JP2007174576A - 2線式電子スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】必要に応じて機能部の動作を停止して消費電力を少なくし、負荷への影響を低減する。
【解決手段】機能部8は、報知機能及びセンサ機能の少なくとも一方を有するものであり、自己を動作するための電力の供給が制御部3によって制御される。制御部3は、機能部8への電力供給を行うとともに、機能部8が報知機能を有する場合、報知信号を機能部8に出力する。一方、機能部8がセンサ機能を有する場合、センサ信号を機能部8から入力する。負荷開閉部1のトライアック10の電気的開閉を切り替える制御信号がハイレベルになると、第3の電源部6がオン状態になって第1の電源部4に電力を供給する。このとき、制御部3によって機能部8に電力が供給されるように設定されていれば、制御部3から機能部8に電力が供給される。これに対して、制御部3によって機能部8への電力供給が停止されるように設定されていれば、機能部8への電力供給が行われない。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流電源から負荷への電力供給を入切する2線式電子スイッチであって、自ら動作電源を確保する必要がある2線式電子スイッチに関するものである。
従来、交流電源から負荷への電力供給を入切するスイッチとして、配線器具の電子化に伴い、例えばサイリスタやトライアックなどの無接点スイッチング素子を負荷開閉部として交流電源から負荷への給電路に挿入し、電子回路を用いて上記無接点スイッチング素子を電気的に開閉(オンオフ)するタイプのもの(第1の従来スイッチ)が提供されている。第1の従来スイッチは、人が操作部(操作スイッチ)を操作したときに、上記電子回路が無接点スイッチング素子を駆動するので、自己の動作電源(回路電源)を確保する必要がある。そのため、第1の従来スイッチは、3線又は4線で配線する構成である。
ところが、省配線の見地から2線の配線が一般的な配線器具にあっては、第1の従来スイッチは、交流電源及び負荷と2線で接続した状態では個別に電源線を引き込むことができないので、自己の動作電源の確保が問題となった。
上記問題を解決するものとして、無接点スイッチング素子を負荷開閉部として利用したスイッチでありながら交流電源及び負荷と直列に接続した状態で、2線での配線を可能とした2線式電子スイッチ(第2の従来スイッチ)が提案されている。なお、第2の従来スイッチとほぼ同様の構成が特許文献1に開示されている。
第2の従来スイッチの動作について図4を用いて説明する。図4は第2の従来スイッチの回路図である。なお、第2の従来スイッチ9では、負荷開閉部としてのトライアック90が交流電源AC及び負荷Lと直列に接続している。まず、制御部91の制御出力端子910からの制御信号がローレベルになると、第3の電源部92がオフ状態になる。このとき、第2の電源部93が第1の電源部94に電力を供給する。この状態では、トライアック90のゲート(駆動信号入力端)には、トライアック90をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流(駆動信号)が流れないので、トライアック90がオフ(開)状態になり、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が遮断される。
一方、制御部91の制御出力端子910からの制御信号がハイレベルになると、第3の電源部92がオン状態になる。これにより、第3の電源部92が第1の電源部94に電力を供給する。このとき、第1の電源部94の充電が完了すると、充電完了検出部920から補助開閉部95に電流が流れて補助開閉部95がオン(閉)状態になる。補助開閉部95がオン状態になると、トライアック90をターンオンさせるのに必要な大きさの電流がトライアック駆動部96に流れ、トライアック駆動部96からトライアック90にゲート電流が流れる。これにより、トライアック90がオン(閉)状態になり、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる。
また、第2の従来スイッチに、例えば報知機能やセンサ機能などを有する機能部(付加機能部)を備える2線式電子スイッチ(第3の従来スイッチ)が提案されている。上記第3の従来スイッチが交流電源と接続している状態では、機能部は、交流電源からの交流電力から変換された電力に基づいて常に動作している。
特開2001−227804号公報(第2〜5頁及び第7図)
