ
せ、80〜0%では赤色と緑色の表示灯を同時に点灯させ
るようにした二線式電子スイッチもある。しかるに負荷
電流の最小値が3mAとすれば、動作表示や安定動作表示
のための表示灯には1〜 1.2mA程度しか電流を流すこと
ができず、表示灯の光が暗くなるという欠点があった。
特に緑色の発光ダイオードの場合は電流値が小さければ
暗く、十分な表示を行うことができないという欠点があ
った。このように表示灯への供給電流と出力電流,セン
サ回路の電流の和が負荷電流の最小値である3mAの範囲
となるように設定されているため、負荷電流が3mAを大
幅に越えた状態でも常に表示が暗く確認し難いという欠
点があった。このような二線式電子スイッチはプログラ
マブルコントローラと併用して使用することが多く、負
荷電流は8〜10mAのことが多い。しかしこの負荷電流レ
ベルでも常に表示が暗くなっているという欠点があっ
た。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、負荷電流の大きさによって表示
灯に流す電流値を大きくできるようにすることを技術的
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、外部の負荷及び電源に直列に接続される一対の端子
と、一対の端子に接続されるセンサ回路部と、センサ回
路部の出力によって一対の端子間を開閉する出力回路
と、センサ回路部の出力状態を表示する表示灯を有する
表示回路と、を具備する二線式電子スイッチであって、
負荷に流れる電流が所定値以下のときに表示回路に流す
電流を負荷電流に対応させて連続的に低下させる表示電
流制御回路を有することを特徴とするものである。
【0006】又本願の請求項4の発明は、外部の負荷及
び直流電源に接続される第1,第2の端子と、第1,第
2の端子に接続されるセンサ回路部と、第1,第2の端
子間に接続されてこれらの端子を開閉するスイッチング
用の第1のトランジスタを有する出力回路と、安定動作
表示用の発光ダイオード、動作表示用の発光ダイオー
ド、及びこれらの発光ダイオードが夫々コレクタに接続
され、エミッタ端が第2の端子に接続された2つのトラ
ンジスタを有する表示回路と、第1の端子と表示回路の
動作表示用発光ダイオードの一端に並列に接続された第
1,第2の抵抗の直列接続体と、第2の直列接続体の中
点がベースに接続され、そのエミッタが第1の端子に、
コレクタは安定動作表示用の発光ダイオードに接続され
た第2のトランジスタと、を有し、該第1の直列接続体
の中点は出力回路の第1のトランジスタのベースに接続
される表示電流制御回路と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0007】更に本願の請求項5の発明は、外部の負荷
及び直流電源に接続される第1,第2の端子と、第1,
第2の端子に接続されるセンサ回路部と、第1の端子に
接続されて端子を開閉するスイッチング用の第3のトラ
ンジスタを有する出力回路と、動作表示用の発光ダイオ
ードがコレクタに接続され、エミッタ端が一対の端子の
第2の端子に接続された第4のトランジスタと、一端が
第2の端子に接続される安定動作表示用の発光ダイオー
ドと、第3のトランジスタのコレクタ端と第2の端子間
に接続される第5のトランジスタとを有する表示回路
と、一対の端子の第1の端子に第3の抵抗の直列接続体
が接続されその中点が第3の出力トランジスタのベース
に、抵抗の他端が表示回路の動作表示用発光ダイオード
に接続されたものであり、第3のトランジスタのコレク
タと安定動作表示用の発光ダイオードの間に接続された
抵抗、及びその両端がエミッタ及びベースに接続され、
コレクタが第2の端子に接続された第6のトランジスタ
を含む表示電流制御回路と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、出力回路に流れる電流が所定値を越えていれ
ば表示回路の表示灯の電流を所定値に制限し、負荷電流
がこの値以下となれば表示灯に流れる電流を低下させる
ようにしている。従って負荷電流が大きくなれば表示灯
に十分な電流を供給することができ、明るい表示を行う
ことができる。
【0009】又請求項4の発明では、負荷電流が小さけ
れば第2の抵抗の直列接続体と動作表示用の発光ダイオ
ードに電流が流れ、安定動作表示用発光ダイオードのト
ランジスタが駆動されれば第2のトランジスタを介して
安定動作表示用の発光ダイオードにも電流を流してい
る。そして負荷電流が大きくなれば、第2のトランジス
タのベース・エミッタ間特性によってコレクタ電流は飽
和し、スイッチング用の第1のトランジスタに流れる電