しかしながら、上記第3の従来スイッチは、機能部の消費電力が大きくなると、機能部に流れる電流が大きくなることによって、交流電源から負荷への電力供給を停止している状態であっても負荷が動作したり、負荷におけるオン状態からオフ状態への切り替わりがスムーズに行われないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、必要に応じて機能部の動作を停止して消費電力を少なくすることができ、負荷への影響を低減することができる2線式電子スイッチを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、交流電源及び負荷と2線で接続し、前記交流電源からの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保する2線式電子スイッチであって、前記交流電源から前記負荷への給電路に挿入され、両端間の電気的開閉を切り替える負荷開閉部と、前記交流電力に基づいた電力で動作し、前記負荷開閉部の前記電気的開閉を切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を制御する制御信号を出力する制御部と、前記交流電力に基づいた電力で動作する付加機能部とを備え、前記制御部が、前記付加機能部への電力供給を制御することを特徴とする。
この構成では、付加機能部への電力供給を制御部によって制御することができるので、必要に応じて付加機能部の動作を停止して消費電力を少なくすることができ、負荷への影響を低減することができる。これにより、多種多様な負荷と接続して用いることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記負荷が照明器具であり、前記交流電源から前記自己の動作電源を投入開始した直後から予め決められた期間、前記制御部が、前記付加機能部への電力供給を停止することを特徴とする。この構成では、上記期間において制御部によって付加機能部の動作を停止することができるので、照明器具のフラッシュを低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記負荷が照明器具であり、前記交流電源から前記負荷への前記電力供給を停止した直後から予め決められた期間、前記制御部が、前記付加機能部への電力供給を停止することを特徴とする。この構成では、上記期間において制御部によって付加機能部の動作を停止することができるので、照明器具における2線式電子スイッチとの連動機能の低下を防止することができるとともに、フリッカを低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記制御部及び前記付加機能部の動作電源となる第1の電源部と、前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときに、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給する第2の電源部と、前記制御信号に基づいて、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給する第3の電源部と、前記駆動部と電気的に直列に接続し、前記第3の電源部から前記第1の電源部に電力が供給されているときに、前記第1の電源部の入力電圧が予め決められた電圧値より高くなると閉状態になることによって、前記負荷開閉部に対して前記電気的開閉を切り替えさせる補助開閉部とを備えることを特徴とする。この構成では、第1の電源部、第2の電源部、第3の電源部及び補助開閉部によって、制御部に電力を確実に供給することができるとともに、負荷開閉部の電気的開閉を確実に切り替えることができる。
本発明によれば、必要に応じて付加機能部の動作を停止して消費電力を少なくすることができ、負荷への影響を低減することができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1について図1を用いて説明する。図1は実施形態1の2線式電子スイッチの回路図である。
まず、実施形態1の基本的な構成について説明する。実施形態1の2線式電子スイッチAは、交流電源ACからの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保するものであり、図1に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、補助開閉部7と、機能部(付加機能部)8とを備え、交流電源AC及び負荷Lと直列に2線で接続している。なお、交流電源ACは、例えば100Vの商用電源などである。また、負荷Lは、例えば蛍光灯や白熱球を含む照明器具、換気扇などである。
負荷開閉部1は、トライアック10と、トライアック駆動部11とを備えている。トライアック10は、例えばシリコンなどの半導体によって形成され、ゲート電流(駆動信号)に応じて2つの端子100,101間の電気的開閉を切り替えるものである。上記トライアック10は、端子12,13及びフィルタ用のインダクタ14を介して交流電源AC及び負荷Lと直列に接続している。また、トライアック10及びインダクタ14は、サージ吸収素子15及びフィルタ用のコンデンサ16のそれぞれと並列に接続している。一方、トライアック駆動部11は、抵抗110と、コンデンサ111とを並列に接続して備え、一端でトライアック10のゲート(駆動信号入力端)と接続するとともに他端でトライアック10の端子101と接続している。また、トライアック駆動部11は、整流部2を介して後述の補助開閉部7のサイリスタ70と直列に接続している。上記トライアック駆動部11は、サイリスタ70がオン(閉)状態になると、流れる電流が大きくなり、トライアック10をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をトライアック10のゲートに流す。実施形態1において、トライアック10がオン(閉)状態になると、交流電源AC、トライアック10、インダクタ14、負荷Lの回路で導通し、負荷Lに電力が供給されて負荷Lが動作する。これに対して、トライアック10がオフ(開)状態になると、負荷Lに電力が供給されなくなり、負荷Lの動作が停止する。
整流部2は、4つのダイオードからなるダイオードブリッジであり、入力端で端子12,13を介して交流電源AC及び負荷Lと接続し、出力端で第2の電源部5、第3の電源部6及び補助開閉部7と接続している。上記整流部2は、交流電源ACからの交流電力を全波整流し、全波整流された電力を第2の電源部5、第3の電源部6及び補助開閉部7に出力する。
制御部3は、例えば人の操作などによって、トライアック10の電気的開閉を切り替える制御信号を制御出力端子30から第3の電源部6に出力するマイクロコンピュータである。上記制御部3は、第1の電源部4からの電力で動作する。また、制御部3は、人が操作するものとして、例えばタクトスイッチなどの操作部(操作スイッチ)(図示せず)を接続して備え、上記操作部が操作されるごとに上記制御信号を第3の電源部6に出力する。上記制御信号は、ハイレベルとローレベルの2値信号であり、制御部3は、トライアック10をオン状態にする場合にはハイレベルの制御信号を出力し、トライアック10をオフ状態にする場合にはローレベルの制御信号を出力する。これにより、制御部3は、交流電源ACから負荷Lへの電力供給を制御する。
また、制御部3は、機能部8への電力供給を行うとともに、機能部8が報知手段である場合、例えば2線式電子スイッチが動作していることを報知する報知信号などを機能部8に出力する。一方、機能部8がセンサ手段である場合、センサの状況に基づいたセンサ信号を機能部8から入力し、センサ信号に基づいて上記制御信号を第3の電源部6に出力する。
第1の電源部4は、制御部3及び機能部8の動作電源であり、入力端側から順に、バッファ用コンデンサ40と、3端子レギュレータ41と、コンデンサ42と、コンデンサ43とを並列に接続して備え、入力端で第2の電源部5及び第3の電源部6と接続し、出力端で制御部3の入力端と接続している。バッファ用コンデンサ40は、第2の電源部5及び第3の電源部6からの電力を充電し、リップル成分を除去することによって平滑にする。3端子レギュレータ41は、バッファ用コンデンサ40の直流電圧を、例えば3Vに降圧安定化する。上記より、第1の電源部4は、安定した電力を制御部3に供給する。
第2の電源部5は、入力端側から順に、限流用の抵抗50と、NPN型のトランジスタ51と、抵抗52とを直列に接続して備え、入力端で整流部2の出力端と接続し、出力端側で第1の電源部4と接続している。また、第2の電源部5は、トランジスタ51のベース−コレクタ間に接続されるバイアス抵抗53と、トランジスタ51のベースにカソードが接続されるツェナーダイオード54とを備えている。トランジスタ51のベースは、ツェナーダイオード54を介して接地されている。上記トランジスタ51のオン状態とオフ状態によって第2の電源部5のインピーダンス変換が行われる。上記第2の電源部5は、トライアック10がオフ状態になって交流電源ACから負荷Lへの電力供給が停止しているときに、交流電源ACからの交流電力を、整流部2を介して全波整流された電力として受け、ツェナーダイオード54によって大きさが規定された電力に変換し、変換された電力を第1の電源部4に供給する。このとき、2線式電子スイッチA内の負荷電流は、第1の電源部4に流れるものと、ツェナーダイオード54に流れるものに分割されるが、どちらも最終的にはグランドを介して整流部2を流れ、負荷Lを介して交流電源ACに戻る。このときの負荷電流は、負荷Lが誤動作しない程度の大きさである。また、制御部3の消費電流は低く抑えられ、第2の電源部5のインピーダンスは高く維持されている。