流を増加させるようにしている。
【0010】更に本願の請求項5の発明では、負荷電流
が小さければ第3の抵抗の直列接続体と動作表示用発光
ダイオード及び第4のトランジスタを介して動作表示灯
が付勢され、安定動作時には第3のトランジスタを介し
て安定動作表示用の発光ダイオードが点灯する。そして
負荷電流が増加すれば、第3のトランジスタのベース・
エミッタ間特性によってこれらの発光ダイオードに流れ
る電流は飽和レベルに達し、第3のトランジスタから第
5又は第6のトランジスタに負荷電流の増加分が流れる
こととなる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例による直流二線式の
近接スイッチの全体構成を示すブロック図である。本図
において近接スイッチの端子1,2には直流の電源3と
負荷4とが直列に接続される。又端子1には定電圧回路
5が接続され、その定電圧が各部に供給される。この近
接スイッチを高周波発振型近接スイッチとすると、発振
回路6を有している。発振回路6は共振回路6aの共振
周波数で発振するものであって、その出力は積分回路7
を介して比較回路8に与えられる。比較回路8は所定の
閾値レベルで積分出力を比較するものであり、その出力
は信号処理回路9に与えられる。信号処理回路9は比較
回路8の出力に応じて不安定検出領域、安定検出領域に
達したかどうかを判別するものであって、その出力は表
示回路10、及び表示回路10を介して出力回路11に
与えられる。出力回路11は信号処理回路9の制御出力
に基づいて端子1,2間を導通することによって、負荷
4に負荷電流を与えるものである。尚端子1,2間には
センサ回路を動作させるのに足りる出力残留電圧が生じ
る。ここで定電圧回路5〜信号処理回路9までの各ブロ
ックは、端子1,2に接続されるセンサ回路部13を構
成している。
【0012】さて本実施例では、出力回路11に表示電
流制御回路12が設けられる。表示電流制御回路12は
出力回路11に流れる負荷電流を検出し、その負荷電流
レベルに応じて表示回路10の表示灯の消費電流を連続
的に制御するものである。表示回路10は不安定検出領
域でのみ、又は出力回路11のオン時に点灯する赤色の
表示灯、即ち発光ダイオードD1と、安定動作領域で発
光する緑色の発光ダイオードD2とを有している。表示
回路10は表示電流制御回路12によって検出された負
荷電流の電流値によって、発光ダイオードD1,D2に
流す電流を変化させるものである。
【0013】又図2は出力回路11を閉成したときに端
子1,2間に流れる負荷電流とそれに対応した表示灯電
流の変化を示すグラフである。表示電流制御回路12は
負荷電流が3〜10mAのときには、実線A又は破線Bで示
すように負荷電流に応じて連続的に表示灯電流を増加さ
せるようにしている。又負荷電流が10mA以上では表示灯
に流す電流を一定値となるように制御している。こうす
れば負荷電流が大きければ十分明るく表示灯を点灯する
ことができる。
【0014】次に本願の電子スイッチの具体的な実施例
について説明する。図3は表示回路10A,出力回路1
1A及び表示電流制御回路12Aの詳細な構成例につい
て図3を参照しつつ説明する。他の部分については第1
実施例と同様である。本図において端子1に出力回路1
1Aを構成するPNP型の第1のトランジスタQ1のエ
ミッタが接続され、そのベースには抵抗R1,R2の第
1の直列接続体の中点が接続される。表示電流制御回路
12Aはこの抵抗R1,R2に加えて抵抗R3,R4の
第2の直列接続体を有しており、抵抗R2,R4の一端
が端子1に接続され、更にPNP型の第2のトランジス
タQ2のエミッタにも接続される。ここで抵抗R1とR
2、R3とR4の比率をR3/R4<R1/R2となる
ように設定する。例えば夫々の抵抗値をR1= 270Ω、
R2= 560Ω、R3= 2.2KΩ、R4=10KΩとする。
これらの抵抗R1〜R4とトランジスタQ2とは、負荷
4に流れる負荷電流の値によって表示灯の電流を制御す
る表示電流制御回路12Aを構成している。
【0015】さて抵抗R1,R3の他端は共通接続され
て動作表示灯である赤色の発光ダイオードD1のアノー
ドに接続される。発光ダイオードD1のカソード端はス
イッチング用トランジスタQ3のコレクタに接続され
る。又同様にして安定動作時には表示回路10Aのトラ
ンジスタQ4が駆動される。トランジスタQ4のコレク
タは抵抗R5を介して安定動作表示用のダイオードD2
のカソードに接続されており、そのアノードはトランジ
スタQ2のコレクタに接続される。表示回路10Aのト