第3の電源部6は、入力端側から順に、PNP型のトランジスタ60と、ダイオード61とを直列に接続して備え、入力端で整流部2の出力端と接続し、出力端で第1の電源部4と接続している。つまり、第3の電源部6は、第2の電源部5と並列に接続している。また、第3の電源部6は、トランジスタ60のベース−エミッタ間に接続される抵抗62及びコンデンサ63と、トランジスタ60のベースに接続される抵抗64及びNPN型のトランジスタ65とを備えている。さらに、第3の電源部6は、トランジスタ65のベース−エミッタ間に接続される抵抗66を備えている。トランジスタ65は、エミッタが接地され、ベースが制御部3の制御出力端子30と接続している。上記トランジスタ65は、トランジスタ60のオン状態、オフ状態を制御する。上記第3の電源部6は、制御部3からの制御信号に基づいて、交流電源ACからの交流電力を、整流部2を介して全波整流された電力として受け、上記電力を第1の電源部4に供給する。具体的な手順を説明すると、制御部3からハイレベルの制御信号を受けると、トランジスタ65がオン状態になる。これにより、トランジスタ60がオン状態になる。このとき、2線式電子スイッチAのインピーダンスが低下する。その後、第3の電源部6は、第1の電源部4に電力を供給する。これに対して、制御部3からローレベルの制御信号を受けると、トランジスタ65がオフ状態になり、トランジスタ60もオフ状態になる。これにより、第3の電源部6は、第1の電源部4への電力供給を停止する。
補助開閉部7は、サイリスタ70と、サイリスタ駆動部71とを備えている。サイリスタ70は、整流部2の出力端と接続するとともに、第2の電源部5及び第3の電源部6の入力端とも接続している。一方、サイリスタ駆動部71は、抵抗710及びコンデンサ711を並列に接続して備え、一端がサイリスタ70のゲート及びツェナーダイオード72と接続し、他端がサイリスタ70のカソードと接続している。ツェナーダイオード72は、第3の電源部6から第1の電源部4に電力が供給されているときに、第1の電源部4のバッファ用コンデンサ40の直流電圧(第1の電源部4の入力電圧)が高くなり、カソード電位がツェナー電圧より高くなると、逆方向電流をサイリスタ駆動部71に流すことによって、第1の電源部4の充電が完了したことを検出する充電完了検出部である。上記サイリスタ駆動部71は、ツェナーダイオード72から逆方向電流が流れると、サイリスタ70をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をサイリスタ70に一定期間流す。これにより、整流部2から第3の電源部6に流れていた負荷電流が整流部2からサイリスタ70に流れ、補助開閉部7は、トライアック駆動部11に対してトライアック10をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をトライアック10に流させて、トライアック10をオン状態に切り替えさせる。
機能部8は、例えば報知機能やセンサ機能を有するものであり、制御部3の動作電力の一部が制御部3から直接供給されて動作する。報知機能を有するものとして、例えば表示灯やスピーカなどがあり、これらは2線式電子スイッチの動作状態などを報知する。また、センサ機能を有するものとして、例えば人感センサや明るさセンサなどがある。機能部8が報知機能を有する場合、機能部8は、制御部3からの報知信号に基づいて報知する。一方、機能部8がセンサ機能を有する場合、機能部8は、センサの状況に基づいたセンサ信号を制御部3に出力する。
次に、実施形態1の2線式電子スイッチAの動作について説明する。まず、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われない状態(オフ状態)の動作について説明する。制御部3の制御信号がローレベルになると、第3の電源部6のトランジスタ65及びトランジスタ60がオフ状態になる。一方、第2の電源部5が第1の電源部4に電力を供給する。これにより、第1の電源部4が制御部3の動作電源となる。このとき、制御部3によって機能部8に電力が供給されるように設定されていれば、制御部3から機能部8に電力が供給される。これに対して、制御部3によって機能部8への電力供給が停止されるように設定されていれば、機能部8への電力供給が行われない。また、この状態では、トライアック10のゲートには、トライアック10をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流が流れないので、トライアック10がオフ状態になり、交流電源ACから負荷Lに対して、動作するのに十分な電力が供給されない。
続いて、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる状態(オン状態)の動作について説明する。制御部3の制御信号がハイレベルになると、トランジスタ65及びトランジスタ60がオン状態になり、第3の電源部6が第1の電源部4に電力を供給する。これにより、第1の電源部4が制御部3の動作電源となる。このとき、制御部3によって機能部8に電力が供給されるように設定されていれば、制御部3から機能部8に電力が供給される。これに対して、制御部3によって機能部8への電力供給が停止されるように設定されていれば、機能部8への電力供給が行われない。一方、第1の電源部4の入力電圧が高くなり、ツェナーダイオード72のカソード電位がツェナー電圧より高くなると、ツェナーダイオード72が逆方向電流をサイリスタ駆動部71に流す。その後、サイリスタ駆動部71がサイリスタ70をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流をサイリスタ70に流し、サイリスタ70がオン状態になる。これにより、整流部2から第3の電源部6に流れていた負荷電流が整流部2からサイリスタ70に流れる。その後、トライアック駆動部11によって、トライアック10をターンオンさせるのに必要な大きさのゲート電流がトライアック10のゲートに流れ、トライアック10がオン状態になる。上記より、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる。
ここで、トライアック10がオン状態になると、トライアック10に負荷電流が流れるが、ゼロクロス点を迎えたところで自己消弧してオフ状態になる。トライアック10がオフ状態になると、再び整流部2から第3の電源部6を介して第1の電源部4に負荷電流が流れ、2線式電子スイッチAの動作電源を確保するとともに、サイリスタ70及びトライアック10をオン状態にする動作を行う。つまり、交流電源ACからの交流電力の半周期ごとに、動作電源を確保する動作を行う。
以上、実施形態1によれば、機能部8への電力供給を制御部3によって制御することができるので、必要に応じて機能部8の動作を停止して2線式電子スイッチの消費電力を少なくすることができ、負荷Lへの影響を低減することができる。これにより、多種多様な負荷Lと接続して用いることができる。また、第1の電源部4、第2の電源部5及び第3の電源部6によって、交流電源ACからの交流電力に基づいた電力を制御部3に確実に供給することができる。さらに、補助開閉部7によって、負荷開閉部1のトライアック10を確実にオフ状態に切り替えることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図2を用いて説明する。図2は実施形態2の2線式電子スイッチの要部回路図である。なお、図2のa及びbは図1のa及びbで第1の電源部4及び第3の電源部6と接続する。
実施形態2の2線式電子スイッチBは、図1,2に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、第1の電源部4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、補助開閉部7と、機能部8とを、実施形態1の2線式電子スイッチAと同様に備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態2の2線式電子スイッチBは、図2に示すように、制御部3aと、電源コントロールIC31とを備えている。制御部3aは、実施形態1の制御部と同様の機能を持っている。電源コントロールIC31は、例えばイネーブル付レギュレータなどであり、制御部3a、第1の電源部4(図1参照)及び機能部8と接続している。
以上、実施形態2であっても、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について図1,3を用いて説明する。図1は実施形態3の2線式電子スイッチの回路図である。図3は、実施形態3の2線式電子スイッチの動作タイミングを示す図である。
実施形態3の2線式電子スイッチAは、図1に示すように、負荷開閉部1と、整流部2と、第1の電源部4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、補助開閉部7と、機能部8とを、実施形態1の2線式電子スイッチと同様に備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチにはない以下に記載の特徴部分がある。
まず、実施形態3において、負荷Lは、例えば蛍光灯や白熱球を含む照明器具である。