ランジスタQ3,Q4のベースには信号処理回路9より
動作制御信号が与えられるものとする。又出力回路11
AのトランジスタQ1には過電流検出用の抵抗R6が直
列制御され、その端子電圧が短絡検知回路21によって
検知されるように構成されている。
【0016】次に本実施例の動作について図4を参照し
つつ説明する。端子1,2間に直流電源3と負荷4を接
続すれば、発振回路6より発振が開始される。そして物
体を検出すれば信号処理回路9より表示回路10のトラ
ンジスタQ3が駆動される。この場合負荷4に流れる電
流は少なくとも3mAを越えている必要がある。負荷4に
流れる負荷電流IL が小さく例えば3mA程度であれば、
トランジスタQ1,Q2のベース・エミッタ間電圧
1 ,V2 はV2 の方が大きくなり、トランジスタQ1
はオフ状態となっている。このときにはR2,R1及び
R4,R3を介して発光ダイオードD1に電流が流れ、
動作表示用の発光ダイオードD1が点灯する。さて物体
が安定動作領域に達している場合には、信号処理回路9
によりトランジスタQ4が付勢される。このときには電
圧V2 はトランジスタQ2を駆動できる電圧VBE(約
0.6V)に達するので、トランジスタQ2のコレクタ電
流が流れ出る。このコレクタ電流Igは緑色の発光ダイ
オードD2,トランジスタQ4を介して流れる。ここで
電流Igは図4に示すように、トランジスタQ2のベー
ス・エミッタ間特性によって負荷電流IL に応じて徐々
に増加し、負荷電流IL が大きくなる所定のレベルIL1
で飽和して以後は電流値が一定となる。又赤色の発光ダ
イオードD1に流れる電流Irもこれよりレベルが低く
同一の特性を示す。
【0017】さて徐々に負荷電流IL が増加すると、図
4に示すようにトランジスタQ2のコレクタ電流Igが
徐々に増加し、飽和点に達する。このとき端子1から発
光ダイオードD1のアノード端までの電圧V3 も増加す
る。従ってトランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧
1 も大きくなり、この値が電圧VBEに達するとトラン
ジスタQ1が徐々にオンとなってコレクタ電流IQ1が流
れ出す。又トランジスタQ2はそのコレクタ電流Igの
増加によってコレクタ電圧が端子1の電圧にほぼ等しく
なり、トランジスタQ2が飽和するためIgの増加は停
止する。この場合発光ダイオードD1に流れる電流Ir
の増加も同時に停止し、ほぼVBE(Q1)/R2で定め
られる定電流となる。
【0018】ここで端子2に対する端子1の電位をVo
、発光ダイオードD2,トランジスタQ2,Q4の順
方向飽和電圧を夫々VF (D2),VCEsat (Q2),
CEsat (Q4)とすると、トランジスタQ2が飽和し
たときのコレクタ電流Igは、ほぼ次式で示される。
【数1】 そして飽和点を越えて負荷電流IL が増加したときに
は、増加分は全て出力トランジスタQ1を通じて流れる
こととなる。従って短絡保護回路21によって短絡が検
出されるまで負荷電流IL が増加する。従って飽和電流
L1に達するまでは負荷電流IL に応じて表示用の発光
ダイオードを流れる電流が変化し、飽和電流IL1を越え
れば一定レベルの電流を流すことができる。それ故負荷
電流が小さい場合を除いて明るく動作表示灯が点灯する
こととなる。尚本実施例では、抵抗R2とR5の比率を
変えるだけで極めて容易に2つの発光ダイオードD1,
D2の輝度のバランスを調整することができる。
【0019】図5は本発明の他の実施例による表示回路
10B,出力回路11B,表示電流制御回路12Bの構
成を示す図である。本図において端子1には出力回路1
1Bを構成するPNP型の第3のトランジスタQ10の
エミッタと、表示電流制御回路12Bの抵抗R11,R
12の第3の抵抗直列接続体が接続される。抵抗R1
1,R12の中点はトランジスタQ10のベースに接続
されており、そのコレクタには抵抗R13を介して安定
動作表示用の緑色の発光ダイオードD4が接続される。
又抵抗R13の両端はPNP型の第6のトランジスタQ
11のベース・エミッタ間に接続され、トランジスタQ
11のコレクタは接地されている。トランジスタQ11
のエミッタとコレクタ間には、その動作を制御するため
のスイッチング用の第5のトランジスタQ12が接続さ
れる。一方抵抗R12の他端には動作表示用の赤色の発
光ダイオードD3が接続され、更にスイッチング用の第
4のトランジスタQ13が接続される。ここでスイッチ
ング用トランジスタQ12,Q13、発光ダイオードD
3,D4は、信号処理回路9からの信号に基づいて動作
する表示回路10Bを構成しており、抵抗R11〜R1
3とトランジスタQ11は、出力トランジスタQ10に
流れる電流によってこれらの発光ダイオードに流れる電
流を制御する表示電流制御回路12Bを構成している。
表示回路10BのトランジスタQ12は負論理、トラン
ジスタQ13は正論理で信号処理回路9の出力によって
駆動される。
【0020】次に本実施例の動作について説明する。物
体が検出されない状態では信号処理回路9からの信号に
よってトランジスタQ13はオフ、トランジスタQ12
はオン状態であって、発光ダイオードD3,D4はいず
れも消灯している。さて物体が不安定動作領域に近接す
ればトランジスタQ12,Q13はいずれもオンとな
る。この場合には負荷4を通して抵抗R11,R12及
び発光ダイオードD3を介して負荷電流が流れる。従っ
て動作表示用の発光ダイオードD3が点灯する。このと
き抵抗R11の両端の電圧がトランジスタQ10のベー
ス・エミッタ間順方向降下電圧VBEに達し、流出するコ
レクタ電流はトランジスタQ12を介して流れることと
なる。従って負荷電流IL は発光ダイオードD3に流れ
る電流I1と主回路の消費電流及びトランジスタQ12
のコレクタ電流以上となっている。
【0021】さて安定動作時、即ちトランジスタQ12
がオフのときには以下のようになる。負荷電流IL が小
さく、抵抗R13の両端の電圧がトランジスタQ11の
順方向降下電圧VBE以下であれば、端子2に対する端子
1の電圧(いわゆる出力残留電圧)をVO 、抵抗R1
2,R13に流れる電流を夫々I1 ,12 すると、緑色
の発光ダイオードD4に流れる電流12 は次式で定めら
れる。
【数2】 図6はこれらの電流I1 ,12 とトランジスタQ11を
流れる電流変化を示すグラフである。ここでは抵抗R1
2,R13を選択することによって電流I1 をI2 より
小さくなるようにしている。
【0022】さて負荷電流IL が大きくなればトランジ
スタQ11がオンとなるため、電流I2 はVBE(Q1
1)/R13で定められる定電流となる。この定電流が
安定表示用の発光ダイオードD4に流れ、負荷電流IL
の増加はトランジスタQ11のコレクタ電流の増加とな
る。このように二線式の電子スイッチにおいて負荷の消
費電流が小さいときには表示灯の動作電流も小さくし、
一定以上の負荷電流が流れれば動作表示用の電流を大き
く一定とすることによって表示を明確になるようにして
いる。
【0023】尚本実施例は直流二線式の近接スイッチに
ついて説明しているが、光電スイッチ等の他の形式の電
子スイッチであってもよく、又直流に限らず交流二線式
の電子スイッチにも本発明を適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、二線式電子スイッチとして多く使われる8〜10mA程
度の負荷電流においては、表示回路に流れる電流を大き
くすることができるため、表示を明確にすることができ
る。従って明るい表示灯が必要な場合には、負荷電流を
大きくすることによって対応でき、1つの電子スイッチ
によって表示灯の明るさを自由に選択することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による二線式電子スイッチ
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の負荷電流と表示電流の関係を示すグ
ラフである。
【図3】本発明の第2実施例による表示回路10A,出
力回路11A及び表示電流制御回路12Aの構成を示す
回路図である。
【図4】第2実施例の負荷電流に対する各部の電流変化
を示すグラフである。
【図5】本発明の第3実施例による表示回路10Bと出
力回路11B及び表示電流制御回路12Bの構成を示す
回路図である。
【図6】第3実施例による負荷電流と各部の電流変化を
示すグラフである。
【図7】電子スイッチと物体との関係及びその表示灯の
出力変化を示す図である。
【符号の説明】
1,2 端子 3 電源 4 負荷 9 信号処理回路 10,10A,10B 表示回路 11,11A,11B 出力回路 12,12A,12B 表示電流制御回路
フロントページの続き (72)発明者 石川 展玄 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 石橋 敬介 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の負荷及び電源に直列に接続される
    一対の端子と、 前記一対の端子に接続されるセンサ回路部と、 前記センサ回路部の出力によって前記一対の端子間を開
    閉する出力回路と、 前記センサ回路部の出力状態を表示する表示灯を有する