また、実施形態3の制御部3は、交流電源ACから2線式電子スイッチAの動作電源を投入開始した直後から一定期間、及び交流電源ACから照明器具への電力供給を停止した直後から一定期間、機能部8への電力供給を停止する。なお、実施形態3の制御部は、上記以外の点において、実施形態1の制御部と同様である。
次に、実施形態3の2線式電子スイッチAの動作について図3を用いて説明する。なお、図3では、機能部8への電力供給を定常状態の場合に100%となっている。まず、交流電源ACから2線式電子スイッチAに電力が投入されたときについて説明する。時間t1で上記電力が投入されると、制御部3の動作電源となる第1の電源部4の充電が開始する。このとき、機能部8への電力供給は停止したままである。時間t2で第1の電源部4の充電が完了して制御部3が立ち上がる。時間t2でも機能部8への電力供給は停止したままである。その後、時間t3で制御部3が機能部8への電力供給を開始する。上記より、交流電源ACから2線式電子スイッチAに電力が投入された時間t1から時間t3までの間、制御部3によって機能部8の動作を停止し、2線式電子スイッチAの機能を立ち上げるための消費電力を時間的に分散することができるので、消灯状態である時間t1から時間t3で照明器具がフラッシュすることを低減することができる。
続いて、交流電源ACから照明器具への電力供給を停止して照明器具を消灯させたときについて説明する。時間t4で照明器具が点灯した後に、時間t5で制御部3の制御信号をローレベルにして照明器具への電力供給を停止する。また、制御部3は、時間t6までの一定時間、機能部8への電力供給を停止する。このとき、2線式電子スイッチAが高インピーダンスになるので、照明器具にとってリーク電流となる2線式電子スイッチAの負荷電流が小さくなる。上記より、照明器具の印加電圧が低くなり、点灯状態から消灯状態に移行させても照明器具が消灯状態になったことを容易に認識することができるので、照明器具の消灯と点灯の切り替えをスムーズに行うことができ、照明器具に残留するエネルギーによるフリッカの発生を低減させたり、2線式電子スイッチAとの連動機能の低下を低減させたりする。
以上、実施形態3によれば、交流電源ACから2線式電子スイッチAの動作電源を投入開始した時間t1から時間t3までの間、及び交流電源ACから照明器具への電力供給を停止した時間t5から時間t6までの間、制御部3によって機能部8の動作を停止することができるので、時間t1から時間t3までの間では、照明器具のフラッシュを低減することができる。また、時間t5から時間t6までの間では、照明器具における2線式電子スイッチAとの連動機能の低下を防止することができるとともに、フリッカを低減することができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4について説明する。
実施形態4の2線式電子スイッチは、実施形態1の2線式電子スイッチA(図1参照)と同様に、整流部2と、制御部3と、第1の電源部4と、第2の電源部5と、第3の電源部6と、補助開閉部7と、機能部8とを備えているが、実施形態1の2線式電子スイッチAにはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態4の負荷開閉部において、トライアックは、2つの端子間の電気的開閉が切り替わるときのゲート電流及びゲート電圧の振幅値に温度依存性を持っている。具体的には、ゲート電流は、高温になると小さくなり、低温になると大きくなる。また、ゲート電圧は、高温になると低くなり、低温になると高くなる。上記より、トライアックは、温度が高くなると感度が高くなる。つまり、小さなゲート電流や低いゲート電圧でターンオンすることになる。反対に、温度が低くなると感度が低くなり、ターンオンするためには大きなゲート電流や高いゲート電圧が必要である。
また、実施形態4の負荷開閉部は、実施形態1のトライアック駆動部に代えて、感温抵抗を含むトライアック駆動部を備えている。感温抵抗は、例えばNTCサーミスタなどであり、トライアックの温度上昇をモニタし、トライアックの温度に応じて抵抗値が変化する。具体的には、感温抵抗は、トライアックの温度が上昇すると抵抗値が下がり、流れる電流を大きくする。反対に、トライアックの温度が下降すると抵抗値が上がり、流れる電流を小さくする。このような感温抵抗は、トライアックのターンオンするタイミングがトライアックの温度変化に対して一定となるように、ゲート電流を制御している。これにより、トライアックが温度上昇によって高感度になったとしても、トライアックがターンオンしてオン状態になったときに実施形態4の2線式電子スイッチ内の負荷電流が小さすぎることを防止する。なお、実施形態4の負荷開閉部は、上記以外の点において、実施形態1の負荷開閉部1(図1参照)と同様である。