    表示回路と、を具備する二線式電子スイッチにおいて、 前記負荷に流れる電流が所定値以下のときに表示回路に
    流す電流を負荷電流に対応させて連続的に低下させる表
    示電流制御回路を有することを特徴とする二線式電子ス
    イッチ。
  2. 【請求項2】 外部の負荷及び電源に直列に接続される
    一対の端子と、 前記一対の端子に接続されるセンサ回路部と、 前記センサ回路部の出力によって前記一対の端子間を開
    閉する出力回路と、 前記センサ回路部の出力状態を表示する表示灯を有する
    表示回路と、を具備する二線式電子スイッチにおいて、 前記表示回路の表示灯に流れる電流を制御するトランジ
    スタを有し、前記出力回路に流れる電流が所定値以上で
    あれば該トランジスタの飽和により前記表示回路の表示
    灯に流れる電流を一定値に制限し、前記負荷電流が所定
    値以下のときには前記表示灯の電流を低下させる表示電
    流制御回路を有することを特徴とする二線式電子スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 前記表示回路は、動作表示用及び安定動
    作表示用の2つの表示灯を有するものであることを特徴
    とする請求項1又は2記載の二線式電子スイッチ。
  4. 【請求項4】 外部の負荷及び直流電源に接続される第
    1,第2の端子と、 前記第1,第2の端子に接続されるセンサ回路部と、 前記第1,第2の端子間に接続されてこれらの端子を開
    閉するスイッチング用の第1のトランジスタを有する出
    力回路と、 安定動作表示用の発光ダイオード、動作表示用の発光ダ
    イオード、及びこれらの発光ダイオードが夫々コレクタ
    に接続され、エミッタ端が前記第2の端子に接続された
    2つのトランジスタを有する表示回路と、 前記第1の端子と前記表示回路の動作表示用発光ダイオ
    ードの一端に並列に接続された第1,第2の抵抗の直列
    接続体と、第2の直列接続体の中点がベースに接続さ
    れ、そのエミッタが第1の端子に、コレクタは安定動作
    表示用の発光ダイオードに接続された第2のトランジス
    タと、を有し、該第1の直列接続体の中点は前記出力回
    路の第1のトランジスタのベースに接続される表示電流
    制御回路と、を具備することを特徴とする二線式電子ス
    イッチ。
  5. 【請求項5】 外部の負荷及び直流電源に接続される第
    1,第2の端子と、 前記第1,第2の端子に接続されるセンサ回路部と、 前記第1の端子に接続されて端子を開閉するスイッチン
    グ用の第3のトランジスタを有する出力回路と、 動作表示用の発光ダイオードがコレクタに接続され、エ
    ミッタ端が前記一対の端子の第2の端子に接続された第
    4のトランジスタと、一端が第2の端子に接続される安
    定動作表示用の発光ダイオードと、前記第3のトランジ
    スタのコレクタ端と第2の端子間に接続される第5のト
    ランジスタとを有する表示回路と、 前記一対の端子の第1の端子に第3の抵抗の直列接続体
    が接続されその中点が前記第3の出力トランジスタのベ
    ースに、抵抗の他端が前記表示回路の動作表示用発光ダ
    イオードに接続されたものであり、前記第3のトランジ
    スタのコレクタと安定動作表示用の発光ダイオードの間
    に接続された抵抗、及びその両端がエミッタ及びベース
    に接続され、コレクタが第2の端子に接続された第6の
    トランジスタを含む表示電流制御回路と、を具備するこ
    とを特徴とする二線式電子スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008271071A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Taiyo Ltd 検出スイッチ
JP2008271070A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Taiyo Ltd 検出装置

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JP2008271071A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Taiyo Ltd 検出スイッチ
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