次に、実施形態4の2線式電子スイッチの動作について説明する。なお、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われない状態(オフ状態)の動作は、実施形態1と同様である。続いて、交流電源ACから負荷Lへの電力供給が行われる状態(オン状態)の動作について説明する。制御部3の制御信号がハイレベルになると、実施形態1と同様に、ツェナーダイオード72のカソード電位がツェナー電圧より高くなると、ツェナーダイオード72が逆方向電流をサイリスタ駆動部71に流す。その後、サイリスタ駆動部71がゲート電流をサイリスタ70に流し、サイリスタ70がオン状態になる。その後、トライアックのターンオンするタイミングが一定となるように、感温抵抗がトライアックの温度に応じた抵抗値を設定する。上記感温抵抗によってゲート電流がトライアックのゲートに流れ、トライアックがオン状態になる。
以上、実施形態4によれば、トライアックが温度依存性を持つものであり、トライアックの温度上昇が大きくなった場合であっても、トライアックの電気的開閉の切替タイミングがトライアックの温度変化に対して一定となるように感温抵抗の抵抗値を変化させることができるので、2線式電子スイッチの動作電源を確保する前にトライアックがターンオンしてオン状態になることを低減することができ、上記動作電源を安定して確保することができる。また、感温抵抗を用いることによって、小型かつ安価でトライアックの電気的開閉の切替タイミングを温度に対して一定とすることができる。
なお、実施形態1〜4の変形例として、負荷開閉部がトライアックに代えてサイリスタを備える構成であってもよい。このような構成であっても、実施形態1〜4と同様の効果を奏する。
また、実施形態1〜4の他の変形例として、トライアックをオン状態にする場合、及びトライアックをオフ状態にする場合に、制御部がパルス状の制御信号を第3の電源部に出力し、第3の電源部が上記制御信号に基づいて第1の電源部に電力を供給する構成であってもよい。このような構成であっても、実施形態1〜4と同様の効果を奏する。
本発明による実施形態1,3の2線式電子スイッチの回路図である。 本発明による実施形態2の2線式電子スイッチの要部回路図である。 本発明による実施形態3の2線式電子スイッチの動作タイミングを示す図である。 従来の2線式電子スイッチの回路図である。
符号の説明
1 負荷開閉部
10 トライアック
3 制御部
4 第1の電源部
6 第3の電源部
8 機能部

Claims (4)

  1. 交流電源及び負荷と2線で接続し、前記交流電源からの交流電力に基づいて自己の動作電源を確保する2線式電子スイッチであって、
    前記交流電源から前記負荷への給電路に挿入され、両端間の電気的開閉を切り替える負荷開閉部と、
    前記交流電力に基づいた電力で動作し、前記負荷開閉部の前記電気的開閉を切り替えて前記交流電源から前記負荷への電力供給を制御する制御信号を出力する制御部と、
    前記交流電力に基づいた電力で動作する付加機能部と
    を備え、
    前記制御部が、前記付加機能部への電力供給を制御する
    ことを特徴とする2線式電子スイッチ。
  2. 前記負荷が照明器具であり、
    前記交流電源から前記自己の動作電源を投入開始した直後から予め決められた期間、前記制御部が、前記付加機能部への電力供給を停止する
    ことを特徴とする請求項1記載の2線式電子スイッチ。
  3. 前記負荷が照明器具であり、
    前記交流電源から前記負荷への前記電力供給を停止した直後から予め決められた期間、前記制御部が、前記付加機能部への電力供給を停止する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の2線式電子スイッチ。
  4. 前記制御部及び前記付加機能部の動作電源となる第1の電源部と、
    前記負荷開閉部が開状態になって前記交流電源から前記負荷への前記電力供給が停止しているときに、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給する第2の電源部と、
    前記制御信号に基づいて、前記交流電力から変換された電力を前記第1の電源部に供給する第3の電源部と、
    前記駆動部と電気的に直列に接続し、前記第3の電源部から前記第1の電源部に電力が供給されているときに、前記第1の電源部の入力電圧が予め決められた電圧値より高くなると閉状態になることによって、前記負荷開閉部に対して前記電気的開閉を切り替えさせる補助開閉部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の2線式電子スイッチ。
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